JP4446764B2 - 化粧材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧材を建物躯体に取付けるための化粧材の取付構造に関する。
近年、建物躯体を長期間にわたって快適な状態で使用する考え方が重視される傾向にあり、必要に応じて建物躯体の細部を点検・検査し、補修することが広く行なわれている。建物躯体の点検・検査が行なわれる重要な箇所として、建物躯体の上階と下階との連結部等に代表される目地部が挙げられる。この目地部とは、建物躯体の隙間に雨水等が進入することによって内部の構造物が腐食されることを防止する目的で、建物躯体の隙間にコーキング材を埋めむことによって形成された部分のことである。
通常、この目地部は、建物の外観を損なわないように胴差し等の化粧材によって覆われる。したがって、点検・検査時には化粧材を取り外し、その後再び取付けることが必要になる。このような着脱が実現される化粧材の取付構造として、たとえば、特開2003−3642号公報(特許文献1)に開示のものがある。以下、この特許文献1に開示の化粧材の取付構造について図を参照して説明する。
図7は、上記特許文献1に開示の化粧材の取付構造を示す断面図であり、図8は、化粧材と取付金具との取付け部分の拡大断面図である。図7に示すように、化粧材110は、建物躯体130の目地部131を目隠しするために、取付金具120を介して建物躯体130の壁面に取付けられる。取付金具120は、基部121と受け部122とを有しており、ビス140によって建物躯体130に取付けられる。化粧材110は、本体111から建物躯体130側に向かって突設された突出部112を有しており、この突出部112が取付金具120の受け部122に挿し込まれることにより、化粧材110が建物躯体130に取付けられる。
図8に示すように、取付金具120の受け部122内に化粧材110の突出部112が挿し込まれた状態においては、突出部112の先端112aが受け部122の屈曲部122bに嵌合することにより、化粧材110が取付金具120によって所定の嵌合力をもって保持される。この状態から、図中矢印方向に化粧材110を引っ張ることにより、突出部112の先端112aによって受け部122の屈曲部および立壁部122cが外側に向かって押し広げられ、突出部112の先端112aが受け部122の屈曲部122bの頂部を乗り越えることによって、化粧材110が取付金具120から取り外される。
以上において説明した化粧材の取付構造を採用することにより、化粧材の取り外しが可能となり、建物躯体の点検・検査および補修が容易に行なえるようになる。また、点検・検査あるいは補修が完了した後にも、取付けられていた化粧材を再度取付金具を介して建物躯体に取付けることが可能であるため、経済的にも優れたものとなる。
特開2003−3642号公報
しかしながら、上述の化粧材の取付構造は、プラスチック等の樹脂系の材料にて製作された化粧材への適用を目的になされたものであり、セメント等に代表される窯業系の材料にて製作された化粧材に適用した場合には、取付け強度の確保が困難であるため、化粧材にぐらつきが発生するという問題があった。これは、窯業系の材料にて製作された化粧材が樹脂系の材料にて製作された化粧材に比べて微妙な寸法精度をだすことが難しく、また比較的重いためであり、上述の取付構造を採用した場合に化粧材の重量が受け部下側の係止片に集中し、その重みによって係止片が下方に向けて反るために生じるものである。この反りを抑制するためには、剛性の大きい材料にて取付金具を製作することも考えられるが、このように構成した場合には着脱が容易に行なえなくなるという不都合が生じる。
着脱が行なえる化粧材の取付構造にあっては、取付け状態において容易には化粧材が脱落しないように十分な取付け強度を確保する必要がある一方、点検・検査時等においては、作業者の取り外し作業の負担が軽減されるように容易に取り外しが行なえる必要がある。比較的軽い材料にて製作され、かつ高い寸法精度が発現される化粧材においては、この相反する要求を満たすことはさほど困難を伴うものではないが、微妙な寸法精度をだすことが難しく、また比較的重い材料にて製作された化粧材においては、この要求を満たす取付構造の実現は非常に困難である。
したがって、本発明は、窯業系等の材料を用いて形成された化粧材にあっても建物躯体に対する十分な取付け強度と取り外し作業の容易性との両立が実現され得る化粧材の取付構造を提供することを目的とする。
