JP5530664B2 - 電子顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は電子顕微鏡に関し、更に詳しくは試料近傍において、所定の雰囲気条件下で試料の反応過程を観察することができるようにした電子顕微鏡に関する。本発明は、透過走査型電子顕微鏡、透過電子顕微鏡及び走査型電子顕微鏡に適用される。
電子顕微鏡の観察方法において、試料近傍を真空以外の雰囲気下で観察する手法については、既に多数の技術が公開されている。その目的は、例えば気体と固体の反応過程を電子顕微鏡により原子レベルで観察し解析することにより、反応のメカニズムを明らかにすることにある。これまでに、上記の方法で気体と固体又は液体と固体の反応メカニズムが明らかにされ、報告されている。
例えば、電子顕微鏡試料ホルダーに外部からガスを組み込む機構と試料近傍まで延びたガス管を組み込み、このガス管に任意のガスを流して試料近傍の雰囲気を制御する技術が公開されている(例えば特許文献1参照)。試料ホルダーのグリップには、ガス導入用コネクションが組み込まれている。そして、グリップから試料をセットする試料台近傍までガス用配管が延びている。ガスはグリップのガス導入用コネクションを介してホルダー内のガス配管を流れて試料近傍にガスを導入することができる。従って、ガスを流しながら電子顕微鏡でガスと固体の反応過程を観察することができ、固体と気体の反応メカニズム解明に寄与している。
特開2003−187735号公報(段落0023〜0031、図1)
しかしながら、この手法のみでは試料室近傍の圧力を10-4Pa〜10-5Pa程度までしか大きくすることができない。この場合は、ガスと固体の反応過程を観察し、基本的な知見を得る場合は十分であるが、産業界からは実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応メカニズムの解明が期待されており、この技術分野のブレークスルーが望まれていた。
従来技術による手法によれば、試料室近傍の圧力はガス流量を最適化することにより大気圧程度まで大きくすることができる。しかしながら、汎用の電子顕微鏡に上記試料ホルダーを挿入し、試料室近傍の圧力が大気圧になるまでガスを流すと、加速管まで圧力が上昇し、放電し電子顕微鏡が破損する可能性がある。また、光軸近傍の圧力上昇は電子線の透過能を減少させたり、分解能を劣化させる要因ともなる。また、ガス種によっても加速管放電の臨界圧力、電子線の透過能、分解能は異なる。このように電子顕微鏡側の対応が十分でないため、実雰囲気に近い、例えば大気圧での気体と固体の反応過程の観察が実現できていなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、例えば大気圧での気体と固体の反応過程の観察が実現できる電子顕微鏡を提供することを目的としている。更には、従来方式のホルダーを使用しながら、大気圧雰囲気下で各種ガスに適した条件に電子顕微鏡を制御することができるので、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することを目的としている。
上記の問題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
(1)請求項1記載の発明は、加速された電子線を出射する電子線源と、該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、試料近傍に設けられたガス導入装置と、試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、画像を記録及び表示する画像出力装置と、これら各構成要素を制御するコンピュータと、を搭載した電子顕微鏡において、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、電子線源で放電を発生させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、加速された電子線を出射する電子線源と、該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、試料近傍に設けられたガス導入装置と、試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、画像を記録及び表示する画像出力装置と、これら各構成要素を制御するコンピュータと、を搭載した電子顕微鏡において、試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、加速された電子線を出射する電子線源と、該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、試料近傍に設けられたガス導入装置と、試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、画像を記録及び表示する画像出力装置と、これら各構成要素を制御するコンピュータと、を搭載した電子顕微鏡において、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、電子線源で放電を発生させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めると同時に、試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする
(4)請求項4記載の発明は、前記試料近傍の雰囲気条件をコンピュータの操作部から指定すると、該コンピュータは指定された条件に付随してオリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスを選択することを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、前記オリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスの選択は、ガス種と試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率で定義されることを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、前記オリフィスは、光路上の異なる位置に2個以上設置されていることを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、前記オリフィスは、異なる径の組み合せを光路上の異なる位置に2個以上設置されていることを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明によれば、コンピュータがガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、電子線源で放電を発生させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることにより、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、コンピュータが、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることにより、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、例えば大気圧での気体と固体の反応過程の観察が実現できる電子顕微鏡を提供することができる。更には、従来方式のホルダーを使用しながら、大気圧雰囲気下で各種ガスに適した条件に電子顕微鏡を制御することができるので、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
(4)請求項4記載の発明によれば、試料近傍の雰囲気条件をコンピュータの操作部から指定すると、指定された条件に付随してオリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスを選択することができる。
(5)請求項5記載の発明によれば、オリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスの選択を、ガス種と試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率で定義することができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、光路上の異なる位置に2個以上のオリフィスを設置することにより、試料近傍の雰囲気を指定された条件に合わせることができる。
(7)請求項7記載の発明によれば、異なる系の組合わせのオリフィスを光路上の異なる位置に設置することで、試料近傍の雰囲気を指定された条件に合わせることができる。
本発明に係る電子顕微鏡の構成例を示す図である。 本発明の制御装置の構成例を示す図である。 ガス導入機構の構成例を示す図である。 ガス種と圧力で定まる条件を示す図である。 各条件の設定を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明に係る電子顕微鏡の構成例を示す図である。ここでは、透過型電子顕微鏡(TEM)を示している。図において、1は電子線を発生する電子線源、2は発生した電子線を加速する加速管、25は電子線の中心である光軸である。3,4は電子線の光軸を調整するアライメントコイル1,2である。5は電子線を集束させる電磁レンズ1である。60は鏡筒、31は鏡筒60内に設置されたオリフィス1である。このオリフィス1は円盤状をなしており、真ん中に開口が穿たれている。開口の形状は、例えば円形状が用いられる。
6,7は電子線を集束する電磁レンズである。20は鏡筒内を排気するイオンポンプ、26は該イオンポンプ20と鏡筒60の間に設置された弁1である。21は鏡筒内を排気するターボ分子ポンプ、27は該ターボ分子ポンプ1と鏡筒60の間に設置された弁2である。8,9は電子線の光軸を調整するアライメントコイルである。10は電子線を集束する電磁レンズ4である。32は鏡筒60内に設置されたオリフィス2である。その形状はオリフィス1と同様である。
11は鏡筒内に設置された試料である。該試料11は光軸25の中心にその中心がくるように設置されている。12は試料11周辺の雰囲気が所定の気圧になるようにガスを噴出するガス導入機構(ガス導入装置)である。該ガス導入機構12の詳細については後述する。22は鏡筒60内を排気するターボ分子ポンプ、28は該ターボ分子ポンプ22と鏡筒の間に設置された弁3である。33は試料11の下部に設置されたオリフィス3である。その形状はオリフィス1と同様である。
13はオリフィス3の下部に設置された電子線を集束する電磁レンズ5である。23は鏡筒内を排気するターボ分子ポンプ3、29は該ターボ分子ポンプ3と鏡筒60の間に設置された弁4である。34は電磁レンズ5の下部に設置されたオリフィス4で、その形状はオリフィス1と同様である。14は透過電子線を集束する電磁レンズ6である。
15は透過電子線の光軸を調整するアライメントコイル5、16は該アライメントコイル5の下部に設置された透過電子線を集束する電磁レンズ7、17は該電磁レンズ7の下部に配置された電磁レンズ8、18は該電磁レンズ8の下部に設置されたアライメントコイル6である。19は該アライメントコイル6の下部に設置された電子線を集束するための電磁レンズ9である。
