JP5557567B2 - 内燃機関の変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の変速装置に関する。
従来の内燃機関の変速装置としては、軸上に設けたスプラインと嵌合して、軸方向に沿って移動され、隣接する歯車と一方に設けたドグと他方に設けたドグ穴で接続又は切断を行い変速を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−83684号公報
ところで、上記特許文献1に記載の内燃機関の変速装置では、歯車とスプラインとの間にガタがあるため、ドグとドグ穴が嵌合(接続)した際にドグの当り面が傾き、ドグクラッチが抜ける方向のスラスト力が発生する。このため、歯車を軸方向に移動させるシフトフォークと歯車の接触面に発生する摩擦力が大きくなり、シフトフォークの摩耗が大きくなる可能性があった。そして、これを防止するには、ドグとドグ穴との嵌合長さを大きくするか、歯車のスプライン部の長さを大きくする必要があるが、この場合は、変速装置の軸方向長さが大きくなる可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変速装置の軸方向長さを大きくすることなく、ドグとドグ穴との嵌合長さを大きくすることができ、歯車のスプライン部の長さを大きくすることができる内燃機関の変速装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、メインシャフトと、メインシャフトと平行に配置されるカウンタシャフトと、メインシャフト及びカウンタシャフト間に設けられる変速歯車群と、を備え、変速歯車群は、メインシャフト及びカウンタシャフトの少なくとも一方に形成される軸側スプライン部に軸方向にスライド可能に嵌合されるシフト歯車を有し、シフト歯車がシフトフォークにより軸方向にスライド移動され、隣接する歯車とドグクラッチにより接離することにより選択的に変速を行う内燃機関の変速装置において、シフト歯車がスライド移動した際に、シフト歯車の歯車側スプライン部が軸側スプライン部を越えてスライド移動し、メインシャフト及びカウンタシャフトの少なくとも一方の軸上で、シフト歯車の歯車側スプライン部が形成されるスプライン加工部のドグクラッチから離間する側の端部に、軸方向に突出する突出部が形成され、突出部は、軸側スプライン部が設けられた軸端部より突出し、メインシャフトは、互いに同心円状に配置され、同一軸芯に回転する第1入力軸及び第2入力軸を有し、変速装置が、第1入力軸と動力源との間に配置される第1クラッチと、第2入力軸と動力源との間に配置される第2クラッチと、を備え、第1クラッチ及び第2クラッチを交互に切り換えて変速を行うツインクラッチ式変速機に使用され、第2入力軸は内周側に対し外周側が短くなるように、軸端部が内周側から軸側スプライン部に向かって傾斜するように形成され、突出部は軸端部よりも突出した位置で、突出部及び軸端部のスプライン部でV字形状とされることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項の構成に加えて、シフト歯車のドグクラッチから離間する側に配置される歯車に、突出部を収容する凹部が形成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、ドグクラッチのドグ又はドグ穴の当接面が逆テーパ形状に形成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項の構成に加えて、第2入力軸の内側に配置される第1入力軸に変速歯車群の第1速、第5速、第3速用の奇数変速段歯車が順に配置され、第2入力軸に変速歯車群の第4速、第6速、第2速用の偶数変速段歯車が順に配置され、第3速用歯車と第4速用歯車が隣接して配置され、第4速用歯車の歯車側スプライン部を延長させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2の構成に加えて、歯車の凹部の両縁のうち内周寄りの縁部と、軸端部の内周側先端とが近接配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シフト歯車がスライド移動した際に、シフト歯車の歯車側スプライン部が軸側スプライン部を越えてスライド移動するため、変速装置の軸方向長さを大きくすることなく、ドグとドグ穴との嵌合長さを大きくすることができ、歯車側スプライン部の長さを大きくすることができる。また、軸側スプライン部の長さを小さくすることができる。
