JP2008060250A - 基板処理方法および部品実装システム - Google Patents

基板処理方法および部品実装システム Download PDF

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Abstract

【課題】多面取り基板を生産する際のタクトタイムを短縮する処理方法及び部品実装システムを提供する。
【解決手段】部品実装システムは、多面取り基板に塗布液を塗布するディスペンサ2およびその塗布後の基板に部品を実装する表面実装機3〜5を含む。このシステムでは、多面取り基板に含まれる各エリアのバッドマークの有無をディスペンサ2において予め画像認識するとともに、バッドマーク有無の認識結果情報(不良エリアの位置を示す情報)を基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録しておき、表面実装機3〜5において、この基板に記録された情報を一括的に読み取り、この情報に基づきバットマークが形成された不良エリア以外のエリアに対して部品の実装処理を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面実装機等の処理装置を備えた部品実装システムにおいて、いわゆる多面取り基板の処理を合理的に行うための方法及び部品実装システムに関するものである。
従来から、回路パターンが形成された基板(PWB)を搬送しながら、まず塗布装置において基板のはんだ、導電ペースト等の塗布液を被実装位置に塗布し、次いで表面実装機(以下、単に実装機という)によりその塗布位置に順次部品を搭載して基板(PWB)を生産するようにした部品実装システムが知られている。
また、この種の部品実装システムにおいて、同一回路が形成された複数のエリアを含むいわゆる多面取り基板を生産する場合に、例えば、重度の欠陥をもつエリアについては当該エリアに事前にマーク(バッドマークという)を形成しておき、実装機でこのバッドマークを認識することにより当該エリアの実装処理を省略することも行われている(例えば特許文献1)。この特許文献1では、バッドマークの認識が、実装機に設けられる移動可能なカメラを順次バッドマークの座標位置に移動させながらその有無を認識することにより行われている。
なお、特許文献2には、当該システムの構成装置同士を通信手段により接続し、上流側の装置で特定した不良エリアに関する情報を下流側の装置に送信する技術が開示されている。
特開平10−098297号公報 実用新案登録第2530625号
上記特許文献1に示されているような手法では、多面取り基板の各エリアのバッドマーク座標位置にカメラを移動させる必要があるため、例えば実装機において、多数のエリアを含む多面取り基板に対して部品を実装しようとすると、各エリアのバッドマークを含む多数のマーク座標位置にカメラを移動させることが求められる結果、タクトタイムを短縮することが難しくなるという問題が生じている。
また、上記特許文献2に示された手法は、システムの構成装置間に通信手段を有しない場合には適用できない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、システムの構成装置同士が通信手段等で接続されていない部品実装システムにおいても、多面取り基板を生産する際のタクトタイムを効果的に短縮することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の基板処理方法は、表面実装機等の処理装置を備えた部品実装システムを用いて、互いに独立する回路が形成された複数のエリアをもつ多面取り基板に対して所定の基板処理を行う方法であって、前記多面取り基板の各エリアのうち基板処理が不要な不良エリアを所定の処理装置への搬入前に予め調べるとともに、前記不良エリアの位置を示す情報を基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録しておき、この基板に記録された情報を一括的に読み取ることにより、当該情報に基づき、上記所定の処理装置において不良エリア以外のエリアに対して基板処理を施すようにしたものである(請求項1)。
このように基板(多面取り基板)の不良エリアを所定の処理装置への搬入前に事前に特定しておくようにすれば、上記所定の処理装置において不良エリアを特定する手間(時間)が省け、その分、基板処理を速やかに進めることが可能となる。
なお、この方法において、上記所定の処理装置は、基板に部品を実装する表面実装機であってもよい(請求項2)。
また、この方法において、前記部品実装システムが、基板に塗布液を塗布する塗布装置を含みその塗布後の基板に部品を前記表面実装機により実装するものであり、前記塗布装置において前記不良エリアの位置を示す情報を取得し、この情報を一義的に特定する図形を、塗布液を用いて前記基板の所定領域に形成することで前記情報を記録し、表面実装機では前記図形の撮像、認識に基づいて前記情報を読み取るようにするのが好適である(請求項3)。
すなわち、多面取り基板を被処理基板とする場合、通常、塗布装置のタクトタイムは表面実装機よりも短くなるため、上記のように塗布装置の作業負担を増やすことにより合理的に表面実装機の作業負担を軽減することが可能となる。また、塗布装置に常備されている塗布液を基板に塗布することで不良エリアの位置を示す情報を基板に記録することによって、塗布装置に特別な記録機構を別途設ける必要がないので、該塗布装置が複雑になるのを防ぐことができる。
また、この方法において、所定領域内に、多面取り基板の各エリアに対応した配列でマーキング位置と所定の基準位置とを設定し、不良エリアに対応するマーキング位置と基準位置とに、塗布液によるマーキングを施すようにするのが好ましい(請求項4)。これにより、表面実装機において不良エリアに関する情報の読取を正確に行うことができる。
一方、本発明に係る部品実装システムは、互いに独立する回路が形成された複数のエリアをもつ多面取り基板を被処理基板として当該基板に塗布液を塗布する塗布装置およびその塗布後の基板に部品を実装する表面実装機を少なくとも備えた部品実装システムであって、前記塗布装置が、前記基板に対して相対的に移動可能な基板撮像用のカメラと、このカメラにより撮像した基板の画像データに基づいて前記エリアのうち実装処理が不要な不良エリアを特定する特定手段と、この特定手段により特定された不良エリアの位置を示す情報を基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録するマーキング手段とを備える一方、前記表面実装機が、前記マーキング手段により基板に記録された情報を一括的に撮像する基板撮像用のカメラと、このカメラにより撮像した記録情報に基づき不良エリア以外のエリアに対して部品の実装処理を施すべく部品の実装動作を制御する制御手段とを備えているものである(請求項5)。
この部品実装システムによると、塗布装置に設けられたカメラにより基板(多面取り基板)が撮像され、その画像データに基づき不良エリアが特定される。そして、この不良エリアの位置を示す情報が塗布装置のマーキング手段により基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録される。一方、表面実装機の基板撮像用のカメラで基板の記録情報を一括的に撮像し、この撮像された記録情報に基づき部品の実装動作が制御手段により制御される。そのため、部品実装システムにおいて、請求項1〜4に係る基板処理方法が具現化される。
本発明の請求項1〜4に係る基板処理方法、および請求項5に係る部品実装システムによると、表面実装機等の処理装置において処理不要な不良エリアを特定する手間(時間)が省け、その分、多面取り基板を生産する際の上記処理装置のタクトタイムを効果的に短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る部品実装システム(本発明に係る部品の基板処理方法が適用される部品実装システム)である実装ラインを概略的に示している。このラインは、その上流側からローダ1、ディスペンサ(塗布装置、処理装置)2、第1表面実装機(処理装置)3、第2表面実装機(処理装置)4、第3表面実装機(処理装置)5、リフロー炉6およびアンローダ7が直列に並んだ構成となっている。そして、ローダ1からプリント基板(以下、単に基板という)を順次繰り出しながら各種塗布液の塗布、部品の実装(搭載)および塗布液硬化の各処理を順次基板に施してアンローダ7に取り出すように構成されている。
各装置1〜7は、制御装置1A〜7Aを備えた自律型の装置であって、各装置1〜7が各自の制御装置1A〜7Aにより個別に駆動制御されるようになっている。
図2および図3は、ディスペンサ2を概略的に示しており、図2はカバーを取外した状態の平面図で、図3は同正面図でそれぞれディスペンサ2を示している。
これらの図に示すように、ディスペンサ2の基台11上には一対のコンベア12が配置されており、これらコンベア12上を基板Pが搬送されて所定の作業位置で停止され、図外のプッシュアップピン、基板クランプ装置等の基板保持手段により位置決めされるようになっている。なお、以下の説明では、コンベア12による基板Pの搬送方向をX軸方向、水平面上でX軸と直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることにする。
前記一対のコンベア12は、モータを駆動源とする間隔調整機構に連結されており、前記モータの作動により一方側のコンベア12、具体的には装置後側(図2では上側)に位置するコンベア12が前側のコンベア12に対して接離し、これによって両コンベア12の間隔が基板Pのサイズに応じて調整されるようになっている。
コンベア12の上方には、接着剤やクリームはんだ等の各種塗布液を基板P上に塗布するためのディスペンスヘッドを搭載したヘッドユニット14が装備され、このヘッドユニット14がX軸方向およびY軸方向に移動可能に支持されている。
すなわち、上記基台11上には、Y軸方向に延びる一対の固定レール15と、Y軸サーボモータ17により回転駆動されるボールねじ軸16とが配設され、上記固定レール15上にヘッド支持部材18が配置されて、このヘッド支持部材18に設けられたナット部分19が上記ボールねじ軸16に螺合している。また、上記ヘッド支持部材18には、X軸方向に延びるガイド部材20と、X軸サーボモータ22により駆動されるボールねじ軸21とが配設され、上記ガイド部材20にヘッドユニット14が移動可能に保持され、このヘッドユニット14に設けられたナット部分23が上記ボールねじ軸21に螺合している。そして、Y軸サーボモータ17の作動によりボールねじ軸16が回転して上記ヘッド支持部材18がY軸方向に移動する一方で、X軸サーボモータ22の作動によりボールねじ軸21が回転して、ヘッドユニット14がヘッド支持部材18に対してX軸方向に移動するようになっている。
ヘッドユニット14には、塗布液を基板P上に塗布するための2つのディスペンスヘッド25A,25B(以下、ヘッド25A,25Bと略す)が搭載されるとともに、基板認識カメラ28(図6参照)が搭載されている。
各ヘッド25A,25Bは、互いにX軸方向に並んだ状態でヘッドユニット14に搭載されている。そして、ヘッドユニット14のフレームに対しZ方向(上下方向)の移動およびR軸(鉛直軸)回りの回転が可能とされ、Z軸サーボモータ26、およびR軸サーボモータ27によりそれぞれ駆動されるようになっている。
各ヘッド25A,25Bは、塗布液を収容したシリンジ34と、このシリンジ34に収容された塗布液を塗布するためのノズル30とをそれぞれ備えており、図外のエア圧供給手段により前記シリンジ34内にエア圧が供給されることにより、そのエア圧に応じた量の塗布液がノズル30先端に押し出されつつ基板P上に塗布されるように構成されている。
シリンジ34は、例えば半透明な軸状のカートリッジ容器で、ヘッド25A,25Bに設けられる筒状の装着部32(図3に示す)に差し込まれ、この状態で図外のクランプ手段によりクランプされることによりヘッド25A,25Bに対して着脱可能に装着されている。
基板認識カメラ28については、詳しく図示していないが、例えばCCDエリアカメラからなり、基板Pに付される各種マーク、例えば位置認識用のフィデューシャルマークや基板Pを識別(特定)するための識別マーク、あるいはエリア毎のバッドマークを撮像すべくヘッドユニット14に対して下向き、つまり撮像方向が下向きになる状態で固定されている。
以上の構成により、ディスペンサ2では、基台11上に搬入される基板Pを所定の作業位置に固定し、この状態でヘッドユニット14を駆動することにより基板Pに塗布液を塗布した後、基板Pを装置外へ搬出するようになっている。なお、詳しい塗布動作等については後に詳述する。
図4および図5は、第1表面実装機3を概略的に示しており、図4はカバーを取外した状態の平面図で、図5は同正面図でそれぞれ第1表面実装機3を示している。
同図に示すように第1表面実装機3の基台51上には、X軸方向に延びるコンベア52が配置され、基板Pがこのコンベア52に搬送されて所定の実装作業位置(図示の位置)で停止されるようになっている。実装作業位置には、図示を省略するが基板Pの位置決め機構が設けられており、基板Pがコンベア52に沿って搬入されると、この位置決め機構が作動して基板Pを前記実装作業位置に位置決め固定するように構成されている。
コンベア52の両側には、部品供給部54が配置されており、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を供給可能な多数列のテープフィーダ54aがこれら部品供給部54に配置されている。
また、上記基台51の上方には、部品装着用のヘッドユニット56が装備されている。このヘッドユニット56は、部品供給部54と実装作業位置の基板Pとにわたって移動可能とされ、X軸方向およびY軸方向に移動することができるようになっている。
すなわち、基台51上には、Y軸方向の固定レール57と、Y軸サーボモータ59により回転駆動されるボールねじ軸58とが配設され、上記固定レール57上にヘッドユニット56の支持部材61が配置され、この支持部材61に設けられたナット部分62がボールねじ軸58に螺合している。また、上記支持部材61には、X軸方向のガイド部材63と、X軸サーボモータ65により駆動されるボールねじ軸64とが配設され、上記ガイド部材63にヘッドユニット56が移動可能に保持され、このヘッドユニット56に設けられたナット部分(図示せず)がボールねじ軸64に螺合している。そして、Y軸サーボモータ59の作動により上記支持部材61がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ65の作動によりヘッドユニット56が支持部材61に対してX軸方向に移動するようになっている。
ヘッドユニット56には部品装着用の複数の実装用ヘッド66が搭載されており、当実施形態では6本の実装用ヘッド66がX軸方向に等間隔で一列に並んだ状態で搭載されている。各実装用ヘッド66は、ヘッドユニット56のフレームに対してZ軸方向の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とされ、図外の昇降駆動機構および回転駆動機構により駆動されるようになっている。また、各実装用ヘッド66には、その先端(下端)にノズル66aが装着されており、図外の負圧供給手段からノズル66a先端に負圧が供給されることにより部品を吸着保持するようになっている。
ヘッドユニット56には、さらに基板認識用カメラ67が搭載されている。この基板認識用カメラ67は、照明装置を備えたCCDカメラ等から構成されており、ヘッドユニット56の移動に伴い実装作業位置に位置決めされた基板P上の各種マークを撮像するようになっている。
また、基台51上には、部品認識用カメラ68が配設されている。この部品認識用カメラ68も基板認識用カメラ67と同様に、照明装置を備えたCCDカメラ等から構成されており、ヘッドユニット56の各実装用ヘッド66に吸着された部品をその下側から撮像するようになっている。
以上のような構成により、この第1表面実装機3では、ヘッドユニット56が部品供給部54と実装作業位置に位置決めされた基板Pとの間を移動しながら、各実装用ヘッド66により部品供給部54から部品を吸着し、この吸着部品を基板P上に搬送して実装するようになっている。なお、詳しい実装動作については後述することにする。
以上は、第1表面実装機3の構成であるが、第2表面実装機4および第3表面実装機5もこの第1表面実装機3とほぼ同様に構成されている。
一方、リフロー炉6については図示を省略するが、例えば、基板搬送用のコンベアおよび熱風機等を有しており、部品実装後の基板Pに対して熱処理を施すことによりはんだ等の塗布液を硬化させて部品を基板P上に固定するように構成されている。
次に、ディスペンサ2および表面実装機3〜5の制御系について図6を用いて説明する。
この図はディスペンサ2および表面実装機3〜5の各制御装置2A〜5Aの機能構成のうち本発明に関連する機能構成部分だけをブロック図で示している。なお、各制御装置2A〜5Aの機能構成は基本的に共通しており、従って、以下の説明では重複した説明を避けるために同一図面を用いて両者の機能構成を説明するものとし、特に区別する必要がある場合には、表面実装機3〜5の機能構成にダッシュ( ′)を付した符号を用いることにより区別することとする。
同図に示す各制御装置2A〜5Aは、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROM、塗布動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM、各種データやソフトを記憶するHDD等から構成されており、その機能構成として、主制御手段71、プログラム記憶手段72、各種データ記憶手段73、画像処理手段74およびアクチュエータ制御手段75を含んでいる。
主制御手段71は、プログラム記憶手段72に記憶されているプログラムに従って一連の作業(塗布作業、あるいは部品の実装作業)を進めるべく各装置の駆動を統括的に制御するとともに、その作業に伴う各種演算処理を行うものである。
なお、ディスペンサ2の主制御手段71は、基板認識カメラ28の画像データに基づいて多面取り基板に形成されるバッドマークの有無や、当該マークが形成されるエリア(不良エリア)等を認識(特定)するものであり、当実施形態では、この主制御手段71が本発明に係る「特定手段」として機能する。
プログラム記憶手段72は、上記の通り塗布作業、あるいは実装作業に関する各種プログラムを記憶するものである。
各種データ記憶手段73は、ディスペンサ2や表面実装機3〜5での作業に必要な各種データを記憶するものである。例えば、ディスペンサ2の各種データ記憶手段73には、基板関連データ(基板の種類、塗布液の塗布位置データ、塗布エリアデータ、基板に形成される各種マークの座標位置データ、同形状データ等)が記憶される一方、表面実装機3〜5の各種データ記憶手段73′には、部品関連データ(部品の種類、形状、寸法等のデータ)および基板関連データ(基板の種類、部品の搭載位置データ、搭載エリアデータ、基板に形成される各種マークの座標位置データ、同形状データ等)が記憶されている。
画像処理手段74は、各カメラから出力される画像データに所定の画像処理を施すもので、主制御手段71は、この画像データに基づいて対象物である基板に形成されるフィデューシャルマークや識別マーク、バッドマーク等の認識、およびその認識に基づく各種の判別および演算等を行う。
アクチュエータ制御手段75は、コンベア12、ヘッドユニット14および各ヘッド25A,25B等を駆動するサーボモータ等のアクチュエータを駆動制御するものである。
特に、ディスペンサ2のアクチュエータ制御手段75は、被処理基板Pが多面取り基板である場合に、主制御手段71での不良エリアの認識結果に基づいて、基板Pのエリア占有領域外(いわゆる、捨て基板)の所定領域aに上記認識結果を集約した情報を記録(塗布)すべく各モータのアクチュエータを駆動制御するものであり、当実施形態では、このアクチュエータ制御手段75が本発明に係る「マーキング手段」として機能する。
ここで、アクチュエータ制御手段75による情報記録方法の概要について多面取り基板の構成と共に説明することにする。
図7は、いわゆる多面取り基板Pの一例を概略的に示している。
多面取り基板Pは、例えば同一回路が形成された複数のエリア(図示の例では12個のエリアE1〜E12)を含むもので、一枚の基板として塗布液の塗布処理および部品の実装処理を施した後、各エリアE1〜E12をそれぞれ切り離して個別に使用される構造となっている。この基板Pには、その位置を認識するための一対のフィデューシャルマークM1(FIDマークM1という)が形成され、また、各エリアE1〜E12には、ディスペンサ2および表面実装機3〜5による実装精度を高めるためのフィデューシャルマークM2(FIDマークM2という)が個別に形成されている。さらに、回路に損傷がある等、実装処理を行えない重度の欠陥がある不良エリアについては、表面実装機3〜5において当該不良エリアを判別して実装処理を省略するためのバッドマークM3が各エリアの特定の位置に形成される。なお、このバッドマークM3は、エリアE1〜E12のうち欠陥がある不良エリアについてのみ形成されるものであり、同図では、エリアE6,E8およびE9にバッドマークM3が形成されたものを一例として示している。
そして、このディスペンサ2では、後に詳述するように、基板認識カメラ28で撮像した画像を画像処理手段74において処理し、主制御手段71でバッドマークM3が形成されたエリアを認識(特定)する。そして、主制御部71において認識されたエリア(不良エリア)の認識結果情報を基板Pのエリア占有領域外の所定領域aに記録する。
図8は、図7中の領域a部分を拡大して示したものである。
すなわち、この実施形態では、所定領域a内に、多面取り基板Pの各エリアE1〜E12に略相似形で対応したマトリクス配列でマーキング位置を設定し、不良エリアE6,E8,E9に対応するマーキング位置に、塗布液によるマークM11をそれぞれ施すことにより、不良エリアE6,E8,E9の認識結果情報を基板P上に集約して記録している。また、所定領域a内には、ディスペンサ2および表面実装機3〜5によるマークM11の認識(確認)精度を高めるための基準マークM12が同じく塗布液の塗布により形成されている。このような不良エリアの認識結果情報が記録された領域aは、表面実装機3〜5の各基板認識カメラで一括して認識可能な程度の大きさとなっている。
次に、制御装置2Aによるディスペンサ2の塗布動作制御、および制御装置3A〜5Aによる表面実装機3〜5の実装動作制御についてフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明では多面取り基板Pを処理するものとしてそれぞれ説明する。
図9は、制御装置2Aによるディスペンサ2の塗布動作制御をフローチャートで示している。このディスペンサ2において生産が開始されると、まず、プログラム記憶手段72に格納されている生産プログラムから被処理基板P(塗布処理の対象となる基板P)に対応するプログラムを選択するとともに基板関連データを参照して塗布処理の準備、すなわち段取りを開始する。例えば基板Pのサイズデータに基づき、コンベア12の間隔調整用のモータを作動させ、これによりコンベア12の間隔を調整する。その後、コンベア12を駆動して基板Pをローダ1から基台11上に搬入して所定の作業位置で固定する(ステップS1)。
次いで、ヘッドユニット14を塗布作業領域外の所定のホームポジションから基板P上方に移動させ、基板Pの各マークM1,M3の座標位置を基板認識カメラ28により順次撮像して画像処理手段74で画像処理することにより、主制御手段71でFIDマークM1およびバッドマークM3の認識を行う(ステップS2)。
そして、主制御手段71でのバッドマークM3の認識結果、具体的には各エリアE1〜E12におけるバッドマークM3有無の認識結果に基づき、アクチュエータ制御手段75により各モータのアクチュエータを駆動制御して基板P上の所定領域aに上記認識結果情報の記録、すなわち塗布液によるマークM11および基準マークM12の塗布を行う(ステップS3)。なお、この実施形態では、バッドマークM3が有るエリアE6,E8,E9が本発明に係る不良エリアに相当し、上記バッドマーク有無の認識結果情報が本発明に係る不良エリアの位置を示す情報に相当する。
次いで、基板P上の領域aを基板認識カメラ28により撮像し画像処理手段74で画像処理することにより、主制御手段71において、全エリアE1〜E12に対するバッドマーク有無を領域a内の上記認識結果情報を基に認識し、この認識結果とステップS2で最初に取得した各エリアのバッドマーク有無の認識結果とが一致することを確認する(ステップS4)。
次いで、ヘッドユニット14を移動させつつ各ヘッド25A,25Bを基板P上の各塗布位置に移動させ、所定量の塗布液を対応する各塗布位置に塗布する(ステップS5)。この際、ステップS2におけるバッドマークM3の認識結果に基づき、バッドマークM3が認識されていないエリアに対してのみ塗布作業を行うようにしてもよい。これは、バッドマークM3が認識されたエリアについては部品の実装が行われないため塗布作業の必要がないためである。
そして、基板Pの全ての塗布位置に対して塗布液の塗布が完了すると、基台11上の基板Pの固定状態を解除するとともにコンベア12を駆動し、これにより基板Pをディスペンサ2から搬出することによって一連の基板Pに対する塗布処理を終了する(ステップS6)。
なお、上記ステップS5の塗布処理後に以下のような塗布検査を行ってもよい。
すなわち、基板P上の各塗布位置を対象として画像認識による塗布検査を実施する。具体的には、ヘッドユニット14を駆動し、基板PのエリアE1〜E12毎に基板認識カメラ28を順次各塗布位置に移動させながら当該各塗布位置を撮像する。この際、ステップS2におけるバッドマークM3の認識結果に基づき、バッドマークM3が認識されていないエリアに属する塗布位置のみ撮像を行う。
こうしてバッドマークM3が認識されたエリア以外の各エリアに属する塗布位置の撮像が終了すると、その画像データに基づき、主制御手段71によりエリアE1〜E12毎に塗布状態の検査を行い、主制御手段71での検査結果情報を、基板Pの領域aに追加記録、すなわち塗布不良があるエリアに対応するマーキング位置に、塗布液によるマークM11の塗布を行う。この場合、塗布不良エリアが本発明に係る不良エリアに相当し、上記検査結果情報が本発明に係る不良エリアの位置を示す情報に相当する。
図10は、制御装置3Aによる第1表面実装機3の実装動作制御をフローチャートで示している。この第1表面実装機3において生産が開始されると、コンベア52を駆動し、ディスペンサ2により塗布処理が施された基板Pを装置内に搬入するとともに上記実装作業位置に位置決めする。そして、ヘッドユニット56を駆動し、基板認識用カメラ67により基板P上のFIDマークM1,M2上を撮像、認識することにより、基板Pの位置ずれを求めるとともにその補正データを主制御手段71′により演算する(ステップS21,S22)。なお、この際、バッドマークM3の撮像、認識は行わない。
FIDマークM1,M2の認識が終了すると、ヘッドユニット56を駆動し、基板認識用カメラ67により基板P上の領域aに記録(塗布)されたバッドマーク認識結果情報を一括して撮像することにより、主制御手段71′で当該基板Pに関するバッドマークM3の有無を認識する(ステップS23)。そして、この認識結果に基づいて以下のステップS24〜ステップS28の処理に従って部品の実装処理を実行する。すなわち、基板Pの各エリアE1〜E12のうちバッドマークM3が認識されていないエリア(有効エリアという)についてのみ部品を搭載すべく主制御手段71′によりヘッドユニット56等を駆動制御する。
まず、ヘッドユニット56を部品供給部54に移動させて各実装用ヘッド66により部品の取り出しを行わせる(ステップS24)。具体的には、ヘッドユニット56を部品供給部54の上方に移動させ、部品を吸着すべき所定の実装用ヘッド66を昇降させることによりテープフィーダ54aから部品を吸着した状態でピックアップさせる。この際、可能な場合には、複数の実装用ヘッド66により同時に部品吸着を行わせる。
全ての実装用ヘッド66による部品の吸着が完了すると、ヘッドユニット56を部品認識用カメラ68の上方に移動させて各実装用ヘッド66による吸着部品の撮像を行い、その撮像結果に基づき各部品の吸着状態を認識する(ステップS25)。
そして、ヘッドユニット56を基板P上に移動させて最初の部品搭載位置の上方に配置した後、実装用ヘッド66を昇降させることにより吸着部品を基板P上に実装する(ステップS26)。こうして最初の部品を実装したら、次の搭載位置にヘッドユニット56を移動させることにより各吸着部品を順次基板P上に実装する。この際、ステップS25での認識結果に基づいてヘッドユニット56の目標移動位置を補正することにより各搭載位置に対して部品を正確に実装する。
こうして各実装用ヘッド66による吸着部品の実装が終わると、全部品の搭載が完了したか、つまり有効エリアに対して全ての部品を実装したか否かを判断する(ステップS27)。ここでNOと判断した場合には、ステップS24にリターンし、ヘッドユニット56を部品供給部54に移動させて部品吸着、部品認識、部品実装の各処理を繰り返し実行する。
これに対して、ステップS27でYESと判断した場合には、コンベア52を駆動して基板Pを装置外に搬出し(ステップS28)、これにより基板Pに対する一連の実装処理を終了する。
以上は、制御装置3Aによる第1表面実装機3の実装動作制御の例であるが、制御装置4A,5Aによる第2表面実装機4および第3表面実装機5の実装動作制御も同様にして行われる。
以上説明したように、この部品実装システムでは、多面取り基板Pを搬送しながら、まずディスペンサ2において基板Pに塗布液を塗布する塗布処理を施した後、その下流側に配置される表面実装機3〜5により部品の実装処理を施すが、上記の通り、この部品実装システムでは、基板PのバッドマークM3の有無をディスペンサ2において事前に画像認識しておき、その結果情報を基板Pの所定領域aに集約して記録することにより、表面実装機3〜5では全エリアE1〜E12について基板認識用カメラ67によるバッドマークM3有無の撮像、認識を行わず、基板P上の所定領域aに集約して記録された情報を基板認識用カメラ67で一括的に読み取ることによって実装作業を進め得るようにしているので、表面実装機3〜5においてバッドマークM3の認識処理を短縮でき、その分、各表面実装機3〜5のタクトタイムを短縮することができる。
以下、上記効果をより具体的に説明する。図11は、本発明に係る部品実装システムのタクトタイムと従来の部品実装システムのタクトタイムとの比較図である。すなわち、図11に示すように、この部品実装システム(実施例)では、ディスペンサ2において、基板PのバッドマークM3の有無を画像認識した後、その認識結果情報を基板P上に集約して記録するとともに、その記録情報の有効性を確認すべく該記録情報を試験的に認識するようにしたので、ディスペンサ2の作業時間T1は従来の部品実装システム(比較例)におけるディスペンサの作業時間T2に比べて長くなるものの、実施例の部品実装システムでは、表面実装機3〜5において基板P上に記録された情報を一括的に読み取ることによって実装作業を行うようにしているので、各表面実装機3〜5の作業時間T3は比較例の部品実装システムにおける各表面実装機の作業時間T4に比べて大幅に短くなっている。従って、部品実装システムの一連の作業に要するトータル時間を短縮することができるのである。
特に、部品供給部54と基板Pとの間を何度も往復しながら多数の部品を基板P上に実装する表面実装機3〜5のタクトタイムに比べると、基板Pに塗布液の塗布処理を施すディスペンサ2のタクトタイムは通常短くなるため、上記のようにバッドマークM3の画像認識処理をディスペンサ2に負担させて表面実装機3〜5の作業負担を軽減することにより合理的に各表面実装機3〜5のタクトタイムを短縮することができる。そしてその結果、各装置2〜6のタクトタイムを良好にバランスさせることが可能となり、部品実装システムとしてのスループットを向上させることが可能となる。
また、ディスペンサ2に常備されている塗布液を基板Pに塗布することで不良エリアの位置を示す情報を基板Pに記録するため、ディスペンサ2に特別な記録機構を別途設ける必要がなく、ディスペンサ2が複雑になるのを防ぐことができる。
なお、以上説明した部品実装システムは、本発明に係る部品実装システム(本発明に係る基板処理方法が適用される部品実装システム)の好ましい実施形態の一例であって、その具体的な構成、例えば各ディスペンサ2や表面実装機3〜5の具体的な構成等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明の部品実装システムに含まれる「処理装置」をディスペンサ2の下流側に設置される表面実装機3〜5に適用した例について示したが、これに限らず、ディスペンサ2と表面実装機3との間に検査装置が設けられている部品実装システムにおいては、「処理装置」を該検査装置にも適用することができる。また、部品実装システムが、不良エリアの位置情報を基板に記録するマーキング装置を別途備える場合には、「処理装置」をディスペンサ2にも適用可能である。
また、実施形態のディスペンサ2では、所定領域a内に、多面取り基板Pの各エリアE1〜E12に略相似形で対応したマトリクス配列でマーキング位置を設定し、不良エリアE6,E8,E9に対応するマーキング位置に、塗布液によるマークM11をそれぞれ施すことにより、不良エリアE6,E8,E9の認識結果情報を基板P上に集約して記録したが、これに限らず、図12および図13に示すように、基板Pの各エリアE1〜E12のエリア番号(1〜12)を一義的に特定可能なマーキング位置を設定し、不良エリアに対応するマーキング位置に、塗布液によるマークM11を施すようにしてもよい。すなわち、図12に示すように、各不良エリアのエリア番号を、左上を「1」とする例えば5×5の行列中に表すようにしてもよいし、図13に示すように、各エリア番号を2進数で表し、各々を縦方向(横方向でもよい)に列挙するようにしてもよい。
また、実施形態のディスペンサ2では、その塗布動作制御において基板Pを基台11上へ搬入、固定した後、直ちにバッドマークM3の認識およびその認識結果情報の基板Pへの記録を行うようにしているが(図9のステップS2,S3)、基板Pの各エリアE1〜E12への塗布処理が終了した直後にこれらの動作を実施するようにしてもよい。具体的には、基板Pを搬入、固定した後、FIDマークM1だけを画像認識してから塗布動作を実行し、塗布終了後、バッドマークM3の認識およびその認識結果情報の記録を行うようにする。要は、ディスペンサ2の具体的な構成および塗布動作との関係で、タクトタイム的にみて有利なタイミングでバッドマークM3の認識を行うようにすればよい。
本発明に係る部品実装システム(本発明に係る基板処理方法が適用される部品実装システム)の一例を示す正面略図である。 ディスペンサを示す平面略図である。 ディスペンサを示す正面略図である。 部品実装システムを構成する第1表面実装機を示す平面図である。 第1表面実装機を示す正面図である。 ディスペンサおよび表面実装機の制御系を示すブロック図である。 多面取り基板の構成の一例を示す平面図である。 図7の領域aを示す部分拡大図である。 ディスペンサにおける塗布動作制御の一例を示すフローチャート図である。 第1表面実装機における実装動作制御の一例を示すフローチャート図である。 本発明に係る部品実装システムのタクトタイムと従来の部品実装システムのタクトタイムとの比較図である。 図7の領域aに形成される不良エリアの認識結果情報の変形例を示した部分拡大図である。 図7の領域aに形成される不良エリアの認識結果情報の変形例を示した部分拡大図である。
符号の説明
1 ローダ
2 ディスペンサ(塗布装置、処理装置)
3 第1表面実装機(処理装置)
4 第2表面実装機(処理装置)
5 第3表面実装機(処理装置)
6 リフロー炉
7 アンローダ

Claims (5)

  1. 表面実装機等の処理装置を備えた部品実装システムを用いて、互いに独立する回路が形成された複数のエリアをもつ多面取り基板に対して所定の基板処理を行う方法であって、
    前記多面取り基板の各エリアのうち基板処理が不要な不良エリアを所定の処理装置への搬入前に予め調べるとともに、前記不良エリアの位置を示す情報を基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録しておき、この基板に記録された情報を一括的に読み取ることにより、当該情報に基づき、上記所定の処理装置において不良エリア以外のエリアに対して基板処理を施すことを特徴とする基板処理方法。
  2. 上記所定の処理装置は、基板に部品を実装する表面実装機であることを特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記部品実装システムが、基板に塗布液を塗布する塗布装置を含みその塗布後の基板に部品を前記表面実装機により実装するものであり、前記塗布装置において前記不良エリアの位置を示す情報を取得し、この情報を一義的に特定する図形を、塗布液を用いて前記基板の所定領域に形成することで前記情報を記録し、表面実装機では前記図形の撮像、認識に基づいて前記情報を読み取ることを特徴とする請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 所定領域内に、多面取り基板の各エリアに対応した配列でマーキング位置と所定の基準位置とを設定し、不良エリアに対応するマーキング位置と基準位置とに、塗布液によるマーキングを施すことを特徴とする請求項3に記載の基板処理方法。
  5. 互いに独立する回路が形成された複数のエリアをもつ多面取り基板を被処理基板として当該基板に塗布液を塗布する塗布装置およびその塗布後の基板に部品を実装する表面実装機を少なくとも備えた部品実装システムであって、
    前記塗布装置は、前記基板に対して相対的に移動可能な基板撮像用のカメラと、このカメラにより撮像した基板の画像データに基づいて前記エリアのうち実装処理が不要な不良エリアを特定する特定手段と、この特定手段により特定された不良エリアの位置を示す情報を基板のエリア占有領域外の所定領域に集約した状態で記録するマーキング手段とを備える一方、
    前記表面実装機は、前記マーキング手段により基板に記録された情報を一括的に撮像する基板撮像用のカメラと、このカメラにより撮像された記録情報に基づき不良エリア以外のエリアに対して部品の実装処理を施すべく部品の実装動作を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする部品実装システム。
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