JP5489639B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5489639B2 JP5489639B2 JP2009242587A JP2009242587A JP5489639B2 JP 5489639 B2 JP5489639 B2 JP 5489639B2 JP 2009242587 A JP2009242587 A JP 2009242587A JP 2009242587 A JP2009242587 A JP 2009242587A JP 5489639 B2 JP5489639 B2 JP 5489639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- recording material
- heat
- undercoat layer
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/42—Intermediate, backcoat, or covering layers
- B41M5/44—Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/41—Base layers supports or substrates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/04—Direct thermal recording [DTR]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M2205/00—Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
- B41M2205/38—Intermediate layers; Layers between substrate and imaging layer
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Description
本発明の目的は、サーマルヘッドとの間に異物が挟まることによる未発色の画像欠陥、サーマルヘッドへの汚れによる面状欠陥、および異物トラップによるスジの発生が少なく抑えられる感熱記録材料を提供することにある。
JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が40以上である支持体上に、該支持体側から順に、25℃におけるダイナミック微小硬度が5.0mN以下のアンダーコート層と、電子供与性染料前駆体および該電子供与性染料前駆体を熱時発色させる電子受容性化合物を含有する感熱発色層と、を有し、且つ前記アンダーコート層を有する前記支持体における該アンダーコート層の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である感熱記録材料。
<2>
前記支持体の前記アンダーコート層を有する側の表面における、JIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2000sec以上である前記<1>に記載の感熱記録材料。
<3>
前記アンダーコート層が、ポリマー粒子とバインダーとを含有する前記<1>又は<2>に記載の感熱記録材料。
<4>
前記アンダーコート層が、粒子径0.5μm以上の中空粒子を含有する前記<1>又は<2>に記載の感熱記録材料。
<5>
前記アンダーコート層が、顔料とポリマー粒子とを含有する前記<1>又は<2>に記載の感熱記録材料。
<6>
前記アンダーコート層の塗布量が1〜10g/m2である前記<1>〜<5>の何れか1項に記載の感熱記録材料。
<7>
前記支持体が、透明支持体、合成紙およびレジンコート紙から選ばれる1種である前記<1>〜<6>の何れか1項に記載の感熱記録材料。
<8>
前記支持体の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である前記<1>〜<7>のいずれか1項に記載の感熱記録材料。
これに対し本発明の感熱記録材料によれば、25℃におけるダイナミック微小硬度が5.0mN以下のアンダーコート層を有することにより、用いる支持体のJIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が40以上であっても、感熱記録を行う際にサーマルヘッド2との間に異物3が挟まっても、図1(B)に示すごとく感熱記録材料1B自体が変形して異物3の形状に追従し、感熱記録材料1Bとサーマルヘッド2とが接触しない領域を小さくすることが出来る。これにより、未発色の画像欠陥の発生を小さくすることが出来る。
これに対し本発明の感熱記録材料によれば、25℃におけるダイナミック微小硬度が5.0mN以下のアンダーコート層を有し、ヘッドと接触する面に柔軟性が与えられることにより、用いる支持体のJIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が40以上であっても、図2(C)に示すごとく、感熱記録材料1Bの変形が大きく接触領域が広いため、ヘッド汚れ4がサーマルヘッド2から遠い部分に付着し、ヘッド汚れ4にはサーマルヘッド2からの高い温度がかかりにくく、その結果ヘッド汚れ4中の潤滑剤が固化してサーマルヘッド2近傍に付着しにくくなり、汚れ4に起因する面上欠陥や汚れ4部分に異物がトラップされることによるスジの発生が抑制される。
尚、医療用途等に用いられる感熱記録材料としては、例えば支持体のアンダーコート層を有する側の表面における、JIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2000sec以上である感熱記録材料が挙げられる。また具体的には、支持体が、透明支持体、合成紙およびレジンコート紙から選ばれる1種である感熱記録材料が挙げられる。
ここでダイナミック微小硬度は次のように定義される。稜間角115度の三角錘圧子に荷重P(g重)をかけたときの侵入深さをD(μm)としたときのダイナミック微小硬度DHは、DH=37.838P/D2で表される。尚、この25℃におけるダイナミック微小硬度は、島津製作所製ダイナミック超微小硬度計DUH−200型で測定される。
アンダーコート層の25℃におけるダイナミック微小硬度を5.0mN以下に制御するには、例えば、アンダーコート層に以下の化合物を添加する方法が挙げられる。
(1)ポリマー粒子とバインダー
(2)粒子径0.5μm以上の中空粒子
(3)顔料とポリマー粒子
尚、詳細については後述する。
また本発明においては、前記支持体の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である(上記Rp値が10以下である平面性を有するボイド含有支持体である)ことが好ましい。
さらには、前記アンダーコート層を有する前記支持体における該アンダーコート層の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である(上記Rp値が10以下である平面性を有する)。
これに対し、ボイドを含有する支持体またはボイドを含有するアンダーコート層において、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下の平面性を有することにより、サーマルヘッドによって加熱した場合でも、ボイドが不均一に存在したり、ボイドが不均一に膨らむことによる凹凸の発生が抑制されており、未発色の画像欠陥が抑制される。
ここで、上記のRp値の測定に際しては、まず加熱装置としてホットプレートを用い、該加熱装置の設定温度を100℃として、測定対象(即ち支持体またはアンダーコート層を有する支持体)を5sec間加熱する。加熱した測定対象を(株)東洋精機製作所の表面試験機「マイクロトポグラフ」を用いて、5.5cmφの加圧接触子で押圧5kg/cm2下で接触時間990msの条件で測定し、Rp値(n=5の平均値)が得られる。
尚、測定対象が「アンダーコート層を有する支持体」である場合、前記加圧接触子をアンダーコート層の支持体と接する面とは反対側の表面に押圧して測定し、測定対象がアンダーコート層を形成する前の「支持体」である場合、前記加圧接触子を支持体のアンダーコート層が設けられる側の表面に押圧して測定する。
