JP5451066B2 - 可撓性ディスプレイ基板 - Google Patents

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Description

関連出願の説明
本出願は、ここに引用される、2005年4月25日に出願された、「可撓性ディスプレイ基板」と題する米国仮特許出願第60/674983号の恩恵を主張する。
本発明は、薄膜半導体に関し、特に、ポリマー基板を有する薄膜半導体を製造する方法、および単結晶シリコン膜およびポリマー基板を有する構造体に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)、およびアクティブマトリクス液晶ディスプレイ(AMLCD)装置などの様々なディスプレイ装置が益々必要とされてきた。これらのディスプレイ装置は、薄膜半導体材料を用いた技術に基づく。この薄膜半導体材料は、入力信号で出力電流が制御される三端子装置である薄膜トランジスタ(TFT)を製造するために用いられる。TFTは、多結晶シリコン(poly−Si)、アモルファスシリコン、または単結晶シリコン(SCS)薄膜半導体材料を用いたものに分類される。TFTは、切換えおよび増幅機能を果たし、集積回路のビルディングブロックとしてまたは別個の素子として動作できる。例えば、LCD装置では、ディスプレイ・プロセスを制御するためにTFTのアレイが使用されている。OLED装置は、薄膜有機半導体中の正孔相互作用の結果として、発光する。AMLCD装置は、LCDの高性能版であり、個々のピクセルを制御するためにTFTのアレイが使用されている。
アモルファスシリコンを用いて製造されたTFTは、標準集積回路により駆動しなければならない。アモルファスシリコンは、長距離結晶秩序を持たない非晶質シリコンである。その結果、アモルファスシリコン膜は、電気的性質が不十分であり、安定性が本質的に不十分である。アモルファスシリコン膜は、個々のピクセルのオンとオフを切り換えるためのトランジスタを製造するのには適しているが、高性能装置に必要とされる論理およびMS(Mixed Signal)機能を取り扱うことはできない。
poly−Siを技術を用いて製造されたTFTは、アモルファスシリコンにより製造されたものより優れている。poly−Siは、原子が制限粒内に特定のパターン(長距離秩序)にしたがって配列されている結晶性シリコンである。この新たに出現した技術は、アモルファスシリコンから製造されたTFTに要求される別個のディスプレイ・ドライバの必要をなくし、poly−Si自体の上にドライバを製造することができ、ディスプレイ装置の費用とサイズを減少させることが期待されているが、poly−Si技術は、数年に亘り開発中であり、不十分な均一性および高い製造費用の問題がまだ解決されていない。
SCS膜を使用すると、アモルファスシリコン膜およびpoly−Si膜と比較して、優れた電子的および光子的性質が造り出される。SCSは、材料の全片に亘り長距離秩序が存在し、著しく低い荷電粒子移動度を向上させる結晶性固体である。また、その膜の単結晶の性質のために、アモルファスシリコン膜やpoly−Si膜よりも良好な均一性が提供される。
SCS膜の酸化基板上への転写プロセスが当該技術分野において公知である。剥離はそのような技法の内の1つである。水素イオン注入法による剥離は一般に、シリコンウェハーにイオンを注入して、そのウェハー内に欠陥構造を形成する工程を含む。一般に、注入イオンは水素イオンである。次いで、ウェハーのイオンが注入された側を、酸化されたシリコン基板と接触させる。ウェハーと酸化されたシリコン基板は、一般に1,000℃よりも高い、高温に加熱される。この熱処理により、シリコンウェハーのイオン注入された側と酸化されたシリコン基板との間に結合が形成される。その熱により、シリコンウェハーのイオン注入された部分がシリコンウェハーから分離する。
基板上にSCS膜を得るプロセスは、比較的高い温度を必要とするために、ポリマー基板には適していない。その結果、ディスプレイ装置に用いられるほとんどのTFTは、ガラス基板を用いて製造される。しかしながら、ガラス基板では、その中に用いられるガラスの密度が高いために、ディスプレイ装置が相当な質量になってしまう。また、ガラス基板は剛性であり、曲げ応力の許容度が低い。さらに、ガラスは脆く、落とされると、ガラス基板により製造されたTFTは、破損する虞が高い。
