JP5389432B2 - 排水設備 - Google Patents

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Description

本発明は、集合住宅の上階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の下部接続部が下階の排水立て管の上部受け口に挿入接続されており、その排水立て管の下端挿し口が下階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の上受け口に挿入接続されている構成の排水設備に関する。
上記した排水設備に関する技術が特許文献1に記載されている。
この排水設備100は、図18、図19に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手110を備えている。排水管継手110は、上階の排水立て管102及び排水横枝管103により導かれた排水を合流させて下階の排水立て管102に流入させる継手であり、その胴部111がコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通された状態で埋め戻しモルタルMr等により固定されている。
排水立て管102は上部受け口102uを備えており、その上部受け口102uに上階の排水管継手110の下端直管部115が挿入接続されている。また、排水立て管102の下端挿し口が下階の排水管継手110の上受け口112に挿入接続されている。
前記排水設備100は、排水管継手110と排水立て管102とが下の階から順番に組み上げられることにより配管される。即ち、下階の排水管継手110が設置された後、その排水管継手110の上受け口112にその階の排水立て管102の下端挿し口が挿入接続される。次に、排水立て管102が支持材に支持された状態で、上階の排水管継手110が上階のコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通され、その排水管継手110の下端直管部115が前記排水立て管102の上部受け口102uに挿入接続される。さらに、上階の排水管継手110の上受け口112に上階の排水立て管102の下端挿し口が挿入接続される。このように、下の階から順番に排水管継手110と排水立て管102とが接続されることで、排水設備100が施工される。
特開2006−22581号公報
上記した排水設備100では、上階と下階の排水管継手110が共にコンクリートスラブCSに固定されているため、例えば、途中の排水立て管102で詰まりや破損が発生し、その部分の排水立て管102を外す場合には、図19に示すように、前記排水立て管102を切断して上下に引き抜かなくてはならない。また、新たな排水立て管102を取付ける場合、その新たな排水立て管102に長さ調整が可能なやり取り継手を中間部に装着しておく必要がある。即ち、前記やり取り継手の部分で排水立て管102の一部を収納し、その排水立て管102を短くした状態で上階と下階の排水管継手110の間にセットし、次に、前記排水立て管102の一部を前記やり取り継手から引き出して上階と下階の排水管継手110に接続することが必要になる。このため、前記排水設備100では、排水立て管102の更新に手間が掛かる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、排水立て管の更新を容易にすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、集合住宅の上階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の下部接続部が下階の排水立て管の上部受け口に挿入接続されており、その排水立て管の下端挿し口が下階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の上受け口に挿入接続されている構成の排水設備であって、前記排水立て管の上部受け口は、高さ方向における中央部の内径寸法が最も大きく設定されて、前記中央部よりも内径寸法が小さく設定された前記上部受け口の上端内周面に形成されたシール溝に環状のシール材が嵌め込まれる構成であり、前記排水管継手は、前記上受け口を備える上胴体と、前記下部接続部を備える下胴体と、その上胴体と下胴体とを水密な状態で連結するとともに、連結解除可能に構成された連結機構とを備えており、前記下階の排水管継手の前記上胴体と下胴体との連結を解除し、次に前記排水立て管の上部受け口と前記上階の排水管継手の下部接続部との接続を保持した状態で前記排水立て管を前記上胴体と共に上方に移動させ、さらに傾斜させることで、前記排水立て管を取外し可能、逆の動作により前記排水立て管を取付け可能な構成であり、前記排水立て管は樹脂製であることを特徴とする。
本発明によると、下階の排水管継手の上胴体と下胴体との連結を解除し、次に排水立て管の上部受け口と上階の排水管継手の下部接続部との接続を保持した状態で排水立て管を前記上胴体と共に上方に移動させ、さらに傾斜させることにより、排水立て管を取外すことができる。また、逆の動作により排水立て管を取付けることができる。即ち、排水立て管をいわゆるやり取りによって更新が可能である。このため、旧排水立て管を切断する必要がなくなり、旧排水立て管の撤去が容易になる。また、従来のように、排水立て管の中間部に管長を調整するためのやり取り継手等が不要になり、コスト低減を図ることができるとともに、新たな排水立て管等の復旧も容易になる。