また、請求項1の発明によれば、メインシャフト及びカウンタシャフトの少なくとも一方の軸上で、シフト歯車の歯車側スプライン部が形成されるスプライン加工部のドグクラッチから離間する側の端部に、軸方向に突出する突出部が形成され、突出部は、軸側スプライン部が設けられた軸端部より突出するため、ドグとドグ穴との嵌合長さを大きくすることができ、歯車側スプライン部の長さを大きくすることができる。
また、請求項1の発明によれば、変速装置が、第1入力軸と動力源との間に配置される第1クラッチと、第2入力軸と動力源との間に配置される第2クラッチと、を備え、第1クラッチ及び第2クラッチを交互に切り換えて変速を行うツインクラッチ式変速機に使用されるため、ツインクラッチ式変速機の軸方向長さを小さくすることができる。
請求項の発明によれば、シフト歯車のドグクラッチから離間する側に配置される歯車に、突出部を収容する凹部が形成されるため、ドグとドグ穴との嵌合長さを大きくすることができ、歯車側スプライン部の長さを大きくすることができる。
請求項の発明によれば、ドグクラッチのドグ又はドグ穴の当接面が逆テーパ形状に形成されるため、ドグとドグ穴が嵌合した際に発生するスラスト力を低減することができる。
請求項の発明によれば、第2入力軸の内側に配置される第1入力軸に変速歯車群の第1速、第5速、第3速用の奇数変速段歯車が順に配置され、第2入力軸に変速歯車群の第4速、第6速、第2速用の偶数変速段歯車が順に配置され、第3速用歯車と第4速用歯車が隣接して配置され、第4速用歯車の歯車側スプライン部を延長させるため、最もスラスト力が発生する第6速用歯車のスラスト力を低減することができる。
本発明に係る内燃機関の変速装置の一実施形態が搭載された自動二輪車を説明する左側面図である。 図1に示すエンジンの左側面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図3のB部の拡大断面図である。 図4に示す第4速用駆動歯車の係合凸部が第6速用駆動歯車の係合凹部に嵌入した状態を説明する拡大断面図である。 図4に示す第4速用駆動歯車の係合凸部側を軸方向から見た図である。 図6のC−C線矢視断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関の変速装置の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
まず、図1に示すように、自動二輪車10の車体フレーム11は、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム13と、左右一対のメインフレーム13の後部に接続され下方に延びる左右一対のピボットプレート14と、を備える。
また、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操舵自在に支持されるフロントフォーク21と、フロントフォーク21の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク21の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル22と、ピボットプレート14に揺動自在に支持されるスイングアーム23と、スイングアーム23の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、ピボットプレート14の下部及びスイングアーム23の前部間に設けられるリンク24と、ピボットプレート14の上部及びリンク24間に設けられるクッションユニット25と、を備える。
なお、図1の符号31はフロントカウル、32はサイドカウル、33はリヤカウル、34は燃料タンク、35はシート、36はヘッドライト、37はサイドミラー、38はリヤグリップ、39はテールライト、40はフロントフェンダ、41はリヤフェンダ、42はサイドバック、43はサイドスタンドである。
また、メインフレーム13及びピボットプレート14には、エンジン(内燃機関)Eが懸架されており、エンジンEから出力される回転動力は前後に延びるドライブシャフト26を介して後輪WRに伝達される。
エンジンEは、図2及び図3に示すように、水冷式のV型エンジンであり、その外殻は、主として、クランクケース51と、クランクケース51の前側上部に設けられる前部バンクBFと、前部バンクBFの後方に設けられる後部バンクBRと、クランクケース51の右側面に設けられるクラッチカバー52と、クランクケース51の左側面に設けられるACGカバー53と、クランクケース51の下面に設けられるオイルパン54と、から構成される。また、クランクケース51には、車幅方向に沿ってクランクシャフト27が回転可能に支承されている。