多くの用途で、軽量かつ可撓性のディスプレイが要望されている。ガラスよりもはるかに可撓性であり、ガラスの密度のほぼ半分未満のポリマー材料が数多くある。その結果、ガラス基板をポリマー基板で置き換えるために技術を開発するために、ある労力が払われてきた。これらの技術では、ポリマー基板に転写されるアモルファスシリコン膜またはpoly−Si膜いずれかを利用しており、上述した欠点を被る。したがって、ポリマー基板上のSCS膜を利用した装置が、当該技術分野において必要とされている。
本発明は、絶縁体構造体上に半導体を製造する方法であって、半導体膜をポリマー基板に転写して可撓性半導体材料を作製する工程を有してなる方法を提供する。そのような方法は、ある実施の形態において、半導体ドナーウェハー内の所定の深さの領域にイオンを注入し、注入されたイオンの領域に欠陥を形成するのに効果的な期間に亘り効果的な温度で支持基板上の注入済み半導体ドナーウェハーを熱処理し、半導体の薄膜をドナーウェハーからポリマー基板上に剥離させる各工程を含む。
ある実施の形態において、イオン注入され熱処理された半導体ドナーウェハーをポリマー基板に付着させ、SCS膜をその半導体ドナーウェハーから分離する。ある実施の形態において、シリコンドナーウェハーはSCSウェハーである。
本発明の方法は、向上した低荷電粒子移動度を持つ実質的に均一な膜をポリマー基板に転写して、可撓性で、軽量であり、より耐破損性の半導体構造体を形成する工程を含む。本発明による方法では、高温や酸化されたシリコン層を使用する必要がない。
ある実施の形態によれば、本発明は、半導体・オン・インシュレータ(SOI)構造体、特に、半導体・オン・ポリマー構造体を製造する方法であって、第1と第2の基板を提供する工程であって、第1の基板が、第2の基板に結合するための第1の外面(第1の結合表面)、第1の基板に力を印加するための第2の外面(第1の力印加表面)、および第1の基板を第1の部分と第2の部分に分離させるための内部区域(内部区域は以後「分離区域」と称され、これは、例えば、水素イオン注入区域であって差し支えない)を含み、第1の結合表面、第1の力印加表面および分離区域は、互いに対して実質的に平行である工程を有してなる方法を提供する。さらに、第2の部分は分離区域と第1の結合表面との間にあり、第1の基板は半導体材料からなる。
第1の基板は、第2の部分のその後の剥離を促進させるために熱処理を施され、次いで、冷却される。熱処理は、ガラス基板などの基板上で行ってよい。
第2の基板は、一方は第1の基板に結合するためのものであり(第2の結合表面)、他方は第2の基板に力を印加するためのものである(第2の力印加表面)、2つの外面を含み、第2の結合表面および第2の力印加表面は互いから距離D2だけ離れており、第2の基板はポリマーからなる。
第2の基板は加熱される。第1と第2の結合表面は、第1と第2の結合表面を互いに押し付けるように第1と第2の力印加表面に力が印加される条件下で、第1と第2の結合表面で(すなわち、界面で)、第1と第2の基板を互いに結合させるのに十分な期間に亘り、接触させられる(一旦接触されると、第1と第2の結合表面は、第1と第2の基板の間の「界面」と称されるものを形成する)。適切な期間の後、第2の基板への加熱は中断され、そのアセンブリは、室温などの常温に冷却される。圧力が除かれ、第1と第2の部分が分離区域で分離される。第1と第2の基板は、分離区域での分離を促進させるために、収縮差を経験すると考えられる。
本発明は、改良された半導体・オン・インシュレータ構造体を提供する。ある実施の形態において、本発明は、直接的にまたは1つ以上の中間層を介してのいずれかで、互いに接合されたSCS膜およびポリマー基板を含む。
先の説明は、本発明の例示のみであり、特許請求の範囲により定義された本発明の性質および特徴を理解するための概要を提供することが意図されているのが理解されよう。添付の図面は、本発明をさらに理解させるために含まれており、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、その説明と共に、本発明の原理および動作を説明するように働く本発明の様々な特徴および実施の形態を例示する。
