JP6166318B2 - 窓枠及び窓 - Google Patents

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Description

本発明は、窓枠及び窓に関するものである。
一般に、建物の窓等の開口部に施工されるサッシ(建具枠)とその周囲の壁仕上げとの間の見切りのために、サッシの室内側に額縁と呼ばれる窓枠を取り付けることが行われている。この窓枠は、例えば細長い4枚の板材からなる枠部材を矩形状に配置したものである。
このような窓枠(額縁)の取付構造として、従来、例えば特許文献1および2に示されるように、建物の開口部に施工されるアルミニウム合金製押出形材からなるサッシの室内側に断面コ字状のアングルを設け、そのアングル内の嵌合凹溝に窓枠の各枠部材(板材)を嵌合する構造が知られている。
特許第4554717号公報 特許第5631582号公報
ところで、上記特許文献1および2の窓枠構造では、サッシのアングルの一方に返し形状の係合部を設ける一方、窓枠(額縁)における各枠部材の厚さ方向の表面に係合凹溝を形成し、窓枠の四方を囲むように構成された各枠部材(下枠、上枠、左右の竪枠)をアングルに嵌合したときに、サッシの係合部が枠部材の係合凹溝に係合して抜け止めされるようになっている。
しかし、その場合、サッシの係合部は枠部材の係合凹溝に係合するためにアングルから突出しており、その突出した係合部を枠部材において係合凹溝よりも室外側の表面を通過させる必要がある。すなわち、サッシは、アルミニウム合金製押出形材のような比較的硬くて変形しにくい金属製のものであり、そのサッシに形成された係合部を変形させながら、係合部を室外側の表面を乗り越えるようにして通過させた上で係合凹溝に係合するようにしなければならない。特に、窓の四方を囲むように一体に構成された枠部材をサッシに取り付ける場合に、四方全てのサッシの係合部を同時に変形させなければならず、その結果、係合部を係合凹溝に係合することは容易ではない。このため、アングル間の間隔を枠部材の厚さよりも若干小さくするようにしており、そうなると、その寸法差により枠部材のサッシへの嵌合状態ではサッシと枠部材との間に隙間が形成されて、ガタツキが生じるのは避けられない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、窓枠(額縁)の構造に改良を加えることにより、窓枠の枠部材がサッシの嵌合凹溝に嵌合されたときにガタツキが生じないようにして、窓枠をサッシに安定して保持できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、窓枠の枠部材の端部を厚さ方向に2分割して、その一方を撓み変形可能とし、その撓み変形を利用して枠部材をサッシの嵌合凹溝内に圧接状態で嵌合するようにした。
具体的には、第1の形態は、建物の開口部に施工され、互いに平行に延びる一対の突条を溝壁部として室内側に開口する嵌合凹溝が形成された金属製のサッシに対し、嵌合凹溝に嵌合されて取り付けられる窓枠であって、矩形状に配置されかつ枠状に組まれて互いに固定された4枚の板状の枠部材からなり、各枠部材の室外側端面には、該枠部材の室外側端部を厚さ方向に第1及び第2分割部に分割するように有底状の切り込み溝が形成され、第1分割部は、第2分割部よりも厚さが薄くて、切り込み溝の底部に対応する位置の基部を支点として枠部材の厚さ方向に撓み変形可能とされている。また、各枠部材において厚さ方向に対向する両面のうち第1分割部側に位置する一方の面には、該枠部材の室外側端面から室内方向に向かって該第2分割部側に向かうように傾斜する傾斜面が形成されている。さらに、サッシの一対の突条のうち、枠部材が嵌合凹溝に嵌合されたときに該枠部材の第1分割部側に位置する突条には、該第1分割部を他方の突条に向かう方向に押して、撓み変形させる押圧部が設けられている。そして、サッシの嵌合凹溝に枠部材が嵌合されたときに、傾斜面に押圧部が押し当てられて該第1分割部が基部を支点として撓み変形することにより、該枠部材が突条間に挟まれた状態で弾性保持されるように構成されていることを特徴とする。