Rp値を10以下に制御するには、例えば、JIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2000sec以上で、且つボイド含有率が10〜45%の支持体を用いる、熱伝導率が0.1W/m・K以下の層を設ける等の手段が挙げられる。
[アンダーコート層]
アンダーコート層は、25℃におけるダイナミック微小硬度が5.0mN以下である。
例えば、アンダーコート層におけるダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する方法としては、以下の化合物を添加する方法が挙げられる。
(1)ポリマー粒子とバインダー
(2)粒子径0.5μm以上の中空粒子
(3)顔料とポリマー粒子
また、上記(3)において顔料とポリマー粒子との含有比(質量比)は、ダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する観点から、60:40乃至95:5であることが好ましく、70:30乃至93:7であることがより好ましく、80:20乃至90:10であることが特に好ましい。
アンダーコート層用の顔料としては、一般の無機、有機顔料を全て使用できるが、特にJIS−K5101で規定する吸油度が40ml/100g(cc/100g)以上の吸油性顔料が好ましい。該吸油性顔料の具体例として、焼成カオリン、酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、焼成ケイソウ土、珪酸アルミニウム、アルミノ珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、カオリン、焼成カオリン、非晶質シリカ、尿素ホルマリン樹脂粉末、等が挙げられる。中でも、前記吸油度が70ml/100g〜80ml/100gの焼成カオリンが特に好ましい。
また中でも、ダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する観点から、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムが好ましい。
アンダーコート層用のポリマー粒子としては、SBRラテックス、BRラテックス、NBRラテックス、CRラテックス、IRラテックス、NRラテックス、ウレタン、スチレン、PMMA等が挙げられる。
中でも、ダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する観点から、SBRラテックス、BRラテックス、NBRラテックスが好ましい。
アンダーコート層用の中空粒子は、粒子径が0.5μm以上であることが好ましく、更には0.5μm以上2.0μm以下であることがより好ましく、0.7μm以上1.2μm以下であることが特に好ましい。
尚、上記粒子径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定される。
中でも、ダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する観点から、エチレン、プロピレン、酢酸ビニルのいずれかを主体とする共重合体を架橋したものが好ましい。
尚、上記中空粒子の製造は、例えば特開2008−62404号公報の段落〔0018−0020〕に記載の方法等により行われる。
アンダーコート層用のバインダーとしては、水溶性高分子、水性バインダーが挙げられる。これらは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。前記水溶性高分子としては、例えば、澱粉、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、カゼイン等が挙げられ、前記水性バインダーとしては、合成ゴムラテックス、合成樹脂エマルションが一般的であり、例えば、スチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルション、等が挙げられる。
中でも、ダイナミック微小硬度を上記範囲に制御する観点から、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエンゴムラテックスが好ましい。
また、本発明においては、前記アンダーコート層を有する前記支持体における該アンダーコート層の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である(上記Rp値が10以下である平面性を有する)。
Rp値を10以下に制御するには、熱伝導率が0.1W/m・K以下の層であることが好ましい。
前記支持体としては、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が40以上である支持体であれば、従来公知の支持体を適宜選択して適用することができる。
尚、上記タイプDでの硬度が40未満である場合は、感熱記録材料自体がある程度の柔軟さを持っており、未発色の画像欠陥や面状欠陥、スジの発生等の問題は生じにくい。
本発明に適用できる支持体として具体的には、上質紙等の紙支持体、紙に顔料を塗布したコート紙、紙に樹脂を塗布したレジンコート紙、樹脂ラミネート紙、アンダーコート層を有する上質紙、合成紙、プラスチックフィルム等の透明支持体等の支持体が挙げられる。古紙パルプを主として含有する、即ち支持体の50質量%を古紙パルプが占める支持体も使用できる。
また、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下の平面性を有するボイド含有支持体であることがさらに好ましい。尚、Rp値を10以下に制御するには、例えば、支持体のボイド含有率が10〜45%であることが好ましい。
支持体が、透明支持体、合成紙またはレジンコート紙であることにより、特に、平滑度を高くすることができ、特にドット再現性に優れ、また、実画像を目視観察した場合に低濃度部から高濃度部まで画像再現性に優れた印画品質を得ることができる。上記透明支持体としては、例えば特にポリエステル等の支持体が好ましい。
本発明における感熱発色層は、少なくとも1種の電子供与性染料前駆体、該電子供与性染料前駆体を熱時発色させる少なくとも1種の電子受容性化合物を含有する。
感熱発色層は、必要に応じて、接着剤、画像安定剤(紫外線吸収剤等)、その他の成分を更に含むことができる。
本発明において、熱エネルギーを加えることによって少なくとも可視領域における分光吸収に変化を生じる化合物または組成物を感熱発色成分といい、前記電子供与性染料前駆体および該化合物を熱時発色させる電子受容性化合物が該当する。
電子供与性染料前駆体および電子受容性化合物としては、公知の、電子供与性染料前駆体と前記電子供与性染料前駆体と反応して発色させる電子受容性化合物との組合せを特に制限なく用いることができる。
本発明における感熱発色成分は、感度と発色性の観点から、電子供与性染料前駆体の少なくとも1種と、該電子供与性染料前駆体と反応して発色させる電子受容性化合物の少なくとも1種と、を少なくとも含む組成物である。
本発明における感熱発色層においては、少なくとも1種の電子供与性染料前駆体を含有する。電子供与性染料前駆体としては、従来公知のものの中から適宜選択することができ、トリフェニルメタンフタリド、インドリルフタリド等のフタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチジアン系化合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリアリルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロジピラン系化合物、ピリジン系化合物、ピラジン系化合物、フルオレン系化合物等が好ましく用いられる。特に好ましくはフルオラン系およびフタリド系の電子供与性染料前駆体である。
上記フルオラン系化合物の具体例としては、例えば、米国特許明細書第3624107号、同第3627787号、同第3641011号、同第3462828号、同第3681390号、同第3920510号、同第3959571号等に記載されたものが挙げられる。
上記スピロジピラン系化合物の具体例としては、例えば、米国特許明細書第3971808号等に記載されたものが挙げられる。
上記ピリジン系化合物およびピラジン系化合物の具体例としては、例えば、米国特許明細書第3775424号、同第3853869号、同第4246318号等に記載されたものが挙げられる。
上記フルオレン系化合物の具体例としては、例えば、特開昭63−94878号公報等に記載されたものが挙げられる