また、排水立て管は樹脂製であるため、その排水立て管が比較的軽く、いわゆるやり取りによる更新の作業性が向上する。
請求項2の発明によると、排水立て管は透明な樹脂により構成されていることを特徴とする。
このため、排水立て管の上部受け口に対する排水管継手の下部接続部の挿入寸法を目視確認することができる。また、排水立て管の汚れ状態を正確に把握できるようになる。
請求項3の発明によると、排水立て管は、上部受け口を備えるソケットと、そのソケットに接続される直管とから構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、排水立て管は、上部受け口と直管とが一体成形されていることを特徴とする。
請求項5の発明によると、排水立て管は、耐火二層構造であることを特徴とする。このため、樹脂製の排水立て管であっても耐火性能を向上させることができる。
本発明によると、排水立て管の更新が容易になる。
[実施形態1]
以下、図1〜図17に基づいて本発明の実施形態1に係る排水設備の説明を行なう。本実施形態に係る排水設備はマンション等の集合住宅における排水設備である。ここで、図1は本実施形態に係る排水設備の全体側面図、図2は排水立て管の受け口ソケットの縦断面図、排水管継手の上受け口の縦断面図等である。図3と図4は規制冶具の縦断面図等、図5は排水管継手を支持する支持具等の斜視図、図6から図8は排水設備の施工及び更新手順を表す側面図である。また、図9から図17は排水管継手の上部受け口等の変更例を表す縦断面図である。
<排水管継手20について>
本実施形態に係る排水設備10は、図1に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手20を備えている。排水管継手20は、上階の排水立て管30及び排水横枝管(図示省略)により導かれた排水を合流させて下階の排水立て管30に流入させる鋳鉄製の継手であり、その排水管継手20の胴部21がコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通された状態で支持架台50により支持されている。ここで、コンクリートスラブCSの貫通孔CHには、排水管継手20の胴部21が通された後、ロックウールWが充填され、そのロックウールWの上にモルタルMrが積層される。このように、前記貫通孔CHにロックウールWが充填されているため、排水音がコンクリートスラブCSに伝播し難くなる。
排水管継手20の胴部21は上下分割式であり、上胴体21aと下胴体21bとから構成されている。そして、上胴体21aの下部に形成された下部フランジ41と下胴体21bの上部に形成された上部フランジ42とがパッキン(図示省略)を介して水密な状態で同軸に接続されている。即ち、上胴体21aの下部フランジ41、下胴体21bの上部フランジ42、パッキン、及びボルト、ナット(図示省略)等が本発明の連結機構に相当する。
排水管継手20の上胴体21aの上部には、排水立て管30の直管31の下端挿し口31s(下端部)が挿入接続される上受け口22が形成されている。上受け口22は、図2(C)に示すように、円筒状に形成されて底部にリング状の段差26eを備える受け口本体部26と、円筒状に形成されて前記受け口本体部26に収納されたゴム製のシール材27と、そのシール材27の上端面を押さえる内フランジ部22fとから構成されている。シール材27の底部には、排水立て管30の下端挿し口31sの端面が当接する受けリング部27rが設けられている。これにより、排水立て管30の下端挿し口31sは、その端面がシール材27の受けリング部27rに当接するまで排水管継手20の上受け口22に挿入可能となる。ここで、上受け口22における下端挿し口31sの挿入可能寸法、即ち、呑込み深さ寸法Dは約65mmに設定されている。
また、上受け口22の内フランジ部22fの内周面は、図2(D)に示すように、上方に拡開するテーパ面22tとなっている。そして、上受け口22の軸線に対するテーパ面22tの傾斜角度が約6°に設定されている。
ここで、排水立て管30の下端挿し口22が上受け口22に挿入された状態で、その排水立て管30が上受け口22のテーパ面22tに沿う状態まで約6°傾斜可能なように、即ち、排水立て管30がテーパ面22tに沿う状態まで傾斜する過程で、その排水立て管30の先端(下端挿し口31sの先端)が前記受け口本体部26の内周面に当接しないように、その受け口本体部26の内径寸法が設定されている。上記したように排水立て管30を排水管継手20の上受け口22に対して約6°傾斜可能にしたのは、排水立て管30の更新時に必要な傾斜角(約5°)を確保するためである。したがって、地震による層間変位で前記排水立て管30が傾斜する角度は自動的に確保される。
排水管継手20の下胴体21bの上部側面には、図1に示すように、上部フランジ42の下側に各階の衛生器具(台所流し台、トイレ等)からの排水横枝管(図示省略)が接続される複数の横枝管受け口25が形成されている。なお、横枝管受け口25にもゴム製のシール材(図示省略)が装着されている。
