JP5523251B2 - 増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号を増幅する増幅回路に関し、特に、同相信号除去比の向上を図った増幅回路に関する。
センサ等からの出力信号を精度良く検出する方法として、計装アンプが知られている。計装アンプには、高い入力信号増幅率、高い同相信号除去比、高い入力インピーダンスの3点を実現することが求められる。
同相信号除去比は理想的には無限大であるが、計装アンプを構成する入力差動対のトランジスタのオフセット電圧により有限の値に制限されるため、上記オフセット電圧の一因となる入力差動対トランジスタのソース−ドレイン間電圧を等しく制御することが不可欠である。入力差動対トランジスタのソース−ドレイン間電圧を等しく制御する方法として、非特許文献1が知られている。
図3に非特許文献1に記載の計装アンプの回路図を示す。図3に示すように、非特許文献1に記載の増幅回路300は、外部との接続端子として、電源電圧端子VDD、電源電圧端子VSS、基準電圧端子VCM、バイアス電圧端子BIAS1、バイアス電圧端子BIAS2、正入力電圧端子VINP、負入力電圧端子VINM、正出力電圧端子VOUTP、負出力電圧端子VOUTMの9つ入出力端子を有する。また、増幅回路300は、P型トランジスタM1、P型トランジスタM2、P型トランジスタM5、P型トランジスタM6、P型トランジスタM7、P型トランジスタM10、P型トランジスタM11、P型トランジスタM12、P型トランジスタM17、P型トランジスタM18、P型トランジスタM19、P型トランジスタM20、P型トランジスタM21、P型トランジスタM22、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4、N型トランジスタM8、N型トランジスタM9、N型トランジスタM13、N型トランジスタM14、N型トランジスタM15、N型トランジスタM16、抵抗R1、抵抗R2を有する。P型トランジスタM1、P型トランジスタM2は入力差動対を構成し、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4は出力差動対を構成する。
P型トランジスタM5は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。P型トランジスタM10は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。
P型トランジスタM1は、ソース端子がP型トランジスタM5のドレイン端子に接続され、ゲート端子が正入力電圧端子VINPに接続される。P型トランジスタM2は、ソース端子がP型トランジスタM10のドレイン端子に接続され、ゲート端子が負入力電圧端子VINMに接続される。
抵抗R1は、P型トランジスタM1のソース端子とP型トランジスタM2のソース端子の間に接続される。N型トランジスタM3は、ドレイン端子がP型トランジスタM1のソース端子とP型トランジスタM5のドレイン端子と抵抗R1の一端に接続され、ソース端子から負出力電圧(voutm)を供給する。N型トランジスタM4は、ドレイン端子がP型トランジスタM2のソース端子とP型トランジスタM10のドレイン端子と抵抗R1の他端に接続され、ソース端子から正出力電圧(voutp)を供給する。
抵抗R2は、N型トランジスタM3のソース端子とN型トランジスタM4のソース端子の間に接続されるとともに、中点を基準電圧端子VCMに接続される。N型トランジスタM15は、ドレイン端子がN型トランジスタM3のソース端子と抵抗R2の一端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。N型トランジスタM16は、ドレイン端子がN型トランジスタM4のソース端子と抵抗R2の他端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。
P型トランジスタM17は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ドレイン端子がN型トランジスタM3のゲート端子に接続される。P型トランジスタM20は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ドレイン端子がN型トランジスタM4のゲート端子に接続される。
P型トランジスタM18は、ソース端子がP型トランジスタM17のドレイン端子とN型トランジスタM3のゲート端子に接続され、ゲート端子がドレイン端子と短絡されている。P型トランジスタM21は、ソース端子がP型トランジスタM20のドレイン端子とN型トランジスタM4のゲート端子に接続され、ゲート端子がドレイン端子と短絡されている。
P型トランジスタM19は、ソース端子がP型トランジスタM18のドレイン端子に接続され、ドレイン端子が電源電圧端子VSSに接続される。P型トランジスタM22は、ソース端子がP型トランジスタM21のドレイン端子に接続され、ドレイン端子が電源電圧端子VSSに接続される。
P型トランジスタM7は、ソース端子がP型トランジスタM1のドレイン端子に接続され、ドレイン端子がP型トランジスタM19のゲート端子に接続される。P型トランジスタM12は、ソース端子がP型トランジスタM2のドレイン端子に接続され、ドレイン端子がP型トランジスタM22のゲート端子に接続される。
N型トランジスタM9は、ドレイン端子がP型トランジスタM7のドレイン端子とP型トランジスタM19のゲート端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。N型トランジスタM14は、ドレイン端子がP型トランジスタM12のドレイン端子とP型トランジスタM22のゲート端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。