本発明の実施の形態のより詳しい説明を図面を参照して記載する。以下の記載において、説明の目的で、本発明を十分に理解できるように、特定の数、材料および構成が挙げられている。しかしながら、本発明は、これらの特定の詳細を持たずに実施できることが当業者には明らかであろう。ある場合には、よく知られた特徴は、本発明を分かりにくくしないように、省かれていたり、簡略化されているかもしれない。さらに、本明細書における「ある実施の形態」または「1つの実施の形態」への言及は、その実施の形態に関して記載された特定の特性、構造または特徴が本発明の少なくとも1つの実施の形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な箇所で「ある実施の形態において」という語句が出現することは、必ずしも全てが、同じ実施の形態を参照するものではない。
第1の実施の形態によれば、図1〜4は、本発明の方法に用いられる構造体を示している。
ここで図1を参照すると、第1の基板10が開示されている。基板10は半導体材料からなっていてよい。基板10の半導体材料は、シリコン系の半導体、または半導体のIII−V、II−IV、II−IV−V族などの、任意の他のタイプの半導体であって差し支えない。第1の基板10に使用できるシリコン系材料の例としては、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、および炭化ケイ素(SiC)材料が挙げられる。第1の基板に使用できる他の半導体の例としては、Ge,GaAs,GaP,およびInP材料が挙げられる。ある実施の形態において、第1の基板10の半導体は、実質的に単結晶(「SCS」)材料の形態にある。「実質的に」という単語は、半導体材料は通常、格子欠陥やいくつかの粒界などの内部または表面欠陥が少なくともいくつか本質的に含まれるか意図的に加えられるという事実を考慮するために、第1の基板10を記載する上で用いられる。「実質的に」という単語は、あるドーパントがバルク半導体の結晶構造を歪めるまたはそれらに他の様式で影響を与えるであろうという事実も反映している。
第1の基板10は、結合表面を構成する第1の外面12、力印加表面を構成する第2の外面14、および第1の基板を第1の部分18と第2の部分20に分離するための内部分離区域16を有し、第2の部分20の厚さはDsである。第1の基板10の全厚は一般に、100〜1000マイクロメートルの範囲にあり、ある実施の形態において、その厚さは、約300〜700マイクロメートルの間の範囲にある。DSは一般に、約0.05マイクロメートルから約100マイクロメートルの範囲にあり、ある実施の形態においては、その厚さは、0.05マイクロメートルから10マイクロメートルの範囲にある。第2の部分20は0.05マイクロメートルより薄くて差し支えないが、半導体層が薄すぎると、一般に、半導体素子の製造にとって満足な材料が得られない。より薄い半導体層は、酸化または当該技術分野に公知の他の方法により形成してもよい。
ある実施の形態において、外面12と14および分離区域16は互いに平行である。しかしながら、1つ以上の表面および/または区域の間に、例えば、1〜2度までのわずかな角度があるかもしれないことを考慮すると、外面12と14および区域16は、好ましくは、完全に平行な場合とわずかに角度のある場合の両方を含む「実質的に平行」としてここに記載されている。「実質的に平行」という語句は、1つ以上の外面12または14もしくは区域16が完全には平らではないかもしれない可能性も含んでいる。
分離区域16は、当業者に現在知られているタイプの注入技法または将来開発されるかもしれない注入技法を用いて形成してよい。現在、分離区域16は、上述した水素イオン注入技法を用いて形成される。水素イオンとヘリウムイオンまたは水素イオンとホウ素イオンの複合注入などの他の現在知られている技法を用いて、分離区域16を形成してもよい。どの技法を選択しようとも、第1の基板10は、分離区域16で、第1の部分18と第2の部分20に分離可能である必要がある。それゆえ、分離区域16は、第1の基板10の第1の部分18と第2の部分20への分割が行えるように弱くなることによって、以下に論じる熱処理/冷却プロセスの影響を受ける必要がある。