前記電子供与性染料前駆体の塗布量としては、0.1〜3.0g/m2が好ましく、発色濃度および地肌カブリの点で、0.2〜1.5g/m2がより好ましい。
本発明における感熱発色層は、前記電子供与性染料前駆体と反応して発色させる電子受容性化合物を少なくとも1種含有する。電子受容性化合物としては、従来公知のものの中から適宜選択することができる。
本発明における電子受容性化合物としては、下記一般式(I)で表される化合物の少なくとも1種であることが好ましい。該化合物を電子受容性化合物として含有することにより、優れた階調再現性に加えて、地肌カブリを低く維持し印字尾引きを抑えながら高感度化することができ、形成画像の長期保存性(画像保存性)、耐薬品性、インクジェット適性およびサーマルヘッドのヘッドマッチング性をも同時に向上することができる。
また、R1およびR2で表されるアルキル基としては、炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基がより好ましく、R1およびR2で表されるアルケニル基としては、ビニル基、アリル基が好ましく、R1およびR2で表されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子が好ましい。
5倍量未満であると階調が硬くなり、20倍量を超えると感熱発色層の塗布量が増え、Dmaxが低くなる。
前記公知の電子受容性化合物を併用する場合、既述の一般式(I)で表される電子受容性化合物の含有量としては、電子受容性化合物の総質量に対して、50質量%以上が好ましく、70質量%以上が特に好ましい。
また、前記電子受容性化合物を水に難溶または不溶性の有機溶剤に溶解せしめた後、これを、界面活性剤を含有し水溶性高分子を保護コロイドとして有する水相と混合して乳化分散した乳化物を使用することもできる。
本発明における感熱発色層は、電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物に加えて、増感剤を更に含むことができる。増感剤を含むことで感度が大きく向上する。本発明における増感剤としては公知のものを適宜選択して使用することができる。例えば、2−ベンジルオキシナフタレン、シュウ酸ジメチルベンジル、m−ターフェニル、エチレングリコールトリルエーテル、p−ベンジルビフェニル、1,2−ジフェノキシメチルベンゼン、1,2−ジフェノキシエタン、ジフェニルスルホン、脂肪族モノアマイド、脂肪族ビスアマイド、ステアリル尿素、ジ(2−メチルフェノキシ)エタン、ジ(2−メトキシフェノキシ)エタン、β−ナフトール−(p−メチルベンジル)エーテル、α−ナフチルベンジルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−メチルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−イソプロピルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−tert−オクチルフェニルエーテル、1−フェノキシ−2−(4−エチルフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(クロロフェノキシ)エタン、1,4−ブタンジオールフェニルエーテル、ジエチレングリコールビス(4−メトキシフェニル)エーテル、1,4−ビス(フェノキシメチル)ベンゼン等が挙げられる。これらの増感剤は1種単独または2種以上を組合せて用いることができる。
本発明における感熱発色層は、本発明の効果を損なわない範囲で、電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物に加えて、無機顔料を更に含むことができる。無機顔料を含むことにより、接触するサーマルヘッドとのヘッドマッチング性をより向上することができる。
前記無機顔料としては、従来公知のものの中から適宜選択することができるが、特にカルサイト系炭酸カルシウム、非晶質シリカ、および水酸化アルミニウムより選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
感熱発色層における上記無機顔料の含有量としては、発色濃度の向上、サーマルヘッドへのカス付着防止の観点から、電子受容性化合物100質量部に対して、50〜500質量部が好ましく、70〜350質量部がより好ましく、90〜250質量部が特に好ましい。
本発明における感熱発色層には、上記成分に加えて、接着剤(若しくは分散時の保護コロイド)を含有することが好ましい。接着剤の例として、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体、澱粉、変性澱粉、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチン類、アラビアゴム、カゼイン、スチレン−マレイン酸共重合体加水分解物、ポリアクリルアミド誘導体、ポリビニルピロリドン、およびスチレン−ブタジエンゴムラテックス、アクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックス、アクリル酸メチル−ブタジエンゴムラテックス、酢酸ビニルエマルション等のラテックス類、等を挙げることができる。
本発明における感熱発色層は、上記必須成分に加えて、画像安定剤(紫外線吸収剤を含む。)を更に含むことが好ましい。また、紫外線吸収剤はマイクロカプセル化されてもよい。画像安定剤を含有させることにより、形成された発色画像の保存性(画像保存性)をより向上させることができる。
本発明における感熱発色層には、上記成分のほか、目的や必要に応じて、架橋剤、媒染剤、金属石鹸、ワックス、界面活性剤、帯電防止剤、消泡剤、蛍光染料等の他の成分を含有してもよい。
−架橋剤−
感熱発色層には、前記接着剤(あるいは保護コロイド)として用いる変性ポリビニルアルコール等に作用する架橋剤を含有していてもよい。該架橋剤を含有することにより、感熱記録材料の耐水性を向上させることができる。前記架橋剤としては、変性ポリビニルアルコールを架橋させ得るものであれば適宜選択することができ、中でも、グリオキザール等のアルデヒド化合物、アジピン酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物が特に好ましい。感熱発色層における架橋剤の含有量としては、架橋の対象となる変性ポリビニルアルコール等100質量部に対して、1〜50質量部が好ましく、3〜20質量部がより好ましい。該架橋剤の含有量が上記範囲内であると、耐水性を効果的に良化することができる。
金属石鹸としては、高級脂肪酸金属塩が挙げられ、具体的には、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等が挙げられる。ワックスとしては、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、メチロールステアロアミド、ポリエチレンワックス、ポリスチレンワックス、および脂肪酸アミド系ワックス等が挙げられ、1種単独で用いてもよく、2種以上混合してもよい。界面活性剤としては、例えば、スルホコハク酸系のアルカリ金属塩、フッ素含有界面活性剤、等が挙げられる。
本発明の感熱記録材料において、感熱発色層が電子供与性染料前駆体、電子受容性化合物、無機顔料、接着剤および増感剤を含む場合、これらの成分は、ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕機によって同時または別々に分散等され、塗布液として調製することができる。該塗布液には、必要に応じて上述の他の成分、即ち、架橋剤、媒染剤、金属石鹸、ワックス、界面活性剤、バインダー、帯電防止剤、消泡剤、および蛍光染料等が添加される。
本発明においては感熱発色層上に、画像保存性とヘッドマッチング性の観点から、少なくとも一層の保護層を設けることが好ましい。該保護層は、有機若しくは無機の微粉末、バインダー、界面活性剤、熱可融性物質等を含有して構成することができる。前記微粉末としては、例えば、炭酸カルシウム、シリカ類、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、カオリン、クレー、タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末のほか、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン等の有機系微粉末、等が挙げられる。
