JP5482432B2 - コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法 - Google Patents

コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5482432B2
JP5482432B2 JP2010112643A JP2010112643A JP5482432B2 JP 5482432 B2 JP5482432 B2 JP 5482432B2 JP 2010112643 A JP2010112643 A JP 2010112643A JP 2010112643 A JP2010112643 A JP 2010112643A JP 5482432 B2 JP5482432 B2 JP 5482432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil elements
coil element
gap
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010112643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011243662A (ja
Inventor
博史 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2010112643A priority Critical patent/JP5482432B2/ja
Priority to US13/103,678 priority patent/US8400247B2/en
Priority to EP11165395.2A priority patent/EP2387049B1/en
Priority to CN201110126448.4A priority patent/CN102315000B/zh
Publication of JP2011243662A publication Critical patent/JP2011243662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5482432B2 publication Critical patent/JP5482432B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2847Sheets; Strips
    • H01F27/2852Construction of conductive connections, of leads
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
    • H01F2017/046Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core helical coil made of flat wire, e.g. with smaller extension of wire cross section in the direction of the longitudinal axis
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F37/00Fixed inductances not covered by group H01F17/00
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/4902Electromagnet, transformer or inductor
    • Y10T29/49071Electromagnet, transformer or inductor by winding or coiling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

本発明は、コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法に関するものである。
コイル部品として、特許文献1,2において、1本の平角線を用いて2つのコイル要素を構成する技術が開示されている。詳しくは、特許文献1では、1本の平角線をエッジワイズ巻きする時に軸をずらして2つのコイル要素を製造している。また、特許文献2では、左右のコイル要素において巻き方を反対として、1本の平角線について第1コイル要素の形成が完了した後に第2コイル要素の形成に必要な長さを送り出した上で、反対方向に巻き戻すようにして第2コイル要素の形成を行っている。
特許第3737461号公報 特開2007−305803号公報
特許文献1のように1本の平角線をエッジワイズ巻きする時に軸をずらして2つのコイル要素を形成する場合においては、軸をずらす必要があるために、コイリング時において平角線を巻くときの振れが大きく、スピードアップすることが難しい。