24は鏡筒内を排気するターボ分子ポンプ4、30は該ターボ分子ポンプ4と鏡筒60の間に設置された弁5である。35は透過電子線を撮像してその画像を得る画像構成装置である。
電磁レンズ1〜4で照射光学系を構成し、電磁レンズ5〜8で結像光学系を構成する。電磁レンズ9は透過電子線を画像構成装置35上に投影する投影レンズとして機能する。
図2は本発明の制御装置の構成例を示す図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、36は排気ポンプ・弁群であり、42は該排気ポンプ・弁群36の動作を制御する排気制御装置である。37はアライメントコイル群であり、43は該アライメントコイル群37を制御するアライメントコイル制御装置である。
38は電磁レンズ群であり、44は該電磁レンズ群38を制御する電磁レンズ制御装置である。12はガス導入機構であり、45は該ガス導入機構12を制御するガス導入機構制御装置である。40はオリフィス群であり、46は該オリフィス群40を制御するオリフィス制御装置である。35は画像構成装置であり、47は該画像構成装置35を制御する画像記録・表示装置である。50は制御コンピュータ(以下単にコンピュータという)であり、排気制御装置42,アライメントコイル制御装置43,電磁レンズ制御装置44,ガス導入機構制御装置45,オリフィス制御装置46及び画像記録・表示装置47の動作を制御する。51は該コンピュータ50に各種の設定等を入力する操作部である。該操作部51としては、例えばキーボードやマウス等が用いられる。このように構成された装置を用いて本発明の動作を説明すれば、以下の通りである。
電子線源1から放出された電子線は、加速管2で所定のエネルギーに加速され、電磁レンズ1〜4で所定の形状に設定した電子線を試料11に照射する。試料11を透過・回折した電子は電磁レンズ5〜9で拡大され、画像構成装置35で画像化され、画像記録・表示装置47で記録・表示処理がなされる。また、各電磁レンズの主面に電子線が通るようにアライメントコイル制御装置43でアライメントコイル群37を制御する。以上の動作は汎用の電子顕微鏡の動作である。
ガス導入機構12には、複数の弁を介して複数のガスボンベが接続されており、任意のガスをガス導入装置を介して試料近傍に導入することができる。この時のガス種は、水素,酸素,一酸化炭素,二酸化炭素,窒素,希ガス及びこれらの混合ガスである。
図3はガス導入機構12の構成例を示す図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、60は電子顕微鏡の鏡筒である。11は試料である。該試料11は図示しない試料ホルダーにより保持されている。32は試料11の上部に設置されたオリフィス2、33は試料11の下部に設置されたオリフィス3である。32aはオリフィス2の中心に設けられた開口、33aはオリフィス3の中心に設けられた開口である。22はターボ分子ポンプ2であり、鏡筒60から弁3を介して排気するようになっている。
23はターボ分子ポンプ3であり、鏡筒60から弁4を介して排気するようになっている。62は前記した種々のガスが充填されたガスボンベ、61は該ガスボンベ62と接続される弁6であり、配管63を介して試料11上にガスを噴射するようになっている。
試料近傍の圧力をスムーズに制御するため、各ガスボンベ62は、ガス導入装置近傍に設置することが望ましい。ガスボンベ62は、ガス種に応じて複数設けられている。設置場所の制約からガス導入装置とガスボンベが100cm以上離れる場合、配管63の内径にも依存するものの、ガス導入装置近傍にバッファタンクを設けることが望ましい。
次に、実際のガス導入とその際のオリフィスと排気制御について説明する。コンピュータ50上で、ガス種と実現したい試料近傍の圧力を操作部51から設定する。次に、操作部51から観察時の最低倍率を設定する。ガス種と試料近傍の圧力から高圧タンクを放電させない圧力を維持できるオリフィス径及びオリフィスの数がコンピュータ50に内蔵されているテーブルを基に、自動計算される。同時に、試料11から画像構成装置35までの圧力が十分な透過能と分解能を維持するためのオリフィス径及びオリフィスの数がコンピュータ50に内蔵されているテーブルを基に、自動計算される。
図4はガス種と圧力で定まる条件を示す図である。この例では、圧力[Pa]は、1000Paと100Paと10Paの3種類が設定されている。例えば、圧力が10Paの場合を例にとって説明する。圧力10Paでガス種としてCO2を用いた場合の使用条件はBである。図5は各条件の設定を示す図である。使用条件に応じたオリフィスの穴径と使用ポンプが示されている。前記した条件Bの場合は、オリフィス(OR)の穴径は、OR1が10μm、OR2が10μm、OR3が10μm、使用ポンプがターボ分子ポンプであることを示している。
このように、本発明によれば、図4に示すように雰囲気ガスの圧力とガス種を操作部51から設定すれば、コンピュータ50は図5よりその条件を満たすオリフィスの数と使用ポンプの決定を行ない、図1に示す電子顕微鏡に用いられるオリフィスとガス種と使用ポンプを決定し、図5に示すようなオリフィスの種類と使用ポンプの種類を決定する。上述の説明では、図4に示す圧力とガス種の数は図示されたものに限るものではなく、更に圧力とガス種の数を多くすることができる。同様に、図5に示す条件も図示のものに限る必要はなく、更に多くのオリフィスを決めることができ、使用ポンプも1個に限るものではなく、複数のポンプを用いるようにすることができる。
