JP2003168894A - 表面実装機 - Google Patents

表面実装機

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JP2003168894A
JP2003168894A JP2001366284A JP2001366284A JP2003168894A JP 2003168894 A JP2003168894 A JP 2003168894A JP 2001366284 A JP2001366284 A JP 2001366284A JP 2001366284 A JP2001366284 A JP 2001366284A JP 2003168894 A JP2003168894 A JP 2003168894A
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JP2001366284A
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Tomoyuki Nozue
智之 野末
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストをおさえた表面実装機を提供する。 【解決手段】 ヘッドユニット5における本来想定され
る位置からのずれ量、ヘッドユニット5に対する吸着ヘ
ッド13のずれ量、及び吸着ヘッドに対する部品のずれ
量を算出することができるように基台1上に撮像装置1
5を設置することで、基台1に対するヘッドユニット5
の位置検出用であるCCDエリアセンサ等のカメラが不
要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品供給部におい
て供給されるIC等の電子部品をプリント基板上に搬送
して実装する表面実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、部品吸着用の吸着ヘッドを有
する移動可能なヘッドユニットによりIC等の電子部品
を部品供給部から吸着し、この部品を所定の作業位置に
位置決めされているプリント基板上に搬送して実装する
ようにした表面実装機(以下、実装機と略す)は一般的
に知られている。
【0003】この種の実装機には、例えば部品を供給す
る多数のフィーダーが並列に配置されており、吸着ヘッ
ドにより各フィーダーから部品が吸着された状態で取り
出されるように構成されている。この際、ヘッドユニッ
トの移動誤差等に起因して、各フィーダーの部品取り出
し位置に対して吸着ノズルが相対的にずれていると、吸
着位置のずれや吸着不能といった事態を招き、後の実装
動作に支障をきたすことになる。
【0004】そこで、従来ではフィーダーの部品取り出
し位置近傍に基準マークを記しておき、そのマークをヘ
ッドユニットに搭載したCCDエリアセンサ(以下CC
D)等からなるカメラにより撮影することによって、ヘ
ッドユニット等の位置補正を行なってから部品を吸着さ
せることにより吸着位置のずれ等の発生を防止するよう
にしている。
【0005】ところが、この様にして吸着された部品で
あっても、吸着ノズルとの相対的なずれや、吸着姿勢の
不備等が発生することがあり、この不備によって、部品
と基板との相対的な位置ずれが生じ、実装位置のずれに
伴い実装後の基板が使用不能の不良品となってしまうこ
とがある。
【0006】このような事態に対しては、従来では実装
機の基台に設けられたCCD等からなるカメラにより部
品吸着後の吸着ノズルを撮影することによって、ヘッド
ユニット等の位置補正を行なってから部品を装着させる
ことで対応してきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
実装機では、ヘッドユニットと基台の双方にCCD等か
らなるカメラが必要であるため、非常にコストがかかっ
てしまうという問題がある。
【0008】本発明は以上のような問題を考慮してなさ
れたものであり、基台に設置される撮像手段のみを用い
てヘッドユニットの移動誤差に応じた補正及び、吸着ノ
ズルの部品吸着位置のずれに応じた補正を適正に行なう
ことができる実装機を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、吸着ノズルを有する移動可能なヘッドユニ
ットが基台の部品供給部に配置されたフィーダーから電
子部品を吸着し、この部品を所定の作業位置にある基板
上に実装する表面実装機において、前記ヘッドユニット
を撮像可能な状態で基台に設置される撮像手段と、この
撮像手段の撮像データから前記ヘッドユニットの位置の
補正量を算出する演算手段と、前記ヘッドユニットを駆
動するとともにその位置を制御する制御手段とを備え、
前記ヘッドユニットがその外部表面に位置マークを備
え、前記演算手段は前記撮像手段による前記位置マーク
の撮像データによって基台に対する前記ヘッドユニット
の正規制御位置からのずれ量を求めて、このずれ量から
前記ヘッドユニットの位置の第一の補正量を算出すると
ともに、部品の撮像データによって吸着ノズルに対する