また、特許文献2のように1本の平角線について第1コイル要素の形成が完了した後に第2コイル要素の形成に必要な長さを送り出すと、即ち、平角線を全て引き出してから第2コイル要素のコイリングを行う手法においては、平角線を引き出す必要があり、そのために両コイル要素の間の距離が大きい場合には時間がかかってしまう。また、第2コイル要素のコイリングの際に第1コイル要素が振れてしまい、スピードアップすることが難しい。さらに、2つのコイル要素の巻き方向が反対であるので、2種類の巻き線ヘッドが必要となる。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、並列状に並ぶ複数のコイル要素を1本の平角線によって形成するときに容易に加工することができるコイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、平角線のエッジワイズ巻きによって形成される第1のコイル要素と、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1のコイル要素とは巻き方向が逆に形成される第2のコイル要素とが、軸線が平行となる状態で並設されており、前記第1及び第2のコイル要素が前記平角線で形成された連絡部によって連結されているコイル部品において、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素との間に空隙が設けられており、前記連絡部は、2箇所でのフラットワイズ曲げにより当該2箇所の間の部分が前記空隙に収容されており、前記連絡部は、前記空隙において前記フラットワイズ曲げの曲げ軸方向に沿って延びているとともに前記第1のコイル要素及び第2のコイル要素の軸線方向における同じ側を連結していることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、並列状に並ぶ同一巻き方向の第1及び第2のコイル要素が1本の平角線のエッジワイズ巻きによって形成される。また、相互に連続する両コイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部において、2箇所でのフラットワイズ曲げにより両コイル要素が軸線が平行となる状態で並設される。
このようにエッジワイズ巻きを一度に行うことができる。また、両コイル要素間の連絡部は2箇所でフラットワイズ曲げにより形成することができ、加工が容易となる。その結果、並列状に並ぶ第1及び第2のコイル要素を1本の平角線によって形成するときに容易に加工することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のコイル部品において、前記第1及び第2のコイル要素は、角筒形状をなすことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1及び第2のコイル要素は角筒形状をなすので、平角線の連絡部を形成しやすい
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載のコイル部品において、前記第1及び第2のコイル要素における平角線の前記連絡部が収容されている部位の径、前記コイル要素における他の部位の径よりも小さくされていてもよい。
請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記載のコイル部品における内部にコア配置されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、加工が容易なリアクトルとすることができる。
請求項5に記載の発明は、平角線のエッジワイズ巻きによって形成される第1のコイル要素と、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1のコイル要素とは巻き方向が逆に形成される第2のコイル要素とが、軸線が平行となる状態で並設されており、前記第1及び第2のコイル要素が前記平角線で形成された連絡部によって連結されており、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素との間に空隙が設けられており、前記連絡部は、2箇所でのフラットワイズ曲げにより当該2箇所の間の部分が前記空隙に収容されているコイル部品と、前記コイル部品における内部に配置されているコアとを有するリアクトルであって、前記コアはギャップを有し、前記第1及び第2のコイル要素における前記ギャップの形成部でのコイル要素の内面とコアの外面との間隔に比べて、前記両コイル要素における前記平角線の連絡部が収容されている部位での各コイル要素の内面とコアの外面との間隔が狭くされていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、第1及び第2のコイル要素間に平角線の連絡部の配置スペースを確保しつつ損失の悪化を回避しながら第1及び第2のコイル要素を接近して配置することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、同一巻き方向の第1及び第2のコイル要素を、1本の平角線のエッジワイズ巻きによって、その軸方向が一致する1軸上に形成し、かつ、相互に連続する前記第1及び第2のコイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1及び第2のコイル要素よりも一部が外径側に突出するように形成するエッジワイズ巻き工程と、前記エッジワイズ巻き工程の後に、前記平角線の前記連絡部において、前記第1及び第2のコイル要素を軸線が平行となる状態で並設されるように2箇所でフラットワイズ曲げを行うことにより、前記第1及び第2のコイル要素の間の空隙に前記連絡部の前記2箇所の間の部分を収容するフラットワイズ曲げ工程と、を有することを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載のコイル部品を成形することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のコイル部品の成形方法において、前記フラットワイズ曲げ工程における前記2箇所でのフラットワイズ曲げを、2つの工程で行うことを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、2箇所でのフラットワイズ曲げを確実に行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載のコイル部品の成形方法において、前記フラットワイズ曲げ工程における前記2箇所でのフラットワイズ曲げを、同時に行うことを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、2箇所でのフラットワイズ曲げを同時に行うことができる。
