JP2007262777A - 外壁材留め金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、施工される外壁材によって密閉状態となる家屋本体との間に十分な通気層部を形成できるように外壁材の留め金具を改良する。
【解決手段】 本発明は、適当大きさに成る基板1の周囲部2を残して一側面方向に凸出した深さを有する膨出部3を形成し、この膨出部の左右両側部にさらに弧状に凸出した再膨出部5,5を形成し、この両再膨出部の中間部には垂直面部6を形成し、この垂直面部の略中央部に設けた切り起し水平部7の端部に下曲折片9と上曲折片10,10とを外開き状に設けて成るものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、適当大きさに成る基板1の周囲部2を残して一側面方向に凸出した深さを有する膨出部3を形成し、この膨出部の左右両側部にさらに弧状に凸出した再膨出部5,5を形成し、この両再膨出部の中間部には垂直面部6を形成し、この垂直面部の略中央部に設けた切り起し水平部7の端部に下曲折片9と上曲折片10,10とを外開き状に設けて成るものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、外壁材の留め金具に関するものである。
従来、セメント系無機質板等から成る外壁材を取り付ける留め金具にあっては、家屋の胴縁部分に密接する基板の全体が垂直面形に成るものであるため、空気の流通性が殆どなく、湿度の高いわが国の建築物にとっては課題となっていた。
留め金具の基板構成が前記のようなものとしては、いずれも次のような特許文献が認められる。
しかし、いずれの金具も通気性を特に考慮した構成のものではないし、重量の大きい外壁材を取付ける金具としては強度上も耐久性能に欠けるものであり、また外壁材の取付け作業を円滑に行うことができない等の欠点があった。
そこで、本発明は、前記のような欠点を一掃した外壁材用の合目的的な留め金具を提供することを目的とするものである。
本発明は、適当大きさに成る基板の周囲部を残して一側面方向に凸出した深さを有する膨出部を形成し、この膨出部の左右両側部にさらに弧状に凸出した再膨出部を形成し、この両再膨出部の中間部には垂直面部を形成し、この垂直面部の略中央部に設けた切り起し水平部の端部に下曲折片と上曲折片とを外開き状に設けて成るものである。
第1に、基板は周囲部を残して椀状に凸出した深さの膨出部を構成しているから、本発明基板を胴縁部に適当間隔をおいて固着した場合に、各膨出部間において十分な空気の流通層を形成することができ、外壁材との間に湿度を蓄まらせ結露するような状態を解消することができる。
第2に、金具の椀状に成る膨出部の周面は円弧面を形成しているから、金具の差し込みや外壁材の取付け作業を円滑かつ迅速に行うことができるようになる。
第3に、外壁材は上下両方向から受け止める切り起し水平部及び上下曲折片部に係合するとともにその左右両側部は両再膨出部によって確実に抑止されるようになるから、全体として十分強度をもって支持されることになる。
第4に、金具全体は椀状の膨出部の形成によって強度を増し、耐久性能を高めることができ、外壁材の支持を常に安全にかつ安定性よく行うことができる。
いま外壁材の下端部を金具の基板中央部の膨出部面に載せると、そのまま左右の再膨出部上を下方に滑動して切り起し水平部の上曲折片部に係合するようになる。
同様のことは、外壁材の上端部に金具の基板中央部の膨出部面を載せたときも、そのまま左右の再膨出部上を滑動して水平の切り起し水平部の下曲折片部に係合するようになる。
このように適当間隔をおいて横方向に何段にも取付ける本留め金具によって外壁材との間隔が広く保持されることになるから、空気層部の容積は広くなり、日常の空気の流通量は大きくかつ流通は円滑に行われるようになる。
1は全体が適当大きさに成る基板で、この基板の周囲部2は平板状に成る。
3は前記基板1の周囲部を除き一側面方向に椀状に凸出した深さを有する膨出部で、これによって空気の流通面積が広くなる。
5,5は前記膨出部3の外側部の左右両側部に弧状に狭巾に凸出した再膨出部で、この両再膨出部の中間部には垂直面部6を形成する。
7は前記膨出部3の垂直面部6の略中央部に設けた切り起し水平部で、この切り起し水平部の曲折部には補強部8・・を設ける。
9は前記切り起し水平部7の端部中央に形成した下曲折片で、この下曲折片全体は外開き状に成る。
10,10は前記下曲折片9の左右両側部に形成した上曲折片で、この上曲折片全体は外開き状に成る。
前記下曲折片9及び上曲折片10,10の形状は、メーカーによって異なる係合する外壁材aの凹溝部の形状に合うように構成する。
11,11は前記基板1と膨出部3との間に左右両側部に設けた比較的大きい補強部で、この大補強部は、外壁材を前記切り起し水平部7に載置したとき、外壁材による加圧力によって前記基板1部分が屈曲されようとする力が働くことに対する耐久力を発揮することになる。
a,aは外壁材を示す。
1 基板
2 周囲部
3 膨出部
5,5 左右の再膨出部
6 垂直面部
7 切り起し水平部
8・・ 補強部
9 下曲折片
10,10 上曲折片
11,11 大補強部
2 周囲部
3 膨出部
5,5 左右の再膨出部
6 垂直面部
7 切り起し水平部
8・・ 補強部
9 下曲折片
10,10 上曲折片
11,11 大補強部
Claims (3)
- 適当大きさに成る基板の周囲部を残して一側面方向に凸出した深さを有する膨出部を形成し、この膨出部の左右両側部にさらに弧状に凸出した再膨出部を形成し、この両再膨出部の中間部には垂直面部を形成し、この垂直面部の略中央部に設けた切り起し水平部の端部に下曲折片と上曲折片とを外開き状に設けて成ることを特徴とする外壁材留め金具。
- 基板部と膨出部との間及び膨出部の垂直面部に設けた切り起し部との間にそれぞれ補強部を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載した外壁材留め金具。
- 基板部と膨出部との間の補強部が比較的大きく成る請求項2に記載した外壁材留め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090397A JP2007262777A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 外壁材留め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090397A JP2007262777A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 外壁材留め金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007262777A true JP2007262777A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38636023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006090397A Pending JP2007262777A (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 外壁材留め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007262777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017128854A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | 三晃金属工業株式会社 | 建築用受具及びその嵌合外囲体 |
EP3219868A1 (en) | 2016-03-16 | 2017-09-20 | Nichiha Corporation | Securing member for exterior members and exterior structure |
JP2017166227A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | ニチハ株式会社 | 外装材の取付具及び建物の外装構造 |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006090397A patent/JP2007262777A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170107905A (ko) | 2016-03-16 | 2017-09-26 | 니치하 가부시키가이샤 | 외장재의 부착구 및 외장 구조 |
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AU2017200465B2 (en) * | 2016-03-16 | 2018-08-02 | Nichiha Corporation | Securing member for exterior members and exterior structure |
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