部品のずれ量を求めて、これらのずれ量に対応する前記
ヘッドユニットの位置の第二の補正量を算出し、前記制
御手段は、前記第一の補正量を少なくとも部品吸着時又
は部品実装時のいずれか一方においてヘッドユニットの
位置の制御に反映させ、かつ、前記第二の補正量を部品
実装時においてヘッドユニット位置の制御に反映させる
ことを特徴とする表面実装機である。
【0010】この表面実装機によると、上記ヘッドユニ
ットに位置マーク、すなわち基準位置を設けている。そ
のため、上記位置マークと上記吸着ノズルと部品との撮
像データとによって、上記ヘッドユニットからヘッドユ
ニットの移動誤差分の補正量及び部品吸着位置のずれ量
に応じた補正が算出可能であるので、基台に設置された
撮像装置のみを使用して、上記2つの誤差要因に対する
補正を容易に行なうことができる。
【0011】また、上記課題を解決するために本発明
は、吸着ノズルを有する移動可能なヘッドユニットが基
台の部品供給部に配置されたフィーダーから電子部品を
吸着し、この部品を所定の作業位置にある基板上に実装
する表面実装機において、前記ヘッドユニットを撮像可
能な状態で基台に設置される撮像手段と、この撮像手段
の撮像データから前記ヘッドユニットの位置の補正量を
算出する演算手段と、前記ヘッドユニットを駆動すると
ともにその位置を制御する制御手段とを備え、前記演算
手段は、部品吸着前において前記撮像手段による前記吸
着ノズルの撮像データから基台に対する前記ヘッドユニ
ットの正規制御位置からのずれ量を求めて、このずれ量
から前記ヘッドユニットの位置の第一の補正量を算出す
るとともに、部品吸着後において前記撮像手段による部
品の撮像データから各吸着ノズルに対する部品のずれ量
を求めて、このずれ量に対応する前記ヘッドユニットの
位置の第二の補正量を算出し、前記制御手段は、前記第
一の補正量を少なくとも部品吸着時又は部品実装時のい
ずれか一方においてヘッドユニットの位置の制御に反映
させ、かつ、前記第二の補正量を部品実装時においてヘ
ッドユニットの位置の制御に反映させることを特徴とす
る表面実装機である。
【0012】この表面実装機によると、部品吸着前の吸
着ノズルを撮像したデータによってヘッドユニットの移
動誤差分を補正できるとともに、部品吸着後の撮像デー
タを利用して吸着ノズルの部品吸着位置のずれに応じて
部品実装位置を補正することができるので、基台に設置
された撮像装置のみを使用して、上記の2つの誤差要因
に対する補正を容易に行なうことができる。
【0013】本発明の請求項3は、請求項1又は2に記
載の表面実装機において、複数回の部品吸着動作後とな
る所定の実行条件が満たされた時に、上記演算手段が基
台に対する上記ヘッドユニットの正規制御位置からのず
れ量に対応する上記ヘッドユニットの位置の第一の補正
量を算出するよう設定されることを特徴とするものであ
る。
【0014】この表面実装機によると、所定の実行条件
を満たした時にのみヘッドユニットの位置補正量を算出
するよう設定される。これは、通常、ヘッドユニットの
移動誤差が短時間で大幅に変動することは稀であるた
め、所定の実行条件下においてこの補正を行なえば充分
な精度を維持できるからである。
【0015】本発明の請求項4は、請求項3記載の表面
実装機において、上記ヘッドユニットを駆動する機構部
分の温度を検出する温度センサと、起動時の温度を初期
値として前記温度センサによる検出温度を記憶する温度
記憶手段とをさらに備え、上記実行条件は所定のタイミ
ングで前記温度センサにより検出される温度と前記温度
記憶手段に記憶される温度との差が特定値以上になった
ときと設定される一方、前記温度記憶手段は記憶してい
る温度をこのときの検出温度に更新することを特徴とす
るものである。
【0016】この表面実装機によると、機構部分の熱膨
張に起因したヘッドユニットの移動誤差を効果的に補正
することが可能となる。
【0017】本発明の請求項5は、請求項3記載の表面
実装機において、上記実行条件が基板一枚毎、設定時間
の経過毎又は予め定められた部品数毎のいずれかである
ことを特徴とするものである。
【0018】この表面実装機によると、ヘッドユニット
の移動誤差に応じた補正量が適当な期間をおいて更新さ
れ、補正の精度を維持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係る実装
機の第一の実施例を概略的に示している。これらの図に
おいて、実装機本体の基台1上には、プリント基板搬送
用のコンベア2が配置され、プリント基板Pが上記コン
ベア2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止される
ようになっている。上記コンベア2の前後方向(図1で
は上下方向)にはそれぞれ部品供給部3が配置されてい
る。この部品供給部3には、各種部品を供給するための
多数のフィーダーが配設され、図示の例では多数のテー
プフィーダー4が並列に、かつ各々位置決めされた状態
で固定されている。各テープフィーダー4は、それぞれ
IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品
を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導
出されるように構成されるとともに、テープ送り出し端
には送り機構が具備され、後記吸着ヘッド13により部
品がピックアップされるにつれてテープが間欠的に送り
出されるようになっている。
【0020】図3を用いてテープフィーダー4について
若干詳しく説明すると、テープフィーダー4は、その先
端(コンベア2側の端部)に部品取り出し部41を有し
ており、テープフィーダー4後端部に回転自在に支持さ
れたリールからテープ40を導出しながらこの部品取り
出し部41に案内するように構成されている。
【0021】テープ40は、同図に示すようにテープ本
体40aとカバーテープ40bとで構成されている。テ
ープ本体40aは、上方に開放した空洞上の部品収納部
40cを所定間隔おきに有しており、各部品収納部40
cに部品が収納されている。一方、カバーテープ40b
は、ビニールテープからなり、上記部品収納部40cが
開口する部分を覆う状態でテープ本体40aの上面に接
着されている。
【0022】テープフィーダー4の前記部品取り出し部
41には、テープ保護部材43により上部が覆われた通
路42が形成されており、リールから導出されたテープ
40がこのテープ保護部材43の下側を通路42に沿っ
て案内されるようになっている。そして、前記送り機構
の作動に応じてテープ40が繰り出されつつ、テープ保
護部材43に形成された係合部44の位置でカバーテー
プ40bが剥がされてから、前記部品収納部40cが同
テープ保護部材43に形成された開放部45の位置まで
達すると、部品収納部40cが上方に開放されて部品の
取り出しが可能となるように構成されている。
【0023】なお、前記開放部45の内後記吸着ヘッド
13による部品取り出し位置(部品吸着位置)はスライ
ド可能なシャッター部材46により開閉されるように構
成されており、前記送り機構に連動してこのシャッター
部材46がスライドすることにより部品取り出し部41
からの部品の取り出しが可能となるように構成されてい
る(同図は、シャッター部材46が部品取り出し位置を
開放する位置にスライドした状態を示している)。
【0024】上記基台1の上方には、図1及び図2に示
すように、部品装着用ヘッドユニット5が装備され、こ
のヘッドユニット5はX軸方向(コンベア2と平行な方
向)及びY軸方向(図1におけるコンベア2と直交する
方向)に移動することができるようになっている。
【0025】すなわち、上記基台1には、ヘッドユニッ
ト5の支持部材6がY軸方向の固定レール7に移動可能
に配置され、支持部材6上にヘッドユニット5がX軸方
向のガイド部材8に沿って移動可能に支持されている。
そして、Y軸サーボモータ9によりボールねじ10を介
して支持部材6のY軸方向の移動が行なわれるととも
に、X軸サーボモータ11によりボールねじ12を介し
てヘッドユニット5のX軸方向の移動が行なわれるよう
になっている。
【0026】上記ヘッドユニット5には部品装着用の複
数の吸着ヘッド13が搭載されており、当実施形態では
6本の吸着ヘッド13がX軸方向に一列に並べて配設さ
れている。また、ヘッドユニット5には位置マーク17
が設けられ、例えばX軸方向の両端の2箇所に位置マー
ク17が配設されている。吸着ヘッド13は、それぞれ
ヘッドユニット5のフレームに対してZ軸方向(図2)
の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とさ
れ、サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段及び回転
駆動手段により駆動されるようになっている。また、各
吸着ヘッド13のZ軸方向の下端(図2)には吸着ノズ
ル14が設けられており、部品吸着時には図外の負圧供
給手段から吸着ノズル14に負圧による吸引力で部品が
吸着されるようになっている。
【0027】ヘッドユニット5には、さらにCCDエリ
アセンサからなる移動カメラ16が搭載されている。こ
の移動カメラ16は上記装着作業位置に位置決めされた
プリント基板Pの基板マーク(フィデューシャルマー
ク)を撮像するもので、実装動作時には、その画像位置
に基づいてプリント基板Pの位置が認識され、正規の位
置からずれている場合には、それに応じて基板位置補正
値δ1が求められるようになっている。
【0028】一方、ヘッドユニット5の可動エリア内で
あって基台1上の部品供給部3近傍でかつコンベア2に
対して線対称となる2箇所にはそれぞれラインセンサか
らなる吸着状態認識用の撮像手段15が設けられてい
る。この撮像手段15は、部品吸着後における位置マー
ク17と部品を撮像し、撮像データ上の位置マーク17
から各吸着ノズル14中心のヘッド位置補正値δ2(第
一の補正値)が求められ、その後部品実装時にはその撮
像データに基づいて正常に部品が吸着されているかどう
かが調べられるとともに、正常に吸着されている場合に
各吸着ノズル14中心に対する部品中心のずれが調べら
