JP5444767B2 - 画像形成用トナー、一成分現像剤、二成分現像剤、画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成用トナー、一成分現像剤、二成分現像剤、画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は電子写真用トナーに関し、より詳細には、静電式複写機やレーザービームプリンタ等いわゆる電子写真法を用いた画像形成装置で用いられる画像形成用トナーと、その一成分現像剤または二成分現像剤、並びに画像形成用トナーを用いた画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジに関する。
画像形成装置に要求される単位時間あたりの出力枚数は年々増加しているため、画像形成装置にはさらなる高速化が望まれている。この高速化に伴って技術的に一層厳しい条件が求められている。特に、電子写真方式がオンデマンドデジタル印刷に使用されるようになりつつある昨今においては、高光沢を保ちつつオフセットが発生しない温度範囲をより広くすることが必要とされている。
しかしながら、高速化に伴って画像形成用トナー(以降、単に「トナー」ということがある)に対して供給し得る単位時間あたりの熱エネルギー(ニップ時間)は、近年の環境配慮への影響から、付与できるエネルギーを増加することが出来ないため、従来よりも少なくなる。従って、トナーに充分な熱が伝わらず、記録媒体の表面乃至近傍に存在するトナーの溶融不良が生じる。
定着の際にトナーの溶融不良が生じると、記録媒体上のトナー層において溶融不良が生じた箇所で粘性が不足して切断され、一方は記録媒体上に残存し、他方は定着ローラーに付着してしまう。あるいは、溶融不良が生じるため記録媒体とトナーとの付着力が不足して、記録媒体上のトナー全てが定着ローラーに付着(オフセット)してしまう。定着ローラーに付着したトナーは、上記したオフセットの場合と同様に、次に搬送されてくる記録媒体の所望の場所以外に定着され、ゴースト画像などの原因となる。つまり、加熱が充分でない場合にはオフセット現象、所謂コールドオフセット現象が生じるため、問題であった。
また、定着の際にトナーの溶融不良は、コールドオフセット現象が起こらない場合であっても、光沢度が著しく低下するなどの出力画像の画質が低下する原因となるため問題であった。
そこで、これらの溶融不良にかかる問題を解決するために、より低温で定着させることを目的として、軟化点(融点)が低い樹脂や離形剤、定着補助剤等を含有させたトナーの研究開発が精力的になされている。
例えば、先に本出願人は、トナーの吸熱ピークに着目し、トナーの熱処理前と、40℃で72時間保存後とにおける前記トナーの吸熱ピークの差を規定すること(例えば、特許文献1参照)、あるいは、原料として結晶性ポリエステル樹脂を含有するトナーの恒温保管前と、45℃で12時間保存後とにおける前記結晶性ポリエステル樹脂のFTIRスペクトル比を規定すること(例えば、特許文献2参照)により、トナーの低温定着性と耐熱保存性、耐オフセット性を向上させる手法を提案した。
また、結着樹脂中の着色剤の分散径と離形剤の分散径をそれぞれ規定すると共に、トナーの帯電量(帯電立ち上がり比率:常温常湿下、トナー濃度5%の条件下でキャリアと10分間攪拌混合した時に得られる帯電量Q600に対して、同じ条件下で20秒間攪拌混合した時に得られる帯電量をQ20とすると、Z(%)=(Q20/Q600)×100で計算される)を規定することにより、トナーの高画像濃度で色再現性、耐オフセット性および帯電立ち上がり特性を向上させる手法を提案した(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、低温定着性に優れるトナーは、一般的には高温環境下での保存性が低下し、固化してしまうという耐熱保存性に関わる問題がある。即ち、トナーにおいて、低温定着性と耐熱保存性とはトレードオフの関係にある。つまり、画像形成装置の高速化に伴い、より低い熱エネルギーでトナーを定着させることが求められるが、優れた低温定着性を有するトナーは、充分な耐熱保存性を有さず、高温環境下における保存・運搬等の使用上の取扱いが難しく問題となる。逆に、優れた耐熱保存性を有するトナーは、充分な低温定着性を有さず、コールドオフセット現象等の画質上の問題が生じる。
そこで、溶融・混練工程を含む粉砕工法トナーにおいては、分子量またはレオロジーの異なる樹脂を2種類以上加熱混練し、低温における定着性には低分子量の樹脂の溶融によって基材メディア(記録媒体)への定着を持たせ、高温における定着性には高分子量または高弾性/高粘性の樹脂によって定着ローラーへの付着・オフセットを防ぐことで、低温および高温で定着ローラーへの付着・オフセットを生じることなく定着離型が可能な温度幅を広げる手法が、広く一般的に行われている(例えば、特許文献4参照)。
しかし、定着可能な温度幅を広げようとするあまり、分子量またはレオロジーの著しく異なる2種類以上の樹脂を溶融・混練させようとすると、両者の粘度の違いから、混練時のせん断力が樹脂に付与されず、均一分散されない現象が起こる。この場合、粘度の高い部分と低い部分が海島構造となって観察されるばかりか、顔料や離形剤、または帯電制御剤の分散性が著しく低下する原因となるため、定着不良、現像時の画像ムラやカブリ、特に画質(画像彩度)の低下といった、マシンの性能を低下させる要因となる。
これは、特に単位時間あたりに付与できる熱エネルギーがより少なくなり、さらに高画質を要望する声の大きな高速機においては、彩度の低下はより顕著な画像不良として現れ、粉砕工法トナーを使用する場合には解決の急がれる重要な課題となっていた。
本発明の目的は、上記従来の発明に鑑みたものであり、保存性や定着性に優れると共に、優れた色再現性や高い画像濃度を有する画像形成用トナーを提供するものである。本発明の他の目的は、高温オフセットおよび高光沢と定着下限温度を両立した上で、トナー中の顔料分散が均一であり、高彩度で広いオフセットバンドを有する粉砕工法トナーを提供することである。本発明のさらに他の目的は、上記トナーを用いる一成分現像剤または二成分現像剤、並びに画像形成用トナーを用いた画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することである。
本発明者らは、画像形成用トナーについて鋭意検討を行った結果、下記手法によって、上記課題を解決することができることを見出した。即ち、上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成用トナー、一成分現像剤、二成分現像剤、該トナーを用いた画像形成方法、画像形成装置又はプロセスカートリッジは、具体的には下記(1)〜(14)に記載の技術的特徴を有する。
(1)少なくとも結着樹脂、着色剤を含む粉砕トナー(画像形成用トナー)であって、該結着樹脂は不飽和結合を有するポリエステル樹脂に直鎖の炭化水素である離形剤(該離形剤のトナー中に含有される量は1〜6重量%である)で希釈された架橋反応開始剤を加えて溶融混練することにより得られる、数平均分子量(Mn)が4000〜12000、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が2〜8であるポリエステル樹脂であり、該着色剤は顔料洗浄後の含水プレスケーキ顔料を、前記結着樹脂100重量部に対して固形分として3〜10重量部の範囲で溶融混練原料に直接添加して用いられることを特徴とする。
)上記(1)の画像形成用トナーにおいて、粉砕製法の混練工程でオープンロール型混練機を用いることを特徴とする。
)上記(1)〜(2)のいずれかの画像形成用トナーにおいて、前記トナーの重量平均粒径が、3.5〜10μmであることを特徴とする。
)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の画像形成用トナーからなることを特徴とする一成分現像剤。
