JP5489003B2 - 評価装置および評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハや液晶基板等の表面に形成されたパターンを評価する評価装置および評価方法に関する。
半導体ウェハの表面に形成されたパターンの良否を判断する方法として、走査型電子顕微鏡(SEM)による観察により、断面形状を計測する方法が種々提案されている。SEMによる断面形状の計測は、被検基板上のパターンに照射した電子線をパターンの断面方向に走査し、パターンからの反射電子や二次電子を検出、解析して、走査した部分の断面形状を求める方法で行われる。上記の操作をパターン上の何点かで行い、パターン全体の形状の良否を判断する。
また、パターンの断面形状からパターンを形成した露光プロセスやエッチングのプロセスに不具合がないかどうかや、適切なプロセス条件が選択されているかの判断もなされる。例えば露光プロセスについては露光条件とパターンの断面形状との相関関係をあらかじめ求めておき、検査したパターンの断面形状から露光装置の露光条件の修正の可否を判断し、修正が必要な場合には前述の相関関係に基づいて適切な露光条件を求めている。また、エッチングのプロセスにおいては、ガス種、ガス圧、加速電圧等の条件と、パターンの断面形状との相関関係を予め求めておいて、同様の条件出しが行われる。
上記の様にSEMによる計測方法は、パターン上に電子線を照射して走査する作業を何回も繰り返し行う為、パターンの形状を求めるのに膨大な時間を要してしまう。また観察倍率が高いため、ウェハ上の全てのパターン形状を求めるのは困難であり、何点かをサンプリングしてウェハ全体の良否を判断する。その結果、サンプリングされたパターン以外の部分に欠陥があっても見逃されてしまう。また、レジストパターンでは、電子線を照射すると加速電圧によって電子線がレジストに吸収、チャージされてパターンの目減りが起こる。場合によっては放電が発生してパターンが倒れてしまい、その後の工程で不都合が生じる為、加速電圧や観察倍率を色々と変えながら最適な観察条件をも求める。それ故、さらに計測に時間を要する。
SEMによる断面形状の計測では、こうした見逃しによって露光装置やエッチャーの不具合を十分に把握出来ないという問題が生じる。また、計測に膨大な時間を要するため、計測結果によって得られた露光装置やエッチャーの不具合を迅速にそれらの装置に反映できない問題も生じる。さらに、露光装置の不良解析として、ドーズ不良(露光量不良)とフォーカス不良の判別が実パターンではできないという問題がある。SEM計測においては、ラインの幅(CD値)を求めることはできるが、断面形状の計測はできないことから、ウェハを割って計測することが行われている。
このような問題を解決するため、レジストパターン、エッチング後のパターンに関わらず、被検基板上のパターン形状の良否を短時間で判別することができる表面検査装置および表面検査方法が考案されている(例えば、特許文献1を参照)。この表面検査装置は、被検基板に形成された周期性を有するレジストパターンの繰り返し方向に対して直線偏光の振動方向を斜めに設定して照明し、被検基板からの正反射光のうち、照明する直線偏光の振動面に垂直な振動面を有する偏光成分を抽出するために検像形成手段を用いて撮像することにより、被検基板上のパターン形状の良否を短時間に処理可能としている。
特開2006−135211号公報
しかしながら、上述のような方法においても、ドーズ不良とフォーカス不良の判別ができず、パターンの異常の原因を特定することができなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、繰り返しパターンの異常の原因を特定することが可能な評価装置および評価方法を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、第1の発明に係る評価装置は、露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に偏光光を照射する照明部と、前記偏光光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち、所定の振動方向の偏光成分を抽出する検光子と、前記検光子により抽出された前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された相異なる偏光成分に基づく複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置における露光量とフォーカスとを判別して評価する評価部とを備えている。
なお、上述の評価装置において、前記偏光光は直線偏光であり、前記直線偏光の振動方向と、前記検光子で抽出する偏光成分の振動方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、前記繰り返しパターンを露光した露光装置の露光量とフォーカスとを判別して評価するようにしてもよい。
また、上述の評価装置において、前記偏光光は直線偏光であり、前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、前記繰り返しパターンを露光した露光装置の露光量とフォーカスとを判別して評価するようにしてもよい。
また、前記設定部は、前記直線偏光の進行方向と垂直な面内における振動方向と、前記基板の表面からの反射光の進行方向と垂直な面内における前記偏光成分の振動方向とのなす角度を、90度+第1の角度および90度−第2の角度である、2つの角度条件となるように設定してもよい。
また、前記設定部は、前記基板の表面における前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向とのなす角度を、第1の角度および該第1の角度とは90度異なる第2の角度である、2つの角度条件となるように設定してもよい。
また、上述の評価装置において、前記撮像部は、前記設定部により設定された前記2つの角度条件において得られる相異なる偏光成分に基づく前記基板の像をそれぞれ撮像し、前記評価部は、前記撮像部により撮像された2つの前記基板の画像における信号強度の差分に基づいて前記露光装置における露光量を検出し、前記撮像部により撮像された2つの前記基板の画像における信号強度の平均に基づいて前記露光装置におけるフォーカスを検出するようにしてもよい。
