JP5462757B2 - 通気軒天井見切り縁と通気外壁構造 - Google Patents

通気軒天井見切り縁と通気外壁構造 Download PDF

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本発明は、壁下地に胴縁を介して配設される外壁材と軒天井との間に配設される通気軒天井見切り縁とそれを用いた通気外壁構造に関する。
従来より特許文献1記載の軒天井部の外壁構造が知られている。この軒天井部の外壁構造は、縦胴縁の厚みにより形成される壁下地と外壁材との間の空隙を、軒天井部において止縁にて被覆するとともに、止縁に形成した通気溝内に複数の通気孔を設けることにより、空隙から屋外への空気の流れを阻害しないようにしている。しかしながら、この止縁は、長尺な一体成形物でありその重量は比較的重く、止縁の取り付けに際しては、これを持ち上げ、位置決めしつつ胴縁に固定しなければならないため、施工性に問題がある。また、この止縁に形成される通気溝は、外壁材の前面よりも前方に位置し、水平な突出片とこの突出片の前後にそれぞれ下方に突出させた化粧片および押さえ片とから下方開放のコ字形状を有しており、突出片には通気孔が形成されている。通気溝において前側に形成されている化粧片は通気孔の開口を外部から視認しにくくするものであるが、通気溝は外壁材の前面よりも前方に突出しているため、外壁材付近で止縁を下から見上げたときには通気孔の開口を視認しやすい。
そこで特許文献2では、ベース材とカバー材とに分割した通気軒天井見切り縁が提案されている。カバー材はワンタッチで嵌合凹部をベース材の嵌合凸部に嵌着でき、また各部材の重量は比較的軽くなっているので、ベース材の胴縁への固定作業、カバー材のベース材への連結作業は容易におこなうことができる。また、カバー材の前面に配設された通気孔は、上方に開口するルーバーで前方より覆われているので、外壁材付近で通気軒天井見切り縁を下から見上げたときでもルーバーの開口は視認されにくくなっている。
また、図4に示すような軒天井部の外壁構造も知られている(例えば、特許文献3の図6参照)。この軒天井部の外壁構造に用いられる通気軒天井見切り縁30は、上下方向に延びた簡単な構造であるので、その重量は特許文献1記載の止縁と比べて比較的軽くなっており、通気軒天井見切り縁30の施工性はやや改善されている。また、通気軒天井見切り縁30の通気孔31が、後方に開口するルーバー32で覆われているので、外壁材36付近で下から見上げたときでもルーバー32の開口は視認されにくくなっている。
特開平10−61050号公報 特開2008−291565号公報 特開2009−263921号公報
しかしながら、特許文献2記載の通気軒天井見切り縁は、その後の検討により改善すべき点が見出された。すなわち、ベース材の嵌合凸部に嵌着されるカバー材の嵌合凹部はカバー材の上下幅の略中央の部位に形成されているので、嵌着されるカバー材の嵌合凹部の位置を計算してベース材を胴縁に固定する必要があり、位置決めに手間がかかる。また、カバー材は、嵌合凹部の上側にルーバーが形成され、その上側に、前方上側に延びる軒天井当接片を有しているので、カバー材の上下方向の高さ(全高)が高くなり屋外への露出面積が大きくなってカバー材が視認されやすい。
図4の通気軒天井見切り縁30は、屋外に露出される垂直材33においてビス等の固着具34が打ち込まれて胴縁35に固定されるので、固着具34の頭が外部から視認され、外観を損ねてしまう。また、この垂直材33の分だけ通気軒天井見切り縁30の全高が高くなり屋外への露出面積も大きくなるので、特許文献2記載の通気軒天井見切り縁と同様に視認されやすいという問題が指摘されている。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、外観および施工性が良好な通気性を有する通気軒天井見切り縁と、この通気軒天井見切り縁を用いて外観が良好な通気性を有する外壁を形成することができる通気外壁構造を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下のことを特徴としている。
