JP4489470B2 - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式の定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に少なくとも片面にカラー画像を転写した転写材の巻き付きを防止可能な定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置の定着装置には、表面が非粘着性の弾性体で内部に加熱源を有する定着ローラと、弾性体で被覆された加圧ローラとを所定の圧力を加えて圧接させ、そのニップ部にトナーを転写した転写材を通過させて定着させる熱ローラ方式が用いられている。一般に定着ローラは、表面に転写材に溶着したトナーが接触するので、離型性の良好なフッ素系樹脂のコーティングや、PFAチューブの被覆を行っている。しかし、このような定着ローラを用いても、溶融したトナーは粘性が高いため、定着ローラ表面に付着しやすく定着ローラに転写材が巻き付くおそれがある。そのため、定着ローラに剥離爪を接触させて強制剥離して定着ローラへの転写材の巻き付きを防止する方法が採用され、さらにその剥離爪の接触跡が定着ローラ表面に残らないように、定着ローラ表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布している。
図10は、従来の定着装置の一例を示す構成図である。トナー像Ptを有する転写材Pは図で左方へ搬送され、時計方向に回転する定着ローラ10aとそれに圧接して反時計方向に従動回転する加圧ローラ10bとからなる定着手段10のニップ部を通過する。定着ローラ10a及び加圧ローラ10bには軸部にハロゲンヒータ13a,13bがそれぞれ内蔵され、表面付近に転写材Pを定着ローラ10a及び加圧ローラ10bから剥離させる非接触の剥離板14,14及び表面温度検知用のサーミスタ15,15がそれぞれ配設されて温度制御を行っている。これにより、定着ローラ10aと加圧ローラ10bとのニップ部を通過した転写材Pのトナー像Ptは溶融して定着する。
図11は、このような定着装置における転写材上のトナーの転写材側から定着ローラ側への温度勾配を示す図であり、従来の定着装置では転写材上のトナーの温度勾配は線(a)に示すように大きくなっている。トナーの温度勾配がこのように大きいと、転写材側のトナー温度をコールドオフセットしない定着可能温度T以上にするためには定着ローラ側のトナー温度Taを高くしなければならない。そのため定着ローラ側のトナー粘性が上がって定着ローラ10aに巻き付きやすくなる。逆にトナー温度勾配を図の線(b)のように小さくすることができれば、定着ローラ10a側の温度はTbとなってトナー粘性を下げ得ることが分かる。
このトナー粘性Vは図12に示すように、低温から高温にかけて増大し、所定のピーク点を超えると減少する。図12おいて、定着ローラ表面温度(定着下限温度)をt(℃)とし、定着ローラ表面温度を定着手段側のトナー温度と考えると、定着ローラ表面の設定温度はt(℃)以上になる。
「トナー粘性」と「定着ローラの分離力」の関係は巻き付きに大きく影響する。図12でラインC,Dはそれぞれ小径の定着ローラと大径の定着ローラにおけるトナー粘性Vに対する巻き付き発生の境界ラインを示すものであり、定着ローラ径が大きい場合はトナー粘性がラインDより上にあると巻き付きが発生し、定着ローラ径が小さい場合はラインCより上にあると巻き付きが発生する。このことは、定着ローラの分離力よりトナー粘性の方が大きいと巻き付きが発生することを表すと同時に、小径ローラは曲率分離効果により大径ローラより高い粘性のトナーを分離でき、定着ローラの表面温度を大径ローラより高く設定できることを示している。
この図12に図11の定着ローラ温度Ta,TbをプロットするとTaは点A,Tbは点Bとなる。点Aは小径ローラの場合でもラインCを超えているので巻き付きが発生するのに対し、点Bは大径ローラの場合でもラインDを超えていないので巻き付きが発生しない。このように、転写材側のトナー温度が同温度であっても、温度勾配の小さい方が巻き付きが発生しにくい。また、ニップ時間が短いと定着ローラ側の熱が転写材側のトナーに伝わりにくいので、トナー像の温度勾配が大きくなり、ニップ時間が長いと定着ローラ側の熱が転写材側のトナーに伝わりやすいので、トナー像の温度勾配が小さくなる。