また、第2の発明に係る評価装置は、露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に偏光光を照射する照明部と、前記偏光光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち、所定の振動方向の偏光成分を抽出する検光子と、前記検光子により抽出された前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された相異なる偏光成分に基づく複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する評価部とを備えている。
なお、上述の評価装置において、前記偏光光は直線偏光であり、前記直線偏光の振動方向と、前記検光子で抽出する偏光成分の振動方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価するようにしてもよい。
また、上述の評価装置において、前記偏光光は直線偏光であり、前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価するようにしてもよい。
また、前記設定部は、前記直線偏光の進行方向と垂直な面内における振動方向と、前記基板の表面からの反射光の進行方向と垂直な面内における前記偏光成分の振動方向とのなす角度を、90度+第1の角度および90度−第2の角度である、2つの角度条件となるように設定してもよい。
また、前記設定部は、前記基板の表面における直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向とのなす角度を、第1の角度および該第1の角度とは90度異なる第2の角度である、2つの角度条件となるように設定してもよい。
また、本発明に係る評価方法は、露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に直線偏光を照射するとともに、前記直線偏光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分を抽出し、前記抽出した偏光成分に基づく前記基板の像を撮像して露光装置の露光量とフォーカスとを評価する評価方法であって、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の角度条件、もしくは、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する第1のステップと、前記第1のステップで設定した、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件、もしくは、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件において、前記基板の表面に前記直線偏光を照射する第2のステップと、前記複数の角度条件において、前記直線偏光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分を抽出する第3のステップと、前記複数の角度条件において、前記第3のステップで抽出した前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する第4のステップと、前記複数の角度条件において前記第4のステップでそれぞれ撮像した複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量とフォーカスとを、もしくは露光装置における露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と露光装置におけるフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する第5のステップとを含んでいる。
本発明によれば、繰り返しパターンの異常の原因を推定することができる。
評価装置の全体構成を示す図である。 半導体ウェハの表面の外観図である。 繰り返しパターンの凹凸構造を説明する斜視図である。 直線偏光の入射面と繰り返しパターンの繰り返し方向との傾き状態を説明する図である。 直線偏光の振動面の方向と繰り返しパターンの繰り返し方向との傾き状態を説明する図である。 レシピ作成方法を示すフローチャートである。 パターンの評価方法を示すフローチャートである。 (a)はドーズ輝度変化と線幅変化との関係を示すグラフであり、(b)はドーズ輝度変化と露光エネルギー量との関係を示すグラフである。 (a)および(b)は条件振りウェハの各ショットから反射された楕円偏光の偏光状態を示す図であり、(c)は直線偏光の偏光状態を示す図である。 差分画像におけるショット毎の平均輝度とドーズ量変化との関係を示す図である。 平均画像におけるショット毎の平均輝度とフォーカス変化との関係を示す図である。 線幅変化とドーズ量変化との関係を示すグラフである。 LERとフォーカス変化との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態の評価装置1は、図1に示すように、半導体ウェハ10(以下、ウェハ10と称する)を支持するステージ20と、アライメント系25と、照明系30と、受光系40とを備えて構成されている。また、評価装置1は、受光系40で撮像された画像の画像処理を行う画像処理部50と、受光系40で撮像された画像や画像処理部50による画像処理結果を表示するモニタ55とを備えている。ウェハ10は、露光装置による最上層のレジスト膜への露光・現像後、不図示の搬送系により、不図示のウェハカセットまたは現像装置から運ばれ、ステージ20に吸着保持される。
ウェハ10の表面には、図2に示すように、複数のチップ領域11がXY方向に配列され、各チップ領域の中に所定の繰り返しパターン12が形成されている。繰り返しパターン12は、図3に示すように、複数のライン部2Aがその短手方向(X方向)に沿って一定のピッチPで配列されたレジストパターン(例えば、配線パターン)である。隣り合うライン部2A同士の間は、スペース部2Bである。なお、ライン部2Aの配列方向(X方向)を「繰り返しパターン12の繰り返し方向」と称する。