以下に各条件のより具体的な説明を行なう。例えば水素(H2)のような非常に軽く分子量の小さいガスは、その他のガスと比較して加速管2を放電させやすいので、ガス種の極めて重要なパラメータとなる。また、水素のようなガスはイオンポンプでは排気できないので、水素を排気可能なターボ分子ポンプ1〜4や油拡散ポンプ(図示せず)に切り替えて排気する必要がある。
オリフィス1〜4には、それぞれφ2mm〜φ10μmの大きさの穴が数個ずつあいており、それぞれのオリフィス機構でオリフィス径を選択することができる。具体的には、図1のオリフィス2と3は、それぞれφ2mm,φ0.5mm,φ0.1mm,φ0.05mm,φ0.001mmのような径の穴径を有したオリフィスであることが望ましい。これは、試料11に最も近いオリフィスであることから、試料近傍の圧力制御に最も敏感に作用するからである。
それに対して、オリフィス1と4には、φ2mm,φ1mm,φ0.75mm,φ0.5mm,φ0.1mm程度の穴径を有していることが望ましい。ここで、オリフィス1は加速管2へのガスの流入を防ぐ目的があり、例えば分子量の小さい水素ガスを導入する場合には穴径の小さいオリフィスが選択される。穴径が小さくなれば、コンダクタンスが大きくなり、ガスが加速管2へ浸透することを防止することができるからである。
導入ガスの分子量が大きく、圧力が数十Paの場合、光軸25にはオリフィス2と3のみ挿入するだけでよい。その際、穴径はオリフィス2と3は共に同じであることが望まして。それに対して、圧力が数百Pa〜大気圧(=133×104Pa)になると、図1に示した4つのオリフィス1〜4を光軸25に入れる必要がある。その際、オリフィス2と3の穴径は大きく設定するほうが、より最低倍率を確保できるので望ましい。
さて、ガス種と試料近傍の圧力から加速管2を放電させない圧力を維持できるオリフィス径及びオリフィスの数がコンピュータ50で自動計算された後、全てのオリフィスを光軸に入れてコンピュータ50で指定した最低倍率が実現可能かどうか判断する。最低倍率を実現できる場合はいいが、そうでない場合、排気するポンプの最適化を行なう。
排気ポンプは排気原理が異なる複数のポンプで構成されている。前述したように、ガス種に依存して排気できるポンプは異なっている。いろいろなガス種が使用できるように、本発明では複数のポンプを使用している。最低倍率が実現できない場合、通常の高真空下観察では使用していないポンプ(例えばターボ分子ポンプ)で排気する等、ポンプの数を増やして実効排気速度を向上させ、先に計算したオリフィス径を大きくしても排気できるか再計算を行ない、最低倍率実現可否を判断する。上記のように、コンピュータ50上でガス種と実現した試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率を設定すれば、自動的に最適なオリフィス選択と排気シーケンスの選択が実現できる電子顕微鏡を実現することができる。
以上説明したように、本発明によれば、コンピュータがガス種と試料近傍の圧力とから、加速管を放電させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることにより、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
また、試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、コンピュータが、ガス種と試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びオリフィスの径を求めることにより、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
また、例えば大気圧での気体と固体の反応過程の観察が実現できる電子顕微鏡を提供することができ、更には、従来方式のホルダーを使用しながら、大気圧雰囲気下で各種ガスに適した条件に電子顕微鏡を制御することができるので、実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応過程を観察することができる電子顕微鏡を提供することができる。
また、試料近傍の雰囲気条件をコンピュータの操作部から指定すると、指定された条件に付随してオリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスを選択することができる。
また、オリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスの選択を、ガス種と試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率で定義することができる。
また、光路上の異なる位置に2個以上のオリフィスを設置することにより、試料近傍の雰囲気を指定された条件に合わせることができる。
また、異なる系の組合わせのオリフィスを光路上の異なる位置に設置することで、試料近傍の雰囲気を指定された条件に合わせることができる。
従来法では、電子顕微鏡の制約から試料室近傍の圧力を10-4Pa〜10-5Pa程度までしか大きくすることができなかったので、ガスと固体の反応過程を観察し、基本的な知見を得る場合は十分であるが、産業界からは実雰囲気に近い大気圧での気体と固体の反応メカニズムの解明が期待されており、この技術分野でのブレークスルーが望まれていた。
そこで、本発明では、制御コンピュータ上で、ガス種と実現した試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率を設定すれば、自動的に最適なオリフィス選択と排気シーケンスの選択が実現できる電子顕微鏡を実現することができた。その結果、これまで実現できなかった、例えば大気圧での気体と固体の反応過程の観察を実現し、実雰囲気に近い状態で反応メカニズムの解明に寄与することができた。