P型トランジスタM6は、ソース端子がP型トランジスタM1のソース端子に接続され、ゲート端子およびドレイン端子がP型トランジスタM7のゲート端子に接続される。P型トランジスタM11は、ソース端子がP型トランジスタM2のソース端子に接続され、ゲート端子およびドレイン端子がP型トランジスタM12のゲート端子に接続される。
N型トランジスタM8は、ドレイン端子がP型トランジスタM6のドレイン端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。N型トランジスタM13は、ドレイン端子がP型トランジスタM11のドレイン端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。
なお、抵抗R2は抵抗値の等しい抵抗R3と抵抗R4とから構成され、抵抗R3はN型トランジスタM3のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続され、抵抗R4はN型トランジスタM4のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続される。
また、P型トランジスタM5、P型トランジスタM10、P型トランジスタM17、P型トランジスタM20、N型トランジスタM8、N型トランジスタM9、N型トランジスタM13、N型トランジスタM14、N型トランジスタM15、N型トランジスタM16は流れる電流を一定値に制御するトランジスタである。
P型トランジスタM5は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM1、N型トランジスタM3、P型トランジスタM6に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。P型トランジスタM10は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM2、N型トランジスタM4、P型トランジスタM11に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。
P型トランジスタM17は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM18に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。P型トランジスタM20は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM21に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
N型トランジスタM8は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM6に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。N型トランジスタM9は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM7に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
N型トランジスタM13は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM11に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。N型トランジスタM14は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM12に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
N型トランジスタM15は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、N型トランジスタM3に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。N型トランジスタM16は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、N型トランジスタM4に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。以下の説明では、簡略化のために極性の表記を省略する。
次に、増幅回路300の動作を説明する。増幅回路300は、トランジスタM1のゲート端子に正入力電圧(vinp)が、トランジスタM2のゲート端子に負入力電圧(vinm)が供給されると、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)が抵抗R1に発生する。抵抗R1は、差電圧(Δvin)と抵抗R1の抵抗値(r1)に応じた差電流(Δi=Δvin/r1)を発生させる。この抵抗R1で発生した差電流(Δi)は、トランジスタM3に流れる電流(i3)およびトランジスタM4に流れる電流(i4)を変化させる。トランジスタM15に流れる電流(i15)およびトランジスタM16に流れる電流(i16)を定常電流(i=i15=i16)とすると、差電流(Δi)とトランジスタM1に流れる電流(i1)およびトランジスタM2に流れる電流(i2)の関係は、(1)〜(3)式となる。
Figure 0005523251