この第1の形態では、枠状に組まれて互いに固定された4枚の枠部材がサッシの嵌合凹溝に嵌合された状態において、傾斜面が第1分割部側に位置する突条の押圧部により第1分割部が他方の突条に向かう方向に押されることによって、基部を支点として第1分割部が撓み変形した状態に維持され、各枠部材は、嵌合凹溝の両溝壁部である一対の突条間に挟まれた状態で弾性保持されることになる。すなわち、枠部材の端部の厚さが本来の厚さよりも見掛け上小さくなり、その状態で枠部材の端部が嵌合凹溝内に差し込まれて嵌合される。この嵌合状態では、第1分割部の撓み変形が戻ろうとする復元力によって枠部材の端部における傾斜面及び第2分割部側の面がそれぞれサッシの突条(嵌合凹溝の溝壁部)に圧接し、枠部材の端部が両突条間に挟まれた状態で弾性保持される。このように、比較的硬くて変形しにくい金属製のサッシの突条を変形させるのではなく、枠部材の第1分割部の撓み変形を利用し、枠部材が突条間に挟まれた状態で弾性保持されることにより、枠部材と嵌合凹溝の溝壁部との間に隙間が生じず、窓枠をサッシにガタツクことなく安定して保持することができる。
第2の形態は、第1の形態において、傾斜面は、第1分割部の先端部分の厚さが押圧部との当接位置に対応する該第1分割部の厚さよりも大きくなるように傾斜していることを特徴とする。
この第2の形態では、傾斜面の傾斜状態から、第1分割部は、傾斜面に対する押圧部の当接位置よりも第1分割部の先端部分の方が押圧部によって他の突条に向かう方向に強く押しつけられることになる。すなわち、各枠部材が嵌合凹溝に嵌合した状態では、押圧部が各枠部材の室外側端面の方向に移動し難くなる。このため、各枠部材が嵌合凹溝から抜けにくい構造となり、窓枠をサッシにさらにガタツクことなく安定して保持することができる。
第3の形態は、第1または第2の形態において、傾斜面は、枠部材の室外側端面から室内方向に向かうにつれて切り込み溝の底部に近づくように傾斜していることを特徴とする。
この第3の形態では、傾斜面と切り込み溝との位置関係から、第1分割部の厚さが切り込み溝の底部に対応する位置の基部から第1分割部の先端に向かって徐々に大きくなっている。すなわち、各枠部材が嵌合凹溝に嵌合した状態では、押圧部が各枠部材の室外側端面の方向に移動し難くなる。このため、各枠部材が嵌合凹溝から抜けにくい構造となり、窓枠をサッシにより一層ガタツクことなく安定して保持することができる。
第4の形態は、第1〜第3の形態のいずれか1つにおいて、切り込み溝の底部は、枠部材が嵌合凹溝に嵌合された状態で、押圧部が傾斜面に当接する位置よりも室内側に形成されていることを特徴とする。
この第4の形態では、切り込み溝の底部と傾斜面に対する押圧部の当接位置との関係から、切り込み溝の底部に対応する位置の基部が傾斜面に対する押圧部の当接位置よりも室内側に設けられることになる。このため、押圧部により枠部材の室外側端部の全体が嵌合凹溝に嵌合するまで第1分割部が撓むことになる。その結果、サッシの嵌合凹溝に対する枠部材の嵌合をスムーズに行うことができる。
第5の形態は、第1〜第4の形態のいずれか1つにおいて、枠部材の室外側端面における厚さ方向の両隅角部のうち、少なくとも第1分割部側の隅角部が面取りされていることを特徴とする。
この第5の形態では、枠状に組まれて互いに固定された4枚の枠部材をサッシの嵌合凹溝に差し込む際、特に押圧部を第1分割部側の隅角部が面取りされている部分に沿わせながら、傾斜面に当接する位置まで押圧部をスムーズに移動させることができる。
第6の形態は窓に係り、この窓は第1〜第5の形態のいずれか1つの窓枠がサッシに取り付けられたことを特徴とする。
この第6の形態では、窓枠の枠部材がサッシの突条間に挟まれた状態で弾性保持され、枠部材と嵌合凹溝の両溝壁部との間に隙間が生じず、窓枠がサッシにガタツクことなく安定して保持された窓が得られる。