本発明の通気軒天井見切り縁は、胴縁に固定可能なベース材とこのベース材に連結可能なカバー材とを備え、ベース材は、後側縦片と、この後側縦片の上端から前方に突出する係合部とを有し、後側縦片には前後に貫通する第1通気孔が形成されており、カバー材は、後側縦片の前方に対向配置可能な前側縦片と、この前側縦片の上端から後方に突出する上側横片と、前側縦片の後側において上側横片に対向配置される下側横片とを有し、上側横片の後部には係合部に引っ掛けられる被係合部が形成され、下側横片には上下に貫通する第2通気孔およびこの第2通気孔を下側から覆うルーバーが形成され、ルーバーには第2通気孔に連通する通気口が前側縦片を前方に臨んで形成されており、ベース材の係合部にカバー材の被係合部が引っ掛けられることによりカバー材がベース材に連結されることを特徴とする。
この通気軒天井見切り縁において、ベース材の後側縦片には、第1通気孔よりも下側の部分においてベース材に連結されるカバー部の下側横片よりも上方の部位に、前方に突出する外壁材上端面当接部が形成されていることが好ましい。
本発明は、上記の通気軒天井見切り縁を用いた通気外壁構造であって、上下方向に延びる複数本の胴縁が左右方向に所定間隔で壁下地に配設され、ベース材の後側縦片が胴縁の前面に当接し、ベース材が複数本の胴縁間に掛け渡されて固定され、第1通気孔が胴縁間に配置され、ベース材の後側縦片の前面に外壁材が配設され、カバー材の上側横片の上面が軒天井に当接するとともに下側横片が外壁材の前面に当接し、被係合部がベース材の係合部に引っ掛けられてカバー材がベース材に連結されていることを特徴とする。
この通気外壁構造において、外壁材は、上端面がベース材の外壁材上端面当接部の下面に当接して配設されることが好ましい。
本発明の通気軒天井見切り縁は、通気性を有し、外観および施工性が良好である。また、通気軒天井見切り縁を用いることにより、外観が良好な通気性を有する外壁を形成することができる。
本発明の通気軒天井見切り縁の一実施形態を示した要部斜視分解図である。 図1に示したカバー材のルーバー周辺をカバー材の下方より見た要部斜視図である。 (a)(b)(c)は通気軒天井見切り縁の施工工程を示した要部断面図である。 従来の通気軒天井見切り縁を用いた軒天井部の外壁構造を示す要部断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の通気軒天井見切り縁の一実施形態を示した要部斜視分解図である。図2は、カバー材のルーバー周辺をカバー材の下方より見た要部斜視図である。
図1の通気軒天井見切り縁1は、上下方向に延び左右方向に所定間隔で壁下地に配設される複数本の胴縁間に掛け渡され、外壁材と軒天井との間に配設される長尺な見切り材である。胴縁に固定されるベース材2とこのベース材2に連結されるカバー材3とに2分割されている。
ベース材2とカバー材3はそれぞれ、鋼板やアルミニウム板など一枚の薄肉の金属板24から折曲加工によって形成されている。ベース材2およびカバー材3は、表面に、例えば、アルミ・亜鉛合金などのメッキ処理を施すことができ、さらにカバー材3の前面にはフッ素樹脂塗装、後面にはポリエステル樹脂塗装を施すこともできる。
ベース材2は、左右方向に延びる横長に長尺な部材であり、壁下地に配設された胴縁に釘、ビスなどの固着具により固定される上下方向に延びる後側縦片4と、この後側縦片4の上端から略直角に前方に突出する係合部5とを有している。後側縦片4には、前後に貫通する第1通気孔7が形成されている。また、本実施形態では、後側縦片4には、第1通気孔7よりも下側の部分に、前方に突出する外壁材上端面当接部8が形成されている。ベース材2は、後側縦片4と、係合部5と、外壁材上端面当接部8とから断面視略F字状に形成されている。
後側縦片4は、下端において金属板24が前側上方に折り返され、下端部分が折り重ねられており、作業者や接触部材が傷つかないように安全性や取扱い性が高められているとともに、後側縦片4が補強されてベース材2が変形しにくくなっている。