一方、近年カラー画像形成装置においては、画像の色再現性や光沢性を確保するために、トナーを十分溶融することが要求され、低い融点のトナーが用いられている。このような融点の低いトナーは、高温オフセットを起こしやすいため、離型剤として低粘度のシリコンオイルを多量に塗布する必要がある。高温オフセットとは、トナーの温度が上昇しすぎてトナーが液状化し、トナーの凝集力が低下して定着時にトナーの一部が定着ローラに付着する現象である。また、シリコンオイルを多量に用いると、シリコンオイルのこぼれによる装置内のオイル汚染や転写材へのオイル付着による加筆性の低下等の問題が発生する。
このような問題点を解決するため、従来からシリコンオイルを全く用いないか、あるいは僅かに用いて定着後の優れた色再現性と光沢性を得るための定着装置がいくつか提案されている。
すなわち、定着ローラと加圧ローラとを対として、そのニップ部を少なくとも2回以上連続して未定着画像を通過させる定着方法であって、加圧ローラの表面粗さを十点平均粗さRzで0.8μm以下にすると共に、複数の加熱,加圧ローラの表面温度を順次T1>T2>T3・・・Tn>Ts(Tn:最後に配置されるローラの表面温度、Ts:ガラス転移温度)とする画質向上方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、定着ローラまたは定着フィルムと加圧ローラとを備えてニップ部を形成し、そのニップ部よりも転写材進行方向下流側に上記加圧ローラ、または上記加圧ローラとは別に新たに設けた加圧ローラと圧接するように定着ローラを設け、その定着ローラの表面を十点平均粗さRzで1〜50μmとした定着装置も提案されている(例えば特許文献2参照)。
さらに、第1,第2の定着手段が転写材の移動方向に沿って配置され、その第2の定着手段はトナーの温度がガラス転位点以下にならない位置に配置され、光沢度に応じてトナーの表面平滑度を第2の定着手段の再加圧によって変更可能である定着装置も提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開昭63−192068号公報 特開平7−311505号公報 特開2002−304072号公報
これらの従来技術は、いずれも画像を形成した転写紙を定着装置のニップ部を2回以上通過させることによって、定着後画像の色再現性と光沢性の向上を図ることを目的としたものであるが、シリコンオイルを全く用いない場合、以下のような問題が発生する。すなわち、定着ローラの摩擦係数が高いので、剥離板の接触跡が定着ローラに付き、定着画像にその傷跡が出てしまう。また、接触型の剥離板を用いない場合、付着量が多く巻き付き力の強い画像は定着ローラに巻き付いてしまう。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、特にトナー付着量が大きく巻き付き力の強い場合でもオイルレスのカラー定着が可能であり、さらに、先端部に余白が存在しない全面画像の転写材でも巻き付きが発生しない定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、回転可能な定着ローラとこの定着ローラに圧接して従動回転可能で上記定着ローラとの間にニップ部を形成する加圧ローラとからなる定着手段を備え、転写材に担持されたトナー像を上記ニップ部で加熱及び加圧して上記転写材に定着させる定着装置において、上記定着手段の上記転写材の進行方向上流側に、上記転写材を予め加熱する予備加熱手段を設けるとともに、両面定着時、あるいは同時両面定着時において、上記転写材の先端部における表面と裏面の画像比率の高い面に接する側の上気定着ローラまたは加圧ローラの加熱設定温度を、他方の加熱設定温度より低くした定着装置を提供するものである。
そして、上記定着手段は片面定着時において、上記定着ローラが転写材のトナー像を担持している表面側に接し、上記加圧ローラが転写材のトナー像を担持していない裏面側に接するように配置されており、上記予備加熱手段は上記転写材の裏面側を加熱するようにし、上記加圧ローラの加熱設定温度を、上記定着ローラの加熱設定温度より高くするのがよい。
