JP5459567B2 - 電子部品 - Google Patents

電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP5459567B2
JP5459567B2 JP2013507290A JP2013507290A JP5459567B2 JP 5459567 B2 JP5459567 B2 JP 5459567B2 JP 2013507290 A JP2013507290 A JP 2013507290A JP 2013507290 A JP2013507290 A JP 2013507290A JP 5459567 B2 JP5459567 B2 JP 5459567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
external electrodes
main body
back surface
external electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013507290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012132726A1 (ja
Inventor
喜人 大坪
洋介 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2013507290A priority Critical patent/JP5459567B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5459567B2 publication Critical patent/JP5459567B2/ja
Publication of JPWO2012132726A1 publication Critical patent/JPWO2012132726A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/252Terminals the terminals being coated on the capacitive element
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

本発明は、電子部品に関し、詳しくは、裏面及び側面に外部電極を備えた電子部品に関する。
従来、裏面及び側面に外部電極を備えた種々の電子部品が提供されている。例えば図7の斜視図に示す電子部品51の外部電極66〜69は、積層体70の裏面(図示せず)と、表面と、表面と裏面との間の側面とにそれぞれ形成された部分同士が角部でつながっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−323901号公報
電子部品の小型化に伴い、外部電極の面積は小さくなり、膜厚は薄くなる傾向にある。外部電極の面積が小さくなると電子部品本体との密着性が悪くなり、外部電極が剥れやすい。そのため、外部電極を裏面から側面にかけて覆うように配置することにより、外部電極と電子部品本体の接着面積を増やして密着性を高めることが行われる。しかし、この場合、外部電極の裏面と側面の角部において特に外部電極が薄くなる傾向にあるため、この角部、特に角部の端部を起点に剥れやすくなり、破壊しやすくなる。
また、小型化に伴い、隣り合う外部電極の間の隙間(ギャップ)が小さくなる傾向にある。LCフィルタなどの電子部品においては、電磁シールド性を高めるために、隣り合う外部電極の間の隙間を小さくすることが望ましい。
しかし、隣り合う外部電極の間の隙間を小さくなると、はんだを用いて電子部品を実装するときに、隣り合う外部電極のはんだ同士がつながるはんだブリッジが起こりやすくなる。
本発明は、かかる実情に鑑み、外部電極の破壊とはんだブリッジを抑制することができる電子部品を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した電子部品を提供する。
電子部品は、(a)互いに対向する矩形の表面及び裏面の間に4つの矩形の側面が延在する直方体形状の本体と、(b)前記本体の前記裏面から前記側面に連続して形成された複数の外部電極と、(c)前記本体の前記裏面及び前記側面において互いに隣り合う前記外部電極の間の第1の隙間と、前記本体の前記裏面及び前記側面において前記第1の隙間に隣接し前記外部電極の外周縁に沿う前記外部電極の第1の端部とを覆うように形成された第1の部分を含む絶縁層とを備える。前記外部電極は、前記本体の前記側面に形成された部分のうち前記第1の端部よりも内側が外部に露出している。前記本体の前記側面において、前記絶縁層は、前記外部電極よりも、当該側面の法線方向外側に突出している。前記本体の前記裏面において、前記絶縁層と前記外部電極が面一に形成されている。
上記構成によれば、外部電極は、第1の端部が絶縁層の第1の部分で覆われるため、本体の裏面及び側面から剥れにくくなる。さらに、外部電極の裏面と側面の角部における第1の端部を絶縁層の第1の部分が覆うことより、角部における外部電極のかけや角部を起点とする外部電極の剥れを抑制することができる。これにより、外部電極の破壊を抑制することができる。