1 電子線源
2 加速管
3 アライメントコイル1
4 アライメントコイル2
5 電磁レンズ1
6 電磁レンズ2
7 電磁レンズ3
8 アライメントコイル3
9 アライメントコイル4
10 電子レンズ
11 試料
12 ガス導入機構
13 電磁レンズ5
14 電磁レンズ6
15 アライメントコイル5
16 電磁レンズ7
17 電磁レンズ8
18 アライメントコイル6
19 電磁レンズ9
20 イオンポンプ
21 ターボ分子ポンプ1
22 ターボ分子ポンプ2
23 ターボ分子ポンプ3
24 ターボ分子ポンプ4
25 光軸
26 弁1
27 弁2
28 弁3
29 弁4
30 弁5
31 オリフィス1
32 オリフィス2
33 オリフィス3
34 オリフィス4
35 画像構成装置

Claims (7)

  1. 加速された電子線を出射する電子線源と、
    該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、
    該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、
    試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、
    鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、
    試料近傍に設けられたガス導入装置と、
    試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、
    画像を記録及び表示する画像出力装置と、
    これら各構成要素を制御するコンピュータと、
    を搭載した電子顕微鏡において、
    前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、電子線源で放電を発生させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする電子顕微鏡。
  2. 加速された電子線を出射する電子線源と、
    該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、
    該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、
    試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、
    鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、
    試料近傍に設けられたガス導入装置と、
    試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、
    画像を記録及び表示する画像出力装置と、
    これら各構成要素を制御するコンピュータと、
    を搭載した電子顕微鏡において、
    試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする電子顕微鏡。
  3. 加速された電子線を出射する電子線源と、
    該電子線源から出射される電子線を集束させる電磁レンズと、
    該電磁レンズを通過した電子線の光軸調整を行なうアライメントコイルと、
    試料近傍の雰囲気を制御する制御装置と、
    鏡筒の所定の箇所に少なくとも一つ設けられた排気ポンプと、
    試料近傍に設けられたガス導入装置と、
    試料に電子線を照射して該照射領域からの信号に基づいて画像を構成する画像構成装置と、
    画像を記録及び表示する画像出力装置と、
    これら各構成要素を制御するコンピュータと、
    を搭載した電子顕微鏡において、
    前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、電子線源で放電を発生させない圧力を維持できるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めると同時に、試料から画像構成装置までの圧力を十分な透過能と分解能を維持できる圧力とするため、前記コンピュータは、ガス導入装置により試料近傍に導入されるガス種と設定される試料近傍の圧力とから、試料と画像構成装置との間に設置されるオリフィスの数及びこれらオリフィスの径を求めることを特徴とする電子顕微鏡。
  4. 前記試料近傍の雰囲気条件をコンピュータの操作部から指定すると、該コンピュータは指定された条件に付随してオリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスを選択することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子顕微鏡。
  5. 前記オリフィスの挿入と選択及び排気シーケンスの選択は、ガス種と試料近傍の圧力及び観察時の最低倍率で定義されることを特徴とする請求項4記載の電子顕微鏡。
  6. 前記オリフィスは、光路上の異なる位置に2個以上設置されていることを特徴とした請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子顕微鏡。
  7. 前記オリフィスは、異なる径の組み合せを光路上の異なる位置に2個以上設置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子顕微鏡。
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