さらに、上記定着手段を複数段備え、その各定着手段は片面定着時において、上記定着ローラが転写材のトナー像を担持している表面側に接し、上記加圧ローラが転写材のトナー像を担持していない裏面側に接するように配置されており、上記転写材の進行方向の最下流側に配置された定着手段の少なくとも定着ローラの径を、他の定着手段の定着ローラの径よりも小さくし、少なくとも上記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段の上記定着ローラ及び上記加圧ローラの加熱設定温度を、両面定着時、あるいは同時両面定着時において、上記転写材の先端部における表面と裏面の画像比率の高い面に接する側の上記定着ローラまたは加圧ローラの加熱設定温度を他方の加熱設定温度より低くするとよい。
そして、上記の定着装置の片面定着時において少なくとも上記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段の上記加圧ローラの加熱設定温度を、上記定着ローラの加熱設定温度より高くするのがよく、上記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段の上記定着ローラ及び上記加圧ローラの加熱設定温度を、上記転写材の種類も加味して制御するとなおよい。上記予備加熱手段を、上記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段のさらに上流側に設けるとよい
さらに、上記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段と、この定着手段の下流側に配置された定着手段との間に、上記転写材の表面側と裏面側との光沢度とを検知する光沢度検知手段をそれぞれ設け、その検知した光沢度に応じて、上記転写材の進行方向の最下流側に配置された定着手段の上記定着ローラと上記加圧ローラの加熱設定温度を制御することも可能である。そして、これらの定着装置において、上記定着ローラ及び上記加圧ローラの線速は250mm/sec以上とするとよい
また、上記のいずれかの定着装置を備えた画像形成装置も提供する。
この発明による定着装置は上記のように構成することにより、転写材に担持されているトナー像の上下方向の温度勾配を小さくすることができるので、定着ローラや加圧ローラの加熱設定温度を低くし得て巻き付きを防止することが可能になる。また、複数段の定着手段を設けたものは、転写材側から定着部材側にかけてのトナー像の温度勾配を殆どなくすることができ、各定着手段における定着ローラ表面の加熱温度を低く設定し得て、巻き付き防止効果をさらに向上させることができ、さらに進行方向下流側の定着ローラほど小径にして分離性を高めたので、転写材の定着ローラへの巻き付き防止効果が一層向上する。なお、この発明による定着装置を備えた画像形成装置によれば、いかなる種類の転写材に対しても巻き付きを有効に防止することが可能になる。
以下、この発明を実施するための最良の方法を図面に基づいて説明する。
図9は、この発明による定着装置を適用する同時両面定着が可能なカラー画像形成装置の画像形成部の構成図である。この構成図では、転写材Pの搬送路を挾んで上下に一対の画像形成部が対称に設けられているので、図を簡略化するため、下部の一部を省略し、主として上部のみについて説明する。
電子写真方式のフルカラー画像形成装置では、一般に色分解重ね合わせ転写方式が用いられている。図示しない原稿を青,赤,緑の3色に色分解した画像情報光をそれぞれ原稿読み取り部で読み取り、その各色光の強度レベルを画像演算処理を行って得られたイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),黒(B)の色光で現像すべき書込画像データに基づいて、レーザ書込装置3Y,3C,3M,3Bにより、同一平面上に上下に配列され、帯電装置4Y,4C,4M,4Bにより負に帯電された4つの感光体1Y,1C,1M,1B上に光書き込みを行う。なお、各感光体1Y,1C,1M,1Bはそれぞれ光導電性を有する有機または無機材料で構成されており、矢示方向に回転する。光書き込みにより得られた静電潜像をそれぞれイエロー,シアン,マゼンタ,黒の現像剤を内蔵した現像器2Y,2C,2M,2Bで現像して光書き込みが行われた部分が負帯電トナーにより反転現像される。
