JP5534515B2 - エアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の乗物に使用されるエアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置に関し、特に、複数の膨張室を備えたエアバッグの内圧保持に適したエアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置に関する。
自動車等の車両には、衝突時や急減速時等の緊急時にエアバッグを車内で膨張展開させて乗員に生ずる衝撃を吸収するためのエアバッグ装置が搭載されることが一般的になってきている。かかるエアバッグ装置には、ステアリングに内装された運転席用エアバッグ装置、インストルメントパネルに内装された助手席用エアバッグ装置、車両側面部又はシートに内装されたサイドエアバッグ装置、ドア上部に内装されたカーテンエアバッグ装置、乗員の膝部に対応したニーエアバッグ装置等、種々のタイプが開発・採用されている。
これらのエアバッグ装置は、一般に、通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有する。そして、車両衝突時や急減速時には、前記インフレータから前記エアバッグにガスが供給されて前記エアバッグが膨張し、前記エアバッグが車内に放出されて膨張展開する。
ところで、かかるエアバッグ装置において、頭部と胴部、胸部と腰部、前席と後席、大人と子供等のように、一つのエアバッグで複数の箇所に衝撃を緩和する又は乗員を拘束するエアバッグ(膨張室)を配置したい場合がある。特に、サイドエアバッグ装置やカーテンエアバッグ装置において、そのニーズが高い。また、複数の膨張室を有するエアバッグにおいては、乗員がエアバッグに接触した際に、各膨張室間でガスの往来が生じ、十分な内圧を保持することが難しい場合もあり得る。そこで、特許文献1及び特許文献2のようなエアバッグ用逆止弁が既に提案されている。
特許文献1に記載されたエアバッグ用逆止弁は、中布を第一室と第二室との間に介在させることにより、漏斗状(特許文献1の図1参照)又は筒状(特許文献1の図4参照)の流路を形成している。かかる逆止弁は、一方向にガスが流れる場合には、ガスを流通させ、逆方向にガスが流れる場合には、中布が流路を塞いでガスの流通を阻害するように構成されている。
特許文献2に記載されたエアバッグ用逆止弁は、フローダクト内に形成された二重層により形成されており、一方の二重層が他方の壁部に押し付けられることによってフローダクトを封鎖している(特許文献2の図2参照)。
特開2001−63502号公報、図1及び図4 特開2009−537360号公報、図2
しかしながら、特許文献1に記載の漏斗状の逆止弁では、エアバッグの膨張展開時におけるガス流れの下流側の流路が狭くなっているため、ガス流れの抵抗となってしまい、迅速にエアバッグを膨張展開することが難しい、インフレータを大きくしなければならない等の問題が生じる。また、筒状の逆止弁では、筒部が裏返ってしまう、筒部が筒形状を維持したまま壁面部に張り付いてしまう等の問題が生じ、逆止弁としての機能の再現性を維持することが難しいという問題があった。
また、特許文献2に記載の逆止弁では、フローダクトを構成する基布を折り曲げて二重層を形成しなければならず、また、その折り曲げ部の一方(壁部)のみを連通するエアバッグに縫合しなければならないため、製造することが難しいという問題があった。
また、近年では、エアバッグの高機能化や複雑化が進んでおり、複数の膨張室を必要とするエアバッグも増える傾向にあり、三叉路のように一つの流路を複数の流路に分岐させなければならない場合もあり得る。かかる場合に、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された逆止弁では、分岐流路ごとに逆止弁を配置しなければならず、効率的ではないという問題もあった。
本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものであり、エアバッグの膨張展開時における抵抗を低減しつつ流路を塞ぐ機能の再現性を向上させることができ、複数の流路に分岐した箇所にも適用することができる、エアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有するエアバッグ装置に配置されるエアバッグ用逆止弁であって、前記エアバッグは、複数の膨張室を有し、該複数の膨張室の間を連通するように配置された少なくとも一つ以上のダクト部を有し、該ダクト部に縫合される筒状部と、該筒状部の先端部に形成された舌状部と、を有し、前記ダクト部が複数の分岐流路を有し、前記筒状部は前記分岐流路に配置可能な複数の前記舌状部を備えている、ことを特徴とするエアバッグ用逆止弁が提供される。