[アンダーコート液の調製]
濃度45%のSBRラテックス(ポリマー粒子、SN-307:住友ノーガタックス製)100部と、濃度5%のポリビニルアルコール(バインダー、(株)クラレ製、商品名PVA−117)50部と、2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム水溶液2.0部を混合してアンダーコート液(1)とした。
支持体として、厚さ50μmのボイド含有PET支持体(クリスパーK2312:東洋紡製)を用意し、該支持体の表面に、乾燥後の塗布量が4.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いてアンダーコート液(1)を塗布し、50℃のオーブン中で乾燥して、アンダーコート塗布支持体(1)を得た。支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が66であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が6677secであった。
3−N,N−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン20部と、濃度5%のポリビニルアルコール((株)クラレ製、商品名PVA−105)水溶液80部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの電子供与性染料前駆体分散液(A)を調製した。ここで体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[増感剤分散液の調製]
1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの増感剤分散液を調製した。体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[顕色剤分散液の調製]
2,4−ビス(フェニルスルホニル)フェノール20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの顕色剤分散液(A)を調製した。体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[感熱発色層用塗布液の調製]
上記の電子供与性染料前駆体分散液(A)3部、増感剤分散液1部、顕色剤分散液(A)30部、濃度31%のハイドリンZ−7(中京油脂(株)製)0.8部、濃度31%のハイドリンD337(中京油脂(株)製)0.8部、2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム水溶液1.0部、水9部を混合して感熱発色層用塗布液(1)を得た。
上記アンダーコート塗布支持体(1)のアンダーコート層の表面に、乾燥後の感熱発色層が6.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて感熱発色層用塗布液(1)を塗布し、50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理して、感熱記録材料(1)を得た。
[保護層塗布液の調製]
濃度5%ポリビニルアルコール((株)デンカ製、EP-130)50部、濃度31%のハイドリンZ−7(中京油脂(株)製)0.8部、濃度31%のハイドリンD337(中京油脂(株)製)0.8部、濃度1%の硫酸Zr2.5部、水30部を混合して保護層塗布液を得た。
実施例1のアンダーコート液(1)の調製において、SBRラテックスをジュリマーET410(日本純薬製)に変更し、乾燥後の塗布量を4.0g/m2にした以外は実施例1と同様にしてアンダーコート塗布支持体(2)を得た。
上記アンダーコート塗布支持体(2)の表面に、乾燥後の感熱発色層の質量が8.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて感熱発色層用塗布液(1)を塗布して50℃のオーブン中で乾燥して感熱発色層を形成した後、その上に乾燥後の保護層の質量が2.0g/m2となるように、保護層塗布液を塗布して50℃のオーブン中で乾燥し、キャレンダー処理して、感熱記録材料(2)を得た。
実施例1において、支持体を75μm透明PET支持体に、SBRラテックスを中空粒子Hollow Plastic Pigment HPP-055(CMKOR CO.,LTD製)に変更し、アンダーコート層の乾燥後の塗布量を2.0g/m2にした以外は実施例1と同様にして感熱記録材料(3)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が84であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が12300secであった。
実施例2において、支持体を80g原紙の両面に20gのポリエチレンをラミネートしたレジンコート紙支持体に、ジュリマーET410を中空粒子SX866(B)(JSR製)に変更し、アンダーコート層の乾燥後の塗布量を8.0g/m2にした以外は実施例2と同様にして感熱記録材料(4)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が45であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2350secであった。
[アンダーコート液の調製]
濃度45%のSBRラテックス(ポリマー粒子、SN-307:住友ノーガタックス製)20部と、濃度45%の炭酸カルシウム分散液(顔料、白石工業製、商品名ブリリアント15S)50部と、2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム水溶液2.0部を混合してアンダーコート液(5)とした。
支持体として、厚さ80μmのボイド含有ポリプロピレン(カルレSMR80:チッソ製)を用意し、該支持体の表面に、乾燥後の塗布量が5.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いてアンダーコート液(5)を塗布し、50℃のオーブン中で乾燥して、アンダーコート塗布支持体(5)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が60であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が8040secであった。
4−[4−(1−メチルエトキシ)フェニルスルホニル]フェノール(日本曹達(株)製、商品名D−8)20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、平均粒径0.6μmの顕色剤分散液(B)を調製した。
実施例1の感熱発色層用塗布液(1)の調製において、顕色剤分散液(A)に代えて上記顕色剤分散液(B)30部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱発色層用塗布液(5)を得た。
上記アンダーコート塗布支持体(5)の表面に、乾燥後の感熱発色層の質量が7.0g/m2、保護層が2.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて上記感熱発色層用塗布液(5)、および実施例2の保護層塗布液を順次塗布し、50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理し、感熱記録材料(5)を得た。
<電子供与性染料前駆体内包マイクロカプセル液の調製>
電子供与性染料前駆体として2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−sec−ブチルアミノフルオラン14g、紫外線吸収剤としてチヌビンP(チバガイギ社製)0.6g、およびカプセル壁剤としてタケネートD−110N(武田薬品工業(株)製)10gとスミジュールN3200(住友化学(株)製)10gとを酢酸エチル20gに溶解した。この溶液を5%のポリビニルアルコール(商品名:PVA217C、(株)クラレ社製)水溶液112gに混合し、エースホモジナイザー(日本精機(株)製)で8000rpmで5分間乳化し、更に水142gを加え55℃で3時間反応させてカプセルサイズ0.7μmの電子供与性染料前駆体内包マイクロカプセル液を調製した。