前部バンクBFは、クランクケース51に一体に形成される前部シリンダブロック55Fと、前部シリンダブロック55Fに結合される前部シリンダヘッド56Fと、前部シリンダヘッド56Fに結合される前部ヘッドカバー57Fと、を備える。後部バンクBRは、クランクケース51に一体に形成される後部シリンダブロック55Rと、後部シリンダブロック55Rに結合される後部シリンダヘッド56Rと、後部シリンダヘッド56Rに結合される後部ヘッドカバー57Rと、を備える。
図2及び図3に示すように、クランクケース51の後部には、ツインクラッチ式変速機80が収容されており、このツインクラッチ式変速機80は、内シャフト(第1入力軸)82及び外シャフト(第2入力軸)83からなる二重構造のメインシャフト81と、メインシャフト81と平行に配置されるカウンタシャフト84と、メインシャフト81及びカウンタシャフト84間に設けられる変速歯車群85と、メインシャフト81の右端部に同軸配置されるツインクラッチ100と、を備える。また、本実施形態では、メインシャフト81、カウンタシャフト84、及び変速歯車群85により変速装置87が構成される。
メインシャフト81は、クランクケース51の左右に渡る内シャフト82の右端部を外シャフト83内に相対回転自在に挿通した構成を有し、内外シャフト82,83は、互いに同心円状に配置され、同一軸芯に回転する。そして、内シャフト82の左端部は、複列玉軸受82aによりクランクケース51に回転自在に支持され、外シャフト83の中間部は、一対の玉軸受83aによりクランクケース51に回転自在に支持される。カウンタシャフト84は、玉軸受84a及びニードル軸受84bによりクランクケース51に回転自在に支持される。
変速歯車群85は、図3に示すように、各変速段同士で互いに噛合し、各変速段に対応する第1〜第6速用変速歯車対85a〜85fから構成される。
第1速用変速歯車対85aは、メインシャフト81の内シャフト82に軸方向移動不能且つ相対回転不能に支承される第1速用駆動歯車(奇数変速段歯車)88aと、カウンタシャフト84に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承されて第1速用駆動歯車88aと噛合する第1速用従動歯車(奇数変速段歯車)89aと、を有する。
第2速用変速歯車対85bは、メインシャフト81の外シャフト83に一体に設けられる第2速用駆動歯車(偶数変速段歯車)88bと、カウンタシャフト84に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承されて第2速用駆動歯車88bと噛合する第2速用従動歯車(偶数変速段歯車)89bと、を有する。
第3速用変速歯車対85cは、内シャフト82に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第3速用駆動歯車(奇数変速段歯車、シフト歯車)88cと、カウンタシャフト84に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承されて第3速用駆動歯車88cと噛合する第3速用従動歯車(奇数変速段歯車)89cと、を有する。また、第3速用駆動歯車88cは、その内周部であるスプライン加工部131の内周面に形成される歯車側スプライン部132を、内シャフト82の外周面に形成される軸側スプライン部82bに軸方向にスライド可能に嵌合することにより、内シャフト82に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される。
第4速用変速歯車対85dは、外シャフト83に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第4速用駆動歯車(偶数変速段歯車、シフト歯車)88dと、カウンタシャフト84に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承されて第4速用駆動歯車88dと噛合する第4速用従動歯車(偶数変速段歯車)89dと、を有する。また、第4速用駆動歯車88dは、その内周部であるスプライン加工部131の内周面に形成される歯車側スプライン部132を、外シャフト83の外周面に形成される軸側スプライン部83bに軸方向にスライド可能に嵌合することにより、外シャフト83に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される。