また、下胴体21bの下端部、即ち、コンクリートスラブCSの貫通孔CHから下方に突出する部分には排水立て管30の受け口ソケット35に挿入接続される下部接続部23が形成されている。下部接続部23は直管状に形成されており、その外周面に鍔状の係止部24が形成されている。ここで、図2(A)に示すように、係止部24の下端面24dから下部接続部23の先端(下端)までの寸法Tは約130mmに設定されている。また、係止部24の位置は一般的にコンクリートスラブCSの貫通孔CHから下方に約30mm突出する位置に設けられている。
<排水立て管30について>
排水立て管30は、図1に示すように、鋳鉄製の受け口ソケット35と、硬質塩ビライニング鋼管製の直管31とから構成されている。
受け口ソケット35は、排水立て管30の上部受け口を構成するソケットであり、図2(A)に示すように、高さ方向(軸方向)の中央部が最も大径化した樽状に形成されている。受け口ソケット35は、上から順番に上端リング部34、下向き拡開部36、大径筒部37、上向き拡開部38、下部接続機構39を備えている。
上端リング部34は、大径筒部37とほぼ等しい外径寸法を有しており、図2(A)(B)に示すように、内周側に断面角形のシール溝34mが円周方向に延びるように形成されている。そして、前記シール溝34mに断面円形に成形されたゴム製の環状シール材33が嵌め込まれている。また、上端リング部34の内周面は、図2(B)に示すように、環状シール材33(シール溝34m)の上側が上方に拡開する上向きテーパ面34uとなっており、環状シール材33の下側が下方に拡開する下向きテーパ面34dとなっている。ここで、受け口ソケット35の軸線に対する上向きテーパ面34u、下向きテーパ面34dの傾斜角度は約6°に設定されている。
上端リング部34の下側に位置する下向き拡開部36は、大径筒部37とほぼ等しい外径寸法を有しており、その下向き拡開部36の外周面に、図2(A)に示すように、規制冶具60(後記する)の止めネジ61が掛かる係合溝36mが形成されている。係合溝36mは円周方向に延びるようにリング状に形成されており、その係合溝36mが軸方向に等間隔(10mm間隔)で三本形成されている。また、下向き拡開部36の肉厚寸法は下側の大径筒部37に近づくにつれて一定比率で減少し、大径筒部37の近傍でその大径筒部37の肉厚寸法とほぼ等しくなる。これにより、下向き拡開部36の内周面は下側で拡開するテーパ面36tとなる。そして、受け口ソケット35の軸線に対するテーパ面36tの傾斜角度が約6°に設定されている。また、図2(B)に示すように、下向き拡開部36のテーパ面36tと上端リング部34の下向きテーパ面34dとの間にはリング状の段差36dが形成されており、上端リング部34の下向きテーパ面34dは下向き拡開部36のテーパ面36tよりも半径方向内側に突出している。これにより、排水立て管30が傾斜して、排水管継手20の下部接続部23が受け口ソケット35の上端リング部34の下向きテーパ面34dとほぼ平行な状態となっても、前記下部接続部23が下向き拡開部36のテーパ面36tと干渉することはない。
下向き拡開部36の下側に位置する大径筒部37は円筒状に形成されている。そして、前記大径筒部37の下側に位置する上向き拡開部38がその大径筒部37と等しい肉厚寸法で形成されている。上向き拡開部38の内周面38eは、軸心に対して約15°の傾斜角度で上方に拡開している。
上向き拡開部38の下側に位置する下部接続機構39は、受け口ソケット35を直管31の端部に接続するための機構であり、直管受け口39uを備える受けフランジ部39fと、リング状の押さえフランジ部39pと、シールリング39x、両フランジ部39f,39pとを連結するボルト&ナット39zとから構成されている。シールリング39xは、両フランジ39f,39pの押圧面間に挟持される構成であり、ボルト&ナット39zが締付けられて両フランジ39f,39pが接近することにより、半径方向内側に変形できるように構成されている。このため、図2(A)に示すように、直管31の上端挿し口31zを押さえフランジ部39pとシールリング39xに通し、受けフランジ部39fの直管受け口39uに挿入した状態でボルト&ナット39zを締付けることで、シールリング39xの働きにより受け口ソケット35と直管31とを水密な状態で接続することができる。
受け口ソケット35は、図2(A)に示すように、排水管継手20の下部接続部23を上向き拡開部38の軸方向中央位置まで挿入できるように構成されている。ここで、排水管継手20の下部接続部23を受け口ソケット35に挿入可能な最大寸法、即ち、受け口ソケット35の最大呑込み可能寸法をNmaxとすると、Nmax=約130mmに設定されている。また、地震を考慮した場合の排水管継手20の下部接続部23と受け口ソケット35との接続に必要な最小寸法、即ち、受け口ソケット35の必要最小呑込み深さ寸法をNminとすると、Nmin=50mmに設定されている。通常は、必要最小呑込み深さ寸法Nminに対して20mm程度余裕を見た値を受け口ソケット35の標準呑込み深さ寸法Nst(Nst=70mm)としている。
上記したように、排水立て管30は、受け口ソケット35の上端リング部34の上向きテーパ面34u、下向きテーパ面34d、及び下向き拡開部36のテーパ面36tの働きで上階の排水管継手20の下部接続部23に対して約6°傾斜可能に構成されている。これにより、地震による層間変位で前記排水立て管30が傾斜した場合(約1°未満)にも上階の排水管継手20の下部接続部23と受け口ソケット35間に無理な力が加わらず、水密性が損なわれることがない。さらに、排水立て管30の更新時(後記する)に、排水立て管30を上階の排水管継手20の下部接続部23に対して約5°傾斜させる必要があるが、この場合にも十分対応可能である。