下記の構造式で表される顕色剤(a)7g、同(b)7g、同(c)16g、同(d)11g、りん酸トリクレジル1.7g、マレイン酸ジエチル0.8gとを酢酸エチル38gに溶解した。得られた顕色剤の溶液を、8%のポリビニルアルコール(PVA205C:(株)クラレ製))水溶液100gと水150g,及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5gの水溶液に混合し、エースホモジナイザー(日本精機(株)製)を用いて、10,000rpm常温で5分間乳化し、平均粒子径1.0μmの顕色剤乳化分散物を得た。
《感熱発色層の形成》
上記電子供与性染料前駆体内包マイクロカプセル液5.0部、顕色剤乳化分散物40.0部、を攪拌混合して感熱発色層用塗布液を調製し、実施例1のアンダーコート塗布支持体(1)の片面に、固形分(乾燥後の塗布量)が10g/m2になるように塗布し乾燥して感熱発色層を形成した。
−顔料分散物の調製−
水60部、10%のポリビニルアルコール(商品名:PVA205、(株)クラレ製)5部、2%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部に、ステアリン酸Zn処理水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH42S、昭和電工(株)製)15部を添加し、平均粒径が0.7μmになるように分散した。
固形分で下記の組成となるように保護層用塗布液を調製し、感熱発色層の上に固形分(乾燥後の塗布量)で2.5g/m2となるように塗布し乾燥して保護層を形成した。
(商品名:PVA124、(株)クラレ製)
・前記顔料分散物12部
・パラフィンワックスのエマルジョン 0.9部
(商品名:セロゾール428、中京油脂(株)製)
・ステアリン酸亜鉛エマルジョン 0.2部
(商品名:ハイミクロンF115、中京油脂(株)製)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステル 0.05部
(商品名:ネオスコアCM57、東邦化学(株)製)
実施例1で支持体を、厚み80μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(ユポコーポレーション製、ユポFGS)に変えた以外、実施例1と同様の方法で感熱記録材料を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が50であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が8169secであった。
実施例3で支持体を、厚み70μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(東洋紡製、トヨパールSS)に変えた以外、実施例3と同様の方法で感熱記録材料を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が55であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2055secであった。
実施例4で支持体を、厚さ70μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(カルレTNR70:チッソ製)に変えた以外、実施例4と同様の方法で感熱記録材料を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が65であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が4036secであった。
実施例1でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例2)
実施例1でアンダーコート層を形成するためのアンダーコート液として、PVAのみを含有した5.0%PVA水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例3)
実施例3でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例3と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例4)
実施例4でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例4と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例5)
実施例5でアンダーコート層の顔料をスノーテックスO(日産化学社製)に変更した以外は同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例6)
実施例6でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例6と同様の方法で感熱記録材料を得た。
実施例7でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例7と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例8)
実施例8でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例8と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(比較例9)
実施例9でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は実施例9と同様の方法で感熱記録材料を得た。
(アンダーコート層のダイナミック微小硬度の評価)
アンダーコート層まで形成したサンプルに対し、25℃におけるダイナミック微小硬度(稜間角115度の三角錘圧子に荷重P(g重)をかけたときの侵入深さをD(μm)としたときのダイナミック微小硬度DH=37.838P/D2)を、島津製作所製ダイナミック超微小硬度計DUH−200型で測定した。
(Rp値測定)
使用したアンダーコート塗布支持体の100℃,5secの時間熱をかけた際のRp値をマイクロトポグラフ(東洋精機製)で測定した。
ここで、上記のRp値の測定に際しては、まず加熱装置としてホットプレートを用い、該加熱装置の設定温度を100℃として、アンダーコート塗布支持体を5sec間加熱する。加熱したアンダーコート塗布支持体の前記アンダーコート層の前記支持体と接する面とは反対側の表面に、(株)東洋精機製作所の表面試験機「マイクロトポグラフ」を用いて5.5cmφの加圧接触子を5kg/cm2下で押圧し、接触時間990msの条件で測定し、Rp値(n=5の平均値)を得た。但し、アンダーコート層を設けていない比較例においては、支持体を加熱し、前記加圧接触子を前記支持体の感熱発色層が設けられる側の表面に押圧してRp値を測定した。
(白ヌケの評価)
感熱記録材料の表面に50μmのガラスビーズを付着させ、サーマルイメージャーFTI500(富士フイルム(株)製)でグレー画像を印画し、白抜けの面積を測定した。
(実機評価)
得られた感熱記録材料をサーマルイメージャーFTI500(富士フイルム(株)製)を使用して、実画像を100枚印画し、白ヌケ(0.1mm2以上のもの)、白スジの発生個数を評価した。
(実画像評価)
得られた感熱記録材料をサーマルイメージャーFTI500(富士フイルム(株)製)を使用して、グレー画像(OD=0.5)を印画し、その画質(グレー画質)を目視観察した。結果を表1に示す。尚、評価基準は以下の通りである。
○:均一になめらかな画像
△:やや濃度にむらが見える
×:濃度むらが大きく白く抜ける部分がある
[電子供与性染料前駆体分散液の調製]
3−N,N−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン20部と、濃度5%のポリビニルアルコール((株)クラレ製、商品名PVA−105)水溶液80部と混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの電子供与性染料前駆体分散液(BA)を調製した。ここで体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[増感剤分散液の調製]