)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の画像形成用トナーとキャリアとからなることを特徴とする二成分現像剤。
)少なくとも像担持体表面を帯電させる帯電工程と、像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写工程と、前記未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着工程とを有する画像形成方法であって、前記可視像を形成するのに用いられるトナーが、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とする。
)上記()の画像形成方法において、前記定着工程における記録媒体の搬送速度が、280mm/秒以上であることを特徴とする。
)少なくとも像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写手段と、前記未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、前記可視像を形成するのに用いられるトナーが、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とする。
)上記()の画像形成装置において、前記定着手段による定着時の記録媒体の搬送速度が、280mm/秒以上であることを特徴とする。
10)像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段、形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段、現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写手段、転写後に前記像担持体の表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段から選択される少なくとも一つの手段とが一体化し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、前記使用されるトナーが、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とする。
本発明のトナーとその一成分現像剤および二成分現像剤によれば、電子写真方式の画像形成装置における高速出力においてもオフセット現象(コールドオフセットおよびホットオフセット)が発生せずに記録媒体の所望の位置のみに定着され、かつ、優れた低温定着性と耐熱保存性とを有する上に、色再現性が高く、高画質出力が可能である。
本発明の画像形成方法によれば、上記低温定着性と耐オフセット性が優れた画像形成用トナーを用いるため、出力の速い電子写真方式の画像形成装置で画像形成しても、ゴーストなどの発生がなく高品質の画像を安定して出力することができる。
本発明の画像形成装置によれば、上記低温定着性と耐熱保存性を両立し、光沢性と耐オフセット性が優れた画像形成用トナーを用いるため、プロセス線速が高速でも異常画像の発生がなく、高画質で安定した画像を出力することができる。
本発明の画像形成方法および画像形成装置を用いれば、電子写真法を用いた電子写真応用分野(例えば、静電式複写機やレーザービームプリンタ等)に広く適用することができる。
また、本発明のプロセスカートリッジによれば、現像手段から本発明のトナーが供給されるため、定着手段において未定着画像によるオフセット現象が発生せずに記録媒体の所望の位置のみに安定して定着され、さらに高画質な画像を出力することができる。また、保守管理や取扱性が容易である。
本発明の画像形成装置の一例を示す概略図である。 本発明のプロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
以下に、本発明の詳細を述べるが、本発明は何等これに限定されることはない。
本発明の粉砕工法トナー(画像形成用トナー)は少なくとも結着樹脂、着色剤を含み、該結着樹脂は、不飽和結合を有するポリエステル樹脂に直鎖の炭化水素である離形剤(該離形剤のトナー中に含有される量は1〜6重量%である)で希釈された架橋反応開始剤を加えて溶融混練することにより得られる、数平均分子量(Mn)が4000〜12000、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が2〜8であるポリエステル樹脂であり、該着色剤は顔料洗浄後の含水プレスケーキ顔料を、前記結着樹脂100重量部に対して固形分として3〜10重量部の範囲で溶融混練原料に直接添加して用いられることを特徴とする。
架橋反応開始剤を希釈することにより、ポリエステル樹の架橋密度を低く制御することが可能となり、樹脂の低粘性を維持しつつ、弾性を付与できるため高い光沢、色再現性を有すると共に、広い定着性を有したトナーを得ることが出来る。また、希釈剤として離形剤を用いるのは、離形剤がトナー中に残存しても、離型効果を発揮すると共にトナー特性に悪影響を及ぼすことが少ないためである。
また、顔料に含水プレスケーキ顔料を用いることにより、顔料分散性は良好となり、より高い色再現性を発揮することが出来るようになる。
本発明において、結着樹脂としてポリエステル樹脂が用いられるのは、熱特性の制御の観点からも、フルカラートナー用として好ましいためである。また、架橋反応開始剤を離型剤で希釈しておくのは、これにより架橋密度を低く制御することが可能となり、樹脂の低粘性を維持しつつ、弾性を付与できるため高い光沢、色再現性を有すると共に、広い定着性を有したトナーを得ることができるからである。また、希釈剤として離形剤を用いるのは、離形剤がトナー中に残存しても、離形効果を発揮すると共にトナー特性に悪影響を及ぼすことが少ないためである。また、顔料にプレスケーキ顔料を用いるのは、顔料分散性が良好となり、より高い色再現性を発揮することができるためである。
上記ポリエステル樹脂としては、具体的に、下記の多価アルコールと多価カルボン酸成分とから合成することができる。
多価アルコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオール、ネオペンチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物等の2価アルコールを挙げることができる。
また、ポリマーをテトラヒドロフラン不溶分が発生しない程度に非線状化するために3価以上の多価アルコールを使用することが好ましい。3価以上のアルコール成分としては、グリセリン、ソルビトール、1,2,3,6−へキサンテトラオール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等があげられる。
多価カルボン酸成分としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、シクロへキサンジカルボン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、アルキルコハク酸(例えば、n−オクチルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸)等の2塩基性カルボン酸、それらの酸無水物及びアルキルエステルをあげることができる。
上記と同様に、3価以上の多価カルボン酸を使用することが好ましい。3価以上の多価カルボン酸成分として、トリメット酸、ピロメット酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エンポール三量体酸、又はこれらの無水物、部分低級アルキルエステル、などが挙げられる。
本発明に係る画像形成用トナーでは、上記列挙した中でもポリエステル樹脂を結着樹脂として用いることが低温定着性に優れるため好ましい。
