JP5019684B2 - 床下配管構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸建て住宅に好適に採用される床下配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の戸建て住宅においては、図10に示すように、基礎100に沿って排水主管101を屋外の地中に配管し、屋内のトイレ、風呂場、洗濯機、洗面所、台所などの各排水箇所からの排水管102を、屋外の排水主管101に接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の配管構造では、排水主管101を屋外の地中に埋設する作業が大変であり、特に、埋設スペースが少ない場合は、埋設作業がし辛いという問題があった。
【0004】
しかも、排水管102を屋外の排水主管101に接続する部分には、必ず排水桝103を設置しなければならないので、多くの排水桝103が必要になり、部品コストが増大するだけでなく、各排水桝103の蓋が地面に露出するため外観が悪くなるという問題があった。
【0005】
また、各排水管102は基礎貫通部材104を介して屋外へ導出しなければならないため、排水管102と同じ数の基礎貫通部材104が必要となり、部品コストが増大すると共に、該部材104の埋設作業が大変になるという問題もあった。
【0006】
本発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、その目的とするところは、床下の空間を利用して配管することにより、施工性の大幅な向上と、排水桝や基礎貫通部材の大幅な削減と、外観の向上等を図ると共に、基礎貫通部材を基礎中の所望の深さ、及び、基礎の外側面から所望の奥行きのところに埋設することができて、基礎貫通部材の本体から直角エルボを立上り管と共に取り出して新しいものに交換することができる床下配管構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る床下配管構造は、床下に排水主管を管固定具により流れ勾配をつけて配管固定し、屋内の各排水箇所からの排水枝管を排水主管に接続すると共に、排水主管の下流端を基礎貫通部材を介して屋外排水管に接続した床下配管構造であって、基礎貫通部材が、上部にアジャスター挿入口を有し側面下部にさや管接続口を有する本体と、本体のアジャスター挿入口から挿入された高さ調節用のアジャスターと、本体のさや管接続口に接続されたさや管と、本体に内蔵され且つ下流側接続口の内面の環状溝にリング状の防水パッキンが取付けられた防水パッキン付き直角エルボと、防水パッキン付き直角エルボの下流側接続口に脱着可能に接続された内管と、直角エルボの上流側接続口に接続された立上り管とを少なくとも具備したものであることを特徴とするものである。
【0008】
このような床下配管構造では、排水主管を地中に埋設する作業が不要となり、管固定具によって流れ勾配をつけながら簡単に排水主管を床下に配管することができる。そして、各排水箇所からの排水枝管は管継手を用いて排水主管に接続されるので、排水主管が接続される屋外排水管の屈曲点にのみ排水桝を埋設すれば良くなり、排水桝の使用個数を大幅に削減することができる。また、基礎貫通部材も排水主管の下流端に一つ設置すればよいので、使用個数を大幅に削減することができる。この床下配管構造は、上記のように排水主管を地中へ埋設する必要がなく、排水桝や基礎貫通部材を大幅に削減できるので、施工性が大幅に向上し、施工費や部品コストの削減が可能となる。また、屋外排水管の屈曲点のみに排水桝を設置すればよいので、地面に露出する排水桝の蓋の数が1〜2個となり、外観も向上する。更に、基礎貫通部材の本体のアジャスター挿入口に挿入されたアジャスターで高さ調節することにより、基礎貫通部材を基礎中の所望の深さに埋設することができ、また、さや管や内管の長さを適宜変更することによって、基礎の外側面から所望の奥行きのところに埋設することができる。そして、排水主管を立上り管に接続すると共に、屋外排水管を内管に接続することによって、排水主管と屋外排水管を基礎貫通部材を介して接続することができる。また、内管は防水パッキン付き直角エルボの下流側接続口に脱着可能に差込接続されているので、例えば、防水パッキンの劣化等によって防水性が低下したような場合には、内管を直角エルボから引き抜くことによって、本体から直角エルボを立上り管と共に取り出して新しいものに交換することができる。