本発明によれば、並列状に並ぶ複数のコイル要素を1本の平角線によって形成するときに容易に加工することができる。
第1の実施形態におけるリアクトルの斜視図。 リアクトルの平面図。 リアクトルの正面図。 コイル部品の斜視図。 コイル部品の成形工程を説明するための斜視図。 コイル部品の成形工程を説明するための斜視図。 (a)は第2の実施形態におけるリアクトルの平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図、(c)は(a)のB−B線での縦断面図。 コアに形成されるエアギャップ付近の磁束の状態を示すリアクトルにおけるコアのギャップ部分の拡大図。 コイル部品の成形工程を説明するための斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1には、本実施形態におけるリアクトル10の斜視図を示す。図1のリアクトル10の平面図(図1のA矢視図)、正面図(図1のB矢視図)を、図2,3に示す。
リアクトル10は、コイル部品20とUU型コア60を備えている。
UU型コア60はU型コア61とU型コア62により構成されている。U型コア61は断面が四角形状をなし、図2の平面視においてU字状をなしている。同様に、U型コア62も断面が四角形状をなし、図2の平面視においてU字状をなしている。U型コア61における両端面とU型コア62における両端面とが接近して対向配置されている。
U型コア61とU型コア62との両対向配置面のうちの一方の対向配置面付近における周囲には四角環状のコイル要素21が巻回されている。また、U型コア61とU型コア62との両対向配置面のうちの他方の対向配置面付近における周囲には四角環状のコイル要素22が巻回されている。
図4に示すように、コイル部品20は、第1のコイル要素21と第2のコイル要素22を有している。第1のコイル要素21は角筒状をなしている。第2のコイル要素22も角筒状をなしている。コイル要素21の軸線をL1とするとともにコイル要素22の軸線をL2とする(図2参照)。
第1のコイル要素21と第2のコイル要素22は、並列状に並んで配置されている。第1のコイル要素21と第2のコイル要素22は、1本の平角線30のエッジワイズ巻きによって形成され、巻き方向が同一である。即ち、図5に示すように1本の平角線30をエッジワイズ巻きにより1軸上に巻回し、その後、2つのコイル要素21,22に形成したものである。平角線30は銅よりなる。
また、コイル部品20は、図4に示すように、平角線30の連絡部40を有し、連絡部40は、相互に連続する両コイル要素21,22の相互間に架かっている。
コイル部品20の連絡部40は両コイル要素21,22における対向する側面21a,22a(図4参照)から横方向に突出して構成されている。即ち、両コイル要素21,22よりも一部が外径側に突出するように平角線30をエッジワイズ巻きにより飛び出して構成されている。
コイル部品20の連絡部40は、図5に示すように、第1の曲げ線41と第2の曲げ線42を有している。第1の曲げ線41においてフラットワイズ曲げにより図4に示すように直角(90°)に曲げられている。同様に、図5の第2の曲げ線42においてフラットワイズ曲げにより図4に示すように直角(90°)に曲げられている。
このように、第1の曲げ線41と第2の曲げ線42の2箇所でのフラットワイズ曲げにより両コイル要素21,22が、軸線L1,L2(図2参照)が平行となる状態で並設されている。コイル部品20の第1のコイル要素21において平角線30の一端30aが上方(外径側)に突出しており、接続端子として用いられる。同様に、第2のコイル要素22において平角線30の他端30bが上方(外径側)に突出しており、接続端子として用いられる。
次に、リアクトル10の製造方法について説明する。
まず、コイル部品20の成形方法について述べる。
図5に示すように、同一巻き方向の複数のコイル要素21,22を、1本の平角線30のエッジワイズ巻きによって、その軸方向が一致する1軸上に形成する。同時に、相互に連続する両コイル要素21,22の相互間に架かる平角線30の連絡部40を、平角線30のエッジワイズ巻きによって両コイル要素21,22よりも一部が外径側に突出するように形成する。これが、エッジワイズ巻き工程となる。
そして、エッジワイズ巻き工程の後に、平角線30の連絡部40において、図6に示すように第1の曲げ線41で90°折り曲げ、その後、図4に示すように第2の曲げ線42で90°折り曲げる。即ち、両コイル要素21,22を軸線L1,L2が平行となる状態で並設されるように2箇所でフラットワイズ曲げを行う。これが、フラットワイズ曲げ工程となる。
このようにフラットワイズ曲げ工程における2箇所でのフラットワイズ曲げを、2つの工程で行う。
引き続き、図1,2,3に示すように、コイル要素21,22にU型コア61,62の先端部を挿入してU型コア61,62における両端面同士を接近して対向配置させる。
このようにして、2つのコイル要素(21,22)分を一度に曲げ、連絡部40となる中間ターンのみ寸法を変え、その後、フラットワイズ2回のフォーミングとする。即ち、1軸で全てエッジワイズ巻きし、2回のフラットワイズ曲げにてフォーミングしてコイル部品20(コイル要素21,22)が完成する。つまり、連絡部40となる中間ターンのみ寸法が異なる。また、連絡部40は、電流が流れる方向がコイル要素21,22での電流が流れる方向と同一であり、起磁力が発生し、連絡部40を1/4ターン(1/4周分)として利用することができる。
