JPS58179215A - 新規なアセタ−ル重合体及びその製法 - Google Patents

新規なアセタ−ル重合体及びその製法

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JPS58179215A
JPS58179215A JP6135782A JP6135782A JPS58179215A JP S58179215 A JPS58179215 A JP S58179215A JP 6135782 A JP6135782 A JP 6135782A JP 6135782 A JP6135782 A JP 6135782A JP S58179215 A JPS58179215 A JP S58179215A
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一彦 松崎
Minoru Hamada
稔 浜田
Kazuhiro Yanagihara
柳原 一博
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なアセタール重合体に関し、骨に従来に
ない優れたIIfII性を有する新規なW造を持つアセ
タール重合体及びそのIll法に関するものである。
ポリアセタールは、通常ホルムアルデヒド、トリオキサ
ンを単独重合するか、或いはホルムアルデヒド、トリオ
や賃ンと環状エーテルとを共重合する事により得られる
。単独重金によって得られたポリアセタールは、末端に
とド田キシ基を有しており不安定であり、末端ヒドロキ
シ基をエステル化、エーテル化、ウレタン化等の方法で
安定な基に羨換した後、実用に供される。一方、共重合
によって得られたポリアセタールは、重合体の末端に、
オキシメチレン単位の繰り返しより成る不安定な部分を
有しており、塩基性物質の共存下にて不安定な部分を加
水分解した後、実用に供される。
特公昭Jj−94CJJ号公報においては、重合系中に
存在する微量の水、メタノール、ギ酸の量によりホルム
アルデヒド重合体の分子量が決定される事が述べられて
いる。また米国特許gユ0/7.Jlデ号明細書におい
ては、アルコール、エステル、酸無水物、アオド、イミ
ド等の連鎖移動剤の共を下にて、ホルムアルデヒドを重
合する旨の記述がある。
特公i8参l−コ/乙31号公報においては、トリオキ
サンの共重合反応時に、メチラール、アセタール、ギ酸
等を連鎖移動剤として加える事が開示されている。また
特開18参l−コデlゲJ号公報においては、ポリエー
テルの存在下にてトリオキサンを共重合させる事が述べ
られている。
重た、特公18j≦−ダJ≦//号公報においては、ホ
ルムアルデヒド重合体の末端ヒドロキシル基とトリオル
ガノヒドロキシシランとを反応させて重合体を安定化せ
しめる事が開示されている。
本尭明者らは、重合時に用いられるべき分子量調節剤に
ついて広く検討した結果、ある時定の化合物が良好な分
子量調節剤として機能する事を見い出した。また、その
結果これ倉でのアセタール重合体には見られない、極め
て優れた潤滑性を有する新風なアセタール重合体を見い
出すに至った。
即ち、本発明は纏状重會体の主鎖中に、一般式+s+o
+ 1   ” 1 (R+’水素、アルキル−基、アリル基より選ばれ、各
人同一であっても異なっていても良い。mtmコ〜λ0
00 )で表わされるボリシロキすン構造を有する連鎖
が挿入された、数平均分子量が10,000からjOQ
、000  の間にある重合体を主成分とする事を特徴
とする高分子量の新規なアセタール重合体に関するもの
である。
更に本発明は、一般式 %式% (R1:水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、各々
同一であっても興なっていても良い。霞寓コ〜、t、o
oo>で表わされるボリシ騨キ賃ン構造を有する化合物
を分子量関節剤として、ホルムアルデヒドもしくはトリ
オキサンを単独重合させるか、或いは前記の分子量調節