本発明に基づく化粧材の取付構造は、化粧材を取付金具によって着脱可能に建物躯体に取付けるものである。化粧材は、取付金具側に面する取付面に、入り口部分における開口面積よりも奥側部分における開口面積が広く形成された凹部を備えている。取付金具は、建物躯体に取付けられる基部と、基部から化粧材側に向かって立設された一対の係止片とを備えている。一対の係止片の各々は、基部から立ち上がり弾性変形可能な立壁部と、立壁部の先端に位置し、互いに反対方向に向かって膨らむ湾曲部とを含んでいる。化粧材の着脱の際には、凹部の入り口部分に湾曲部の周面が当接することで立壁部が弾性変形し、これにより凹部の入り口部分を湾曲部が通過可能となる。化粧材が取付金具に嵌合した状態においては、立壁部の弾性変形が解除されて一対の係止片が元の形状に復帰するとともに、一対の立壁部の少なくとも一方によって化粧材が下方から支持されている。
このように構成することにより、化粧材が立壁部によって面接触した状態で支持されるようになるため、化粧材の重量が分散された状態で係止片に加わるようになる。このため、窯業系等の材料からなる化粧材に適用した場合にも、化粧材を取付けた状態における係止片の反りが抑制されるようになり、取付け後における化粧材のぐらつきが解消される。したがって、十分な取付け強度と取り外し作業の容易性との両立が可能となる。
上記本発明に基づく化粧材の取付構造にあっては、一対の係止片のそれぞれが基部を切り欠いて折り曲げ加工することによって形成されていることが好ましい。
このように、一対の係止片のそれぞれを折り曲げ加工によって形成することにより、一枚の金属板にて取付金具を製作することが可能になり、安価にかつ容易に取付金具を製作することが可能になる。
上記本発明に基づく化粧材の取付構造にあっては、前記一対の係止片のそれぞれが互いに対面しないように横方向にずらして配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、化粧材と取付金具との接触面積をさらに大きく確保することが可能になり、係止片の反りがさらに抑制されるようになる。また、一枚の金属板を折り曲げ加工することによって取付金具を製作することが容易に実現されるという利点も得られる。
本発明によれば、窯業系等の材料を用いて形成された化粧材にあっても建物躯体に対する十分な取付け強度と取り外し作業の容易性との両立が実現される。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における化粧材の取付構造を示す断面図である。図1に示すように、化粧材10は、建物躯体30の上階と下階との間に位置する目地部31を目隠しするように、取付金具20を介して建物躯体30の壁面に取付けられる。取付金具20は、基部21と、受け部としての一対の係止片22とを有しており、ビス40によって建物躯体30に取付けられる。
図1に示すように、化粧材10は、目地部31を覆う本体11と、本体11の取付面側に設けられた抜き溝12と、同じく取付面側に設けられた凹部13とを有している。化粧材10の本体11は、たとえばセメント等の窯業系の材料にて製作される。抜き溝12は、化粧材10の延伸方向に沿って延びる溝であり、化粧材10の軽量化のために設けられた溝である。凹部13は、本体11の上下方向に距離をもって一対設けられており、化粧材10を取付金具20に取付けた状態において、取付金具20に設けられた一対の係止片22を受け入れる部位である。
凹部13は、取付面側に位置する入り口部分13bよりも本体11の内部に位置する奥側部分13aにおいて開口面積が大きくなるように形成されている。すなわち、入り口部分13bが狭く形成されており、奥側部分13aが広く形成されている。凹部13は、化粧材10の延伸方向に溝状に長く延びるように形成されていてもよいし、化粧材10の延伸方向において断続的に複数個設けられていてもよい。しかしながら、窯業系の材料を用いて化粧材10を製作する場合には一般に押出し成形が用いられるため、また溝状に凹部13を形成することによって施工の際の取付金具20に対する位置決めが容易となるため、凹部13を化粧材10の延伸方向に溝状に形成することが好ましい。