以上説明したように、本発明によると、枠状に組まれて互いに固定された4枚の枠部材がサッシの嵌合凹溝に嵌合された状態において、比較的硬くて変形しにくい金属製のサッシの突条を変形させるのではなく、枠部材の切り込み溝による第1分割部の撓み変形を利用し、枠部材が突条間に挟まれた状態で枠部材の傾斜面を突条の押圧部により押圧して弾性保持されることにより、枠部材と嵌合凹溝の溝壁部との間に隙間が生じず、窓枠をサッシにガタツクことなく安定して保持することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る窓の要部を示す水平断面図である。 図2は、実施形態に係る枠部材の全体構成を示す断面図である。 図3は、枠部材の室外側端部を拡大して示す断面図である。 図4は、窓に取り付けられた窓枠の全体を室内側から見て遠近法で示す図である。 図5は、竪枠と下枠との接合箇所を示す斜視図である。 図6は、窓枠がサッシの嵌合凹溝に嵌合された状態を窓枠の角部にて示す斜視図である。 図7は、枠部材がサッシの嵌合凹溝に嵌合される状態を示す断面図である。 図8は、その他の実施形態を示す図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の実施形態に係る窓の要部を示し、この窓は建物の開口部を構成していて、左右一対の柱1,1(一方のみ図示する)と図外の上下の窓まぐさ及び窓台とで囲まれた部分に区画されている。なお、図1には窓の全体を示していないが、この図1は窓を上下中間部にて水平面に沿って切断した状態として示しており、図1の左側が窓の開口の中央側、上側が室外側、下側が室内側である。
窓の周縁部には建具枠としてのサッシ5が施工されている。このサッシ5は、例えばアルミニウムの押出材を窓の開口形状に合わせて矩形状に組み合わせてなり(図4及び図6参照)、窓の周縁部の前記柱1,1、窓まぐさ及び窓台に取付固定されて施工されている。図1中、2は柱1とサッシ5との間に充填された飼い木である。
図1および図6に示すように、前記サッシ5は、窓の周縁部に固定される第1および第2サッシ部材6,7を備えている。第1サッシ部材6は、窓の開口の外周側(図1では右側)に配置されており、2つの係合部6a,6bを有している。また、第2サッシ部材7は、窓の開口の内周側(図1では左側)に配置されており、窓の開口の内周側から外周側に向かって突出している係合部7a,7bを有している。そして、両サッシ部材6,7の係合部6a,7a同士が係合しかつ係合部6b,7b同士が係合することで、第1サッシ部材6と第2サッシ部材7とが組み合わされてサッシ5が構成されている。また、第1サッシ部材6と第2サッシ部材7とが係合した状態において、サッシ5の室内側には、窓の開口面に沿う方向(図1では左右方向)に延びる平面部5aが形成されている。
図1に示すように、この第1サッシ部材6の室内側面には、窓の開口の外周側(図1では右側)に位置する外周側突条8が室内側に向かって突設されている。また、第2サッシ部材7の室内側面には、窓の開口の内周側(図1では左側)に位置する内周側突条10が室内側に向かって突設されている。これら一対の突条8,10は、窓の周縁に沿って互いに平行に延びるように配置されている。ここで、外周側突条8は、内周側突条10よりも薄肉になるように形成されている。そして、サッシ5には、これらの突条8,10を溝壁部としかつ平面部5aを溝底部として室内側に開口する嵌合凹溝12が形成されている。
前記サッシ5の嵌合凹溝12の溝壁部を構成する外周側及び内周側突条8,10のうち、外周側突条8の内周側突条10との対向側には押圧部9が設けられている。この押圧部9は、外周側突条8の先端部近傍を部分的に断面略く字状又は断面L字状に折り曲げた形状に形成されたもので、内周側突条10に向かうように外周側突条8の他の部分よりも突出している。図1に示すように、この押圧部9と内周側突条10との間の距離sは、後述する枠部材16における切欠き段部20の底面20aと裏面16bとの間の厚さt(図3参照)よりも所定寸法だけ小さくなっている。