また、外部電極は、第1の端部が絶縁層の第1の部分で覆われため、外部に露出する部分同士の間隔を広げて、はんだブリッジを抑制することができる。電子部品の側面において絶縁層が外部電極よりも突出しているため、電子部品を実装したときに隣り合う電子部品間の距離を狭くしても、隣り合う電子部品の側面の外部電極同士が接触してショートする危険性が減る。電子部品の裏面において絶縁層と外部電極が面一に形成されているため、外部電極における実装時の接合強度を高めることができる。
好ましくは、少なくとも2つの前記外部電極は、前記本体の前記側面から前記表面に連続して形成される。前記絶縁層は、前記本体の前記表面において互いに隣り合う当該外部電極の間の第2の隙間と、前記本体の前記表面において前記第2の隙間に隣接し当該外部電極の外周縁に沿う当該外部電極の第2の端部とを覆うように形成された第2の部分を含む。当該外部電極は、前記本体の表面に形成された部分のうち前記第2の端部よりも内側が外部に露出している。
この場合、少なくとも2つの外部電極は、本体の側面から表面にかけても形成されており、絶縁層は、隣り合う当該外部電極の端部を覆うように、本体の表面にも形成される。これにより、当該外部電極は、本体の裏面及び側面に加え、本体の表面においても剥れにくくなる。さらに側面と表面の角部においても外部電極の破壊を抑制できる。
また、本体の表面にまで外部電極を形成することにより、電磁波を遮断して電磁シールド性を高めたり、外部電極の本体に対する密着強度をより高めたりすることができる。
好ましくは、前記絶縁層は、前記本体の4つの前記側面に、前記裏面との間に間隔を設けて前記側面のまわりを一周するように連続して形成された第3の部分を含む。
この場合、絶縁層のうち側面のまわりを一周する第3の部分により、電子部品を実装したときに、はんだの不要な濡れ上がりを抑制することができる。
本発明によれば、外部電極の破壊とはんだブリッジを抑制することができる。隣り合う外部電極間の隙間を小さくすることができるため、電子部品の小型化が容易になり、電磁シールド性の向上を図ることができる。
電子部品の斜視図である。(実施例1) 電子部品の要部断面図である。(実施例1) 電子部品の斜視図である。(実施例2) 電子部品の斜視図である。(実施例3) 電子部品の斜視図である。(実施例4) 電子部品の斜視図である。(実施例5) 電子部品の斜視図である。(従来例)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の電子部品10について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1(a)及び(b)は、電子部品10の外観を示す斜視図である。図2(a)は、図1(a)の線A−Aに沿って切断した要部断面図である。図2(b)は、図1(a)の線B−Bに沿って切断した要部断面図である。
図1(a)及び(b)に示すように、電子部品10は、互いに対向する矩形の表面11及び裏面12の間に4つの矩形の側面13〜16が延在する直方体形状の本体18に、外部電極21〜29と、絶縁層40とが形成されている。
本体18としては、例えば複数のセラミック層と配線層とを積層してなる積層セラミック基板を用いることができる。配線層としては、コンデンサ電極やコイル電極やその他配線用のパターンが形成されている。
外部電極21〜28は互いに独立して形成され、それぞれ、裏面12と側面13〜16とに連続して形成されている。外部電極21〜28は本体の内部に形成された配線層と接続されている。
すなわち、外部電極21は、裏面12と側面13,16とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極22は、裏面12と側面13とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極23は、裏面12と側面13,14とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極24は、裏面12と側面14とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極25は、裏面12と側面14,15とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極26は、裏面12と側面15とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極27は、裏面12と側面15,16とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。外部電極28は、裏面12と側面16とに形成された部分同士が互いにつながるように、連続して形成されている。
外部電極29は、裏面12の中央に形成されている。
絶縁層40は、裏面12に形成された部分42と、側面13〜16の裏面12側に形成された部分44と、側面13〜16の表面11側に形成された部分46と、表面11に形成された部分48とを含み、各部分42,44,46,48は連続して形成され、つながっている。各部分42,44,46,48は、互いに離れていても構わない。
絶縁層40のうち、側面13〜16の裏面12側に形成された部分44は、本発明の絶縁層の第1の部分であり、側面13〜16において、互いに隣り合う外部電極21〜28間の隙間1と、この隙間1に隣接し外部電極21〜28の外周縁に沿う外部電極21〜28の端部とを覆うように形成されている。外部電極21〜28は、端部よりも内側の部分が、外部に露出している。