ここで、繰り返しパターン12におけるライン部2Aの線幅DAの設計値をピッチPの1/2とする。設計値の通りに繰り返しパターン12が形成された場合、ライン部2Aの線幅DAとスペース部2Bの線幅DBは等しくなり、ライン部2Aとスペース部2Bとの体積比は略1:1になる。これに対して、繰り返しパターン12を形成する際の露光ドーズ量が適正値から外れると、ピッチPは変わらないが、ライン部2Aの線幅DAが設計値と異なってしまうとともに、スペース部2Bの線幅DBとも異なってしまい、ライン部2Aとスペース部2Bとの体積比が略1:1から外れる。
本実施形態の評価装置1は、上記のような繰り返しパターン12におけるライン部2Aとスペース部2Bとの体積比の変化を利用して、繰り返しパターン12の形状評価を行うものである。説明を簡単にするため、理想的な体積比(設計値)を1:1とする。体積比の変化は、露光ドーズ量の適正状態からの外れに起因し、ウェハ10のショット領域ごとに現れる。なお、体積比を断面形状の面積比と言い換えることもできる。
また、本実施形態においては、繰り返しパターン12に対する照明光(後述)の波長と比較して繰り返しパターン12のピッチPが十分小さいものとする。例えば、ハーフピッチ70nmのパターンにH線(波長λ=405nm)の照明光を用いると、ピッチは照明光の波長の1/2以下であり回折光が発生することはない。このように、繰り返しパターン12から回折光が発生することはなく、繰り返しパターン12の形状評価を回折光により行うことはできない。
評価装置1のステージ20は、ウェハ10を上面で支持して、例えば真空吸着により固定保持する。さらに、ステージ20は、上面の中心における法線A1を中心軸として回転可能である。この回転機構によって、ウェハ10における繰り返しパターン12の繰り返し方向(図2および図3におけるX方向)を、ウェハ10の表面内で回転させることができる。なお、ステージ20は、上面が水平面であり、ウェハ10を常に水平な状態に保つことができる。
アライメント系25は、ステージ20が回転しているときに、ウェハ10の外縁部を照明し、外縁部に設けられた外形基準(例えばノッチ)の回転方向の位置を検出し、所定位置でステージ20を停止させる。その結果、ウェハ10における繰り返しパターン12の繰り返し方向(図2および図3におけるX方向)を、後述の照明光の入射面A2(図4を参照)に対して、45度の角度に傾けて設定することができる。なお、角度は45度に限らず、22.5度や67.5度など任意角度方向に設定可能である。
照明系30は、光源31と、偏光子32と、照明レンズ33とを有して構成された偏心光学系であり、ステージ20上のウェハ10の繰り返しパターン12を直線偏光L1(第1の直線偏光)により照明する。この直線偏光L1が、繰り返しパターン12に対する照明光である。直線偏光L1は、ウェハ10の表面全体に照射される。
直線偏光L1の進行方向(ウェハ10表面上の任意の点に到達する直線偏光L1の主光線の方向)は、ステージ20の中心を通り、ステージ20の法線A1に対して所定の角度θだけ傾けられている。ちなみに、直線偏光L1の進行方向を含み、ステージ20の法線A1に平行な平面が、直線偏光L1の入射面である。図4の入射面A2は、ウェハ10の中心における入射面である。
また、本実施形態では、直線偏光L1がp偏光である。直線偏光L1の振動面は、偏光子32の透過軸により規定される。
なお、照明系30の光源31は、安価な放電光源又はLEDである。偏光子32は、光源31の射出端近傍に配置され、その透過軸が所定の方位に設定され、透過軸に応じて光源31からの光を直線偏光L1にする。照明レンズ33は、光源31の射出端と略一致し、後側焦点がウェハ10の表面と略一致するように配置され、偏光子32からの光をウェハ10の表面に導く。すなわち照明系30は、ウェハ10側に対してテレセントリックな光学系である。
上記の照明系30において、光源31からの光は、偏光子32および照明レンズ33を介しp偏光の直線偏光L1となって、ウェハ10の表面全体に入射する。ウェハ10の各点における直線偏光L1の入射角度は、平行光束のため互いに同じであり、光軸と法線A1とのなす角度θに相当する。
本実施形態では、ウェハ10に入射する直線偏光L1がp偏光であるため、図4に示すように、繰り返しパターン12の繰り返し方向(X方向)が直線偏光L1の入射面A2(ウェハ10の表面における直線偏光L1の進行方向)に対して45度の角度に設定された場合、ウェハ10の表面における直線偏光L1の振動面の方向(図5におけるV方向)と繰り返しパターン12の繰り返し方向(X方向)とのなす角度も、45度に設定される。
言い換えると、直線偏光L1は、ウェハ10の表面における直線偏光L1の振動面の方向(図5におけるV方向)が繰り返しパターン12の繰り返し方向(X方向)に対して45度傾いた状態で、繰り返しパターン12を斜めに横切るようにして繰り返しパターン12に入射する。
このような直線偏光L1と繰り返しパターン12との角度状態は、ウェハ10の表面全体において均一である。なお、図5の振動面の方向(V方向)と繰り返し方向(X方向)とのなす角度を45度に設定するのは、繰り返しパターン12による偏光状態の変化を最大とするためである。
そして、上記の直線偏光L1を用いて繰り返しパターン12を照明すると、繰り返しパターン12から正反射方向に楕円偏光L2が発生する。この場合、楕円偏光L2の進行方向が正反射方向に一致する。正反射方向とは、直線偏光L1の入射面A2内に含まれ、ステージ20の法線A1に対して入射方向とは反対側に角度θ(直線偏光L1の入射角度θに等しい角度)だけ傾いた方向である。なお、上述の通り、繰り返しパターン12のピッチPが照明波長と比較して十分短いため、繰り返しパターン12から回折光が発生することはない。
さて、受光系40は、図1に示すように、受光レンズ41と、検光子42と、回転駆動装置43と、撮像カメラ44とを有して構成され、その光軸が、ステージ20の中心を通り、かつ、ステージ20の法線A1に対して角度θだけ傾くように配設される。受光レンズ41は、楕円偏光L2を撮像カメラ44の撮像面に集光する。