また、本発明によれば、通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有するエアバッグ装置において、前記エアバッグは、複数の膨張室を有し、該複数の膨張室の間を連通するように配置された少なくとも一つ以上のダクト部を有し、該ダクト部に縫合される筒状部と、該筒状部の先端部に形成された舌状部と、を有し、前記ダクト部が複数の分岐流路を有し、前記筒状部は前記分岐流路に配置可能な複数の前記舌状部を備えているエアバッグ用逆止弁を備える、ことを特徴とするエアバッグ装置が提供される。
上述した本発明に係るエアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置において、前記筒状部の縫合部以外の部分が前記舌状部を構成していてもよい。また、前記舌状部の長さは、前記ダクト部の半周長の30%以上であってもよい。さらに、前記ダクト部及び前記筒状部は、それぞれ一対の基布により構成されており、前記筒状部を構成する前記基布は両側に突出した縫代部を有し、前記ダクト部及び前記筒状部を構成する前記基布を平面的に重ねた状態で前記ダクト部と前記縫代部とを一緒に縫合することにより、前記筒状部を前記ダクト部に固定するようにしてもよい。
また、前記舌状部は、少なくとも一対形成されており、対となる前記舌状部の先端が接続された環状に形成されていてもよい。
また、前記舌状部は、前記ダクト部の延伸方向に垂直な方向を折り線として前記エアバッグを折り畳んだときに、前記エアバッグの折り畳み部と重ならない長さに形成されていてもよい。
た、前記筒状部は、前記舌状部と反対側の端部と前記ダクト部とを縫合した第一封止部と、複数の前記舌状部が形成された間の中間部と前記ダクト部とを縫合した第二封止部と、を有し、前記筒状部と前記ダクト部との間を封止するようにしてもよい。
上述した本発明に係るエアバッグ用逆止弁及びエアバッグ装置によれば、ダクト部に縫合される筒状部の先端に舌状部を形成したことにより、ガスが逆方向に流れる際の抵抗を増大させることができ、舌状部を筒状部の内側に巻き込み易くすることができる。また、本発明に係る逆止弁を配置したとしても、エアバッグの膨張展開時における流路が狭くなり難くいため、エアバッグの膨張展開時における抵抗を低減することができる。さらに、逆止弁が筒形状を維持したままダクト部の壁面に張り付き難くなるため、逆止弁の流路を塞ぐ機能の再現性を向上させることができる。
また、筒状部の縫合部以外の部分を舌状部で構成することにより、逆止弁の弁体全体を少なくとも一対の舌状部により構成することができ、一方の舌状部がダクト部の壁面部に張り付いたとしても、他方の舌状部が一方の舌状部に覆い被さるように変形して流路を封止することができ、逆止弁の流路を塞ぐ機能の再現性をより向上させることができる。
また、舌状部の長さをダクト部の半周長の30%以上とすることにより、舌状部がガス逆流時においてダクト部を封止し得る面積となるように調整することができ、ガス逆流時における舌状部の裏返りを抑制することもできる。
また、筒状部を一対の基布で構成し、筒状部に縫代部を形成して、エアバッグ(ダクト部)を構成する基布と一緒に縫合することにより、容易に逆止弁をエアバッグに固定することができる。
また、舌状部を環状に形成することにより、ガス流路中に舌状部を容易に配置することができ、ガスが逆方向に流れる際の抵抗をより増大させることができ、舌状部を筒状部の内側により巻き込み易くすることができる。
また、舌状部をエアバッグの折り畳み時にエアバッグの折り畳み部と重ならないように構成することにより、エアバッグ収納時におけるパッケージ容量の大型化を抑制することができる。
また、複数の分岐流路を有するダクト部に対して、筒状部から舌状部を分岐させて逆止弁が必要な分岐流路に舌状部を配置することにより、一つの逆止弁で複数の分岐流路に逆止弁を配置することができ、効率的であるとともに、エアバッグの高機能化や複雑化にも容易に対応することができる。
また、筒状部に第一封止部及び第二封止部を形成することにより、筒状部とダクト部との隙間を封止することができ、ガスの抜け道を容易に塞ぐことができ、逆止弁の機能及び再現性を向上させることができる。