これに対して、トランジスタM5に流れる電流(i5)、トランジスタM10に流れる電流(i10)、トランジスタM17に流れる電流(i17)、トランジスタM20に流れる電流(i20)はバイアス電圧(bias1)によって制御され、トランジスタM8に流れる電流(i8)、トランジスタM9に流れる電流(i9)、トランジスタM13に流れる電流(i13)、トランジスタM14に流れる電流(i14)、トランジスタM15に流れる電流(i15)、トランジスタM16に流れる電流(i16)はバイアス電圧(bias2)によって制御されているため、それぞれの電流は差電圧(Δvin)の値によって変化しない。そのため、抵抗R1で発生した電流(Δi)と同じ電流が抵抗R2に発生する。従って、正出力電圧(voutp)と負出力電圧(voutm)の差電圧(Δvout)と正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)との関係を基準電圧(vcm)、抵抗R1の抵抗値(r1)、抵抗R2の抵抗値(r2)、抵抗R3の抵抗値(r3)、抵抗R4の抵抗値(r4)を用いて表すと、(4)、(5)式となる。
Figure 0005523251
Figure 0005523251
つまり、増幅回路300は、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)を、抵抗R1と抵抗R3および抵抗R4から構成される抵抗R2の比に応じて増幅する。
次に、カレントコンベア回路301の動作について説明する。カレントコンベア回路301は、トランジスタM6、トランジスタM7、トランジスタM8、トランジスタM9の4つのトランジスタで構成されている。ここで、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧を(vds1)、トランジスタM1のソース電圧を(vs1)、トランジスタM1のドレイン電圧を(vd1)、トランジスタM1のゲート−ソース間電圧を(vgs1)、トランジスタM7のゲート−ソース間電圧を(vgs7)、トランジスタM6のゲート−ソース間電圧を(vgs6)とすると、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は(6)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は、正入力電圧(vinp)の値に関わらず、トランジスタM6のゲート−ソース間電圧(vgs6)とトランジスタM7のゲート−ソース間電圧(vgs7)の引き算で表される値に固定される。つまり、カレントコンベア回路301は、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)を一定にする機能を有している。
同様に、カレントコンベア回路302の動作について説明する。カレントコンベア回路302は、トランジスタM11、トランジスタM12、トランジスタM13、トランジスタM14の4つのトランジスタで構成されている。ここで、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧を(vds2)、トランジスタM2のソース電圧を(vs2)、トランジスタM2のドレイン電圧を(vd2)、トランジスタM2のゲート−ソース間電圧を(vgs2)、トランジスタM12のゲート−ソース間電圧を(vgs12)、トランジスタM11のゲート−ソース間電圧を(vgs11)とすると、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は(7)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は、負入力電圧(vinm)の値に関わらず、トランジスタM11のゲート−ソース間電圧(vgs11)とトランジスタM12のゲート−ソース間電圧(vgs12)の引き算で表される値に固定される。つまり、カレントコンベア回路302は、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)を一定にする機能を有している。
以上で説明したように、非特許文献1に記載の回路は、カレントコンベア回路301とカレントコンベア回路302によって、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(Vds1)とトランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(Vds2)を一定に保つことで発生するオフセットを低減し、同相入力除去比を向上させている。
Refet Firat Yagicioglu, A 200uW Eight-Channel EEG Acquisition ASIC for Ambulatory EEG Systems, IEEE JOURNAL SOLID-STATE CIRCUITS, Vol43, No12 DECEMBER 2008 pp.3025-3338
