JP5437304B2 - 温度センサ素子及びその製造方法、温度センサ - Google Patents
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Description
この種の温度センサとしては、例えば図9に示すように、温度によって電気的特性が変化するサーミスタ91とその表面に形成された一対の金属電極92とからなる温度センサ素子90と、該温度センサ素子90に先端側で接続されると共に後端側で外部回路に電気的に接続される信号線93を内蔵したシースピン95とを備える温度センサ9がある。
触媒コンバータや排気管内等のように高温酸化雰囲気にて使用される温度センサにおいては、金属電極とサーミスタとの接合体からなる上記温度センサ素子の接合信頼性及び金属電極の耐熱性を確保することが課題である。
また、セラミックスと金属の接合信頼性を確保するために、接合界面にセラミックスおよび金属の両者の成分を拡散させて接合体を得ることが提案されている(特許文献4、5参照)。
例えば、特許文献4には、窒化物系セラミックスにCrやFeを含有する金属を接合する際に、セラミックスに含有する成分を金属側へ一部拡散させることで接合信頼性を高めることが提案されている。また、特許文献5には、窒化珪素や炭化珪素等のセラミックスと、CrやNiを含有する金属を接合する際に、その界面にCrの珪化物(シリサイド)を形成させることで接合信頼性を高めることが提案されている。
即ち、高精度な温度検出のためにはサーミスタの抵抗をばらつきなく外部回路にて検出する必要があり、サーミスタと金属電極の界面および金属電極の抵抗値が極めて小さく、接合面積にばらつきがないことが要求される。
また、特許文献4、5に示された技術においては、何れも接合信頼性のみを向上させることを目的としているため、抵抗値の上昇や抵抗値のばらつきを生じやすく、温度センサとして重要な特性であるオーミックコンタクト性を確保することが困難である。
このような接合体を温度センサとして用いた場合には、金属の酸化状態や接合界面の拡散状態により影響を受けやすいオーミックコンタクト性を確保することができず、特に−50℃〜1050℃の広範囲の温度域で使用する温度センサとして用いた場合には、抵抗値のばらつきにより測定精度を高いものにできず、また耐熱性も悪いために剥離や割れが生じやすいため、温度センサに適用することができないという問題がある。
また、金属電極に含有する金属元素αは、Siの拡散係数がCrよりも高いため、Crよりもシリサイド化合物を生成しやすい。金属元素αシリサイドとCrシリサイドの関係は、線膨張係数においては金属元素αシリサイド<Crシリサイドの関係があり、抵抗値においては金属元素αシリサイド<Crシリサイドの関係があることから、サーミスタの結晶粒界に金属元素αが優先的に拡散して金属元素αシリサイドを生成することで本発明における拡散層を形成することができる。この拡散層により、高温の環境下においても耐熱性及び接合信頼性を確保することができるとともに、オーミックコンタクトを確保して抵抗値のばらつきを抑制できる。特に、−50℃〜1050℃の広範囲の温度域においても、ほとんど抵抗値のばらつきはなく高精度な温度検出が可能な温度センサを提供することができる。
本例の温度センサは、図1に示すごとく、自動車の排気ガス温度測定用のセンサとして用いられる。
この温度センサ5は、温度によって電気特性が変化するサーミスタ10と、その表面に設けられた一対の金属電極11とからなる温度センサ素子1が先端側に接合されると共に、後端側で外部回路(図示略)に接続する一対の信号線21を収容するシースピン3とを有する。
先端側に接合された温度センサ素子1は、カバー4内に収容されている。また、カバー4よりも後端側において、シースピン3の外周にはこれを保持するリブ12が形成されている。
また、後方延設部122の外周には、シースピン3及び信号線21の一部を保護する保護チューブ13の一端が溶接固定されている。
上記カバー4は、シースピン3の先端部301の外周に対して全周溶接されている。シースピン3、及びカバー4は、ステンレス鋼またはNi基耐熱合金からなる。更に、リブ12、保護チューブ13も、ステンレス鋼またはNi基耐熱合金からなる。