図2は、本実施の形態における化粧材の取付構造において用いられる取付金具の形状を示す斜視図である。図1および図2に示すように、取付金具20は、プレート状の基部21と、基部21から立設された一対の係止片22とを備えている。一対の係止片22は、化粧材10の凹部13と対応して、取付金具20の上下方向において2組設けられている。一対の係止片22は、第1係止片23と第2係止片24とから構成されている。第1係止片23と第2係止片24とは、基部21上において横方向にずれた位置に設けられている。なお、基部21の四隅には、取付金具20を建物躯体30に取付けるためのビス穴26が形成されている。
図1および図2に示すように、第1係止片23および第2係止片24は、それぞれ基部21の一部を切り欠き、この切り欠き部分を折り曲げ加工することによって形成される。このため、基部21の所定位置には、抜き穴25が形成されることになる。折り曲げ加工を行なうことによって基部21から立設された第1係止片23および第2係止片24は、基部21から立ち上がる立壁部23b,24bと、立壁部23b,24bの先端に位置する湾曲部23a,24aとをそれぞれ有している。この湾曲部23a,24aは、互いに反対方向に向かって膨らむように形成されており、たとえば一定の曲率に立壁部23b,24bの先端を折り曲げ加工することによって形成される。
以上において説明した本実施の形態における取付金具20は、一対の係止片22の各々がいずれも切り欠きや折り曲げ、打ち抜き等のプレス加工によって形成されるため、一枚の金属板から容易に製作することが可能である。また、一対の係止片22の各々が横方向にずれた位置に配置されているため、取付金具20の強度を損なうことなく、一枚の金属板から取付金具20を製作することが可能である。なお、金属板の材質としては、耐候性および剛性等の観点からステンレス合金等が好適である。
図3は、建物躯体に固定された取付金具に化粧材を取付ける様子を示す部分拡大図である。化粧材10を取付金具20に固定するためには、まず、図3(a)に示すように、取付金具20の一対の係止片22の先端部分に化粧材10の取付面側に形成された凹部13の開口部分を位置決めして押し当てる。これにより、一対の係止片22の湾曲部23a,24aが化粧材の凹部13の開口部周縁に当接する。
この状態から、図中矢印A方向に化粧材10を押し込むことにより、図3(b)に示すように、一対の係止片22は互いに近接する方向に弾性変形し、湾曲部23a,24aが凹部13の入り口部分13b内に進入する。すなわち、化粧材10の凹部13の開口部周縁によって一対の係止片22の湾曲部23a,24aの周面が押圧され、湾曲部23a,24aが上下方向にそれぞれ押し下げられることにより、第1係止片23は図中矢印B方向に向かって撓み、第2係止片24は図中矢印C方向に向かって撓み、湾曲部23a,24aが凹部13の入り口部分13b内に進入する。ここで、立壁部23b,24bが、バネ部として機能することになる。
この状態から、図中矢印A方向にさらに化粧材10を押し込むことにより、図3(c)に示すように、湾曲部23a,24aが凹部13の奥側部分13aに達する。このとき、凹部13の入り口部分13bの内壁面に当接することによって互いに近付く方向に押し縮められていた一対の係止片22は、その当接が解除されることによって凹部13の奥側部分13a内において元の形状に復帰する。すなわち、第1係止片23は図中矢印D方向に向かって移動し、第2係止片24は図中矢印E方向に向かって移動する。
以上の動作を経ることにより、図1に示す如くの取付け状態にて、化粧材10が取付金具20に嵌合する。なお、化粧材10を取付金具20に取付けた状態においては、化粧材10は一対の係止片22のうちの第1係止片23の立壁部23bによって下方から支持される。
上記の目地部31に経年劣化が生じると、その隙間から湿気や雨水等が侵入して内部構造物を腐食させ、建物躯体30の耐久性に悪影響を与えることになる。そのため、化粧材10を取り外し、目地部31の点検・検査が行なわれ、必要に応じて補修が実施され、その後、化粧材10が再度建物躯体30に取付けられる。
図4は、建物躯体に固定された取付金具から化粧材を取り外す様子を示す部分拡大図である。化粧材10を取付金具20から取り外すためには、まず、図4(a)に示すように、化粧材10を建物躯体30から遠ざける方向(図中矢印F方向)に引っ張る。これにより、一対の係止片22の湾曲部23a,24aが化粧材10の凹部13の入り口部分13bと奥側部分13aとの間に位置する段差部分の開口部周縁に当接する。