第5速用変速歯車対85eは、内シャフト82に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承される第5速用駆動歯車(奇数変速段歯車)88eと、カウンタシャフト84に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されて第5速用駆動歯車88eと噛合する第5速用従動歯車(奇数変速段歯車、シフト歯車)89eと、を有する。また、第5速用従動歯車89eは、その内周部であるスプライン加工部131の内周面に形成される歯車側スプライン部132を、カウンタシャフト84の外周面に形成される軸側スプライン部84cに軸方向にスライド可能に嵌合することにより、カウンタシャフト84に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される。
第6速用変速歯車対85fは、外シャフト83に軸方向移動不能且つ相対回転可能に支承される第6速用駆動歯車(偶数変速段歯車)88fと、カウンタシャフト84に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されて第6速用駆動歯車88fと噛合する第6速用従動歯車(偶数変速段歯車、シフト歯車)89fと、を有する。また、第6速用従動歯車89fは、その内周部であるスプライン加工部131の内周面に形成される歯車側スプライン部132を、カウンタシャフト84の外周面に形成される軸側スプライン部84cに軸方向にスライド可能に嵌合することにより、カウンタシャフト84に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される。
そして、第1速用駆動歯車88a、第5速用駆動歯車88e、及び第3速用駆動歯車88cは、内シャフト82に軸方向左側から順に配置され、第4速用駆動歯車88d、第6速用駆動歯車88f、及び第2速用駆動歯車88bは、外シャフト83に軸方向左側から順に配置される。これにより、第3速用駆動歯車88cと第4速用駆動歯車88dが隣接して配置される。
また、シフト歯車である第5速用従動歯車89eと第1速用従動歯車89aとの間には第1ドグクラッチDC1が設けられ、この第1ドグクラッチDC1は、第5速用従動歯車89eと第1速用従動歯車89aの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部(ドグ)96と係合凹部(ドグ穴)97を有する。
また、シフト歯車である第6速用従動歯車89fと第2速用従動歯車89bとの間には第2ドグクラッチDC2が設けられ、この第2ドグクラッチDC2は、第6速用従動歯車89fと第2速用従動歯車89bの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部96と係合凹部97を有する。
また、シフト歯車である第5速用従動歯車89eと第3速用従動歯車89cとの間には第3ドグクラッチDC3が設けられ、この第3ドグクラッチDC3は、第5速用従動歯車89eと第3速用従動歯車89cの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部96と係合凹部97を有する。
また、シフト歯車である第6速用従動歯車89fと第4速用従動歯車89dとの間には第4ドグクラッチDC4が設けられ、この第4ドグクラッチDC4は、第6速用従動歯車89fと第4速用従動歯車89dの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部96と係合凹部97を有する。
また、シフト歯車である第3速用駆動歯車88cと第5速用駆動歯車88eとの間には第5ドグクラッチDC5が設けられ、この第5ドグクラッチDC5は、第3速用駆動歯車88cと第5速用駆動歯車88eの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部96と係合凹部97を有する。
また、シフト歯車である第4速用駆動歯車88dと第6速用駆動歯車88fとの間には第6ドグクラッチDC6が設けられ、この第6ドグクラッチDC6は、第4速用駆動歯車88dと第6速用駆動歯車88fの対向面の一方と他方に、円周方向で略等間隔にそれぞれ形成され、互いに係合可能な複数の係合凸部96と係合凹部97を有する。
また、図2及び図3に示すように、シフト歯車である第5速用従動歯車89e、第6速用従動歯車89f、第3速用駆動歯車88c、及び第4速用駆動歯車88dは、第1〜第4シフトフォーク98a〜98dで回動可能に保持されており、これら第1〜第4シフトフォーク98a〜98dがシフトドラム99により軸方向に移動されることによって、軸方向にスライド移動される。そして、例えば、第4速用駆動歯車88dの場合は、第4シフトフォーク98dにより軸方向にスライド移動されて、第4速用駆動歯車88dの係合凸部96と第6速用駆動歯車88fの係合凹部97が接離することにより、選択的に変速が行われる。