<規制冶具60について>
規制冶具60は、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入深さ寸法を70mm(標準呑込み深さ寸法Nst)から50mm(必要最小呑込み深さ寸法をNmin)の間で、10mm毎に調整できるように構成された冶具である。
規制冶具60は、受け口ソケット35の先端部(上端部)に同軸に装着される構成であり、図4(A)(B)に示すように、一対の半筒状の冶具片60sが合わせられることで円筒状に構成される。冶具片60sは、大径の下側半筒部65と、小径の上側半筒部67とが同軸に形成されており、両半筒部65,67の境界部分に半円弧状の段差部66が形成されている。さらに、上側半筒部67の上端には半径方向外側に張り出す半円弧状のフランジ部68が形成されている。ここで、フランジ部68の上面から段差部66の下面までの寸法Kは、約60mmに設定されている。
一対の冶具片60sは、図4(B)に示すように、円周方向の一端がヒンジ63によって相対回動可能な状態で連結されている。このため、前記ヒンジ63の働きにより、一対の半筒状の冶具片60sを合わせた状態と、開いた状態とに転換することができる。また、一対の冶具片60sには、円周方向の他端側(ヒンジ63の反対側)に両冶具片60sを合わせた状態、即ち、規制冶具60を筒状に保持するための雄ネジ69aと、その雄ネジ69aが螺合する雌ネジ孔を備えた受け部69bとが設けられている。
ここで、筒状に保持された規制冶具60の下側半筒部65の内径寸法は、受け口ソケット35の上端リング部34、下向き拡開部36の外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。また、筒状に保持された規制冶具60の上側半筒部67の内径寸法は、排水管継手20の下部接続部23の外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。
また、規制冶具60の下側半筒部65には、受け口ソケット35の外周面に形成された係合溝36mと嵌合可能な止めネジ61が円周方向に複数個設けられている。ここで、止めネジ61の高さ位置は、図2(A)に示すように、規制冶具60の段差部66が受け口ソケット35の上端面に重ねられた状態で、前記止めネジ61が受け口ソケット35の最下部の係合溝36mと嵌合可能な位置に設けられている。
図2(A)に示すように、受け口ソケット35に規制冶具60が取付けられた状態では、排水管継手20の下部接続部23はその係止部24が規制冶具60のフランジ部68に当接するまで前記受け口ソケット35に挿入される。前述のように、排水管継手20の下部接続部23の係止部24から下端面までの寸法Tは約130mmであり、規制冶具60のフランジ部68の上面から段差部66の下面までの寸法Kは約60mmである。このため、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法は、寸法T−寸法K=130mm−60mm=70mmとなる。
ここで、図3に示すように、規制冶具60の止めネジ61を最下部の係合溝36mに対して20mm上方に位置する最上部の係合溝36mに嵌合させると、規制冶具60のフランジ部68が20mm高くなり、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法は、寸法T−(寸法K+20mm)=130mm−80mm=50mmとなる。また、規制冶具60の止めネジ61を中央の係合溝36mに嵌合させると、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法は、寸法T−(寸法K+10mm)=130mm−70mm=60mmとなる。このため、前記規制冶具60により、排水立て管30の長さ寸法に応じて排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法を調整することができる。例えば、直管31を若干短く裁断して排水立て管30の長さ寸法が若干小さくなった場合には、規制冶具60により排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法を小さくすることで裁断誤差を吸収することができる。
なお、規制冶具60のフランジ部68には、図4(A)に示すように、その規制冶具60の開口を閉鎖するための養生蓋62が取外し可能な状態で装着されている。
ここで、前記規制冶具60はアルミ合金により成形するのが好ましい。
<支持架台50について>
排水管継手20は、図1に示すように、上階のコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通され、さらに下階の排水立て管30の受け口ソケット35に接続された状態で、上受け口22の部分が支持架台50によって支持される。
