JP5420483B2 - 部品搬送方法、部品搬送装置及び部品実装装置 - Google Patents

部品搬送方法、部品搬送装置及び部品実装装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウエハからベアチップを取り出して搬送する部品搬送方法、部品搬送装置及びこの部品搬送装置を備える部品実装装置に関するものである。
従来から、ダイシングされてウエハステージ上に固定されたウエハからベアチップを取り出し、これを基板上に搬送して直に装着する所謂ベアチップ実装が可能な部品実装装置が知られている。また、ベアチップ及びパッケージ部品の双方の部品を共通の装置上で基板に装着できるようにした複合型の部品実装装置も知られている。
これらの部品実装装置は、取出し対象となるベアチップをウエハの下方から突上げるための突上げ装置(突上げヘッド)と、ベアチップを吸着して搬送するための部品取出用ヘッドとを備えており、前記突上げ装置によりベアチップを突上げ、これによりウエハシートからベアチップを剥離させながら当該ベアチップを部品取出用ヘッドにより吸着することによりウエハからベアチップを取り出す。従って、ウエハからのベアチップの取り出しを継続的に精度良く行うためには、部品取出用ヘッドの駆動系の熱収縮等による経時的な移動誤差を定期的に校正することにより部品取出用ヘッド等の位置決め精度を確保することが必要である。この点に関して、例えば特許文献1には、部品取出用ヘッドと一体に移動するカメラを設けておき、ウエハステージ上に設けられる2つのマークをこのカメラで撮像し、ウエハステージと部品取出用ヘッドとの相対的な位置関係や移動誤差を求めて制御系の校正処理を行うようにした部品実装装置が記載されている。
特開2005−277271号公報
上記特許文献1に記載される従来装置によれば、ウエハステージ(ウエハ)に対する部品取出用ヘッドの位置決め精度を良好に確保できる。しかし、ウエハからのヘアチップの取り出しには突上げ装置も重要な役割を果たすため、この突上げ装置の位置決め精度を確保することも重要であるが、この点については上記特許文献1には言及がない。また、近年では、レイアウト上の都合や作業効率の観点からウエハステージを可動とすることも考えられており、この場合には、部品取出用ヘッド、突上げ装置及びウエハステージの相対的な位置決め精度を確保することが重要となる。なお、このように部品取出用ヘッド、突上げ装置及びウエハステージが移動する場合、特許文献1の装置に準じ、これら部品取出用ヘッド等の各々にカメラを搭載して共通のマークを画像認識することにより相互の位置関係を把握することが考えられないではないが、部品取出用ヘッド等の複数の可動要素の各々にカメラを搭載するのは経済的ではない。
本発明は、このような事情に鑑み、ウエハからベアチップを取り出して搬送する部品搬送装置やこれを備える部品実装装置に関して、特に、部品取出用ヘッド、突上げ装置及びウエハステージ等が相互に移動する場合に、簡素な構成でこれらの位置決めを精度良く達成することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ダイシングされたウエハを所定の作業位置において水平に保持し、かつこのウエハの面と平行なY軸方向にのみ移動可能に設けられるウエハ支持部材と、このウエハ支持部材の上方位置においてY軸方向に一体的に移動可能に設けられ、かつY軸方向と直交する方向であって前記ウエハの面と平行なX軸方向にそれぞれ個別に移動可能に設けられる部品認識カメラ及び部品取出用ヘッドと、前記作業位置において前記ウエハ支持部材の下方位置でX軸方向にのみ移動可能に設けられる部品突上げ用ヘッドとを備えた部品実装装置を用いて前記ウエハからベアチップを取り出して所定位置に搬送する方法であって、前記ウエハからベアチップを取出して所定位置に搬送する部品搬送工程と、この部品搬送工程に先立ち、当該部品搬送工程において前記ウエハ支持部材、部品突上げ用ヘッド及び部品認識カメラを移動させるときのX−Y座標平面上での基準位置をそれぞれ定める基準座標設定工程とを含み、前記部品搬送工程は、前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させて取出し対象となるベアチップをX軸方向と平行な軸線上であって前記部品突上げ用ヘッドが移動する経路上に配置し、かつ前記部品認識カメラを前記軸線上であって前記取出し対象となるベアチップの上方位置に移動させて当該ベアチップを撮像する部品撮像工程と、前記取出し対象となるベアチップを突上げることが可能となるように前記部品撮像工程の撮像結果に基づき前記部品突上げ用ヘッドおよび前記部品取出用ヘッドをそれぞれ移動させて、前記ベアチップを前記部品突上げ用ヘッドにより突上げる部品突上げ工程と、前記部品突上げ用ヘッドにより突上げられたベアチップを前記部品取出用ヘッドにより保持して所定位置に搬送する部品取出し搬送工程と、を含み、前記基準座標設定工程は、前記ウエハ支持部材に設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第1のマーク撮像工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第1のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(X軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドに設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第2のマーク撮像工程と、前記ウエハ支持部材を移動させるときの基準座標を前記第1、第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める支持部材座標設定工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(Y軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドを移動させるときの基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める突上げヘッド座標設定工程と、を含むものである。
この方法では、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドに設けられた各マークを部品認識カメラにより撮像し、その撮像結果に基づいて部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドの各基準座標を定める。すなわち、部品認識カメラによりウエハ支持部材のマークを撮像、認識することにより(第1のマーク撮像工程)、部品認識カメラとウエハ支持部材との相対的な位置関係を把握でき、部品認識カメラにより部品突上げ用ヘッドのマークを撮像、認識することにより(第2のマーク撮像工程)、部品認識カメラと部品突上げ用ヘッドとの相対的な位置関係を把握できる。また、これら両撮像結果(第1、第2のマーク撮像工程)からウエハ支持部材と部品突上げ用ヘッドとの相対的な位置関係を把握できる。そのため、上記のように部品認識カメラによりウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドに設けられた各マークを撮像し、その撮像結果に基づいて当該部品認識カメラの基準位置を定める方法によれば、ベアチップを画像認識するための共通の部品認識カメラを用いた簡単、かつ合理的な構成で当該部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドの各基準座標を相互に関連づけて定めることが可能であり、部品搬送工程では、このような基準座標に基づいて部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドを移動させることにより当該部品認識カメラ等相互の位置決め精度を高度に保つことが可能となる。
この方法において、前記基準座標設定工程は、さらに、前記部品突上げ用ヘッドを所定位置に配置し、前記部品取出用ヘッド及び前記部品突上げ用ヘッドにそれぞれ設けられる嵌合部を互いに嵌合させることにより当該嵌合状態における前記部品取出用ヘッドの前記X軸方向及びY軸方向の現在位置を求め、かつこの位置を当該部品取出用ヘッドの基準座標位置として定める取出ヘッド座標設定工程を含む。
