JP2007063908A - 排水管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上部継手の振動が下部継手を介してコンクリートスラブに伝搬しないようにすることで、排水音騒音の低減を図ることを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る排水管継手は、上部継手20の胴部21の下端周縁に形成された下部フランジ26と、下部継手30の胴部31の上端周縁に形成された上部フランジ36とがパッキン57を介して複数のボルト51により連結される構成で、その下部継手20の胴部21が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手であって、上部継手20の下部フランジ26、あるいは下部継手30の上部フランジ36におけるボルト孔26h,36hには、そのボルト孔26h,36hの内周面及び開口周縁を覆う弾性体40が装着されており、弾性体40の働きにより、ボルト51の頭部51h及び軸部51jは下部フランジ26、あるいは上部フランジ36に対して非接触状態に保持されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係る排水管継手は、上部継手20の胴部21の下端周縁に形成された下部フランジ26と、下部継手30の胴部31の上端周縁に形成された上部フランジ36とがパッキン57を介して複数のボルト51により連結される構成で、その下部継手20の胴部21が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手であって、上部継手20の下部フランジ26、あるいは下部継手30の上部フランジ36におけるボルト孔26h,36hには、そのボルト孔26h,36hの内周面及び開口周縁を覆う弾性体40が装着されており、弾性体40の働きにより、ボルト51の頭部51h及び軸部51jは下部フランジ26、あるいは上部フランジ36に対して非接触状態に保持されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、上部継手の胴部の下端周縁に形成された下部フランジと、下部継手の胴部の上端周縁に形成された上部フランジとがパッキンを介して複数のボルトにより連結される構成で、その下部継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手に関する。
上記した排水管継手に関する技術が特許文献1に記載されている。
この排水管継手は、図4(A)に示すように、上部受け口103及び上部横枝管受け口104を備える上部継手105と、下部直管106及び下部横枝管受け口107を備える下部継手108とから構成されている。上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとの間には、図4(B)に示すように、パッキン109が挟まれて、その上部継手105と下部継手108とが非接触状態に保持されている。そして、下部フランジ105fと上部フランジ108fとの複数のボルト孔105h,108hにそれぞれボルト111が通され、それらのボルト111のネジ部にナット112が螺合されることで、上部継手105と下部継手108とが連結される。
この排水管継手は、図4(A)に示すように、上部受け口103及び上部横枝管受け口104を備える上部継手105と、下部直管106及び下部横枝管受け口107を備える下部継手108とから構成されている。上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとの間には、図4(B)に示すように、パッキン109が挟まれて、その上部継手105と下部継手108とが非接触状態に保持されている。そして、下部フランジ105fと上部フランジ108fとの複数のボルト孔105h,108hにそれぞれボルト111が通され、それらのボルト111のネジ部にナット112が螺合されることで、上部継手105と下部継手108とが連結される。
上部継手105と下部継手108からなる排水管継手100において、上部継手105の態様は様々あるが、例えば、減速・旋回ガイドを有するものの場合、上部継手105の部分で振動が多く発生する。
上記排水管継手100によると、上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとの間にパッキン109が挟まれて、その上部継手105と下部継手108とは非接触状態に保持されている。このため、上部継手105の振動がパッキン109の部分で吸収され、下部継手108に伝わり難くなっている。しかし、図4(B)に示すように、上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとには、それぞれナット112とボルト111の頭部とが座金114を介して密着している。このため、上部継手105の振動の一部は、ボルト111、ナット112等を介して下部継手108に伝わるようになる。下部継手108に伝わった振動は、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブ(図示省略)に伝わり、各々の住宅で騒音として感じるようになる。
上記排水管継手100によると、上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとの間にパッキン109が挟まれて、その上部継手105と下部継手108とは非接触状態に保持されている。このため、上部継手105の振動がパッキン109の部分で吸収され、下部継手108に伝わり難くなっている。しかし、図4(B)に示すように、上部継手105の下部フランジ105fと下部継手108の上部フランジ108fとには、それぞれナット112とボルト111の頭部とが座金114を介して密着している。このため、上部継手105の振動の一部は、ボルト111、ナット112等を介して下部継手108に伝わるようになる。下部継手108に伝わった振動は、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブ(図示省略)に伝わり、各々の住宅で騒音として感じるようになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、上部継手の振動が下部継手を介してコンクリートスラブに伝搬しないようにすることで、排水音騒音の低減を図ることができる排水管継手を提供することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、上部継手の胴部の下端周縁に形成された下部フランジと、下部継手の胴部の上端周縁に形成された上部フランジとがパッキンを介して複数のボルトにより連結される構成で、その下部継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手であって、前記上部継手の下部フランジ、あるいは前記下部継手の上部フランジにおけるボルト孔には、そのボルト孔の内周面及び開口周縁を覆う弾性体が装着されており、前記弾性体の働きにより、前記ボルトの頭部及び軸部は前記下部フランジ、あるいは前記上部フランジに対して非接触状態に保持されていることを特徴とする。