この状態から、図中矢印F方向にさらに化粧材10を引っ張ることにより、図4(b)に示すように、一対の係止片22は互いに近接する方向に弾性変形し、湾曲部23a,24aが凹部13の入り口部分13b内に進入する。すなわち、化粧材10の凹部13内に位置する段差部分の開口部周縁によって一対の係止片22の湾曲部23a,24aの周面が押圧され、湾曲部23a,24aが上下方向にそれぞれ押し下げられることにより、第1係止片23は図中矢印B方向に向かって撓み、第2係止片24は図中矢印C方向に向かって撓み、湾曲部23a,24aが凹部13の入り口部分13b内に進入する。
この状態から、図中矢印F方向にさらに化粧材10を引っ張ることにより、図4(c)に示すように、湾曲部23a,24aが凹部13から取り出される。このとき、凹部13の入り口部分13bの内壁面に当接することによって互いに近付く方向に押し縮められていた一対の係止片22は、その当接が解除されることによって元の形状に復帰する。すなわち、第1係止片23は図中矢印D方向に向かって移動し、第2係止片24は図中矢印E方向に向かって移動する。
以上の動作を経ることにより、化粧材10の取り外しが行なわれる。なお、取付金具20の一対の係止片22は、いずれも弾性変形するのみであるため、再度図3に示す動作を行なうことにより、取り外した化粧材10を再び建物躯体30に取付けることが可能である。
以上において説明した化粧材の取付構造を採用することにより、化粧材が建物躯体に取付けられた状態において、取付金具の係止片に設けられた立壁部によって化粧材が面接触した状態で支持されるようになる。このため、微妙な寸法精度の発現が難しく、比較的重たい窯業系等の材料からなる化粧材を取付けた場合にも、化粧材を取付けた状態における係止片の反りが抑制されるようになり、取付け後における化粧材のぐらつきが発生しなくなる。また、係止片の先端に設けられた湾曲部によって着脱の際の係止片の弾性変形がスムーズに行なわれるようになり、着脱作業の容易性も十分に実現される。したがって、本実施の形態における化粧材の取付構造を採用することにより、十分な取付け強度と取り外し作業の容易性との両立が実現されるようになる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における化粧材の取付構造を示す断面図であり、図6は、本実施の形態における化粧材の取付構造において用いられる取付金具の形状を示す斜視図である。なお、上述の実施の形態1と同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図5に示すように、化粧材10は、取付面側に形成された抜き溝12の上面に凹部13を有している。凹部13は、上述の実施の形態1と同様に上下方向に距離をもって一対設けられている。各々の凹部13は、化粧材10の取付面を構成する抜き溝12の上面側に位置する入り口部分13bよりも本体11の内部に位置する奥側部分13aにおいて開口面積が大きくなるように形成されている。この凹部13は、化粧材10を取付金具20に取付けた状態において、取付金具20に設けられた一対の係止片22を受け入れる部位である。
図5および図6に示すように、取付金具20は、プレート状の基部21と、基部21から立設された一対の係止片22とを備えている。一対の係止片22は、化粧材10の凹部13と対応して、取付金具20の上下方向において2組設けられている。一対の係止片22は、第1係止片23と第2係止片24とから構成されている。第1係止片23と第2係止片24とは、基部21上において横方向にずれた位置に設けられている。なお、基部21の四隅には、取付金具20を建物躯体30に取付けるためのビス穴26が形成されている。
図1および図2に示すように、第1係止片23および第2係止片24は、基部21とは別体の折り曲げ加工が施された金属部材からなる。第1係止片23および第2係止片24は、基部21にスポット溶接等により取付けられた接続部23d,24dと、基部21から立ち上がる立壁部23b,24bと、立壁部23b,24bから上方に向かって延びるバネ部23c,24cと、バネ部23c,24cの先端に位置する湾曲部23a,24aとをそれぞれ有している。この湾曲部23a,24aは、互いに反対方向に向かって膨らむように形成されており、たとえば一定の曲率にバネ部23c,24cの先端を折り曲げ加工することによって形成される。