しかしながら、上述した増幅回路300は、同相信号除去比の向上を図るため、カレントコンベア回路301、カレントコンベア回路302が必要となるため、消費電流と回路規模が増大してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、消費電流と回路規模を削減しつつ、同相信号除去比を高めることが可能な増幅回路を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ゲート端子に正入力電圧が供給される第1のトランジスタと、ゲート端子に負入力電圧が供給される第2のトランジスタとからなる入力差動対と、前記正入力電圧と前記負入力電圧間の差電圧に応じた差電流を生成する第1の抵抗と、ドレイン端子から負出力電圧を供給する第3のトランジスタと、ドレイン端子から正出力電圧を供給する第4のトランジスタとからなる出力差動対と、基準電圧に接続され、前記第1の抵抗が生成する前記差電流が供給される第2の抵抗と、前記第1、第2、第3、第4のトランジスタに一定のバイアス電流を供給するバイアス回路と、を有し、前記第1のトランジスタのソース端子が前記第3のトランジスタのゲート端子に接続され、前記第2のトランジスタのソース端子が前記第4のトランジスタのゲート端子に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子が前記第3のトランジスタのソース端子に接続され、前記第2のトランジスタのドレイン端子が前記第4のトランジスタのソース端子に接続され、前記入力差動対と前記出力差動対が逆極性を有するトランジスタで構成され、前記第2の抵抗は、前記第3のトランジスタのドレイン端子と前記第4のトランジスタのドレイン端子間に接続されることを特徴とする増幅回路である。
また、本発明の増幅回路は、前記第1の抵抗が、前記第1のトランジスタのソース端子と前記第2のトランジスタのソース端子間に接続されことを特徴とする。
また、本発明の増幅回路は、前記第1の抵抗が、前記第1のトランジスタのドレイン端子と前記第2のトランジスタのドレイン端子間に接続されことを特徴とする。
また、本発明の増幅回路は、前記バイアス回路が、前記第1のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第5のトランジスタと、前期第2のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第6のトランジスタと、前期第3のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第7のトランジスタと、前期第4のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第8のトランジスタと、前記第1のトランジスタおよび前記第3のトランジスタに供給される電流の和を一定値に制御する第9のトランジスタと、前記第2のトランジスタおよび前記第4のトランジスタに供給される電流の和を一定値に制御する第10のトランジスタと、を有することを特徴とする。
また、本発明の増幅回路は、前記第2の抵抗が、同一の抵抗値を持つ第3の抵抗と第4の抵抗を有し、前記第1の抵抗と前記第3の抵抗と前記第4の抵抗が同一種類で構成されることを特徴とする。
本発明によれば、入力差動対を構成する第1のトランジスタ、第2のトランジスタと、出力差動対を構成する第3のトランジスタ、第4のトランジスタについて、第1のトランジスタのソース端子を第3のトランジスタのゲート端子に接続し、第2のトランジスタのソース端子を第4のトランジスタのゲート端子に接続し、第1のトランジスタのドレイン端子を第3のトランジスタのソース端子に接続し、第2のトランジスタのドレイン端子を第4のトランジスタのソース端子に接続し、入力差動対と出力差動対を、逆極性を有するトランジスタで構成することによって、同相信号除去比を向上させながら消費電流と回路規模を削減しつつ、同相信号除去比を高めることができる。
本発明の第1の実施形態による増幅回路の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態による増幅回路の構成を示す回路図である。 従来の増幅回路の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、第1の実施形態による増幅回路の構成を示している。図1に示す増幅回路100は、外部との接続端子として、電源電圧端子VDD、電源電圧端子VSS、基準電圧端子VCM、バイアス電圧端子BIAS1、バイアス電圧端子BIAS2、正入力電圧端子VINP、負入力電圧端子VINM、正出力電圧端子VOUTP、負出力電圧端子VOUTMの9つ入出力端子を有する。また、増幅回路100は、P型トランジスタM1、P型トランジスタM2、P型トランジスタM5、P型トランジスタM6、P型トランジスタM7、P型トランジスタM8、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4、N型トランジスタM9、N型トランジスタM10、抵抗R1、抵抗R2を有する。P型トランジスタM1、P型トランジスタM2は入力差動対を構成し、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4は出力差動対を構成する。
P型トランジスタM5は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。P型トランジスタM6は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。
P型トランジスタM1は、ソース端子がP型トランジスタM5のドレイン端子に接続され、ゲート端子が正入力電圧端子VINPに接続される。P型トランジスタM2は、ソース端子がP型トランジスタM6のドレイン端子に接続され、ゲート端子が負入力電圧端子VINMに接続される。
抵抗R1は、P型トランジスタM1のソース端子とP型トランジスタM2のソース端子の間に接続される。N型トランジスタM3は、ゲート端子がP型トランジスタM1のソース端子とP型トランジスタM5のドレイン端子と抵抗R1の一端に接続され、ドレイン端子から負出力電圧(voutm)を供給する。N型トランジスタM4は、ゲート端子がP型トランジスタM2のソース端子とP型トランジスタM6のドレイン端子と抵抗R1の他端に接続され、ドレイン端子から正出力電圧(voutp)を供給する。