1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの増感剤分散液(B)を調製した。体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[顕色剤分散液の調製]
2,4−ビス(フェニルスルホニル)フェノール20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、体積平均粒径0.6μmの顕色剤分散液(BA)を調製した。体積平均粒径はレーザ回折式粒度分布測定器(LA500(ホリバ(株)製))で測定した。
[感熱発色層用塗布液の調製]
上記の電子供与性染料前駆体分散液(BA)3部、増感剤分散液(B)1部、顕色剤分散液(BA)30部、濃度31%のハイドリンZ−7(中京油脂(株)製)0.8部、濃度31%のハイドリンD337(中京油脂(株)製)0.8部、2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム水溶液1.0部、水9部を混合して感熱発色層用塗布液(B1)を得た。
支持体として、厚さ50μmのボイド含有PET支持体(クリスパーK2312:東洋紡製)を用意し、該支持体の表面に、乾燥後の感熱発色層の質量が6.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて感熱発色層用塗布液(B1)を塗布し、50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理して、感熱記録材料(B1)を得た。支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が66であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が6677secであった。
[保護層塗布液の調製]
濃度5%ポリビニルアルコール((株)デンカ製、EP-130)50部、濃度31%のハイドリンZ−7(中京油脂(株)製)0.8部、濃度31%のハイドリンD337(中京油脂(株)製)0.8部、濃度1%の硫酸Zr2.5部、水30部を混合して保護層塗布液(B)を得た。
支持体として、厚み80μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(ユポコーポレーション製、ユポFGS)を用いて、支持体表面上に、乾燥後の感熱発色層の質量が8.0g/m2、乾燥後の保護層の質量が2.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて感熱発色層用塗布液(B1)を塗布して50℃のオーブン中で乾燥して感熱発色層を形成した後、その上に保護層塗布液(B)を塗布して50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理して、感熱記録材料(B2)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が50であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が8169secであった。
[顕色剤分散液の調製]
4−[4−(1−メチルエトキシ)フェニルスルホニル]フェノール(日本曹達(株)製、商品名D−8)20部と、濃度5%ポリビニルアルコール(PVA−105)水溶液70部とを混合し、サンドミルを用いて粉砕して、平均粒径0.6μmの顕色剤分散液(BB)を調製した。
参考例1の感熱発色層用塗布液(B1)の調製において、顕色剤分散液(BA)に代えて上記顕色剤分散液(BB)を用いた以外は、参考例1と同様にして感熱発色層用塗布液(B3)を得た。
支持体として、厚み70μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(東洋紡製、トヨパールSS)を用いて、乾燥後の感熱発色層の質量が7.0g/m2、乾燥後の保護層の質量が2.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて上記感熱発色層用塗布液(B3)、参考例2の保護層塗布液(B)を順次塗布し、50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理し、感熱記録材料(B3)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が55であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2055secであった。
[アンダーコート液の調製]
濃度40%の中空粒子Hollow Plastic Pigment HPP-055(CMKOR CO.,LTD製)100部と、濃度5%のポリビニルアルコール((株)クラレ製、商品名PVA−117)50部と、2%の(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム水溶液2.0部を混合してアンダーコート液(B4)とした。
支持体として、厚さ70μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(カルレTNR70:チッソ製)を用意し、該支持体の表面に、乾燥後の質量が4.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いてアンダーコート液(B4)を塗布し、50℃のオーブン中で乾燥して、アンダーコート塗布支持体(B4)を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が65であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が4036secであった。
上記アンダーコート塗布支持体(B4)上に、乾燥後の感熱発色層の質量が6.0g/m2、乾燥後の保護層の質量が2.0g/m2となるように、ワイヤーバーを用いて参考例1の感熱発色層用塗布液(B1)、参考例2の保護層塗布液(B)を順次塗布し、50℃のオーブン中で乾燥後、キャレンダー処理し、感熱記録材料(B4)を得た。
[アンダーコート層の作製]
参考例4で中空粒子をSX866(B)(JSR製)に変更し、アンダーコート層の乾燥後の質量を6.0g/m2にした以外は参考例4と同様にしてアンダーコート塗布支持体(B5)を得た。
電子供与性染料前駆体として2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−sec−ブチルアミノフルオラン14g、紫外線吸収剤としてチヌビンP(チバガイギ社製)0.6g、およびカプセル壁剤としてタケネートD−110N(武田薬品工業(株)製)10gとスミジュールN3200(住友化学(株)製)10gとを酢酸エチル20gに溶解した。この溶液を5%のポリビニルアルコール(商品名:PVA217C、(株)クラレ社製)水溶液112gに混合し、エースホモジナイザー(日本精機(株)製)で8000rpmで5分間乳化し、更に水142gを加え55℃で3時間反応させてカプセルサイズ0.7μmの電子供与性染料前駆体内包マイクロカプセル液(B)を調製した。
前述の構造式で表される顕色剤(a)7g、同(b)7g、同(c)16g、同(d)11g、りん酸トリクレジル1.7g、マレイン酸ジエチル0.8gとを酢酸エチル38gに溶解した。得られた顕色剤の溶液を、8%のポリビニルアルコール(PVA205C:(株)クラレ製))水溶液100gと水150g、及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5gの水溶液に混合し、エースホモジナイザー(日本精機(株)製)を用いて、10,000rpm常温で5分間乳化し、平均粒子径1.0μmの顕色剤乳化分散物(B)を得た。
《感熱発色層の形成》
上記電子供与性染料前駆体内包マイクロカプセル液(B)5.0部、顕色剤乳化分散物(B)40.0部、を攪拌混合して感熱発色層用塗布液を調製し、上記アンダーコート塗布支持体(B5)上に、固形分(乾燥後の質量)が10g/m2になるように塗布し乾燥して感熱発色層を形成した。
−顔料分散物の調整−
水60部、10%のポリビニルアルコール(商品名:PVA205、(株)クラレ製)5部、2%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの2部に、ステアリン酸Zn処理水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH42S、昭和電工(株)製)15部を添加し、平均粒径が0.7μmになるように分散した。