この方法によれば、部品突上げ用ヘッドとの嵌合により部品取出用ヘッドと当該部品突上げ用ヘッドとを物理的に関連づけた上でその基準座標を定めるため、部品突上げ用ヘッドと部品取出用ヘッドとの位置決め精度がより一層向上する。
なお、上記の部品搬送方法においては、前記ウエハ支持部材に、その中心位置を中心とする円であって既知の半径値を有する円上に並ぶ複数のマークを設けておき、前記第1のマーク撮像工程では、これら複数のマークを前記部品認識カメラにより撮像して前記ウエハ支持部材の中心座標を求め、前記カメラ座標(X軸)設定工程、前記カメラ座標(Y軸)設定工程、前記支持部材座標設定工程及び突上げヘッド座標設定工程では、前記中心座標に基づいて基準座標をそれぞれ設定するようにするのが好適である。
このようにウエハ支持部材の中心を基準に、部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドの各基準座標を定めるようにすれば、部品突上げ用ヘッドや部品認識カメラの位置決め精度をウエハ面内でより均一化することが可能となる。
一方、本発明の部品搬送装置は、ダイシングされたウエハからベアチップを取り出して搬送する部品搬送装置において、前記ウエハを水平に保持しかつウエハの面と平行なY軸方向にのみ移動が可能となるように支持されるウエハ支持部材と、ベアチップを取出すための所定の作業位置を含む領域内で前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させるウエハ支持部材駆動手段と、前記作業位置を含む領域の上方位置においてY軸方向にのみ移動可能に支持されるフレーム部材と、このフレーム部材をY軸方向に移動させるフレーム駆動手段と、前記Y軸方向と直交する方向であって前記ウエハの面と平行なX軸方向へ移動可能となるように前記フレーム部材に支持され、前記ベアチップをその上側から撮像する部品認識カメラと、この部品認識カメラをX軸方向に移動させるカメラ駆動手段と、前記X軸方向への移動が可能となるように前記フレーム部材に支持され、前記ウエハからベアチップを取り出す部品取出用ヘッドと、当該部品取出用ヘッドを前記X軸方向に移動させる部品取出ヘッド駆動手段と、前記作業位置の下方位置においてX軸方向と平行な方向にのみ移動可能に支持され、前記ウエハ支持部材に支持され前記ベアチップをその下方から突上げるための部品突上げ用ヘッドと、この部品突上げ用ヘッドをX軸方向に移動させる突上げヘッド駆動手段と、ウエハからベアチップを取出して所定位置に搬送する所定の部品搬送工程、及びこの部品搬送工程に先立ち、当該部品搬送工程において前記ウエハ支持部材、部品突上げ用ヘッド及び部品認識カメラを移動させるときのX−Y座標平面上での基準位置をそれぞれ定める基準座標設定工程とを実行すべく前記各駆動手段を制御する制御手段と、を備え、この制御手段は、前記部品搬送工程では、前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させて取出し対象となるベアチップをX軸方向と平行な軸線上であって前記部品突上げ用ヘッドが移動する経路上に配置し、かつ前記部品認識カメラを前記軸線上であって前記取出し対象となるベアチップの上方位置に移動させて当該ベアチップを撮像する部品撮像工程と、前記取出し対象となるベアチップを突上げることが可能となるように前記部品撮像工程の撮像結果に基づき前記部品突上げ用ヘッドおよび前記部品取出用ヘッドをそれぞれ移動させて、前記ベアチップを前記部品突上げ用ヘッドにより突上げる部品突上げ工程と、前記部品突上げ用ヘッドにより突上げられたベアチップを前記部品取出用ヘッドにより保持して所定位置に搬送する部品取出し搬送工程と、を実行し、前記基準座標設定工程では、前記ウエハ支持部材に設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第1のマーク撮像工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第1のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(X軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドに設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第2のマーク撮像工程と、前記ウエハ支持部材を移動させるときの基準座標を前記第1、第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める支持部材座標設定工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(Y軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドを移動させるときの基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める突上げヘッド座標設定工程とを実行するものである。
この部品搬送装置によれば、上述した請求項1に係る部品搬送方法を実施することが可能であり、当該部品搬送方法に基づくベアチップの搬送を自動化することができる。
また、この部品搬送装置において、前記X軸方向及びY軸方向における前記部品取出用ヘッドの位置を検出可能な位置検出手段をさらに備え、前記部品突上げ用ヘッド及び前記部品取出用ヘッドは、上下方向に互いに嵌合することが可能な嵌合部をそれぞれ備えており、前記制御手段は、前記基準座標設定工程ではさらに、前記嵌合部同士を嵌合させ、前記位置検出手段による前記部品取出用ヘッドの検出位置に基づいて当該部品取出用ヘッドの前記X軸方向及びY軸方向の基準座標を定める取出ヘッド座標設定工程を実行するものである。
この部品搬送装置によれば、上述した請求項2に係る部品搬送方法を実施することが可能であり、当該部品搬送方法に基づくベアチップの搬送を自動化することができる。
さらに、上記の部品搬送装置において、前記ウエハ支持部材は、その中心位置を中心とする円であって既知の半径値を有する円上に並ぶ複数のマークを備えており、前記制御手段は、前記第1のマーク撮像工程では、これら複数のマークを前記部品認識カメラにより撮像して前記ウエハ支持部材の中心座標を求め、前記カメラ座標(X軸)設定工程、前記カメラ座標(Y軸)設定工程、前記支持部材座標設定工程及び突上げヘッド座標設定工程では、前記中心座標に基づいて基準座標をそれぞれ設定するものである。
この部品搬送装置によれば、上述した請求項3に係る部品搬送方法を実施することが可能であり、当該部品搬送方法に基づくベアチップの搬送を自動化することができる。
一方、本発明に係る部品実装装置は、ダイシングされたウエハからベアチップを取出して基板上に装着する部品実装装置であって、上述した部品搬送装置を備え、この部品搬送装置の前記部品取出用ヘッドにより、前記ウエハから取出したベアチップをそのまま前記基板上に搬送して装着するように構成されているものである。
また、ダイシングされたウエハからベアチップを取出して基板上に装着する部品実装装置であって、上述した部品搬送装置と、この部品搬送装置の前記部品取出用ヘッドにより前記ウエハから取出されたベアチップを受け取り、当該ベアチップを前記基板上に搬送して実装する部品実装用ヘッドとを備えているものである。
これらの部品実装装置によれば、部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッド等の相互の位置決め精度を高度に保つことが可能であり、これによりウエハからのベアチップの取出しを円滑、かつ正確に行いながら基板上に実装することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、ベアチップを画像認識するための共通の部品認識カメラを用いた簡単、かつ合理的な構成で当該部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドの各基準座標を相互に関連付けて定めることが可能であり、これによりウエハからベアチップを取り出す際には、部品認識カメラ、ウエハ支持部材及び部品突上げ用ヘッドの位置決めを精度良く行わせることができる。