これにより、エッジワイズ巻きを一度に行うことが可能となる。また、エッジワイズ曲げの曲げ方向を変える必要がない。このようにして、工程を簡素化し、巻きスピードをアップすることができる。
より詳しく説明する。特許文献1のように1本の平角線をエッジワイズ巻きする時に軸をずらして2つのコイル要素を形成する場合にはコイリング時に平角線を巻くときの振れが大きくスピードアップすることが難しいが、本実施形態では1軸上にコイル要素を形成するのでスピードアップを図ることができる。また、特許文献2のように第1コイル要素の形成が完了した後に平角線を全て引き出してから第2コイル要素を反対方向に巻き戻すと、平角線を引き出す必要があるために時間がかかってしまうとともに第2コイル要素のコイリングの際に第1コイル要素が振れてスピードアップすることが難しい。これに対し本実施形態では、平角線を引き出す必要がなく時間短縮を図ることができるとともに1軸上にコイル要素を形成するのでスピードアップを図ることができる。また、本実施形態ではコイル要素の巻き方向が同一であるので、特許文献2では2種類の巻き線ヘッドを必要としていたが本実施形態では1種類の巻き線ヘッドでよい。
以上のごとく、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)コイル部品20の構造として、並列状に並ぶ同一巻き方向の複数のコイル要素21,22を1本の平角線30のエッジワイズ巻きによって形成した。また、相互に連続する両コイル要素21,22の相互間に架かる平角線30の連絡部40を、両コイル要素21,22よりも一部が外径側に突出するように平角線30をエッジワイズ巻きにより飛び出させ、かつ、2箇所(曲げ線41,42)でのフラットワイズ曲げにより両コイル要素21,22を軸線L1,L2が平行となる状態で並設するようにした。よって、エッジワイズ巻きを一度に行うことができる。また、両コイル要素21,22間の連絡部40は2箇所でフラットワイズ曲げにより形成することができ、加工が容易となる。その結果、並列状に並ぶ複数のコイル要素21,22を1本の平角線30によって形成するときに容易に加工することができる。
(2)両コイル要素21,22は、角筒形状をなすので、平角線30の連絡部40を両コイル要素21,22よりも一部が外径側に突出するように平角線30をエッジワイズ巻きにより飛び出しやすい。
(3)リアクトル10の構成として、コイル部品20における内部にコア(UU型コア60)を配置したので、加工が容易なリアクトルとすることができる。
(4)コイル部品20の成形方法として、エッジワイズ巻き工程とフラットワイズ曲げ工程とを有する。エッジワイズ巻き工程においては、同一巻き方向の複数のコイル要素21,22を、1本の平角線30のエッジワイズ巻きによって、その軸方向が一致する1軸上に形成する。また、相互に連続する両コイル要素21,22の相互間に架かる平角線30の連絡部40を、平角線30のエッジワイズ巻きによって両コイル要素21,22よりも一部が外径側に突出するように形成する。フラットワイズ曲げ工程においては、エッジワイズ巻き工程の後に、平角線30の連絡部40において、両コイル要素21,22を軸線L1,L2が平行となる状態で並設されるように2箇所でフラットワイズ曲げを行う。これにより、(1)のコイル部品が得られる。
(5)フラットワイズ曲げ工程における2箇所でのフラットワイズ曲げを、2つの工程で行うので、2箇所でのフラットワイズ曲げを確実に行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に代わる本実施形態のリアクトル10の平面図を図7(a)に示す。図7(b)には、図7(a)のA−A線での縦断面を示す。図7(c)には、図7(a)のB−B線での縦断面を示す。図7において、UU型コア60はU型コア61の両端面とU型コア62の両端面との間にはエアギャップを有している。
本実施形態では、図2において第1のコイル要素21と第2のコイル要素22との間隔(隙間)L5を小さくしてリアクトルの体格の小型化を図る際の工夫をしている。図2,3において第1のコイル要素21と第2のコイル要素22との間には平角線30の連絡部40を配置するだけのスペースが必要である。一方、UU型コア60の磁脚を接近させようとすると(図2においてUU型コア60を左右方向に小さくしようとすると)、図3に示すUU型コア60とコイル要素21,22との間隔(隙間)L6も小さくなってしまう。すると、図8に二点鎖線で示すように、U型コア61,62の磁脚に設けたエアギャップからU型コア61,62の外に磁束が漏れ出る(漏れ磁束)。この漏れ磁束がコイル部品20(図8に示す一点鎖線)の平角線と鎖交すると、コイル部品20の平角線に渦電流が発生する。その結果、渦電流損失が大きくなる。
本実施形態では第1の実施形態に比べて、図7に示すように、第1のコイル要素21と第2のコイル要素22を接近させるとともに、両コイル要素21,22における連絡部40を配置する部位を縮径化して第1のコイル要素21と第2のコイル要素22との間に平角線30の連絡部40を配置するスペースを確保している。
図7(b)に示すように両コイル要素21,22におけるエアギャップの形成部でのコイル要素21,22の内面25とUU型コア60(U型コア61、U型コア62)の外面65との間隔(隙間)L10は一定値を確保している。この間隔L10に比べて、図7(c)に示すように両コイル要素21,22における平角線30の連絡部40を配置する部位でのコイル要素21,22の内面25とUU型コア60(U型コア61)の外面65との間隔(隙間)L11が狭くなっている。即ち、コイル要素21,22における平角線30の連絡部40を配置する部位の径を、コイル要素21,22における他の部位の径よりも小さくしている。