本実施の形態における化粧材の取付構造においても、上述の実施の形態1における化粧材の取付け構造と同様に、化粧材10の凹部13に取付金具20の一対の係止片22が挿し込まれることによって化粧材10が取付金具20に嵌合する。ここで、本実施の形態における化粧材の取付構造においては、上述の実施の形態1における化粧材の取付構造とは異なり、取付金具20に対する化粧材10の着脱が建物躯体30の壁面と平行な方向、すなわち鉛直方向において実現されている。このため、取付けの際には、化粧材10を建物躯体30の壁面に向かって押し付けるのではなく、建物躯体30の壁面に沿って落とし込むことによって取付けが行なわれる。一方、取り外しの際には、化粧材10を建物躯体30のから遠ざかる方向に引っ張るのではなく、上方に押し上げることによって取り外しが行なわれる。
以上において説明した化粧材の取付構造を採用することにより、上述の実施の形態1と同様に、十分な取付け強度と取り外し作業の容易性との両立が実現されるようになる。
上述の実施の形態1および2においては、化粧材として建物躯体の上階と下階との間に位置する目地部を目隠しする胴差しに本発明を適用した場合を例示して説明を行なったが、本発明は胴差し以外にも、破風や幕板、鼻隠し、見切り材、コーナー部材、内装用化粧材等様々な化粧材の取付けに適用が可能である。
今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における化粧材の取付構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における化粧材の取付構造において用いられる取付金具の形状を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における化粧材の取付構造において、建物躯体に固定された取付金具に化粧材を取付ける様子を示す部分拡大図である。 本発明の実施の形態1における化粧材の取付構造において、建物躯体に固定された取付金具から化粧材を取り外す様子を示す部分拡大図である。 本発明の実施の形態2における化粧材の取付構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における化粧材の取付構造において用いられる取付金具の形状を示す斜視図である。 従来の化粧材の取付構造を示す断面図である。 従来の化粧材の取付構造の化粧材と取付金具との取付け部分の拡大断面図である。
符号の説明
10 化粧材、11 本体、12 抜き溝、13 凹部、13a 奥側部分、13b 入り口部分、20 取付金具、21 基部、22 一対の係止片、23,24 係止片、23a,24a 湾曲部、23b,24b 立壁部、23c,24c バネ部、23d,24d 接続部、25 抜き穴、26 ビス穴、30 建物躯体、31 目地部、40 ビス。

Claims (3)

  1. 化粧材を取付金具によって着脱可能に建物躯体に取付ける化粧材の取付構造であって、
    前記化粧材は、前記取付金具側に面する取付面に、入り口部分における開口面積よりも奥側部分における開口面積が広く形成された凹部を備え、
    前記取付金具は、前記建物躯体に取付けられる基部と、前記基部から前記化粧材側に向かって立設された一対の係止片とを備え、
    前記一対の係止片の各々は、前記基部から立ち上がり弾性変形可能な立壁部と、前記立壁部の先端に位置し、互いに反対方向に向かって膨らむ湾曲部とを含み、
    前記化粧材の着脱の際に、前記凹部の入り口部分に前記湾曲部の周面が当接することで前記立壁部が弾性変形し、これにより前記凹部の入り口部分を前記湾曲部が通過可能となり、
    前記化粧材が前記取付金具に嵌合した状態において、前記立壁部の弾性変形が解除されて前記一対の係止片が元の形状に復帰するとともに、前記一対の立壁部の少なくとも一方によって前記化粧材が下方から支持されている、化粧材の取付構造。
  2. 前記一対の係止片のそれぞれが、前記基部を切り欠いて折り曲げ加工することによって形成されている、請求項1に記載の化粧材の取付構造。
  3. 前記一対の係止片のそれぞれが、互いに対面しないように横方向にずらして配置されている、請求項1または2に記載の化粧材の取付構造。
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