係合部5は、後側縦片4の上端において金属板24が略直角に前方に折り曲げられ、その先端が下側後方に鋭角に折り曲げられ、略V字状に形成されている。鋭角に折り曲げられた金属板24は、さらに上側前方に折り返されて折り重ねられており、係止部6を構成している。このように、係止部6は、金属板24が上下に折り重ねられて肉厚に形成されているので、後述するカバー材3の被係合部13が引っ掛かりやすくされているとともに、係合部5が補強され、被係合部13との連結をより強固にすることができる。
後側縦片4を構成する金属板24は、後側縦片4の上下幅の略中央の部位において略直角に前方に折り曲げられ、さらに後方に折り返され、上下に折り重ねられており、外壁材上端面当接部8は、この上下に折り重ねられた金属板24で形成されている。このように、外壁材上端面当接部8は、金属板24が上下に折り重ねられて肉厚に形成されているので、強度が高められて変形しにくくなっている。この外壁材上端面当接部8は、後述するベース材2に連結されるカバー材3の下側横片11よりも上方に形成されている。
第1通気孔7は、金属板24に打抜き加工によって丸孔状に形成されている。第1通気孔7は、ベース材2の長手方向に複数形成され、各孔は、壁下地に所定間隔で複数本配設される胴縁間に形成される通気空間に臨む部位に形成されている。
カバー材3は、左右方向に延びる横長に長尺な部材であり、上下方向に延びる前側縦片9と、この前側縦片9の上端から後方に突出する上側横片10と、前側縦片9の後側に突設され上側横片10に対向配置される下側横片11とを有し、断面視略F字状に形成されている。上側横片10の後部には係合部5に引っ掛けられる被係合部13が形成されている。
上側横片10は、前側縦片9を構成する金属板25が前側縦片9の上端において略直角に後方に折り曲げられて形成されており、後端において金属板25が下側前方に折り返され、上側横片10の後部が折り重ねられている。折り重ねられた金属板25は、下側後方に鋭角に折り曲げられ、上側前方に折り返されるとともに、再び下側後方に折り返されている。鋭角に折り曲げられた部分において後端から前後方向長さの略中央の部位までの部分が折り重ねられており、この折り重ねられた部分が、引っ掛け部14を構成している。被係合部13は、この上側横片10の後部の折り重ねられた部分と、鋭角に折り曲げられた部分とから略V字状に形成され、上下方向に弾性変形可能とされている。このように被係合部13は、ベース材2の係合部5と同様に略V字状に形成されているが、被係合部13における略V字形状をなす角度は、係合部5における略V字形状をなす角度よりも小さい角度とされている。
前側縦片9を構成する金属板25は、前側縦片9の下端において後側上方に折り返され、前側縦片9の下端部分が折り重ねられている。下側横片11は、この折り重ねられた金属板25が略直角に後方に折り曲げられて形成されている。下側横片11の後端には、金属板25が略垂直に起立して外壁材押さえ部12が形成されている。
カバー材3には、下側横片11に、上下に貫通する第2通気孔15が形成され、下側横片11の下面には、第2通気孔15の孔縁に第2通気孔15を下側から覆うルーバー16が形成されている。第2通気孔15は略長方形形状を有し、カバー材3の長手方向に沿って第2通気孔15の長辺26が配置されている。第2通気孔15およびそれを覆うルーバー16は、カバー材3の長手方向に複数形成されている。その形成部位は、下側横片11に形成されていれば特に問わないが、胴縁間に形成される通気空間から屋外に向かう空気の流れが良くなるように、本実施形態ではベース材2の第1通気孔7に対応する部位に形成されている。この第2通気孔15とルーバー16は次のようにして形成することができる。
下側横片11を構成する金属板25において、略長方形形状の第2通気孔15を形成する前側の長辺26に対応する部位を切断加工によって切断する。次いで、金属板25において第2通気孔15に対応する領域を押し下げて、断面視略円弧状に湾曲した形状を有する、外側に膨出されたルーバー16を形成する。
ルーバー16は、前方に開口した通気口17が形成され、この通気口17は前側縦片9を前方に臨んでいる。通気口17は第2通気孔15に連通している。通気口17の前方には前側縦片9が配設されているので、外壁材付近において下から見上げたときでも通気口17は視認されにくくなっており、また通気口17への雨水の浸入を抑えることができる。