また、画像に光沢が必要であるため、結着樹脂の分子量が比較的小さなものとなり、ポリエステル樹脂の場合は分子量を小さくしても、樹脂強度が得られやすく、トナー攪拌中にトナーが細かく粉砕されたり、凝集することが少なく、一般的なトナー用ビニル重合体樹脂よりも有利である。
本発明に用いられる結着樹脂の酸価は、特に限定されるものではないが、色材の分散性や、環境特性を考慮すると10〜30 mgKOH/gであることが好ましい。
本発明で用いられる結着樹脂は、数平均分子量(Mn)が好ましくは4000〜12000、より好ましくは4000〜8000であり、かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が好ましくは2〜8、より好ましくは3〜6のポリエステル樹脂である。これにより、画像濃度や色再現性が高く、また定着性の優れたトナーを得ることができる。即ち、数平均分子量(Mn)が4000より小さいと或いは重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が2より小さいと、画像の定着性が悪くトナー層表面がオフセットし、画像表面が荒れてしまうため、高い色再現性が得られない。一方、数平均分子量(Mn)が12000より大きいと或いは重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が8より大きいと、画像の光沢性は低下し、定着してもトナーの粒界が存在するため、光は散乱し、色再現性や画像濃度は低くなる。
結着樹脂の平均分子量はGPC(gel permeation chromatography)によって以下の条件で測定する。
・装置:GPC−150C(ウォーターズ社製)
・カラム:KF801〜807(ショウデックス社製)
・温度:40℃
・溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
・流速:1.0mL/分
・試料:濃度0.05〜0.6%の試料を0.1mL注入
以上の条件で測定した結着樹脂の分子量分布から、単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して結着樹脂の重量平均分子量および数平均分子量を算出する。
本発明に係る画像形成用トナーでは、上記列挙した中でもポリエステル樹脂を結着樹脂として用いることが低温定着性に優れるため好ましい。
また、画像に光沢が必要であるため、結着樹脂の分子量が比較的小さなものとなり、ポリエステル樹脂の場合は分子量を小さくしても、樹脂強度が得られやすく、トナー攪拌中にトナーが細かく粉砕されたり、凝集することが少なく、一般的なトナー用ビニル重合体樹脂よりも有利である。
上記の不飽和結合を有する結着樹脂(ポリエステル樹脂)の架橋には、離形剤により希釈された架橋反応開始剤が用いられる。
本発明で用いられる離形剤としては、天然ワックスとして、動物由来の蜜蝋、鯨蝋、セラック蝋、植物由来のカルナバ蝋、木蝋、米糠蝋(ライスワックス)、キャンデリラワックス、石油由来のパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、鉱物由来のモンタンワックス、オゾケライトなどがあり、また合成ワックスとしては、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、油脂系合成ワックス(エステル、ケトン類、アミド)、水素化ワックスなどがあるが、低温領域における染み出し効果を発揮するために、示差熱分析(DSC)による吸熱ピークが80〜110℃であるものが好ましい。
また、離形剤には定着離形性の観点から直鎖の炭化水素を好ましく用いることができる。直鎖の炭化水素は、トナー中に残存している時に離形効果が高いため、少量の添加で画像濃度、色再現性、定着性に優れたトナーを得ることが出来る。
好ましい直鎖の炭化水素の具体例としては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックスなどが挙げられる。
本発明における離形剤は、架橋反応開始剤の希釈用として用いられるが、希釈用として用いるだけではなく、結着樹脂と着色剤等を溶融混練する際のトナー製造時に併せて添加してもよく、その場合には希釈用の離形剤と異なるものを用いることができる。
トナー中含有される離形剤の総量は好ましくは1重量%から6重量%、より好ましくは2重量%から5重量%であり、これにより、より定着性の優れたトナーを得ることが出来る。添加量が1重量%より少ないと離形効果に乏しく、定着性が悪い。一方、添加量が6重量%より多くなると、離形剤による光の散乱が多くなるため、色再現性は低下してしまう。
一方、架橋反応開始剤としては、既知のラジカル反応剤全てを使用することができ、例えば有機過酸化物としては、ベンゾイルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、t−ブチルクミルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、α、α−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)へキサン、ジ−t−へキシルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシへキシン−3、アセチルパーオキシド、イソブチリルパーオキシド、オクタニノルパーオキシド、デカノリルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、3,3,5−トリメチルヘキサノイルパーオキシド、m−トルイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベンソエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシアセテート等が用いられる。
架橋反応開始剤の離形剤による希釈は、既知の混練機全てを使用でき、例えば、連続式の2軸押出し機(例えば、神戸製鋼所社製KTK型2軸押出し機、東芝機械社製TEM型2軸押出し機、池貝鉄工社製PCM型2軸押出し機、栗本鉄工所社製KEX型2軸押出し機)や、連続式の1軸混練機(例えば、ブッス社製コ・ニーダ、KCK社混練機)、直接オープンロール型連続混練機ニーデックス(オープンロール連続混練造粒機、三井鉱山社製)等の熱混練機を使用することができる。
また、その希釈濃度は、所望する樹脂の物性によって様々な条件に設計することができる。架橋反応開始剤濃度は、樹脂100重量部に対し、0.1〜100重量部が好ましく、1〜30重量部がより好ましい。架橋反応開始剤の含まれる量が0.1重量部より少ない場合は、架橋反応が進行せず、高分子成分を形成することが出来ない。また、架橋反応開始剤の含まれる量が100重量部より多い場合は、架橋反応の速度が速くなり、架橋点にムラが生じ、高分子成分を均一に形成することができない。良好な画像を得るためには、上記条件が適切である。
また本発明のトナーに用いられる着色剤としては、公知の染料および顔料が全て使用できる。
例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボンおよびこれらの混合物が挙げられる。
本発明においては、上記の着色剤は、顔料製造時に洗浄したものを乾燥せずに用いる、所謂含水プレスケーキ顔料が用いられる。顔料粒子は非常に小さいため、パウダー化することで、非常に強い凝集力が働き、凝集してしまう。一度凝集したものは、マスターバッチなど大きなせん弾力を与えてもほぐすことは困難である。これに対して、含水プレスケーキ顔料は、顔料間に水分を保持しているため凝集しにくく、混練時に結着樹脂と置換することにより顔料は凝集せず分散することが可能である。含水プレスケーキ顔料に占める顔料濃度は、好ましくは10〜60重量%であり、より好ましくは30〜50重量%である。