検光子42は、回転駆動装置43を用いて受光系40の光軸を中心に透過軸の方位(偏光方向)を回転可能に構成されており、検光子42の透過軸の方位は、上述した偏光子32の透過軸に対して90度前後の傾斜角度で傾くように設定される。すなわち、クロスニコル状態を意図的にくずすことを可能にしている。そして、楕円偏光L2が検光子42を透過すると、ウェハ10表面からの正反射光である楕円偏光L2のうち、直線偏光L1の振動方向に対し振動方向が略直角な偏光成分である第2の直線偏光L3が撮像カメラ44の撮像面に集光される。その結果、撮像カメラ44の撮像面には、第2の直線偏光L3によるウェハ10の正反射像が形成される。
撮像カメラ44は、不図示のCCD撮像素子を有するCCDカメラであり、撮像面に形成されたウェハ10の正反射像を光電変換して、画像信号を画像処理部50に出力する。ウェハ10の正反射像の明暗は、直線偏光L3の光強度に略比例し、繰り返しパターン12の形状に応じて変化する。ウェハ10の正反射像が最も明るくなるのは、繰り返しパターン12が理想的な形状の場合である。なお、ウェハ10の正反射像の明暗は、ショット領域ごとに現れる。
画像処理部50は、撮像カメラ44から入力されたウェハ10の画像信号に基づいて、ウェハ10(正反射像)の画像を所定のビット(例えば8ビット)のデジタル画像に変換する。また、画像処理部50は、ウェハ10の画像に所定の画像処理を行って、繰り返しパターン12の形状を評価する。そして、画像処理部50による繰り返しパターン12の評価結果および、そのときのウェハ10の画像がモニタ55で出力表示される。
本実施形態の評価装置1を用いた繰り返しパターン12の評価方法について、図6および図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、繰り返しパターン12の評価を行う前に、レシピ作成作業を実施する(図6を参照)。これは、繰り返しパターン12の評価において、最適な評価を実施するための条件を決める必要があるからである。そこでまず、予め露光機のフォーカス量(適正合焦状態からの合焦位置のずれ量)およびドーズ量(露光量)をショット毎に振った(変化させた)条件で露光し、現像したウェハをステージ20へ搬送する(ステップS101)。
このような条件振りウェハ(図示せず)は、基準となる最適なフォーカス量およびドーズ量によるベストショット(良品ショット)が存在するように作成する。この際、条件振りウェハに限らず、不作為による欠陥が存在するウェハでもよい。条件振りウェハの搬送後、繰り返しパターンの繰り返し方向が照明方向(ウェハ10の表面における直線偏光L1の進行方向)に対して45度だけ傾くようにアライメントを行う。なお、アライメントの角度は45度に限らず、67.5度あるいは22.5度であってもよい。
前述したように、検光子42は、回転駆動装置43を用いて透過軸の方位(偏光方向)を回転可能に構成されており、条件振りウェハ(図示せず)の搬送およびアライメントを行った後、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度+3度(93度)の傾斜角度となるように検光子42を回転させる(ステップS102)。このとき、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度が、90度+3度(93度)に設定される。
次に、条件振りウェハ(図示せず)の表面に直線偏光L1を照射し、条件振りウェハの表面で反射した正反射光(楕円偏光L2)を検光子42を介して撮像カメラ44で検出し撮像する(ステップS103)。このとき、光源31からの光が偏光子32および照明レンズ33を介し直線偏光L1となって、条件振りウェハの表面に照射される。そして、条件振りウェハの表面で反射した正反射光(楕円偏光L2)が受光レンズ41により集光され、検光子42で第2の直線偏光L3が抽出されて撮像カメラ44の撮像面上に結像され、撮像カメラ44は、撮像面上に形成された第2の直線偏光L3による条件振りウェハの正反射像を光電変換して画像信号を生成し、画像信号を画像処理部50に出力する。
第2の直線偏光L3による条件振りウェハの画像信号が画像処理部50に入力されると、画像処理部50の内部メモリ(図示せず)に記憶される(ステップS104)。
次に、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度±3度の傾斜角度となるように検光子42を回転させて、それぞれの条件で、条件振りウェハの正反射像を撮像したか否かを判定する(ステップS105)。判定がNoである場合、ステップS106へ進み、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度−3度(87度)の傾斜角度となるように検光子42を回転させてから、ステップS103の撮像およびステップS104の画像記憶を繰り返し、ステップS105へ戻る。このとき、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度が、90度−3度(87度)に設定される。
またこのとき、撮像される基準ショット(ベスト良品ショット)部の明るさは、検光子42の状態に拘わらず一定にすることが必要となる。そのため、検光子42の設定が終わった後に初期値の照明強度でウェハを撮像し画像処理部50に送り、画像処理部50では基準ショット(ベスト良品ショット)部の輝度を例えば256階調で求める。基準ショット(ベスト良品ショット)部の輝度が120階調(256階調中の)であればその照明強度を検光子42の状態の照明強度として記憶する。また、得られた画像中の基準ショット(ベスト良品ショット)部の輝度が120階調となっていない場合には、照明強度を図示しないNDフィルター等で調整して基準ショット(ベスト良品ショット)部の輝度が120階調となる条件を求め、得られた照明強度条件を検光子42の状態と対応付けて記憶している。このように、撮像した画像から基準ショット(ベスト良品ショット)位置の輝度を計算し、一定の輝度になるように毎回照明光量を調整している。これにより、基準ショットが同一輝度値で検光子42の透過軸の方位が異なる2枚の画像が記憶される。
一方、ステップS105における判定がYesである場合、ステップS107へ進み、条件振りウェハ(図示せず)を回収する。なお、検光子42の回転角度範囲は、大きい方が不良ショットでの輝度変化量が大きい一方、ノイズ成分(偏光変化量以外)が大きくなることから、±3度〜±5度の範囲が望ましい。