れ、それに応じて各吸着ノズルの位置補正値δ3(第二
の補正値)が求められるようになっている。
【0029】図4は上記実装機の制御系統をブロック図
で示している。
【0030】上記実装機は、論理演算を実行する周知の
CPU、そのCPUを制御する様々のプログラムなどを
予め記憶するROMおよび装置動作中に様々のデータを
一時的に記憶するRAM等から構成される制御ユニット
30を有している。
【0031】この制御ユニット30にはY軸サーボモー
タ9、X軸サーボモータ11及びヘッドユニット5の各
吸着ヘッド13に対する駆動手段(昇降駆動手段、回転
駆動手段等)が接続されるとともに、上記撮像手段15
と移動カメラ16が画像処理装置18を介して接続され
ている。
【0032】制御ユニット30は、データ記憶手段3
1、未搭載部品データ記憶手段32、実行条件記憶手段
33、演算手段34、作業手順記憶手段35及び制御手
段36を有している。
【0033】上記データ記憶手段31は、基板上に搭載
すべき部品のデータリストを記憶し、未搭載部品データ
記憶手段32は、上記データリストの中から実搭載部品
のデータを抽出して記憶するものである。
【0034】上記演算手段34は、未搭載部品について
実装効率を高めるように実装作業における実装順序等の
作業手順を決定するとともに、上記撮像手段15と移動
カメラ16により撮像された画像に基づいて基板位置補
正値δ1、ヘッド位置補正値δ2、吸着ノズル位置補正
値δ3及び装着位置補正値δを演算するものであり、作
業手順記憶手段35はその作業手順及び各補正値δ1〜
δ3、δを記憶するものである。
【0035】上記実行条件記憶手段33は、上記演算手
段34がヘッド位置補正値δ2を算出するにいたる複数
の条件(実行条件)を記憶するもので、この条件は図外
の操作部(設定手段)を操作することにより選択的に設
定され、前記演算手段34はこの撮像条件を加味した上
で前記作業手順を決定する。例えば当実施形態では、プ
リント基板一枚毎、設定時間の経過毎及び予め定められ
た部品数毎の3種類の実行条件を選択可能となってお
り、オペレーターによる前記操作部の操作により設定さ
れる。
【0036】上記制御手段36は、作業手順記憶手段3
5に記憶された作業手順に従って実装作業を実行すべく
上記各サーボモータ9、11及びヘッドユニット5の各
吸着ヘッド13等に対する駆動手段を制御する。
【0037】次に制御ユニット30の演算手段34等に
より行なわれる処理を図5のフローチャートに基づいて
説明する。
【0038】このフローチャートがスタートすると、ま
ずステップS1で部品搭載済みのプリント基板Pが搬出
されるとともに部品未搭載のプリント基板P(処理対象
基板)が搬入され、ステップS2で搭載済みリストが初
期化される。
【0039】次に、ステップS3でヘッドユニット5が
プリント基板P上に移動して移動カメラ16による基板
マーク(フィデューシャルマーク)の撮影が行なわれ
る。そして、ステップS4で所定の画像処理等に基づき
基板マークの位置が求められ、その位置と理論上のマー
ク位置とのずれが求められることによって基板位置補正
値δ1が求められて記憶される。
【0040】ステップS5では未搭載データの有無が判
別され、未搭載データがある場合には、全ての搭載部品
のデータが検索されて実装順序等の作業手順が決定、記
憶され(ステップS6)、その後ステップS7に移行さ
れる。
【0041】ステップS7では設定された実行条件デー
タが読み出され、この実行条件が成立するか否かを判断
される。ここで、実行条件が成立しないと判断された場
合には直ちにステップS11に移行され、吸着ヘッド1
3によるテープフィーダー4からの部品の取り出しが行
なわれる。
【0042】ステップ7では、データ記憶手段31から
該当吸着ノズル14に対応する吸着位置データと、作業
手順記憶手段35からヘッド位置補正値δ2とが読み出
され、これに基づいてヘッドユニット5の吸着位置が補
正されてから部品吸着へと移行する(ステップS8)。
なお、本表面実装機の初回起動時においては予め作業手
順記憶手段35に記憶されたヘッド位置補正値δ2の初
期値(例えば補正値=0)が読み出される一方、複数回
使用後においては、後述する撮像データAに基づき随時
更新されたヘッド位置補正値δ2が読み出される。
【0043】部品吸着後、ステップ9において所定の吸
着ノズル14の全てに対して部品が吸着されているかが
吸着回数等で判断される。ここで、全ての部品が吸着さ
れていないと判断されたときは、再びステップS7、ス
テップS8が実施され、所定の吸着ノズル14の全てに
部品が吸着されるまでこの操作が繰り返し行なわれる。
【0044】一方、全ての部品が吸着されたと判断され
ると、処理がステップS10へ移行されて、撮像手段に
よって部品吸着状態が撮像される。つまり、図1におけ
るL2のように撮像手段15上をヘッドユニット5が移
動し、その移動中においてステップS11で位置マーク
17及び吸着された部品が撮像される(撮像データ
A)。
【0045】ステップS12では、ステップS11での