図4及び図6にも示すように、前記サッシ5の嵌合凹溝12には、本発明の実施形態に係る窓枠15が嵌合されて取り付けられている。この窓枠15は額縁とも呼ばれるもので、4枚の細長い板状の枠部材16,16,…(図1では1枚のみ示している)からなり、それら枠部材16,16,…はそれぞれ幅方向の一端部が前記サッシ5の嵌合凹溝12に嵌合されて枠状に組み立てられて互いに固定されている。これによって、枠部材16,16,…は、鉛直上下方向に延びる一対の竪枠と、水平方向に延びる上枠及び下枠とを構成している。図4は窓枠15の全体を室内側から見て遠近法(一点透視図法)で示したものであり、図中の左右両側に配置される枠部材16,16により竪枠が、また上側に配置される枠部材16により上枠が、さらに下側に配置される枠部材16により下枠がそれぞれ構成されている。図4に示すように、各枠部材16,16,…が四方枠に組まれた状態では、上枠および下枠の各々が竪枠同士の間に配置されるように構成されている。また、図1では、一方の竪枠のみが示されている。なお、4枚の枠部材16,16,…は、枠状に組まれて窓枠15となった後に互いにビス止め等により固定されている。
前記4枚の枠部材16,16,…は、例えばMDF、合板、LVL、LVS、パーティクルボード等の木質材料等からなる。また、各枠部材16は、基本的に、幅と長さが異なるだけで厚さが同じ板材であり、その幅は例えば105mmであり、厚さは例えば20mmである。これらの枠部材16,16,…は、いずれも幅方向の一端部が室外側を向き、厚さ方向の一方の面である表面16aが窓の内周側(中央側)を、また他方の面である裏面16bが窓の外周側(中央と反対側)をそれぞれ向くように配置されている。
また、各枠部材16の室外側端面における厚さ方向の両隅角部には、それぞれ面取り部17a,18aが形成されている。具体的には、第1面取り部17aは、後述する第1分割部17の隅角部における窓の開口の外周側(図1では右側)に形成されている一方、面取り部18aは、後述する第2分割部18の隅角部における窓の開口の内周側(図1では左側)に形成されている。
ここで、図2に示すように、枠部材16の室内側端面における厚さ方向の両隅角部のうち、窓の開口の内周側の隅角部にも面取り部16cが形成されている。また、図5に示すように、上枠および下枠は、室外側端面から室内側端面までの長さが竪枠における室外側端面から室内側端面までの長さよりも少しだけ短くなるように設定されている。そして、本実施形態では、竪枠に相当する枠部材16の面取り部16cとその表面16aとの境界位置に上枠および下枠の室内側端面が合わせされている。すなわち、上枠および下枠の室内側端面は、竪枠の室内側端面よりも室外側に少しずれるように配置されている。
仮に、図5に示す仮想線のように、下枠の室内側端面と竪枠の室内側端面とが互いに面一になるように下枠を配置した場合では、面取り部16cの存在により下枠と竪枠との間に不要な隙間が生じ、下枠が竪枠の面取り部16cから突出しているように見えてしまう。しかし、本実施形態では、竪枠に相当する枠部材16の面取り部16cとその表面16aとの境界位置に上枠および下枠の室内側端面が合わせされていることから、上枠および下枠の各々と竪枠との接合箇所において、面取り部16cの存在による不要な隙間を生じさせず、上枠および下枠の各々を竪枠に対してきれいに納めることができる。なお、面取り部16cの大きさが比較的小さい場合には、面取り部16cによる不要な隙間がほとんど生じないことから、上枠および下枠の室内側端面と竪枠の室内側端面とが互いに面一になるように各枠部材16,16,…を配置してもよい。
図2及び図3に示すように、各枠部材16において窓の内周側に位置する表面16a(図2では上側面)には、各枠部材16の室外側端部の隅角部を矩形状に切り欠いてなる切欠き段部20が枠部材16の長さ方向(図2及び図3で図の面と直交する方向)の全体に亘って延びるように形成されている。この切欠き段部20は、枠部材16の表面16aと平行な底面20aを有している。また、図2に示すように、各枠部材16には表面化粧層19が、後述する室外側端面の切り込み溝23から表面16aないし室内側端面を経て裏面16bの室内寄り側部分に至るまでの範囲に亘り一体に形成されている。