絶縁層40のうち、側面13〜16の表面11側に形成された部分46は、本発明の絶縁層の第3の部分であり、裏面12との間に間隔を設けて側面13〜16のまわりを一周するように連続して形成されている。この部分46は、はんだの不要な濡れ上がりを抑制することができる。すなわち、電子部品10の裏面12が実装基板(図示せず)に対向するように電子部品10を実装基板に実装したときに、側面13〜16の外部電極21〜28に付着したはんだが表面11側に広がるのを阻止する。
側面13〜16の外部電極21〜28と絶縁層40は、図2(a)に示すように、絶縁層40が外部電極21〜28よりも側面13〜16の法線方向外側に突出するように形成することが好ましい。例えば、側面13〜16に形成された外部電極21〜28の上に、例えばディッピングにより絶縁層40形成する。この場合、電子部品10の裏面12が実装基板(図示せず)に対向するように電子部品10を実装基板に実装したときに、隣り合う電子部品10間の距離を狭くしても、隣り合う電子部品10の側面13〜16の外部電極21〜28同士が接触してショートする危険性が減る。なお、絶縁層40は外部電極21〜28と略面一に形成されてもよい。
絶縁層40は、裏面12に形成された部分42も本発明の第1の部分であり、側面13〜16の裏面12側に形成された部分44と同様に、互いに隣り合う外部電極21〜28の間の隙間と、この隙間に隣接し外部電極21〜28の外周縁に沿う外部電極21〜28の端部とを覆うように形成されている。
なお、絶縁層40は、裏面12に形成された部分42のうち、少なくとも、本体18の側面13〜16と裏面12との角部において、側面13〜16の裏面に形成された部分44と接続される部分に形成されていればよく、裏面にのみ独立して形成されている外部電極29には絶縁層40が形成されていない部分があってもよい。
裏面12の外部電極21〜29及び絶縁層40のうち裏面12に形成された部分42は、例えば、外部電極21〜29と絶縁層40になる部分が形成されたセラミックグリーンシートに他のセラミックグリーンシートを積層した後、焼成することにより形成される。この場合、積層したセラミックグリーンシートを押圧しては圧着するため、図2(b)に示すように、裏面12の外部電極21〜29及び絶縁層42のうち裏面12に形成された部分42は略面一になる。このように形成すると、外部電極21〜29における実装時の接合強度を高めることができるため好ましいが、絶縁層40のうち裏面12に形成された部分42が外部電極21〜29よりも裏面12の法線方向外側に突出するように形成されてもよい。
絶縁層40のうち、表面11に形成された部分48は、電子部品10に他の電子部品を実装するための接続電極31〜36の中央部分が露出するように、表面11を覆っている。
外部電極21〜28は、裏面12に形成された部分の端部が、絶縁層40のうち裏面12に形成された部分42で覆われ、かつ側面13〜16に形成された部分の端部が、絶縁層40のうち側面13〜16の裏面12側に形成された部分44で覆われるため、本体18の裏面12及び側面13〜16からの剥れにくくなる。また、本体18の裏面12と側面13〜16の角部における外部電極21〜28の角部の端部を、絶縁層40のうち裏面12に形成された部分42及び側面13〜16の裏面12側に形成された部分44で覆うことにより、角部の端部を起点とする外部電極21〜28の剥れや、破壊を抑制することができる。
また、外部電極21〜28は、側面13〜16に形成された部分の端部が、絶縁層40のうち側面13〜16の裏面12側に形成された部分44で覆われるため、外部電極21〜28のうち側面において外部に露出する部分同士の間隔を広げて、はんだブリッジを抑制することができる。
電子部品10は、積層コンデンサ、積層コイル、LCフィルタ等の積層部品であり、積層部品と略同様の工程で作製することができる。
例えば、貫通導体(ビア導体)や面内導体などの配線パターンを形成したセラミックグリーンシートを積層し圧着した積層体を焼成し、焼成した積層体を個片に分割した後、側面に外部電極と絶縁層を形成する。電子部品の本体は、セラミックに限らず、樹脂やガラスなど、電子部品の絶縁層や誘電体層として一般的に用いられているものを用いることができる。
側面の外部電極は、ペースト状の導電材料を印刷、塗布して形成しても、スパッタ等の薄膜にて形成しても、インクジェットやディッピングなどの方法で形成してもよく、特に形成する方法は限定されない。
外部電極は、表面、裏面は印刷により形成し、側面についてはディッピングにより形成すると、容易である。
なお、側面の外部電極については、複数個分の個片となる部分を含むグリーンシートに、個片となる部分の境界線上に予め貫通孔を設け、この貫通孔に導電性ペーストを充填して、グリーンシートを積層した後に、充填した導電性ペーストが分割されて露出するように分割することにより形成してもよい。
外部電極は、積層前のセラミックグリーンシートに形成しても、セラミックグリーンシートの積層後に形成しても、セラミックグリーンシートの積層体を個片に分割した後に形成してもよく、焼成前後のいずれのタイミングで形成してもよい。
絶縁層も、外部電極の形成後であれば、いつ形成しても構わない。絶縁層は、外部電極と同様に、ペースト状の絶縁材料を印刷、塗布して形成しても、スパッタ等の薄膜にて形成しても、インクジェットやディッピングなどの方法で形成してもよく、特に形成する方法は限定されない。
<実施例2> 実施例2の電子部品10aについて、図3を参照しながら説明する。