本発明に係る部品実装装置の全体構成を示す平面図である。 部品実装装置の構成を示す要部模式図(斜視図)である。 部品実装装置の制御系を示すブロック図である。 部品実装動作の制御フローチャートである。 部品実装動作の動作説明図である。 キャリブレーション動作の制御フローチャートである。 キャリブレーション動作の制御フローチャートである。 ウエハテーブルの要部を示す平面図である。 ヘッドおよび部品突上げ用ヘッドを示す要部断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1は、本発明にかかる部品実装装置(本発明にかかる部品搬送装置が適用される部品実装装置)の全体構成を平面図で概略的に示している。なお、方向関係を明確にするために図中には適宜XYZ直角座標軸を示している。X軸方向は水平面と平行な方向であり、Y軸方向は水平面上でX軸方向と直交する方向であり、Z軸方向はX軸、Y軸にそれぞれ直交する方向である。
この図に示す部品実装装置は、ダイシングされたウエハWからベアチップを取り出して基板上に実装(装着)するとともに、部品供給装置により供給されるパッケージ部品等を基板上に実装することが可能な所謂複合型の部品実装装置である。
この部品実装装置は、同図に示すように、基台1と、所定の実装作業位置にプリント配線板P(以下、基板Pという)を搬入、搬出するためのコンベア対2と、第1、第2の部品供給部4、5と、基板P上に部品を実装するための部品実装機構と、ダイシングされたウエハWが収納されるウエハ収納部10と、このウエハ収納部10からウエハWを引き出して支持するウエハ支持装置12と、ウエハWからベアチップを取り出して前記部品実装機構に受け渡すチップ取出し装置14とを含む。なお、当例では、ウエハ支持装置12及びチップ取出し装置14が本発明の部品搬送装置に相当する。
前記コンベア対2は、基板Pを搬送するコンベア本体と、このコンベア本体上で基板Pを持ち上げて位置決めする図外の位置決め機構とを含み、同図の右側から左側に向かって基板Pをほぼ水平姿勢でX軸方向に搬送し、所定の実装作業位置に基板Pを位置決め固定する。当例では、コンベア対2による搬送経路上であってX軸方向に所定間隔だけ離間する位置(図中の基板Pの位置)がそれぞれ実装作業位置とされる。なお、以下の説明では、適宜、これら実装作業位置のうち基板Pの搬送方向上流側の位置を第1作業位置と、下流側の位置を第2作業位置と称す。
第1、第2の部品供給部4,5は、前記コンベア対2を挟んで互いに反対側の位置に設けられている。具体的は、部品供給部4、5のうち第1部品供給部4はコンベア対2に対して前側(装置の前側:同図では下側)に、第2部品供給部5は後側に設けられている。
第1部品供給部4は、同図に示すようにX軸方向に分割されており、これらの間にはウエハ収納部10が配置されている。第1部品供給部4は、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等のチップ部品を供給するもので、この第1部品供給部4には、例えばテープフィーダ4a等の部品供給装置がコンベア対2に沿って並列に配置されている。各テープフィーダ4aは、前記トランジスタ等のチップ部品を所定間隔で収納、保持したテープが巻回されるリールと、このリールを保持する保持部材と、前記リールからテープを引出しながらフィーダ先端の部品供給位置に部品を送り出す部品送り機構等とを含み、実装用ヘッドユニット6A,6Bの後記部品実装用ヘッドにより部品供給位置において部品をピックアップさせるとともに、このピックアップに伴い次の部品を部品供給位置に繰り出すように構成されている。なお、第1部品供給部4は、前記テープフィーダ4aの代わりに、半導体パッケージ等の大型のパッケージ部品を載置したトレイを設置することも可能であり、この場合には、部品実装用ヘッドにより当該トレイ上から直接パッケージ部品がピックアップされる。
第2部品供給部5は、ベアチップを供給するものである。この第2部品供給部5には、ダイシングされたウエハWがウエハ支持装置12に支持された状態で配置され、このウエハWからチップ取出し装置14によりベアチップが取り出される。
部品実装機構は、各部品供給部4、5において供給される部品を基板P上に実装するものであり、コンベア対2の上方位置においてそれぞれ水平方向(X−Y方向)に移動することが可能な2つの実装用ヘッドユニット6A,6B(第1実装用ヘッドユニット6A、第2実装用ヘッドユニット6Bという)と、これらを個別に駆動する駆動手段とを含む。
これら実装用ヘッドユニット6A,6Bのうち第1実装用ヘッドユニット6Aは、基台1上のうち主に第1作業位置を含む上流側の領域を可動領域としてこの領域内でのみ移動可能とされ、他方、第2実装用ヘッドユニット6Bは、基台1上のうち主に第2作業位置を含む下流側の領域を可動領域としてこの領域内でのみ移動可能となっている。各実装用ヘッドユニット6A,6Bは、X軸方向に並ぶ2つの部品実装用ヘッド(図示省略)をそれぞれ備えており、前記テープフィーダ4aによって供給される部品をこれら部品実装用ヘッドにより吸着して基板P上に実装するとともに、チップ取り出し装置14により前記ウエハWから取り出されるベアチップをこれら部品実装用ヘッドで吸着して基板P上に実装する。これにより、トランジスタ,コンデンサ等の部品とベアチップとの双方が基板P上に実装される。
実装用ヘッドユニット6A,6Bの各駆動手段については、詳しく図示していないが、当該駆動手段は、実装用ヘッドユニット6A,6BをそれぞれX軸方向に移動可能に支持する支持部材7と、この支持部材7をY軸方向に移動可能に支持する固定レールと、支持部材7に対して実装用ヘッドユニット6A,6BをX軸方向に移動させるためのモータ及びボールねじ軸の組合せからなる移動機構と、支持部材7を前記固定レールに沿ってY軸方向に移動させるためのモータ及びボールねじ軸の組合せからなる移動機構とをそれぞれ含む。
なお、基台1上であって実装用ヘッドユニット6A,6Bそれぞれの可動領域内には、部品認識用の固定カメラ66A、66Bが配置されている。これら固定カメラ66A、66Bは、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるカメラであり、各実装用ヘッドユニット6A,6Bの各部品実装用ヘッドにより吸着されている部品を下側から撮像して、その画像信号を後記制御装置70に出力するものである。
前記ウエハ支持装置12は、ウエハ収納部10に収納されているウエハWを第2部品供給部5に引き出してチップ取出し装置14によるベアチップの取り出しが可能となるように支持するものである。
このウエハ支持装置12は、ウエハWを支持するウエハステージ20(本発明のウエハ支持部材に相当する)と、これを基台1上においてY軸方向に移動可能に支持する一対の固定レール22と、ウエハステージ20を当該固定レール22に沿って移動させるための駆動手段(本発明のウエハ支持部材駆動手段に相当する)とを含む。この駆動手段は、前記固定レール22と平行に延びかつウエハステージ20のナット部分に螺合挿入されるボールねじ軸24とこれを回転駆動するためのステージ駆動モータ26とを含み、この構成により、コンベア対2に支持される基板Pの下方位置を通って、前記ウエハステージ20が前記第2部品供給部5の所定の部品取出作業位置と前記ウエハ収納部10近傍のウエハ受取位置(図中二点鎖線で示す位置)との間を移動する。
ここで、前記ウエハ収納部10は、ダイシングされた複数毎のウエハWを収容するものである。このウエハ収納部10は、ウエハWが保持された略円環状のホルダWhを上下複数段に収容するラック(図2参照)と、このラックを昇降駆動する駆動手段とを含み、前記ラックの昇降に伴い所望のウエハWを、前記ウエハステージ20に対して出し入れ可能な所定の出し入れ高さ位置に配置する。他方、前記ウエハステージ20は、ウエハWの出し入れ機構を備えている。この出し入れ機構は、ウエハステージ20が前記ウエハ受取位置に配置された状態で、前記出し入れ高さ位置に配置された前記ラック内のウエハW(ホルダWh)をウエハ収納部10からウエハステージ20上に引き出すとともに、ウエハステージ20上のウエハWをラック内に収容する(戻す)ことが可能に構成されている。ウエハ収納部10に収容されている各ウエハWは、それぞれベアチップがフェイスアップ状態、すなわち回路形成面(基板Pに対する実装面)が上向きとなるようにウエハシート上に貼着され、このウエハシートを介してホルダWhにより保持されている。