感光体1Y,1C,1M,1Bに対向して、転写面を有する中間転写体としての中間転写ベルト20が設けられている。この中間転写ベルト20は、駆動ローラ21,2次転写ローラ22,従動ローラ23,テンションローラ24に掛け渡されて矢示方向に循環移動する。それぞれの感光体1Y,1C,1M,1B上のトナー像は所定のバイアスが印加される1次転写ローラ5Y,5C,5M,5Bにより中間転写ベルト20上に順に1次転写されて重ね合わされる。なお、従動ローラ23と対向する位置には、中間転写ベルト20の表面をクリーニングするクリーニング装置25が設けられている。また、すでに述べたように、下部にも2次転写ローラ22に対向して、転写材Pの裏面側の2次転写ローラ22を有する中間転写ベルト20が対称に設けられており、この裏面側の中間転写ベルト20上のトナーに電荷を与えるチャージャ26が設けられている。このチャージャ26による放電は、転写材Pの表面側の中間転写ベルト20上のトナーの電荷と逆極性の電荷を与えるものである。
給紙部30から給送された転写材Pは、レジストローラ31を経て対向して配設された2次転写ローラ22,22間に向けて搬送される。このとき、転写材Pは中間転写ベルト20に形成された画像の先端と転写材搬送方向の所定位置とが一致するタイミングでレジストローラ31により送り出される。転写材Pの表面側の2次転写ローラ22は2次転写バイアス印加手段(図示しない)によってバイアスを印加され、表面側と裏面側の各中間転写ベルト20上のトナー像を転写材Pの表裏両面にそれぞれ転写する。なお、転写材Pの裏面側の2次転写ローラ22は接地されている。2次転写部を通過した転写材Pは、2次転写出口近傍に設けられた定着装置に送られ、トナー像が定着されてカラー画像が得られる。以下、定着装置の具体的構成を各実施例について説明する。
〔実施例1〕
図1はこの発明による定着装置の実施例1の構成図である。定着手段10は、時計方向に回転する定着ローラ10aと、この定着ローラ10aに圧接しながら反時計方向に従動回転する加圧ローラ10bとを有する。定着ローラ10aは、アルミ,ステンレスもしくは炭素鋼等の芯金の表面に厚さ4mmの弾性層を設け、その上に厚さ50μmのPFAチューブを被覆し、内部に熱源としてハロゲンヒータ13aを有している。また、この実施例1では、加圧ローラ10bにも上記の定着ローラ10aと同様の構成からなるローラを用い、内部に熱源としてハロゲンヒータ13bを有している。定着ローラ10a及び加圧ローラ10bの表面付近には、それぞれの表面温度を検知するサーミスタ15を配置して、それぞれ予め定められた加熱設定温度になるように温度制御装置(図示しない)によって各ハロゲンヒータ13a,13bへの通電を制御している。
この実施例1では図1から明かなように、その定着手段10は片面定着時において、定着ローラ10aが転写材Pのトナー像Ptを担持している表面側に接し、加圧ローラ10bが転写材のトナー像を担持していない裏面側に接するように配置されており、加圧ローラ10bの加熱設定温度を定着ローラ10aの加熱設定温度より高く設定している。
また、定着ローラ10aと加圧ローラ10bとのニップ部よりも転写材Pの搬送方向の上流側に、転写材Pの裏面側から転写材Pを加熱する予備加熱手段40を設ける。この予備加熱手段40は、ハロゲンヒータ43とその反射板41とからなり、反射板41にはサーミスタ45を付設して反射板41の温度を検知することによってハロゲンヒータ43への通電を制御している。ニップ部よりも下流側にはニップ部を通過した転写材Pを定着ローラ10a及び加圧ローラ10bから剥離する剥離板14,14をそれぞれ非接触状態に配設している。
このように、ニップ部の上流側で転写材を裏面側から予備加熱することにより、転写材側のトナー温度が高められ、ニップ部内でのトナー温度勾配が図11の線(b)に示すように緩くなるので、定着ローラ10aの設定温度を従来の線(a)よりも低く設定することができる。その結果、トナーの粘性を低く抑えることができ、トナー付着量が多く巻き付きやすいオイルレスカラー定着や、先端余白がない全面画像の定着においても巻き付きを防止することができる。
〔実施例2〕
図2は上記の実施例1を両面定着あるいは同時両面定着に対応させた実施例2の構成図である。この実施例2では、定着ローラ10aと加圧ローラ10bのニップ部より転写材Pの搬送方向上流側に、転写材Pを表裏両面側から加熱する予備加熱手段40,40を転写材Pを挾んで上下にそれぞれ設ける。定着ローラ10a,加圧ローラ10bのハロゲンヒータ13a,13b及び予備加熱手段40のハロゲンヒータ43,43は温度制御装置102にそれぞれ繋がっており、転写材Pが担持する表裏のトナー像Ptに対する画像情報101に基づいて、予備加熱手段40,定着ローラ10a,加圧ローラ10bの加熱設定温度が制御される。