金属電極11中に含まれるCrにより、サーミスタ10を構成するSi系セラミックスとの線膨張係数差を縮小することが可能となる。近年、温度センサには使用温度領域として−50℃〜1050℃程度の非常に広い温度領域が要求されている。Crを含有させることにより、この広い温度領域においてもサーミスタ10との線膨張係数差に起因するクラックや割れの発生を低減することができる。
また、上記金属元素αは、Siの拡散係数がCrよりも高いことから、Crよりもシリサイド化合物を生成しやすい。即ち、サーミスタ10の結晶粒界に金属元素αを拡散しての金属元素αのシリサイドを形成してなる拡散層を積極的に形成できるものである。
上記金属元素αは、Fe、Mo、Ni、W、Zr、Nb、Ta等から選択できる。
これにより、高温環境下において金属電極11等が酸化することを抑制することができ、上記金属電極11の耐熱性をより向上させることができると共に、上記サーミスタ10との線膨張係数差に起因する熱応力を抑制することができ、接合信頼性を確保できる。これは、CrにFeを添加することで生成自由エネルギーが低いCrが選択的に酸化し、より安定した酸化膜を形成できるため、Cr−Fe合金の酸化の進行を抑制できるからである。また、Feの添加量が多すぎると耐酸化性が悪化してしまうだけでなく、金属電極11の線膨張係数が大きくなるためサーミスタ10との線膨張係数差が拡大してしまい熱応力を増大させてしまうためである。
また、図6に、代表的な金属とその金属シリサイドの耐熱温度及び線膨張係数を示す。同図において、横軸は線膨張係数(×10-6/℃)を示し、縦軸は耐熱温度(℃)を示し、各合金、純金属、及びこれらのシリサイドがとりうる線膨張係数及び耐熱温度の範囲を線で囲んだ領域で示してある。
線膨張係数が11×10-6/℃を超える場合には、上記サーミスタ10として低熱膨張セラミックスからなるものを採用した場合に、上記金属電極11と上記サーミスタ10との接合信頼性を確保することが困難になるおそれがある。また、金属電極11の線膨張係数を小さくし過ぎると、金属電極11に信号線等を接合して温度センサを構成した場合に、金属電極11と信号線との線膨張係数差が大きくなり、両者の接合界面への熱応力が増大してしまうおそれがあるという観点から、金属電極11の線膨張係数は7×10-6/℃以上であることが好ましい。
なお、金属電極11の線膨張係数は、例えばCrと共に上記金属電極11に含有させる上記金属元素αの種類及び配合割合を調整することにより制御できる。
そして本発明においては、上記サーミスタ10と金属電極11との界面に形成される拡散層12として、上記金属電極11に含有する金属元素αのシリサイドが上記サーミスタ10を成すSi系セラミックスの結晶粒界中に存在することが重要である。
この拡散層12により、図3に示すように、サーミスタ10、金属電極11との間の接合性を高めるとともに、オーミックコンタントを確保することができる。
上記厚みが3μm未満となると、拡散層12自体の強度が不十分になり熱応力によりクラックが発生するおそれがある。一方、110μmを超えると、拡散層12としての熱応力緩和効果が低減してしまうため、サーミスタ10に比して強度の低い拡散層12の厚さが増大して接合強度が低下するおそれがある。
先ず、以下のようにサーミスタ10を製造する。
平均粒径0.7μmの窒化珪素(Si3N4)粉末を63.4体積%と、平均粒径0.2μmの炭化珪素(SiC)粉末30体積%と、焼結助剤として平均粒径0.5μmの酸化イットリウム(Y2O3)粉末6体積%と、金属導電体として平均粒径0.4μmのTiB2粉末0.6体積%とを混合し、エタノールを用いて24時間ボールミルで混合して混合原料を得た。
サーミスタ10を成す焼結体の結晶粒界の領域を大きくするための焼成条件は、ボイドが発生して抵抗ばらつきが大きくならない程度に焼結が不足しないようにし、且つ結晶粒界が狭くならない程度に焼結し過ぎないように、温度・時間・雰囲気・加圧力等を調整することが重要である。
これにより、縦1.0mm×横1.0mm×高さ0.5mmの直方体形状(板状)の焼結体からなるサーミスタ10を得た。
合金粉末119の平均粒径が50μm以下であると、金属電極11の厚みを調整しやすく、50μmを超えると、金属電極11の厚みが110μmを超えて大きくなり易く、熱応力が増大してクラックが発生するおそれがある。
また、金属電極11の厚みは、サーミスタ10への上記金属電極11となる金属の配設量を調整することにより制御することができる。