このように、ウエハ支持装置12は、ウエハ収納部10に対してウエハWを出し入れしながら当該ウエハWを第2部品供給部5の部品取出作業位置に配置する。
なお、ウエハステージ20には、図8に示すように、その中央部に上下方向(Z軸方向)に貫通する開口部20aが形成されており、この開口部20aの周囲には一対の位置決めピン21a、21bが立設されている。他方、ホルダWhにはこれら位置決めピン21a、21bに嵌合可能な切欠き部が形成されており、ホルダWhは、当該切欠き部が前記位置決めピン21a、21bに嵌合するように前記出し入れ機構によりウエハステージ20上に引き込まれることにより当該ウエハステージ20に対して位置決めされる。各位置決めピン21a、21bは、ウエハステージ20の中心位置、つまり上記開口部20aの中心位置を中心とする共通の円周上に設けられおり、ウエハWはその中心がウエハステージ20の中心位置と一致するようにホルダWh及び位置決めピン21a、21bを介して当該ウエハステージ20に位置決めされる。
前記チップ取出し装置14は、図1及び図2に示すように、チップ突上げ装置14Aとチップ搬送装置14Bとを含む。
このチップ突上げ装置14Aは、第2部品供給部5に配置されている。このチップ突上げ装置14Aは、部品取出作業位置に配置されたウエハステージ20上のウエハWのうち、取出し対象となるベアチップをその下側から突上げることにより、当該ベアチップをウエハシートから剥離させながら持ち上げるものである。
このチップ突上げ装置14Aは、一対の突上げピン32a,32b(適宜、第1突上げピン32a、第2突上げピン32bという)を備えた突上げヘッド30(本発明の部品突上げ用ヘッドに相当する)と、これを基台1上においてX軸方向に移動可能に支持する固定レール34と、突上げヘッド30を当該固定レール34に沿って移動させるための駆動手段(本発明の突上げ用ヘッド駆動手段に相当する)とを含む。この駆動手段は、前記固定レール34と平行に延びかつ突上げヘッド30に螺合挿入される図外のボールねじ軸とこれを回転駆動するための突上げヘッド駆動モータ36(図3に示す)とを含み、この構成により、ウエハステージ20上に支持されているウエハWに対し、突上げヘッド30がX軸方向の任意の位置に移動することが可能となっている。
前記突上げヘッド30の各突上げピン32a,32bは、上下方向に延び、それぞれ図外のアクチュエータ(エアシリンダ等)により個別に昇降駆動される。つまり、ウエハステージ20の前記開口部20aの内側にこれら突上げピン32a,32bが配置された状態で、当該突上げピン32a,32bが上昇駆動されることによりベアチップを突上げる。
前記チップ搬送装置14Bは、チップ突上げ装置14Aにより突上げられたベアチップを吸着して前記実装用ヘッドユニット6A,6Bに受け渡すものである。
このチップ搬送装置14Bは、チップ取出用ヘッドユニット40及び部品認識用の移動カメラ50(本発明の部品認識カメラに相当する)と、これらを第2部品供給部5の上方位置において水平方向(X−Y方向)に移動させるための駆動手段とを含む。この駆動手段は、以下のような構成を有する。
すなわち、第2部品供給部5の上方位置には、X軸方向に所定間隔を隔てて配置されかつY軸方向に互いに平行に延びる一対の高架の固定レール52と、これらレール52上に移動可能に支持されてX軸方向に延びるフレーム部材46と、各固定レール52に近接する位置に配置されてY軸方向に延び、かつ前記フレーム部材46のナット部分にそれぞれ螺合挿入される一対のボールねじ軸54と、これらボールねじ軸54を回転駆動する一対のフレーム駆動モータ56とが設けかれている。前記フレーム部材46には、その前側に固定されてX軸方向に延びる第1レール(図示省略)と、後側に固定されてX軸方向に延びる第2レール(図示省略)とが設けられ、前記第1レールに前記チップ取出用ヘッドユニット40が、前記第2レールに前記移動カメラ50がそれぞれ移動可能に支持されている。そして、前記フレーム部材46に、X軸方向に延びて前記チップ取出用ヘッドユニット40に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動するヘッドユニット駆動モータ60と、X軸方向に延びて前記移動カメラ50に螺合挿入されるボールねじ軸(図示省略)と、このボールねじ軸を回転駆動するカメラ駆動モータ62とが備えられている。すなわち、この駆動手段は、前記各フレーム駆動モータ56の作動によりフレーム部材46を固定レール52に沿って移動させ、このフレーム部材46の移動に伴いチップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50を一体的にY軸方向に移動させる。また、前記ヘッドユニット駆動モータ60の作動によりフレーム部材46の前側の位置で前記チップ取出用ヘッドユニット40をX軸方向に移動させるとともに、カメラ駆動モータ62の作動によりフレーム部材46の後側の位置で前記移動カメラ50をX軸方向に移動させる。これによりチップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50が第2部品供給部5の上方位置において水平方向(X−Y方向)に移動可能となっている。なお、当例では、前記ボールねじ軸54及びフレーム駆動モータ56等が本発明のフレーム駆動手段に相当し、カメラ駆動モータ62及び図外のボールねじ軸等が本発明のカメラ駆動手段に相当し、ヘッドユニット駆動モータ60及び図外のボールねじ軸等が本発明の部品取出ヘッド駆動手段に相当する。
前記チップ取出用ヘッドユニット40のX−Y方向における可動領域と前記実装用ヘッドユニット6A,6Bの同可動領域とは一部重複しており、これにより、後述するようにチップ取出用ヘッドユニット40から実装用ヘッドユニット6A,6Bへのベアチップの受渡しが可能となっている。なお、チップ取出用ヘッドユニット40、移動カメラ50及びこれらの上記駆動手段は、実装用ヘッドユニット6A,6B及びこれらの駆動手段よりも下方に位置しており、従って、チップ取出用ヘッドユニット40等の可動領域と各実装用ヘッドユニット6A,6Bの可動領域とは上記のように一部重複するが、チップ取出用ヘッドユニット40と実装用ヘッドユニット6A,6Bとが互いに干渉することは無い。
チップ取出用ヘッドユニット40は、一対のウエハヘッド42a,42b(第1ウエハヘッド42a、第2ウエハヘッド42bという;本発明の部品取出用ヘッドに相当する)を備えている。
これらウエハヘッド42a,42bは、ドラム型のヘッドである。すなわち、各ウエハヘッド42a,42bは、X軸方向と平行な軸線回りに回転が可能で、かつ上下方向への移動(昇降)が可能となるようにチップ取出用ヘッドユニット40のフレーム部分に支持されるヘッド本体と、その外周面上に設けられる部品吸着用の一対のノズル44とを有する。
第1ウエハヘッド42aの各ノズル44は、上下真逆の位置、すなわち一方側のノズル44が真下に向くときに他方側のノズル44が真上を向くように設けられており、ウエハヘッド駆動モータ64により回転駆動されることにより、この回転に伴い各ノズル44の位置が交互に入れ替わる。また、図外の駆動モータの駆動によりノズル44を含む第1ウエハヘッド42a全体が昇降する。第2ウエハヘッド42bも同様の構成である。なお、これらウエハヘッド42a,42bのノズル44同士の間隔(X軸方向の間隔)は、各実装用ヘッドユニット6A,6Bに搭載される前記部品実装用ヘッドの間隔と同間隔とされている。これにより、各ウエハヘッド42a,42bから第1実装用ヘッドユニット6A(又は第2実装用ヘッドユニット6B)の各部品実装用ヘッドに対して同時にベアチップの受渡しが可能となっている。