製造工程としては、図5に代わる図9に示すように、第1のコイル要素21となる部位のうちの特定の領域のコイル要素の径を小さくするとともに、第2のコイル要素22となる部位のうちの特定の領域のコイル要素の径を小さくする。その後、図6で説明したように折り曲げるとともに、図4で説明したように折り曲げて、コイル部品を構成する。
以上のごとく、本実施形態においては、UU型コア60はギャップを有し、両コイル要素21,22におけるギャップの形成部でのコイル要素21,22の内面25とUU型コア60の外面65との間隔L10に比べて、両コイル要素21,22における平角線30の連絡部40を配置する部位でのコイル要素21,22の内面25とUU型コア60の外面65との間隔L11を狭くした。これにより、両コイル要素21,22間に平角線30の連絡部40の配置スペースを確保しつつ損失の悪化を回避しながら両コイル要素21,22を接近して配置することが可能となる。その結果、リアクトルの体格を小さくすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・上記実施形態ではフラットワイズ曲げ工程における2箇所(曲げ線41,42)でのフラットワイズ曲げを、2つの工程で行ったが、これに代わり、フラットワイズ曲げ工程における2箇所でのフラットワイズ曲げを、同時に行ってもよい。
・コイル要素21,22は角筒形状でなくてもよい。
・第2の実施形態では両コイル要素21,22における平角線30の連絡部40を配置する部位を縮径化していたが、両コイル要素21,22における平角線30の連絡部40を配置する部位のどちらか一方のみを縮径化してもよい。
10…リアクトル、20…コイル部品、21…第1のコイル要素、22…第2のコイル要素、25…内面、30…平角線、40…連絡部、41…第1の曲げ線、42…第2の曲げ線、60…UU型コア、61…U型コア、62…U型コア、65…外面、L1…軸線、L2…軸線、L10…間隔、L11…間隔。

Claims (8)

  1. 平角線のエッジワイズ巻きによって形成される第1のコイル要素と、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1のコイル要素とは巻き方向が逆に形成される第2のコイル要素とが、軸線が平行となる状態で並設されており、前記第1及び第2のコイル要素が前記平角線で形成された連絡部によって連結されているコイル部品において、
    前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素との間に空隙が設けられており、
    前記連絡部は、2箇所でのフラットワイズ曲げにより当該2箇所の間の部分が前記空隙に収容されており、
    前記連絡部は、前記空隙において前記フラットワイズ曲げの曲げ軸方向に沿って延びているとともに前記第1のコイル要素及び第2のコイル要素の軸線方向における同じ側を連結していることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1及び第2のコイル要素は、角筒形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1及び第2のコイル要素における平角線の前記連絡部が収容されている部位の径、前記コイル要素における他の部位の径よりも小さくされていることを特徴とする請求項1または2に記載のコイル部品。
  4. 請求項1または2に記載のコイル部品における内部にコア配置されていることを特徴とするリアクトル。
  5. 平角線のエッジワイズ巻きによって形成される第1のコイル要素と、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1のコイル要素とは巻き方向が逆に形成される第2のコイル要素とが、軸線が平行となる状態で並設されており、前記第1及び第2のコイル要素が前記平角線で形成された連絡部によって連結されており、前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素との間に空隙が設けられており、前記連絡部は、2箇所でのフラットワイズ曲げにより当該2箇所の間の部分が前記空隙に収容されているコイル部品と、
    前記コイル部品における内部に配置されているコアと
    を有するリアクトルであって、
    前記コアはギャップを有し、前記第1及び第2のコイル要素における前記ギャップの形成部でのコイル要素の内面とコアの外面との間隔に比べて、前記両コイル要素における前記平角線の連絡部が収容されている部位での各コイル要素の内面とコアの外面との間隔が狭くされていることを特徴とするリアクトル。
  6. 同一巻き方向の第1及び第2のコイル要素を、1本の平角線のエッジワイズ巻きによって、その軸方向が一致する1軸上に形成し、かつ、相互に連続する前記第1及び第2のコイル要素の相互間に架かる平角線の連絡部を、前記平角線のエッジワイズ巻きによって前記第1及び第2のコイル要素よりも一部が外径側に突出するように形成するエッジワイズ巻き工程と、
    前記エッジワイズ巻き工程の後に、前記平角線の前記連絡部において、前記第1及び第2のコイル要素を軸線が平行となる状態で並設されるように2箇所でフラットワイズ曲げを行うことにより、前記第1及び第2のコイル要素の間の空隙に前記連絡部の前記2箇所の間の部分を収容するフラットワイズ曲げ工程と、
    を有することを特徴とするコイル部品の成形方法。