着色剤(固形分)の含有量は、画像形成用トナーに対して好ましくは3〜10重量%、より好ましくは3〜7重量%である。これにより、より画像濃度や色再現性が高いトナーを得ることが出来る。3重量%より少ないと高い画像濃度は得られなかったり、光の吸収が十分ではなくベタ画像での彩度が低下してしまう。一方、10重量%より多いと着色剤の濃度が高すぎると、顔料分散性が悪いために色再現性が低下したり、反射領域の光を過剰に吸収するため、やはり彩度は低下してしまう。
また本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御剤を、本発明の効果を損なわない範囲で含有させてもよい。帯電制御剤としては、従来から使用されている公知のものが全て使用できる。例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩および、サリチル酸誘導体の金属塩等である。
具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージ PSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。
帯電制御剤の含有量は、所望の帯電特性に応じて適宜決められるが、結着樹脂に対して、0.1〜10重量%であることが好ましく、0.2〜5重量%がさらに好ましい。添加量が10重量%を超えると、トナーの帯電性が大きすぎ、帯電制御剤の効果を減退させ、現像ローラーとの静電気的吸引力が増大し、現像剤の流動性が低下したり、画像濃度が低下したりすることがある。また、添加量が0.1重量%未満であると、帯電立ち上り性や帯電量が十分でなく、トナー画像に影響を及ぼしやすいことがある。
本発明のトナーはトナー材料を乾式混合し、混練機にて溶融混練し、粉砕し分級して得られるものであるが、この粉砕製法の混練工程において、オープンロール型混練機を用いることが好ましい。本発明では、プレスケーキ顔料を用いているため、開放型の混練機を用いることで、プレスケーキ顔料に含まれる水分を効率的に除くことが出来る。また、開放型の混練機は高いせん弾力を付与することが可能であるため、より顔料分散性は高く色再現性の高いトナーを得ることが出来る。
本発明のトナーはその流動性や保存性、現像性、転写性を高めるために、以上のようにして製造されたトナー母体粒子に更に無機微粒子(外添剤)を添加混合してもよい。このような添加剤の混合は、一般の粉体の混合機が用いられるが、ジャケット等装備して、内部の温度を調節できることが好ましい。なお、添加剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中又は漸次添加剤を加えていけばよい。この場合、混合機の回転数、転動速度、時間、温度などを変化させてもよい。又はじめに強い負荷を、次に、比較的弱い負荷を与えてもよいし、その逆でもよい。使用できる混合設備としては、例えば、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。次いで、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去し、トナーが得られる。
無機微粒子(外添剤)の具体例としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。
このような無機微粒子(外添剤)は表面処理を行って、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性や帯電特性の悪化を防止することができる。例えばシランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイルなどが好ましい表面処理剤として挙げられる。
この無機微粒子(外添剤)の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m/gであることが好ましい。また、この無機微粒子の添加量は、トナーの0.01〜5重量%、好ましくは1〜3重量%である。
本発明のトナーの重量平均粒径は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、粒状度や鮮鋭性、細線再現性の優れた高品位の画像を得るには、重量平均粒径は3.5μm〜10μmであることが好ましい。粒径は小さい程、画像の鮮鋭性や細線再現性に優れる。特にカラー画像形成装置では、画質への要求が厳しく10μm以下のトナーが必要である。特に7.5μm以下が画質に好ましい。一方、トナー粒径が小さくなりすぎると、トナーの流動性や転写性が悪化する。
本発明の画像形成用トナーの重量平均粒径は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができるが、粒状度や鮮鋭性、細線再現性の優れた高品位の画像を得るには、重量平均粒径は3.5μm〜10μmであることが好ましい。粒径は小さい程、画像の鮮鋭性や細線再現性に優れる。特にカラー画像形成装置では、画質への要求が厳しく10μm以下のトナーが必要である。特に7.5μm以下が画質に好ましい。一方、トナー粒径が3.5μm未満と小さくなりすぎると、トナーの流動性や転写性が悪化する。ここで、前記トナーの重量平均粒径は、次のようにして求めることができる。
〔トナーの重量平均粒径(Dw)の測定〕
コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−IIやコールターマルチサイザーIII(いずれもコールター社製)が挙げられる。本発明においては、コールターマルチサイザーIIIを使用し以下のようにして測定した。
先ず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはポリオキシエチレンアルキルエーテルを0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えば、ISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に、測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子またはトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(Dw)、個数平均粒径(Dn)を求めることができる。
上記測定におけるチャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
本発明の画像形成用トナーのガラス転移温度(Tg)は60〜65℃が好ましい。Tgが前記範囲より高くなると、トナーの定着下限温度が高くなるため、トナーの低温定着性が悪化する。
画像形成用トナーのTg(DSC最大吸熱ピーク)は、理学電機社製TG−DSCシステム(TAS−100)を使用し、TAS−100システム中の解析システムを用いて、融点近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出することができる。
すなわち、トナー試料約10mgをアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。室温から昇温速度10℃/minで180℃まで加熱し、得られた吸熱カーブをもとに算出することができる。
本発明の画像形成用トナーは、少なくとも着色剤、不飽和結合を有するポリエステル樹脂、および離形剤(希釈剤)で希釈された架橋反応開始剤を含む配合物が溶融・混練工程を経て、結着樹脂であるポリエステル樹脂が製造され、この結着樹脂に着色剤、帯電制御剤等を溶融・混練した後に粉砕、分級されてなるものであるが、製造工程の一例を以下に説明する。なお、本発明の画像形成用トナーはこれに限定されるものではない。
