JP6221064B2 - 電動機 - Google Patents

電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP6221064B2
JP6221064B2 JP2014063508A JP2014063508A JP6221064B2 JP 6221064 B2 JP6221064 B2 JP 6221064B2 JP 2014063508 A JP2014063508 A JP 2014063508A JP 2014063508 A JP2014063508 A JP 2014063508A JP 6221064 B2 JP6221064 B2 JP 6221064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusions
electric motor
insulator
protrusion
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014063508A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015186419A (ja
Inventor
康仁 塩谷
康仁 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014063508A priority Critical patent/JP6221064B2/ja
Publication of JP2015186419A publication Critical patent/JP2015186419A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6221064B2 publication Critical patent/JP6221064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、極間渡り線を有し、充電部間の絶縁材であるインシュレータを用いた電動機に関するものである。
従来、この種の電動機は、外径側で渡り線を引き回されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その電動機について図7および図8を参照しながら説明する。
図7に示すように、ステータ100はティース101とバックヨーク102からなり、引っ掛け部103を備える。
図8に示すように各コイル104が巻回時にはコイル104から順次接続される渡り線105が引き回される。この渡り線105が引っ掛け部103を介して配することで環状後に極間の渡り線105が適正な張力になることを実現している。
特許第3790509号公報
このような従来のインシュレータにおいては、ステータコア丸め時に極間の渡り線がコア曲げ支点よりも内径側渡った際に巻線がたるんでしまうが、多くの環状ステータコアでは屈曲部を極めて外径側に有するため、外被カバーとの絶縁距離を確保する事が困難であった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、ステータコア環状時に渡り線のたるみを抑制し、外被カバーとの絶縁距離を確保できるインシュレータを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、2つの突起部および突起嵌合溝を設けるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、2つの突起部および突起嵌合溝を設ける構成にしたことにより、ステータコアの帯状時、環状時の両時において順次接続部の渡り線長を同長となるように引き回しが可能となるので、渡り線のたるみを抑制できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の環状時ステータの構成図 同ステータコアの構成図 (a)同インシュレータの平面図、(b)同インシュレータの正面図 (a)同インシュレータの左斜視図、(b)同インシュレータの右斜視図 (a)同環状前のステータの構成図、(b)同環状前のステータの一部拡大図、(c)同環状後のステータの環状後一部拡大図 (a)同ステータのケーシングの斜視図、(b)同ステータのケーシングの内部透視図 従来のステータコアの構成を示す平面図 同回転電動機の要部の構成を示す斜視図
本発明の電動機は、接続部により帯状に形成された、一方の長辺部側に複数個のT字形状のティースを等間隔で備え、これらティース間にV字状の切り込み部が設けられたバックヨークを有するステータコアと、各ティースおよびV次状の切り込み部間に絶縁材としてインシュレータを有し、前記ティース部に順次巻線が巻回され同極もしくは異極間渡り線を有する電動機において、前記インシュレータのバックヨーク上の両端に設けられた2つの突起、およびそれら突起がそれぞれ嵌合するように設けられた突起嵌合用溝を有し、前記渡り線を、前記2つの突起を経由するように配し、前記ステータコアを前記切り込み部のV字状の鋭角の頂点を支点とし、バックヨークを折り曲げ環状にした際に、前記渡り線が前記2つの突起間を折り返す構成を有する。
これにより、環状前後において順次接続部の渡り線長を同長となるように引き回しが可能となるので、渡り線のたるみを抑制できるという効果を奏する。