固形分で下記の組成となるように保護層用塗布液を調製し、感熱発色層の上に固形分(乾燥後の質量)で2.5g/m2となるように塗布し乾燥して保護層を形成した。
(商品名:PVA124、(株)クラレ製)
・前記顔料分散物 12部
・パラフィンワックスのエマルジョン 0.9部
(商品名:セロゾール428、中京油脂(株)製)
・ステアリン酸亜鉛エマルジョン 0.2部
(商品名:ハイミクロンF115、中京油脂(株)製)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸エステル 0.05部
(商品名:ネオスコアCM57、東邦化学(株)製)
参考例1の支持体を厚さ70μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(カルレTNR70:チッソ製)に変更した以外は参考例1と同様の方法で感熱記録材料を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が65であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が4036secであった。
参考例2の支持体を厚さ80μmのボイド含有ポリプロピレン支持体(ピーチコートSPB-80日清紡製)に変更した以外は同様の方法で感熱記録材料を得た。尚、支持体は、JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が48であり、またJIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2670secであった。
参考例4でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は同様の方法で感熱記録材料を得た。
参考例5でアンダーコート層を形成しなかったこと以外は同様の方法で感熱記録材料を得た。
(Rp値測定)
使用したアンダーコート塗布支持体の25℃におけるRp値と100℃,5secの時間熱をかけた際のRp値をマイクロトポグラフ(東洋精機製)で測定した。
ここで、上記のRp値の測定に際しては、アンダーコート塗布支持体の前記アンダーコート層の支持体と接する面とは反対側の表面に、(株)東洋精機製作所の表面試験機「マイクロトポグラフ」を用いて5.5cmφの加圧接触子を5kg/cm2下で押圧し、接触時間990msの条件で測定し、Rp値(n=5の平均値)を得た。但し、アンダーコート層を設けていない場合には、前記加圧接触子を支持体の感熱発色層が設けられる側の表面に押圧してRp値を測定した。なお、加熱は加熱装置としてホットプレートを用い、該加熱装置の設定温度を100℃として、アンダーコート塗布支持体(但しアンダーコート層を設けていない場合には支持体)を5sec間加熱するようにした。
(実画像評価)
得られた感熱記録材料をサーマルイメージャーFTI500(富士フイルム(株)製)を使用して、グレー画像(OD=0.5)を印画し、その画質(グレー画質)を目視観察した。結果を表2に示す。尚、評価基準は以下の通りである。
○:均一になめらかな画像
△:やや濃度にむらが見える
×:濃度むらが大きく白く抜ける部分がある
1B 本発明に係る感熱記録材料
2 サーマルヘッド
3 異物
4 ヘッド汚れ
Claims (8)
- JIS K6253(1997年)のタイプDでの硬度が40以上である支持体上に、
該支持体側から順に、25℃におけるダイナミック微小硬度が5.0mN以下のアンダーコート層と、
電子供与性染料前駆体および該電子供与性染料前駆体を熱時発色させる電子受容性化合物を含有する感熱発色層と、を有し、
且つ前記アンダーコート層を有する前記支持体における該アンダーコート層の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である感熱記録材料。 - 前記支持体の前記アンダーコート層を有する側の表面における、JIS−P8119(1998年)に規定する平滑度が2000sec以上である請求項1に記載の感熱記録材料。
- 前記アンダーコート層が、ポリマー粒子とバインダーとを含有する請求項1または請求項2に記載の感熱記録材料。
- 前記アンダーコート層が、粒子径0.5μm以上の中空粒子を含有する請求項1または請求項2に記載の感熱記録材料。
- 前記アンダーコート層が、顔料とポリマー粒子とを含有する請求項1または請求項2に記載の感熱記録材料。
- 前記アンダーコート層の塗布量が1〜10g/m2である請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の感熱記録材料。
- 前記支持体が、透明支持体、合成紙およびレジンコート紙から選ばれる1種である請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の感熱記録材料。
- 前記支持体の、100℃で5sec間加熱した際のマイクロトポグラフで測定したRp値が10以下である請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の感熱記録材料。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242587A JP5489639B2 (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | 感熱記録材料 |
US12/905,118 US8349766B2 (en) | 2009-10-21 | 2010-10-15 | Thermosensitive recording material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009242587A JP5489639B2 (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | 感熱記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011088324A JP2011088324A (ja) | 2011-05-06 |
JP5489639B2 true JP5489639B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=43879751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009242587A Expired - Fee Related JP5489639B2 (ja) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | 感熱記録材料 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8349766B2 (ja) |
JP (1) | JP5489639B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130216947A1 (en) * | 2012-01-18 | 2013-08-22 | Tatsuya Susuki | Chemical coating composition for forming a laser-markable material and a laser-markable material |
JP2017200760A (ja) | 2016-05-02 | 2017-11-09 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 弾性下層を有するサーマル印刷可能な紙物品 |
KR20170131215A (ko) | 2016-05-20 | 2017-11-29 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 탄성 산재 층을 갖는 열적으로 인쇄 가능한 종이 물품 |
JP7127684B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-08-30 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