また、図2及び図3に示すように、カウンタシャフト84の右端部には、出力歯車90が設けられており、この出力歯車90には、クランクケース51に回転自在に支持されるファイナルシャフト91の一端部に設けられる従動歯車92が噛合している。また、ファイナルシャフト91の他端部には、駆動傘歯車93が設けられており、この駆動傘歯車93には、ドライブシャフト26の前端部に連結される出力軸94の従動傘歯車95が噛合している。これにより、カウンタシャフト84の回転動力は、出力歯車90、従動歯車92、ファイナルシャフト91、駆動傘歯車93、従動傘歯車95、及び出力軸94を介してドライブシャフト26に伝達される。
ツインクラッチ100は、図3に示すように、内シャフト82の右端部と動力源であるクランクシャフト27との間に配置される第1クラッチ101aと、外シャフト83の右端部と動力源であるクランクシャフト27との間に配置される第2クラッチ101bと、を備え、第1及び第2クラッチ101a,101bを交互に切り換えることにより変速を行う。第1及び第2クラッチ101a,101bは、互いに同軸に隣接配置される油圧式の湿式多板クラッチである。
そして、第1及び第2クラッチ101a,101bの一方を接続すると共に他方を切断し、内外シャフト82,83の一方に連結されるいずれかの変速歯車対を用いて動力伝達を行うと共に、内外シャフト82,83の他方に連結される変速歯車対の中から次に用いるものを予め選定し、この状態から第1及び第2クラッチ101a,101bの一方を切断すると共に他方を接続することで、予め選定した変速歯車対を用いた動力伝達に切り換わり、これにより、変速装置87のシフトアップ又はシフトダウンが行われる。
第1及び第2クラッチ101a,101bは、外部からの供給油圧によりプレッシャプレート102a,102bを軸方向で変位させて所定の係合力を発揮するもので、プレッシャプレート102a,102bをクラッチ切断側に付勢する戻しスプリング103a,103bと、プレッシャプレート102a,102bにクラッチ接続側への押圧力を付与する接続側油圧室104a,104bと、プレッシャプレート102a,102bにクラッチ切断側への押圧力を付与してその戻り動作の圧力を補償する(第1及び第2クラッチ101a,101bの遠心力による上記押圧力の増加分をキャンセルする)切断側油圧室105a,105bと、をそれぞれ備える。そして、切断側油圧室105a,105bには、不図示の潤滑用オイルポンプからの比較的低圧な油圧が常時供給される。また、接続側油圧室104a,104bには、不図示のクラッチ用オイルポンプからの比較的高圧な油圧が選択的に供給される。これにより、第1及び第2クラッチ101a,101bは、油圧供給の有無により個別に断接可能に構成される。
また、第1及び第2クラッチ101a,101bは、単一のクラッチアウタ106を共有して略同一径に構成される。クラッチアウタ106は、車幅方向右側に開放する有底円筒状をなし、その内部左側には第2クラッチ101bのクラッチセンタ107bが、内部右側には第1クラッチ101aのクラッチセンタ107aがそれぞれ配置される。
クラッチアウタ106の底部左側には、スプリングダンパーを介してプライマリドリブンギヤ108が連結され、このプライマリドリブンギヤ108にクランクシャフト27のプライマリドライブギヤ108aが噛合する。クラッチアウタ106は、そのハブ部106aがメインシャフト81の外シャフト83にニードルベアリングを介して相対回転自在に支持され、クランクシャフト27の回転に伴い一体的に回転する。クラッチアウタ106の外壁部の内周右側には、第1クラッチ101a用の複数のクラッチプレート111aが、内周左側には、第2クラッチ101b用の複数のクラッチプレート111bがそれぞれ相対回転不能に支持される。
第1クラッチ101aのクラッチセンタ107aは、その内周部が外シャフト83の右端部よりも右方に突出する内シャフト82の右端部にスプライン嵌合すると共にロックナット128により一体的に固定される。また、クラッチセンタ107aの外周部には、複数のクラッチディスク116aが相対回転不能に支持される。また、各クラッチプレート111aと各クラッチディスク116aは、クラッチ軸方向で交互に重なって配置される。
クラッチセンタ107aの左方には、所定の間隙を空けてプレッシャプレート102aが対向配置され、プレッシャプレート102aの外周側とクラッチセンタ107aの外周側との間に、各クラッチプレート111a及び各クラッチディスク116aが積層状態で配置される。