本発明に係るエアバッグ装置の第一実施形態を示す図であり、(A)は概略側面図、(B)は図1(A)におけるB−B断面構成図、(C)は図1(A)におけるC−C断面構成図、である。 第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁を示す図であり、(A)は全体構成図、(B)はガス供給状態、(C)はガス逆流状態、を示している。 第一実施形態におけるエアバッグの折り畳み手順を示す図であり、(A)は第一ステップ、(B)は第二ステップ、(C)は第三ステップ、を示している。 本発明に係るエアバッグ装置の第二実施形態を示す図であり、(A)は部分概略側面図、(B)は図4(A)におけるB−B断面構成図、(C)は第二実施形態の変形例、である。 本発明に係るエアバッグ装置の他の実施形態を示す図であり、(A)は第三実施形態、(B)は第四実施形態、(C)は第五実施形態、である。 本発明に係るエアバッグ装置の他の実施形態を示す図であり、(A)は第六実施形態、(B)は第七実施形態、である。 第六実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の作用を示す図であり、(A)はガス供給状態、(B)はガス逆流状態、を示している。 第六実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第一変形例又は第二変形例のガス逆流状態、を示している。 第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図8を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係るエアバッグ装置の第一実施形態を示す図であり、(A)は概略側面図、(B)は図1(A)におけるB−B断面構成図、(C)は図1(A)におけるC−C断面構成図、である。また、図2は、第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁を示す図であり、(A)は全体構成図、(B)はガス供給状態、(C)はガス逆流状態、を示している。また、図3は、第一実施形態におけるエアバッグの折り畳み手順を示す図であり、(A)は第一ステップ、(B)は第二ステップ、(C)は第三ステップ、を示している。
図1(A)に示すように、本発明に係るエアバッグ装置1の第一実施形態は、通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグ2と、エアバッグ2にガスを供給するインフレータ3と、を有し、エアバッグ2は、複数の膨張室(例えば、第一膨張室21、第二膨張室22及び第三膨張室23)を有し、複数の膨張室21〜23の間を連通するように配置されたダクト部4を有し、ダクト部4に縫合される筒状部51と、筒状部51の先端部に形成された舌状部52,53と、を有するエアバッグ用逆止弁5を備えている。
前記エアバッグ2は、いわゆるカーテンエアバッグであり、車両のサイドウィンドウの上部(例えば、ルーフサイドレール)に沿って収容されている。図1(A)では、エアバッグ2を平面展開した状態を図示している。
また、エアバッグ2は、略中間部の上部にインフレータ3との接続口2aを有する。そして、この接続口2aを挟んで左右両側に複数の膨張室21〜23が配置されている。かかる膨張室は、例えば、図の左側(車両前方側)に配置される第一膨張室21と、図の右側(車両後方側)に配置される第二膨張室22及び第三膨張室23と、により構成される。これらの膨張室21〜23及び接続口2aの形状は、一般的に、シームS1〜S4により形成される。シームS1〜S4は、エアバッグ2を構成する一対の基布を縫合糸、接着剤、熱溶着又はこれらの任意の組合せにより接続した部分である。
第一膨張室21は、例えば、車両前席における乗員の頭部の衝撃を緩和する部分である。ここでは、環状に膨張することができるように、中央部に環状のシームS2が形成されている。このように、膨張する部分をシームS2によって区分することにより、例えば、大人と子供、頭部と肩部等のように、複数の展開対象に対して効率よくエアバッグ2を膨張展開することができる。なお、環状のシームS2の内側は、非膨張部を形成する。