支持架台50は、図5に示すように、排水管継手20の上受け口22の外周に取付けられる支持具52と、支持具52の高さ調整を行なうとともに、その支持具52をコンクリートスラブCSの上面に固定する一対の高さ調整機構54とから構成されている。支持具52は、一対の支持具片52sから構成されており、それらの支持具片52sがボルト59b&ナット59nにより連結、及び連結解除可能に構成されている。支持具片52sは、中央半円部52eと、その中央半円部52eの左右両側に腕部52aを備えており、左右の腕部52aの先端に小径半円筒部52fが形成されている。そして、一対の支持具片52sがボルト59b&ナット59nにより連結されることで、中央に円環部52e、その円環部52eの両側に腕部52a、その腕部52aの先端に小径筒部52fが形成される。
上記構成により、排水管継手20の上受け口22の外周面にゴム板材58aを巻いた後、その外側から上受け口22の外周面を支持具52の円環部52eにより締付けることが可能になる。即ち、この状態で、排水管継手20の上受け口22の外周面に支持具52が固定される。そして、支持具52の左右に設けられた小径筒部52fに高さ調整機構54のネジ軸55が通される。
高さ調整機構54は、高さ調整可能な状態で支持具52をコンクリートスラブCSの上面に連結する機構であり、前記コンクリートスラブCSの上面に固定される一対の固定平板57と、前記ネジ軸55と、それらのネジ軸55に螺合されるナット56とから構成されている。
固定平板57は、略長方形状の厚板であり、一端側にホールインアンカボルト57xが通される長孔57hが形成されている。また、固定平板57の他端側には、ボス57bが立設されており、そのボス57bに前記ネジ軸55が螺合されている。前記ネジ軸55には支持具52の小径筒部52fを上下から挟むように一対のナット56が螺合されている。このため、固定平板57を介してコンクリートスラブCSの上面に立設されたネジ軸55に対して上側と下側とのナット56の位置を調整することで、支持具52の高さ調整を行なうことができる。
なお、前記固定平板57とコンクリートスラブCSの上面との間には防振ゴム58bが装着される。
<排水設備10の施工について>
上記した排水設備10の施工について説明する。
先ず、図1に示す階高H0(上階と下階のコンクリートスラブの上面間の距離)と、排水管継手20の有効長H1とから排水立て管30の有効長H2を決定する。ここで、排水管継手20の有効長H1とは、排水管継手20の全長から上受け口22の呑込み深さ寸法D(=65mm)を減じた値である。また、排水立て管30の有効長H2とは、排水立て管30の全長から標準呑込み深さ寸法Nst(=70mm)を減じた値である。このため、階高H0から排水管継手20の有効長H1を減じた値が排水立て管30の有効長H2に等しくなる。即ち、排水立て管30の有効長H2=H0−H1となるように、排水立て管30の直管31が裁断される。
次に、図2(A)に示すように、裁断された直管31の上端挿し口31zが受け口ソケット35の下部接続機構39に接続されて排水立て管30が組立てられる。さらに、受け口ソケット35の上端部に規制冶具60が装着される。規制冶具60は、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法が70mmになるように受け口ソケット35に装着される。ここで、例えば、直管31を若干短く裁断して排水立て管30の長さ寸法が若干小さくなった場合には、規制冶具60により排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法を70mmより小さくする。なお、規制冶具60の開口は養生蓋62により塞がれている。
現段階では、図6に示すように、下階の排水管継手20が下階のコンクリートスラブCSに支持されており、下階以下の施工が全て完了しているものとして説明を続ける。
次に、図6に示すように、排水立て管30を起立させて、上端部の受け口ソケット35を上階のコンクリートスラブCSの貫通孔CHに挿入し、排水立て管30を真っ直ぐに下降させながら下端挿し口31sを下階の排水管継手20の上受け口22に挿入接続する(図7参照)。なお、接続後の排水立て管30は、図示省略したサポート材により支持される。
次に、規制冶具60の養生蓋62を外した後、図7に示すように、排水管継手20の下胴体21bを上階のコンクリートスラブCSの貫通孔CHに挿入し、その排水管継手20の下部接続部23を下階の排水立て管30の規制冶具60から受け口ソケット35に挿入する。ここで、排水管継手20の下部接続部23はその係止部24が規制冶具60のフランジ部68に当接するまで受け口ソケット35に挿入される。前述のように、排水管継手20の下部接続部23の係止部24から下端面までの寸法Tは約130mmであり、規制冶具60のフランジ部68の上面から段差部66の下面までの寸法Kは約60mmである。このため、排水立て管30の有効長がH2であれば、受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法は、寸法T−寸法K=130mm−60mm=70mmとなる。
また、規制冶具60と受け口ソケット35とは同軸に保持されているため、排水管継手20の下部接続部23が受け口ソケット35に挿入される際に、両者23,35は同軸に保持される。このため、排水管継手20の下部接続部23が受け口ソケット35の環状シール材33の一部に強く当たって、その環状シール材33が捻じれるような不具合がない。
次に、図1に示すように、上階の排水管継手20が支持架台50を介してコンクリートスラブCSに支持される。そして、支持架台50の施工が完了した後、規制冶具60が受け口ソケット35から取外される。なお、コンクリートスラブCSの貫通孔CHは、前述のように、ロックウールW及びモルタルMrを利用して塞がれる。