図3(a)及び(b)は、電子部品10aの外観を示す斜視図である。図3(a)及び(b)に示すように、実施例2の電子部品10aは、実施例1と略同様に構成され、外部電極21a〜26aと、絶縁層40aと、接続電極31〜36とが形成されている。
絶縁層40aのうち、裏面12に形成された部分42aと、側面13〜16の裏面12側に形成された部分44aとは、裏面12及び側面13〜16において、互いに隣り合う外部電極21a〜26a間の隙間と、この隙間に隣接し外部電極21a〜26aの外周縁に沿う外部電極21a〜26aの端部とを覆うように形成されている。外部電極21a〜26aは、端部よりも内側の部分が外部に露出している。
絶縁層40aのうち、側面13〜16の裏面12側に形成された部分44aは、本発明の絶縁層の第1の部分である。
絶縁層40aのうち、側面13〜16の表面11側に形成された部分46aは、本発明の絶縁層の第3の部分であり、側面13〜16を一周するように形成されている。この部分46aは、はんだの不要な濡れ上がりを抑制することができる。
絶縁層40aのうち、表面11に形成された部分48は、接続電極31〜36の中央部分が露出するように、表面11を覆っている。
電子部品10aは、外部電極21a〜26aの端部が絶縁層40aで覆われるため、外部電極21a〜26aが本体から剥れにくくなり、外部電極21a〜26aの角部の端部を起点とする外部電極21a〜26aの剥れや、破壊を抑制することができる。また、はんだブリッジを抑制することができる。
<実施例3> 実施例3の電子部品10bについて、図4を参照しながら説明する。
図4(a)は、電子部品10bの外観を示す斜視図である。図4(b)は、電子部品10bから絶縁層40bを除去した状態を示す斜視図である。図4(a)及び(b)に示すように、実施例3の電子部品10bは、裏面12側の略半分に、実施例2と同様に、外部電極21b〜26bと絶縁層40bとが形成されている。
すなわち、絶縁層40bは、裏面12及び側面13〜16において、互いに隣り合う外部電極21b〜26b間の隙間2,4と、この隙間2,4に隣接し外部電極21b〜26bの外周縁に沿う外部電極21b〜26bの端部とを覆うように形成された部分42b,44b(本発明の絶縁層の第1の部分)を含む。外部電極21b〜26bは、端部よりも内側の部分が外部に露出している。絶縁層40bは、側面13〜16の中央において側面13〜16を一周するように形成された部分46b(本発明の絶縁層の第1の部分)を含む。
実施例2と異なり、電子部品10bは、一つの外部電極22bが本体18のうち表面11側の略半分の部分を覆うように形成されている。本体18のうち表面11側の略半分の部分は、外部電極22bで隙間なく覆われるので、電磁波を遮断して電磁シールド性を高めることができる。また、外部電極22bは、側面13〜16を一周するように形成されるため、本体に対する密着強度をより高めることができる。
電子部品10bは、外部電極21b〜26bの端部が絶縁層40bで覆われるため、外部電極21b〜26bが本体から剥れにくくなり、外部電極21b〜26bの角部の端部を起点とする外部電極21b〜26bの剥れや、破壊を抑制することができる。また、はんだブリッジを抑制することができる。
<実施例4> 実施例4の電子部品10cについて、図5を参照しながら説明する。
図5(a)は、電子部品10cの外観を示す斜視図である。図5(b)は、電子部品10cから絶縁層40cを除去した状態を示す斜視図である。図5(a)及び(b)では、裏面12及び側面13,14が見えているが、裏面11及び側面15,16も、図5(a)及び(b)と同様に構成されている。
すなわち、外部電極21cは、表面11、裏面12及び側面13,16に形成された部分が互いにつながっている。外部電極22cは、表面11、裏面12及び側面13に形成された部分が互いにつながっている。外部電極23cは、表面11、裏面12及び側面13,14に形成された部分が互いにつながっている。外部電極24cは、表面11、裏面12及び側面14,15に形成された部分が互いにつながっている。外部電極25cは、表面11、裏面12及び側面15に形成された部分が互いにつながっている。外部電極26cは、表面11、裏面12及び側面15,16に形成された部分が互いにつながっている。
絶縁層40cは、互いに隣り合う外部電極21c〜26c間の本体18を一周する隙間1c〜3cと、この隙間1c〜3cに隣接し外部電極21c〜26cの外周縁に沿う外部電極21c〜26cの端部とを覆うように形成されている。すなわち、絶縁層40cは、隙間1c〜3cに沿って本体18を一周するように形成された帯状の部分41c〜43cを含む。外部電極21c〜26cは、端部よりも内側の部分が外部に露出している。
絶縁層40cのうち、側面13〜16において互いに隣り合う外部電極21c〜26c間の隙間1c〜3cと、この隙間1c〜3cに隣接し外部電極21c〜26cの外周縁に沿う外部電極21c〜26cの端部とを覆う部分は、本発明の絶縁層の第1の部分である。
絶縁層40cのうち、表面11において互いに隣り合う外部電極21c〜26c間の隙間1c〜3cと、この隙間1c〜3cに隣接し外部電極21c〜26cの外周縁に沿う外部電極21c〜26cの端部とを覆う部分は、本発明の絶縁層の第2の部分である。