剤を用いて、ホルムアルデヒド、トリオキサン及びポリ
オキシメチレンより遺ばれた化合物と環状エーテルとを
共重合させる事を時機とする新規なアセタール重合体の
製法に関するものである。
本発明のアセタール重合体は、摩擦係数Q/4〜QJJ
の値を有し、従来にない優れた潤滑性を有する熱的に安
定な重合体である。優れた潤滑性は、アセタール重合体
のブロック構造に基づくものであり、また同時にアセタ
ール重合体のブロック構造は、分子量調節機部を有する
分子量調節剤に基づくものである。従って、本発明のア
セタール重合体が所望の分子量を有したものである事は
言う盲でもない。
アセタール重合体は、エンジニアリング樹層として、近
年tす會ず需要が増大しており、アセタール重合体の潤
滑性の陶土は大きな工皇釣意味を持つものである。
次に、本発明のアセタール重合体を異体的に説明する。
本発明のアセタール重合体とは、纏状重會体の主鎖中ゝ
・一般5R0 +401 ■乞鳳 で表わされるポリシロキすン構造を有する連鎖が挿入さ
れた重合体であり、アセタールホモポリマー及びアセタ
ールコポリ!−を含むものである。
アセタールホモポリマーとは、オキシメチレン単位GC
H20−士の繰り返しより成る重合体であり、アセター
ルコポリマーとは、オキシメチレン単位より成るMfI
A中に、オキシアルキレン単位f%0 基より選ばれ、各★同一であっても異なっていてモ良イ
。m−λ〜4)がランダムに挿入された構造を有する重
合体である。
アセクールコポリマー中のオキシ−アルキレン単位の挿
入率は、オキシメチレン単位100モルに財してQO3
−50モル、より好會しくはa/〜−0モルである。
本発明のアセタール重合体を構造式を以って例示すると
、次の如くである。
(R2:水嵩、アルキル基、アリル基より選ばれ、各々
同一であっても興なっていても良い。
a、z&・、b、しは連鎖を表わす正数。
レノ単位中に、b個のオキシアルキレン単位が挿入され
ている事を示すものであり、オキシアルキレン単位の重
合体中での分布を規定するものではない。) 上記に示した構造式のうち、R,が水素の場合、(1)
、IZ)、(5)及び(6)で表わされるアセタール重
合体は、末端にヒドロキシ基を有しており不安定である
このうちアセタールホモポリ!−(1)及び(S)は、
重置 端のヒトワキシ基を、エステル化、エーテル化、ウレタ
ン化◆の公知の方法を用いて、安定な基に変換後、実用
に供される。
またアセタールコポリY −(1)及び(6)は、アセ
タールホモポリ!−と同様に処理するか、或いは末端の
不安定部分を加水分解によって除★した後、実用に供さ
れる。
本発明のアセタール重合体の構造は以下の方法で確認さ
れる。即ちアセタール重合体を酸性水滓液中で加水分解
せしめると、オキシメチレン単位の縁り返しより成る部
分は、I#L/lムアルデヒドとなり、アセタールコポ
リマー中に挿入されたオキシアルキレン単位の部分は、
アルキレンダリコーs となる。ホルムアルデヒド、アルキレンダリスールは、
ガスクD Y )グラフィー、液体クロマトグラフィー
等の手段を用いて分析・定量される。
ゴマ−と、纏状ポリシロ午すンとの混金愉となる。
これらの化合物も、ガスクロ讐トゲラフイー、液体クロ
マトグラフィー等により分析・定量される。
本発明のアセタール重合体の数平均分子量は、通常の高
分子量のポリアセクールのそれと同じであるが、大体/
 Q、000か6100,000の閏が部用される。数
平均分子量の下限は、アセタール重合体の物性より、ま
た上限は、アセタール重合体の成形加工性より制約され
る。アセタール重合体の数平均分子量は、以下の方法で
決定される。即ち、微平均分子量が70θ000以下の
場合には、浸透圧法、宋端基定蓋法を用いて、また数平
均分子量が10(>、orio以上の場合には、光散乱
法にて求めた腫量平均分子鰍と、ゲル・パー友シ1ンク
ロマシグラ7法(G、 P、 C法)にて求めた濱■曲
暮とを合わせて数平均分子量が決定される。
本発明のアセタール重合体には、アセタールホモポリ!