イオン注入は、外面12に水素、ヘリウムまたは他の希ガスイオン100を衝突させることによって行われる。薄膜分離を促進するため、またはイオンの吸収量を減らすために、イオンの組合せを用いてもよい。ある実施の形態において、水素イオン注入が利用される。シリコンウェハー10に水素イオンを注入することにより、ウェハー中に結晶構造の不完全部を含有する欠陥形成層30が形成される。欠陥形成層30の深さは注入線量により制御される。注入線量は、注入された固体の表面の1平方センチメートルを横切るイオンの量として定義され、イオンビーム流および注入時間により制御される。イオンビーム流は、ある実施の形態において、約10KeVから約200KeVであり、別の実施の形態において、約60KeVから約150KeVであり、さらに別の実施の形態において、約100KeVである。注入線量は、ある実施の形態において、約1×1016イオン/cm2から約3×1017イオン/cm2であり、別の実施の形態において、約3×1016イオン/cm2から約12×1016イオン/cm2であり、さらに別の実施の形態において、約8×1016イオン/cm2から約9×1016イオン/cm2である。
ここで図2を参照すると、支持体60上に配置されたイオン注入済み基板10が示されている。基板10の注入側(第1の外面12)が、この外面12が支持体60と接触するように支持体60上に配置されている。ある実施の形態において、支持体60は、剛性であり、変形せずに500℃より高い温度に耐えることができる(例えば、滑らかな高歪み点ガラス)。イオン注入済み基板10は、分離区域16中の注入イオンを拡大させ、かつ欠陥を形成するのに効果的な温度で効果的な期間に亘り熱処理される。熱処理温度は、ある実施の形態において、約300℃から約500℃に及び、さらに約400℃から約500℃に及んでも差し支えなく、さらに別の実施の形態において、約450℃である。その熱処理は、約1分から約120分の範囲の期間に亘り維持してよく、さらに約30分から約90分に及んでも差し支えなく、さらに別の実施の形態において、熱処理は約60分に亘り維持する。次いで、熱処理された基板10は、ほぼ室温まで冷却される。熱処理によっては、基板10の第1の部分18は第2の部分20から分離しない。ここで図3を参照する。基板10を熱処理することにより、分離区域16中の注入イオン欠陥16aが拡大する。
図3は、熱処理されたイオン注入済み基板10および第2の基板70を示している。第2の基板70は、結合表面72および力印加表面74を有する。結合表面72と力印加表面74は、互いから距離D2だけ離れている。表面72および74は、互いに対して実質的に平行であってよい。このSOI構造が、例えば、円形ウェハーの半径方向において、均一な性質、例えば、第1と第2の基板10および70の間の界面で均一な結合強度を有することを確実にするために、外面12,14,72および74並びに分離区域16の平行からのどのような逸脱も最小に維持されることが有利である。上述したことにもかかわらず、平行からの逸脱は、界面で均一な結合強度を達成できる限り、許容されることが当業者には明白であろう。
図3に示されているように、第2の基板70は厚さD2を有し、この厚さは、ある実施の形態において、0.1mmから10mmの範囲にあり、別の実施の形態において、0.5mmから1mmの範囲にあるであろう。第2の基板70の厚さは、ある実施の形態において、約1マイクロメートルほど小さくてもよいことが理解されよう。一般論として、第2の基板70は、本発明の方法の各工程の間中、並びに、SOI構造体90に行われるかもしれない任意のその後の加工の間中、第1の基板10を支持するのに十分に厚いべきであり、その構造体90が以下に記載されている。第2の基板70の厚さには理論的な上限はないが、厚さが増すにつれ、基板全体の可撓性が減少するであろう。
第2の基板70はポリマーから構成されてよい。熱可塑性ポリマー、ガラスとポリマーのブレンド、およびガラスフイルムで被覆されたポリマーが、ポリマー基板70として最も一般的に用いられるが、破壊歪みの高い熱硬化性ポリマーを用いてもよい。