このように、新設時には、排水管継手20と排水立て管30とが下の階から順番に組み上げられることにより配管が行なわれる。
<排水設備10の更新について>
次に、排水設備10の更新について説明する。
先ず、図8に示すように、下階の排水管継手20から支持架台50が外された後、その排水管継手20の上胴体21aと下胴体21bとの連結が解除される。なお、図8中の符号Bは下部フランジ41、上部フランジ42の連結用のボルトであり、符号Nは前記ボルト用のナットである。
次に、下階の排水立て管30と下階の排水管継手20の上胴体21aを上方に約60mmだけ変位させる。前述のように、規制冶具60が受け口ソケット35から外されているため、その受け口ソケット35が上階の排水管継手20の下部接続部23と接続されている状態で、その下階の排水立て管30を上方に約60mm(規制冶具60の高さ分)変位させることができる。なお、排水立て管30を上方に約60mmだけ変位させることで、受け口ソケット35には、図2(A)の二点鎖線で示すように、排水管継手20の下部接続部23が約130mm挿入される。
次に、図8に示すように、下階の排水立て管30と下階の排水管継手20の上胴体21aとを一体で約5°傾斜させた状態で、下方に変位させる(引っ張る)ことにより、上階の排水管継手20の下部接続部23から下階Bの排水立て管30の受け口ソケット35を外すことができる。さらに、外した排水立て管30が上胴体21aの上部受け口22から引き抜かれることで、旧排水立て管30が撤去される。
次に、下階の排水管継手20の上胴体21aと下胴体21bとが分離された状態で、内部が洗浄された後、必要な修繕が行なわれる。即ち、上胴体21a、下胴体21bの内面に付着したスライム等がワイヤブラシ、その他の工具によって削られて除去された後、塗装、あるいは樹脂コーティングが施される。さらに、上胴体21aの上部受け口22のシール材(図示省略)及びパッキンが新品に交換される。これにより、排水管継手20が新品に近い状態となり、所定の排水性能を確保できるようになる。
このようにして、排水管継手20の修繕が終了すると、上記とは逆の手順で新たな排水立て管30が取付けられる。即ち、新たな排水立て管30と上胴体21aとを一体で斜め状態から上方に変位させ、その排水立て管30の受け口ソケット35に上階の排水管継手20の下部接続部23を挿入させる。この状態で、さらに排水立て管30と上胴体21aとを一体で上方に変位させつつ、上胴体21aを下階の排水管継手20における下胴体21bの上に仮置する。次に、前記上胴体21aの下部フランジ41と下胴体21bの上部フランジ42とをパッキンを介して正式に接続することにより、下階Bの排水立て管30の更新が完了する。
<本実施形態に係る排水設備10の長所について>
本実施形態に係る排水設備10によると、下階の排水管継手20の上胴体21aと下胴体21bとの連結を解除し、次に排水立て管30の受け口ソケット35と上階の排水管継手20の下部接続部23との接続を保持した状態で排水立て管30及び上胴体21aを上方に移動させ、さらに傾斜させることにより、排水立て管30を取外すことができる。また、逆の動作により排水立て管30を取付けることができる。即ち、排水立て管30をいわゆるやり取りによって更新が可能である。このため、旧排水立て管30を切断する必要がなくなり、旧排水立て管30の撤去が容易になる。また、従来のように、排水立て管30の中間部に管長を調整するためのやり取り継手等が不要になり、コスト低減を図ることができるとともに、新たな排水立て管30等の復旧も容易になる。
特に、排水立て管30の受け口ソケット35は、上階の排水管継手20の下部接続部23に対し、環状シール材33を支点にして上下のテーパ面34u,34dの角度分だけ傾斜が可能になる。ここで、テーパ面34u,34dの角度(6°)は地震による排水立て管30の最大傾斜角度(1°未満)以上に設定されているため、地震が発生しても排水立て管30の傾斜が妨げられず、水密性が保持される。
また、排水管継手20の上受け口22は、シール材27を収納する受け口本体部26と、その受け口本体部26の上側でシール材27を押さえる内フランジ部22fとを備え、内フランジ部22fの内周面が上方に拡開するテーパ面22t(約6°)となっている。このため、内フランジ部22fのテーパ面22tとシール材27との働きにより、排水立て管30は下階の排水管継手20の上受け口22に対してテーパ面22tの角度分だけ傾斜が可能になる。
また、規制冶具60により排水立て管30の受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入深さ寸法を一定に保持できるため、挿入深さ寸法を規定値(70mm〜50mm)とすることで、地震時に排水立て管30が傾斜した場合でもシール性を確保することができる。
また、排水管継手20の上受け口22の外周面には、その排水管継手20を支持可能な支持具52が取付けられており、支持具52が高さ調整機構54を介してコンクリートスラブCSの上面に連結されている。このため、排水立て管30の受け口ソケット35に対して排水管継手20の下部接続部23を挿入する際に、高さ調整機構54により排水管継手20の高さ調整をすることができる。これにより、排水管継手20の下部接続部23と下階の排水立て管30の受け口ソケット35との接続が完了した後、規制冶具60を取外すことができる。