−とアセタールコポリ!−とが含まれる。
アセタールコポリマーにおいて、主としてオキシメチレ
ン単位の繰り返しよりなる重合体中に挿入されるべきオ
キシアルキレン単位は、一般式基より選ばれ、各々同一
であっても興なっていても良い。m=λ〜4)で表わさ
れる。例えばオキシエチレン単位士(CH,)IO−)
、オキシプルピレン、単CrH。
位(−CHmC■O+、オキシトリメチレン単位上CH
m)i0÷、オキシテシラメチレン単位(−(CHり4
0+、オキシブ位の中でも、アセタール重合体の物性を
向上させル観点より、オキシエチレン単位及びオキシブ
)ラメチレン単位が臀に好ましい。
本発明のアセタール重合体の主鎖中に挿入されるべ會遭
鎖は、一般式 (810 で表わされるボリシ騨キナン構造を有するものである。
ここでR1は、水嵩、アルキル基、アリル基より選ばれ
、番大閤−であっても員なっていても良い。ボリシ胃キ
サン構遺の具体的な例としては、ポリ毫ノメチルシロキ
賃ン、ポリジメチルシ胃キ賃ン、ポリジエチルシロキナ
ン、ポリジグチルシW牛サン、ポリメチル7エエルシ田
キナン、ポリジフェニルシロキすン等があげられる。
これらのボリンロキサン構造の中でも、安定性が良い事
と入手しやすい事の両面から、ポリジメチルシロキサン
、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリジフェニルシロ
キサンが特に好重しい。
ポリシロキサンの重合度(n)は、コからコOOOの範
囲にある事が必要である。ポリアセター−重合体の潤滑
性を向上させるには、nは大きいほうが好ましい。一方
Tセタール重合体の力学物性な維持するには、nは小さ
いほうが好ましい。この両方の制約より、nの最も好ま
しい範囲は、JからSOOの間である。
ポリシロキサンの重合度(n)は、液体クリ!トゲラフ
イー、粘度測定、末端基定量等の手段を用いて決定する
事ができる。
次に、本発明のアセタール重合体の製法について述べる
本発明のアセタール重合体は、一般式 %式% (R,:水素、アルキル基、アリル基より遍ばれ、各々
同一であっても興なっていても良い。@mコ〜ユ000
 )で表わされるポリシロキサン構造を有する化合物を
分子量調節剤として、ホルムアルデヒド、トリオキサン
を単独重合させるか、或いはホルムアルデヒド、トリオ
キサン及びポリオキシメチレンより成る群から選ばれた
化金物と環状エーテルとを共重合させる事によって得ら
れる。
本発明で分子量調節剤として使用される化合物は、分子
内に一般式 %式% で表わされるポリシロキサン構造を有するものである。
またボリシ胃キすンの重合度(n)は、−からλooo
f)@111にある事が必要であり、更には・JからJ
OOの範囲にある事が好ましい。
構造式で以って1例を示すと下記の如くである。
1 g’fio+  810−kER’s        
                      (7)
1 K80+吟10キ忰      (船 R+    O IRIH 1 (R2、R3’水翼、アルキル基、アリル基より遷ばれ
、各々同一であっても異なっていても良い。
R4;アルキル基、アリル基) これらの分子量調節剤は、重合に供されるに先立って、
蒸留、吸着、乾燥等の手法によって精鋼される事が望ま
しい。また、これらの分子量調節剤は単独で用いる事も
できるし、或いは一種以上混合して重合に供する事もで
きる。
本発明の単独重合においては、十分に精■されたホルム
アルデヒドもしくはトリオキサンが出発原料として用い
られる。ホルムアルデヒドの単独重合には主としてアニ
オン重會触謀が、また)りすキサンの単独重合にはカチ
オン重會蝕謀が用いられる。
杢発−の共重合においては、十分に精l111!れたホ
ルムアルデヒド、トリオキサン、ポリオキシメチレンが
出発原料として用いられる。これらの出発原料は、カチ