すなわち、制御部100が画像情報101を取り込んで表裏の先端画像比率を検知し、予備加熱手段40,定着ローラ10a,加圧ローラ10bの加熱設定温度を設定し、温度制御装置102によりハロゲンヒータ13a,13b及び43への通電を制御する。この温度制御装置102にはそれぞれのサーミスタ15,45での検知温度がフィードバックされる。なお、その他の構成は図1に示した実施例1の構成と同様である。
両面定着時あるいは同時両面定着時において、転写材先端部における画像比率が高い面はトナー付着量が多く、トナー粘性が上がった場合、先端画像比率が低い面より巻き付き力が強くなるので、巻き付きやすい。そのため、この実施例2では、転写材の表面と裏面の先端画像比率の高い面に接する側の定着ローラまたは加圧ローラの加熱設定温度を、他方の加圧ローラまたは定着ローラの加熱設定温度より低くしている。このようにすると、表面と裏面の巻き付き力を同等にすることができ、それぞれの巻き付き力が打ち消されて両面定着時あるいは同時両面定着時においても巻き付きが防止できる。ここでは、先端画像比率を検知する領域を転写材Pの先端がニップ部を出た位置から剥離板14までの距離とし、その検知方法は、制御部100が画像情報101を取り込んで表裏の先端画像比率を検知する方法を採用している。
〔実施例3〕
図3はこの発明による定着装置の実施例3の構成図である。この実施例3は2段以上の複数段の定着手段を備えたものであるが、ここでは定着手段を2段備えた形態で説明する。図で転写材Pの上流側の第1の定着手段11は、前実施例1と同様である。その下流側に配置した第2の定着手段12は、第1の定着手段11と同様に、定着ローラ12a,加圧ローラ12bを備え、それぞれの表面付近にそれぞれサーミスタ15を配置して定着ローラ12a,加圧ローラ12bの表面温度を検知している。定着ローラ12a,加圧ローラ12bはそれぞれ加熱設定温度が設定されており、各サーミスタ15の温度検知に基づき、それぞれの設定温度になるように温度制御装置(図示しない)によって定着ローラ12a,加圧ローラ12bに内蔵したハロゲンヒータ13c,13dへの通電が制御される。
この定着装置の各定着手段11,12も図3から明かなように、片面定着時において、定着ローラ11a,12aが転写材Pのトナー像Ptを担持している表面側に接し、加圧ローラ11b,12bが転写材Pのトナー像Ptを担持していない裏面側に接するように配置されている。そして、下流側の定着ローラ12a及び加圧ローラ12bは、上流側の定着ローラ11a及び加圧ローラ11bよりそれぞれ小径とする。この実施例3では、定着ローラ12a,加圧ローラ12bの弾性層を2mmとした。また、定着,加圧両ローラ12a,12bのニップ部より回転方向下流側に、ニップ部を通過した転写材Pを定着ローラ12a,加圧ローラ12bから剥離する剥離板14を非接触で設ける。
以上のような構成で片面定着時において、第1の定着手段11の加圧ローラ11bの加熱設定温度を、定着ローラ11aの加熱設定温度より高く設定する。なお、定着ローラ11aの加熱設定温度は、転写材P上のトナー像Ptが定着ローラ11aにコールドオフセットしない程度の低温に設定する。このようにすると、上流側の第1の定着手段11では巻き付きが発生せず、第1の定着手段11を通過した転写材Pのトナー像Ptの温度を高くすることができる。
したがって、このような状態で転写材Pが下流側の第2の定着手段12に入ると、定着ローラ12aの加熱設定温度を従来よりも低く設定しても、第2の定着手段12のニップ部内でのトナー温度勾配を図11に示す線(b)のようにすることができる。その結果、定着ローラ12aの加熱設定温度を従来よりも低く設定することができ、トナーの粘性を低く抑えられ、トナー付着量が多くなって巻き付きやすいオイルレスカラー定着や、先端部に余白がない全面画像の定着においても巻き付きを防止することができる。