外部電極21c〜26cは、本体18の側面13〜16から表面11にかけても形成されており、絶縁層40cは、隣り合う外部電極21c〜26cの端部を覆うように、側面13〜16から表面11にかけて形成されている。そのため、外部電極21c〜26cは、側面13〜16に加え、表面11においても剥れにくくなり、さらに側面13〜16と表面11の角部においても外部電極21c〜26cの破壊を抑制できる。
また、本体18の表面11にまで外部電極21c〜26cを形成することにより、電磁波を遮断して電磁シールド性を高めたり、外部電極21c〜26cの本体18に対する密着強度をより高めたりすることができる。
電子部品10cは、外部電極21c〜26cの端部が絶縁層40cで覆われるため、外部電極21c〜26cが本体から剥れにくくなり、外部電極21c〜26cの角部の端部を起点とする外部電極21c〜26cの剥れや、破壊を抑制することができる。また、はんだブリッジを抑制できる。
<実施例5> 実施例5の電子部品10dについて、図6を参照しながら説明する。
図6(a)は、電子部品10dの外観を示す斜視図である。図6(b)は、電子部品10dから絶縁層40dを除去した状態を示す斜視図である。図6(a)及び(b)では、裏面12及び側面13,14が見えているが、裏面11及び側面15,16も図6(a)及び(b)と同様に構成されている。
電子部品10dは、二つの外部電極21d,22dと、絶縁層40dとが形成されている。
外部電極21dは、表面11、裏面12及び側面13,15,16に形成された部分が互いにつながっている。外部電極22dは、表面11、裏面12及び側面13,14,15に形成された部分が互いにつながっている。
絶縁層40dは、互いに隣り合う外部電極21d,22dの間の本体18を一周する隙間1dと、この隙間1dに隣接し外部電極21d,22dの外周縁に沿う外部電極21d,22dの端部とを覆うように形成されている。絶縁層40dは、隙間1dに沿って本体18を一周するように帯状に形成されている。外部電極21d,22dは、端部よりも内側の部分が外部に露出している。
絶縁層40dのうち、側面13〜16において互いに隣り合う外部電極21d,22d間の隙間1dと、この隙間1dに隣接し外部電極21d,22dの外周縁に沿う外部電極21d,22dの端部とを覆う部分は、本発明の絶縁層の第1の部分である。
絶縁層40dのうち、表面11において互いに隣り合う外部電極21d,22d間の隙間1dと、この隙間1dに隣接し外部電極21d,22dの外周縁に沿う外部電極21d,22dの端部とを覆う部分は、本発明の絶縁層の第2の部分である。
外部電極21d,22dは、本体18の側面13〜16から表面11にかけても形成されており、絶縁層40dは、隣り合う外部電極21d,22dの端部を覆うように、側面13〜16から表面11にかけて形成されている。そのため、外部電極21d,22dは、側面13〜16に加え、表面11においても剥れにくくなるので、側面13〜16と表面11の角部においても外部電極21d,22dの破壊を抑制できる。
また、本体18の表面11にまで外部電極21d,22dを形成することにより、電磁波を遮断して電磁シールド性を高めたり、外部電極21d,22dの本体18に対する密着強度をより高めたりすることができる。
電子部品10dは、外部電極21d,22dの端部が絶縁層40dで覆われるため、外部電極21d,22dが本体から剥れにくくなり、外部電極21d,22dの角部の端部を起点とする外部電極21d,22dの剥れや、破壊を抑制することができる。また、はんだブリッジを抑制できる。
<まとめ> 以上に説明したように、隣り合う外部電極間の隙間と、この隙間に隣接し外部電極の外周縁に沿う外部電極の端部とを覆うように絶縁層を形成することにより、外部電極が剥れにくくなり、外部電極の角部の端部を絶縁層で覆うことにより角部の端部を起点とする外部電極の剥れや、破壊を抑制することができる。
また、外部電極のうち本体の側面に形成された部分は、端部が絶縁層で覆われため、外部に露出する部分同士の間隔を広げて、はんだブリッジを抑制することができる。
さらに、隣り合う外部電極間の隙間を小さくすることができるため、電子部品の小型化が容易になり、電磁シールド性の向上を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
10,10a〜10d 電子部品
11 表面
12 裏面
13〜16 側面
18 本体
21,21a〜21d 外部電極
22,22a〜22d 外部電極
23,23a〜23c 外部電極
24,24a〜24c 外部電極
25,25a〜25c 外部電極
26,26a〜26c 外部電極
27 外部電極
28 外部電極
29 外部電極
31〜36 接続電極
40,40a〜40d 絶縁層

Claims (3)

  1. 互いに対向する矩形の表面及び裏面の間に4つの矩形の側面が延在する直方体形状の本体と、
    前記本体の前記裏面から前記側面に連続して形成された複数の外部電極と、
    前記本体の前記裏面及び前記側面において互いに隣り合う前記外部電極の間の第1の隙間と、前記本体の前記裏面及び前記側面において前記第1の隙間に隣接し前記外部電極の外周縁に沿う前記外部電極の第1の端部とを覆うように形成された第1の部分を含む絶縁層と、
    を備え、
    前記外部電極は、前記本体の前記側面に形成された部分のうち前記第1の端部よりも内側が外部に露出し
    前記本体の前記側面において、前記絶縁層は、前記外部電極よりも、当該側面の法線方向外側に突出し、
    前記本体の前記裏面において、前記絶縁層と前記外部電極が面一に形成されていることを特徴とする、電子部品。