移動カメラ50は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えるカメラであり、ウエハWからのベアチップの取り出しに先立ち、取り出し対象となるベアチップを撮像し、その画像信号を後記制御装置70に出力するものである。また、この移動カメラ50は、後述するキャリブレーション処理時にウエハステージ20上のマーク等の撮像も行う。
図3は、この部品実装装置の制御系をブロック図で示している。同図に示すように、この部品実装装置は、CPUや各種メモリ、HDD等からなる制御装置70(本発明の制御手段に相当する)を備えている。この制御装置70には、前記各モータ26,36,56,60,62,64、前記移動カメラ50及び固定カメラ66A,66B等がそれぞれ電気的に接続されており、これにより各部の動作が前記制御装置70によって統括的に制御される。また、この制御装置70には、図外の入力装置が電気的に接続されており、オペレータによる各種情報がこの入力装置の操作に基づき入力されるとともに、前記各モータ26,36,56,60,62,64に内蔵される図外のエンコーダ等の位置検出手段からの出力信号も入力される。
この制御装置70は、その機能要素として、上記各モータ26,36,56,60,62,64の駆動を制御する軸制御部73と、前記各カメラ50,66A,66Bからの画像信号に所定の処理を施す画像処理部74と、図外のセンサからの信号の入力および各種制御信号の出力等を制御するI/O処理部75と、外部装置との通信を制御する通信制御部76と、実装プログラム等の各種プログラムや各種データを記憶する記憶部72と、これら各部72〜76を統括的に制御するとともに、各種の演算処理を実行する主演算部71とを含んでいる。
そして、この制御装置70は、ウエハ支持装置12、チップ取出し装置14及び実装用ヘッドユニット6A,6B等を制御することにより、すなわち前記各モータ26,36,56,60,62,64等を、予め定められたプログラムに基づいて制御することにより、ウエハ収納部10に対するウエハWの出し入れ、ウエハWからのベアチップの取り出し及び実装用ヘッドユニット6A,6Bによる部品の実装等の一連の動作(部品実装動作)を実行させるとともに、所定のタイミングで、ウエハステージ20、突上げヘッド30及びウエハヘッド42a,42b等の作動時の基準となる基準座標を校正するキャリブレーション動作を実行させる。
以下、この制御装置70による部品実装動作の制御とキャリブレーション動作の制御について説明する。まず、部品実装動作の制御について説明する。
図4は、制御装置70による部品実装動作の制御を示すフローチャートであり、図5は、このフローチャートに沿った部品実装動作の各部の動きを示す部品実装装置の時系列図である。
実装動作が開始されると、制御装置70は、ウエハ支持装置12を制御することによりウエハ収納部10からウエハWを引出して第2部品供給部5に配置する(ステップS1)。具体的には、ステージ駆動モータ26を駆動することによりウエハステージ20をウエハ受取位置に移動させ、前記出し入れ機構によりウエハW(ホルダWh)をウエハ収納部10からウエハステージ20上に引出した後、当該ウエハステージ20を第2部品供給部5に移動させる。これによりウエハWを第2部品供給部5の部品取出作業位置に配置する。この際、制御装置70は、ウエハW内のベアチップのうち取り出し対象となるベアチップが突上げヘッド30の前記突上げピン32a,32bの移動経路上に位置するようにウエハステージ20を移動させる。
ウエハWが部品取出位置に配置されると、制御装置70は、チップ搬送装置14Bを制御し、移動カメラ50をウエハWの上方位置に移動させる。具体的には、フレーム駆動モータ56を駆動することによりフレーム部材46をY軸方向に、カメラ駆動モータ62を駆動することにより移動カメラ50をY軸方向にそれぞれ移動させ、これにより取り出し対象(吸着対象)となるベアチップの上方位置に移動カメラ50を配置する。そして、当該移動カメラ50にこのベアチップを撮像させ、この画像データに基づき当該ベアチップの位置を求める(ステップS2;図5(a))。この場合、制御装置70は、必要に応じて複数のベアチップを一度に、又は連続して移動カメラ50に撮像させる。
次に、制御装置70は、移動カメラ50による撮像結果に基づき、チップ取り出し装置14(チップ突上げ装置14A及びチップ搬送装置14B)及びウエハ支持装置12を制御し、突上げヘッド30及びチップ取出用ヘッドユニット40と取り出し対象となるベアチップとを相互に位置決めする(ステップS3)。具体的には、突上げヘッド駆動モータ36を駆動することにより突上げヘッド30をX軸方向に移動させるとともに、ステージ駆動モータ26を駆動することによりウエハステージ20をY軸方向に移動させる。これにより突上げヘッド30の突上げピン32a,32bを取り出し対象となるベアチップの下方位置に移動させる。また、フレーム駆動モータ56を駆動することによりフレーム部材46をY軸方向に移動させるとともに、ヘッドユニット駆動モータ60を駆動することによりチップ取出用ヘッドユニット40をX軸方向にそれぞれ移動させ、これによりウエハヘッド42a,42bをベアチップの上方位置に移動させる。
そして、制御装置70は、前記突上げピン32a,32bを駆動する(上昇させる)ことにより当該ベアチップをその下側から突上げる一方で、ウエハヘッド42a,42bを下降させ、これにより当該ベアチップをノズル44により吸着させる(ステップS4;図5(b))。これによりウエハWからのベアチップの取り出しを行う。
次に、制御装置70は、チップ搬送装置14Bを制御することにより所定の部品受渡し位置にチップ取出用ヘッドユニット40を移動させるとともに、部品実装機構を制御することにより実装用ヘッドユニット6A(又は6B)を前記部品受渡し位置に移動させる(ステップS5;図5(c))。これにより部品受渡し位置においてチップ取出用ヘッドユニット40と実装用ヘッドユニット6A(又は6B)とを上下に配置する。なお、部品受渡し位置は、各実装用ヘッドユニット6A,6Bの可動領域内にそれぞれ定められており、図5(c)の例は、第1実装用ヘッドユニット6Aにベアチップを受渡す場合を示している。
チップ取出用ヘッドユニット40及び実装用ヘッドユニット6A(6B)が部品受渡し位置に配置されると、制御装置70は、ウエハヘッド42a,42bを回転させ、これにより各ノズル44に吸着されるベアチップを反転(フェイスダウンの状態に反転)させた後、当該ベアチップを実装用ヘッドユニット6A(6B)の各部品実装用ヘッドにより吸着させる(ステップS6)。これによりチップ取出用ヘッドユニット40から実装用ヘッドユニット6A(6B)へのベアチップの受渡しを行う。
次に、制御装置70は、実装用ヘッドユニット6A(6B)を固定カメラ66A上に移動させ、各部品実装用ヘッドに吸着されたベアチップを当該固定カメラ66Aに撮像させるとともに、その画像データに基づき各部品実装用ヘッドに対するベアチップの吸着ずれを演算する(ステップS7;図5(d))。そして、制御装置70は、実装用ヘッドユニット6A(6B)を基板P上に移動させ、所定の実装位置で部品実装用ヘッドを下降させることによりベアチップを当該基板P上に実装する(ステップS8、S9;図5(e))。
なお、当例では、上記ステップS1,S2が本発明の部品撮像工程に相当し、ステップS3が本発明の部品突上げ工程に相当し、ステップS4,S5が本発明の部品取出し搬送工程に相当し、上記ステップS1〜S5が本発明の部品搬送工程に相当する。
以上、制御装置70による部品実装動作の制御について説明したが、このフローチャートに示す制御は、最も基本的な部品実装動作の制御例である。つまり、実際の基板Pの生産時には、より効率的に基板Pを生産すべく、制御装置70は、ウエハ支持装置12によるウエハWの出し入れ動作、チップ取出し装置14によるベアチップの取出動作、及び各実装用ヘッドユニット6A,6Bの実装動作等の複数の動作の一部を並行して実行する。
なお、上記のようにウエハステージ20、突上げヘッド30、チップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50の相互動作によりベアチップをウエハWから取り出す当該部品実装装置では、これらのX−Y平面内での位置決め精度を高度に保つことがウエハWからベアチップを正確に取り出して部品実装用ヘッドに受け渡す上で重要となる。この部品実装装置では、制御用のX−Y座標系においてウエハステージ20等を制御する際の基準座標(下記(1)〜(4))を予め定めておき、この基準座標を原点位置としてウエハステージ20等を駆動制御するものであるが、制御装置70は、この基準座標を校正するためのキャリブレーション動作(本発明の基準座標設定工程に相当する)を所定タイミングで実行するようになっている。