また、加圧ローラ12bの加熱設定温度は、定着ローラ12aの加熱設定温度より高くし、転写材P側のトナー像Ptの温度を定着下限温度まで上昇させる。少なくとも定着ローラ12aは、定着ローラ11aより小径としているので、第2の定着手段では第1の定着手段より高い分離性を得ることができる。図4は、定着ローラの加熱設定温度t℃と定着ローラ径φmmとの関係を示す図であり、定着ローラ径が大きい場合は定着ローラの加熱設定温度を低く設定し、定着ローラ径が小さくなるに従って、定着ローラの加熱設定温度を高くできることが分かる。その理由は、定着ローラを小径化するに従って曲率分離による分離性が高まるので、大径の場合に比べ、トナー粘性が上がっても分離が可能になるためである。したがって、この実施例3の構成によれば、第2の定着手段12のトナー粘性が第1の定着手段11のトナー粘性より高くなっても巻き付き防止が可能になる。
さらに、第1の定着手段11の定着ローラ11aの加熱設定温度と、加圧ローラ11bの加熱設定温度を転写材Pの種類に応じて制御することにより、転写材Pの種類によらずにトナーの温度勾配を図11の線(b)に示したようにフラットに近付けることができるので、いかなる転写材においても巻き付きを防止することができる。また同様に、第2の定着手段12の定着ローラ12a及び加圧ローラ12bの加熱設定温度を転写材Pの種類に応じて制御すると巻き付き防止にさらに効果的である。このとき、転写材Pが厚くなるに従い、加圧ローラ11b,12bの加熱設定温度を高くするのがよい。
〔実施例4〕
図5は上記の実施例3を両面定着あるいは同時両面定着に対応させた実施例4の構成図である。両面定着時あるいは同時両面定着時において、転写材先端部における画像比率が大きい面の方が巻き付きが発生しやすい。そのため、この実施例4では画像情報101に基づき定着ローラ11a及び加圧ローラ11bの加熱設定温度を制御するようにした。すなわち、制御部100は画像情報101に基づき、定着ローラ11a及び加圧ローラ11bの加熱設定温度を設定し、温度制御装置102によりハロゲンヒータ13a,13bの通電を制御する。このとき、温度制御装置102にはそれぞれのサーミスタ15での検知温度がフィードバックされる。なお、その他の構成は図3に示した実施例3と同様である。
以下、定着ローラ11a及び加圧ローラ11bの加熱設定温度をT1及びT2、定着ローラ12a及び加圧ローラ12bの加熱設定温度をT3及びT4として説明する。転写材Pの先端部の画像比率が裏面より表面の方が高い場合は、上流側の第1の定着手段11においてT2>T1とする。このとき、定着ローラ11aの加熱設定温度T1はコールドオフセットしない程度の温度とする。さらに、下流側の第2の定着手段12において、Tを図11に示した定着可能温度としてT4>T3>Tとすると、一層効果的に巻き付きを防止することができる。
逆に、転写材先端部の表面より裏面の画像比率が高い場合は、第1の定着手段11において、T2を加圧ローラ11bにコールドオフセットしない程度の温度としてT1>T2とし、第2の定着手段12においてT3>T4>Tとすると一層効果的に巻き付きを防止できる。この場合もT3>T1,T4>T2とする。
また、転写材情報103を制御部100に転送し、転写材の種類を加味して加熱設定温度T1〜T4を制御すると、いかなる転写材においても巻き付きを防止できる。そして、転写材が厚くなるに従って先端部の画像比率が小さい面に接する側のローラ加熱設定温度を高くするとよい。
〔実施例5〕
図6は実施例4を両面定着あるいは同時両面定着に対応させた実施例5の構成図である。この実施例5では、図5の構成に加えて第1の定着手段11の上流側に、転写材Pの表裏両面を予め加熱する予備加熱手段40,40を設け、転写材先端部における画像比率に応じてそれぞれの予備加熱手段40の温度制御を行うようにしている。これにより、第1の定着手段11の定着ローラ11a及び加圧ローラ11bの加熱設定温度をさらに低く設定することが可能になる。なお、両面定着時あるいは同時両面定着時における予備加熱手段40の温度制御方法及び先端画像検知方法は図2に示した実施例2と同様である。
〔実施例6〕
図7はこの発明による定着装置の実施例6の構成図である。定着後の転写材Pの光沢度は定着温度が高いほど高くなり、光沢度が高いと転写材Pが巻き付きやすくなる。換言すれば、定着後の転写材Pの光沢度が高いということは、その定着温度が高かったということを示し、ニップ部直後のトナー温度は高くなっている。その場合、下流側の第2の定着手段12の定着温度が高いトナー温度も高くなり、第2の定着手段12で巻き付きが発生しやすくなる。