条件振りウェハを回収すると、画像処理部50は、前のステップで撮像取得した2枚の画像を内部メモリから読み出し(ステップS108)、読み出した2枚の画像における信号強度の差分および平均に基づく画像(以下、差分画像および平均画像と称する)を画像処理により求める(ステップS109)。差分画像を求めるには、2枚の画像における信号強度の差分を画素単位で求め、画素単位で求めた差分値を信号強度として差分画像を生成する。平均画像を求めるには、2枚の画像における信号強度の平均を画素単位で求め、画素単位で求めた平均値を信号強度として平均画像を生成する。
差分画像および平均画像を求めると、求めた差分画像より、ドーズ量(露光量)を変化させたショット毎に輝度(信号強度)の平均値(すなわち、2枚の画像における信号強度(輝度)の差分の平均値)を算出し、ドーズ量の変化に起因するライン部2Aの幅の変化(以下、線幅変化と称する)を求めるための係数Kを求める(ステップS110)。ここで、ドーズ量の変化に起因するドーズ輝度変化は、2枚の画像における信号強度(輝度)の差分と同等であり、検光子42の回転角度範囲を±αとしたとき、次の(1)式または(2)式のように表すことができる。
ドーズ輝度変化=(+αの画像の輝度)−(−αの画像の輝度)…(1)
ドーズ輝度変化=(−αの画像の輝度)−(+αの画像の輝度)…(2)
また、線幅変化とドーズ輝度変化との間には、次の(3)式のような相関がある。
線幅変化=K×ドーズ輝度変化 …(3)
そこで、SEM(走査型電子顕微鏡)による計測もしくはスキャトロメトリーによる計測によって、ドーズ量を変化させたショット毎に線幅(ライン部2Aの幅)を予め計測しておくことにより、信号強度(輝度)の差分(ドーズ輝度変化)と線幅の計測値から係数Kを求めることができる。そして、繰り返しパターン12を評価する際、求めた係数Kを(3)式に用いるようにすれば、信号強度(輝度)の差分(ドーズ輝度変化)からドーズ量(露光量)の変化に起因する線幅変化(すなわち、繰り返しパターン12の形状変化)を検出することができる。なお、ドーズ輝度変化と線幅変化との関係を、図8(a)に示す。
また、(4)式に示すような、ドーズ量(露光エネルギー量)と輝度変化(ドーズ輝度変化)との間の相関を用いることもできる。
露光エネルギー量=K×ドーズ輝度変化 …(4)
この場合、露光装置(図示せず)の設定から、ショット毎のドーズ量(露光エネルギー量)を予め求めておくことにより、信号強度(輝度)の差分(ドーズ輝度変化)と露光エネルギー量から係数Kを求めることができる。そして、繰り返しパターン12を評価する際、求めた係数Kを(4)式に用いるようにすれば、信号強度(輝度)の差分(ドーズ輝度変化)からドーズ量(露光量)の変化(すなわち、繰り返しパターン12の形状変化)を検出することができる。なお、ドーズ輝度変化と露光エネルギー量との関係を、図8(b)に示す。
次に、求めた平均画像より、フォーカスを変化させたショット毎に輝度(信号強度)の平均値(すなわち、2枚の画像における信号強度(輝度)の平均の平均値)を算出し、フォーカス変化量を求めるための係数gを求め、レシピ作成作業を終了する(ステップS111)。ここで、フォーカスのズレに起因する輝度変化(フォーカス輝度変化)は、次の(5)式のように表すことができる。
フォーカス輝度変化={(+αの画像の輝度)+(−αの画像の輝度)}
/2−f(線幅変化) …(5)
なお、fは、「線幅変化に応じた輝度変化」の関数である。また、「フォーカス変化量に応じたフォーカス輝度変化」の関数をgとしたとき、フォーカス変化量とフォーカス輝度変化との間には、次の(6)式のような関係がある。
フォーカス変化量=g−1(フォーカス輝度変化) …(6)
そこで、露光装置(図示せず)の設定から、ショット毎のフォーカス変化量(フォーカスオフセット値)を予め求めておくことにより、平均画像の信号強度(輝度)とフォーカス変化量から関数fおよび関数gを求めることができる。そして、繰り返しパターン12を評価する際、求めた関数fを(5)式に用いるとともに、求めた関数gを(6)式に用いるようにすれば、平均画像の信号強度(輝度)からフォーカスの変化(すなわち、繰り返しパターン12の形状変化)を検出することができる。
ここで、ドーズ不良とフォーカス不良とを判別して検出できる理由について説明する。図9は、条件振りウェハ(図示せず)の各ショットから反射された楕円偏光L2の偏光状態を示す図である。図9(a)の各ショットは露光量(ドーズ量)に意図的に過不足を持たせたもので、図9(a)の中央付近が適正露光量であり、図9(a)の左側は左方へ行くほど露光量が不足したショット、図9(a)の右側は右方へ行くほど露光量が過剰なショットの偏光状態である。図9(c)に示すような直線偏光L1によって構造性複屈折を有するパターンを照明すると、反射光は一般に傾きをもった楕円偏光L2となる。この図9(a)から、露光量を変化させると、楕円偏光L2の太り具合が変化するとともに、楕円の長軸の角度と長さが変化していることがわかる。図9(b)の各ショットはフォーカスを意図的に変化させたもので、図9(b)の中央付近が正常のフォーカスであり、図9(b)の左側は左方へ行くほどフォーカスがマイナスとなるショット、図9(b)の右側は右方へ行くほどフォーカスがプラスとなるショットの偏光状態である。この図9(b)から、フォーカスを変化させると、楕円偏光L2の太り具合は変化しているが、楕円の長軸の角度と長さはほとんど変化していないことがわかる。
このため、前述のように、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度±3度の傾斜角度となるように検光子42を回転させて、それぞれの条件で撮像した2枚のウェハの画像を比較すると、フォーカス不良があっても2枚の画像(ショット)の明るさには変化がないか、もしくは非常に少なく、ドーズ不良がある場合は2枚の画像(ショット)の明るさが変化することになる。なお、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度±3度以外の傾斜角度(例えば、±1度や±2度)となるように検光子42を回転させても、図10および図11に示すように、フォーカス不良があっても2枚の画像(ショット)の明るさには変化がないか、もしくは非常に少なく、ドーズ不良がある場合は2枚の画像(ショット)の明るさが変化することがわかる。