【0015】
次に、本発明の請求項2に係る床下配管構造は、上記請求項1の配管構造において、その基礎貫通部材のアジャスターの上端開口に蓋材を被着し、蓋材の切抜き口を通じて、排水主管と立上り管を直角エルボで接続したことを特徴とする。
【0016】
このような床下配管構造では、蓋材によってアジャスターの上端開口からゴミ等が基礎貫通部材の本体内部に入るのを防止することができる。また、配管前の基礎コンクリートの打設時には、蓋材に切抜き口が開けられていないので、やはりゴミ等の侵入を防止することができる。
【0017】
次に、本発明の請求項3に係る床下配管構造は、上記請求項1の配管構造において、その基礎貫通部材のさや管の先端にキャップを被着し、キャップの切抜き口から挿入した屋外排水管と内管を管継手で接続したことを特徴とする。
【0018】
このような床下配管構造では、キャップによって基礎の外側の土砂がさや管の内部に侵入するのを防止することができる。また、基礎コンクリートの打設時にはキャップに切抜き口が開けられていないので、コンクリートがさや管や内管に侵入するのを防止することができる。
【0019】
次に、本発明の請求項4に係る床下配管構造は、上記請求項1の配管構造において、その基礎貫通部材の本体の側面に突片を設け、この突片を基礎の鉄筋に線材で結び付けて本体を固定したことを特徴とする。
【0020】
このような床下配管構造では、基礎貫通部材の本体の固定作業が極めて容易であり、しかも、基礎コンクリートの打設時に本体が動く恐れがなく確実に本体を基礎中の所定位置に埋設することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0022】
図1は本発明の一実施形態に係る床下配管構造の概略平面図、図2は同床下配管構造に用いる管固定具の正面図であって、(A)は管押え材を閉じて排水主管を固定した状態を示し、(B)は排水主管を固定する前の管押え材が開いた状態を示す。また、図3は同管固定具の側面図、図4は基礎コンクリート打設時の基礎貫通部材の埋設部分の断面図、図5は配管した後の基礎貫通部材の埋設部分の断面図、図6はさや管と内管と立上り管を省略した基礎貫通部材の分解断面図、図7はさや管と内管と立上り管を省略した基礎貫通部材の分解平面図、図8は同基礎貫通部材のさや管に被着するキャップの断面図、図9は同キャップを基礎貫通部材のさや管に被着した部分の断面図である。
【0023】
図1に示す床下配管構造によれば、屋内の床下空間1に合成樹脂製の排水主管2が管固定具3により流れ勾配をつけて直線状に配管固定され、屋内のトイレ、風呂場、洗濯機、洗面所、台所等の各排水箇所からの合成樹脂製の排水枝管4が合成樹脂製の管継手5によって排水主管2に接続されている。そして、この排水主管2の下流端は、基礎貫通部材6を介して屋外排水管7に接続されている。この屋外排水管7は公共桝8に通じており、その途中の屈曲部には合成樹脂製の宅内排水桝9が埋設されている。
【0024】
一方、排水主管2の上流端は基礎10の外側面に露出し、この露出した上流端にキャップ11が脱着可能に取付けられている。従って、このキャップ11を外して排水主管2の上流端から排水主管2の内部を覗くと、簡単に排水主管2内部のゴミ詰まり等の点検を行うことができ、ゴミ等があれば、該上流端から線状ないし棒状の掃除具等を排水主管2に挿入して取り除くことができるので、メンテナンスが容易である。
【0025】
上記のような床下配管構造は、排水主管2を地中に埋設する作業が不要であるため、施工性が大幅に向上し、施工費の低減が可能となる。しかも、基礎貫通部材6は一つあればよく、排水桝9も屋外排水管7の屈曲部にのみ埋設すればよいので、基礎貫通部材6や排水桝9の使用個数が大幅に減少し、部品コストの削減も可能となる。また、排水桝9の使用個数が少なくなれば、地面に露出する蓋の数も少なくなるので、家屋周辺の美観が向上する。
【0026】