オン重會蝕謀を用いて、環状エーテルと共重合される。
これらの出発原料と共重合されるべ金環状エーテルのI
II/のグループとしては、一般式翼、   (B4+
水嵩、アルキル基、アリル基、えば、エチレンオキシド
、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、エビタール
ヒドリン、スチレンオキシド、オキセタン1.)、!−
ビス(タロルメチル)オキセタン、デトラヒドW7ラン
、オキセir− パン等がある。これらのアルキレンオキシドの中でも特
にエチレンオキシドが好ましい。
環状エーテルのmコのグループとしては、一般式  R
8で表わされる環状ホルマールかあ−ルホルマール、ト
リエチレングリコール傘ルマール、1lf−ブタンジオ
ールホルマール、にS−ベンタンジオールホルマール、
14−ヘキ賃ンジオールホルマールがある。これらの環
状ホルマールの中でも特にエチレングリコールホルマー
ル、ジエチレングリコールホルマール及び4+−ブタン
ジオールホルマールが打型しい。
環状エーテルは、出発原料700重量部に対してα03
〜100重[Lより好ましくはa/〜jO重量部が用い
られる。
本発明の単独重金、共重合に用いられるアニオン重合触
媒、カチオン重合触媒は次のような化合物である。
アニオン重合触媒の代表的なグループとしては、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属、ナトリウム−ナフタ
リン、カリウム−アントラ七ン等のアルカリ金属錯化合
物、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水嵩化物、水素
化カルシウム等のアルカリ土類金属水嵩化物、ナトリウ
ムメトキシド、カリウム【〜メトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸
カリウム等のカルボン霞アルカリ金属埴、カブpン酸マ
グネシウム、ステアリン酸カルシウム等のカルボン醗ア
ルカリ土類金属植、カーブチルアミン、ジエチルアミン
、トリオクチルアミン、ピリジン等のアミン、アン電工
つムスデアレート、デトフプチ/レアンモニウムメトキ
シド、ジメチルジステアリルアンモニウムアセテート等
のg参級アンモエウ五填、テシラメチルホスホエウムブ
ロビオネート、トリメチルベンジルネスホニウムエトキ
シド啼のホスホニウム壕、シリブチル錫り蒙ツイド、ジ
エチル錫ジラウレーF1ジプチル錫ジメトキシド等の四
価有機錫化合物、n−ブチルリチウム、エチルマグ木ン
ウムクロライド等のアルキル金属等がある。
カチオン重合触媒としては、四塩化錫、四臭化錨、四塩
化チタン、三塩化アルミニウム、壊化墓鉛、三塩化バナ
ジウム、三弗化アンチモノ、三弗化ホウ素、三弗化ホウ
素ジエチルニープレート、三弗化ホウ素ア七チックアン
へイドレート、三弗化ホウ素トリエチルアミン錨化合物
等の三弗化傘つ素配位化合物等のいわゆる7リーデル・
クラフト型化會瞼、過塩素酸、ア七チルパータロレート
、ヒドロキシ酢酸、トリクロル酢−1p−)ルエンスル
ホン酸等の無IIA酸及び有m1m1)13エチルオキ
ソニウムテトラ70ロボレート、トリフェニルメチルヘ
キv70ロアンチモネート、アリルジアゾニウムヘキサ
70ロネス7エート、アリルジアゾニウムテトラ70ロ
ボレート等の複合埴化合愉、ジエチル亜船、トリエチル
アルミニウムルアルミニウムクpライド等のアルキル金
属等があげられる。
これらのアニオン重合触媒、カチオン重合触媒は、出員
原料100重量部に宵し、aoooz〜!鳳量部のII
I置部用いられる。単独重合型たは共重合は、無溶媒も
しくは有機媒体中で行なわれる。
本発明において用いる事のできる有−媒体としては、慕
−ペンタン、n−ヘキすン、n−へブタン+11−オク