第二膨張室22及び第三膨張室23は、例えば、車両後席における乗員の頭部の衝撃を緩和する部分である。ここでは、略環状に膨張することができるように、中央部にシームS2と同様の環状のシームS3が形成されている。さらに、第二膨張室22と第三膨張室23とを区分するためのシームS4が形成されている。図示した構成のエアバッグ2では、一般に、第二膨張室22及び第三膨張室23側には、インフレータ3のガスが流入し難い。そこで、第二膨張室22及び第三膨張室23の両方に、迅速にガスを供給し、一定の内圧を保持するために、両者を仕切るシームS4が形成されている。例えば、第二膨張室22は大柄な乗員の頭部を展開対象とし、第三膨張室23は小柄な乗員の頭部を展開対象としている。
前記インフレータ3は、略円柱形状の外形をなし、エアバッグ2に内包された先端部の側周面にガス噴出口が形成されている。かかるインフレータ3は、図示しないECU(電子制御ユニット)に接続されており、加速度センサ等の計測値に基づいて制御されている。ECUが車両の衝突や急減速を感知又は予知したような緊急時には、インフレータ3はECUからの点火電流により点火され、インフレータ3の内部に格納された薬剤を燃焼させてガスを発生させ、エアバッグ2にガスを供給する。なお、インフレータ3の形状や固定方法は、図示したものに限定されるものではなく、従来から使用されているものを適宜選択して使用することができる。
前記ダクト部4は、第一膨張室21、第二膨張室22及び第三膨張室23を連通する流路である。ここでは、ダクト部4は、第一膨張室21と第二膨張室22及び第三膨張室23とを連通する第一ダクト部41と、第二膨張室22と第一膨張室21及び第三膨張室23とを連通する第二ダクト部42と、第三膨張室23と第一膨張室21及び第二膨張室22とを連通する第三ダクト部43と、から構成されており、いわゆる三叉路又はY字路に形成されている。また、第二膨張室22及び第三膨張室23を膨張させるガスは、第一ダクト部41側から送気されるため、第二ダクト部42及び第三ダクト部43が分岐流路に相当する。
前記エアバッグ用逆止弁5は、図1(A)及び図2(A)に示したように、ダクト部4に固定される筒状部51と、筒状部51から延設され第二ダクト部42に挿通される舌状部52と、筒状部51から延設され第三ダクト部43に挿通される舌状部53と、を有する。すなわち、ダクト部4が複数の分岐流路(第二ダクト部42及び第三ダクト部43)を有し、筒状部51は分岐流路(第二ダクト部42及び第三ダクト部43)に配置可能な複数の舌状部52,53を備えている。
図1(B)及び図1(C)に示したように、ダクト部4(エアバッグ2)は一対の基布4a,4bにより構成されており、エアバッグ用逆止弁5も一対の基布5a,5bにより構成されている。また、筒状部51を構成する基布5a,5bは、両側に突出した縫代部54,54を有し、ダクト部4を構成する基布4a,4bと筒状部51を構成する基布5a,5bとを平面的に重ねた状態でダクト部4と縫代部54,54とを一緒にシームS1で縫合することにより、筒状部51はダクト部4に固定される。なお、図1(B)及び図1(C)において、一点鎖線は縫合部(シームS1)を意味しており、説明の便宜上、各基布4a,4b,5a,5bの間隔を空けて図示している。
また、図2(A)に示したように、筒状部51は、一対の舌状部52,53の間に形成された中間部55を有し、中間部55は、縫代部54と同様に、ダクト部4を構成する基布4a,4bと一緒にシームS3で縫合される。したがって、各舌状部52,53の両側部は、シームS1,シームS3によりダクト部4に固定される。そして、各舌状部52,53は、ダクト部4に固定された部分(図の一点鎖線の部分)から先端側の部分全体により構成されている。すなわち、筒状部51の縫合部以外の部分が舌状部52,53を構成している。
かかる構成によれば、舌状部52(53)は、図1(C)に示したように、ダクト部4を構成する基布4a,4bに接続されておらず、自由端を構成することとなる。したがって、舌状部52,53はガス流に対して自由端側が捲れやすく構成されており、ガスが逆方向に流れる際の抵抗を増大させることができ、舌状部52,53を筒状部51の内側に巻き込み易くすることができる。
ここで、図2(B)及び図2(C)は、図1(A)におけるX−X断面図であり、図2(B)は第一膨張室21側から第二膨張室22にガスを供給している状態を示しており、図2(C)は第二膨張室22から第一膨張室21側にガスが逆流する状態を示している。なお、各図において、説明の便宜上、ダクト部4とエアバッグ用逆止弁5との間隔を空けて図示している。
図2(B)に示したように、ガス供給状態では、舌状部52の固定端側からガスが送気されるため、舌状部52の自由端側はガスにより吹き流され、実質的にダクト部4と同径の流路を確保することができ、第二膨張室22にガスを供給することができる。