図1に示すように、切欠き段部20は、枠部材16の幅方向に沿った方向の寸法(枠部材16の室外側端面の位置から切欠き段部20の側面までの寸法)が前記第2サッシ部材7の内周側突条10の突出高さと同じ寸法になるように形成されている。この切欠き段部20は、枠部材16の厚さ方向に沿った方向の深さ(枠部材16の表面16aの位置から切欠き段部20の底面20aまでの寸法)が内周側突条10の厚さよりも少しだけ大きい寸法となるように形成されている。
また、枠部材16がサッシ5の嵌合凹溝12に嵌合されたときに、切欠き段部20には前記内周側突条10が収容されている。この収容状態では、内周側突条10の表面が切欠き段部20以外の枠部材16の表面16aよりも枠部材16の厚み方向に落ち込んだ段差状(例えば0.5mmの段差が形成された状態)になるように構成されている。なお、枠部材16がサッシ5の嵌合凹溝12に嵌合された状態では、枠部材16の室外側端面とサッシ5の平面部5aとの間に、所定の間隙(例えば0.5mmのクリアランス)が形成されるようになっている。切欠き段部20の室内側の側面とサッシ5の内周側突条10の先端面との間にも、同様に所定の間隙(例えば0.5mmのクリアランス)が形成されるようになっている。
図1に示すように、各枠部材16の室外側端面には、その裏面16b近傍の位置に表裏面16a,16bと平行に延びる有底状の切り込み溝23が設けられている。この切り込み溝23は、枠部材16の長さ方向の全体に亘って形成されている。また、この切り込み溝23は、枠部材16の室外側端面において表面16aから所定の寸法(例えば15.5mm)だけ離れた部分を鋸等により表裏面16a,16bに沿って切り込むことによって形成されるスリット状の有底溝で、その溝幅は例えば1.5mm、深さdは12mmとされている。
この切り込み溝23により、枠部材16の室外側端部が厚さ方向に裏側の第1分割部17と表側の第2分割部18とに2分割され、第1分割部17は切り込み溝23と枠部材16の裏面16bとの間に、また第2分割部18は切り込み溝23と前記切欠き段部20との間にそれぞれ形成されている。また、図3に示すように、切り込み溝23が枠部材16の室外側端面で裏側にずれた位置に形成されることによって、第1分割部17の厚さt1は例えば3mmで第2分割部18の厚さt2(例えば12.5mm)よりも薄く、この薄さにより、第1分割部17は弾性片となり、切り込み溝23の底部に対応する位置の基部17bを支点として枠部材16の厚さ方向に撓み変形可能とされている。
切り込み溝23の底部は、枠部材16が嵌合凹溝12に嵌合された状態で、押圧部9が後述する傾斜面24に当接する位置よりも室内方向に深い位置に形成されている。具体的には、図1に示すように、枠部材16が嵌合凹溝12に嵌合された状態で、切り込み溝23の深さdは、サッシ5の平面部5aから外周側突条8の押圧部9までの高さhよりも大きい寸法(すなわちd>h)になるように形成されている。
また、本発明の特徴として、図1〜図3に示すように、第1分割部17側に位置する裏面16bには、枠部材16の室外側端面から室内方向に向かって第2分割部18側に向かうように傾斜する傾斜面24が枠部材16の長さ方向の全体に亘り形成されている。この傾斜面24は、第1分割部17の先端部分の厚さt1(図3参照)が前記押圧部9との当接位置に対応する第1分割部17の厚さt3(図3参照)よりも大きくなるように傾斜している。さらに、この傾斜面24は、枠部材16の室外側端面から室内方向に向かうにつれて切り込み溝23の底部に近づくように傾斜している。本実施形態では、傾斜面24は、切り込み溝23の底部よりも室内側に位置する端面17cまで延びるように形成されている。なお、押圧部9は、裏面16bの延長上にあってもよいし、必ずしも裏面16bの延長上になくてもよい。