タン、シフ田ヘキナ/、シクロペンタン等の庸訪m*化
水素、ベンイン、トルエン・キシレン等の芳香族炭化水
素、塩化メチレン、夕田ロホルム、四環化炭素、塩化エ
チレン、トリタロルエチレン等のへログン化脂肪族炭化
水素、りa ルペンイン、0−ジク田ルペンイン等のハ
冒ケン化芳書族炭化水禦がある。これらの有機媒体は単
独で用いても良く、或いはコ種以上員金して用いても差
し支えない。分子量調節剤は反応系中に均一に溶解もし
くは分散されて用いられる.分子量−*mの系中におけ
る濃度は、所望するア七タール重合体の分子量の要求に
応じて、春島に実験によって決定する事がで會る。
反応温度は通常−コO〜230℃の聞で設電されるが、
−溶媒の場合にはコ0 −J / 0℃ の閏がより好
亥しく、有機媒体を使用する場合には−lO〜/コO°
Cの間がより好ましい。
反応時間については特に制限はないが、1秒〜300分
の間で股宕される。
所定時間の経過後、反応系中に重音停止剤が添加されて
単独重合もL <は共重合は終了する。得られた重合体
は、不安定末端を加水分堺にて除来するか、或いは不安
定末端をエステル化等の方法で封鎖するかによって安定
化される。安定化されたアセタール重合体は、安定剤等
が添加され実用に供される。
以上詳しく述べてきた本発明のアセタール重合体とその
製法の特長を列記すると、以下の如くである。
(1)  アセタール重合体の潤滑性が極めて優れてい
ること。
(1)  特定の化合物を用゛いる事により、アセター
ル重合体に優れた潤滑性を付与できると同時に、重合体
の分子量を任意に制御しうること。
以下の実施例における測定項目は、次のとおりである。
還元粘度IP−クロロフェノール/デトラタ田ルエタン
(771重量比)!液中で 重會体濃II djf/J テ40℃テノ漏定値。還元
粘度は分子量の指標であ るO 摩擦係歇:鋤水酢酸を用いた末端安定化の終了した重合
体100部に、ユコーメチレ ンービス(#−メチルー4−4srt −ブチルフェノ
ール)011部、ポリカ ブロックタム/ポリへキサメチレン アジパミド/ポリへキナメチレン竜 バカtドのターポリマー〇71gを添 加し、10箇φ押出機を用いて混会俵 威廖し、ステスト厘摩譲摩粍試験機 を用いてII定、 櫂手材1金属(84IjC) 荷 重:1019/i、線速度’/Jm/m摩擦係歇は
潤滑性の指標である。
実施例/ (1)  アセタール重合体のIil法純度デ9デ囁の
ホルムアルデヒドガスな1時間当り100f!l (以
下、部は重量部を示す。)の割合で、分子量調節剤とし
てlコr f/Iの 9市 (ポリジメチルシロキナンジハイドロキシド、平均重合
度λO1以下DMH−コOと略称)重金触媒として、3
.0 X / Omoljlのテトラブチルアンモニウ
ムツウレートを含むトル17500部中に3時間連続し
て供給した。DMH−コO及び重合触媒を上記の濃度で
含有するトルエンもjOO部/brの割合で3時間連続
して供給し、重合濃度はこの間1j℃に維持した。重合
体をトルエンより分離し、次いで洗滌・乾燥を行ない、
重合体コ19都を得た。
(3)  アセタール重合体の構造の11(1)で得た
アセタール重合体!部を/N塩酸水廖液?js中に分散
させ、9コ℃にて1時間加熱した。この加水分解操作に
より、オキシメチレン単位より成る部分は、ホルムアル
デヒドに戻った。
次いで、この溶液をdjN力性ソーダ水il液で中和し
、次いでガスクロマトグラフィーを用いて分析すると多
機の環状ポリジメチルシロキサンが検出された。このI
I液を原子吸光分析にかけ、Siの含有量を求めたとこ
ろ、ポリ!−に対して/JO1pのStが検出された。
また、この溶液を常圧で乾漏し、デトラヒドロ7テンで
抽出操作を行なったところ、上記の環吠ボリジメチルシ
讐キサンの他に歌種の鎖状ポリジメチルシロキサンが検
出された。
