JP5392501B2 - 可変動弁装置付エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、カムの位相を変更可能な可変動弁装置を備えたエンジンに関するものである。
近年、バルブの開閉時期(カムの位相)を変化させる可変動弁装置として、カム位相可変機構を備えたエンジンが増加してきている。更に、1つの気筒にバルブが複数備えられたエンジンに上記カム位相可変機構を採用し、エンジンの運転状態に応じて複数のバルブの一部のみ開閉時期を変化させる技術が開発されている。
こうしたエンジンの動弁装置に用いられるカムシャフトは、インナカムシャフト及びアウタカムシャフトからなる2重構造のシャフトが用いられており、上記複数のバルブのうち一部のバルブをインナカムシャフトで、他のバルブをアウタカムシャフトで揺動可能な構成になっている。カム位相可変機構は、例えばベーン式アクチュエータのような油圧機器が用いられ、カムシャフトの端部に配置されており、インナカムシャフトとアウタカムシャフトとの回転角差を可変させる機能を有している(特許文献1)。
特開2009−144521号公報
特許文献1では、上記一部のバルブを駆動するカムは、回転可能にアウタカムシャフトが挿入された筒状の支持部材に設けられている。そして、支持部材とインナカムシャフトとは例えばピンによって連結されることで、インナカムシャフトの回転が支持部材に伝達される構造になっている。
しかしながら、このピンは高速に回転するカムシャフトに挿入されているので、カムシャフトの振動や遠心力などにより外方に抜け出し、周囲の部品と干渉して破損させてしまう虞がある。また、ピンが抜けた場合は周囲の部品に挟まり、破損させてしまう虞がある。
特にタペット等の動弁機構の部品を破損させ、バルブが開放状態で移動不能になってしまうと、ピストンとバルブとが干渉し、ピンが衝突した部品だけではなくコンロッド、クランク、あるいはシリンダブロック等、周囲の部品にまで破損が及ぶ虞がある。
そこで、本発明の目的は、カムシャフトに設けられたピンの抜け止めを簡単な構造で実現した可変動弁装置付エンジンを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、パイプ部材で形成されたアウタカムシャフト内にシャフト部材で形成されたインナカムシャフトを回動可能に収めて構成し、アウタカムシャフトの外周部に第1の駆動用カムが設けられるとともに、アウタカムシャフトの軸心周りに回動可能に第2の駆動用カムが複数並べて備えられ、径方向に挿入したピンにより第2の駆動用カムとインナカムシャフトとを連結し、インナカムシャフトからピンを介して第2の駆動用カムに回転動力を伝達する可変動弁装置付エンジンであって、第2の駆動用カムに隣接してアウタカムシャフトの端部側に設けられ、シリンダヘッドに設けられた軸受け部に回転可能に支持されるカムジャーナルから、複数の第2の駆動用カムのうち最も端側に位置する第2の駆動用カム側に突出して、ピンの端部の少なくとも一部を覆い、ピンの径方向外方への移動を規制する突出部を備えたことを特徴とする。
た、請求項2の発明は、請求項1において、カムジャーナルは、アウタカムシャフト又はインナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を備えていることを特徴とする。
た、請求項3の発明は、請求項1または2において、シャフト部材の端部にアウタカムシャフトに対するインナカムシャフトの回転角を可変するアクチュエータが備えられ、アウタカムシャフトに対しインナカムシャフトが短い場合には、突出部が、複数の第2の駆動用カムのうちアクチュエータに最も近い第2の駆動用カムに対し、当該第2の駆動用カムを連結するピンの径方向外方への移動を規制することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1または2において、シャフト部材の端部にアウタカムシャフトに対するインナカムシャフトの回転角を可変するアクチュエータが備えられ、アウタカムシャフトとインナカムシャフトが略同等の長さの場合には、突出部が、複数の第2の駆動用カムのうち自由端である端部に最も近い第2の駆動用カムに対し、当該第2の駆動用カムを連結するピンの径方向外方への移動を規制することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかにおいて、カムジャーナルは、インナカムシャフトの端部に備えられ、インナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から4のいずれかにおいて、カムジャーナルは、第2の駆動用カムに備えられ、シャフト部材の端部を覆い、インナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を有することを特徴とする。
本発明の請求項1の可変動弁装置付エンジンによれば、第2の駆動用カムに隣接して設けられているカムジャーナルから突出する突出部によって、ピンの径方向外方への移動が規制されるので、ピンの抜けを防止することができる。したがって、カムジャーナルを利用して、部品点数の増加を抑えつつ、ピンの抜けを簡単な構造で防止することができ、エンジンの他の部品の衝突による破損を防止することができる。
更に、複数の第2の駆動用カムのうち最も端側に位置する第2の駆動用カムを連結するピンの径方向外方への移動が規制されるので、インナカムシャフトの振れまたは遠心力によるピンの移動が規制され、ピンの抜けを効果的に防止することができる。
本発明の請求項2の可変動弁装置付エンジンによれば、突出部がアウタカムシャフトまたはインナカムシャフトの回転角を検出する被検出体を備えたカムジャーナルに設けられるので、動弁装置の部品点数を抑えてより簡単な構造にすることができる。
発明の請求項3の可変動弁装置付エンジンによれば、アウタカムシャフトに対しインナカムシャフトが短い場合、アクチュエータにより作用する力が最も大きいインナカムシャフトの回転角を可変するアクチュエータに最も近い第2の駆動用カムを連結するピンに対して移動を規制し、ピンの抜けを効果的に防止することができる。
本発明の請求項4の可変動弁装置付エンジンによれば、アウタカムシャフトとインナカムシャフトが略同等の長さの場合、インナカムシャフトの振れが最も大きいインナカムシャフトの自由端に最も近い第2の駆動用カムを連結するピンに対して移動を規制し、ピンの抜けを効果的に防止することができる。
本発明の請求項5の可変動弁装置付エンジンによれば、突出部がインナカムシャフトの端部に備えられた検出手段の被検出体を有するカムジャーナルに設けられるので、既に設けられている被検出体を有するカムジャーナルを利用して部品点数の増加を抑えつつ、簡単な構造でピンの抜け止めが可能となる。
本発明の請求項6の可変動弁装置付エンジンによれば、第2の駆動用カムに備えられ、シャフト部材の端部を覆い、インナカムシャフトの回転角の検出手段の被検出体を有する
カムジャーナルに突出部が設けられるので、簡単な構造でピンの抜け止めが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るシリンダヘッド内の構造を示す上面図である。 第1の実施形態に係る排気カムシャフトの構造を示す断面図である。 第2の実施形態に係る排気カムシャフトの構造を示す断面図である。 第3の実施形態に係る排気カムシャフトの構造を示す部分断面図である。 第4の実施形態に係る排気カムシャフトの構造を示す断面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る可変動弁装置付エンジン(以下、単にエンジン1という)のシリンダヘッド2内の構造を示す上面図である。図2は、吸気カムシャフト4及びその周辺の構造を示す断面図である。
本実施形態のエンジン1は、DOHC式の動弁機構を有する直列3気筒のエンジンである。図1に示すように、シリンダヘッド2の内部に回転自在に支持された排気カムシャフト3及び吸気カムシャフト4(シャフト部材)には、夫々カムスプロケット5、6が接続され、これらのカムスプロケット5、6はチェーン7を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。
エンジン1の1つの気筒8には、2つの吸気バルブ9、10と図示しない2つの排気バルブとが設けられている。2つの吸気バルブ9、10は、吸気カムシャフト4に交互に配置された第1の吸気カム11(第1の駆動用カム)及び第2の吸気カム12(第2の駆動用カム)により駆動される。詳しくは、2つの吸気バルブのうち第1の吸気バルブ9は第1の吸気カム11に、第2の吸気バルブ10は第2の吸気カム12により駆動される。一方、2つの排気バルブは、排気カムシャフト3に固定された排気カム13により駆動される。
図2に示すように、吸気カムシャフト4は、パイプ部材で形成された中空状のアウタカムシャフト21とアウタカムシャフト21に挿入されたインナカムシャフト22とを備えた2重構造となっている。アウタカムシャフト21及びインナカムシャフト22は、若干の隙間を有しつつ同心上に配置され、エンジン1のシリンダヘッド2に形成された複数の軸受け部23a〜23eに回動可能に支持されている。
アウタカムシャフト21には、第1の吸気カム11が固定されている。また、アウタカムシャフト21には軸心周りに回動可能に第2の吸気カム12が支持されている。第2の吸気カム12は、アウタカムシャフト21が挿入される略円筒状の支持部12aと支持部12aの外周から突出し第2の吸気バルブ10を駆動するカム山部12bとから構成されている。第2の吸気カム12とインナカムシャフト22とはピン24a〜24cにより連結されている。ピン24a〜24cは、第2の吸気カム12の支持部12a、アウタカムシャフト21及びインナカムシャフト22を貫通しており、インナカムシャフト22に設けられた孔に略隙間なく挿入されている。アウタカムシャフト21にはピン24が通過する長孔25が周方向に延びて形成されている。よって、第1の吸気カム11はアウタカムシャフト21の回転により駆動し、第2の吸気カム12はインナカムシャフト22の回転により駆動する構成となっている。
吸気カムシャフト4の両端には、第1のカム位相可変機構30及び第2のカム位相可変機構31が設けられている。第1のカム位相可変機構30及び第2のカム位相可変機構31は、例えば公知のベーン式油圧アクチュエータが用いられている。ベーン式油圧アクチュエータは、円筒状のハウジング内にベーンロータが回動可能に設けられて構成されており、ハウジング内への作動油の供給に応じて、ハウジングに対するベーンの回転角度を可変させる機能を有する。
第1のカム位相可変機構30は吸気カムシャフト4の前端部に設けられている。詳しくは、第1のカム位相可変機構30のハウジング30aにカムスプロケット6が固定されているとともに、第1のカム位相可変機構30のベーンロータ30bにアウタカムシャフト21が固定されている。
第2のカム位相可変機構31は、吸気カムシャフト4の後端部に設けられている。詳しくは、第2のカム位相可変機構31のハウジング31aにアウタカムシャフト21が固定されているとともに、第2のカム位相可変機構31のベーンロータ31bにインナカムシャフト22が固定されている。
したがって、第1のカム位相可変機構30は、カムスプロケット6に対するアウタカムシャフト21の回転角を可変させる機能を有する一方、第2のカム位相可変機構31は、アウタカムシャフト21に対するインナカムシャフト22の回転角を可変させる機能を有する。即ち、第1のカム位相可変機構30は、排気バルブの開閉時期に対して第1の吸気バルブ9及び第2の吸気バルブ10全体の開閉時期を可変させる機能を有するとともに、第2のカム位相可変機構31は、第1の吸気バルブ9の開閉時期と第2の吸気バルブ10の開閉時期との差を可変させるスプリット可変機能を有する。
シリンダヘッド2には、第1のカム位相可変機構30への作動油の吸排を制御する第1のオイルコントロールバルブ32と、アウタカムシャフト21の実回転角を検出する第1のカムセンサ33(検出手段)とが固定されている。また、シリンダヘッド2の後部には、第2のカム位相可変機構31の下半部を収容するカバー34が固定されており、このカバー34には、第2のカム位相可変機構31への作動油の吸排を制御する第2のオイルコントロールバルブ35と、第2のカム位相可変機構31のベーンロータ31bの回転角を検出する第2のカムセンサ36とが固定されている。
第1のオイルコントロールバルブ32及び第2のオイルコントロールバルブ35は、エンジン1のシリンダブロックに固定されたオイルポンプ37から作動油が供給される構造となっている。
第1のオイルコントロールバルブ32から第1のカム位相可変機構30へは、シリンダヘッド2に形成された油路41、及びカムジャーナル42に形成された油路43を介して作動油が供給される。カムジャーナル42は、軸受け部23aに支持されるアウタカムシャフト21の前端部の部位であり、円柱状に形成されている。軸受け部23aには、その内周面に円環状に油溝44が形成されており、この油溝44に面してカムジャーナル42の外周面に油路43が開口している。これにより、相対的に回転する軸受け部23aとカムジャーナル42との間で、常に油路41と油路43とが連通した構造となっている。また、第1のオイルコントロールバルブ32のドレーンは、シリンダヘッド2のカム室及びチェーンケース内へ排出される。また、オイルポンプ37から供給された油は、シリンダヘッド2に形成された油路49、軸受け部23aの内周面に設けられた油溝45、及びカムジャーナル42に設けられた油路46を介して、アウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との間の空間47に排出される。この空間47にドレーンされた油は、油路48や長穴25を介して軸受け部23b〜23cや第2のカム12の内周面の摺動部に潤滑油として供給される。
第2のオイルコントロールバルブ35から第2のカム位相可変機構31へは、シリンダヘッド2に形成された油路50、及びカムジャーナル51に形成された油路52を介して作動油が供給される。カムジャーナル51は、軸受け部23eに支持されるアウタカムシャフト21の後端部の部位であり、筒状に形成されている。軸受け部23eには、その内周面に円環状に油溝53が形成されており、この油溝53に面して、カムジャーナル51の外周面に油路52が開口している。これにより、相対的に回転する軸受け部23eとカムジャーナル51との間で常に油路50と油路52とが連通した構造となっている。
第1のカムセンサ33は、軸受け部23eに近接して、その前側に配置されている。カムジャーナル51の前端は、軸受け部23eより前方に突出しており、その前端部が径方向外方に延びて第1のカムセンサ33のセンサ用ターゲット60(被検出体)が設けられている。第1のカムセンサ33は、アウタカムシャフト21の回転に伴うセンサ用ターゲット60の通過タイミングを検出することで、アウタカムシャフト21の実回転角を検出する。
第2のカムセンサ36は、第2のカム位相可変機構31のベーンロータ31bに固定されているセンサ用ターゲット61が検出面の前を通過するように配置されており、インナカムシャフト22の回転に伴うセンサ用ターゲット61の通過タイミングを検出することで、インナカムシャフト22の実回転角を検出する。センサ用ターゲット61は、第2のカム位相可変機構31の後面を覆う円板状の部材であり、その縁部の一部が突出して第2のカムセンサ36の検出面に相対するように形成されている。
エンジンコントロールユニット70は、エンジン1の運転状態(トルク、回転速度等)を入力するとともに第1のカムセンサ33及び第2のカムセンサ36の検出値を入力し、第1のオイルコントロールバルブ32及び第2のオイルコントロールバルブ35を制御する。詳しくは、エンジンコントロールユニット70は、エンジン1の運転状態に基づいて、第1の吸気バルブ9及び第2の吸気バルブ10全体の位相に対応するアウタカムシャフト21の回転角の目標値と、第1の吸気バルブ9と第2の吸気バルブ10との開閉時期の位相差に相当するアウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との実回転角差の目標値とを演算する。更に、エンジンコントロールユニット70は、第1のカムセンサ33により入力したアウタカムシャフト21の実回転角と第2のカムセンサ36により入力したインナカムシャフト22の実回転角との差により、アウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との実回転角差を求める。そして、エンジンコントロールユニット70は、第1のカムセンサ33により入力したアウタカムシャフト21の実回転角が目標値に一致するように、第1のオイルコントロールバルブ32を制御して第1のカム位相可変機構30を作動制御するとともに、アウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との実回転角差が目標値に一致するように第2のオイルコントロールバルブ35を制御して第2のカム位相可変機構31を作動制御する。
即ち、第1の吸気バルブ9と第2の吸気バルブ10全体の位相は、第1のカム位相可変機構30により可変制御され、第1のカムセンサ33によって検出されるアウタカムシャフト21の回転角によって実際の位相が確認される。第1の吸気バルブ9と第2の吸気バルブ10との開閉時期の位相差は、第2のカム位相可変機構31により可変制御され、第1のカムセンサ33及び第2のカムセンサ36により検出されるアウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との回転角差によって実際の位相差が確認される。
特に本実施形態では、第2の吸気カム12の支持部12aが後方に延びるとともに、ピン24a〜24cが、対応する第2の吸気カム12によって駆動される第2の吸気バルブ10のタペット10aより完全に後方に位置するように構成されている。
更に、複数の第2の吸気カム12のうち、最後部の第2の吸気カム12の後端は、カムジャーナル51の近傍まで後方に延出しており、カムジャーナル51の前端部には、最後部の第2の吸気カム12の支持部12aの後端部を覆う突出部80が設けられている。突出部80は、ピン24cの両端面に対してその少なくとも一部を夫々覆うように前方に突出しており、詳しくは、突出部80は円環形状に前方に突出した形状であって、その内径が支持部12aの外径より若干大きく設定されている。そして、この突出部80によって形成された窪みにピン24の少なくとも一部を含む支持部12aの後端部が覆うように配置されている。
以上のように、ピン24の両端に面して、カムジャーナル51に突出部を設けているので、例えピン24cが外方に移動しようとしても、ピン24cの端面が突出部80に干渉して、それ以上の外方への移動が規制される。したがって、例えば、バルブリフト時の交番荷重により、ピン24cが抜け出した場合でも、突出部80によってピン24cの抜けが防止されるので、ピン24が抜け出して突出したことによって、シリンダヘッド2やタペット10aと干渉して破損させることを防止できる。特に、抜け出して突出したピン24が第2の吸気バルブ10のタペット10a等の部品を破損させて第2の吸気バルブ10を開放状態で移動不能にさせてしまうことを防止でき、コンロッド、クランク、あるいはシリンダブロック等の周囲の部品の破損を確実に防止できる。さらには、ピン24Cがカム駆動力により折損した場合でも、突出部80によってピン24cの折損分が脱落しないので、脱落し、噛みこんで、吸気バルブ10やタペット10を開放状態で移動不能にさせてしまうことを防止できる。
このように、本実施形態では、カムジャーナル51に突出部80を設けることにより、ピン24cに隣接して配置された他の機能部品であるカムジャーナル51を利用して、簡単な構造で、ピン24の抜け止めを実現させることができる。
また、本実施形態では、3つの第2の吸気カム12のうち最後部の第2の吸気カム12を連結するピン24cに対して抜け止めがなされている。これは、本実施形態では、インナカムシャフト22の後端を第2のカム位相可変機構31が回転駆動する構造であるので、バルブリフト時の交番荷重によりインナカムシャフト22が捩れを受ける回数は後部の方が積算されるため多く、さらには、インナカムシャフト22に捩り共振が生じた場合も第2のカム位相可変機構31に近い側に捩れ応力が働くため変形が大きく、各ピン24a〜24cのうち最後部のピン24cが抜ける、または、折損する可能性が高いためである。したがって、各ピン24a〜24cのうち抜ける可能性の高いピン24cにのみ本発明を効果的に適用し、より簡単な構造で十分に抜け止めの効果を得ることができる。
また、カムジャーナル51の前端部には、突出部80だけでなくセンサ用ターゲット60が一体となって設けられているので、ピン24が抜けて突出部80に衝突したときに、カムジャーナル51の突出部80がセンサ用ターゲット60とともに変形し、第1のカムセンサ33で出力異常が発生する。よって、この第1のカムセンサ33の出力異常によってピン24の抜けとして検出することが可能となる。
また、本実施形態では、ピン24cの端面と突出部80の内側面とに若干の隙間が設けられている。このようにすれば、ピン24cの抜け止めの効果を確保しつつも、突出部80の内径の誤差を許容し、製作性を向上させることができる。また、ピン24cが折損した場合も破片が脱落することが防止される。
更に、ピン24a〜24cが、第2の吸気バルブ10のタペット10aより完全に後方に位置しているので、例え抜け落ちたとしても、タペット10aへの直接の衝突を防止することができ、ピン24a、24bにおいても少なくとも第2の吸気バルブ10の破損を防止することができる。
次に、本発明の他の実施形態について、図2〜4を用いて説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る吸気カムシャフト4の構造を示す断面図である。図4は、本発明の第3の実施形態に係る吸気カムシャフト4の後端部の構造を示す断面図である。図5は、本発明の第4の実施形態に係る吸気カムシャフト4の動弁機構の構造を示す断面図である。
図3に示すように、第2の実施形態では、上記第1の実施形態と比較して、吸気カムシャフト4の後端にはカム位相可変機構がなく、吸気カムシャフト4の前端に設けられたカム位相可変機構85がスプリット可変機能を有するアクチュエータである点が異なる。
詳しくは、カム位相可変機構85のハウジング85aにカムスプロケット6が固定されているとともに、カム位相可変機構85のベーンロータ85bにアウタカムシャフト21が固定されている。したがって、第1の吸気バルブ9の開閉時期は固定であって、第2の吸気バルブ10の開閉時期はカム位相可変機構85によって可変される。
インナカムシャフト22の後端はアウタカムシャフト21の後端より若干後方へ突出し、インナカムシャフト22の後端にはセンサ用ターゲット86(被検出体)がボルト87によって固定されている。センサ用ターゲット86は、円板状の部材であって、その外周面にインナカムシャフト22の実回転角を検出するカムセンサ88(検出手段)の検出面が配置される。カムセンサ88により検出されたインナカムシャフト22の実回転角は、カム位相可変機構85の作動制御に用いられる。センサ用ターゲット86の外周部は前方に鍔状に突出する突出部89を備えている。そして、この突出部89は、上記第1の実施形態における突出部80のように、最後部の第2の吸気カム12を連結するピン24cの両端面の少なくとも一部を夫々覆い、ピン24cの外方への移動を規制するように設けられている。
したがって、本実施形態では、吸気カムシャフト4の後端に設けられたセンサ用ターゲット86がピン24cの抜け止めを兼用する構造となっている。このように本実施形態では、ピン24cに隣接して設けられている他の機能部品であるセンサ用ターゲット86を利用して、簡単な構造でピン24cの抜け止めを実現させることができる。
なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に最後部の第2の吸気カム12を連結するピン24cに抜け止めがなされているが、インナカムシャフト22の後端は自由端になっており、前端部をカム位相可変機構85が回転させる構造となっている。このような場合、アウタカムシャフトとインナカムシャフトが略同等の長さであり、カム位相可変機構85から一番遠いインナカムシャフト22の後端は、振れが最も大きくなるので、この振れの大きさによりピン24cが抜ける可能性が高くなる。したがって、各ピン24a〜24cのうち抜ける可能性の高いピン24cに対してのみ効果的に抜け止めがなされる。
図4に示すように、本願発明の第3の実施形態は、上記第2の実施形態に対してセンサ用ターゲット90(被検出体)の形状が異なる。
本実施形態のセンサ用ターゲット90は、インナカムシャフト22に固定されているのではなく、第2の吸気カム12に固定されている。詳しくは、センサ用ターゲット90は吸気カムシャフト4の後端を覆う蓋状に形成されており、その外周に鍔状に突出部91が設けられている。突出部91は、第2の吸気カム12の後端部が隙間なく嵌入されることで、センサ用ターゲット90が固定される。この場合、突出部91がピン24cの両端の少なくとも一部を夫々覆うようにすることで、センサ用ターゲット90がピン24cの抜け止めとなる。特に、この第3の実施形態では、センサ用ターゲット90を打ち込んで固定できるので、組み立てが容易となる。
図5に示すように、本願発明の第4の実施形態では、前述の第2の実施形態と同様に、吸気カムシャフト4の前端にカム位相可変機構85が設けられ、インナカムシャフト22の後端が自由端になっている。しかしながら、本実施形態では、カムセンサ88が吸気カムシャフト4の前側に配置され、これに伴い、センサ用ターゲット95がカム位相可変機構85の前側に、ベーンロータ85bとインナカムシャフト22とを締結するボルトによって固定されている。
また、アウタカムシャフト21の後端は、円板状の栓96によって閉じられ、インナカムシャフト22とアウタカムシャフト21との間に供給される潤滑油の流出が防止される。
本実施形態では、各気筒において、インナカムシャフト22により駆動される第2の吸気カム12が前側に、アウタカムシャフト21に固定された第1の吸気カム11が後側に配置されている。そして、抜け止めの対象となるピンは、最前部の第2の吸気カム12を連結するピン24aである。最前部の第2の吸気カム12は、支持部12aの前端が、アウタカムシャフト21の前端部のカムジャーナル42に近接するまで前方に延びている。カムジャーナル42の後端部には、第2の吸気カム12の支持部12aの前端部を覆うように後方に突出する突出部80が設けられている。突出部80は、第1の実施形態と同様に、ピン24aの両端面についてその少なくとも一部を夫々覆うように構成されている。したがって、本実施形態では、カムジャーナル42によってピン24aの抜け止めが可能となる。本実施形態では、アウタカムシャフトに対しインナカムシャフトが短く、インナカムシャフト22の前端を第1のカム位相可変機構30により回転駆動するので、バルブリフト時の交番荷重によりインナカムシャフト22が捩れを受ける回数は、第1のカム位相可変機構30に近いインナカムシャフト22の前部の方が積算されるため多く、ピン24aが抜ける可能性が高い。そこで、各ピン24a〜24cのうちインナカムシャフト22の前端に最も近いピン24aに対して抜け止めが施されている。
なお、以上の実施形態では、ピン24の抜け止めを行う突出部80、89、91を、カムジャーナル42、51またはセンサ用ターゲット86、90に設けているが、本発明はこれに限定するものではない。例えばアウタカムシャフト21の外周に設けた組み立て用の六角ナットのような、抜け止め対象となるピンに近接して設けられている他の機能部品に突出部80を設けてもよい。
また、本実施形態では、複数の第2の吸気カム12のうち、最前部の第2の吸気カム12aを連結するピン24a、または最後部の第2の吸気カム12を連結するピン24cに対して抜け止めをしているが、最前部及び最後部の両方のピン24a、24cに抜け止めを行ってもよい。あるいは、両外側以外の第2の吸気カム12を連結するピン24bに対しても、上記の六角ナットのような他の機能部材が近接してあれば、ピン24の両端を覆う突出部80等を設けて抜け止めを行ってもよい。
また、以上の実施形態では、吸気カムシャフト4に対して本発明を適用しているが、排気カムシャフト3にも適用可能である。また、本発明は、3気筒だけでなく、いずれの気筒数のエンジンでも適用可能である。
1 エンジン
4 吸気カムシャフト
12 第2の吸気カム
21 アウタカムシャフト
22 インナカムシャフト
24a〜24c ピン
42、51 カムジャーナル
60、86、90 センサ用ターゲット
80、89、91 突出部

Claims (6)

  1. パイプ部材で形成されたアウタカムシャフト内にシャフト部材で形成されたインナカムシャフトを回動可能に収めて構成し、前記アウタカムシャフトの外周部に第1の駆動用カムが設けられるとともに、前記アウタカムシャフトの軸心周りに回動可能に第2の駆動用カムが複数並べて備えられ、径方向に挿入したピンにより前記第2の駆動用カムと前記インナカムシャフトとを連結し、前記インナカムシャフトから前記ピンを介して前記第2の駆動用カムに回転動力を伝達する可変動弁装置付エンジンであって、
    前記第2の駆動用カムに隣接して前記アウタカムシャフトの端部側に設けられ、シリンダヘッドに設けられた軸受け部に回転可能に支持されるカムジャーナルから、前記複数の第2の駆動用カムのうち最も端側に位置する前記第2の駆動用カム側に突出して、前記ピンの端部の少なくとも一部を覆い、前記ピンの径方向外方への移動を規制する突出部を備えたことを特徴とする可変動弁装置付エンジン。
  2. 前記カムジャーナルは、前記アウタカムシャフト又は前記インナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の可変動弁装置付エンジン。
  3. 前記シャフト部材の端部に前記アウタカムシャフトに対する前記インナカムシャフトの回転角を可変するアクチュエータが備えられ、
    前記アウタカムシャフトに対し前記インナカムシャフトが短い場合には、前記突出部が、前記複数の第2の駆動用カムのうち前記アクチュエータに最も近い前記第2の駆動用カムに対し、当該第2の駆動用カムを連結する前記ピンの径方向外方への移動を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の可変動弁装置付エンジン。
  4. 前記シャフト部材の端部に前記アウタカムシャフトに対する前記インナカムシャフトの回転角を可変するアクチュエータが備えられ、
    前記アウタカムシャフトと前記インナカムシャフトが略同等の長さの場合には、前記突出部が、前記複数の第2の駆動用カムのうち前記アクチュエータとは反対側の端部となる自由端である前記端部に最も近い前記第2の駆動用カムに対し、当該第2の駆動用カムを連結する前記ピンの径方向外方への移動を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の可変動弁装置付エンジン。
  5. 前記カムジャーナルは、前記インナカムシャフトの端部に備えられ、前記インナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の可変動弁装置付エンジン。
  6. 前記カムジャーナルは、前記第2の駆動用カムに備えられ、前記シャフト部材の端部を覆い、前記インナカムシャフトの回転角を検出する検出手段の被検出体を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の可変動弁装置付エンジン。
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