以上のカバー材3は、被係合部13の内側にベース材2の係合部5を差し込むことにより、ベース材2にワンタッチで連結される。すなわち、カバー材3の被係合部13は上下方向に弾性変形可能とされているため、被係合部13の内側にベース材2の係合部5が差し込まれるにしたがって被係合部13の鋭角に折り曲げられた部分が係合部5の係止部6によって下方向に押し広げられる。ベース材2の係合部5が被係合部13の内側奥まで差し込まれると、被係合部13の鋭角に折り曲げられた部分が上方向に戻り、被係合部13の引っ掛け部14の前端が係合部5の係止部6の後端に引っ掛かり、カバー材3がベース材2に連結される。カバー材3をベース材2から取り外したい場合には、被係合部13の鋭角に折り曲げられた部分を手指などで下方向に変形させることにより被係合部13の引っ掛け部14が係合部5の係止部6から外れるので、その状態でカバー材3を前方向に引き出せばよい。
図3は、通気軒天井見切り縁の施工工程を示した要部断面図である。
通気軒天井見切り縁1の施工にあたっては、まず、図3(a)に示すように、基礎側から軒天井20まで延び左右方向に所定間隔で壁下地18に複数本配設された胴縁19の前面にベース材2の後側縦片4の後面を当接する。そして、釘、ビスなどの固着具23を後側縦片4の前側から打ち込むことによってベース材2を胴縁19に固定する。このとき、ベース材2は、軒天井20に近接して配置され、複数本の胴縁19間に掛け渡されて固定される。
次いで、図3(b)に示すように、ベース材2の外壁材上端面当接部8の下面に外壁材21の上端面を当接し、ベース材2の後側縦片4の前面に外壁材21を取り付ける。
次いで、図3(c)に示すように、カバー材3をベース材2の前方から後方に向かって差し込み、カバー材3をベース材2に連結する。このとき、カバー材3の上側横片10の上面は、軒天井20に当接し、下側横片11の外壁材押さえ部12は外壁材21の上端部前面を押さえ、カバー材3は、外壁材21の上端部を覆う。胴縁19間には壁下地18と外壁材21との間に通気空間22が形成されており、通気空間22を流れる空気は、矢印で示した方向に流れ、カバー材3のルーバー16の通気口17から屋外に排気される。
以上の通気軒天井見切り縁1は、ベース材2とカバー材3とに分割され、各部材の重量は比較的軽くなっているので、ベース材2の胴縁19への固定作業、カバー材3のベース材2への連結作業は容易におこなうことができる。ベース材2の胴縁19への固定に際しては、カバー材3との連結が可能なように、軒天井20から離れた位置にベース材2を配置すればよい。例えば、ベース材2を胴縁19に固定したときのベース材2と軒天井20との間には、カバー材3の上側横片10の後部の厚みに相当する分の間隙が少なくとも確保されていればよい。このため、ベース材2の位置決めを比較的容易におこなうことができる。また、カバー材3とベース材2との連結は、胴縁19に固定されたベース材2の係合部5をカバー材3の被係合部13の内側に差し込むことによりワンタッチでおこなうことができるので、取付作業が容易である。このように通気軒天井見切り縁1は施工性が良好である。
ベース材2とカバー材3はそれぞれ、単純な構造であり、それぞれ一枚の金属板24,25を板金加工することにより製造することができ、製造が容易である。
また、ベース材2には第1通気孔7が形成され、カバー材3には第2通気孔15とそれを下側から覆うルーバー16が形成され、ルーバー16には第2通気孔15に連通する通気口17が形成されている。図3(c)に示すように、ベース材2が胴縁19に固定され、外壁材21が取り付けられ、カバー材3がベース材2に連結された状態においては、胴縁19間、壁下地18と外壁材21との間に通気空間22が形成される。ベース材2の第1通気孔7は通気空間22に臨むように配置されている。通気空間22と屋外とは、ベース材2の第1通気孔7、カバー材3の第2通気孔15および通気口17を介して連通されているので、通気空間22を流れる空気を効果的に屋外に排気することができる。