一方、(1)で得た重會体!部をテトテヒド費7テン1
00部中に分散させ、4!℃にてλ参−閏艙出操作を行
なった後、この溶液をガスタ胃!トゲラフイー及び液体
クロマトグラフィーを用いて分析したが、ポリジメチル
シロキサン鵬導体は検出されなかった。このλつの事実
より、DMH−J)は重合体の主鎖中で、オキシメチレ
ン連鎖と軸合している事が明らかである。(1)で得た
重合体10部を無水酢rts 5oots、Wk酸ソー
ダQltl&トドもニ/11℃にて3時間加熱して*端
ア七チル化を行ない、重合体19部を回収した。次いで
、この重合体の末端アセチル基の分析を赤外纏酸収スペ
タFル法を用いて行なったところ、ホルムアルデヒドl
毫ルに対して1tOXIO’モルの末端アセチル基が検
出された。この末端アセチル基は、(1)で得られた重
合体の末端ヒドロキシ基に対応するものである。
また、(1)で得た重合体の数平均分子量(Mll)を
、p−クロルフェノール/テトラクロロエタン(777
重量比)111合溶媒を用いてオスモメトリー法で求め
たところ142000であった。
以上の分析結果より、(1)で得た重合体は次のコ種験
の重合体の混合物である。
H3 CB)      HO(CHA )+*soHj重量
襲(C=θ〜/310) 上記2種の重合体のうち、(4)は分子量調節剤として
加えたDMH−一〇1L:基づく重合体であり、(8)
は重合糸中に微量に存在した水に基づく重合体である。
(1)  アセタール重合体の物性淵定(1)で得られ
たアセタール重合体の還元粘度は為/fコであり、所望
の値を有していた。無水酢酸を用いた車端、安弯化の終
了した重合体に、安定剤を加えて成形したところ、非常
に強靭な成形品を得る事ができた・まだ、この成形品の
摩擦係数は、QJりであり、潤滑性能に優れていた。
実施例コ (4) アセタール重合体の製法 コ枚のΣ復攪拌羽根を有するニーグーに、十分精製され
たシリオキ賃ン5oots 、エチレンオキシ平均重合
度jO1以下DPH−10と略称) IJO部ヲ仕込み
、70℃に加熱した。次いでこのニーグーに、三弗化ホ
ウ素ジブチルニーテレ−) (lJj部を加えJj分間
攪拌した・その後家ちに重合を停止させるべく、トリブ
チルアミン10@を加えた。
ニーターより内容物を取り出し、アセトンで洗滌し、ア
セタール重合体jり1部を得た。
(6)  アセタール重合体の構造の確認(4)で得た
アセタール重合体の加水分解を行なう事により、この重
合体中のオキシエチレン単位の挿入率は、 75モル、
7100モル・オキシメチレン単位との結果を得た。ま
た、この重合体中のStは、コブ4IPであった。
(4)で得た重合体の末端ヒドロキシ基をア七チル化す
る事によって定量したところ、It/×10−aモル/
1モルホルムアルデヒドの結果を得た。また、この重合
体の数平均分子量はダ’1400であった。
以上の分析値より、(4)で得られた重合体は、下記コ
種類の重合体の混合物である。
(d=0〜/J4IO,*;=ON/9  ’構造式+
−+cttsoq−4−CH,CHρζ→Hは、/コ参
Oのオキシエチレン単位中に、/デのオキシエチレン単
位が挿入されている事を示すものであり、オキシエチレ
ン単位のポリマー鎖中での分布を規定するものではない
。) 上記コ種類の重合体のうち、(C)は分子量調節剤とし
て加えたDPH−10に基づく重合体であり、■は重合
系中に微量存在した水に基づく重合体である。
(6)  アセタール重合体の物性測定(4)で得たア
セタール重合体の物性灘定値は次のとおりである。
還元粘度  ユJ4 摩擦係数  OコJ この重合体は所望の分子量を有し、同時に潤滑性にも優
れている。IIIIllF性の良さは、ゆで表わされる
重合体に基づくものである。
実施例J (テ) アセタール重合体の製法 脱水乾燥された数平均分子量1!X10@のポリオキシ