Plasma Sintering:熱処理時に圧力と電流を付与した焼結プロセス)にて、サーミスタ10の表面に形成した合金ペースト110を約30MPaで加圧しながら温度1150℃で10分間保持することにより行った(図7(b2)及び(b3)参照)。
さらに、熱処理中に圧力及び/又は電圧を加えながら加熱することが好ましい。これにより、図7(b1)〜(b3)に示すごとく、金属電極11となる金属の焼結性を向上させることができ、金属元素αのサーミスタ10側への拡散117を促進させることができる。また、加熱温度を低下させることができるため、サーミスタ10および金属電極11への加熱によるダメージを低減できるだけでなく、加熱時間も短縮できる。
これにより、図3に示すごとく温度センサ素子1を得た。
先ず評価用の試料X0、X1を準備した。
本発明の温度センサ素子の試料である試料X1は、サーミスタ10として、平均粒径0.7μmの窒化珪素(Si3N4)粉末を63.4体積%と、平均粒径0.2μmの炭化珪素(SiC)粉末30体積%と、焼結助剤として平均粒径0.5μmの酸化イットリウム(Y2O3)粉末6体積%と、金属導電体として平均粒径0.4μmのTiB2粉末0.6体積%とを混合し、エタノールを用いて24時間ボールミルで混合して混合原料を得た。
Sintering:熱処理時に圧力と電流を付与した焼結プロセス)にて、サーミスタ10の表面に形成した合金ペースト110を30MPaで加圧しながら温度1150℃で10分間保持する熱処理を施し、試料X1を得た。
これら試料X1および比較例試料X0を環状暗視野走査型透過電子顕微鏡(ADF−STEM(JEM−2100Fを使用))による画像解析により金属電極とサーミスタとの境界面を中心に観察した。
その結果を図10〜図12に示す。
なお、図11では金属元素αシリサイドであるFeシリサイド107およびCrシリサイド106上にSiC粒子102が配置されているように図示したが、図10(a)より判るようにSiC粒子はFeシリサイド、Crシリサイド内に取り込まれた状態で存在する。
先ず評価用の試料X1〜10を準備した。
試料X1は、サーミスタ10として、平均粒径0.7μmの窒化珪素(Si3N4)粉末を63.4体積%と、平均粒径0.2μmの炭化珪素(SiC)粉末30体積%と、焼結助剤として平均粒径0.5μmの酸化イットリウム(Y2O3)粉末6体積%と、金属導電体として平均粒径0.4μmのTiB2粉末0.6体積%とを混合し、エタノールを用いて24時間ボールミルで混合して混合原料を得た。
次に、サーミスタ10の高さ方向の対向する一対の面に、Crを60質量%、Feを40質量%のCr−Fe合金ペースト110を約30μm程度の厚さで印刷した。合金粉末の平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置にて測定した値で5μmである。
試料X2は、Cr粉末ペーストを、試料X3は、Cr−10Ti合金粉末ペーストを、試料X4は、Fe−25Cr−5Al合金粉末ペーストを、試料X5は、Fe−20Ni−25Cr合金粉末ペーストを、試料X6は、Ni−15.5Fe−8.5Cr合金粉末ペーストを、試料X7は、W粉末ペーストを、試料X8は、Pt粉末ペーストを、それぞれ印刷形成して作製した温度センサ素子である。
これら試料X1〜X8に以下の各種評価を実施した。
次に、上記試料X1〜X8の温度センサ素子について、以下のようにして接合信頼性、耐熱性、オーミックコンタクト性の評価を行なった。
各試料(試料X1〜X8)を温度1050℃で2分間保持し、次いで常温(約25℃)で2分間保持するという冷熱サイクルを1サイクルとし、この冷熱サイクルを1000サイクル繰り返し行なった(冷熱サイクル試験)。次いで、金属電極の剥離や、金属電極及びサーミスタにおけるクラックの発生を拡大顕微鏡(外観)及び金属顕微鏡(断面)にて観察した。
剥離及びクラックが認められなかったものを「○」として評価し、大きな剥離又はクラックが認められたものを「×」として評価し、剥離又はクラックが認められるがその程度が小さいものを「△」として評価した。その結果を表1に示す。