また、図2(C)に示したように、ガス逆流状態では、舌状部52の自由端側からガスが送気されるため、舌状部52の自由端側はガスにより固定端側に押し流される。このとき、典型的には、一対の舌状部52が両方とも筒状部51の内側に押し込まれて、ダクト部4が舌状部52により封止され、流路が塞がれる。また、ある場合には、図示したように、一方の舌状部52が他方の舌状部52に覆い被さるように変形してダクト部4を封止する。この封止方法は、変形して流路を塞ぐ部分を筒状体ではなく、一対の舌状部52により構成したことにより、成し得る方法であり、一方の舌状部52がダクト部4の壁面部(例えば、基布4a)に張り付いたとしても、他方の舌状部52により流路を封止することができ、流路を塞ぐ機能の再現性を向上させることができる。
上述したエアバッグ用逆止弁5を有するエアバッグ装置1によれば、車両の衝突時や急減速時等の緊急時には、インフレータ3からエアバッグ2にガスが供給され、第一膨張室21、第二膨張室22及び第三膨張室23が膨張展開する。そして、例えば、第二膨張室22に乗員が接触した場合には、第二膨張室22内のガスは、第二膨張室22から第一膨張室21又は第三膨張室23に押し出されるように移動しようとする。このとき、舌状部52が内側に捲れて第二ダクト部42が封止され、第二膨張室22の内圧を保持することができ、乗員の衝撃を効果的に緩和することができる。
また、上述したエアバッグ2は、例えば、図3に示した要領により折り畳まれて、車両のサイドウィンドウの上部(例えば、ルーフサイドレール内)に収容される。このとき、舌状部52は、第一ダクト部41の延伸方向に垂直な方向を折り線M−Mとしてエアバッグ2を折り畳んだときに、エアバッグ2の折り畳み部2bと重ならない長さLに形成される。なお、舌状部53の方が舌状部52よりもエアバッグ2の長手方向に長い場合には、舌状部53がエアバッグ2の折り畳み部2bと重ならない長さLに形成される。
図3(A)に示した第一ステップは、エアバッグ2を平面展開する工程である。ここで、エアバッグ2の長手方向の長さを縮める場合を想定し、その折り線をM−Mとする。例えば、エアバッグ2のAピラーやCピラーに沿って膨張展開される部分を、ルーフサイドレールの直線部に収容することができるようにする場合が相当する。
図3(B)に示した第二ステップは、エアバッグ2の両端部を内側に折り畳み、長手方向の長さを縮める工程である。折り線M−Mは、例えば、ダクト部4(第一ダクト部41)の延伸方向に垂直な方向に設定される。そして、エアバッグ2は、山谷折りや蛇腹折り等により折り畳まれ、折り畳み部2bが内側のエアバッグ2の上に折り畳まれる。このとき、折り畳み部2bとエアバッグ用逆止弁5とが重ならないように、舌状部52,53の長さLが調整される。これは、舌状部52,53と折り畳み部2bとが重なってしまった場合には、その部分だけエアバッグ2の肉厚が大きくなってしまい、エアバッグ2のパッケージ容量が大きくなり、ケーシング等に収容することができなくなってしまう場合もあるためである。
図3(C)に示した第三ステップは、エアバッグ2を最終的にロール折りする工程である。かかる工程により、エアバッグ2を細長いパッケージ形状に折り畳み、図示しない筒状のケーシングに収容される。ケーシングには、例えば、布製、樹脂製、金属製等のものが使用される。
次に、本発明に係るエアバッグ装置1の他の実施形態について説明する。ここで、図4は、本発明に係るエアバッグ装置の第二実施形態を示す図であり、(A)は部分概略側面図、(B)は図4(A)におけるB−B断面構成図、(C)は第二実施形態の変形例、である。また、図5は、本発明に係るエアバッグ装置の他の実施形態を示す図であり、(A)は第三実施形態、(B)は第四実施形態、(C)は第五実施形態、である。なお、各図において、上述した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図4に示した第二実施形態は、ダクト部4とエアバッグ用逆止弁5との間の隙間を封止するようにしたものである。具体的には、図4(A)に示したように、筒状部51は、舌状部52,53と反対側の端部とダクト部4とを縫合した第一封止部51aと、複数の舌状部52,53が形成された間の中間部55とダクト部4とを縫合した第二封止部51bと、を有し、筒状部51とダクト部4との間を封止している。