次に、サッシ5の嵌合凹溝12に各枠部材16を取り付ける施工方法を説明する。
図7に示すように、4枚の枠部材16,16,…の各々の室外側端部を室外側から室内側に向けてサッシ5の嵌合凹溝12に差し込んでいく。このとき、内周側突条10が切欠き段部20の底面20aに当接し、かつ、外周側突条8の押圧部9が第1分割部17の面取り部17aに当接するようになる。
さらに各枠部材16を嵌合凹溝12に差し込んでいくと、外周側突条8の押圧部9が面取り部17aを内周側突条10に向かう方向に押しつけるようになる。すなわち、比較的硬くて変形しにくい金属製の第1サッシ部材6の外周側突条8が外周側(図7の右側)に変形するのではなく、枠部材16の第1分割部17が基部17bを支点として先端部を図7で反時計回り方向に向かって移動させるように撓み変形する。より具体的には、第1分割部17の先端部が窓の内周側(図7の左側)に向かって切り込み溝23の開口側が狭くなるように第1分割部17が基部17bを支点として変形する。
この変形により、枠部材16の室外側端部の厚さが本来の厚さ(図3に示す寸法t)よりも見掛け上小さくなり、その状態で枠部材16の室外側端部が突条8,10間の嵌合凹溝12内に差し込まれていく。さらに各枠部材16を嵌合凹溝12に差し込んでいくと、外周側突条8の押圧部9は、面取り部17aを乗り越えて、所定の嵌合位置に配置されるように第1分割部17側の傾斜面24上を室内側に向かって移動する。
そして、図1に示すように、サッシ5の嵌合凹溝12に各枠部材16が所定の位置まで差し込まれてサッシ5の嵌合凹溝12に各枠部材16が嵌合された状態になると、傾斜面24は、外周側突条8の押圧部9により第2分割部18の内周側突条10に向かう方向に押された状態に保たれる。すなわち、枠部材16の第1分割部17は、基部17bを支点として第1分割部17の先端部が窓の内周側(図1の左側)に向かって撓み変形された状態に維持される。より具体的には、第1分割部17の撓み変形が戻ろうとする復元力によって枠部材16の室外側端部における傾斜面24と切欠き段部20の底面20aとがそれぞれサッシ5の嵌合凹溝12の溝壁部である突条8,10に圧接した状態となる。その結果、各枠部材16は、嵌合凹溝12の両溝壁部である突条8,10間に挟まれた状態で弾性保持されることになる(図1参照)。ここで、第1分割部17は、枠部材16の室外側端部における切欠き段部20の底面20aおよび傾斜面24がそれぞれサッシ5の突条8,10に圧接する程度に変形しさえすればよい。
なお、サッシ5の嵌合凹溝12に各枠部材16が嵌合した状態では、例えば、差し込まれた枠部材16の室外側端面が嵌合凹溝12の内底面から少し離れ、かつ、切欠き段部20の室内側の側面がサッシ5の内周側突条10の先端面から少し離れた状態となる。
このようにして、サッシ5が窓に施工されるとともに、そのサッシ5の嵌合凹溝12に4枚の枠部材16,16,…の各々の室外側端部が表面16aを窓の内周側に、また裏面16bを窓の外周側にそれぞれ配置した状態で差し込まれて嵌合される。そして、図4及び図6に示すように、4枚の枠部材16,16,…からなる窓枠15がサッシ5に取り付けられる。なお、窓枠15はサッシ5に対して差し込まれるだけであるため、木ネジ等によって周囲の壁の木下地に対して窓枠15を固定する。
このようにして、サッシ5の嵌合凹溝12に対する各枠部材16の取り付けが完了する。