また、ドーズ不良やフォーカス不良のない良品ショットでも、図9に示すように楕円偏光L2の長軸が傾いているため、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度±3度の傾斜角度となるように検光子42を回転させて、それぞれの条件で撮像した2枚のウェハの画像を比較すると、各良品ショットで明るさが変化すると思いがちである。しかしながら、本実施形態においては、良品ショット(前述の基準ショット)の場合に一定の輝度になるように検光子42の状態に応じて照明光量を調整しているため、良品ショットでは2つの画像において明るさが同じになる。
このようにしてレシピを作成(係数Kや関数fおよび関数gを決定)した後、ウェハ10の表面に形成された繰り返しパターン12の評価を行う(図7を参照)。繰り返しパターン12の評価を行うには、まず、評価対象となるウェハ10をステージ20へ搬送する(ステップS201)。ウェハ10の搬送後、繰り返しパターン12の繰り返し方向が照明方向(ウェハ10の表面における直線偏光L1の進行方向)に対して45度だけ傾くようにアライメントを行う。なお、レシピ作成時に、アライメントの角度を67.5度あるいは22.5度にした場合には、その角度に合わせる。
ウェハ10の搬送およびアライメントを行った後、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度+3度(93度)の傾斜角度となるように検光子42を回転させる(ステップS202)。このとき、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度が、90度+3度(93度)に設定される。
次に、良品ショット(前述の基準ショット)の場合に一定の輝度となるように検光子42の状態に応じて照明光量を調整して、ウェハ10の表面に直線偏光L1を照射し、ウェハ10の表面で反射した正反射光(楕円偏光L2)を検光子42を介して撮像カメラ44で検出し撮像する(ステップS203)。このとき、光源31からの光が偏光子32および照明レンズ33を介し直線偏光L1となって、ウェハ10の表面に照射される。そして、ウェハ10の表面で反射した正反射光(楕円偏光L2)が受光レンズ41により集光され、検光子42で第2の直線偏光L3が抽出されて撮像カメラ44の撮像面上に結像され、撮像カメラ44は、撮像面上に形成された第2の直線偏光L3によるウェハ10の正反射像を光電変換して画像信号を生成し、画像信号を画像処理部50に出力する。
第2の直線偏光L3によるウェハ10の画像信号が画像処理部50に入力されると、画像処理部50の内部メモリ(図示せず)に記憶される(ステップS204)。
次に、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度±3度の傾斜角度となるように検光子42を回転させて、それぞれの条件で、ウェハ10の正反射像を撮像したか否かを判定する(ステップS205)。判定がNoである場合、ステップS206へ進み、検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度−3度(87度)の傾斜角度となるように検光子42を回転させてから、ステップS203の撮像およびステップS204の画像記憶を繰り返し、ステップS205へ戻る。このとき、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度が、90度−3度(87度)に設定される。
またこのとき、前述したように、良品ショットの輝度が一定の輝度になるように毎回照明光量を調整している。これにより、基準ショットが同一輝度値で検光子42の透過軸の方位が異なる2枚の画像が記憶される。
一方、ステップS205における判定がYesである場合、ステップS207へ進み、ウェハ10を回収する。ウェハ10を回収すると、画像処理部50は、前のステップで撮像取得した2枚の画像を内部メモリから読み出し(ステップS208)、読み出した2枚の画像における信号強度の差分および平均に基づく画像(すなわち、差分画像および平均画像)を画像処理により求める(ステップS209)。差分画像および平均画像は、レシピ作成時に説明した場合と同様にして求める。
差分画像および平均画像を求めると、求めた差分画像より、ショット毎に輝度(信号強度)の平均値(すなわち、2枚の画像における信号強度(輝度)の差分の平均値)を算出し、算出した平均値から、前述の(3)式または(4)式を用いて、ドーズ量(露光量)の変化に起因する線幅変化またはドーズ量の適正値からの変化量(すなわち、繰り返しパターン12の形状変化)をショット毎に求める(ステップS210)。このようにして求めた線幅変化またはドーズ量の変化は、2枚のウェハ10の画像や差分画像とともにモニタ55に表示され、線幅変化またはドーズ量の変化が所定の閾値を超えた場合には、ドーズ不良としてその旨が報知される。
次に、求めた平均画像より、ショット毎に輝度(信号強度)の平均値(すなわち、2枚の画像における信号強度(輝度)の平均の平均値)を算出し、算出した平均値から、前述の(5)式および(6)式を用いて、フォーカスの適正値からの変化量または後述するLER(すなわち、繰り返しパターン12の形状変化)をショット毎に求め、繰り返しパターン12の評価を終了する(ステップS211)。このようにして求めたフォーカスの変化は、平均画像とともにモニタ55に表示され、フォーカスの変化が所定の閾値を超えた場合には、フォーカス不良としてその旨が報知される。
ここで、図12に、2枚の画像における信号強度の差分から(3)式を用いて求めた線幅変化と、SEM(走査型顕微鏡)により計測した線幅変化との相関を示すデータの一例を示す。この図12から、ドーズ量の変化に対する線幅変化について、本実施形態による算出値とSEMによる計測値との間で高い相関が得られたことがわかる。また、図13に、2枚の画像における信号強度の平均から(6)式等を利用して求めたLER(Line
Edge Roughness)と、SEMにより計測したLERとの相関を示すデータの一例を示す。この図13から、フォーカスの変化に対するLERの変化について、本実施形態による算出値とSEMによる計測値との間で高い相関が得られたことがわかる。ここで、LERとは、パターンの壁面に出来た凹凸の大きさを表す値である。