各試料(試料X1〜X8)を温度1050℃の高温炉に500時間放置した(高温放置試験)。その後、金属電極及び拡散層における溶融や酸化の有無を金属顕微鏡による断面観察により調べた。そして、高温炉での加熱後に加熱前に比べて酸化及び溶融等の変化が認められなかったものを「○」として評価し、大きな溶融や酸化が認められたものを「×」として評価し、溶融又は酸化が認められるがその程度が小さいものを「△」として評価した。その結果を表1に示す。
新品および上記接合信頼性、耐熱性の試験を行った後の各試料について、サーミスタの抵抗を測定した。新品については、金属電極を接合する前のサーミスタそのものの抵抗に対する接合後のサーミスタの抵抗変化率が5%以下のものを「○」として評価し、100%以上のものを「×」として評価し、5%を超えかつ100%未満のものを「△」として評価した。また、上記接合信頼性の試験及び耐熱性の試験前後におけるサーミスタの抵抗変化率が5%以下のものを「○」として評価し、100%以上のものを「×」として評価し、5%を超えかつ100%未満のものを「△」として評価した。その結果を表1に示す。
なお、評価対象となる抵抗変化率(試験後)は、接合信頼性の試験(冷熱サイクル試験)と、耐熱性の試験(高温放置試験)のうち変化率が大きいものを対象とした。
Crを採用した試料X2においては、線膨張係数がサーミスタの線膨張係数(4.5×10-6/℃)に近く熱応力を低減できると考えられるが、冷熱サイクル試験にて剥離が認められた。これは、図6に示す通り拡散層として形成されたCrシリサイドの線膨張係数が大きいためであり、適切な拡散層を形成しなければ接合信頼性を満足できないということである。また、高温放置試験においては電極であるCrの酸化が認められ、耐熱性を十分に満足できないことが分かった。オーミックコンタクト性についても電極剥離および電極酸化により抵抗値が変化しており、温度センサ素子としての機能を十分に満足することができない。
本実験例ではCrとFeの配合比が異なる金属電極を形成したときの、温度センサ素子の特性の変化を検討する。本実験例においては、後述の表2に示すごとく、CrとFeの配合比が異なる合金粉末を用いて7種類の温度センサ素子(試料X9〜X15)を作製した。なお、金属電極11となる合金ペーストの材質の違いを除いては上記試料X1と同様にして作製したものである。
これらの各試料(試料X9〜試料X15)について、実施例1と同様に、金属電極の線膨張係数を測定し、さらに接合信頼性、耐熱性、及びオーミックコンタクト性の評価を行なった。
図14に示すように、Alを0.5質量%以上添加すれば酸化増量を抑制でき、電極の耐熱性を向上できることが分かる。また、Al配合量を7質量%より多くしても効果は変わらず加工性が悪化する傾向にあるため、Al配合量は7質量%以下が好ましい。図14においては、Cr−40Fe合金の例を示しているが、Feの配合割合が10質量%(Cr−10Fe合金)から70質量%(Cr−70Fe合金)の範囲において同様の結果であることを確認している。なお、耐熱性だけでなく接合信頼性、及びオーミックコンタクト性も十分に満足できる。
ここでは、金属電極の厚み及び拡散層の厚みの異なる15種類の温度センサ素子(試料X16〜X30)を作製し、その特性の変化を検討する。
具体的には、金属電極の厚み及び拡散層の厚みが後述の表3に示す値となるように合金粉末ペーストの塗布量及び加熱時間を変更し、実施例1と同様にして試料X16〜X30の温度センサ素子を作製した。各試料(試料X16〜X30)は、金属電極の厚み及び拡散層の厚みを変更した点を除いては実施例1の試料X1と同様にして作製した温度センサ素子である。
その結果を表3に示す。
また、図15(b)〜(d)に示すごとく、金属電極11とサーミスタ10との接合界面においては、サーミスタ成分であるSiと金属電極成分であるCr及びFeが拡散して、Crシリサイド及びFeシリサイドからなる金属シリサイドが形成されていることがわかる。
なお、本発明の実施例は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しなければ種々の変更は可能である。
10、91 サーミスタ
11、92 金属電極
12 拡散層
3、95 シースピン
33 絶縁部
34 外管部
301 先端部
4 カバー
5 温度センサ
21、93 信号線
93 信号線
12 リブ
121 当接部
122 後方延設部
123 前方延設部
13 保護チューブ
101 窒化珪素の結晶粒
102 炭化珪素の粒子
103 金属導電体
