JP5406360B2 - 排水管の取り外し方法 - Google Patents
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Description
尚、上流側の壁面1dを、下流側の壁面1cと同じ様に平坦に形成すると、90°エルボ継手3が挿入しにくくなり、それを解決するにはさや管S1を大きく形成しなければいけなくなるので、本実施形態のように、上流側の壁面1dは、半円形状に形成するのが好ましい。
尚、捨てコンや土間コンクリートCの傾斜角の大半は、45°〜60°程度の範囲に収まるので、底部1aの立ち上がり角度θが45°〜60°に設定された縦さや管部本体1Aが特に好適に用いられる。
尚、縦さや管部本体1Aの側壁面1bに形成される膨出部1eは、少なくとも縦さや管部本体1Aの片側の側壁面1bに1つ形成されていれば90°エルボ継手3を切断することができるが、本実施形態のように、両側の側壁面1b,1bにそれぞれ膨出部1e,1eを形成すると、切断具をどちらの膨出部1eからでも挿入することができるようになるので、切断の作業性がより向上する。
尚、予めアジャスター部1Bの高さを、想定されるコンクリート基礎Bの深さよりも高く形成し、施工現場で余った上部を切断して高さ調整をしてもよい。また、アジャスター部1Bを複数段積み上げることによって高さ調整をしてもよい。
尚、本実施形態のさや管S1は縦さや管部1と、横さや管部2を別体に形成しているが、一体に形成しても構わない。
このさや管S2のその他の構成は、前述した図1〜図4に示すさや管S1と同様であるから、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
この実施形態の基礎貫通配管構造のその他の構成は、前述した図5〜図9に示す基礎貫通配管構造と同様であるから、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
尚、上流側に収容される保持部材15は上記材質や形状に制限されることはなく、横さや管部2と横短管6の隙間を埋めるものであれば特に限定はされず、例えばOリング、Vパッキン又は合成樹脂製の成形品等などでもよい。また、本実施形態のように、部分的に支持する保持部材15に限定されるものではなく、周方向の全周に亘って隙間を埋める保持部材であっても構わない。
この実施形態の基礎貫通配管構造のその他の構成は、前述した図10に示す基礎貫通配管構造と同様であるから、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
尚、この縦さや管部10の底部1aも、前述した基礎貫通さや管S1と同様に、下流側から上流側にかけて30°〜75°の角度の範囲で斜め上方へ立ち上がるように形成されている。また、上流側の壁面1dも、内部に収容される90°エルボ継手30の形状に沿うように略半円形状に形成されて、下流側の壁面1cも平坦に形成されている。
尚、上記切断具を挿入するための空間は、縦さや管部10の少なくとも片側に形成されていれば効果を奏するので、片側の側壁面1bのみを下流側に向って徐々に広げていき、もう一方の側壁面1bはまっすぐに形成してもよい。
尚、90°エルボ継手30を保持する上記保持部10iは、本実施形態のように、1ヶ所のみに形成してもよいし、場合によっては2ヵ所に形成してもよく、それよりも多く複数箇所に設けてもよい。また、2ヵ所以上設ける場合は、同形状であってもよいし異なる形状であってもよい。
この実施形態の基礎貫通さや管S3のその他の構成は、前述した図1〜図9に示す実施形態と同様であるから、同一部材に同一符号を附して説明を省略する。
1,10 縦さや管部
1A,10A 縦さや管部本体
1a 底部(立ち上がり面)
1b 側壁面
1c 下流側の壁面
1d 上流側の壁面
1e 膨出部(側壁面)
1f 膨出部(底部)
1g 接続口
1h 針金保持部
1i,10i 保持部
1B アジャスター部
1j 側板
1k 下流側の壁板
1l 上流側の壁板
1m カバー部
2 横さや管部
3,30 90°エルボ継手
3a 湾曲部
3b 上部接続口
3c 下部接続口
3d 突出部
4 配管保持部材(ソケット部材)
4a 環状のシールリング(止水部材)
4b 環状の凸部(内部)
4c 環状の凸部(外部)
5 90°エルボ継手保持部材
5a 切欠部
6 横短管
7 上流側の排水管
8 下流側の排水管
9 配筋
11 縦短管
12 屋外の排水桝
13 90°継手
14 短管
15 保持部材
B コンクリート基礎
C 土間コンクリート
Claims (4)
- 90°エルボ継手を収容できる縦さや管部と横さや管部からなり、縦さや管部の下流側の幅を上流側の幅よりも広くなるように形成した基礎貫通さや管を建物の基礎に埋設すると共に、その内部に90°エルボ継手を収容し、90°エルボ継手の上流側接続口に上流側の排水管を接続すると共に、90°エルボ継手の下流側接続口に下流側の排水管を接続した基礎貫通配管構造において、
縦さや管部の幅が広い下流側の上方から切断具を挿入し、その切断具で90°エルボ継手を切断して、上流側の排水管と下流側の排水管を基礎貫通さや管から取り出すことを特徴とする排水管の取り外し方法。 - 上記さや管が、縦さや管部の少なくとも片側の側壁面を、上流側の壁面から下流側の壁面に向って徐々に幅が広くなるように形成し、縦さや管部の下流側の幅を上流側の幅よりも広くなるようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載の排水管の取り外し方法。
- 上記さや管が、縦さや管部の少なくとも片側の側壁面に、該側壁面から側方に突出した膨出部を形成することで、縦さや管部の下流側の幅を上流側の幅よりも広くなるようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載の排水管の取り外し方法。
- 上記さや管の縦さや管部の開口部の長さが、内部に収容される90°エルボ継手の全長よりも短くなるように形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の排水管の取り外し方法。
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