ルーバー16の通気口17は前側縦片9側に向かっているので、外壁材21付近において下から見上げたときでも通気口17は視認されにくい。また通気口17への雨水の浸入を抑えることができる。
さらに、屋外から観察される通気軒天井見切り縁1の全高を従来品に比べて低くすることができる。例えば、図4に示した通気軒天井見切り縁30の全高が80mmであるのに対して、本実施形態では通気軒天井見切り縁1の全高(カバー材3の前側縦片9の上下方向の長さ)を24mmとすることができる。このため、通気軒天井見切り縁1を外壁材21と軒天井20との間に配設した際には、従来品に比べて通気軒天井見切り縁1が目立ちにくく、綺麗なおさまり外観とすることができる。
さらにまた、ベース材2の後側縦片4に外壁材上端面当接部8が形成される場合、図3(b)に示すように、外壁材21の施工位置は、外壁材21の上端面をベース材2の外壁材上端面当接部8の下面に当接させることにより容易に決定されるので作業性が良好となる。通気軒天井見切り縁1の内部に通気のための空間を確保しやすくなるという利点も有する。一方、図4に示した軒天井部の外壁構造においては、通気軒天井見切り縁30の全高の寸法を計算して外壁材36の施工位置を決定しなければならず、施工性に難がある。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。例えば、カバー材の上側横片の上面に水密材を配設して、通気軒天井見切り縁の軒天井との水密性を確保することもできる。また、水密材を配設する代わりに、カバー材の上側横片の前端に沿って軒天井との間にシーリング材を配設することによっても水密性を確保することができる。
1 通気軒天井見切り縁
2 ベース材
3 カバー材
4 後側縦片
5 係合部
7 第1通気孔
8 外壁材上端面当接部
9 前側縦片
10 上側横片
11 下側横片
13 被係合部
15 第2通気孔
16 ルーバー
17 通気口
18 壁下地
19 胴縁
20 軒天井
21 外壁材

Claims (4)

  1. 胴縁に固定可能なベース材とこのベース材に連結可能なカバー材とを備え、前記ベース材は、後側縦片と、この後側縦片の上端から前方に突出する係合部とを有し、前記後側縦片には前後に貫通する第1通気孔が形成されており、前記カバー材は、前記後側縦片の前方に対向配置可能な前側縦片と、この前側縦片の上端から後方に突出する上側横片と、前記前側縦片の後側において前記上側横片に対向配置される下側横片とを有し、前記上側横片の後部には前記係合部に引っ掛けられる被係合部が形成され、前記下側横片には上下に貫通する第2通気孔およびこの第2通気孔を下側から覆うルーバーが形成され、前記ルーバーには前記第2通気孔に連通する通気口が前記前側縦片を前方に臨んで形成されており、前記ベース材の係合部に前記カバー材の前記被係合部が引っ掛けられることにより前記カバー材が前記ベース材に連結されることを特徴とする通気軒天井見切り縁。
  2. 前記ベース材の前記後側縦片には、前記第1通気孔よりも下側の部分において前記ベース材に連結される前記カバー部の前記下側横片よりも上方の部位に、前方に突出する外壁材上端面当接部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の通気軒天井見切り縁。
  3. 請求項1または2記載の通気軒天井見切り縁を用いた通気外壁構造であって、上下方向に延びる複数本の胴縁が左右方向に所定間隔で壁下地に配設され、前記ベース材の前記後側縦片が前記胴縁の前面に当接し、前記ベース材が複数本の前記胴縁間に掛け渡されて固定され、前記第1通気孔が前記胴縁間に配置され、前記ベース材の前記後側縦片の前面に外壁材が配設され、前記カバー材の前記上側横片の上面が軒天井に当接するとともに前記下側横片が前記外壁材の前面に当接し、前記被係合部が前記ベース材の係合部に引っ掛けられて前記カバー材が前記ベース材に連結されていることを特徴とする通気外壁構造。
  4. 前記外壁材は、上端面が前記ベース材の前記外壁材上端面当接部の下面に当接して配設されることを特徴とする請求項3に記載の通気外壁構造。
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