また、排水立て管30は、上部受け口を備える受け口ソケット35と、そのソケット35に接続される直管31とから構成されている。このため、排水立て管30の更新時に直管31のみを更新し、受け口ソケット35を再利用することも可能になる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る排水設備では、排水立て管30を鋳鉄製の受け口ソケット35と、硬質塩ビライニング鋼管製の直管31とから構成する例を示した。しかし、図9(A)に示すように、受け口ソケット35と直管31とを樹脂製とし、前記直管31の上端挿し口31uを受け口ソケット35の下接続口35wに挿入接続して、接着剤等により接合する構成でも可能である。これにより、排水立て管30が比較的軽くなり、いわゆるやり取りによる更新の作業性が向上する。この場合、受け口ソケット35の本体部35mと環状シール材33を保持する上端リング部35rとを個別に製作し、接着する構成が好ましい。また、図14(A)に示すように、受け口ソケット35と直管31とを樹脂管により一体成形することも可能である。
また、図9(B)、図10に示すように、樹脂製の受け口ソケット35と直管31とを耐火繊維モルタル製の外管71,72で覆った耐火二層構造にし、排水管継手20も耐火二層構造にする構成でも可能である。このため、樹脂製の排水立て管30であっても耐火性能を向上させることができる。この場合、図9(B)に示すように、規制冶具60を耐火繊維モルタル製にして、新設時に取付けたまま保持し、排水立て管30の更新時に切断等により取外す構成が好ましい。なお、耐火二層構造にする場合にも、図14(B)に示すように、受け口ソケット35と直管31とを樹脂管により一体成形することが可能である。
また、本実施形態に係る受け口ソケット35では、上端リング部34のシール溝34mを断面角形に形成する例を示したが、図11(A)(B)(C)に示すように、シール溝34mの開口側が広くなるように、そのシール溝34mの上側面341、及び/又は、下側面342を傾斜させることも可能である。さらに、図11(D)(E)に示すように、シール溝34mの上側面341と下側面342とを傾斜させた状態で、そのシール溝34mの底面に楔状の突起34fを形成し、環状シール材33に前記突起34fが嵌合するV溝33eを形成することも可能である。これにより、環状シール材33の捻じれを防止できる。また、環状シール材33を断面円形に形成する例を示したが、図12(A)(B)(C)に示すように、シール溝34mから突出する部分を断面半円形に形成し、シール溝34mに収納される部分をそのシール溝34mの断面形状に合わせて成形することも可能である。これにより、簡単な構成で環状シール材33の捻じれを防止できる。
また、本実施形態では、排水管継手20の下部接続部23の外周面に係止部24を形成する例を示したが、図13に示すように、コンクリートスラブCSの貫通孔CHからの排水管継手20の下部接続部23の突出寸法に応じて係止部24を設けない構成も可能である。
また、本実施形態では、排水管継手20における上受け口22のテーパ面22tの傾斜角度を約6°、排水立て管30における受け口ソケット35の上向きテーパ面34u、下向きテーパ面34dの傾斜角度を約6°に設定する例を示したが、前記傾斜角度を6°より大きくすることも可能である。
また、本実施形態では、図2(A)に示すように、受け口ソケット35の必要最小呑込み深さ寸法Nmin=約50mm、標準呑込み深さ寸法Nst=約70mm、最大呑込み深さNmax=130mmに設定する例を示したが上記寸法は適宜変更可能である。同様に、排水管継手20の上受け口22の呑込み深さ寸法を約65mmに設定する例を示したが上記寸法は適宜変更可能である。
さらに、本実施形態では、図14(A)に示すように、排水立て管30の受け口ソケット35と直管31とを樹脂管により一体成形し、さらにその受け口ソケット35を本体部35mと上端リング部35rとから構成する例を示したが、図15(A)(B)(C)に示すように構成することも可能である。即ち、排水立て管30を個別に製作された受け口ソケット35と直管31とから構成し、前記受け口ソケット35の本体部35mと上端リング部35rとを一体化することも可能である。さらに、図15(C)等に示すように、受け口ソケット35の下接続口35wと本体部35mとの境界部分外周に円周方向等間隔でリブ35xを設けるのが強度的に好ましい。ここで、図15(A)では、受け口ソケット35及び直管31を耐火繊維モルタル製の外管71,72で覆う例を示したが、耐火繊維モルタル製の外管71,72の代わりに、耐火遮音シート等で覆うことも可能である。
また、図14(A)に示す受け口ソケット35の部分を、図16(A)に示すように構成することも可能である。即ち、前記受け口ソケット35の上端リング部35rの代わりに本体部35mの上端部に縮径部35sを形成し、その縮径部35sの内周面上部に環状シール材33が嵌合する断面略半円状のシール溝35eを設ける構成でも可能である。ここで、排水立て管30の受け口ソケット35と直管31とを透明な樹脂により構成することで、前記受け口ソケット35に対する排水管継手20の下部接続部23の挿入寸法を目視確認することができる。また、排水立て管30の汚れ状態を正確に把握できるようになる。