また、上記突起は大きさや形状を自在に変更できる。これにより、電動機の大きさにとらわれることなく渡り線のたるみを抑制できるという効果を奏する。
また、突起は片側に引っ掛け部が突出していることが好ましい。これにより、渡り線の抜けを防止し渡り線を所定の位置に配する効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、外側にバックヨーク1を有するステータコア2のそれぞれのティースにインシュレータ3を取付け後、コイル4を巻き、環状に形成したステータ5を示している。ティースは上記インシュレータ3およびコイル4により隠れており、図2で説明する。 以下で、各部品の構成とその特徴を説明する。
図2において、ステータコア2は一般に電磁鋼板からなり、逆Y字形状のティース6と、バックヨーク1からなるコアパーツの連結体で構成される。
この連結体は、バックヨーク1に設けたV字状の切込み部7の薄肉の接続部8により帯状に連結されるとともに、接続部8によりV字状の鋭角の頂点を支点とし、V字状の切込み部7をなくすようにバックヨーク1を折り曲げ環状にすることができる。
次に図3〜図4を用いてインシュレータ3について説明する。
まず、図3(a)においてT字状のインシュレータ3の頭頂両端に2つの突起9a、9bを有する。図3(b)において突起9bは先端部の円周方向の片側に引っ掛け部11を有する。
次に図4(a)において、上記突起9a近傍に突起9bが嵌合する嵌合溝10bを有し、また斜視図(b)において上記突起9b近傍に突起9aが嵌合する嵌合溝10aを有する。
すなわち、2つの突起9a、9bはインシュレータ3の頭頂両端から突出しているため、図1のように環状にした場合、両隣のインシュレータ3の嵌合溝10a、10bに嵌合するようになっている。
ここで突起9a、9bの位置関係は、引っ掛け部11を有する突起9bが突起9aより外周側である。図5は、前記ステータコア2の各ティース部に、絶縁材であるインシュレータ3を配し巻線が巻回され渡り線12を介して順次接続される複数のコイル4より構成される。ここで、渡り線12について図5(b)(c)の拡大図を用いて説明する。
渡り線12は突起9bのバックヨーク1側を配し、切込み部7をティース6方向に2等分し、突起9aのティース6側を配する。ここで、渡り線12は、図5(a)の左右どちらから巻き始めた際にも、同様経路を辿り、渡り線を配するものとする。
2つの突起9a、9bおよび引っ掛け部11に関しては、渡り線12が少なくとも接触しうる箇所には巻線の断線予防に面取りが施されている。
また、引っ掛け部11においては上面も面取りが施され巻線時に渡り線12の引っかかりを防止する。そして、これら、突起9a、9bおよび引っ掛け部11は空間に飛び出している構造を有することにより成型金型のコスト削減のため、スライド金型を用いず成型できる事を特徴とする。
図5(b)に示すように、渡り線12は、図の左側から最初に突起9bの上側から下側へ時計回りの方向に渡した後、突起9aの上側から下側へ反時計回りの方向に渡され、図5(c)に示すように突起9bの下側から突起9aの上側へ折り返す構成となる。この時、渡り線は巻回されたコイルの高さとなり、2つの突起9a、9bそれぞれの下部を渡っている。
これら、突起9a、9bおよび嵌合溝10a、10bは嵌合の際に、万一巻線を挟み込んでも損傷しないように、渡り線12の線径以上のクリアランスを有している。
図5(c)において、環状後には、渡り線12が2つの突起9a、9bによって折り返される事になり、この2つの突起9a、9bの大きさや位置関係を調整することによりモータサイズによらず渡り線12のテンションをコントロール、すなわちたるみを抑制することができる。
ここでステータ5は一般に鋼板もしくは樹脂製のケーシング(背景技術で説明した「外被カバー」に相当)により覆われている。
図6(a)はステータ5の鋼板でのケーシングの一例を示し、図6(b)はその内部透視図を示す。
図6(b)において、ステータ5は周囲を鋼板であるケースA13およびケースB14で覆われており、鋼板である非充電部とコイル4および渡り線12は法規に則った絶縁距離を必要とする。この必要な絶縁距離を確保するために、渡り線12のたるみ抑制が必要であり、上記で説明した構成により、渡り線12の余分なたるみがなくなり、必要な絶縁距離を確保できるのである。
なお、本実施形態では、突起を図3〜5に記載の形状および位置関係としたが、渡り線が突起間を折り返せればよく、本実施形態の形状および位置関係に限定されない。
以上のように、2つの突起部および突起嵌合溝を設け、渡り線が環状時に折り返せる構成にしたことにより、ステータコアの帯状時、環状時の両時において順次接続部の渡り線長を同長となるように引き回しが可能となるので、渡り線のたるみを抑制し、外被カバーとの絶縁距離を確保できるという効果を得ることができる。
本発明にかかる電動機は、各コイルが引き出し部から順次接続される渡り線のたるみを吸収することを可能とするものであるので、環状ステータコアに使用される電動機用のインシュレータ等として有用である。
1 バックヨーク
2 ステータコア
3 インシュレータ
4 コイル
5 ステータ
6 ティース
7 切込み部
8 接続部
9a、9b 突起
10a,10b 嵌合溝
11 引っ掛け部
12 渡り線
13 ケースA
14 ケースB