図4(B)に示したように、ダクト部4が一対の基布4a,4bにより構成され、筒状部51(エアバッグ用逆止弁5)が一対の基布5a,5bにより構成されている場合には、ダクト部4の基布4aと筒状部51の基布5aとが、第一封止部51a及び第二封止部51bにより接合され、ダクト部4の基布4bと筒状部51の基布5bとが、第一封止部51a及び第二封止部51bにより接合される。
このように、第一封止部51a及び第二封止部51bにより、ダクト部4とエアバッグ用逆止弁5とを接合することにより、図4(A)に示したように、ダクト部4とエアバッグ用逆止弁5との隙間に袋小路を形成することができ、この隙間を抜けるガスを低減することができる。したがって、エアバッグ2のガスの抜け道を容易に塞ぐことができ、エアバッグ用逆止弁5の機能及び再現性を向上させることができる。
また、図4(C)に示した第二実施形態の変形例のように、エアバッグ2の表裏で第二封止部51bの位置を互い違いにずらすようにしてもよい。すなわち、第二封止部51bの位置は、エアバッグ2の形状や使用形態、第二膨張室22と第三膨張室23とのバランス等、を考慮して任意に設定することができる。場合によっては、表裏の片面にのみ第二封止部51bを形成するようにしてもよい。
図5(A)に示した第三実施形態は、第二膨張室22と第三膨張室23とをシームS1により区分したものである。このように、複数の膨張室21〜23の形状及び容量は、図示されたものに限定されるものではなく、エアバッグ2の種類や使用形態によって任意に設定することができる。また、図示しないが、膨張室は、四つ以上形成されていてもよいし、エアバッグ用逆止弁5は三つ以上の舌状部が形成されていてもよいし、三本以上の分岐流路を有する場合に、二本の分岐流路にのみ舌状部を配置するようにしてもよい。
図5(B)に示した第四実施形態は、第一実施形態に示した第二膨張室22と第三膨張室23とを連通させたものである。かかる構成のエアバッグ2では、二つの膨張室(第一膨張室21と第二膨張室22)しか形成されていないが、シームS3により環状に形成されているため、第一実施形態と同様のダクト部4を有する。したがって、第一実施形態と同様のエアバッグ用逆止弁5を適用することができる。
図5(C)に示した第五実施形態は、三列シート用のエアバッグ2に第一実施形態に係るエアバッグ用逆止弁5を適用したものである。図示した三列シート用のエアバッグ2では、前段エアバッグ24と後段エアバッグ25とに二分されており、前段エアバッグ24は、一列目のシート用に配置され、後段エアバッグ25は、二列目及び三列目のシート用に配置される。第一実施形態に示したエアバッグ2は、ここでは後段エアバッグ25に相当し、同様のエアバッグ用逆止弁5を適用することができる。
続いて、本発明に係るエアバッグ用逆止弁を、分岐流路を有しないダクト部4に適用する場合について、図6〜8を参照しつつ説明する。ここで、図6は、本発明に係るエアバッグ装置の他の実施形態を示す図であり、(A)は第六実施形態、(B)は第七実施形態、である。また、図7は、第六実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の作用を示す図であり、(A)はガス供給状態、(B)はガス逆流状態、を示している。また、図8は、第六実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第一変形例又は第二変形例のガス逆流状態、を示している。
図6(A)に示した第六実施形態は、実質的に分岐流路を有しないダクト部4を備えたカーテンエアバッグ61にエアバッグ用逆止弁7を配置したものである。図示したカーテンエアバッグ61は、第一膨張室611及び第二膨張室612を有し、第一膨張室611及び第二膨張室612の間を連通するように配置されたダクト部4を有する。
エアバッグ用逆止弁7は、図7(A)に示したように、ダクト部4に縫合される筒状部71と、筒状部71の先端部に形成された舌状部72と、を有する。エアバッグ用逆止弁7は、重ね合わされる一対の基布により構成されており、筒状部71は縫代部73を有する。そして、縫代部73をダクト部4を構成する基布と一緒に縫合することにより、エアバッグ用逆止弁7がダクト部4内に固定される。また、舌状部72は、筒状部71の縫合部以外の部分により形成されており、一対の基布により構成されている。また、舌状部72は、筒状部71側が固定端部を構成し、先端部側が自由端部を構成している。
したがって、図7(A)に示したように、ガス供給状態では、舌状部72の固定端側からガスが送気されるため、舌状部72の自由端側はガスにより吹き流され、実質的にダクト部4と同径の流路を確保することができる。