メ゛チレンジメトキシド/30部、tll−ブタンジオ
ールホルマール752部、分子量調節剤CM。
(ポリジメチルンロキサンジメトキシド、平均重合度3
1.以下DMM−J tと略称)753部、ヘキサ75
00部を含むオートクレーブをジャケラFに温水を通す
事によって、41℃に加熱した。次いでこのオートクレ
ーブにQ10部の三弗化ホウ累ジグチルエーテレートを
加え23分間攪拌した。トリブチルアミ770部をオー
トクレーブに加えた俵内容物を取り出し、洗滌・乾燥を
行なう事により電合体/≦≦部を回収した・ (8)  アセタール重合体の構造の確認(7)で得た
重合体の加水分解を行なう事により、以下の結果を得た
オキシテトラメチレン単位挿入率はユ9Jモル/100
モル・オキシメチレン単位 、重合体中の81含有量は
コ37P1重合体末端のヒドロキシ基は検出!iJl以
下であり、数平均分子量は参i#00であった。
以上の結果より、(1)で得た重含体は、以下のコ種額
の重合体の混合物である事が判明した。
γJ重重量 子レン単位が挿入されている事な示すものである。)上
記コ種−の重合体のうち、■は分子量調節剤として加え
たDMM−Jjに基づく重合体であり、いは出発原料の
ポリオキシメチレンの*端メトキシ基に基づく重含体で
ある。
(・) アセタール重合体の物性iwtr(テ)で得た
重含体は所望の分子量を有し、摩擦係数は(IJ≦と良
好であった。潤滑性の良さは、(至)で表わされる重合
体に起因するものである。
比較例/ (7) ポリアセクールの製法 実施例1で用いた試薬のうち、DMH−一〇に代えて、
0013倍の水を株加したほかは全て実施例/と同様に
操作し、鳳合体コ17部を得た。
(II)  ポリアセクールの構造の確認0傳で得た重
合体をアセチル化する事により、*端ア七チル基/lA
7×704そル/1モルホルムアルデヒドの値を得た0
従って、この重合体の数平均分子量は、IIo、too
 r アリ 1(0(CH#入u、 H100重量−の構造を有して
いる。
(ロ) ポリアセクールの物性測定 (至)で得た重合体の物性醐定値は、次のとおりである
O 1元粘度  ユor 摩擦係数  Qj7 CI鴫で得られた重合体の潤滑性能は不良である。
実施例ダ〜//及び比較例コ〜J 第1表に示す如き出発原料、環状エーテル、分子量調節
剤を用い、111表に示すアセタール重合体をIIaし
た。重た、第1慶にはアセタール重合体の還元粘度及び
摩擦係数を併せて示した。いずれの実施例においても、
アセタール重合体の潤滑性能は良好である。一方、比較
例においては、潤滑性−は不良であった。
(以下赤白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 <1)、  線状重合体の主鎖中に、一般式%式% (R1:水素、アルキル基、アリル基より選ばれ、各女
    同−であっても異なっていても良い。Qmコ〜λ000
     ) で表わされるポリシロキサン構造を有する連鎖が挿入さ
    れた、数平均分子量がIQ、000からjOαOOOの
    関にある新規なアセタール重合体。 (2)、アセタール重合体が、オキシメチレン単位+C
    H*O+の繰り返しより威るアセタールホモポリマーで
    ある特許請求の範囲$111/1000重合体。 (8)、アセタール重合体が、オキシメチレン単位の繰
    り返しより成る重合体中に、オキシアルキレン単位 tt。 (Re’水票、アルキル基、アリル基より逓ばれ、各々
    同一であっても異なっていても良い。m瓢コ〜4) が挿入された構造を有するアセクールコポリ!−である
    特許請求のI!1IjI1項記載の重合体。 (4)、オキシアルキレン単位が、オキシエチレン単位
    ±(CH鵞)s O+である特許請求の範1!Is/項