抵抗R2は、N型トランジスタM3のドレイン端子とN型トランジスタM4のドレイン端子の間に接続されるとともに、中点を基準電圧端子VCMに接続される。N型トランジスタM9は、ドレイン端子がP型トランジスタM1のドレイン端子とN型トランジスタM3のソース端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。N型トランジスタM10は、ドレイン端子がP型トランジスタM2のドレイン端子とN型トランジスタM4のソース端子に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。
P型トランジスタM7は、ドレイン端子がN型トランジスタM3のドレイン端子および抵抗R2の一端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続される。P型トランジスタM8は、ドレイン端子がN型トランジスタM4のドレイン端子および抵抗R2の他端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続される。
なお、抵抗R2は抵抗値の等しい抵抗R3と抵抗R4とから構成され、抵抗R3はN型トランジスタM3のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続され、抵抗R4はN型トランジスタM4のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続される。
また、P型トランジスタM5、P型トランジスタM6、P型トランジスタM7、P型トランジスタM8、N型トランジスタM9、N型トランジスタM10は流れる電流を一定値に制御するトランジスタである。
P型トランジスタM5は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM1に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。P型トランジスタM6は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM2に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
P型トランジスタM7は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、N型トランジスタM3に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。P型トランジスタM8は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、N型トランジスタM4に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
N型トランジスタM9は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM1とN型トランジスタM3に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。N型トランジスタM10は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM2とN型トランジスタM4に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。
また、上記接続は、電源電圧(vdd)を正電源に、電源電圧(vss)を負電源とした場合の表記であり、電源電圧(vdd)を負電源に、電源電圧(vss)を正電源とした場合には、各トランジスタの極性はすべて逆になる。以下の説明では、簡略化のために極性の表記を省略する。
次に、増幅回路100の動作を説明する。増幅回路100は、トランジスタM1のゲート端子に正入力電圧(vinp)が、トランジスタM2のゲート端子に負入力電圧(vinm)が供給されると、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)が抵抗R1に発生する。抵抗R1は、差電圧(Δvin)と抵抗R1の抵抗値(r1)に応じた差電流(Δi=Δvin/r1)を発生させる。この抵抗R1で発生した差電流(Δi)は、トランジスタM1に流れる電流(i1)およびトランジスタM2に流れる電流(i2)を変化させる。トランジスタM5に流れる電流(i5)およびトランジスタM6に流れる電流(i6)を定常電流(i=i5=i6)とすると、差電流(Δi)とトランジスタM1に流れる電流(i1)およびトランジスタM2に流れる電流(i2)との関係は、(8)〜(10)式となる。
Figure 0005523251
これに対して、トランジスタM5に流れる電流(i5)およびトランジスタM6に流れる電流(i6)はバイアス電圧(bias1)によって制御され、トランジスタM7に流れる電流(i7)およびトランジスタM8に流れる電流(i8)はバイアス電圧(bias1)によって制御され、トランジスタM9に流れる電流(i9)およびトランジスタM10に流れる電流(i10)はバイアス電圧(bias2)によって制御されているため、それぞれの電流は差電圧(Δvin)の値によって変化しない。そのため、抵抗R1で発生した電流(Δi)と同じ電流が抵抗R2に発生する。従って、正出力電圧(voutp)と負出力電圧(voutm)の差電圧(Δvout)と正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)との関係を、基準電圧(vcm)、抵抗R1の抵抗値(r1)、抵抗R2の抵抗値(r2)、抵抗R3の抵抗値(r3)、抵抗R4の抵抗値(r4)を用いて表すと、(11)、(12)式となる。
Figure 0005523251