一方、第2クラッチ101bのクラッチセンタ107bは、その内周部が外シャフト83の右端部にスプライン嵌合すると共にロックナット129により一体的に固定される。また、クラッチセンタ107bの外周部には、複数のクラッチディスク116bが相対回転不能に支持される。また、各クラッチプレート111bと各クラッチディスク116bは、クラッチ軸方向で交互に重なって配置される。
クラッチセンタ107bの右方には、所定の間隙を空けてプレッシャプレート102bが対向配置され、プレッシャプレート102bの外周側とクラッチセンタ107bの外周側との間に、各クラッチプレート111b及び各クラッチディスク116bが積層状態で配置される。
第1及び第2クラッチ101a,101bは、エンジン停止状態(オイルポンプの停止状態)では、各戻しスプリング103a,103bの付勢力によりプレッシャプレート102aを左方に、プレッシャプレート102bを右方に変位させ、各クラッチプレート111a,111b及び各クラッチディスク116a,116bの摩擦係合を解除したクラッチ切断状態となる。また、エンジン運転状態であっても油圧供給が停止された状態では、プレッシャプレート102a,102bに戻しスプリング103a,103bの付勢力及び各切断側油圧室105a,105bの油圧が作用し、上記と同様にクラッチ切断状態となる。
一方、第1クラッチ101aにおいて、エンジン運転状態且つ接続側油圧室104aに油圧が供給される状態では、切断側油圧室105aの油圧及び戻しスプリング103aの付勢力に抗してプレッシャプレート102aを右方(クラッチ接続側)に変位させ、各クラッチプレート111a及び各クラッチディスク116aを挟圧してこれらを摩擦係合させることで、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107aとの間でのトルク伝達を可能としたクラッチ接続状態となる。
同様に、第2クラッチ101bにおいて、エンジン運転状態且つ接続側油圧室104bに油圧が供給される状態では、切断側油圧室105bの油圧及び戻しスプリング103bの付勢力に抗してプレッシャプレート102bを左方(クラッチ接続側)に変位させ、各クラッチプレート111b及び各クラッチディスク116bを挟圧してこれらを摩擦係合させることで、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107bとの間でのトルク伝達を可能としたクラッチ接続状態となる。
さらに、第1及び第2クラッチ101a,101bのクラッチ接続状態から接続側油圧室104a,104bへの油圧供給が停止すると、切断側油圧室105a,105bの油圧及び戻しスプリング103a,103bの付勢力によりプレッシャプレート102aを左方に、プレッシャプレート102bを右方に変位させ、各クラッチプレート111a,111b及び各クラッチディスク116a,116bの摩擦係合を解除して、クラッチアウタ106とクラッチセンタ107a,107bとの間のトルク伝達を不能としたクラッチ切断状態となる。このように、戻しスプリング103a,103bの付勢力に加えて切断側油圧室105a,105bの油圧を用いることで、接続側油圧室104a,104b内に遠心力による油圧が残る場合でも、プレッシャプレート102a,102bを確実に変位させることができる。
そして、本実施形態では、図4及び図5に示すように、第4速用駆動歯車88dが、第6ドグクラッチDC6を切断する側にスライド移動した際に、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132が、外シャフト83の軸側スプライン部83bを越えてスライド移動するように構成される。
また、第4速用駆動歯車88dのスプライン加工部131の第3速用駆動歯車88c側(第6ドグクラッチDC6から離間する側)の端部に、第3速用駆動歯車88cに向かって軸方向に突出する突出部133が形成されると共に、第3速用駆動歯車88cの第4速用駆動歯車88d側の側面に、突出部133を収容する凹部134が形成される。そして、スプライン加工部131に突出部133が形成されることにより、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132が延長される。また、第4速用駆動歯車88dが、第6ドグクラッチDC6を切断する側にスライド移動した際に、突出部133は、外シャフト83の軸側スプライン部83bが形成された軸端部83cより第3速用駆動歯車88c側に突出している。