排水主管2を固定する管固定具3は、図2,図3に示すように、固定板3a、左右一対の棒ネジ3b,3b、管支持材3c、管押え材3d、ゴム材3eなどの主要部品からなるものであって、ゴム材3eを除いて他の部品は全て金属製である。
【0027】
この管固定具3の固定板3aは、その中央部30aが細長い帯状に隆起し、四隅がビス3fで基礎10に固定されている。そして、この固定板3aの隆起した中央部30aに、左右一対の棒ネジ3b,3bが回転自在かつ抜出し不能に立設されている。これらの棒ネジ3b,3bは、管支持材3cの左右両端部の固定ナット30c,30cに下方から螺挿され、棒ネジ3b,3bを回すと、管支持材3cが上下に移動して高さの調節が行われるようになっている。
【0028】
管押え材3dは逆U字状に曲成された部材であって、図3に示すように、管押え材3dの中心線上にはスリット30dが形成されている。このスリット30dは、図2(B)に示すように管押え材3dを開けたとき、一方の棒ネジ3bが管押え材3dに当たらないようにするためのものである。この管押え材3dは、外側に折れ曲がった一端31dを管支持材3cの係合孔31cに挿入して抜けないように係合させることにより、管支持材3cに対して回動可能に取付けられている。そして、管押え材3dの他端32dは、管支持材3cに取付けられたロック部材32cの係止爪と係合して、解除可能にロックされている。従って、管押え材3dの他端32dを外側に引いてロック部材32cの係止爪との係合を解除すれば、管押え材3dを簡単に開けることができる。尚、33dは、管押え材3dの開閉操作をしやすくするための操作片である。
【0029】
更に、管支持材3cの中央上面と、管押え材3dの左右側部及び上部の内面には、排水主管2に弾接する防振用のゴム材3eが固着されている。このゴム材3eは、両端に一対のリング部を有するもので、これらのリング部が適度な弾力性を有し、排水主管2に対して安定良く弾接して良好な防振作用を発揮できるものである。
【0030】
上記の管固定具3を用いると、左右の棒ネジ3b,3bを回して管支持材3cの高さを調節することにより、排水主管2に所定の流れ勾配を付けて配管することができ、管押え材3dを閉じて管押え材3dの他端32dをロック部材32cによりロックするだけで、簡単に排水主管2を固定することができる。そして、このように固定した状態では、ゴム材3eが排水主管2の周囲に弾接して良好な防振作用を発揮するため、地震等の振動を受けても排水主管2の破損を防止することができる。
【0031】
排水主管2を屋外排水管7に接続する前記の基礎貫通部材6は、図4,図5に示すように、その本体6a、高さ調節用のアジャスター6b、さや管6c、防水パッキン付き直角エルボ6d、内管6e、立上り管6f、蓋材6g、キャップ6hなどの主要部品からなるものであって、蓋材6gやキャップ6hはゴム又は軟質合成樹脂の成形品であるが、他の部品は全て硬質合成樹脂で成形された成形品である。
【0032】
基礎貫通部材6の本体6aは、上部にアジャスター挿入口60aが形成され、側面下部にさや管接続口61aが形成されている。そして、アジャスター挿入口60aには高さ調節用のアジャスター6bが上下可動に挿入され、さや管接続口61aにはさや管6cが接続されている。この本体6aの側面には、孔のあいた突片62aが複数形成され、基礎コンクリートの打設時に該突片62aを基礎の鉄筋10aに線材12で結び付けることによって、本体6aを簡単に固定することができるようになっている。
【0033】
アジャスター6bは、図7に示すような前方後円形の平面形状を有する筒体に形成され、これに対応して、本体6aのアジャスター挿入口60aも前方後円形の平面形状を有する開口とされている。そして、アジャスター挿入口60aの上端部内面には、横向きの二つの凸条63a,63aが形成され、図4に示すようにアジャスター6bを最上位置まで引き上げると、アジャスター6bの下端外縁60bが二つの凸条63a,63aの間に嵌まり込んで仮止めされるようになっている。
【0034】