  7. 前記フラットワイズ曲げ工程における前記2箇所でのフラットワイズ曲げを、2つの工程で行うことを特徴とする請求項6に記載のコイル部品の成形方法。
  8. 前記フラットワイズ曲げ工程における前記2箇所でのフラットワイズ曲げを、同時に行うことを特徴とする請求項6に記載のコイル部品の成形方法。
JP2010112643A 2010-05-14 2010-05-14 コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法 Expired - Fee Related JP5482432B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112643A JP5482432B2 (ja) 2010-05-14 2010-05-14 コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法
US13/103,678 US8400247B2 (en) 2010-05-14 2011-05-09 Coil component, reactor, and method for forming coil component
EP11165395.2A EP2387049B1 (en) 2010-05-14 2011-05-10 Coil component, reactor, and method for forming coil component
CN201110126448.4A CN102315000B (zh) 2010-05-14 2011-05-11 线圈部件、电抗器和形成线圈部件的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112643A JP5482432B2 (ja) 2010-05-14 2010-05-14 コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011243662A JP2011243662A (ja) 2011-12-01
JP5482432B2 true JP5482432B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=44263271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010112643A Expired - Fee Related JP5482432B2 (ja) 2010-05-14 2010-05-14 コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8400247B2 (ja)
EP (1) EP2387049B1 (ja)
JP (1) JP5482432B2 (ja)
CN (1) CN102315000B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5964619B2 (ja) 2012-03-15 2016-08-03 株式会社タムラ製作所 リアクトル、及びリアクトルの製造方法
CN102982971B (zh) * 2012-11-26 2016-04-13 王奉瑾 一种变压器高压绕组
JP5761166B2 (ja) * 2012-12-05 2015-08-12 スミダコーポレーション株式会社 コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法
JP5761167B2 (ja) 2012-12-05 2015-08-12 スミダコーポレーション株式会社 コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法
JP6098870B2 (ja) * 2012-12-27 2017-03-22 株式会社オートネットワーク技術研究所 リアクトル、コンバータ、及び電力変換装置
JP2016096315A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 株式会社豊田自動織機 誘導機器
JP6903284B2 (ja) * 2017-05-11 2021-07-14 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品およびコイル装置
JP6780578B2 (ja) * 2017-05-12 2020-11-04 株式会社村田製作所 テーピング電子部品連
CN107170564A (zh) * 2017-06-08 2017-09-15 王勇 一种超扁导线竖绕线圈
US10867745B2 (en) * 2017-07-19 2020-12-15 Futurewei Technologies, Inc. Inductor structure and method for forming the same
JP7138842B2 (ja) * 2018-03-05 2022-09-20 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品およびコイル装置
JP7116357B2 (ja) * 2018-03-14 2022-08-10 スミダコーポレーション株式会社 コイル装置
CN110350321B (zh) * 2018-04-02 2024-04-12 法雷奥舒适驾驶助手公司 用于无线电力传输的天线及其制造方法
JP7117905B2 (ja) * 2018-06-14 2022-08-15 株式会社タムラ製作所 リアクトル