また、図7(B)に示したように、ガス逆流状態では、舌状部72の自由端側からガスが送気されるため、舌状部72の自由端側はガスにより固定端側に押し流される。このとき、典型的には、一対の舌状部72が両方とも筒状部71の内側に押し込まれて、ダクト部4が舌状部72により封止される。また、ある場合には、図示したように、一方の舌状部72が他方の舌状部72に覆い被さるように変形してダクト部4を封止する。したがって、一方の舌状部72がダクト部4の壁面部に張り付いたとしても、他方の舌状部72により流路を封止することができ、流路を塞ぐ機能の再現性を向上させることができる。
なお、図7(A)に示したように、舌状部72の長さLは、ダクト部4の半径Rとの関係において、舌状部72がガス逆流時においてダクト部4を封止し得る面積となるように調整される。例えば、舌状部72がダクト部4の壁面部に張り付いた状態で、少なくとも半分の流路を塞ぐことができるようにするためには、少なくとも、長さL≧半径Rの関係を有することが必要である。また、ダクト部4の半周長A(ダクト部4を平らに潰した状態の流路幅)が既知の場合には、A=πRであるから、少なくとも、長さL≧半周長A/πの関係を有することが必要である。具体的には、ダクト部4の半周長Aが100mmの場合、舌状部72の長さLは理論的には約31.8mm以上有することが好ましい。ここで、舌状部72の基布の厚さや変形時の重なり具合等を考慮すれば、実質的には、舌状部72の長さLは、ダクト部4の半周長Aの30%以上であればよい。かかる調整により、ガス逆流時における舌状部72の裏返りを抑制することができる。
図6(B)に示した第七実施形態は、分岐流路を有しないダクト部4を備えたサイドエアバッグ62にエアバッグ用逆止弁7を配置したものである。サイドエアバッグ62は、例えば、車両用シートの側部に配置されており、車両の衝突時や急減速時等の緊急時に車両用シートの内部から車内にサイドエアバッグ62を膨張展開させて、主として、乗員の胸部や腰部の衝撃を緩和するためのエアバッグである。かかるサイドエアバッグ62は、腰部の衝撃を緩和する第一膨張室621と、胸部の衝撃を緩和する第二膨張室622と、を有し、第一膨張室621及び第二膨張室622の間を連通するように配置されたダクト部4を有する。エアバッグ用逆止弁7には、図6(A)に示したものと同様のものが適用される。
図8(A)に示したエアバッグ用逆止弁7の第一変形例は、逆止弁全体が筒状部71により構成されており、その先端部に小片の舌状部72が形成されたものである。筒状部71の後端部側は縫合部71aによりダクト部4に縫合されている。かかる構成であっても、舌状部72は自由端部を有し、ガス流に対して自由端部側が捲れやすく構成されており、ガスが逆方向に流れる際の抵抗を増大させることができ、舌状部72を筒状部71の内側に巻き込み易くすることができる。
図8(B)に示したエアバッグ用逆止弁7の第二変形例は、第一変形例に示した一対の舌状部72の先端を接続して環状に形成したものである。舌状部72を環状に形成する場合には、舌状部72の先端部どうしを縫合してもよいし、短冊状の基布の両端部を筒状部71に縫合するようにしてもよい。かかる構成によれば、舌状部72の中間部が流路中に曝されているため、ガスが逆方向に流れる際の抵抗を増大させることができ、舌状部72を筒状部71の内側に巻き込み易くすることができる。
このように、逆止弁全体を筒状部71により構成した場合には、ガス逆流時には、図8(C)に示したように、舌状部72をきっかけにして筒状部71が内側に巻き込まれ、ダクト部4の流路を封止する。なお、上述したエアバッグ用逆止弁7の第一変形例及び第二変形例において、筒状部71の縫合方法は、図7(A)に示したエアバッグ用逆止弁7と同様に、縫代部を形成して基布と一緒に縫合するようにしてもよい。
上述した小片の舌状部72は、図1に示した第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁にも適用することができる。ここで、図9は、第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁の変形例を示す図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、を示している。
図1に示した第一実施形態におけるエアバッグ用逆止弁では、筒状部51に大片の舌状部52,53が形成されているが、図9(A)及び(B)に示した変形例では、舌状部52,53の部分を筒状部51と一体に形成して二股の筒状部51を構成し、その各先端部に小片の舌状部72を形成したものである。かかる構成によっても、上述した実施形態と同様の効果を奏する。