EP4414679A2 (en) * | 2019-01-17 | 2024-08-14 | FUJIFILM Corporation | Pressure measuring material and method for manufacturing pressure measuring material |
WO2021075547A1 (ja) * | 2019-10-17 | 2021-04-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体及びその製造方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0379385A (ja) * | 1989-08-23 | 1991-04-04 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2601728B2 (ja) | 1990-08-21 | 1997-04-16 | 王子製紙株式会社 | 感熱記録紙の製造方法 |
JPH04244264A (ja) | 1991-01-30 | 1992-09-01 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 塗布方法 |
JPH0731918A (ja) | 1993-07-22 | 1995-02-03 | Ricoh Co Ltd | バー塗布装置 |
JPH1199748A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-04-13 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
JPH11254832A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-09-21 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
JP2001199163A (ja) * | 2000-01-17 | 2001-07-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2002264503A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-18 | Oji Paper Co Ltd | 粘着ラベル用感熱記録体 |
JP2002293036A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Nippon Kayaku Co Ltd | 感熱記録材料 |
US20070098900A1 (en) * | 2004-11-05 | 2007-05-03 | Fuji Hunt Photographic Chemicals, Inc. | Media providing non-contacting formation of high contrast marks and method of using same, composition for forming a laser-markable coating, a laser-markable material and process of forming a marking |
JP4719036B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-07-06 | 株式会社リコー | 感熱記録材料 |
JP2007090683A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体、画像処理方法並びに画像処理装置 |
JP2008062537A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP4907374B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2012-03-28 | 株式会社リコー | 感熱記録材料 |
JP2009023237A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料およびその製造方法 |
-
2009
- 2009-10-21 JP JP2009242587A patent/JP5489639B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-10-15 US US12/905,118 patent/US8349766B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8349766B2 (en) | 2013-01-08 |
US20110092365A1 (en) | 2011-04-21 |
JP2011088324A (ja) | 2011-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5479523B2 (ja) | 感熱記録体 | |
EP1844947B1 (en) | Thermosensitive recording medium | |
JP5967013B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5489639B2 (ja) | 感熱記録材料 | |
JP4631852B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008055843A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2014226848A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008194918A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2010194924A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2009279833A (ja) | 感熱記録体及びその製造方法 | |
JP2005306004A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2010069871A (ja) | 感熱記録材料 | |
JP2006256219A (ja) | 感熱記録体 | |
JP4466483B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2010058467A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008006739A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2009083181A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008221828A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2005254715A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2015085520A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008001046A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2005138343A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2014172199A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2008194917A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2011088379A (ja) | 感熱記録体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5489639 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |