JP5445019B2 - ポリアセタール共重合体 - Google Patents
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Description
その中でも特に三フッ化ホウ素を含む化合物、あるいは三フッ化ホウ素水和物および配位錯体化合物が好適である。エ−テル類との配位錯体である三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート、三フッ化ホウ素ジブチルエーテラートは特に好ましい。その添加量は、主モノマーのトリオキサンに対して、三フッ化ホウ素換算で、一般的には3.0×10−6〜2.0×10−4wt%であり、好ましくは8.0×10−6〜8.0×10−5wt%の範囲で使用される。これらの触媒は反応系に均一に分散させるために重合反応に悪影響の無い有機溶媒で希釈して使用することが好ましい。この有機溶媒としては、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、n−ブチルエーテルなどのエーテル類、並びにベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素、メチレンジクロライド、エチレンジクロライドなどのハロゲン化炭化水素などが挙げられる。
特に本発明で用いているアリルエーテルによって多少なりとも熱安定性は低下するため、これより少ない場合は熱安定性の低下が顕著となる。またこれより添加量が多い場合は機械物性の低下が生じる。
また、これら高級脂肪酸の金属塩の添加量は、ポリアセタール共重合体100重量部に対し、0.0001〜5重量部が好ましく、0.0001〜3重量部がより好ましい。
停止剤混合機:二つの円が一部重なった内断面を有し、内断面の長径が12cm、L/Dが7.2であり、周囲にジャケットを有する長いケース内に1対のシャフトを備え、それぞれのシャフトにはスクリュー様の羽根が多数はめ込まれた構造を有し、供給口部分より停止剤溶液を注入し、連続的に重合生成物と混合せしめる連続反応機。
MI値(溶融指数):粗共重合体100重量部に、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(チバガイギー社製、商品名イルガノックス245)0.3重量部、メラミン0.1重量部、水酸化マグネシウム0.05重量部を添加、混合した後、ラボプラストミルにおいて220℃、窒素気流下で20分間溶融混錬させて安定化処理した後、ASTM−D1238(190℃、2.16kg加重下)に従って測定した。このMI値は、その値が低いほど、粗共重合体の重合度が高いことを示す。
引張試験:射出成形機を用いて試験片を成形し、ISO 527-1,2法に準じて測定を行った。
フィルム外観:先端にTダイを接続した25mm押出機を用いて30μmのフィルムを押出成形し、その表面外観を評価した。フィッシュアイ、滑らかさなどを総合的に評価し、下記ランクで区分けした。
◎:良好、○:やや良好、△:やや不良、×:不良
連続反応装置として、前述の連続反応機2台および停止剤混合機を直列に接続したものを使用し、アセタール共重合体の製造を実施した。1台目の反応機の入口より90.0kg/hrのトリオキサンおよび3.6kg/hrの1,3−ジオキソランの混合流に、表1に記載した条件で環状シロキサン化合物、メチラールのベンゼン溶液(25wt%)、更には触媒として三フッ化ホウ素ジエチルエーテラートのベンゼン溶液(調製濃度:0.6モル/kg)を添加して直ちに反応機内に導き、連続的に反応を行った。1台目ジャケット温度(重合温度)を85℃、第2段目および停止剤混合機ジャケット温度を各々60,40℃に設定した。また、停止剤混合機の入口より、使用した触媒量の2倍モルのトリフェニルホスフィンをベンゼン溶液(調製濃度:0.6モル/kg)で連続的に供給して重合を停止し、粉砕して粗共重合体を収得した。この時に得られた粗共重合体の重合収率は98%であった。次に得られた粗共重合体100重量部に、グリコール−ビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート (チバスペシャリティケミカル社製、商品名;イルガノックス245)0.3重量部、メラミン 0.05重量部を添加しヘンシェルミキサーを用いて予備混合を行った。この後ベント付二軸押出機に供給し、21.3kPaの減圧下、200℃で溶融混練しペレット化した。得られたペレットを用いて、成形し引張試験を行った。結果を表1に示す
Claims (3)
- (A)トリオキサン100重量部、(B)少なくとも一つの炭素間結合を有する環状エーテル化合物及び/又は環状ホルマール0.1〜30重量部並びに(C)環状シロキサン化合物0.005〜50重量部をカチオン活性触媒により共重合させることを特徴とするポリアセタール共重合体の製造方法。
- 前記(C)環状シロキサン化合物がヘキサメチルシクロトリシロキサン、1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリビニルシクロトリシロキサン、ヘキサエチルシクロトリシロキサン、1,3,5−トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1,3,5−トリメチルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラキス(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサンからなる群から選ばれる1種以上である請求項1記載のポリアセタール共重合体の製造方法。
- (A)トリオキサン100重量部、(B)少なくとも一つの炭素間結合を有する環状エーテル化合物及び/又は環状ホルマール0.1〜30重量部並びに(C)環状シロキサン化合物0.005〜50重量部を共重合して得られるポリアセタール共重合体であって、(C)環状シロキサン化合物が1,3,5−トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1,3,5−トリメチルシクロトリシロキサン又は1,3,5,7−テトラキス(3,3,3−トリフルオロプロピル)−1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサンであるポリアセタール共重合体。
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