    又は第3項記載の重合体。 (6)、オキシアルキレ、ン単位が、オキシブトラメチ
    レン単位+(αm’)+ 0÷である特許請求の範囲第
    7項又は第3項記載の重合体。 (6)、ポリシリキサン構造を有する連鎖が、ボリジメ
    チルシロキナンである特許−求のfliN111X/項
    記職の重合体。 (〒)、ポリシロキすンweを有する連鎖が、ポリメチ
    ル7エエルシ四キ賃ンである特許請求の颯麿嬉1項記職
    の重合体。 (船、ポリシロキサン構造を有する連鎖が、ポリジフェ
    ニルシロキサンである特許−才の範m5its記載の重
    合体。 (9)、ポリシロキサンの重合度ら)がJから100の
    範囲にある特許請求の範81s1項又は1114項から
    第tgXのいずれかに記載の重合体。 輛、一般式 %式% (R+及びDは、特許請求の範囲第1項にて定義すると
    おりである。) で表わされるポリシロキサン構造を有する化合物を分子
    量調節剤として、ホルムアルデヒドもしくは゛トリオキ
    サンを単独重合させる事を特徴とする新規アセタール重
    合体の製法。 (II)、  単独重合が無溶媒で行なわれる特許請求
    の範囲第70項記載の製法。 (ロ)、単独重合が有機媒体中で行なわれる特許請求の
    範囲第70項記載のII法。 X、  −#E   。 + 810へ (R+及びnは、特許請求の範11項にて定義するとお
    りである。) で廣わされるポリシロキサン構造を有する化合物を分子
    量調節剤として、ホルムアルデヒド、トリオキサン及び
    ポリオキシメチレンより成る評から遷ばれた化金物と、
    環状エーテルとを共重合させる事を特徴とする新規ア(
    タール重合体の製法O輌、環状エーテルが、エチレンオ
    キシドである特許請求の範113項記軌の5ittc。 吟環状エーテルが、エチVングリコールホル!−ル、ジ
    エチレングリコールホル讐−ルまたをよ、1’l−ブタ
    ンジオールホルマールである特許請求の範@pglJ項
    記職のsg法。 (ロ)、共重合が無溶媒で行なわれる特許請求の範回1
    s13項記職の製法。 (ロ)、単独重金もしくは共重合が有機媒体中で行なわ
    れる特許請求のIIIIIIE / J項記載のII決
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5264516A (en) * 1987-07-02 1993-11-23 Polyplastics, Co., Ltd. Silicon containing polyacetal copolymer and manufacturing method thereof
US6990823B2 (en) 2002-05-15 2006-01-31 Sanden Corporation Air conditioner
JP2011084702A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc ポリアセタール共重合体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5264516A (en) * 1987-07-02 1993-11-23 Polyplastics, Co., Ltd. Silicon containing polyacetal copolymer and manufacturing method thereof
US6990823B2 (en) 2002-05-15 2006-01-31 Sanden Corporation Air conditioner
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