  2. 少なくとも2つの前記外部電極は、前記本体の前記側面から前記表面に連続して形成され、
    前記絶縁層は、前記本体の前記表面において互いに隣り合う当該外部電極の間の第2の隙間と、前記本体の前記表面において前記第2の隙間に隣接し当該外部電極の外周縁に沿う当該外部電極の第2の端部とを覆うように形成された第2の部分を含み、
    当該外部電極は、前記本体の表面に形成された部分のうち前記第2の端部よりも内側が外部に露出していることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記絶縁層は、前記本体の4つの前記側面に、前記裏面との間に間隔を設けて前記側面のまわりを一周するように連続して形成された第3の部分を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電子部品。
JP2013507290A 2011-03-29 2012-02-29 電子部品 Active JP5459567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013507290A JP5459567B2 (ja) 2011-03-29 2012-02-29 電子部品

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011072164 2011-03-29
JP2011072164 2011-03-29
JP2013507290A JP5459567B2 (ja) 2011-03-29 2012-02-29 電子部品
PCT/JP2012/055050 WO2012132726A1 (ja) 2011-03-29 2012-02-29 電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5459567B2 true JP5459567B2 (ja) 2014-04-02
JPWO2012132726A1 JPWO2012132726A1 (ja) 2014-07-24

Family

ID=46930473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013507290A Active JP5459567B2 (ja) 2011-03-29 2012-02-29 電子部品

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5459567B2 (ja)
CN (1) CN103443889B (ja)
TW (1) TWI532065B (ja)
WO (1) WO2012132726A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101525662B1 (ko) 2013-04-26 2015-06-03 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품 및 적층 세라믹 전자부품 실장 기판
KR101504002B1 (ko) 2013-05-21 2015-03-18 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 적층 세라믹 커패시터 실장 기판
JP6769059B2 (ja) * 2016-03-14 2020-10-14 Tdk株式会社 積層コンデンサ
JP6769058B2 (ja) * 2016-03-14 2020-10-14 Tdk株式会社 積層コンデンサ
JP6794791B2 (ja) * 2016-11-09 2020-12-02 Tdk株式会社 電子部品
KR102230044B1 (ko) * 2019-12-12 2021-03-19 삼성전기주식회사 코일 부품
WO2023002894A1 (ja) * 2021-07-19 2023-01-26 株式会社村田製作所 セラミック電子部品

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63153511U (ja) * 1987-03-27 1988-10-07
JPH08162357A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品
JPH11345723A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Taiyo Yuden Co Ltd 面実装型コイル部品
JP2001044069A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品
JP2004039937A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Tdk Corp セラミック電子部品
JP2005012167A (ja) * 2003-05-27 2005-01-13 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品とその実装構造および実装方法
JP2006100451A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Taiyo Yuden Co Ltd 3端子積層コンデンサ及び実装構造