図9(A)は、二股の筒状部51の分岐していない側の部分を、シームS1によりエアバッグ(ダクト部4)の基布に縫合したものである。図9(B)は、二股の筒状部51の分岐した部分がそれぞれ筒状に形成されており、二股の筒状部51の分岐していない側の基布(縫代部54)を、シームS1によりエアバッグ(ダクト部4)の基布と一緒に縫合して筒状に形成したものである。この場合、中間部55もシームS3によりダクト部4に固定される。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明は、ダクト部4を有する全てのエアバッグに適用することができる、第一実施形態〜第七実施形態を適宜組み合わせてもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1…エアバッグ装置
2…エアバッグ
2a…接続口
2b…折り畳み部
3…インフレータ
4…ダクト部
4a,4b…基布
5,7…エアバッグ用逆止弁
5a,5b…基布
21,611,621…第一膨張室
22,612,622…第二膨張室
23…第三膨張室
24…前段エアバッグ
25…後段エアバッグ
41…第一ダクト部
42…第二ダクト部
43…第三ダクト部
51,71…筒状部
51a…第一封止部
51b…第二封止部
52,53,72…舌状部
54,73…縫代部
55…中間部
61…カーテンエアバッグ
62…サイドエアバッグ
71a 縫合部

Claims (8)

  1. 通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有するエアバッグ装置に配置されるエアバッグ用逆止弁であって、
    前記エアバッグは、複数の膨張室を有し、該複数の膨張室の間を連通するように配置された少なくとも一つ以上のダクト部を有し、該ダクト部に縫合される筒状部と、該筒状部の先端部に形成された舌状部と、を有し、
    前記ダクト部が複数の分岐流路を有し、前記筒状部は前記分岐流路に配置可能な複数の前記舌状部を備えている、
    ことを特徴とするエアバッグ用逆止弁。
  2. 前記筒状部の縫合部以外の部分が前記舌状部を構成している、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用逆止弁。
  3. 前記舌状部の長さは、前記ダクト部の半周長の30%以上である、ことを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ用逆止弁。
  4. 前記ダクト部及び前記筒状部は、それぞれ一対の基布により構成されており、前記筒状部を構成する前記基布は両側に突出した縫代部を有し、前記ダクト部及び前記筒状部を構成する前記基布を平面的に重ねた状態で前記ダクト部と前記縫代部とを一緒に縫合することにより、前記筒状部を前記ダクト部に固定した、ことを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ用逆止弁。
  5. 前記舌状部は、少なくとも一対形成されており、対となる前記舌状部の先端が接続された環状に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用逆止弁。
  6. 前記舌状部は、前記ダクト部の延伸方向に垂直な方向を折り線として前記エアバッグを折り畳んだときに、前記エアバッグの折り畳み部と重ならない長さに形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用逆止弁。
  7. 前記筒状部は、前記舌状部と反対側の端部と前記ダクト部とを縫合した第一封止部と、複数の前記舌状部が形成された間の中間部と前記ダクト部とを縫合した第二封止部と、を有し、前記筒状部と前記ダクト部との間を封止した、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ用逆止弁。
  8. 通常時は折り畳まれており緊急時に膨張展開されるエアバッグと、該エアバッグにガスを供給するインフレータと、を有するエアバッグ装置において、前記エアバッグは、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のエアバッグ用逆止弁を有する、ことを特徴とするエアバッグ装置。
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