以上のように、本発明の実施形態に係る窓枠では、枠状に組まれて互いに固定された4枚の枠部材16,16,…の各々がサッシ5の嵌合凹溝12に嵌合された状態において、枠部材16の第1分割部17側の傾斜面24が第1分割部17側に位置する外周側突条8の押圧部9により第1分割部17が内周側突条10に向かう方向に押されることによって、基部17bを支点として第1分割部17が撓み変形した状態に維持され、各枠部材16は、嵌合凹溝12の両溝壁部である一対の突条8,10間に挟まれた状態で弾性保持されることになる。すなわち、枠部材16の端部の厚さが本来の厚さよりも見掛け上小さくなり、その状態で枠部材16の端部が嵌合凹溝12内に差し込まれて嵌合される。この嵌合状態では、第1分割部17の撓み変形が戻ろうとする復元力によって枠部材16の端部における傾斜面24及び第2分割部18側の切欠き段部20の底面20aがそれぞれ第1および第2サッシ部材6,7の突条8,10(嵌合凹溝12の溝壁部)に圧接し、枠部材16の端部が両突条8,10間に挟まれた状態で弾性保持される。このように、比較的硬くて変形しにくい金属製の第1サッシ部材6の突条8を変形させるのではなく、枠部材16の第1分割部17の撓み変形を利用し、枠部材16が両突条8,10間に挟まれた状態で弾性保持されることにより、枠部材16と嵌合凹溝12の溝壁部との間に隙間が生じず、窓枠15をサッシ5にガタツクことなく安定して保持することができる。
そして、傾斜面24は、第1分割部17の先端部分の厚さt1が押圧部9との当接位置に対応する第1分割部17の厚さt3よりも大きくなるように傾斜していることから、第1分割部17は、傾斜面24に対する押圧部9の当接位置よりも第1分割部17の先端部分の方が押圧部9によって他の突条10に向かう方向に強く押しつけられることになる。すなわち、各枠部材16が嵌合凹溝12に嵌合した状態では、押圧部9が各枠部材16の室外側端面の方向に移動し難くなる。このため、各枠部材16が嵌合凹溝12から抜けにくい構造となり、窓枠15をサッシ5にさらにガタツクことなく安定して保持することができる。
また、傾斜面24は、枠部材16の室外側端面から室内方向に向かうにつれて切り込み溝23の底部に近づくように傾斜していることから、第1分割部17の厚さが切り込み溝23の底部に対応する位置の基部17bから第1分割部17の先端に向かって徐々に大きくなっている。すなわち、各枠部材16が嵌合凹溝12に嵌合した状態では、押圧部9が各枠部材16の室外側端面の方向に移動し難くなる。このため、各枠部材16が嵌合凹溝12から抜けにくい構造となり、窓枠15をサッシ5により一層ガタツクことなく安定して保持することができる。
また、切り込み溝23の底部は、枠部材16が嵌合凹溝12に嵌合された状態で、押圧部9が傾斜面24に当接する位置よりも室内側に形成されていることから、切り込み溝23の底部に対応する位置の基部17bが傾斜面24に対する押圧部9の当接位置よりも室内側に設けられることになる。このため、押圧部9により枠部材16の室外側端部の全体が嵌合凹溝12に嵌合するまで第1分割部17が撓むことになる。その結果、サッシ5の嵌合凹溝12に対する枠部材16の嵌合をスムーズに行うことができる。
また、枠部材16の室外側端面における厚さ方向の両隅角部のうち、少なくとも第1分割部17側の隅角部が面取りされていることから、枠状に組まれて互いに固定された4枚の枠部材16,16,…の各々をサッシ5の嵌合凹溝12に差し込む際、特に押圧部9を面取り部17aに沿わせながら傾斜面24に当接する位置までスムーズに移動させることができる。
さらに、本発明の実施形態に係る窓枠15がサッシ5に取り付けられた窓では、窓枠15の枠部材16がサッシ5の突条8,10間に挟まれた状態で弾性保持され、枠部材16と嵌合凹溝12の両溝壁部との間に隙間が生じず、窓枠15がサッシ5にガタツクことなく安定して保持された窓が得られる。
[その他の実施形態]
本実施形態では、枠部材16の室外側端面における裏面16b側(窓の外周側)に切り込み溝23を形成しているが、表面16a側(窓の内周側)に形成することもできる。この場合、第1サッシ部材6を窓の開口の内周側に配置しかつ第2サッシ部材7を窓の開口の外周側に配置するようにすればよい。
また、本実施形態では、傾斜面24は、切り込み溝23の底部よりも室内側に位置する端面17cまで延びるように形成されているが、この形態に限られない。例えば、図8に示すように、端面17cが切り込み溝23の底部に相当する位置に形成されており、この端面17cまで傾斜面24が延びるように形成されていてもよい。要は、傾斜面24が枠部材16の室外側端面から室内方向に向かうにつれて切り込み溝23の底部に近づくように傾斜していればよい。