このように、本実施形態の評価装置1および方法によれば、直線偏光L1の振動方向と第2の直線偏光L3の振動方向との間の角度条件を変えて撮像した2枚のウェハ10の画像に基づいて、繰り返しパターン12の形状を評価することで、ドーズ不良とフォーカス不良とを判別して検出することができ、繰り返しパターン12の異常の原因を推定(特定)することが可能になる。また、回折光が発生しないような例えば、H線(波長λ=405nm)の光を用いてハーフピッチ40nm台や30nm台のパターンの異常を、ドーズ不良とフォーカス不良とに分けて検出することができる。
このとき、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度を、90度±3度になるように設定することで、高い感度で繰り返しパターン12の状態(形状)を評価することが可能になる。
またこのとき、2枚のウェハ10の画像における信号強度(輝度)の差分に基づいて、露光装置におけるドーズ量(露光量)の変化に起因する繰り返しパターン12の形状変化(線幅変化またはドーズ量の変化)を検出し、2枚のウェハ10の画像における信号強度(輝度)の平均に基づいて、露光装置におけるフォーカスのズレに起因する繰り返しパターン12の形状変化(LERまたはフォーカスの変化)を検出することで、確実にドーズ不良とフォーカス不良とを判別して検出することができる。なお、フォーカスの変化量を求める際にドーズ量の影響を加味してもよい。
また、繰り返しパターン12が正常(良品ショット)である場合に2枚のウェハ10の画像における繰り返しパターン12の明るさがそれぞれ同じになるように、直線偏光L1を照射することで、正常の繰り返しパターン12(良品ショット)の明るさが一定となるため、繰り返しパターン12の異常(ドーズ不良およびフォーカス不良)の誤検出を防止することができる。
なお、上述の実施形態において、直線偏光L1の進行方向と垂直な面内における振動方向と、第2の直線偏光L3の進行方向と垂直な面内における振動方向とのなす角度を、90度±3度になるように設定しているが、これに限られるものではない。例えば、検光子42を回転させずにステージ20を回転させて、ウェハ10の表面における直線偏光L1の振動方向と、繰り返しパターン12の繰り返し方向とのなす角度を、互いに90度だけ異なるように(例えば、本実施形態の場合、45度と135度に)設定し、それぞれの条件で2枚のウェハ10の画像を取得するようにしてもよい。このようにすれば、直線偏光L1に対して繰り返しパターン12(ウェハ10)を90度回転させた場合、図10および図11に示すグラフ(平均輝度)の位置関係が上下で入れ替わるため、上述の実施形態の場合と同様にして差分画像および平均画像を求めて繰り返しパターン12を評価することで、上述の場合と同様の効果を得ることができる。なおこのとき、偏光子32および検光子42については、クロスニコル状態(検光子42の透過軸の方位が偏光子32の透過軸に対して90度の傾斜した状態)であることが好ましい。
また、上述の実施形態では、ウェハ10にポジ型のレジストを用いる場合について説明したが、これに限られるものではなく、ネガタイプのレジストを用いる場合であっても傾向は逆になるが同様に適用することができる。また、照明系と受光系との少なくとも一方に、軸外しした楕円鏡を用いてもよい(例えば、特開2006−135211号公報の楕円鏡を参照)。また、上述の実施形態において、平均画像に基づいて、フォーカスの変化(繰り返しパターン12の形状変化)を求めているが、これに限られるものではなく、この平均画像はクロスニコル状態でのウェハ10の画像と同等であるため、クロスニコル状態でのウェハ10の画像から、フォーカスの変化(繰り返しパターン12の形状変化)を求めるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、検光子42は、回転駆動装置43を用いて受光系40の光軸を中心に透過軸の方位を回転可能に構成されているが、これに限られるものではなく、例えば、受光レンズ41と検光子42との間に1/2λ板を配置し、1/2λ板の遅相軸の方位を受光系40の光軸を中心に回転させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、ウェハ10の表面に形成された繰り返しパターン12を評価しているが、これに限られるものではなく、例えば、ガラス基板上に形成されたパターンを評価することも可能である。
1 評価装置
10 ウェハ(基板) 12 繰り返しパターン
30 照明系(照明部)
40 受光系 42 検光子
43 回転駆動装置(設定部) 44 撮像カメラ(撮像部)
50 画像処理部(評価部)
L1 第1の直線偏光 L2 楕円偏光
L3 第2の直線偏光(偏光成分)

Claims (12)

  1. 露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に偏光光を照射する照明部と、
    前記偏光光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち、所定の振動方向の偏光成分を抽出する検光子と、
    前記検光子により抽出された前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された相異なる偏光成分に基づく複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置における露光量とフォーカスとを判別して評価する評価部とを備える評価装置。
  2. 前記偏光光は直線偏光であり、
    前記直線偏光の振動方向と、前記検光子で抽出する偏光成分の振動方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、
    前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、
    前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、前記繰り返しパターンを露光した露光装置の露光量とフォーカスとを判別して評価する請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記偏光光は直線偏光であり、