Claims (2)

  1. 接続部により帯状に形成された、一方の長辺部側に複数個のT字形状のティースを等間隔で備え、これらティース間にV字状の切り込み部が設けられたバックヨークを有するステータコアと、各ティースおよびV次状の前記切り込み部間に絶縁材としてインシュレータ有し、前記ティース部に順次巻線を巻回され同極もしくは異極間渡り線を有する電動機において、前記インシュレータのバックヨーク上の両端に設けられた2つの突起、およびそれら突起がそれぞれ嵌合するように設けられた突起嵌合用溝を有し、前記渡り線を、前記2つの突起を経由するように配し、前記ステータコアを前記切り込み部のV字状の鋭角の頂点を支点とし、バックヨークを折り曲げ環状にした際に、前記渡り線が前記2つの突起間を折り返すことを特徴とした電動機。
  2. 外周側の突起は片側に引っ掛け部が突出している請求項1に記載の電動機。
JP2014063508A 2014-03-26 2014-03-26 電動機 Active JP6221064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063508A JP6221064B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063508A JP6221064B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015186419A JP2015186419A (ja) 2015-10-22
JP6221064B2 true JP6221064B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=54352429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014063508A Active JP6221064B2 (ja) 2014-03-26 2014-03-26 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6221064B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7269581B2 (ja) 2017-12-15 2023-05-09 キーサイト テクノロジーズ, インク. 1組の抵抗器を通る電流の流れを観測するテストフィクスチャ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102512584B1 (ko) * 2015-12-15 2023-03-22 엘지이노텍 주식회사 인슐레이터 및 이를 포함하는 모터
JP6719052B2 (ja) * 2016-06-23 2020-07-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 インシュレータ、電動機、及び送風装置
KR102339538B1 (ko) * 2016-07-28 2021-12-17 삼성전자주식회사 스테이터 및 이를 갖춘 모터

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3790509B2 (ja) * 2002-10-02 2006-06-28 三菱電機株式会社 回転電動機
JP4444639B2 (ja) * 2003-05-08 2010-03-31 アスモ株式会社 回転電機のステータ及びその製造方法
JP2012034512A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Fujitsu General Ltd 電動機
JP5597259B2 (ja) * 2010-09-22 2014-10-01 三菱電機株式会社 回転電機の製造方法
JP5742748B2 (ja) * 2011-02-23 2015-07-01 日本精工株式会社 ダイレクトドライブモータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7269581B2 (ja) 2017-12-15 2023-05-09 キーサイト テクノロジーズ, インク. 1組の抵抗器を通る電流の流れを観測するテストフィクスチャ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015186419A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10069351B2 (en) Armature and rotating electrical device
JP6622729B2 (ja) 電気機械のためのコイル
JP6221064B2 (ja) 電動機
KR102529820B1 (ko) 모터
JP2018064421A (ja) 回転電機のステータ
JP6351866B2 (ja) 回転電機
CN107078565A (zh) 用于旋转电机的定子
CN103688445A (zh) 电动机的定子和永磁式旋转电机
KR101164603B1 (ko) 분할형 변류기
JP5396594B2 (ja) レゾルバの浮線防止構造
JP2009264892A (ja) レゾルバの渡り線傷付及び浮き防止構造
JP5974401B2 (ja) 電気機械用ステータ
JP4811286B2 (ja) 回転電機及び界磁コイルの製造方法
JP2016054589A (ja) レゾルバステータの巻線構造及び方法
JP2014082267A (ja) コイル
JPWO2017158784A1 (ja) ステータのインシュレータ及びコイル端末線導入方法
TWI456855B (zh) 繞線器及纏繞電線於繞線器之方法
JP5373460B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2007143297A (ja) アウターロータレゾルバ用ステータ構造
JP2012257362A (ja) 回転電機のカセットコイル
JP2011234516A (ja) ステータのインシュレータおよび巻線引き出し方法
JP6736058B2 (ja) レゾルバステータ構造
JP6126343B2 (ja) コイル装置
JP2015073359A (ja) ステータの巻線構造
CN207637573U (zh) 电感元件

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170904

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6221064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151