撮像データAに基づき部品の吸着状態が検出されるとと
もに、所定の画像処理等によって部品の中心位置が位置
マーク17を基準として求められる。この部品の中心位
置と、予めデータ記憶手段31に記憶された位置マーク
17を基準とした各吸着ノズル14の中心位置との比較
から、部品と各吸着ノズルとのずれ量が求められ、それ
に基づいて各吸着ノズルの位置補正値δ3が演算され
る。
【0046】ステップS13では、各吸着ノズル14の
位置補正値δ3と先にプリント基板Pのマーク画像認識
により求められている補正値δ1及び各吸着ノズル14
のヘッド位置補正値δ2によって、最終的な装着位置補
正値δ(Δx、Δy、Δz)が各吸着ノズル14のそれ
ぞれに対して求められ、記憶される。
【0047】そして、最終的な装着位置補正値δが求め
られると、各吸着ノズル14に対応する補正値δが呼び
出され(ステップS14)、吸着ヘッド13の部品装着
位置が補正されてから吸着部品がプリント基板P上に実
装される(ステップS15)。
【0048】ステップS16では設定された実行条件デ
ータが読み出され、この条件が成立するか否かが判断さ
れる。ここで、実行条件が成立すると判断された場合
は、撮像データに基づき各吸着ノズル14に対応するヘ
ッド位置補正量δ2が求められる。撮像手段15がライ
ンセンサの場合、ヘッドユニット5がデータ記憶手段3
1に記憶された所定のヘッド位置に到達してから撮像が
開始され、ヘッドユニット5を所定の移動速度で移動し
つつ撮像するので、撮像データ上の各ポイントとヘッド
位置の関係が求まる。この関係から位置マーク17を撮
像装置15の直上とするヘッド位置に対応するポイント
が撮像データ上に求まり、このポイントと撮像データ上
の実際の位置マーク17の像とのずれ量が求まる。この
位置マーク17に対応するヘッド位置のずれ量と、ヘッ
ドユニット5上の位置マーク17と各吸着ノズル14と
の相対的な位置関係から、各吸着ノズル14に対応する
ヘッド位置のずれ量δ2(X方向補正値とY方向補正値
とを含む)がそれぞれ算出され、作業手順記憶手段35
に記憶される。このとき、以前に行われた処理によって
既にヘッド位置補正値δ2が記憶されている場合は、そ
の値が更新され、ステップS18が実行される。一方、
ステップS16で実行条件が成立しないと判断される場
合には、直ちにステップS18が実行される。
【0049】このステップS16、ステップS17はヘ
ッドユニット5が装着位置に保持される基板P上方から
部品供給部3へ移動中に実施されるので、ヘッド位置補
正量δ2の算出が部品実装時間に影響することはない。
【0050】ステップS18では、各吸着ノズル14に
吸着された部品がすべて実装されたかどうかを装着動作
回数等により判断され、未装着の部品があればステップ
S14へ移行し、吸着ノズル14毎に実装が行なわれ、
全ての部品が実装されると、ステップS5へとリターン
される。
【0051】そして、ステップS5からステップS18
の処理が繰り返し行なわれることにより実装すべき全て
の部品が実装されると(ステップS5でNO)、本フロ
ーチャートが終了する。
【0052】以上のような当実施形態の実装機では、部
品吸着後の位置マーク17と各部品の吸着状態を、撮像
手段15により撮像し、この撮像データから位置マーク
17に対する各部品の中心位置のずれ量が算出され、位
置マーク17に対する各吸着ノズル14中心位置の関係
から、各吸着ノズル14中心位置からの各部品の中心位
置のずれ量δ3が算出される。所定の実行条件が成立す
る場合には、同一撮像データを利用しヘッドユニット5
の移動誤差に対応する各吸着ノズル14毎の吸着位置補
正値δ2が算出される。装着時には、毎回求められる位
置補正量δ3と、所定の実行条件が成立する場合に求め
られるヘッド位置補正量δ2と、新しい基板Pが装着位
置に保持される毎に求められる基板位置補正量δ1が積
算されて装着位置補正量δが算出され、この補正量δに
より部品装着位置が補正される。
【0053】このように、基台1に設置された撮像装置
15を利用して、部品吸着前においてはヘッドユニット
5の移動誤差に起因する部品吸着位置のずれを効果的に
減少させることができるとともに、部品装着時において
は、ヘッドユニット5の移動誤差に起因する部品吸着位
置のずれを防止しつつ実装位置のずれを防止することが
できるので、実装機の部品コストを抑えることができ
る。
【0054】さらに、同一撮像データを重複して利用
し、各吸着ノズル14中心位置からの各部品の中心位置
のずれ量δ3と、各吸着ノズル14毎のヘッド位置補正
量δ2を求めることができるので、撮像を1回のみで済
ますことができ、また各吸着ノズル14毎のヘッド位置
補正量δ2の算出をヘッドユニット5が基板P上方から
部品供給部3へ移動中に実施するようにしたので、作業
タクトへの影響を軽減することができる。
【0055】次に本発明の第二の実施形態を図6によっ
て説明する。この実施形態では、位置マーク17がヘッ
ドユニット5に存在しなくても、複数ある吸着ヘッド1
3の一つをマークとみなすことで、上記実施形態と同様
の効果を得ることができる。この場合の処理は図6のフ