また、図6及び図7に示すように、第4速用駆動歯車88dの第6速用駆動歯車88fとの対向面には、第6ドグクラッチDC6を構成する8個の係合凸部96が円周方向で略等間隔に形成されており、この係合凸部96の第6速用駆動歯車88fの係合凹部97との当接面96aが、軸方向外側に向かうに従って次第に周方向幅が大きくなる逆テーパ形状に形成されている。なお、上記では、第4速用駆動歯車88dを例に説明したが、第3速用駆動歯車88c、第5速用従動歯車89e、及び第6速用従動歯車89fの係合凸部96の当接面96aも逆テーパ形状に形成されている。なお、本実施形態では、係合凸部96の当接面96aを逆テーパ形状に形成したが、これに限定されず、第5速用駆動歯車88e、第6速用駆動歯車88f、第1速用従動歯車89a、第2速用従動歯車89b、第3速用従動歯車89c、及び第4速用従動歯車89dの係合凹部97の係合凸部96との当接面を逆テーパ形状に形成してもよい。
以上説明したように、本実施形態の変速装置87によれば、第4速用駆動歯車88dがスライド移動した際に、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132が外シャフト83の軸側スプライン部83bを越えてスライド移動するため、変速装置87の軸方向長さを大きくすることなく、第6ドグクラッチDC6の係合凸部96と係合凹部97との嵌合長さを大きくすることができ、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132の長さを大きくすることができる。また、外シャフト83の軸側スプライン部83bの長さを小さくすることができる。
また、本実施形態の変速装置87によれば、メインシャフト81の軸上で、第4速用駆動歯車88dのスプライン加工部131の第6ドグクラッチDC6から離間する側の端部に、軸方向に突出する突出部133が形成され、突出部133が、軸側スプライン部83bが設けられた軸端部83cより突出するため、第6ドグクラッチDC6の係合凸部96と係合凹部97との嵌合長さを大きくすることができ、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132の長さを大きくすることができる。
また、本実施形態の変速装置87によれば、第3速用駆動歯車88cに、突出部133を収容する凹部134が形成されるため、第6ドグクラッチDC6の係合凸部96と係合凹部97との嵌合長さを大きくすることができ、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132の長さを大きくすることができる。
また、本実施形態の変速装置87によれば、第1〜第6ドグクラッチDC1〜DC6の係合凸部96の当接面96aが逆テーパ形状に形成されるため、係合凸部96と係合凹部97が嵌合した際に発生するスラスト力を低減することができる。
また、本実施形態の変速装置87によれば、変速装置87が、内シャフト82と動力源との間に配置される第1クラッチ101aと、外シャフト83と動力源との間に配置される第2クラッチ101bと、を備え、第1クラッチ101a及び第2クラッチ101bを交互に切り換えて変速を行うツインクラッチ式変速機80に使用されるため、ツインクラッチ式変速機80の軸方向長さを小さくすることができる。
また、本実施形態の変速装置87によれば、内シャフト82に変速歯車群85の第1速、第5速、第3速用の奇数変速段歯車88a,88e,88cが順に配置され、外シャフト83に変速歯車群85の第4速、第6速、第2速用の偶数変速段歯車88d,88f,88bが順に配置され、第3速用駆動歯車88cと第4速用駆動歯車88dが隣接して配置され、第4速用駆動歯車88dの歯車側スプライン部132を延長させるため、最もスラスト力が発生する第6速用駆動歯車88fのスラスト力を低減することができる。
E エンジン(内燃機関)
80 ツインクラッチ式変速機
81 メインシャフト
82 内シャフト(第1入力軸)
82b 軸側スプライン部
83 外シャフト(第2入力軸)
83b 軸側スプライン部
83c 軸端部
84 カウンタシャフト
84c 軸側スプライン部
85 変速歯車群
85a 第1速用変速歯車対
85b 第2速用変速歯車対
85c 第3速用変速歯車対
85d 第4速用変速歯車対
85e 第5速用変速歯車対
85f 第6速用変速歯車対
87 変速装置
88a 第1速用駆動歯車(奇数変速段歯車)
88b 第2速用駆動歯車(偶数変速段歯車)
88c 第3速用駆動歯車(奇数変速段歯車、シフト歯車)
88d 第4速用駆動歯車(偶数変速段歯車、シフト歯車)
88e 第5速用駆動歯車(奇数変速段歯車)
88f 第6速用駆動歯車(偶数変速段歯車)
89a 第1速用従動歯車(奇数変速段歯車)
89b 第2速用従動歯車(偶数変速段歯車)
89c 第3速用従動歯車(奇数変速段歯車)
89d 第4速用従動歯車(偶数変速段歯車)