本発明に使用するのに適したポリマーの例としては、ポリスルホン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリアミド・イミド、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンコポリマー(ABS樹脂)、アクリロニトリル・スチレンコポリマー、ブタジエン・スチレンコポリマー、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエステル、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンコポリマー、およびエチレン・酢酸ビニルコポリマー(EVA);環状ポリオレフィン;変性ポリオレフィン;ポリ−(4−メチルペンテン−1);アイオノマー;エチレン・ビニルアルコールコポリマー(EVOH);ポリブチレンテレフタレート(PBT)、およびポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT);ポリエーテル・ケトン(PEK);ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK);ポリエーテル・イミド;ポリアセタール(POM);ポリフェニレンオキシド;変性ポリフェニレンオキシド;ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリエーテルスルホン(PES);ポリアクリレート;芳香族ポリエステル(液晶ポリマー);ポリテトラフルオロエチレン;ポリフッ化ビニリデン;他のフッ素樹脂;熱可塑性エラストマー、例えば、スチレン−、ポリオレフィン−、ポリ塩化ビニル−、ポリウレタン−、ポリエステル−、ポリアミド−、ポリブタジエン−、トランス・ポリイソプレン−、フッ素ゴム−、および塩素化ポリエチレン−タイプ;エポキシ樹脂;フェノール樹脂;尿素樹脂;メラミン樹脂;不飽和ポリエステル;シリコーン樹脂;およびポリウレタン;これらの合成樹脂から実質的になるコポリマー、ブレンド、およびポリマーアロイが挙げられる。ポリマー基板は、押出成形、加圧成形、または溶液注型により製造されるであろう。
ある用途、例えば、ディスプレイ用途に関して、第2の基板70は、可視、近紫外、および/または赤外波長範囲において透明である、例えば、350nmから2マイクロメートルの波長範囲において透明である。
別の実施の形態において、所望であれば、積層構造からなる基板70を用いても差し支えない。積層構造を用いる場合、基板10の第2の部分20に最も近い積層体の層は、単一のポリマーからなる第2の基板70についてここに記載した性質を有するべきである。基板10の第2の部分20から遠い層は、それらの性質を有していても差し支えないが、あるいは、それらは基板10の第2の部分20と直接相互作用しないので、緩和された性質を有していてもよい。後者の場合には、第2の基板70は、第2の基板70に指定された性質がもはや満足されないときに、終端となると考えられる。
これらの同じ線に沿って、基板10および70のいずれかまたは両方は、外面の一部または全部に亘る表面層、例えば、半導体上の酸化物層を含んでも差し支えない。基板10の外面12および/または第2の基板70の表面72の上に存在する場合、そのような表面層は、それぞれ、第1と第2の基板10および70の間の強力な結合が形成されるのを防ぐ組成および/または厚さを有すべきではない。特に、基板10の外面12上の酸化物層が約100ナノメートルよりも厚い厚さを有すると、ポリマー基板との結合が弱くなるか、または結合が生じなくなることがある。
熱処理後に、第1の基板10の第1の外面12を第2の基板70の結合表面72と接触するように配置する。ある実施の形態において、支持体60から第1の基板10を基板70に移動させるときに、ことによると壊れやすい熱処理された基板10を破損しないように、第1の基板10の取扱いにおいて注意する。ある実施の形態において、第1の基板10を第2の基板70と接触させる前に、第2の基板70は、第2の基板70の結合表面72の第1の基板10の第1の外面12への付着を行うのに適した温度に予熱され、その温度に維持される。
ここで図4を参照する。第1の基板10および第2の基板70からなるアセンブリ80を、熱処理されたイオン注入済み基板10を第2の基板70に付着させるのに効果的な温度と圧力で、効果的な期間に亘り接触させる。基板の第1の外面12を第2の基板70の結合表面72に付着させるのに要求される温度は、基板70の結合表面72の組成に応じて、様々である。結合表面72がポリマーである場合、一般に、その温度は、そのポリマーのガラス転移温度のプラスまたはマイナス約100℃以内である。ある実施の形態において、この工程中に供給される熱だけが、予熱中に第2の基板70に供給される熱である。