このアジャスター6bの上端開口には、ゴミや異物の侵入を防止する蓋材6gが被着されており、図7に示すように、この蓋材6gの上面には、切抜き口を手で簡単に切抜くことができるように断面V字形の切取り溝60gが形成されている。そして、切抜かれる部分には、上方に突き出すツマミ62gが形成されている。尚、61gは、蓋材6gの裏面周縁部から内側に突き出した爪片であって、被着した蓋材6gがアジャスター6aから剥脱しないようにアジャスター6bの上端フランジ部61bに係止されるものである。
【0035】
基礎貫通部材6の本体6aの内部には、防水パッキン付き直角エルボ6dが安定良く内蔵され、このエルボ6dの上流側接続口60dに立上り管6fが接続されている。一方、エルボ6dの下流側接続口61dの内面には環状溝62dが形成され、この環状溝62dにリング状の防水パッキン63dが取付けられている。そして、図4,図5に示すように、内管6eが上記エルボ6dの下流側接続口61dに差し込まれて脱着可能に接続され、防水パッキン63dによって水密性が確保されている。この内管6eの先端には、該内管6eと屋外排水管7を接続するための管継手6iが取付けられている。
【0036】
また、さや管6cの先端には、土砂や基礎コンクリートの侵入を防止するキャップ6hが取付けられている。このキャップ6hは、図8に示すように、円形の端板60hと外筒部61hと内筒部62hを備えたもので、端板60hには、屋外排水管7を挿通するための切抜き口を手で簡単に切抜くことができるように断面V字形の切取り溝63hが形成されており、切抜かれる部分にはツマミ64hが形成されている。
【0037】
このキャップ6hは、図4,図9に示すように、外筒部61hがさや管6cに外嵌され、内筒部62hがさや管6cと管継手6iとの間に挿入された状態で取付けられるため、管継手6iや内管6eが常にさや管6cと同心的位置関係を保ち、内管6eが斜め下方へ傾斜するのを防止できる利点がある。
【0038】
以上のような基礎貫通部材6を基礎10中に埋設する場合は、図4に示すように、アジャスター6bを最上位置まで引き上げて凸条63aで仮止めし、さや管6c先端のキャップ6hをコンクリート型枠13に当接させて、本体6aを所定の深さに設置し、本体6aの突片62aを線材12で鉄筋10aに結び付けて本体6aを固定する。そして、基礎コンクリートを打設し、コンクリートを乾燥固化させて基礎10を完成する。このコンクリート打設時には、さや管6cの先端にキャップ6hが被せられているので、コンクリートがさや管6cの内部に侵入することはない。また、アジャスター6bの上端開口には蓋材6gが被着されているので、ゴミや異物が侵入することもない。
【0039】
基礎10が完成すると、図5に示すように、アジャスター6bを押し下げて蓋材6gと基礎10の表面をほぼ面一にすると共に、蓋材6gのツマミ62gを指で摘まみながら蓋材6gを切取り溝60gに沿って切抜くことにより切抜き口を形成し、この蓋材6gの切抜き口を通じて、排水主管2と基礎貫通部材6の立上り管6fを直角エルボ6jで接続する。一方、コンクリート型枠13を除去してさや管6c先端のキャップ6hを基礎10の外側面に露出させ、キャップ6hのツマミ64hを指で摘まみながらキャップ6hを切取り溝63hに沿って切抜くことにより切抜き口を形成し、このキャップ6hの切抜き口から屋外排水管7をさや管6c内部の管継手6iに差し込んで屋外排水管7と内管6eを接続する。
【0040】
上記のように、基礎10に埋設した基礎貫通部材6を介して排水主管2と屋外排水管7を接続すると、基礎貫通部材6の内管6eが防水パッキン付き直角エルボ6dの下流側接続口61dに脱着可能に差込接続されているため、下流側接続口61dの防水パッキン63dが劣化して防水性が低下したような場合には、内管6cを直角エルボ6dから引き抜き、本体6aから直角エルボ6dを立上り管6fと共に取り出して新しいものに交換することができる。また、蓋材6gやキャップ6hは取り除かず、切抜き口を形成して、排水主管2と立上り管6fとの接続や、屋外排水管7と内管6eとの接続を行うため、施工後にアジャスター6bの上端開口からゴミや異物が本体6aに入ったり、基礎10の外側の土砂がさや管6cの内部に侵入することはない。そして、基礎貫通部材6は、アジャスター6bで高さ調節できるため、基礎10中の所望の深さに埋設することができ、更にさや管6cや内管6eの長さを適宜変更すれば、基礎10の外側面から所望の奥行きのところに埋設することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の床下配管構造は、排水主管を地中に埋設する作業が不要となり、管固定具によって流れ勾配をつけながら簡単に排水主管を配管固定できるので、施工性が大幅に向上し、しかも、基礎貫通部材は排水主管の下流端に一つ設置すればよく、排水桝も屋外排水管の屈曲点にのみ埋設すればよいので、基礎貫通部材や排水桝の使用個数が大幅に減少して部品コストの低減が可能となり、また、排水桝の使用個数の減少によって地面に露出する排水桝の蓋の数が減少するので家屋周辺の外観も向上するといった効果を奏する。
そして、排水主管を直線状に配管し、排水主管の上流端を基礎の外側面に露出させてキャップを脱着可能に取付けたものは、キャップを外して排水主管内部のゴミ詰まり等の点検作業や清掃作業を簡単を行うことができるので、メンテナンスが容易であるといった効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る床下配管構造の概略平面図である。
【図2】同床下配管構造に用いる管固定具の正面図であって、(A)は管押え材を閉じて排水主管を固定した状態を示し、(B)は排水主管を固定する前の管押え材が開いた状態を示す。
【図3】同管固定具の側面図である。
【図4】基礎コンクリート打設時の基礎貫通部材の埋設部分の断面図である。
【図5】配管した後の基礎貫通部材の埋設部分の断面図である。
【図6】さや管と内管と立上り管を省略した基礎貫通部材の分解断面図である。
【図7】さや管と内管と立上り管を省略した基礎貫通部材の分解平面図である。
【図8】同基礎貫通部材のさや管に被着するキャップの断面図である。
【図9】同キャップを基礎貫通部材のさや管に被着した部分の断面図である。
【図10】従来の配管構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 床下空間
2 排水主管
3 管固定具
3a 固定板
3b 棒ネジ
3c 管支持材
3d 管押え材
3e ゴム材
30c 固定ナット
32c ロック部材
4 排水枝管
5 管継手
6 基礎貫通部材
6a 基礎貫通部材の本体
6b アジャスター
6c さや管
6d 防水パッキン付き直角エルボ
6e 内管
6f 立上り管
6g 蓋材
6h キャップ
6j 直角エルボ
60a アジャスター挿入口
61a さや管接続口
62a 突片
60d 防水パッキン付き直角エルボの上流側接続口
61d 防水パッキン付き直角エルボの下流側接続口
62d 環状溝
63d 防水パッキン
7 屋外排水管
9 排水桝
10 基礎
11 排水主管上流端のキャップ
12 線材
特許出願人 タキロン株式会社

Claims (4)

  1. 床下に排水主管を管固定具により流れ勾配をつけて配管固定し、屋内の各排水箇所からの排水枝管を排水主管に接続すると共に、排水主管の下流端を基礎貫通部材を介して屋外排水管に接続した床下配管構造であって、
    基礎貫通部材が、上部にアジャスター挿入口を有し側面下部にさや管接続口を有する本体と、本体のアジャスター挿入口から挿入された高さ調節用のアジャスターと、本体のさや管接続口に接続されたさや管と、本体に内蔵され且つ下流側接続口の内面の環状溝にリング状の防水パッキンが取付けられた防水パッキン付き直角エルボと、防水パッキン付き直角エルボの下流側接続口に脱着可能に接続された内管と、直角エルボの上流側接続口に接続された立上り管とを少なくとも具備したものであることを特徴とする床下配管構造。
  2. 基礎貫通部材のアジャスターの上端開口に蓋材を被着し、蓋材の切抜き口を通じて、排水主管と立上り管を直角エルボで接続した請求項1に記載の床下配管構造。
  3. 基礎貫通部材のさや管の先端にキャップを被着し、キャップの切抜き口から挿入した屋外排水管と内管を管継手で接続した請求項1に記載の床下配管構造。
  4. 基礎貫通部材の本体の側面に突片を設け、この突片を基礎の鉄筋に線材で結び付けて本体を固定した請求項1に記載の床下配管構造。
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