Figure 0005523251
つまり、増幅回路100は、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)を、抵抗R1と抵抗R3および抵抗R4から構成される抵抗R2の比に応じて増幅する。また、抵抗R1と抵抗R3、抵抗R4から構成される抵抗R2とを同一種類で構成することにより、増幅率の精度が高くなる。
次に、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)について説明する。トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧を(vds1)、トランジスタM1のソース電圧を(vs1)、トランジスタM1のドレイン電圧を(vd1)、トランジスタM1のゲート−ソース間電圧を(vgs1)、トランジスタM3のゲート−ソース間電圧を(vgs3)とすると、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は(13)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は、正入力電圧(vinp)の値に関わらず、トランジスタM3のゲート−ソース間電圧(vgs3)の値に固定される。
同様に、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)について説明する。トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧を(vds2)、トランジスタM2のソース電圧を(vs2)、トランジスタM2のドレイン電圧を(vd2)、トランジスタM2のゲート−ソース間電圧を(vgs2)、トランジスタM4のゲート−ソース間電圧を(vgs4)とすると、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は(14)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は、負入力電圧(vinm)の値に関わらず、トランジスタM4のゲート−ソース間電圧(vgs4)の値に固定される。すなわち、従来技術に開示されるカレントコンベア回路を用いなくとも、正入力電圧(vinp)および負入力電圧(vinm)の値に関わらず、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)およびトランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)を一定値に保つことができる。これにより、トランジスタM1とトランジスタM2で生じるオフセット電圧を低減させることになり、増幅回路100の同相信号除去比が向上する。
上記で説明したように、第1の実施形態の回路構成によれば、非特許文献1で示された回路に比べて、より低い消費電力で、かつ、より小さい回路規模で同相信号除去比を向上することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図2は、第2の実施形態による増幅回路の構成を示している。図2に示す増幅回路200は、外部との接続端子として、電源電圧端子VDD、電源電圧端子VSS、基準電圧端子VCM、バイアス電圧端子BIAS1、バイアス電圧端子BIAS2、正入力電圧端子VINP、負入力電圧端子VINM、正出力電圧端子VOUTP、負出力電圧端子VOUTMの9つ入出力端子を有する。また、増幅回路200は、P型トランジスタM1、P型トランジスタM2、P型トランジスタM5、P型トランジスタM6、P型トランジスタM7、P型トランジスタM8、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4、N型トランジスタM9、N型トランジスタM10、抵抗R1、抵抗R2を有する。P型トランジスタM1、P型トランジスタM2は入力差動対を構成し、N型トランジスタM3、N型トランジスタM4は出力差動対を構成する。
P型トランジスタM5は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。P型トランジスタM6は、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続される。
P型トランジスタM1は、ソース端子がP型トランジスタM5のドレイン端子に接続され、ゲート端子が正入力電圧端子VINPに接続される。P型トランジスタM2は、ソース端子がP型トランジスタM6のドレイン端子に接続され、ゲート端子が負入力電圧端子VINMに接続される。
抵抗R1は、P型トランジスタM1のドレイン端子とP型トランジスタM2のドレイン端子の間に接続される。N型トランジスタM3は、ゲート端子がP型トランジスタM1のソース端子とP型トランジスタM5のドレイン端子に接続され、ドレイン端子から負出力電圧(voutm)を供給する。N型トランジスタM4は、ゲート端子がP型トランジスタM2のソース端子とP型トランジスタM6のドレイン端子に接続され、ドレイン端子から正出力電圧(voutp)を供給する。
抵抗R2は、N型トランジスタM3のドレイン端子とN型トランジスタM4のドレイン端子の間に接続されるとともに、中点を基準電圧端子VCMに接続される。N型トランジスタM9は、ドレイン端子がP型トランジスタM1のドレイン端子とN型トランジスタM3のソース端子と抵抗R1の一端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。N型トランジスタM10は、ドレイン端子がP型トランジスタM2のドレイン端子とN型トランジスタM4のソース端子と抵抗R1の他端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS2に接続され、ソース端子が電源電圧端子VSSに接続される。