105 結晶化ガラス相からなる結晶粒界
Claims (15)
- 温度によって電気的特性が変化するサーミスタと、該サーミスタの表面に接合する一対の金属電極とからなる温度センサ素子であって、
上記サーミスタは、Si系セラミックスから構成されており、
上記金属電極は、Crと、Siの拡散係数がCrよりも高い金属元素αとを含有し、かつ線膨張係数が11×10 -6 /℃以下であり、
上記サーミスタと上記金属電極との界面には、上記金属元素αのシリサイドが上記サーミスタを成すSi系セラミックスの結晶粒界中に存在する拡散層が形成されていることを特徴とする温度センサ素子。 - 請求項1に記載の温度センサ素子において、上記拡散層は、上記金属元素αのシリサイドおよびCrシリサイドが上記Si系セラミックスの結晶粒界中に存在することを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1または2に記載の温度センサ素子において、上記サーミスタを成すSi系セラミックスは、主成分である窒化珪素に炭化珪素を含有することを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項3に記載の温度センサ素子において、上記窒化珪素からなる結晶粒と、該結晶粒の周囲に配置するガラス相からなる結晶粒界と、該結晶粒界に分散する炭化珪素の粒子と、を有することを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項4に記載の温度センサ素子において、上記金属元素αシリサイドおよびCrシリサイドが、上記結晶粒界に分散する炭化珪素の粒子を取り込んで配置することを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の温度センサ素子において、上記金属元素αは、Feであることを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の温度センサ素子において、上記金属電極は、Crを30〜90質量%、Feを10〜70質量%含有する合金からなることを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の温度センサ素子において、上記金属電極は、厚みが3〜110μmであることを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の温度センサ素子において、上記拡散層は、厚みが3〜110μmであることを特徴とする温度センサ素子。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の温度センサ素子の製造方法において、
Si系セラミックスから構成されるサーミスタの表面に、Crと、Siの拡散係数がCrよりも高い金属元素αと、を含有してなる金属電極と成る金属を配設させた状態で加熱処理する工程により、上記サーミスタに上記金属電極を接合するとともに、上記サーミスタと上記金属電極との界面において上記金属元素αを、上記Si系セラミックスの結晶粒界中に拡散させて上記金属元素αのシリサイドが存在する拡散層を形成することを特徴とする温度センサ素子の製造方法。 - 請求項10に記載の温度センサ素子の製造方法において、上記金属電極となる金属は、平均粒径が50μm以下の合金粉末を採用することを特徴とする温度センサ素子の製造方法。
- 請求項10又は11に記載の温度センサ素子の製造方法において、上記加熱処理は、真空中又は不活性ガス中で行なうことを特徴とする温度センサ素子の製造方法。
- 請求項10〜12のいずれか一項に記載の製造方法において、上記加熱処理は、圧力及び/又は電圧を加えながら実施することを特徴とする温度センサ素子の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の温度センサ素子を備えることを特徴とする温度センサ。
- 請求項14に記載の温度センサにおいて、上記温度センサ素子と、該温度センサ素子に先端側で電気的に接続されると共に後端側で外部回路に電気的に接続される信号線と、該信号線を内部に収容するシースピンとを備えることを特徴とする温度センサ。
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