ローチャートの通りである。この第二の実施形態では、
図5におけるステップS1〜ステップS6が終了した
後、ステップS16と同一内容のステップS101が実
施される。所定の実行条件が成立する場合には、ヘッド
ユニット5が装着位置に保持される基板P上方から部品
供給部3へ移動中(図1のL1相当)に、撮像手段15
上をヘッドユニット5が移動し(ステップS102)、
この間に撮像が行われる(ステップS103)。
【0056】撮像手段15がラインセンサの場合、ヘッ
ドユニット5がデータ記憶手段31に記憶された所定の
ヘッド位置に到達してから撮像が開始され、ヘッドユニ
ット5を所定の移動速度で移動しつつ撮像するので、撮
像データ上の各ポイントとヘッド位置の関係が求まる。
この関係から所定の吸着ノズル14の中心を撮像装置1
5の直上とするヘッド位置に対応するポイントが撮像デ
ータ上に求まり、このポイントと撮像データ上の実際の
吸着ノズル14の中心とのずれ量が求まる。この所定の
吸着ノズル14に対応するヘッド位置のずれ量と、ヘッ
ドユニット5上の所定の吸着ノズル14と他の各吸着ノ
ズル14との位置関係から、全ての各吸着ノズル14に
対応するヘッド位置のずれ量δ2(X方向補正値とY方
向補正値とを含む)がそれぞれ算出され、作業手順記憶
手段35に記憶される(ステップS104)。
【0057】図5におけるステップS7〜ステップS9
が終了した後、ステップS105のヘッドユニット5の
移動が行われる。この移動中(図1のL2相当)、ヘッ
ドユニット5がデータ記憶手段31に記憶されたステッ
プS103と同一の所定のヘッド位置に到達してから撮
像が開始され、ヘッドユニット5をステップS103と
同一の所定の移動速度で移動しつつ撮像する(ステップ
S106)ので、撮像データ2と撮像データ1は重ね合
わせることが可能となる。これにより、吸着ノズル14
より大きい部品を吸着し吸着像から吸着ノズル中心が求
めることができない場合であろうとも、撮像データ1の
各吸着ノズル14中心位置データと、撮像データ2の各
部品の中心位置データの比較から部品の傾き、各部品の
各ノズル14からのずれ量を求めることができ、各ノズ
ル位置補正値δ3(△x、△y、△θ)を算出できる
(ステップS107)。
【0058】この後図5におけるステップS13〜ステ
ップS15及びステップS18が実施される。
【0059】この実施形態においても、基台1に設置さ
れた撮像装置15を利用して、ヘッドユニット5の移動
誤差に起因する部品吸着位置のずれを効果的に減少させ
ることができるとともに、部品装着時においては、ヘッ
ドユニット5の移動誤差に起因する部品吸着位置のずれ
を防止しつつ、実装位置のずれを防止することができ、
さらに、ヘッドユニット5の移動誤差を求めるに当た
り、位置決めした特別なマークを必要としないので、実
装機の部品コストを抑えることができる。撮像データ
1、撮像データ2の撮影はヘッドユニット5の基板P上
方からの部品供給部3への移動中、及び部品供給部3か
らの基板上方への移動中に実施するので、さらに、ヘッ
ドユニット5の移動誤差を求めるための撮像データ1を
有効に利用して、部品の吸着ずれを算出しているので、
作業タクトへの影響を軽減することができる。なお、こ
のような構成にした時においても、上記実行条件を準用
することが可能である。例えば、上記演算手段34はプ
リント基板一枚毎、設定時間の経過毎、あるいは予め定
められた部品数毎の実行条件を満たした時に、上記撮像
データ3に基づいてヘッド位置補正値δ2を算出するよ
う設定される。
【0060】なお、図7は、第一の実施形態における上
記撮像データAの画像を示したものであり、Mは撮像デ
ータA上の位置マーク17の像である。撮像装置15が
CCDカメラの場合、予めデータ記憶手段31に記憶さ
れた位置マーク17が撮像装置15の直上に来るとする
時のヘッド位置データDPmに基づいて、ヘッドユニッ
ト5の位置決めを行った後撮像したときの撮像中心がM
0となる。撮像装置15がラインセンサの場合も撮像開
始時における撮像データのスタート位置Sのヘッド位置
データPsと、このヘッド位置データPsとヘッド位置
データDPmと、さらにヘッドユニット5の移動速度か
ら、画像データ上に位置マーク17を仮想(これがM
0)可能となる。MとM0からヘッド位置のずれ量が求
まり、位置マーク17の像Mから各吸着ノズル14の中
心位置Pn1〜Pnnが撮像データ上に求まり、各部品
40の像から撮像データ上に各部品の中心位置Pp1〜
Ppn位置と傾き△θ1〜△θnが求まり、各部品40
の吸着ずれδ31=(△3x1、△3y1)〜δ3n=
(△3xn、△3yn)が求まる。
【0061】部品吸着後の吸着ノズル14の画像ではノ
ズルが部品で隠れてしまう場合でも、メモリ中の吸着ノ
ズル14位置データを位置マーク17を基準とするもの
にしておくことで、撮像データ中の位置マーク17を仲
立ちとし、撮像データAにおける位置マーク17基準の
部品40の位置データと、メモリ中の位置マーク17基
準の吸着ノズル位置データとから吸着ノズル14に対す
る部品40の位置ずれ量を容易に求めることができる。
【0062】図8は第2の実施形態における撮像データ
1、図9は第2の実施形態における撮像データ2をそれ
ぞれ示す図である。
【0063】Bは撮像データ1を示し、この事例では予
めデータ記憶手段31に記憶された2番目の吸着ノズル
14aが撮像装置15の直上に来るとする時のヘッド位
置データDp2に基づいて、ヘッドユニット5の位置決
めを行い撮像したときの撮像中心がQとなる。各吸着ノ
ズル14の像から各吸着ノズル14の中心位置Pn1〜
Pnnが求められる。Qと2番目の吸着ノズルの中心位
置Pn2から位置ヘッドのずれ量が求まる。
【0064】Cは撮像データ2を示し、撮像データ1と
同様予めデータ記憶手段31に記憶された2番目の吸着
ノズル14aが撮像装置15の直上に来るとする時のヘ
ッド位置データDp2に基づいて、ヘッドユニット5の
位置決めを行い撮像したときの撮像中心がQとなる。各
吸着ノズル14は各部品の像に隠れて見えないが、撮像
条件が撮像データ1と同じであり、各吸着ノズル14の
中心位置Pn1〜Pnnが定まる。各部品40の像から
撮像データ上に各部品の中心位置Pp1〜Ppn位置と
傾き△θ1〜△θnが求まり、各吸着ノズル14の中心
位置Pn1〜Pnnと各部品の中心位置Pp1〜Ppn
位置から吸着ずれδ31=(△3x1、△3y1)〜δ
3n=(△3xn、△3yn)が求まる。
【0065】すなわち、部品装着前と部品装着後のそれ
ぞれの撮影を、ヘッド位置が同じになるようにして実施
することにより、それぞれの撮像データ1及び2を重ね
ることが可能になり、撮像データにおける各ノズル位置
と各部品位置の比較から各部品40の吸着ずれ量を求め
ることができる。
【0066】ところで、本発明に係る表面実装機の具体
的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。その数例を以下に説明する。
【0067】前記実施形態では、実行条件データとし
てプリント基板一枚毎、設定時間の経過毎、あるいは予
め定められた部品数毎の合計3種類の条件から実行条件
を選定できるようにしているが、勿論これ以外の実行条
件を設定できるように構成してもよい。例えば、特定種
類の部品毎、特定位置のフィーダー毎等の実行条件デー
タを設定可能にしてもよい。
【0068】前記実施形態では、例えばオペレーター
が操作部をマニュアル操作することにより実行条件を選
定するように構成されているが、例えば、搭載部品リス
ト等に応じて最適な実行条件が自動的に選定されるよう
に構成してもよい。
【0069】また、ヘッドユニット5を駆動する機構
部分、例えば支持部材6の温度を検出する温度センサを
設け、その検出温度に基づいて、ヘッド位置補正値δ2
を算出するように構成してもよい。例えば、温度センサ
による検出温度を記憶可能な温度記憶手段を制御ユニッ
ト30に設け、実装機の起動時点の温度を温度記憶手段
に記憶しておくとともに、一定のタイミングで前記温度
センサにより検出される温度(実温度)と温度記憶手段
に記憶されている温度とを比較し、その差が一定値以上
になった時にヘッド位置補正値δ2を算出するととも
に、その時の検出温度(実温度)を温度記憶手段に更新
的に記憶するように構成してもよい。すなわち、ヘッド
ユニット5の機構部分(例えばX軸方向に移動させるた
めのボールネジ12、Y軸方向に移動させるためのボー
ルネジ10)の温度変化が一定値以上の場合には、機構
部分の熱膨張等によりヘッドユニット5に移動誤差が生
じる可能性が高い。従って、そのような温度変化が生じ
た場合に上記撮像データ1の演算処理を実行して(各サ
ーボモータ9、11のエンコーダが、それぞれ各サーボ
モータ9、11側にある場合、撮像装置の真上に位置マ
ーク17がデータ上あるとするときのボールネジ10、
12の各固定端から、それぞれガイド部材8、ヘッドユ
ニット5に設けられる不図示の各ボールナットまでの長
さと、撮像データ上の位置マーク17のずれ量から、膨
張率あるいは収縮率が求まり、吸着ノズル14毎のヘッ
ド位置補正値δ2が演算できる。)ヘッド位置補正値δ
2を更新するようにすれば、機構部分の熱膨張等に起因
した吸着位置のずれの発生を未然に防止することが可能
になる。なお、この場合、温度検出位置は支持部材6に
限られず、それ以外の場所であってもよいが、ヘッドユ
ニット5の移動誤差に影響を与える部分の温度を直接的
に検出できるのが望ましい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明は、基台に設置された撮像装置からの撮像データ
によって、ヘッドユニットの移動誤差に応じた補正値と
吸着ヘッドに対する部品のずれ量に応じた補正値とを求
めることができる。従って、部品の吸着・装着位置の精
度を高めつつ、撮像手段等の構成を簡単にし、実装機の
部品コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される表面実装機の全体構造の
一例を示す平面図である。
【図2】 上記表面実装機のヘッドユニット5が支持さ
れている部分の正面図である。