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3398855B2 (ja) * 1996-12-13 2003-04-21 東京精電株式会社 コイル部品の製造方法
JP3737461B2 (ja) 2002-07-22 2006-01-18 株式会社東郷製作所 コイル部品及びコイル部品の成形方法
JP2004095999A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Minebea Co Ltd コイル装置
JP2005057113A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平角線連続コイルおよびこれを用いたコイル部品
JP4355547B2 (ja) * 2003-09-19 2009-11-04 パナソニック株式会社 平角導通線材を用いた角形コイルの製造方法及び製造装置
JP4482477B2 (ja) * 2005-04-13 2010-06-16 株式会社タムラ製作所 複合型リアクトルの巻線構造
JP4577840B2 (ja) * 2005-07-28 2010-11-10 サンコール株式会社 エッジワイズコイルの製造方法
DE112007001155B4 (de) * 2006-05-11 2020-07-16 Tamura Corp. Verfahren zum Bilden einer Spule
JP4951272B2 (ja) * 2006-05-11 2012-06-13 株式会社タムラ製作所 コイル及びコイルの成形方法
JP5380077B2 (ja) * 2007-02-05 2014-01-08 株式会社タムラ製作所 コイル及びコイルの成形方法
JP5092848B2 (ja) * 2008-04-03 2012-12-05 住友電気工業株式会社 リアクトルおよびリアクトル用コイル
CN102132365B (zh) * 2008-08-22 2015-09-09 住友电气工业株式会社 电抗器用部件以及电抗器
JP5408030B2 (ja) * 2010-05-14 2014-02-05 株式会社豊田自動織機 コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8400247B2 (en) 2013-03-19
JP2011243662A (ja) 2011-12-01
CN102315000B (zh) 2014-12-03
US20110279210A1 (en) 2011-11-17
EP2387049A2 (en) 2011-11-16
EP2387049B1 (en) 2015-03-25
EP2387049A3 (en) 2014-03-12
CN102315000A (zh) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5482432B2 (ja) コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法
JP5353813B2 (ja) コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法
JP4460499B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法
JP5761167B2 (ja) コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法
JP2018064421A (ja) 回転電機のステータ
JP4483658B2 (ja) 界磁コイルの製造方法及び界磁コイル
JP2005057931A (ja) ステータ
JP5737273B2 (ja) 固定子巻線、および、固定子巻線の製造方法
JP5761166B2 (ja) コイル巻線、コイル部品およびコイル巻線の製造方法
JP5408030B2 (ja) コイル部品、リアクトル、コイル部品の成形方法
JP6395953B2 (ja) コイル成形装置及びコイル成形方法
JP6891799B2 (ja) コイル用成形装置
US20180198353A1 (en) Method for manufacturing stator and method for manufacturing rotating electrical machine
US9444300B2 (en) Core winding method and stator
JP6221064B2 (ja) 電動機
JP2014230345A (ja) 回転電機の積層鉄心および回転電機の積層鉄心の製造方法およびステータおよび回転電機
JP4811286B2 (ja) 回転電機及び界磁コイルの製造方法
JP6759943B2 (ja) リアクトルの製造方法及びリアクトル
JP2009130979A (ja) 回転電機
JP2011022101A (ja) 電流センサおよび電流センサの製造方法
JP2013251995A (ja) コイルの製造方法
JP2013168476A (ja) コモンモードチョークコイル
JP6432431B2 (ja) コイル部品およびコイル部品の成形方法
JP7203716B2 (ja) コイル及びコイルの製造方法
JP5755959B2 (ja) 巻積層鉄心に用いる帯状鉄心片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140203

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5482432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees