JP5441763B2 - 油圧クラッチ - Google Patents

油圧クラッチ

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Description

本発明は、油圧クラッチに関し、特に、ツインクラッチ式変速機に使用される油圧クラッチに関する。
従来の油圧クラッチとしては、外部からの供給油圧により2個のプレッシャプレートを軸方向に変位させて所定の係合力を発揮する油圧式の第1及び第2クラッチを互いに同軸に隣接配置して構成されるツインクラッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−89066号公報
ところで、上記特許文献1に記載の油圧クラッチでは、クラッチ切断時においても、切断側油圧室内の作動油が、クラッチセンタに形成された給油穴から複数のクラッチプレート及び複数のクラッチディスク間に供給されるため、クラッチ切断時に給油量が過多になり、引きずりトルクが大きくなってメインシャフトの回転が高くなり、変速時のチェンジ打音が大きくなることがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、クラッチ切断時における複数のクラッチプレート及び複数のクラッチディスク間への給油量を少なくして、クラッチの引きずりを防止することができ、変速時のチェンジ打音を小さくすることができる油圧クラッチを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数のクラッチディスク及び複数のクラッチプレートをクラッチアウタとクラッチセンタとの間に設け、複数のクラッチディスク及び複数のクラッチプレートをクラッチプレッシャプレートで押圧してクラッチの断接を行う油圧クラッチにおいて、複数のクラッチプレートは、クラッチアウタの内周に相対回転不能に支持され、複数のクラッチディスクは、クラッチセンタのガイド部の外周に相対回転不能に支持され、クラッチプレッシャプレートは、クラッチ接続時にクラッチディスク及びクラッチプレートを押圧し、クラッチ切断時に押圧を解除する外周部と、クラッチ接続時に押圧方向の力が加わり、クラッチ切断時に逆方向の力が加わる内周部と、クラッチセンタのガイド部の内周面に摺動可能に嵌合する外壁部と、を有し、クラッチプレッシャプレートの内周部は、一方の側が、クラッチ接続時に油圧が供給される接続側油圧室に接し、他方の側が、接続側油圧室への油圧供給が停止されると該内周部を押し戻す、クラッチセンタの内部に設けられたキャンセラ室に接し、キャンセラ室には、戻しスプリングが配置されるとともに、低圧の作動油が供給され、クラッチセンタのガイド部及びクラッチプレッシャプレートの外壁部には、それらのラップ部分に給油穴がそれぞれ形成され、クラッチセンタのガイド部の給油穴とクラッチプレッシャプレートの外壁部の給油穴とが重なると、該給油穴を通じてキャンセラ室からクラッチディスク及びクラッチプレートへの作動油の供給が可能になり、クラッチ接続時に、クラッチプレッシャプレートの給油穴とクラッチセンタの給油穴との重なりが最大となり、クラッチ切断時に、重なりが最小となることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項の構成に加えて、キャンセラ室には、給油穴とは個別に、キャンセラ室内の油圧をキャンセラ室外に放出するキャンセル穴が設けられることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項の構成に加えて、キャンセル穴は、クラッチプレッシャプレートによりクラッチ接続時に閉塞され、クラッチ切断時に開放されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれかの構成に加えて、油圧クラッチは、ツインクラッチ式変速機に使用されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数のクラッチディスクは、クラッチセンタのガイド部の外周に相対回転不能に支持され、クラッチセンタのガイド部と、ガイド部の内周面に摺動可能に嵌合されるクラッチプレッシャプレートの外壁部とのラップ部分に給油穴がそれぞれ形成され、クラッチ接続時に、クラッチプレッシャプレートの給油穴とクラッチセンタの給油穴との重なりが最大となるため、クラッチ接続時に給油量が最大となり、クラッチ切断時に給油量が最小となる。これにより、クラッチの引きずりを防止することができ、変速時のチェンジ打音を小さくすることができる。
請求項2の発明によれば、クラッチセンタの給油穴は、クラッチセンタの内部に設けられるキャンセラ室に開口しているため、クラッチセンタの給油穴への給油通路を別途に設けなくてもよいので、給油経路をシンプルにすることができる。
請求項3の発明によれば、キャンセラ室には、給油穴とは個別に、キャンセラ室内の油圧をキャンセラ室外に放出するキャンセル穴が設けられるため、クラッチ切断時におけるキャンセラ室内の油圧の過上昇を防止することができる。これにより、次のクラッチ接続時の動作を速くすることができるので、油圧クラッチのレスポンスを高めることができる。
請求項4の発明によれば、キャンセル穴は、クラッチプレッシャプレートによりクラッチ接続時に閉塞され、クラッチ切断時に開放されるため、クラッチ接続時にキャンセラ室内の油圧を上昇させることができる。これにより、次のクラッチ切断時の動作を速くすることができるので、油圧クラッチのレスポンスを高めることができる。
請求項5の発明によれば、油圧クラッチは、ツインクラッチ式変速機に使用されるため、ツインクラッチ式変速機においてクラッチ切換時にクラッチが引きずられているとチェンジ打音が発生し易いが、これを防止することができる。
本発明に係る油圧クラッチの一実施形態が搭載された自動二輪車を説明する左側面図である。 図1に示すエンジンの左側面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図3に示すツインクラッチの拡大断面図である。 図4に示す第2クラッチのクラッチ切断状態の拡大断面図である。 図5に示す第2クラッチの半クラッチ状態の拡大断面図である。 図5に示す第2クラッチのクラッチ接続状態の拡大断面図である。 ツインクラッチの変形例の第2クラッチのクラッチ切断状態の拡大断面図である。 図8に示す第2クラッチのクラッチ接続状態の拡大断面図である。
以下、本発明に係る油圧クラッチの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
まず、図1に示すように、自動二輪車10の車体フレーム11は、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム13と、左右一対のメインフレーム13の後部に接続され下方に延びる左右一対のピボットプレート14と、を備える。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操舵自在に支持されるフロントフォーク21と、フロントフォーク21の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク21の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル22と、ピボットプレート14に揺動自在に支持されるスイングアーム23と、スイングアーム23の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、ピボットプレート14の下部及びスイングアーム23の前部間に設けられるリンク24と、ピボットプレート14の上部及びリンク24間に設けられるクッションユニット25と、を備える。
なお、図1の符号31はフロントカウル、32はサイドカウル、33はリヤカウル、34は燃料タンク、35はシート、36はヘッドライト、37はサイドミラー、38はリヤグリップ、39はテールライト、40はフロントフェンダ、41はリヤフェンダ、42はサイドバック、43はサイドスタンドである。
また、メインフレーム13及びピボットプレート14には、エンジンEが懸架されており、エンジンEから出力される回転動力は前後に延びるドライブシャフト26を介して後輪WRに伝達される。
エンジンEは、図2及び図3に示すように、水冷式のV型エンジンであり、その外殻は、主として、クランクケース51と、クランクケース51の前側上部に設けられる前部バンクBFと、前部バンクBFの後方に設けられる後部バンクBRと、クランクケース51の右側面に設けられるクラッチカバー52と、クランクケース51の左側面に設けられるAGCカバー53と、クランクケース51の下面に設けられるオイルパン54と、から構成される。また、クランクケース51には、車幅方向に沿ってクランクシャフト27が回転可能に支承されている。
前部バンクBFは、クランクケース51に一体に形成される前部シリンダブロック55Fと、前部シリンダブロック55Fに結合される前部シリンダヘッド56Fと、前部シリンダヘッド56Fに結合される前部ヘッドカバー57Fと、を備える。後部バンクBRは、クランクケース51に一体に形成される後部シリンダブロック55Rと、後部シリンダブロック55Rに結合される後部シリンダヘッド56Rと、後部シリンダヘッド56Rに結合される後部ヘッドカバー57Rと、を備える。
図2及び図3に示すように、クランクケース51の後部には、ツインクラッチ式変速機80が収容されており、このツインクラッチ式変速機80は、内外シャフト82,83からなる二重構造のメインシャフト81と、メインシャフト81と平行に配置されるカウンタシャフト84と、メインシャフト81及びカウンタシャフト84に跨って配置される変速歯車群85と、メインシャフト81の右端部に同軸配置されるツインクラッチ(油圧クラッチ)100と、を備える。また、メインシャフト81、カウンタシャフト84、及び変速歯車群85からなる集合体をトランスミッション87ということがある。
メインシャフト81は、クランクケース51の左右に渡る内シャフト82の右端部を外シャフト83内に相対回転自在に挿通した構成を有する。内シャフト82の外周には、変速歯車群85における第1速用駆動歯車88a、第3速用駆動歯車88c、及び第5速用駆動歯車88eが配置され、外シャフト83の外周には、変速歯車群85における第2速用駆動歯車88b、第4速用駆動歯車88d、及び第6速用駆動歯車88fが配置される。一方、カウンタシャフト84の外周には、変速歯車群85における第1〜第6速用従動歯車89a〜89fが配置される。第1〜第6速用駆動歯車88a〜88f及び第1〜第6速用従動歯車89a〜89fは、各変速段同士で互いに噛合し、各変速段に対応する第1〜第6速用変速歯車対85a〜85fを構成する。
また、内シャフト82の左端部は、玉軸受82aによりクランクケース51に回転自在に支持され、外シャフト83の中間部は、複列玉軸受83aによりクランクケース51に回転自在に支持される。カウンタシャフト84は、玉軸受84a,84bによりクランクケース51に回転自在に支持される。
また、図2及び図3に示すように、カウンタシャフト84の右端部には、出力歯車90が設けられており、この出力歯車90には、クランクケース51に回転自在に支持されるファイナルシャフト91の一端部に設けられる従動歯車92が噛合している。また、ファイナルシャフト91の他端部には、駆動傘歯車93が設けられており、この駆動傘歯車93には、ドライブシャフト26の前端部に連結される出力軸94の従動傘歯車95が噛合している。これにより、カウンタシャフト84の回転動力は、出力歯車90、従動歯車92、ファイナルシャフト91、駆動傘歯車93、従動傘歯車95、及び出力軸94を介してドライブシャフト26に伝達される。
ツインクラッチ100は、図3及び図4に示すように、内シャフト82の右端部に連結され、車幅方向外側に配置される奇数歯車用の第1クラッチ101aと、外シャフト83の右端部に連結され、車幅方向内側に配置される偶数歯車用の第2クラッチ101bと、を備える。この第1及び第2クラッチ101a,101bは、互いに同軸に隣接配置される油圧式の湿式多板クラッチである。
そして、第1及び第2クラッチ101a,101bの一方を接続すると共に他方を切断し、内外シャフト82,83の一方に連結されるいずれかの変速歯車対を用いて動力伝達を行うと共に、内外シャフト82,83の他方に連結される変速歯車対の中から次に用いるものを予め選定し、この状態から第1及び第2クラッチ101a,101bの一方を切断すると共に他方を接続することで、予め選定した変速歯車対を用いた動力伝達に切り替わり、これにより、トランスミッション87のシフトアップ又はシフトダウンが行われる。