したがって、第1の定着手段11のニップ部通過後の転写紙Pの光沢度が高い場合は、第2の定着手段12の定着温度を下げれば巻き付きが防止できる。
この実施例6では、第1の定着手段11と第2の定着手段12との間に、転写材Pの表裏の光沢度を検知可能な光沢度検知手段44,44を転写材搬送路の上下に設け、第1の定着手段11のニップ部通過後の転写材Pの両面における先端部の光沢度を検知するようにした。なお、その他の構成は図3に示した実施例3と同様である。
すなわち、制御部100は、光沢度検知手段44,44により検知された転写材Pの表裏両面の光沢度に基づき、第2の定着手段12の定着ローラ12a及び加圧ローラ12bの加熱設定温度を設定し、温度制御装置102によりハロゲンヒータ13c,13dへの通電を制御する。なお、温度制御装置102にはそれぞれのサーミスタ15での検知温度がフィードバックされる。
ここで、第2の定着手段12の定着ローラ12aの加熱設定温度をT5、加圧ローラ12bの加熱設定温度をT6とし、これらの加熱設定温度T5,T6をそれぞれ高温Hと低温Lの2段階を設け、通常は高温Hに設定する。第1の定着手段11のニップ部直後の転写材Pの光沢度に設定値を設けておき、光沢度検知手段44,44により検知した転写紙Pの光沢度が設定値より高い場合は、その面に接する側のローラ加熱設定温度を低温Lに切り換える。それにより、第2の定着手段12でのトナー温度上昇を抑えることができ、両面定着時あるいは同時両面定着時における第2の定着手段12での転写紙巻き付きを防止することが可能になるとともに、表裏光沢差の小さい定着画像を得ることができる。
〔実施例7〕
図8は、図7の下流側の第2の定着手段12を熱容量の小さいベルト方式として熱応答性を高め、より確実に巻き付きを防止し得るようにしたこの発明の実施例7の構成図であり、その他の構成は図7に示した実施例6と同様であるので、加熱設定温度の制御系の図示は省略する。また、この実施例7も両面定着あるいは同時両面定着に対応するものであり、第2の定着手段も上下対称であるので、説明を簡略化するため一方についてのみ説明する。
定着ベルト16は、ポリイミドの基体にシリコンゴムの弾性体層を設け、さらにその上にPFAチューブを被覆したものである。定着ローラ17はアルミニウムの芯金を有し、その表面に発泡シリコンゴムを設けてなり、加熱ローラ18はアルミニウムの中空円筒状の薄肉ローラとし、内部に熱源としてハロゲンヒータ13eを備え、定着ベルト16は表面側と裏面側は同様の構成からなり、その温度はサーミスタ15で検知するようになっている。
このような構成によれば、定着ローラ17を発泡シリコンゴムで形成したので、転写材Pのニップ時間を長くすることができ、転写材Pの搬送速度が例えば250mm/s以上の高速でも十分な定着が可能である。
なお、上記の各実施例においては熱源としてハロゲンヒータをローラの内部に設けるようにしたが、これをローラの外部に設けてもよい。また、ローラ周辺に励磁コイルを設け、誘導発熱による加熱を利用することも可能である。これらの外部加熱または誘導発熱はローラ表面の熱応答性が良好なため、ローラの温度制御を俊敏に行うことができ、巻き付き防止に有効である。
この発明による定着装置の構成図である。(実施例1) この発明による定着装置の構成図である。(実施例2) この発明による定着装置の構成図である。(実施例3) この発明による定着ローラの加熱設定温度と定着ローラ径の関係を示す線図である。 この発明による定着装置の構成図である。(実施例4) この発明による定着装置の構成図である。(実施例5)
この発明による定着装置の構成図である。(実施例6) この発明による定着装置の構成図である。(実施例7) この発明を実施する画像形成装置の概略構成図である。 従来の定着装置の一例を示す構成図である。 転写材上のトナー温度勾配を示す説明図である。 トナー粘性と定着ローラ径による巻き付きの存否を示す説明図である。
符号の説明
1Y,1C,1M,1B:感光体 2Y,2C,2M,2B:現像器 10:定着手段 11:第1の定着手段 12:第2の定着手段 10a,11a,12a,17:定着ローラ 10b,11b,12b:加圧ローラ 13a,13b,13c,13d,13e:ハロゲンヒータ 14:剥離板 15,45:サーミスタ 16:定着ベルト 20:中間転写ベルト 30:給紙部 40:予備加熱手段 P:転写材 Pt:トナー像