(1)ウエハステージ20の基準座標(Ya)
(2)突上げヘッド30の基準座標(Xb)
(3)移動カメラ50の基準座標(Xc,Yc)
(4)チップ取出用ヘッドユニット40の基準座標
第1ウエハヘッド42aの基準座標(Xd,Yd,Rd)
第2ウエハヘッド42aの基準座標(Xe,Ye,Re)
以下、このキャリブレーション動作について説明する。
図6、図7は、制御装置70によるキャリブレーション動作の制御を示すフローチャートである。このキャリブレーション動作は、例えばその日の生産開始前など、予めプログラムされたタイミングで定期的に(又は不定期に)実行されるが、オペレータによる指示入力操作に基づいて実行されるようにしてもよい。
この動作制御が開始されると、制御装置70は、現在記憶されている基準座標(現在の座標系)に基づき移動カメラ50をその可動領域におけるY軸方向の末端位置に移動させる(ステップS11)。当例では、装置前側(コンベア対2側)の末端位置に移動させる。
次に、制御装置70は、現在の基準座標に基づき、ウエハステージ20上に設けられる第1マークM1と移動カメラ50の画像中心(視野中心)とが一致する位置に、当該移動カメラ50及びウエハステージ20を移動させ、移動カメラ50により当該第1マークM1を撮像させる(ステップS13、S15)。この際、移動カメラ50はX軸方向にのみ移動させる。当例では、ウエハステージ20上に設けられる前記一対の位置決めピン21a、21bのうちの一方側のピンの先端面を第1マークM1としている(図8参照)。
制御装置70は、この画像データに基づき移動カメラ50の画像中心と第1マークM1とのずれを求め、ずれがある場合には、そのずれが解消される位置に移動カメラ50及びウエハステージ20を移動させた上で、そのときの移動カメラ50のX軸方向の位置座標(座標x1)及びウエハステージ20のY軸方向の位置座標(座標y1)を記憶する(ステップS17、S19)。この際、制御装置70は、ステージ駆動モータ26及びカメラ駆動モータ62の各位置検出手段からの出力に基づき各座標位置を求める。なお、この例では、移動カメラ50の画像中心と第1マークM1との位置にずれが有る場合、実際に移動カメラ50及びウエハステージ20を移動させ、そのときの各位置検出手段からの出力に基づいて上記座標位置を求めているが、勿論、上記画像データに基づき当該座標位置を演算で求めるようにしてもよい。
次に、制御装置70は、現在の基準座標に基づき、ウエハステージ20上に設けられる第2マークM2に対してステップS13〜ステップS19と同様の動作を実行し、そのときの移動カメラ50のX軸方向の位置座標(座標x2)及びウエハステージ20のY軸方向の位置座標(座標y2)を記憶する(ステップS21〜S27)。当例では、ウエハステージ20上の前記位置決めピン21a、21bのうち第1マークM1とは異なる側のピンの先端面を第2マークM2とする(図8参照)。
こうして各マークM1,M2の座標データを取得すると、制御装置70は、ステップS19,S27で取得した座標データに基づき下記数1,2に基づきこれらマークM1、M2が位置する円の中心、つまりウエハステージ20の中心の座標(X、Y)を求める(ステップS29)。
(数1)r=(X−x+(Y−y
(数2)r=(X−x+(Y−y
ここで、rは、マークM1、M2(位置決めピン21a、21b)が位置する円の半径値であり設計上の、予め決まった値である。
ウエハステージ20の中心位置の座標が求まると、制御装置70は、その座標(X、Y)に基づき、そのX座標を移動カメラ50のX軸方向の新たな基準座標(Xc)として決定し、Y座標をウエハステージ20の新たな基準座標(Ya)として決定する(ステップS31)。
次に、制御装置70は、移動カメラ50をX軸方向に移動させ、当該移動カメラ50を、その画像中心とステップS31で決定した基準座標(Xc)とが一致する位置に配置するとともに、ウエハステージ20をY軸方向に移動させ、当該ウエハステージ20を、その中心位置とステップS31で決定した基準座標(Ya)とが一致する位置に配置する(ステップS33)。
次に、制御装置70は、現在の基準座標に基づいて、突上げヘッド30をX軸方向に移動させ、当該突上げヘッド30を、その第1突上げピン32aの中心位置とウエハステージ20の中心位置とがX軸方向において一致する位置に配置した後、移動カメラ50により第1突上げピン32aの先端を撮像させる(ステップS35,S37)。なお、突上げピン32a,32bの先端には図9に示すように、チップ取出用ヘッドユニット40のノズル44先端が嵌合することが可能な嵌合用凹部33が形成されるとともに、その内底面のノズル中心位置にマークM3が設けられており、ステップS37の処理では、このマークM3が撮像される。すなわち、当実施形態では、ノズル44及び嵌合用凹部33が本発明の嵌合部に相当する。
制御装置70は、この画像データに基づき、移動カメラ50の画像中心と第1突上げピン32a(マークM3)のX軸方向のずれを求め、ずれがある場合には、突上げヘッド30をX軸方向に移動させてそのずれが解消される位置に当該突上げヘッド30を配置するとともに、同様に移動カメラ50の画像中心と第1突上げピン32aのY軸方向のずれを求め、ずれがある場合には、移動カメラ50をY軸方向に移動させてそのずれが解消される位置に当該移動カメラ50を配置する(ステップS39)。
そして、制御装置70は、このときの突上げヘッド30のX軸方向の位置座標を当該突上げヘッド30の基準座標(Xb)として決定するとともに、移動カメラ50のY軸方向の位置座標を当該移動カメラ50のY軸方向の基準座標(Yc)として決定する(ステップS41)。また、制御装置70は、ステップS31の処理において決定したウエハステージ20の基準座標(Ya)から、ステップ39のずれ補正において移動カメラ50を移動させた量(Y軸方向の移動量)を減算した座標位置を求め、この位置をウエハステージ20の基準座標(Ya)とすることにより、ステップS31の処理で決定した当該基準座標(Ya)を補正する(ステップS43)。
制御装置70は、現在の基準座標に基づいて、チップ取出用ヘッドユニット40を移動させ、その第1ウエハヘッド42aの中心が突上げヘッド30の前記第1突上げピン32aの中心と一致する位置にチップ取出用ヘッドユニット40を配置した後、第1ウエハヘッド42aの一方側のノズル44(下に向いたノズル44)第1突上げピン32aの前記嵌合用凹部33に嵌合させる(ステップS45,S47)。この場合には、嵌合用凹部33に確実にノズル44が嵌合するように、例えばオペレータが制御装置70に指示を与えることによりチップ取出用ヘッドユニット40の位置を微調整するようにしてもよい。
ノズル44の第1突上げピン32aへの嵌合が完了すると、制御装置70は、そのときの第1ウエハヘッド42aのノズル44の座標位置、及び第1ウエハヘッド42aの回転角度位置(X軸方向と平行な軸線回りの回転角度位置)を当該第1ウエハヘッド42aの基準座標(Xd,Yd,Rd)として決定する(ステップS49)。
次に、制御装置70は、ステップS49で決定した第1ウエハヘッド42aの基準座標(Xd,Yd,Rd)と、第1、第2ウエハヘッド42a,42bの既知の位置関係とに基づいて、第2ウエハヘッド42bのX軸及びY軸方向の基準座標(Xe,Ye)を求める(ステップS51)。また、制御装置70は、チップ取出用ヘッドユニット40を基台1上に設けられる図外の固定カメラ上に移動させて当該固定カメラにより各ウエハヘッド42a,42bのノズル44(真下に位置するノズル44)をその下側からそれぞれ撮像させ、その画像に基づき第2ウエハヘッド42bの回転角度位置の基準座標(Re)を決定する。具体的には、両ノズル44の先端位置のずれから第2ウエハヘッド42bの回転角度位置を求め、その値を基準座標(Re)として決定する。