P型トランジスタM7は、ドレイン端子がN型トランジスタM3のドレイン端子および抵抗R2の一端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続される。P型トランジスタM8は、ドレイン端子がN型トランジスタM4のドレイン端子および抵抗R2の他端に接続され、ゲート端子がバイアス電圧端子BIAS1に接続され、ソース端子が電源電圧端子VDDに接続される。
なお、抵抗R2は抵抗値の等しい抵抗R3と抵抗R4とから構成され、抵抗R3はN型トランジスタM3のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続され、抵抗R4はN型トランジスタM4のドレイン端子と基準電圧端子VCMの間に接続される。
また、P型トランジスタM5、P型トランジスタM6、P型トランジスタM7、P型トランジスタM8、N型トランジスタM9、N型トランジスタM10は流れる電流を一定値に制御するトランジスタである。
P型トランジスタM5は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM1に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。P型トランジスタM6は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、P型トランジスタM2に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
P型トランジスタM7は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、N型トランジスタM3に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。P型トランジスタM8は、バイアス電圧(bias1)に基づいて、N型トランジスタM4に供給されるバイアス電流を一定値に制御する。
N型トランジスタM9は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM1とN型トランジスタM3に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。N型トランジスタM10は、バイアス電圧(bias2)に基づいて、P型トランジスタM2とN型トランジスタM4に供給されるバイアス電流の和を一定値に制御する。
また、上記接続は、電源電圧(vdd)を正電源に、電源電圧(vss)を負電源とした場合の表記であり、電源電圧(vdd)を負電源に、電源電圧(vss)を正電源とした場合には、各トランジスタの極性はすべて逆になる。以下の説明では、簡略化のために極性の表記を省略する。
次に、増幅回路200の動作を説明する。増幅回路200は、トランジスタM1のゲート端子に正入力電圧(vinp)が、トランジスタM2のゲート端子に負入力電圧(vinm)が供給されると、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)が抵抗R1に発生する。抵抗R1は、差電圧(Δvin)と抵抗R1の抵抗値(r1)に応じた差電流(Δi=Δvin/r1)を発生させる。この抵抗R1で発生した差電流(Δi)は、トランジスタM3に流れる電流(i3)およびトランジスタM4に流れる電流(i4)を変化させる。トランジスタM7に流れる電流(i7)およびトランジスタM8に流れる電流(i8)を定常電流(i=i7=i8)とすると、差電流(Δi)とトランジスタM3に流れる電流(i3)およびトランジスタM4に流れる電流(i4)の関係は、(15)〜(17)式となる。
Figure 0005523251
これに対して、トランジスタM5に流れる電流(i5)およびトランジスタM6に流れる電流(i6)はバイアス電圧(bias1)によって制御され、トランジスタM7に流れる電流(i7)およびトランジスタM8に流れる電流(i8)はバイアス電圧(bias1)によって制御され、トランジスタM9に流れる電流(i9)およびトランジスタM10に流れる電流(i10)はバイアス電圧(bias2)によって制御されているため、それぞれの電流は差電圧(Δvin)の値によって変化しない。そのため、抵抗R1で発生した電流(Δi)と同じ電流が抵抗R2に発生する。従って、正出力電圧(voutp)と負出力電圧(voutm)の差電圧(Δvout)と正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)との関係を基準電圧(vcm)、抵抗R1の抵抗値(r1)、抵抗R2の抵抗値(r2)、抵抗R3の抵抗値(r3)、抵抗R4の抵抗値(r4)を用いて表すと、(18)、(19)式となる。
Figure 0005523251
Figure 0005523251
つまり、増幅回路200は、正入力電圧(vinp)と負入力電圧(vinm)の差電圧(Δvin)を、抵抗R1と抵抗R3および抵抗R4から構成される抵抗R2の比に応じて増幅する。また、抵抗R1と抵抗R3、抵抗R4から構成される抵抗R2とを同一種類で構成することにより、増幅率の精度が高くなる。