89e 第5速用従動歯車(奇数変速段歯車、シフト歯車)
89f 第6速用従動歯車(偶数変速段歯車、シフト歯車)
DC1 第1ドグクラッチ
DC2 第2ドグクラッチ
DC3 第3ドグクラッチ
DC4 第4ドグクラッチ
DC5 第5ドグクラッチ
DC6 第6ドグクラッチ
96 係合凸部(ドグ)
96a 当接面
97 係合凹部(ドグ穴)
98a 第1シフトフォーク
98b 第2シフトフォーク
98c 第3シフトフォーク
98d 第4シフトフォーク
100 ツインクラッチ
101a 第1クラッチ
101b 第2クラッチ
131 スプライン加工部
132 歯車側スプライン部
133 突出部
134 凹部

Claims (5)

  1. メインシャフト(81)と、
    前記メインシャフトと平行に配置されるカウンタシャフト(84)と、
    前記メインシャフト及び前記カウンタシャフト間に設けられる変速歯車群(85)と、を備え、
    前記変速歯車群は、前記メインシャフト及び前記カウンタシャフトの少なくとも一方に形成される軸側スプライン部(82b,83b,84c)に軸方向にスライド可能に嵌合されるシフト歯車(88c,88d,89e,89f)を有し、
    前記シフト歯車がシフトフォーク(98a〜98d)により軸方向にスライド移動され、隣接する歯車(88e,88f,89a,89b,89c,89d)とドグクラッチ(DC1〜DC6)により接離することにより選択的に変速を行う内燃機関(E)の変速装置(87)において、
    前記シフト歯車(88d)がスライド移動した際に、前記シフト歯車の歯車側スプライン部(132)が前記軸側スプライン部(83b)を越えてスライド移動し、
    前記メインシャフト(81)及び前記カウンタシャフト(84)の少なくとも一方の軸上で、前記シフト歯車(88d)の前記歯車側スプライン部(132)が形成されるスプライン加工部(131)の前記ドグクラッチ(DC6)から離間する側の端部に、軸方向に突出する突出部133が形成され、
    前記突出部(133)は、前記軸側スプライン部(83b)が設けられた軸端部(83c)より突出し、
    前記メインシャフト(81)は、互いに同心円状に配置され、同一軸芯に回転する第1入力軸(82)及び第2入力軸(83)を有し、
    前記第1入力軸と動力源との間に配置される第1クラッチ(101a)と、前記第2入力軸と動力源との間に配置される第2クラッチ(101b)と、を備え、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチを交互に切り換えて変速を行うツインクラッチ式変速機(80)に使用され、
    前記第2入力軸(83)は内周側に対し外周側が短くなるように、前記軸端部(83c)が内周側から前記軸側スプライン部(83b)に向かって傾斜するように形成され、
    前記突出部(133)は前記軸端部(83c)よりも突出した位置で、前記突出部(133)及び前記軸端部(83c)のスプライン部でV字形状とされることを特徴とする内燃機関の変速装置。
  2. 前記シフト歯車の前記ドグクラッチから離間する側に配置される歯車(88c)に、前記突出部を収容する凹部(134)が形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の変速装置。
  3. 前記ドグクラッチ(DC1〜DC6)のドグ(96)又はドグ穴(97)の当接面(96a)が逆テーパ形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の変速装置。
  4. 前記第2入力軸(83)の内側に配置される前記第1入力軸(82)に前記変速歯車群(85)の第1速、第5速、第3速用の奇数変速段歯車(88a,88e,88c)が順に配置され、
    前記第2入力軸に前記変速歯車群の第4速、第6速、第2速用の偶数変速段歯車(88d,88f,88b)が順に配置され、
    前記第3速用歯車(88c)と前記第4速用歯車(88d)が隣接して配置され、
    前記第4速用歯車の前記歯車側スプライン部(132)を延長させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の変速装置。
  5. 前記歯車(88c)の前記凹部(134)の両縁のうち内周寄りの縁部と、前記軸端部(83c)の内周側先端とが近接配置されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の変速装置。
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