ある実施の形態において、第1の外面12および結合表面72をこの工程中に結合させるように、第2の外面14および力印加表面74にある量の力が印加される。本発明の任意の特定の用途に使用すべき特定の圧力値は、この開示から当業者によって容易に決定できる。印加される圧力の量は、一般に、約0psi(約0Pa)から約3psi(約20.7kPa)の範囲にあり、ある実施の形態において、約1psi(約6.90kPa)である。第1の外面12と結合表面72との間に結合を形成するのに要求される時間の量は、約1分から約60分に及び、別の実施の形態において、約20分から約40分に及び、さらに別の実施の形態において、約30分であろう。適切な期間の後、上述したように、第2の基板70を加熱するためだけに施されるであろう加熱は、中断され、アセンブリは、室温などの常温まで冷却される。アセンブリ80に印加された任意の圧力は除かれる。
代わりの実施の形態において、熱処理されたイオン注入済み基板10を第2の基板70に付着させるために接着剤が用いられる。以下に限られないが、シラン接着剤などの、SCSなどの半導体材料を高分子材料に接着させるのに当業者に公知の適切な接着剤をこの目的のために用いてもよい。
ここでさらに図5を参照する。第1の部分18および第2の部分20が分離区域16で分離されて、第1の基板10の第2の部分20および第2の基板70からなる構造体90が形成される。冷却中、それぞれ、第1と第2の基板10および70の間の熱膨張係数の差により生じる熱応力で第2の部分20の第1の部分18からの分離および基板70への付着が可能になる。この第2の部分20は半導体薄膜を含むことが好ましい。冷却中に分離区域16が弱化するので、この分離は、第2の部分20と第2の基板70との間の結合を妨げたり、第2の部分20や第2の基板70を損傷したりせずに、行うことができる。多くの場合、この分離は、第1の基板10の第1と第2の部分18および20を互いから離れるように移動させることのみを含む。何故ならば、この冷却中に、それらの部分は、互いに完全に自由になるからである。ある場合には、2つの部分を分離するために、冷却の終わりに、滑らかな物体から家庭用のプラスチック製ラップを取り除くために用いられる作用のようなわずかな剥がし動作が用いられるが、第1と第2の基板の収縮差および分離区域16の結果として生じた弱化のために、これ以上のことは必要ない。
一般に、分離によって、分離区域16の一部分が、第1の基板10の第1の部分18に付いたまま残り、残りの部分が第2の部分20と付いたままになる。加工条件および最終的な末端用途に応じて、この分離により生じた第1と第2の部分18および20のこれらの表面、すなわち、剥離表面は、そのまま使用可能であるかもしれないし、または使用前に、その後の処理、例えば、研磨、エッチング、ドーピングなどを必要とするかもしれない。例えば、全体のプロセスをもう一度繰り返す際に第1の基板10として再利用する前に、新たな第2の基板70に結合するための十分に滑らかな表面を提供するために、第1の部分18の剥離表面に従来の接触研磨を施してもよい。そのような研磨または他の表面処理は、薄膜トランジスタまたは他の電子素子の製造に使用する前に、第2の部分20の剥離表面にも相応しいであろう。
ここに記載した本発明は、1つの第1の基板10および1つの第2の基板70を用いて実施することができる。あるいは、1つの第2の基板70上に複数のSOI構造体を形成するために、本発明の方法を用いることもできる。例えば、本発明による方法を用いて、第2の基板70の全区域を被覆しない第1の基板10を第2の基板70上に配置することができる。その後、本発明の方法を必要に応じて繰り返して、第1の配置された基板10により被覆されていない区域の全てまたは一部を被覆するさらに別の基板10を配置してもよい。その後の基板10の追加は、第1の基板10と同じであっても異なっていてもよい。例えば、その基板10は、第1のSOI構造体を製造するのに用いた第1の基板10の半導体材料と同じまたは異なる実質的に単結晶の半導体材料からなる第1の基板を用いて製造しても差し支えない。
別の実施の形態において、多数(すなわち、2つ以上)の第1の基板10を提供し、それら第1の基板10の全てを1つの第2の基板70と接触させ、次いで、本発明の方法によるその後の各工程を、そのように得られた多数の第1の基板/1つの第2の基板のアセンブリに実施することによって、多数のSOI構造体を1つの第2の基板70上に同時に形成してもよい。多数の第1の基板10は、全てが同じでも、全てが異なっていても、またはいくつかが同じでいくつかが異なっていても差し支えない。