    前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、
    前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、
    前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、前記繰り返しパターンを露光した露光装置の露光量とフォーカスとを判別して評価する請求項1または2に記載の評価装置。
  4. 前記設定部は、前記直線偏光の進行方向と垂直な面内における振動方向と、前記基板の表面からの反射光の進行方向と垂直な面内における前記偏光成分の振動方向とのなす角度を、90度+第1の角度および90度−第2の角度である、2つの角度条件となるように設定する請求項2に記載の評価装置。
  5. 前記設定部は、前記基板の表面における前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向とのなす角度を、第1の角度および該第1の角度とは90度異なる第2の角度である、2つの角度条件となるように設定する請求項3に記載の評価装置。
  6. 前記撮像部は、前記設定部により設定された前記2つの角度条件において得られる相異なる偏光成分に基づく前記基板の像をそれぞれ撮像し、
    前記評価部は、前記撮像部により撮像された2つの前記基板の画像における信号強度の差分に基づいて前記露光装置における露光量を検出し、前記撮像部により撮像された2つの前記基板の画像における信号強度の平均に基づいて前記露光装置におけるフォーカスを検出する請求項4または5に記載の評価装置。
  7. 露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に偏光光を照射する照明部と、
    前記偏光光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち、所定の振動方向の偏光成分を抽出する検光子と、
    前記検光子により抽出された前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された相異なる偏光成分に基づく複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する評価部とを備える評価装置。
  8. 前記偏光光は直線偏光であり、
    前記直線偏光の振動方向と、前記検光子で抽出する偏光成分の振動方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、
    前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、
    前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する請求項7に記載の評価装置。
  9. 前記偏光光は直線偏光であり、
    前記直線偏光の振動方向と、前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する設定部を備え、
    前記撮像部は、前記設定部により設定された、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件における複数の前記基板の像を撮像し、
    前記評価部は、前記撮像部により撮像された複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と、露光装置のフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する請求項7または8に記載の評価装置。
  10. 前記設定部は、前記直線偏光の進行方向と垂直な面内における振動方向と、前記基板の表面からの反射光の進行方向と垂直な面内における前記偏光成分の振動方向とのなす角度を、90度+第1の角度および90度−第2の角度である、2つの角度条件となるように設定する請求項8に記載の評価装置。
  11. 前記設定部は、前記基板の表面における直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向とのなす角度を、第1の角度および該第1の角度とは90度異なる第2の角度である、2つの角度条件となるように設定する請求項9に記載の評価装置。
  12. 露光装置による露光を経て形成された所定の繰り返しパターンを有する基板の表面に直線偏光を照射するとともに、前記直線偏光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分を抽出し、前記抽出した偏光成分に基づく前記基板の像を撮像して露光装置の露光量とフォーカスとを評価する評価方法であって、
    前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の角度条件、もしくは、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の角度条件を設定する第1のステップと、
    前記第1のステップで設定した、前記直線偏光の振動方向と前記偏光成分の振動方向との間の複数の角度条件、もしくは、前記直線偏光の振動方向と前記繰り返しパターンの繰り返し方向との間の複数の角度条件において、前記基板の表面に前記直線偏光を照射する第2のステップと、
    前記複数の角度条件において、前記直線偏光が照射された前記基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分を抽出する第3のステップと、
    前記複数の角度条件において、前記第3のステップで抽出した前記偏光成分に基づく前記基板の像を撮像する第4のステップと、
    前記複数の角度条件において前記第4のステップでそれぞれ撮像した複数の前記基板の画像に基づいて、露光装置の露光量とフォーカスとを、もしくは露光装置における露光量に起因する前記繰り返しパターンの形状と露光装置におけるフォーカスに起因する前記繰り返しパターンの形状とを判別して評価する第5のステップとを含む評価方法。
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