次に、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)について説明する。トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧を(vds1)、トランジスタM1のソース電圧を(vs1)、トランジスタM1のドレイン電圧を(vd1)、トランジスタM1のゲート−ソース間電圧を(vgs1)、トランジスタM3のゲート−ソース間電圧を(vgs3)とすると、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は(20)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)は、正入力電圧(vinp)の値に関わらず、トランジスタM3のゲート−ソース間電圧(vgs3)の値に固定される。
同様に、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)について説明する。トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧を(vds2)、トランジスタM2のソース電圧を(vs2)、トランジスタM2のドレイン電圧を(vd2)、トランジスタM2のゲート−ソース間電圧を(vgs2)、トランジスタM4のゲート−ソース間電圧を(vgs4)とすると、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は(21)式のように表される。
Figure 0005523251
従って、トランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)は、負入力電圧(vinm)の値に関わらず、トランジスタM4のゲート−ソース間電圧(vgs4)の値に固定される。
すなわち、従来技術に開示されるカレントコンベア回路を用いなくとも、正入力電圧(vinp)および負入力電圧(vinm)の値に関わらず、トランジスタM1のドレイン−ソース間電圧(vds1)およびトランジスタM2のドレイン−ソース間電圧(vds2)を一定値に保つことができる。これにより、トランジスタM1とトランジスタM2で生じるオフセット電圧を低減させることになり、増幅回路200の同相信号除去比が向上する。
上記で説明したように、第2の実施形態の回路構成によれば、非特許文献1で示された回路に比べて、より低い消費電力でかつ、より小さい回路規模で同相信号除去比を向上することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100,200,300・・・増幅回路、301,302・・・カレントコンベア回路

Claims (5)

  1. ゲート端子に正入力電圧が供給される第1のトランジスタと、ゲート端子に負入力電圧が供給される第2のトランジスタとからなる入力差動対と、
    前記正入力電圧と前記負入力電圧間の差電圧に応じた差電流を生成する第1の抵抗と、
    ドレイン端子から負出力電圧を供給する第3のトランジスタと、ドレイン端子から正出力電圧を供給する第4のトランジスタとからなる出力差動対と、
    基準電圧に接続され、前記第1の抵抗が生成する前記差電流が供給される第2の抵抗と、
    前記第1、第2、第3、第4のトランジスタに一定のバイアス電流を供給するバイアス回路と、
    を有し、
    前記第1のトランジスタのソース端子が前記第3のトランジスタのゲート端子に接続され、前記第2のトランジスタのソース端子が前記第4のトランジスタのゲート端子に接続され、前記第1のトランジスタのドレイン端子が前記第3のトランジスタのソース端子に接続され、前記第2のトランジスタのドレイン端子が前記第4のトランジスタのソース端子に接続され、前記入力差動対と前記出力差動対が逆極性を有するトランジスタで構成され、前記第2の抵抗は、前記第3のトランジスタのドレイン端子と前記第4のトランジスタのドレイン端子間に接続されることを特徴とする増幅回路。
  2. 前記第1の抵抗が、前記第1のトランジスタのソース端子と前記第2のトランジスタのソース端子間に接続されことを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記第1の抵抗が、前記第1のトランジスタのドレイン端子と前記第2のトランジスタのドレイン端子間に接続されことを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  4. 前記バイアス回路が、
    前記第1のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第5のトランジスタと、
    前期第2のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第6のトランジスタと、
    前期第3のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第7のトランジスタと、
    前期第4のトランジスタに一定のバイアス電流を供給する第8のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタおよび前記第3のトランジスタに供給される電流の和を一定値に制御する第9のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタおよび前記第4のトランジスタに供給される電流の和を一定値に制御する第10のトランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  5. 前記第2の抵抗が、同一の抵抗値を持つ第3の抵抗と第4の抵抗を有し、前記第1の抵抗と前記第3の抵抗と前記第4の抵抗が同一種類で構成されることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
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