どの手法を用いても、1つのポリマー基板上のこのように形成された多数のSOI構造体は、本発明の特定の用途にとって適するように、隣接していても、離れていても差し支えない。所望であれば、隣接する構造体のいくつかまたは全ての間の間隔は、例えば、任意の所望のサイズのポリマー基板70上に1つ以上の連続半導体層を得るために半導体材料が充填されていても差し支えない。
本発明によれば、ポリマー基板上のSCS膜から構成された装置90は、可撓性であり、ガラス基板を用いた素子よりも耐損傷性が高く、低密度であり、アモルファスまたはpoly−Si系のTFTにおいて提供される性能よりも優れた性能を有する。本発明による装置は、SCS系装置により提供される増加した安定性および高電流能力のために、OLED系ディスプレイにおいて特に有用である。
具体例1
この具体例において、本発明によるポリマー基板にSCS膜が転写する。1〜10Ω・cmの抵抗率および約500マイクロメートルの厚さを持つホウ素ドープSCSウェハーに、100KeVおよび8×1016イオン/cm2の線量で水素イオンを注入した。イオン注入されたシリコンウェハーを、空気中において滑らかなガラス支持体上で約1時間に亘り450℃で熱処理し、ほぼ室温まで冷却した。約1ミリメートルの厚さを持つポリスルホン膜を、約225℃に加熱された表面上に配置し、この膜をその温度まで加熱した。冷却されたシリコンウェハーを滑らかなガラス支持体から注意深く取り外し、シリコンウェハーの注入側がポリスルホン膜と接触するように、加熱されたポリスルホン膜上に配置した。約1psi(約6.90kPa)の荷重を約30分間に亘りシリコンウェハーとポリスルホン膜に印加した。加熱をやめ、シリコンウェハーとポリスルホン膜をほぼ周囲温度まで冷却し、その時に荷重を除いた。
シリコンウェハーとポリスルホン膜は容易に分離でき、ポリスルホン膜に付着した薄いSCS膜が残された。
具体例2
比較のために、滑らかなガラス支持体上のイオン注入済みシリコンウェハーを最初に熱処理せずに、SCS膜をポリマー基板に転写することを試みた。この具体例において、シリコンウェハーは、具体例1におけるようにイオン注入した。約1ミリメートルの厚さを持つポリスルホン膜を、225℃に加熱された表面上に配置し、その温度まで加熱した。イオン注入済みシリコンウェハーを、シリコンウェハーの注入側がポリスルホン膜と接触するように、ポリスルホン膜上に配置した。約1psi(約約6.90kPa)の荷重をシリコンウェハーとポリスルホン膜に印加した。その温度を約30分間に亘り約225℃に維持した。シリコンウェハーとポリスルホン膜をほぼ周囲温度まで冷却し、荷重を除いた。
シリコンウェハーとポリスルホン膜は非常に協力に結合し、分離するのが困難であることが分かった。それらの試料を無理矢理離すと、シリコンウェハーが破損し、ポリスルホン膜に結合したウェハーの大きな塊が残った。この結果は、単に、イオン注入済みシリコンウェハーとポリマー基板を接触させ、温度を上昇させるだけでは、初めのSCS膜をポリマー基板に転写できないことを示している。
特許請求の範囲に定義された本発明の精神すなわち範囲から逸脱せずに、ここに記載した本発明の好ましい実施の形態に様々な改変を行えることが当業者には明らかである。
注入イオンの層を製造するためのイオン衝撃に曝露された半導体基板の断面図 支持体上に配置された図1に示されたイオン注入された基板の断面図 熱処理されたイオン注入基板および第2の基板の断面図 第2の基板と接触している熱処理されたイオン注入基板の断面図 本発明による剥離を描写する断面図
符号の説明
10 第1の基板
16 分離区域
18 第1の部分
20 第2の部分
60 支持体
70 第2の基板

Claims (6)

  1. 半導体膜をポリマー基板に転写および付着して可撓性半導体材料を製造する方法であって、
    少なくとも1つの半導体基板の第1の部分および第2の部分を画成する分離区域を前記少なくとも1つの半導体基板内に形成するために前記少なくとも1つの半導体基板に所定の深さまでイオンを注入する工程、