即ち、本発明のトナーを作製する方法としては、まず、前述した不飽和結合を有するポリエステル樹脂、着色剤としての顔料または染料、離形剤(希釈剤)で希釈された架橋反応開始剤、必要に応じて更に、荷電制御剤、その他の添加剤を含む配合物をヘンシェルミキサーの如き混合機により充分に混合する。混合された配合物を、好ましくはオープンロール型連続混練機ニーデックス(三井鉱山社製)を混練する。
次に、混練物を冷却後、ハンマーミル等を用いて粗粉砕し、更にジェット気流を用いた微粉砕機や機械式粉砕機により微粉砕し、旋回気流を用いた分級機やコアンダ効果を用いた分級機により所定の粒度に分級し、本発明の画像形成用トナーを得る。
更に、外添剤としての無機微粒子と、上記した分級後のトナーとをヘンシェルミキサーの如き混合機により充分混合し、250メッシュ以上の篩を通過させ、粗大粒子、凝集粒子を除去し、画像形成用トナーとしてもよい。
本発明のトナーは、一成分現像剤あるいは二成分現像剤として用いることができる。
一成分現像剤は、上記のトナーをそのままで用いる一成分非磁性トナー、及び上記のトナーに磁性体を含有させた一成分磁性トナーである。
磁性体には、フェロ磁性あるいはフェリ磁性を示す強磁性体を言いフェロ磁性体としてはFe、Ni、Co及びその合金、CrO等の酸化物が、フェリ磁性体としてはスピネル型フェライト(MnFe、Fe、γ−Fe、NiZnFe、ZnFe等)、ガーネット(YFe12等)などがそれぞれ挙げられる。これらの磁性体のトナー中含有量は5〜80重量%、好ましくは20〜60重量%である。
本発明の一成分非磁性トナーとキャリアとからなる二成分現像剤に使用される前記キャリアとしては、従来より公知の二成分現像剤用のものを使用することができる。
例えば、鉄やフェライト等の磁性体粒子からなるキャリア、このような磁性体粒子を樹脂で被覆してなる樹脂コートキャリア、あるいは磁性体微粉末を結着樹脂中に分散して成るバインダ型キャリア等を使用することができる。
磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金およびその混合物などを使用できる。
これらのキャリアの中でも、被覆樹脂としてシリコーン系樹脂、オルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂(グラフト樹脂)またはポリエステル系樹脂を用いた樹脂コートキャリアを使用することがトナースペント等の観点から好ましく、特にオルガノポリシロキサンとビニル系単量体との共重合樹脂にイソシアネートを反応させて得られた樹脂で被覆したキャリアが、耐久性、耐環境安定性および耐スペント性の観点から好ましい。
上記ビニル系単量体としてはイソシアネートと反応性を有する水酸基等の置換基を有する単量体を使用する必要がある。また、磁性キャリアの体積平均粒径は20〜100μm、好ましくは20〜60μmのものを使用することが高画質の確保とキャリアかぶり防止の観点から好ましい。
また、上記以外にキャリアに使用されるキャリア被覆材料としては、アミノ系樹脂、例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。また、ポリビニルおよびポリビニリデン系樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂およびスチレン−アクリル共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂およびポリブチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフッ化ビニル樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオロプロピレン樹脂、フッ化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、弗化ビニリデンとフッ化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレンとフッ化ビニリデンと非フッ化単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー、およびシリコーン樹脂等が挙げられる。
また必要に応じて、導電粉等を被覆樹脂中にフィラーとして含有させてもよい。導電粉等としては、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、シリカ等が使用できる。これらは、平均粒子径1μm以下のものが好ましい。平均粒子径が1μmよりも大きくなると、導電粉の場合は電気抵抗の制御が困難になる。
(画像形成方法)
本発明の画像形成方法は、少なくとも像担持体表面を帯電させる帯電工程と、像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像を、画像形成用トナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写工程と、前記未定着画像を、前記記録媒体に定着させる定着工程とを有する画像形成方法であって、前記可視像を形成するのに用いられる画像形成用トナーが、前述の画像形成用トナーであることを特徴とするものである。ここで、前記定着工程における記録媒体の搬送速度が、280mm/秒以上であっても画像形成用トナーは良好に定着可能である。
本発明の画像形成方法によれば、高速においても優れた低温定着性と耐熱保存性を有し、オフセット現象が発生せずに記録媒体の所望の位置のみに定着される画像形成用トナーを用いるため、出力の速い電子写真方式の画像形成装置で画像形成しても、光沢性に優れ、ゴーストなどの発生がなく安定して高品質の画像を出力することができる。
(画像形成装置)
また、本発明の画像形成装置は、少なくとも像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を、画像形成用トナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写手段と、前記未定着画像を、前記記録媒体に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、前記可視像を形成するのに用いられる画像形成用トナーが、前述の画像形成用トナーであることを特徴とするものである。
本発明の画像形成装置によれば、高速においても優れた低温定着性と耐熱保存性を有し、オフセット現象が発生せずに記録媒体の所望の位置のみに定着される画像形成用トナーを用いるため、プロセス線速が高速でも異常画像の発生がなく安定して画像を定着することができる。例えば、タンデム方式のフルカラー画像形成装置とすれば、更に高速で高画質の画像出力ができる。
本発明の画像形成方法および画像形成装置を用いれば、電子写真法を用いた電子写真応用分野(例えば、静電式複写機やレーザービームプリンタ等)に広く適用することができる。
下記に本発明の画像形成装置としてタンデム方式のフルカラー画像形成装置を例に挙げ、図を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一態様であるデジタルカラー複写機装置本体の全体構成を示す断面概略図である。
カラー複写機100は、装置本体上部に位置する画像読取部100Aと、装置本体中央部に位置する画像形成部200Bと、装置本体下部に位置する給紙部200Cとを有する。画像読取部100Aには、原稿の画像情報を光学読み取りするスキャナ部1と、原稿を連続してスキャナ部1に搬送するADF(自動原稿送り装置)20とを備える。画像形成部100Bには、水平方向に延びる転写面を有するベルト状の中間転写体30が配置されており、該中間転写体30の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による像を担持可能な像担持体としての4つの感光体31が中間転写体30の転写面に沿って並置されている。