さらに、本実施形態では、枠部材16がサッシ5の嵌合凹溝12に嵌合されたときに、切欠き段部20に内周側突条10が収容された状態で、内周側突条10の表面が切欠き段部20以外の枠部材16の表面16aよりも枠部材16の厚み方向に落ち込んだ段差状になるように構成されているが、この形態に限られない。すなわち、切欠き段部20にサッシ5の内周側突条10が収容されたときに、その突条10と切欠き段部20以外の枠部材16の表面16aとが面一になるように構成されていてもよい。このようにすれば、窓枠における外観上の見映えをよくすることができる。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、建物の窓等の開口部に施工されるサッシとその周囲の壁仕上げとの間の見切りに用いられる窓枠として産業上の利用が可能である。
5:サッシ
6:第1サッシ部材
7:第2サッシ部材
8:外周側突条
9:押圧部
10:内周側突条
12:嵌合凹溝
15:窓枠
16:枠部材
17:第1分割部
17a:面取り部
17b:基部
18:第2分割部
18a:面取り部
20:切欠き段部
23:切り込み溝
24:傾斜面

Claims (6)

  1. 建物の開口部に施工され、互いに平行に延びる一対の突条を溝壁部として室内側に開口する嵌合凹溝が形成された金属製のサッシに対し、前記嵌合凹溝に嵌合されて取り付けられる窓枠であって、
    矩形状に配置されかつ枠状に組まれて互いに固定された4枚の板状の枠部材からなり、
    前記各枠部材の室外側端面には、該枠部材の室外側端部を厚さ方向に第1及び第2分割部に分割するように有底状の切り込み溝が形成され、
    前記第1分割部は、前記第2分割部よりも厚さが薄くて、前記切り込み溝の底部に対応する位置の基部を支点として前記枠部材の厚さ方向に撓み変形可能とされ、
    前記各枠部材において厚さ方向に対向する両面のうち第1分割部側に位置する一方の面には、該枠部材の室外側端面から室内方向に向かって該第2分割部側に向かうように傾斜する傾斜面が形成されており、
    前記サッシの一対の突条のうち、前記枠部材が前記嵌合凹溝に嵌合されたときに該枠部材の前記第1分割部側に位置する突条には、該第1分割部を他方の突条に向かう方向に押して、撓み変形させる押圧部が設けられており、
    前記サッシの嵌合凹溝に前記枠部材が嵌合されたときに、前記傾斜面に前記押圧部が押し当てられて該第1分割部が前記基部を支点として撓み変形することにより、該枠部材が突条間に挟まれた状態で弾性保持されるように構成されている、窓枠。
  2. 請求項1に記載の窓枠において、
    前記傾斜面は、前記第1分割部の先端部分の厚さが前記押圧部との当接位置に対応する該第1分割部の厚さよりも大きくなるように傾斜している、窓枠。
  3. 請求項1または2に記載の窓枠において、
    前記傾斜面は、前記枠部材の室外側端面から室内方向に向かうにつれて前記切り込み溝の底部に近づくように傾斜している、窓枠。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の窓枠において、
    前記切り込み溝の底部は、前記枠部材が前記嵌合凹溝に嵌合された状態で、前記押圧部が前記傾斜面に当接する位置よりも室内側に形成されている、窓枠。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の窓枠において、
    前記枠部材の室外側端面における厚さ方向の両隅角部のうち、少なくとも前記第1分割部側の隅角部が面取りされている、窓枠。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの窓枠がサッシに取り付けられた、窓。
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