第1及び第2クラッチ101a,101bは、外部からの供給油圧によりプレッシャプレート102a,102bを軸方向で変位させて所定の係合力を発揮するもので、プレッシャプレート102a,102bをクラッチ切断側に付勢する戻しスプリング103a,103bと、プレッシャプレート102a,102bにクラッチ接続側への押圧力を付与する接続側油圧室104a,104bと、プレッシャプレート102a,102bにクラッチ切断側への押圧力を付与してその戻り動作の圧力を補償する(第1及び第2クラッチ101a,101bの遠心力による上記押圧力の増加分をキャンセルする)切断側油圧室(キャンセラ室)105a,105bと、をそれぞれ備える。そして、切断側油圧室105a,105bには、不図示の潤滑用オイルポンプからの比較的低圧な油圧が常時供給される。また、接続側油圧室104a,104bには、不図示のクラッチ用オイルポンプからの比較的高圧な油圧が選択的に供給される。これにより、第1及び第2クラッチ101a,101bは、油圧供給の有無により個別に断接可能に構成される。
また、第1及び第2クラッチ101a,101bは、単一のクラッチアウタ106を共有して略同一径に構成される。クラッチアウタ106は、車幅方向右側に開放する有底円筒状をなし、その内部左側には第2クラッチ101bのクラッチセンタ107bが、内部右側には第1クラッチ101aのクラッチセンタ107aがそれぞれ配置される。
クラッチアウタ106の底部左側には、スプリングダンパーを介してプライマリドリブンギヤ108が連結され、このプライマリドリブンギヤ108にクランクシャフト27のプライマリドライブギヤ108aが噛合する。クラッチアウタ106は、そのハブ部106aがメインシャフト81の外シャフト83にニードルベアリングを介して相対回転自在に支持され、クランクシャフト27の回転に伴い一体的に回転する。クラッチアウタ106の外壁部の内周右側には、第1クラッチ101a用の複数のクラッチプレート111aが、内周左側には、第2クラッチ101b用の複数のクラッチプレート111bがそれぞれ相対回転不能に支持される。
第1クラッチ101aのクラッチセンタ107aは、その中央筒部112aが外シャフト83の右端部よりも右方に突出する内シャフト82の右端部にスプライン嵌合すると共にロックナット128により一体的に固定される。クラッチセンタ107aの右側部は、クラッチアウタ106の外壁部内周に向けて広がるフランジ部114aとされる。フランジ部114aの径方向中間部には内壁部(ガイド部)115aが左方に突設され、この内壁部115aの外周に複数のクラッチディスク116aが相対回転不能に支持される。また、各クラッチプレート111aと各クラッチディスク116aは、クラッチ軸方向で交互に重なって配置される。
フランジ部114aの左方には、所定の間隙を空けてプレッシャプレート102aが対向配置され、プレッシャプレート102aの外周側とフランジ部114aの外周側との間に、各クラッチプレート111a及び各クラッチディスク116aが積層状態で配置される。プレッシャプレート102aの内周側とフランジ部114aの内周側の左方に配置される仕切りプレート109aとの間には、切断側油圧室105aが形成されると共に、プレッシャプレート102aを左方(フランジ部114aから離間する側、クラッチ切断側)に付勢する戻しスプリング103aが配設される。
プレッシャプレート102aの内周側の左方には、中央筒部112aの外周に一体的に設けられるサポートフランジ部117aが対向配置され、このサポートフランジ部117aとプレッシャプレート102aの内周側との間に、接続側油圧室104aが形成される。
一方、第2クラッチ101bのクラッチセンタ107bは、その中央筒部112bが外シャフト83の右端部にスプライン嵌合すると共にロックナット129により一体的に固定される。クラッチセンタ107bの左側部は、クラッチアウタ106の外壁部内周に向けて広がるフランジ部114bとされる。フランジ部114bの径方向中間部には内壁部(ガイド部)115bが右方に突設され、この内壁部115bの外周に複数のクラッチディスク116bが相対回転不能に支持される。各クラッチプレート111bと各クラッチディスク116bは、クラッチ軸方向で交互に重なって配置される。
フランジ部114bの右方には、所定の間隙を空けてプレッシャプレート102bが対向配置され、プレッシャプレート102bの外周側とフランジ部114bの外周側との間に、各クラッチプレート111b及び各クラッチディスク116bが積層状態で配置される。プレッシャプレート102bの内周側とフランジ部114bの内周側の右方に配置される仕切りプレート109bとの間には、切断側油圧室105bが形成されると共に、プレッシャプレート102bを右方(フランジ部114bから離間する側、クラッチ切断側)に付勢する戻しスプリング103bが配設される。
プレッシャプレート102bの内周側の右方には、中央筒部112bの外周に一体的に設けられるサポートフランジ部117bが対向配置され、このサポートフランジ部117bとプレッシャプレート102bの内周側との間に、接続側油圧室104bが形成される。
第1及び第2クラッチ101a,101bは、エンジン停止状態(オイルポンプの停止状態)では、各戻しスプリング103a,103bの付勢力によりプレッシャプレート102aを左方に、プレッシャプレート102bを右方に変位させ、各クラッチプレート111a,111b及び各クラッチディスク116a,116bの摩擦係合を解除したクラッチ切断状態となる。また、エンジン運転状態であっても油圧供給が停止された状態では、プレッシャプレート102a,102bに戻しスプリング103a,103bの付勢力及び各切断側油圧室105a,105bの油圧が作用し、上記と同様にクラッチ切断状態となる。
一方、第1クラッチ101aにおいて、エンジン運転状態且つ接続側油圧室104aに油圧が供給される状態では、切断側油圧室105aの油圧及び戻しスプリング103aの付勢力に抗してプレッシャプレート102aを右方(フランジ部114a側、クラッチ接続側)に変位させ、各クラッチプレート111a及び各クラッチディスク116aを挟圧してこれらを摩擦係合させることで、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107aとの間でのトルク伝達を可能としたクラッチ接続状態となる。
同様に、第2クラッチ101bにおいて、エンジン運転状態且つ接続側油圧室104bに油圧が供給される状態では、切断側油圧室105bの油圧及び戻しスプリング103bの付勢力に抗してプレッシャプレート102bを左方(フランジ部114b側、クラッチ接続側)に変位させ、各クラッチプレート111b及び各クラッチディスク116bを挟圧してこれらを摩擦係合させることで、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107bとの間でのトルク伝達を可能としたクラッチ接続状態となる。
さらに、第1及び第2クラッチ101a,101bのクラッチ接続状態から接続側油圧室104a,104bへの油圧供給が停止すると、切断側油圧室105a,105bの油圧及び戻しスプリング103a,103bの付勢力によりプレッシャプレート102aを左方に、プレッシャプレート102bを右方に変位させ、各クラッチプレート111a,111b及び各クラッチディスク116a,116bの摩擦係合を解除して、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107a,107bとの間のトルク伝達を不能としたクラッチ切断状態となる。このように、戻しスプリング103a,103bの付勢力に加えて切断側油圧室105a,105bの油圧を用いることで、接続側油圧室104a,104b内に遠心力による油圧が残る場合でも、プレッシャプレート102a,102bを確実に変位させることができる。
そして、本実施形態では、図4に示すように、第1クラッチ101aの切断側油圧室105aに供給された作動油は、クラッチセンタ107aの内壁部115aと、内壁部115aの内周面に摺動可能に嵌合されるプレッシャプレート102aの外壁部118aとのラップ部分にそれぞれ形成される給油穴121a,122aを介して切断側油圧室105a外に導かれ、各クラッチプレート111a及び各クラッチディスク116aに供給される。また、第2クラッチ101bの切断側油圧室105bに供給された作動油は、クラッチセンタ107bの内壁部115bと、内壁部115bの内周面に摺動可能に嵌合されるプレッシャプレート102bの外壁部118bとのラップ部分にそれぞれ形成される給油穴121b,122bを介して切断側油圧室105b外に導かれ、各クラッチプレート111b及び各クラッチディスク116bに供給される。これにより、クラッチ接続時における各クラッチプレート111a,111b及び各クラッチディスク116a,116bの潤滑性及び冷却性が向上する。
また、図4に示すように、クラッチセンタ107a,107bの内壁部115a,115bの給油穴121a,121bは、プレッシャプレート102a,102bの外壁部118a,118bの給油穴122a,122bを介して、切断側油圧室105a,105bにそれぞれ開口している。
また、クラッチセンタ107bの給油穴121bとプレッシャプレート102bの給油穴122bは、クラッチ切断時においては、互いに重なり合うことなく閉塞し(図5参照)、半クラッチ状態においては、その重なりが略半分となり、略半分連通し(図6参照)、クラッチ接続時においては、その重なりが最大となり、完全に連通し(図7参照)するように位置が設定されている。これにより、クラッチ切断時に給油が停止(給油量が最小)し、半クラッチ時に給油量が略半分となり、クラッチ接続時に給油量が最大となる。なお、図5〜図7は、第2クラッチ101b側のみを示しているが、第1クラッチ101a側の給油穴121a,122aも同様に位置が設定されている。
また、図4及び図5に示すように、仕切りプレート109a外周側、及びクラッチセンタ107aのフランジ部114aには、クラッチ切断時における切断側油圧室105aの油圧を切断側油圧室105a外に放出するキャンセル穴123a,124aがそれぞれ形成される。仕切りプレート109b外周側、及びクラッチセンタ107bのフランジ部114bには、クラッチ切断時における切断側油圧室105bの油圧を切断側油圧室105b外に放出するキャンセル穴123b,124bがそれぞれ形成される。これにより、クラッチ切断時における切断側油圧室105a,105b内の油圧の過上昇が防止される。
メインシャフト81の内シャフト82及びカウンタシャフト84の内部には、不図示の潤滑用オイルポンプからの油圧が供給される主供給油路131,132がそれぞれ形成され、この主供給油路131,132を介して変速歯車群85に適宜エンジンオイルが供給される。
図4に示すように、クラッチカバー52の内側には、クラッチカバー52とメインシャフト81の内シャフト82の右端部とに跨る第1〜第3パイプ141〜143が配設される。第1〜第3パイプ141〜143は、内シャフト82と同軸配置されるもので、内周側から順に第1パイプ141、第2パイプ142、第3パイプ143の順に所定の隙をもって重なるように配置される。
内シャフト82の右側部内には、右方に向けて概ね三段階に拡径する右中空部144が形成される。右中空部144は、内シャフト82の主供給油路131と隔壁を介して隔てられ、この右中空部144内にその右端開口から第1〜第3パイプ141〜143の左側部が挿入される。
第1パイプ141の左側外周は、右中空部144の左側内周にシール部材141aを介して油密に保持され、第2パイプ142の左側外周は、右中空部144の中間部内周にシール部材142aを介して油密に保持され、第3パイプ143の左側外周は、右中空部144の右側内周にシール部材143aを介して油密に保持される。
第1〜第3パイプ141〜143の右端部は、それぞれ環状のホルダ141b,142b,143b内に油密に挿通保持される。第1〜第3パイプ141〜143の右端部にはそれぞれフランジが形成されており、第1パイプ141の右端部は、ホルダ141b及びクラッチカバー52にフランジが挟持された状態で支持され、第2パイプ142の右端部は、ホルダ141b及びホルダ142bにフランジが挟持された状態で支持され、第3パイプ143の右端部は、ホルダ142b及びホルダ143bにフランジが挟持された状態で支持される。また、ホルダ143bは、クラッチカバー52の内面にボルトにより固定される。
第1パイプ141内の空間及び各パイプ141,142,143間に形成される環状の空間は、内シャフト82内で同軸に重なる第1〜第3シャフト内油路145〜147を形成する。具体的には、第1パイプ141内の空間は第1シャフト内油路145として機能し、その右端部がクラッチカバー52のクラッチ中心位置に接続される第1供給油路52aと連通し、その左端部が内外シャフト82,83、クラッチセンタ107b、及びサポートフランジ部117bに形成される接続側油路145aを介して第2クラッチ101bの接続側油圧室104bと連通する。そして、第1供給油路52aには、不図示のクラッチ用オイルポンプからの油圧が供給される。
また、第1パイプ141と第2パイプ142との間の空間は第2シャフト内油路146として機能し、その右端部がクラッチカバー52内に形成されるカバー内主供給油路52bと連通し、その左端部が内シャフト82、クラッチセンタ107a、及びサポートフランジ部117aに形成される接続側油路146aを介して第1クラッチ101aの接続側油圧室104aと連通する。そして、カバー内主供給油路52bには不図示のクラッチ用オイルポンプからの油圧が供給される。
また、第2パイプ142と第3パイプ143との間の空間は第3シャフト内油路147として機能し、その右端部がクラッチカバー52のクラッチ中心からオフセットした位置に接続される第2供給油路52cと連通し、その左端部が内シャフト82、クラッチセンタ107a、及び仕切りプレート109aに形成される切断側油路147aを介して第1クラッチ101aの切断側油圧室105aと連通する。そして、第2供給油路52cには不図示の潤滑用オイルポンプからの油圧が供給される。
さらに、内シャフト82内の主供給油路131は、その右端部が内外シャフト82,83、クラッチセンタ107b、及び仕切りプレート109bに形成される切断側油路148aを介して第2クラッチ101bの切断側油圧室105bと連通する。そして、主供給油路131の左端部には、不図示の潤滑用オイルポンプからの油圧が供給される。
以上説明したように、本実施形態のツインクラッチ100によれば、クラッチ接続時に、プレッシャプレート102a,102bの外壁部118a,118bに形成される給油穴122a,122bとクラッチセンタ107a,107bの内壁部115a,115bに形成される給油穴121a,121bとの重なりが最大となるため、クラッチ接続時に給油量が最大となり、クラッチ切断時に給油量が最小となる。これにより、クラッチの引きずりを防止することができ、変速時のチェンジ打音を小さくすることができる。
また、本実施形態のツインクラッチ100によれば、クラッチセンタ107a,107bの給油穴121a,121bは、クラッチセンタ107a,107bの内部に設けられる切断側油圧室105a,105bに開口しているため、給油穴121a,121bへの給油通路を別途に設けなくてもよいので、給油経路をシンプルにすることができる。
また、本実施形態のツインクラッチ100によれば、給油穴121a,121b,122a,122bとは個別に、切断側油圧室105a,105b内の油圧を切断側油圧室105a,105b外に放出するキャンセル穴123a,123b,124a,124bが設けられるため、クラッチ切断時における切断側油圧室105a,105b内の油圧の過上昇を防止することができる。これにより、次のクラッチ接続時の動作を速くすることができるので、ツインクラッチ100のレスポンスを高めることができる。
また、本実施形態のツインクラッチ100によれば、ツインクラッチ100がツインクラッチ式変速機80に使用されるため、ツインクラッチ式変速機80においてクラッチ切換時にクラッチが引きずられているとチェンジ打音が発生し易いが、これを防止することができる。
なお、本実施形態の変形例として、図8及び図9に示すように、仕切りプレート109bのキャンセル穴123bを、プレッシャプレート102bの外壁部118bにより、クラッチ接続時に閉塞し、クラッチ切断時に開放するようにしてもよい。具体的には、接続側油圧室104bに供給される油圧によりプレッシャプレート102bが左方に変位すると、その外壁部118bの先端部によりキャンセル穴123bが閉塞され、切断側油圧室105bに供給される油圧及び戻しスプリング103bの付勢力によりプレッシャプレート102bが右方に変位すると、キャンセル穴123bが開放される。なお、図8及び図9は、第2クラッチ101b側のみを示しているが、第1クラッチ101a側にも同様の構造が適用されている。
そして、本変形例によれば、キャンセル穴123a,123bは、プレッシャプレート102a,102bによりクラッチ接続時に閉塞され、クラッチ切断時に開放されるため、クラッチ接続時に切断側油圧室105a,105b内の油圧を上昇させることができる。これにより、次のクラッチ切断時の動作を速くすることができるので、ツインクラッチ100のレスポンスを高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、クラッチを2個有するツインクラッチに本発明を適用した場合を例示したが、これに限定されず、クラッチを1個有するシングルクラッチに本発明を適用してもよい。
80 ツインクラッチ式変速機
100 ツインクラッチ(油圧クラッチ)
101a 第1クラッチ
102a プレッシャプレート(クラッチプレッシャプレート)
105a 切断側油圧室(キャンセラ室)
107a クラッチセンタ
109a 仕切りプレート
114a フランジ部
115a 内壁部(ガイド部)
118a 外壁部
121a 給油穴
122a 給油穴
123a キャンセル穴
124a キャンセル穴
101b 第2クラッチ
102b プレッシャプレート(クラッチプレッシャプレート)
105b 切断側油圧室(キャンセラ室)
107b クラッチセンタ
109b 仕切りプレート
114b フランジ部
115b 内壁部(ガイド部)
118b 外壁部
121b 給油穴
122b 給油穴
123b キャンセル穴
124b キャンセル穴

Claims (4)

  1. 複数のクラッチディスク(116a,116b)及び複数のクラッチプレート(111a,111b)をクラッチアウタ(106)とクラッチセンタ(107a,107b)との間に設け、
    前記複数のクラッチディスク(116a,116b)及び前記複数のクラッチプレート(111a,111b)をクラッチプレッシャプレート(102a,102b)で押圧してクラッチ(100)の断接を行う油圧クラッチにおいて、
    前記複数のクラッチプレート(111a,111b)は、前記クラッチアウタ(106)の内周に相対回転不能に支持され、
    前記複数のクラッチディスク(116a,116b)は、前記クラッチセンタ(107a,107b)のガイド部(115a,115b)の外周に相対回転不能に支持され、
    前記クラッチプレッシャプレートは、クラッチ接続時に前記クラッチディスク及びクラッチプレートを押圧し、クラッチ切断時に押圧を解除する外周部と、クラッチ接続時に押圧方向の力が加わり、クラッチ切断時に逆方向の力が加わる内周部と、前記クラッチセンタ(107a,107b)の前記ガイド部(115a,115b)の内周面に摺動可能に嵌合する外壁部(118a,118b)と、を有し、
    前記クラッチプレッシャプレートの内周部は、一方の側が、クラッチ接続時に油圧が供給される接続側油圧室(104a,104b)に接し、他方の側が、前記接続側油圧室への油圧供給が停止されると該内周部を押し戻す、前記クラッチセンタの内部に設けられたキャンセラ室(105a,105b)に接し、
    前記キャンセラ室には、戻しスプリングが配置されるとともに、低圧の作動油が供給され、
    前記クラッチセンタのガイド部及び前記クラッチプレッシャプレートの外壁部には、それらのラップ部分に給油穴(121a,121b,122a,122b)がそれぞれ形成され、前記クラッチセンタのガイド部の前記給油穴と前記クラッチプレッシャプレートの外壁部の前記給油穴とが重なると、該給油穴を通じて前記キャンセラ室から前記クラッチディスク及びクラッチプレートへの前記作動油の供給が可能になり、
    クラッチ接続時に、前記クラッチプレッシャプレートの前記給油穴と前記クラッチセンタの前記給油穴との重なりが最大となり、クラッチ切断時に、前記重なりが最小となることを特徴とする油圧クラッチ(100)。
  2. 前記キャンセラ室(105a,105b)には、前記給油穴(121a,121b,122a,122b)とはに、前記キャンセラ室(105a,105b)内の油圧を前記キャンセラ室(105a,105b)外に放出するキャンセル穴(123a,123b)が設けられることを特徴とする請求項に記載の油圧クラッチ(100)。
  3. 前記キャンセル穴(123a,123b)は、前記クラッチプレッシャプレート(102a,102b)によりクラッチ接続時に閉塞され、クラッチ切断時に開放されることを特徴とする請求項に記載の油圧クラッチ(100)。
  4. ツインクラッチ式変速機(80)に使用されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の油圧クラッチ(100)。
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