感光体31の上方には、スキャナ画像情報、外部画像情報に基いた露光光を各感光体31の周面に照射する書込み部2が配置されている。また、各感光体31はそれぞれ同じ方向(反時計回り方向)に回転可能なドラムで構成されており、その周りには、回転過程において画像形成処理を実行する帯電装置、現像装置、1次転写装置からなる現像部3と、転写後の感光体31の残留トナーを回収するクリーニング部36と、が配置されている。また、各現像装置には、それぞれのカラートナーが収容されている。
中間転写体30は、駆動ローラと従動ローラに掛け回されて各感光体31との対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。また、従動ローラの1つに対向する位置に転写ローラである2次転写部34が設けられている。また、2次転写部34の位置からの用紙搬送のパスライン上に、搬送ベルト35、前述した定着装置5、光沢付与装置6、搬送ローラ対7がこの順番で配置されている。
給紙部200Cは、記録媒体としての用紙を積載収容する給紙トレイ41(各給紙トレイとして41a,41b,41c,41dがある)と、該給紙トレイ41内の用紙を最上のものから順に1枚ずつ分離して、2次転写部の位置まで搬送する搬送路37、画像形成とのタイミングやスキュー補正を行うレジスト部38を含む搬送機構を有している。
本発明の画像形成装置100における画像形成に当たっては、感光体31の表面が現像部3の帯電装置により一様に帯電され、画像読取部100Aからのスキャナ画像情報、あるいは外部画像情報に基づいて書込み部2により各感光体31上にその色に応じた静電潜像が形成される。該静電潜像は対応する色のトナーを収容した現像装置によりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置により中間転写体30上に1次転写される。これにより、それぞれの色のトナー像が中間転写体30上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられることになる。
つぎに、中間転写体30上に1次転写されたトナー像は、2次転写部34で搬送されてきた用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、さらに定着装置5まで搬送され、定着部材(例えば、定着ベルト)と加圧部材(例えば、加圧ローラ)との定着ニップ部にて定着が行なわれる。つぎに、用紙上の定着トナーは必要に応じて光沢付与装置6にて光沢が付与され、搬送ローラ対7で搬送され、排紙部8から排出経路に沿って送出された後に、出力画像として装置本体から排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
また、以上に示すような画像形成手段は、複写装置、ファクシミリ、プリンタ内に固定して組み込まれていてもよいが、プロセスカートリッジの形でそれら装置内に組み込まれてもよい。
プロセスカートリッジとは、像担持体(感光体)を内蔵し、他に帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段から選ばれた手段を含んだ1つの装置(部品)である。必要に応じてその他の手段、例えば、除電手段を含んでもよい。プロセスカートリッジの形状等は多く挙げられるが、一般的な例として、図2に示すものが挙げられる。
ここで、上記プロセスカートリッジは、感光体(101)を内蔵し、帯電手段(102)、露光手段(103)、現像手段(104)、クリーニング手段(107)を含み、更に、必要に応じてその他の手段を有してなる。図中、105は記録媒体(転写体)、106は転写手段である。
すなわち、本発明のプロセスカートリッジは、像担持体と、像担持体の表面を帯電する帯電手段、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段、形成された静電潜像に画像形成用トナーを使用して現像する現像手段、現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写手段、転写後に像担持体表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段から選択される少なくとも一つの手段と、が一体化した画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、前記使用される画像形成用トナーが、本発明の画像形成用トナーであることを特徴とするものである。なお、選択される少なくとも一つの手段として必要に応じてその他の手段(例えば、除電手段)を含んでもよい。
本発明のプロセスカートリッジでは、現像手段から本発明の画像形成用トナーが供給されるため、定着手段において未定着画像によるオフセット現象が発生せずに記録媒体の所望の位置のみに安定して定着され、品質の高い画像を出力することができる。また、保存、搬送等が容易で取扱性にも優れている。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により制約を受けるものではない。なお、以下において特に記す場合を除き「部」とは重量部を意味し、「プレスケーキ顔料」とは『含水プレスケーキ顔料』のことである。
下記トナーの処方に用いるポリエステル樹脂1〜6を以下のようにして合成した。なお、ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)はウォーターズ社製のGPCを用いて測定した。
(ポリエステル樹脂1の製造)
温度計、攪拌機、冷却器および窒素導入管の付いた反応槽中にビスフェノールAのPO付加物(ビスフェノールAにプロピレンオキシドが付加したもの:水酸基価320)443部、ジエチレングリコール1135部、テレフタル酸211部、フマル酸211部およびジブチルチンオキサイド2.5部を入れて、170℃で反応させた後、これに離形剤(HNP−9PD、日本精鑞社製パラフィンワックス、融点:76.1℃)で希釈した架橋反応開始剤ベンゾイルパーオキシド(メルク社製)(架橋反応開始剤濃度:15重量%)を該離形剤がトナー中4重量%となる量で加え、これを連続式2軸押出し機に投入し70℃で混練りして、ポリエステル樹脂1を得た。製造されたポリエステル樹脂1は、数平均分子量(Mn)が6800、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が3.7である。
(ポリエステル樹脂2の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、反応温度を150℃に替えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂2を製造した。製造されたポリエステル樹脂2は、数平均分子量(Mn)が3800、Mw/Mnは1.8である。
(ポリエステル樹脂3の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、反応温度を200℃に替えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂3を製造した。製造されたポリエステル樹脂3は、数平均分子量(Mn)が13300、Mw/Mnは8.1である。
(ポリエステル樹脂4の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、架橋開始剤濃度を5重量%に替えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂4を製造した。製造されたポリエステル樹脂4は、数平均分子量(Mn)が6800、Mw/Mnは1.8である。