JP2006216622A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP2010199171A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Shinko Electric Ind Co Ltd チップ部品実装配線基板

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4600687B2 (ja) * 2007-03-29 2010-12-15 Tdk株式会社 電子部品およびその製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63153511U (ja) * 1987-03-27 1988-10-07
JPH08162357A (ja) * 1994-11-30 1996-06-21 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品
JPH11345723A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Taiyo Yuden Co Ltd 面実装型コイル部品
JP2001044069A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品
JP2004039937A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Tdk Corp セラミック電子部品
JP2005012167A (ja) * 2003-05-27 2005-01-13 Murata Mfg Co Ltd 積層セラミック電子部品とその実装構造および実装方法
JP2006100451A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Taiyo Yuden Co Ltd 3端子積層コンデンサ及び実装構造
JP2006216622A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Murata Mfg Co Ltd 積層コンデンサ
JP2010199171A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Shinko Electric Ind Co Ltd チップ部品実装配線基板

Also Published As

Publication number Publication date
TW201239927A (en) 2012-10-01
TWI532065B (zh) 2016-05-01
WO2012132726A1 (ja) 2012-10-04
CN103443889B (zh) 2016-06-15
CN103443889A (zh) 2013-12-11
JPWO2012132726A1 (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5459567B2 (ja) 電子部品
JP5751080B2 (ja) 積層セラミック電子部品
JP6395002B2 (ja) 積層セラミックキャパシタの回路基板実装構造
US9424980B2 (en) Electronic component and method of producing same
KR102426211B1 (ko) 적층형 전자 부품 및 그 실장 기판
JP4270395B2 (ja) 積層セラミック電子部品
JP5920303B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JP5920304B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JP2006237078A (ja) 積層電子部品及び積層セラミックコンデンサ
JP6962178B2 (ja) 電子部品
JPWO2018159481A1 (ja) 積層型電子部品および積層型電子部品の製造方法
JP7103573B2 (ja) キャパシタ及びその製造方法
JP6677352B2 (ja) Lcフィルタ
JP6343901B2 (ja) 貫通コンデンサ
JP2014222783A (ja) 積層コンデンサ及び積層コンデンサの実装構造体
WO2018159482A1 (ja) 積層型電子部品および積層型電子部品の製造方法
JP2007273728A (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP2009295771A (ja) 電子部品
JP4507837B2 (ja) 積層型電子部品の製造方法
JP4797362B2 (ja) 積層型電子部品
JP4507836B2 (ja) 積層型電子部品
JP2006041319A (ja) 表面実装型多連コンデンサ及びその実装構造
JP5838978B2 (ja) セラミック積層部品
JP2009194279A (ja) 積層電子部品
JP2017120877A (ja) 積層電子部品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5459567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150