また、図16(B)に示すように、排水立て管30(受け口ソケット35、直管31)を耐火繊維モルタル製の外管71で覆った耐火二層構造にし、排水管継手20も耐火二層構造にする構成でも可能である。なお、排水立て管30を耐火二層構造とする場合、図17に示すように、耐火二層構造の受け口ソケット35と耐火二層構造の直管31と個別に製作して、その受け口ソケット35の下接続口35wに直管31の上端挿し口31uを挿入接続する構成でも可能である。
即ち、図14〜図16に示す受け口ソケット35が本発明の上部受け口に相当する。
本発明の実施形態1に係る排水設備の全体側面図である。 排水立て管の受け口ソケットの縦断面図(A図)、受け口ソケットのシール部分の拡大縦断面図(B図)、排水管継手の上受け口の縦断面図(C図)、上受け口の内フランジ部の拡大縦断面図(D図)である。 規制冶具の使用態様を表す縦断面図である。 規制冶具の縦断面図(A図)、平面図(B図)である。 排水管継手を支持する支持具、高さ調整機構の斜視図である。 排水設備の施工手順を表す側面図である。 排水設備の施工手順を表す側面図である。 排水設備の更新手順を表す側面図(A図)、A図のB部縦断面図(B図)である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図(A図)(B図)である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図である。 上部受け口のシール溝、環状シール材の変更例を表す縦断面図(A図)〜(E図)である。 上部受け口のシール溝、環状シール材の変更例を表す縦断面図(A図)〜(C図)である。 排水管継手の変更例を表す側面図である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図(A図)(B図)である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図(A図)(B図)(C図)である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図(A図)(B図)である。 排水立て管の上部受け口の変更例を表す縦断面図である。 従来の排水設備を表す側面図である。 従来の排水設備を表す側面図である。
符号の説明
CS・・・コンクリートスラブ
CH・・・貫通孔
Mr・・・モルタル
W・・・・ロックウール
10・・・排水設備
20・・・排水管継手
21a・・上胴体
21b・・下胴体
22・・・上受け口
22f・・内フランジ
22t・・テーパ面
23・・・下部接続部
24・・・係止部
30・・・排水立て管
31・・・直管
31s・・下端挿し口
33・・・環状シール材
34u・・上向きテーパ面
34d・・下向きテーパ面
35・・・受け口ソケット(上部受け口)
41・・・下部フランジ(連結機構)
42・・・上部フランジ(連結機構)
52・・・支持具
54・・・高さ調整機構
60・・・規制冶具

Claims (5)

  1. 集合住宅の上階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の下部接続部が下階の排水立て管の上部受け口に挿入接続されており、その排水立て管の下端挿し口が下階のコンクリートスラブを貫通して設置された排水管継手の上受け口に挿入接続されている構成の排水設備であって、
    前記排水立て管の上部受け口は、高さ方向における中央部の内径寸法が最も大きく設定されて、前記中央部よりも内径寸法が小さく設定された前記上部受け口の上端内周面に形成されたシール溝に環状のシール材が嵌め込まれる構成であり、
    前記排水管継手は、前記上受け口を備える上胴体と、前記下部接続部を備える下胴体と、その上胴体と下胴体とを水密な状態で連結するとともに、連結解除可能に構成された連結機構とを備えており、
    前記下階の排水管継手の前記上胴体と下胴体との連結を解除し、次に前記排水立て管の上部受け口と前記上階の排水管継手の下部接続部との接続を保持した状態で前記排水立て管を前記上胴体と共に上方に移動させ、さらに傾斜させることで、前記排水立て管を取外し可能、逆の動作により前記排水立て管を取付け可能な構成であり、
    前記排水立て管は樹脂製であることを特徴とする排水設備。
  2. 請求項1に記載された排水設備であって、
    前記排水立て管は透明な樹脂により構成されていることを特徴とする排水設備。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された排水設備であって、
    前記排水立て管は、前記上部受け口を備えるソケットと、そのソケットに接続される直管とから構成されていることを特徴とする排水設備。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された排水設備であって、
    前記排水立て管は、上部受け口と直管とが一体成形されていることを特徴とする排水設備。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された排水設備であって、
    排水立て管は、耐火二層構造であることを特徴とする排水設備。
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