(ポリエステル樹脂5の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤であるHNP−9PDをカルナバワックス(融点:85℃)に替えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂5を製造した。製造されたポリエステル樹脂5は、数平均分子量(Mn)が7200、Mw/Mnが5.1である。
(ポリエステル樹脂6の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤の量を4重量%から0.5重量%に変えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂6を製造した。製造されたポリエステル樹脂6は、数平均分子量(Mn)が6800、Mw/Mnが3.7である。
(ポリエステル樹脂7の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤の量を4重量%から7重量%に変えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂7を製造した。製造されたポリエステル樹脂7は、数平均分子量(Mn)が6800、Mw/Mnが3.7である。
(ポリエステル樹脂8の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤の量を4重量%から1重量%に変えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、不飽和ポリエステル樹脂(ポリエステル樹脂8)を製造した。製造されたポリエステル樹脂7は、数平均分子量(Mn)が6800、Mw/Mnが3.7である。
(ポリエステル樹脂9の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤の量を4重量%から6重量%に変えた以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂9を製造した。製造されたポリエステル樹脂7は、数平均分子量(Mn)が6800、Mw/Mnが3.7である。
(ポリエステル樹脂10の製造)
ポリエステル樹脂1の製造において、離形剤を用いなかった以外はポリエステル樹脂1の製造と同様にして、ポリエステル樹脂10を製造した。製造されたポリエステル樹脂10は、数平均分子量(Mn)が10900、Mw/Mnが7.6である。
〔実施例1〕
上記のポリエステル樹脂1が100部と、プレスケーキ顔料(キナクドリン系マゼンタ顔料:C.I.Pigment Red 122、顔料分:40重量%)(固形分)8部と、帯電制御剤(サリチル酸亜鉛:オリエント化学工業社製,ボントロンE−84)2部とをヘンシェルミキサー(ヘンシェル20B:三井鉱山社製)を用いて1500rpmで5分間混合した後、オープンロール混練機(MOS160、三井鉱山社製)で100℃にて混練し、粉砕、分級して重量平均粒子径6.8μmの粉体−1を得た。
更に、上記粉体−1を混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕し、更に、I式ミル(日本ニューマチック社製:IDS−2型)にて、平面型衝突板を用い、エアー圧力:6.0atm/cm、フィード量:0.5kg/hrの条件)にて微粉砕を行い、更に分級(アルピネ社製の132MP)を行って、[トナー母体粒子1]を得た。
その後、[トナー母体粒子1]100部、外添剤として平均粒子径12nmの疎水性シリカ(RX200、日本アエロジル社製)2.0部をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製のヘンシェル20B)にて混合して[本発明トナー1]を得た。なお、上記混合条件は、周速30m/secで、30秒回転、60秒回転停止、のセットを5回繰り返して混合した。
[本発明トナー1]の重量平均粒径(Dw)は6.8μm、個数平均粒径(Dn)は5.3μmであった。なお、重量平均粒径(Dw)および個数平均粒径(Dn)は、前述のコールターマルチサイザーIIIを使用して測定した。また、[トナー1]の重量平均分子量は15000であった。
参考例2
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂2を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー2]を得た。
参考例3
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂3を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー3]を得た。
参考例4
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂4を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー4]を得た。
参考例5
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂5を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー5]を得た。
参考例6
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂6を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー6]を得た。
参考例7
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂7を用いた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー7]を得た。
参考例8
プレスケーキ顔料(固形分)8部を2部に変えた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー8]を得た。
参考例9
プレスケーキ顔料(固形分)8部を12部に変えた以外は実施例1と同様にして、[参考トナー9]を得た。
〔実施例10〕
プレスケーキ顔料(固形分)8部を3部に変えた以外は実施例1と同様にして、[本発明トナー10]を得た。
〔実施例11〕
プレスケーキ顔料(固形分)8部を10部に変えた以外は実施例1と同様にして、[本発明トナー11]を得た。
〔実施例12〕
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂8を用いた以外は実施例1と同様にして、[本発明トナー12]を得た。
〔実施例13〕
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂9を用いた以外は実施例1と同様にして、[本発明トナー13]を得た。
〔比較例1〕
ポリエステル樹脂1の替わりにポリエステル樹脂10を用い、及びプレスケーキ顔料(固形分)8部を6部に変えた以外は実施例1と同様にして、[比較トナー1]を得た。
〔比較例2〕
プレスケーキ顔料(固形分)8部をパウダー顔料6部に変えた以外は実施例1と同様にして、[比較トナー2]を得た。
これら本発明トナー1〜9、比較トナー1〜2を用いて画像濃度評価、色再現性評価、および定着性の評価を行った。
(画像濃度評価)
上記作成したトナー4部と、55μmのフェライトキャリア96部とを撹拌混合し,実機評価用の二成分現像剤を作成した。本現像剤をリコー社製複写機imageo Neo C600にて、A4サイズの用紙(T6000 70W T目、リコー社製)に3cm×5cmの長方形となるような画像を紙面の先端から3cmの位置に付着量0.4mg/cm2のトナーサンプルを作像し、続いて本複写機の定着部材の温度を160℃となるよう常に制御した上で線速280mm/secにて定着して評価用サンプルとした。
ここで得られた画像をX−Rite(X−Rite社製)にて画像濃度を測定した。画像濃度が1.4以上の場合を○、1.3から1.4の場合△、1.3未満の場合を×とした。結果を表1に示す。