こうしてウエハステージ20、突上げヘッド30、移動カメラ50、及びチップ取出用ヘッドユニット40(第1、第2のウエハヘッド42a,42b)の全ての基準座標がそれぞれ決定されると、制御装置70は、これらの基準座標を新たな基準座標として前記記憶部72に更新的に記憶し、一連のキャリブレーション動作を終了する。これにより、当該キャリブレーション動作後は、更新後の基準座標に基づいてウエハステージ20等が制御装置70により制御される。
なお、当例では、上記ステップS15,S23が本発明の第1のマーク撮像工程に相当し、ステップS37が本発明の第2のマーク撮像工程に相当し、ステップS31が本発明のカメラ座標(X軸)設定工程に相当し、ステップS41が本発明のカメラ座標(Y軸)設定工程及び突上げヘッド座標設定工程に相当し、ステップS31及びステップS43が本発明の支持部材座標設定工程に相当し、ステップS45〜S49が取出ヘッド座標設定工程に相当する。
以上のように、この部品実装装置は、ウエハステージ20、突上げヘッド30、チップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50の相互動作によりベアチップをウエハWから取り出して実装用ヘッドユニット6A,6Bの受け渡し位置に搬送するものであり、当該ウエハステージ20等の各構成要素がX−Y平面上の基準位置(基準座標)に従ってそれぞれ駆動制御されるが、この部品実装装置によれば、上記のようなキャリブレーション動作に従い、まず、第2部品供給部5の部品取出作業位置に配置したウエハステージ20のマークM1,M2を移動カメラ50で認識し、当該ウエハステージ20の中心位置の座標を求めた上で、この中心位置の座標を基準にしてウエハステージ20、移動カメラ50、突上げヘッド30及びチップ取出用ヘッドユニット40の各基準座標を定めることにより当該ウエハステージ20等の構成要素の基準座標を相互に関連付けている。そして、このようなキャリブレーション動作を定期的に(又は不定期に)実行することにより当該ウエハステージ20等の基準座標を更新するようにしているので、ウエハステージ20等の各構成要素のX−Y平面内での位置決め精度を高度に保つことが可能である。従って、駆動系の経時劣化や熱変形等の影響を排除して、ウエハWから所望のベアチップを正確に取り出して実装用ヘッドユニット6A,6Bに受け渡すという動作を継続的かつ正確に実行することが可能であり、これにより高品質の基板Pを安定的に生産することができるという効果がある。
特に、上記のキャリブレーション動作(方法)では、ウエハWからのベアチップの取り出しの際に当該ベアチップを画像認識するための移動カメラ50を用い、ウエハステージ20上の位置決めピン21a、21b(マークM1,M2)を画像認識するとともに、突上げピン32a,32bに設けたマークM3を画像撮像することにより、上記のようにウエハステージ20、突上げヘッド30、チップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50の各基準座標を定めるので、当該キャリブレーション動作のために治具等を部品取出作業位置にセットする等の必要がなく、従って、基板Pの生産の合間に簡単にキャリブレーション動作を実行することができるという利点がある。
また、この部品実装装置では、上記の通りウエハステージ20、突上げヘッド30、チップ取出用ヘッドユニット40及び移動カメラ50の各基準位置は、ウエハステージ20の中心位置、つまりウエハステージ20に支持されるウエハWの中心位置を基準として定められるため、突上げヘッド30によるベアチップの突き上げ精度やチップ取出用ヘッドユニット40によるベアチップの取り出しの精度がウエハ面内でより均一となる。従って、この部品実装装置によれば、ウエハWからのベアチップの取り出しをより正確に、かつ確実に行うことが可能になるという利点がある。
ところで、以上説明した本発明の部品実装装置は、本発明の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成やこの部品実装装置において実施される上記キャリブレーションの具体的な方法及び動作は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、この実施形態では、ウエハステージ20の中心位置を中心とする同一円周上に位置する2つのマークM1、M2(位置決めピン21a、21b)と予め決まった値(半径r)とに基づいて演算でウエハステージ20の中心位置を求めているが(図6のステップS11〜ステップS31)、円周上に位置する3つのマークと予め決まった値(半径r)に基づいてウエハステージ20の中心位置を求めるようにしてもよい。勿論、ウエハステージ20上のマークの数や位置はこれに限定されるものではなく、ウエハステージ20の中心位置の座標を求めることができれば適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、チップ取出用ヘッドユニット40および移動カメラ50が、フレーム部材46に対し、X軸方向にそれぞれ個別に移動可能となっているが、チップ取出用ヘッドユニットと移動カメラを一体に移動可能としてもよい。ただし、作業効率の面からは、上記実施形態のようにチップ取出用ヘッドユニット40および移動カメラ50がX軸方向にそれぞれ個別に移動可能となっている方が好ましい。
また、上記実施形態の部品実装装置は、ウエハヘッド42a,42bによりウエハWからベアチップを取り出し、これを実装用ヘッドユニット6A,6Bに受け渡すことにより、当該実装用ヘッドユニット6A,6Bが基板P上にベアチップを実装するものであるが、勿論、ウエハWから取り出したベアチップをウエハヘッド42a,42bがそのまま基板P上に実装するように構成されるものであってもよい。
6A 第1実装用ヘッドユニット
6B 第2実装用ヘッドユニット
10 ウエハ収納部
12 ウエハ支持装置
14 チップ取出し装置
14A チップ突上げ装置
14B チップ搬送装置
20 ウエハステージ
30 突上げヘッド
32a 第1突上げピン
32b 第2突上げピン
40 チップ取出用ヘッドユニット
42a 第1ウエハヘッド
42b 第2ウエハヘッド
44 ノズル
50 移動カメラ
W ウエハ
Wh ホルダ
M1 第1マーク
M2 第2マーク
M3 マーク

Claims (8)

  1. ダイシングされたウエハを所定の作業位置において水平に保持し、かつこのウエハの面と平行なY軸方向にのみ移動可能に設けられるウエハ支持部材と、このウエハ支持部材の上方位置においてY軸方向に一体的に移動可能に設けられ、かつY軸方向と直交する方向であって前記ウエハの面と平行なX軸方向に移動可能に設けられる部品認識カメラ及び部品取出用ヘッドと、前記作業位置において前記ウエハ支持部材の下方位置でX軸方向にのみ移動可能に設けられる部品突上げ用ヘッドとを備えた部品搬送装置を用いて前記ウエハからベアチップを取り出して所定位置に搬送する方法であって、
    前記ウエハからベアチップを取出して所定位置に搬送する部品搬送工程と、この部品搬送工程に先立ち、当該部品搬送工程において前記ウエハ支持部材、部品突上げ用ヘッド及び部品認識カメラを移動させるときのX−Y座標平面上での基準位置をそれぞれ定める基準座標設定工程とを含み、
    前記部品搬送工程は、前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させて取出し対象となるベアチップを前記部品突上げ用ヘッドが移動する経路上に配置し、かつ前記部品認識カメラを前記経路上であって前記取出し対象となるベアチップの上方位置に移動させて当該ベアチップを撮像する部品撮像工程と、
    前記取出し対象となるベアチップを突上げることが可能となるように前記部品撮像工程の撮像結果に基づき前記部品突上げ用ヘッドを移動させて、前記ベアチップを前記部品突上げ用ヘッドにより突上げる部品突上げ工程と、
    前記部品突上げ用ヘッドにより突上げられたベアチップを前記部品取出用ヘッドにより保持して所定位置に搬送する部品取出し搬送工程と、を含み、
    前記基準座標設定工程は、前記ウエハ支持部材に設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第1のマーク撮像工程と、