    前記分離区域を形成し、且つ前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分から前記少なくとも1つの半導体基板の前記第1の部分を分離させることなく前記分区域を弱めるために、イオン注入された前記少なくとも1つの半導体基板を、前記イオンが注入された領域に欠陥を形成するのに効果的な温度で効果的な時間に亘り熱処理する工程、
    前記イオン注入され熱処理された少なくとも1つの半導体基板を冷却することを許容する工程、
    少なくとも1つのポリマー基板を前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分の前記少なくとも1つのポリマー基板への付着を行うのに適した温度に予熱するとともに該温度を維持する工程、
    前記予熱された少なくとも1つのポリマー基板からの熱が(a)前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分が前記少なくとも1つのポリマー基板に付着し、且つ(b)前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分から前記分区域に沿って前記少なくとも1つの半導体基板の前記第1の部分が分離するのに十分であって、その間、前記少なくとも1つのポリマー基板のみに熱が供給されている時間に亘り、冷却されイオン注入され熱処理された前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分を前記予熱された少なくとも1つのポリマー基板に力が印加された条件下で接触させる工程、および
    前記少なくとも1つの半導体基板の前記第2の部分から前記少なくとも1つの半導体基板の前記第1の部分を取り除く工程、
    を有してなり、
    前記少なくとも1つのポリマー基板を予熱する工程が、該少なくとも1つのポリマー基板を該ポリマー基板のガラス転移温度のプラスまたはマイナス約100℃の温度まで加熱することを含む方法。
  2. 前記半導体膜が実質的に単結晶のシリコン膜を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記イオンを注入する工程が、10KeVから200KeVにおいて注入線量が1×1016イオン/cm2から3×1017イオン/cm2の水素イオンを注入することを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記イオン注入された半導体基板を熱処理する工程が、該イオン注入された半導体基板を300°Cから500°Cの温度に加熱することを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 可撓性半導体・オン・ポリマー構造体を製造する方法であって、
    第1の結合表面と第1の力印加表面、および第1の基板を第1の部分と第2の部分に分離するための内部分離区域を有する、少なくとも1つの半導体材料からなる第1の基板を提供する工程であって、前記第2の部分が前記分離区域と前記第1の結合表面との間にあるものである工程、
    前記第2の部分の後の剥離を促進させるために前記分区域に沿って前記第1の基板を弱めるように前記第1の基板に熱処理を施す工程、
    前記第1の基板を冷却する工程、
    少なくとも1つのポリマーからなり、第2の結合表面および第2の力印加表面を構成する2つの反対の外面を有する第2の基板を提供する工程、
    前記第2の基板を加熱する工程、
    前記加熱された第2の基板からの熱が(a)アッセンブリを形成するために前記第1と第2の基板を前記第1と第2の結合表面で互いに結合させ、且つ(b)前記第1の基板の前記第2の部分から前記分区域に沿って前記第1の基板の前記第1の部分を分離させるのに十分な期間に亘り、前記冷却された第1の基板の前記第1の結合表面前記第2の基板の前記第2の結合表面を接触させる工程、
    前記第2の基板に施された加熱を停止する工程、
    前記アセンブリを冷却する工程、
    印加された前記力を除く工程、および
    前記第1の基板の前記第2の部分から前記第1の基板の前記第1の部分を取り除く工程、
    を有してなる方法。
  6. 前記半導体材料が少なくとも1つの単結晶シリコン膜を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
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