【図3】 テープフィーダー4の部品取り出し位置近傍
を示す斜視外略図である。
【図4】 表面実装機の制御系統を示すブロック図であ
る。
【図5】 制御ユニットの演算手段等により行なわれる
処理を示すフローチャートである。
【図6】 第二の実施形態における制御ユニットの処理
を示すフローチャートである。
【図7】 第一の実施形態における撮像データAを示し
たものである。
【図8】 第二の実施形態における撮像データ1を示し
たものである。
【図9】 第二の実施形態における撮像データ2を示し
たものである。
【符号の説明】
1 基台 4 テープフィーダー 5 ヘッドユニット 13 吸着ヘッド 14 吸着ノズル 15 撮像手段 17 位置マーク 33 実行条件記憶手段 34 演算手段 36 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着ノズルを有する移動可能なヘッドユ
    ニットが基台の部品供給部に配置されたフィーダーから
    電子部品を吸着し、この部品を所定の作業位置にある基
    板上に実装する表面実装機において、前記ヘッドユニッ
    トを撮像可能な状態で基台に設置される撮像手段と、こ
    の撮像手段の撮像データから前記ヘッドユニットの位置
    の補正量を算出する演算手段と、前記ヘッドユニットを
    駆動するとともにその位置を制御する制御手段とを備
    え、前記ヘッドユニットがその外部表面に位置マークを
    備え、前記演算手段は前記撮像手段による前記位置マー
    クの撮像データによって基台に対する前記ヘッドユニッ
    トの正規制御位置からのずれ量を求めて、このずれ量か
    ら前記ヘッドユニットの位置の第一の補正量を算出する
    とともに、部品の撮像データによって吸着ノズルに対す
    る部品のずれ量を求めて、これらのずれ量に対応する前
    記ヘッドユニットの位置の第二の補正量を算出し、前記
    制御手段は、前記第一の補正量を少なくとも部品吸着時
    又は部品実装時のいずれか一方においてヘッドユニット
    の位置の制御に反映させ、かつ、前記第二の補正量を部
    品実装時においてヘッドユニット位置の制御に反映させ
    ることを特徴とする表面実装機。
  2. 【請求項2】 吸着ノズルを有する移動可能なヘッドユ
    ニットが基台の部品供給部に配置されたフィーダーから
    電子部品を吸着し、この部品を所定の作業位置にある基
    板上に実装する表面実装機において、前記ヘッドユニッ
    トを撮像可能な状態で基台に設置される撮像手段と、こ
    の撮像手段の撮像データから前記ヘッドユニットの位置
    の補正量を算出する演算手段と、前記ヘッドユニットを
    駆動するとともにその位置を制御する制御手段とを備
    え、前記演算手段は、部品吸着前において前記撮像手段
    による前記吸着ノズルの撮像データから基台に対する前
    記ヘッドユニットの正規制御位置からのずれ量を求め
    て、このずれ量から前記ヘッドユニットの位置の第一の
    補正量を算出するとともに、部品吸着後において前記撮
    像手段による部品の撮像データから各吸着ノズルに対す
    る部品のずれ量を求めて、このずれ量に対応する前記ヘ
    ッドユニットの位置の第二の補正量を算出し、前記制御
    手段は、前記第一の補正量を少なくとも部品吸着時又は
    部品実装時のいずれか一方においてヘッドユニットの位
    置の制御に反映させ、かつ、前記第二の補正量を部品実
    装時においてヘッドユニットの位置の制御に反映させる
    ことを特徴とする表面実装機。
  3. 【請求項3】 複数回の部品吸着動作後となる所定の実
    行条件が満たされた時に、上記演算手段が基台に対する
    上記ヘッドユニットの正規制御位置からのずれ量に対応
    する上記ヘッドユニットの位置の第一の補正量を算出す
    るよう設定されることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の表面実装機。
  4. 【請求項4】 上記ヘッドユニットを駆動する機構部分
    の温度を検出する温度センサと、起動時の温度を初期値
    として前記温度センサによる検出温度を記憶する温度記
    憶手段とをさらに備え、上記実行条件は所定のタイミン
    グで前記温度センサにより検出される温度と前記温度記
    憶手段に記憶される温度との差が特定値以上になったと
    きと設定される一方、前記温度記憶手段は記憶している
    温度をこのときの検出温度に更新することを特徴とする
    請求項3記載の表面実装機。
  5. 【請求項5】 上記実行条件が基板一枚毎、設定時間の
    経過毎又は予め定められた部品数毎のいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の表面実装機。
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