    前記部品認識カメラを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第1のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(X軸)設定工程と、
    前記部品突上げ用ヘッドに設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第2のマーク撮像工程と、
    前記ウエハ支持部材を移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第1、第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める支持部材座標設定工程と、
    前記部品認識カメラを移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(Y軸)設定工程と、
    前記部品突上げ用ヘッドを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める突上げヘッド座標設定工程と、を含むことを特徴とする部品搬送方法。
  2. 請求項1に記載の部品搬送方法において、
    前記基準座標設定工程は、さらに、前記部品突上げ用ヘッドを所定位置に配置し、前記部品取出用ヘッド及び前記部品突上げ用ヘッドにそれぞれ設けられる嵌合部を互いに嵌合させることにより当該嵌合状態における前記部品取出用ヘッドの前記X軸方向及びY軸方向の現在位置を求め、かつこの位置を当該部品取出用ヘッドの基準座標位置として定める取出ヘッド座標設定工程を含むことを特徴とする部品搬送方法。
  3. 請求項1又は2に記載の部品搬送方法において、
    前記ウエハ支持部材に、その中心位置を中心とする円であって予め決まった半径値を有する円上に並ぶ複数のマークを設けておき、前記第1のマーク撮像工程では、これら複数のマークを前記部品認識カメラにより撮像して前記ウエハ支持部材の中心座標を求め、前記カメラ座標(X軸)設定工程、前記カメラ座標(Y軸)設定工程、前記支持部材座標設定工程及び突上げヘッド座標設定工程では、前記中心座標に基づいて基準座標をそれぞれ設定することを特徴とする部品搬送方法。
  4. ダイシングされたウエハからベアチップを取り出して搬送する部品搬送装置において、
    前記ウエハを水平に保持しかつウエハの面と平行なY軸方向にのみ移動が可能となるように支持されるウエハ支持部材と、ベアチップを取出すための所定の作業位置を含む領域内で前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させるウエハ支持部材駆動手段と、
    前記作業位置を含む領域の上方位置においてY軸方向にのみ移動可能に支持されるフレーム部材と、このフレーム部材をY軸方向に移動させるフレーム駆動手段と、
    前記Y軸方向と直交する方向であって前記ウエハの面と平行なX軸方向へ移動可能となるように前記フレーム部材に支持され、前記ベアチップをその上側から撮像する部品認識カメラと、この部品認識カメラをX軸方向に移動させるカメラ駆動手段と、
    前記X軸方向への移動が可能となるように前記フレーム部材に支持され、前記ウエハからベアチップを取り出す部品取出用ヘッドと、当該部品取出用ヘッドを前記X軸方向に移動させる部品取出ヘッド駆動手段と、
    前記作業位置の下方位置においてX軸方向と平行な方向にのみ移動可能に支持され、前記ウエハ支持部材に保持される前記ウエハのベアチップをその下方から突上げるための部品突上げ用ヘッドと、この部品突上げ用ヘッドをX軸方向に移動させる突上げヘッド駆動手段と、
    ウエハからベアチップを取出して所定位置に搬送する所定の部品搬送工程、及びこの部品搬送工程に先立ち、当該部品搬送工程において前記ウエハ支持部材、部品突上げ用ヘッド及び部品認識カメラを移動させるときのX−Y座標平面上での基準位置をそれぞれ定める基準座標設定工程とを実行すべく前記各駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    この制御手段は、前記部品搬送工程では、前記ウエハ支持部材をY軸方向に移動させて取出し対象となるベアチップを前記部品突上げ用ヘッドが移動する経路上に配置し、かつ前記部品認識カメラを前記経路上であって前記取出し対象となるベアチップの上方位置に移動させて当該ベアチップを撮像する部品撮像工程と、
    前記取出し対象となるベアチップを突上げることが可能となるように前記部品撮像工程の撮像結果に基づき前記部品突上げ用ヘッドを移動させて、前記ベアチップを前記部品突上げ用ヘッドにより突上げる部品突上げ工程と、
    前記部品突上げ用ヘッドにより突上げられたベアチップを前記部品取出用ヘッドにより保持して所定位置に搬送する部品取出し搬送工程と、を実行し、
    前記基準座標設定工程では、前記ウエハ支持部材に設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第1のマーク撮像工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第1のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(X軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドに設けられるマークを前記部品認識カメラにより撮像する第2のマーク撮像工程と、前記ウエハ支持部材を移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第1、第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める支持部材座標設定工程と、前記部品認識カメラを移動させるときのY軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定めるカメラ座標(Y軸)設定工程と、前記部品突上げ用ヘッドを移動させるときのX軸方向の基準座標を前記第2のマーク撮像工程の撮像結果に基づいて定める突上げヘッド座標設定工程とを実行することを特徴とする部品搬送装置。
  5. 請求項4に記載の部品搬送装置において、
    前記X軸方向及びY軸方向における前記部品取出用ヘッドの位置を検出可能な位置検出手段をさらに備え、前記部品突上げ用ヘッド及び前記部品取出用ヘッドは、上下方向に互いに嵌合することが可能な嵌合部をそれぞれ備えており、前記制御手段は、前記基準座標設定工程ではさらに、前記嵌合部同士を嵌合させた状態での、前記位置検出手段による前記部品取出用ヘッドの検出位置に基づいて当該部品取出用ヘッドの前記X軸方向及びY軸方向の基準座標を定める取出ヘッド座標設定工程を実行することを特徴とする部品搬送装置。
  6. 請求項4又は5に記載の部品搬送装置において、
    前記ウエハ支持部材は、その中心位置を中心とする円であって予め決まった半径値を有する円上に並ぶ複数のマークを備えており、
    前記制御手段は、前記第1のマーク撮像工程では、これら複数のマークを前記部品認識カメラにより撮像して前記ウエハ支持部材の中心座標を求め、前記カメラ座標(X軸)設定工程、前記カメラ座標(Y軸)設定工程、前記支持部材座標設定工程及び突上げヘッド座標設定工程では、前記中心座標に基づいて基準座標をそれぞれ設定することを特徴とする部品搬送装置。
  7. ダイシングされたウエハからベアチップを取出して基板上に装着する部品実装装置であって、
    請求項4乃至6の何れか一項に記載の部品搬送装置を備え、この部品搬送装置の前記部品取出用ヘッドにより、前記ウエハから取出したベアチップをそのまま前記基板上に搬送して装着することを特徴とする部品実装装置。
  8. ダイシングされたウエハからベアチップを取出して基板上に装着する部品実装装置であって、
    請求項4乃至6の何れか一項に記載の部品搬送装置と、この部品搬送装置の前記部品取出用ヘッドにより前記ウエハから取出されたベアチップを受け取り、当該ベアチップを前記基板上に搬送して実装する部品実装用ヘッドとを備えていることを特徴とする部品実装装置。
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