(色再現性評価)
画像濃度評価同様に用紙のみを特菱アートN 110Kg(三菱製紙社製)上に付着量付着量0.4mg/cm2となるように作像し、定着部材の温度を160℃となるよう常に制御した上で線速280mm/secにて定着して評価用サンプルとした。
形成されたべた画像について、色度計(X−Rite社製:X−Rite938)を用いてL*a*b*表色系(CIE:1976)におけるクロマチックネス指数a*およびb*を測定し、下記式(3)で示されるC*の値を求め、各カラートナーの彩度を評価した。結果を表1に示す。
C*=[(a*)2+(b*)2]1/2 (1)
彩度の評価基準は、以下の様である。
○:非常に良好。C*が70以上。
△:良好。C*が65以上70未満。
×:不良。C*が65未満。
結果を表1に示す。
(定着性の評価)
上記作成した二成分現像剤を現像剤をリコー社製複写機imageo Neo C600にて、A4サイズの用紙(T6000 70W T目、リコー社製)に3cm×5cmの長方形となるような画像を紙面の先端から3cmの位置に付着量0.85mg/cm2の未定着画像を作成した。本未定着画像サンプルをリコー製社複写機imageo Neo C600の定着機を外部駆動および外部温度制御が出来るように改造し、線速260mm/sにて120℃から200℃まで5℃/min間隔で温度を変化させて、オフセット発生有無を試験者の目視によって評価した。結果を表1に示す。
このとき、コールドオフセット評価の基準は以下の通りである。
・130℃まで発生無し:○
・140℃まで発生無し:△
・140℃で発生:×
また、ホットオフセット評価の基準は以下の通りである。
・190℃まで発生無し:○
・180℃まで発生無し:△
・180℃で発生:×
Figure 0005444767
評価結果によると比較例1のトナーは架橋開始剤の希釈をしなかったため、架橋反応が過剰となり、トナーの溶融性が低く、トナー界面が残ったため、画像濃度が低く、色再現性が悪く、低温定着性の悪いトナーとなった。また、比較例2のトナーは顔料分散性が悪いため、定着性には優れるが色再現性や画像濃度の低いトナーとなった。
一方、実施例1、10〜13のトナーは、本発明の範囲の要件を満たすため、画像濃度や色再現性が高く、また定着性の優れたトナーが得られた。


即ち、本発明によれば、架橋開始剤を離形剤で希釈すると共に、プレスケーキ顔料を用いることにより画像濃度や色再現性が高く、また定着性の優れたトナーを得ることが出来る。さらに、結着樹脂の数平均分子量が4000から12000、重量平均分子量と数平均分子量の比が2から8であることにより、より画像濃度や色再現性が高く、また定着性の優れたトナーを得ることが出来る。さらに、該離形剤として直鎖の炭化水素を用いることにより、より画像濃度や色再現性が高く、また定着性の優れたトナーを得ることが出来る。さらに、トナー中含有される離形剤の総量を1重量%から6重量%とすることにより、より定着性の優れたトナーを得ることが出来る。
さらに、トナー中含有される着色剤の添加量を3重量%から10重量%とすることにより、より画像濃度や色再現性が高いトナーを得ることが出来る。
(図1において)
1 スキャナ部
2 書込み部
3 現像部
5 定着装置
7 搬送ローラ対
20 ADF(自動原稿送り装置)
30 中間転写体
31 感光体
34 2次転写部
35 搬送ベルト
100 カラー複写機
(図2において)
101 感光体
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像手段
105 記録媒体
106 転写手段
特開2007−72333号公報 特開2007−206097号公報 特許第3478963号公報 特許第3044595号公報

Claims (10)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤を含む粉砕トナーであって、
    該結着樹脂は、不飽和結合を有するポリエステル樹脂に直鎖の炭化水素である離形剤で希釈された架橋反応開始剤を加えて溶融混練することにより得られる、数平均分子量(Mn)が4000〜12000、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が2〜8であるポリエステル樹脂であり、
    該離形剤のトナー中に含有される量は1〜6重量%であり、
    該着色剤は顔料洗浄後の含水プレスケーキ顔料を、前記結着樹脂100重量部に対して固形分として3〜10重量部の範囲で溶融混練原料に直接添加して用いられる
    ことを特徴とする画像形成用トナー。
  2. 粉砕製法の混練工程においてオープンロール型混練機を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像形成用トナー。
  3. 前記トナーの重量平均粒径が、3.5〜10μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成用トナー。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成用トナーからなることを特徴とする一成分現像剤。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成用トナーとキャリアとからなることを特徴とする二成分現像剤。
  6. 少なくとも像担持体表面を帯電させる帯電工程と、像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写工程と、前記未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着工程とを有する画像形成方法であって、
    前記可視像を形成するのに用いられるトナーが、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記定着工程における記録媒体の搬送速度が、280mm/秒以上であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 少なくとも像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーを用いて現像し可視像を形成する現像手段と、前記現像されたトナー像を記録媒体上に転写して未定着画像を形成する転写手段と、前記未定着画像を前記記録媒体に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記可視像を形成するのに用いられるトナーが、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記定着手段による定着時の記録媒体の搬送速度が、280mm/秒以上であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段、帯電された像担持体表面に露光を行い静電潜像を形成する露光手段、形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像手段、現像されたトナー像を記録媒体に転写させる転写手段、転写後に前記像担持体の表面に残存したトナーを除去するクリーニング手段から選択される少なくとも一つの手段とが一体化し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジであって、
    前記使用されるトナーが、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成用トナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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