Claims (10)

  1. 回転可能な定着ローラと該定着ローラに圧接して従動回転可能で前記定着ローラとの間にニップ部を形成する加圧ローラとからなる定着手段を備え、転写材に担持されたトナー像を前記ニップ部で加熱及び加圧して前記転写材に定着させる定着装置において、
    前記定着手段の前記転写材進行方向の上流側に、前記転写材を予め加熱する予備加熱手段を設けるとともに、
    両面定着時、あるいは同時両面定着時において、前記転写材の先端部における表面と裏面の画像比率の高い面に接する側の前記定着ローラまたは前記加圧ローラの加熱設定温度を、他方の加熱設定温度より低くしたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着手段は片面定着時において、前記定着ローラが前記転写材の前記トナー像を担持している表面側に接し、前記加圧ローラが該転写材の前記トナー像を担持していない裏面側に接するように配置されており、前記予備加熱手段は前記転写材の前記裏面側を加熱するようにし、前記加圧ローラの加熱設定温度を、前記定着ローラの加熱設定温度より高くしたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 両面定着時、あるいは同時両面定着時において、前記転写材の先端部における表面と裏面の画像比率に応じて、前記予備加熱手段の加熱設定温度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  4. 請求項1記載の定着装置において、
    前記定着手段を複数段備え、その各定着手段は片面定着時において、前記定着ローラが前記転写材の前記トナー像を担持している表面側に接し、前記加圧ローラが該転写材の前記トナー像を担持していない裏面側に接するように配置されており、前記転写材の進行方向の最下流側に配置された定着手段の少なくとも前記定着ローラの径を、他の定着手段の前記定着ローラの径よりも小さくし、
    少なくとも前記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段の前記定着ローラ及び前記加圧ローラの加熱設定温度を、両面定着時、あるいは同時両面定着時において、前記転写材の先端部における表面と裏面の画像比率の高い面に接する側の前記定着ローラまたは前記加圧ローラの加熱設定温度を他方の加熱設定温度より低くしたことを特徴とする定着装置。
  5. 片面定着時において、少なくとも前記転写材の進行方向の最上流側に配置された前記定着手段の前記加圧ローラの加熱設定温度を、前記定着ローラの加熱設定温度より高くしたことを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  6. 少なくとも前記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段の前記定着ローラ及び前記加圧ローラの加熱設定温度を、前記転写材の種類も加味して制御するようにしたことを特徴とする請求項4または5記載の定着装置。
  7. 前記予備加熱手段を、前記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段のさらに上流側に設けたことを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  8. 前記転写材の進行方向の最上流側に配置された定着手段と、該定着手段の下流側に配置された定着手段との間に、前記転写材の表面側の光沢度と裏面側の光沢度とを検知する光沢度検知手段をそれぞれ設け、その検知した光沢度に応じて、前記転写材の進行方向の最下流側に配置された定着手段の前記定着ローラと前記加圧ローラの加熱設定温度を制御するようにしたことを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  9. 前記定着ローラ及び前記加圧ローラの線速は、250mm/sec以上であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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