請求項1の発明は、上部継手の胴部の下端周縁に形成された下部フランジと、下部継手の胴部の上端周縁に形成された上部フランジとがパッキンを介して複数のボルトにより連結される構成で、その下部継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手であって、前記上部継手の下部フランジ、あるいは前記下部継手の上部フランジにおけるボルト孔には、そのボルト孔の内周面及び開口周縁を覆う弾性体が装着されており、前記弾性体の働きにより、前記ボルトの頭部及び軸部は前記下部フランジ、あるいは前記上部フランジに対して非接触状態に保持されていることを特徴とする。
本発明によると、上部継手の下部フランジと下部継手の上部フランジとはパッキンにより非接触状態に保持されており、さらに両フランジを連結するボルトは弾性体によりいずれかのフランジと非接触状態に保持されている。このため、上部継手の振動がパッキン及び弾性体で絶縁されるようになり、前記振動が前記ボルト等を介して下部継手に伝わることがない。したがって、上部継手の振動が下部継手を介してコンクリートスラブに伝搬するような不具合が生じない。
請求項2の発明によると、弾性体は、ボルト孔の内周面を覆う筒部と、前記ボルト孔の開口周縁を覆う鍔部とを有していることを特徴とする。このため、ボルト軸部とボルト孔とが接触することがなく、かつ弾性体を容易にボルト孔に装着できるようになる。
請求項3の発明によると、上部継手の下部フランジ、及び下部継手の上部フランジの双方にボルト孔が形成されており、前記下部フランジのボルト孔、及び上部フランジのボルト孔に、それぞれ弾性体が装着されており、前記下部フランジ及び上部フランジのボルト孔に通されたボルトのネジ部には、ナットが螺合されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、上部継手の下部フランジ、あるいは下部継手の上部フランジのいずれか一方にボルト孔が形成されており、他方にボルトのネジ部が螺合される雌ネジ孔が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明によると、上部継手の下部フランジ、及び下部継手の上部フランジの双方にボルト孔が形成されており、前記下部フランジのボルト孔、及び上部フランジのボルト孔に、それぞれ弾性体が装着されており、前記下部フランジ及び上部フランジのボルト孔に通されたボルトのネジ部には、ナットが螺合されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、上部継手の下部フランジ、あるいは下部継手の上部フランジのいずれか一方にボルト孔が形成されており、他方にボルトのネジ部が螺合される雌ネジ孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によると、流下する排水が上部継手を通過する際に発生する振動が、下部継手を介してコンクリートスラブに伝搬することがなく、排水音騒音の低減を図ることができる。
[実施形態1]
以下、図1、2に基づいて本発明の実施形態1に係る排水管継手の説明を行う。本実施形態に係る排水管継手はマンション等の集合住宅における排水経路に使用される管継手である。ここで、図1は排水管継手のフランジ部分の拡大縦断面図(図2(A)のIA部拡大縦断面図)等であり、図2は排水管継手の側面図(A図)及び平面図(B図)である。
以下、図1、2に基づいて本発明の実施形態1に係る排水管継手の説明を行う。本実施形態に係る排水管継手はマンション等の集合住宅における排水経路に使用される管継手である。ここで、図1は排水管継手のフランジ部分の拡大縦断面図(図2(A)のIA部拡大縦断面図)等であり、図2は排水管継手の側面図(A図)及び平面図(B図)である。
<排水管継手10の概要>
本実施形態に係る排水管継手10は、図2(A)に示すように、集合住宅の上階Aと下階Bとを仕切るコンクリートスラブCSの貫通孔Chに通される構成であり、上階Aの排水立て管2、第1〜第3排水横枝管3,4,5を下階Bの排水立て管2に接続する働きをする。
排水管継手10は、上部継手20と下部継手30とから構成されている。
<上部継手20について>
上部継手20は、筒状の胴部21を備えており、その胴部21の上端部に上流側(上階A)の排水立て管2が接続される上部受け口22が形成されている。上部受け口22の内側には、排水立て管2の下端部と上部受け口22間を水密な状態でシールする略筒状のシール材(図示省略)が嵌め込まれている。また、上部継手20の胴部21の側面にはその胴部21の軸心に対してほぼ直角に汚水用の第1排水横枝管3の端部が挿入接続される第1横枝管受け口24が形成されている。なお、第1横枝管受け口24の内側にも前記シール材が嵌め込まれている。
さらに、上部継手20の胴部21の下端周縁には、略角形をした下部フランジ26が形成されており、その下部フランジ26の角部にボルト孔26hが設けられている(図2(B)、図1(A)参照)。
本実施形態に係る排水管継手10は、図2(A)に示すように、集合住宅の上階Aと下階Bとを仕切るコンクリートスラブCSの貫通孔Chに通される構成であり、上階Aの排水立て管2、第1〜第3排水横枝管3,4,5を下階Bの排水立て管2に接続する働きをする。
排水管継手10は、上部継手20と下部継手30とから構成されている。
<上部継手20について>
上部継手20は、筒状の胴部21を備えており、その胴部21の上端部に上流側(上階A)の排水立て管2が接続される上部受け口22が形成されている。上部受け口22の内側には、排水立て管2の下端部と上部受け口22間を水密な状態でシールする略筒状のシール材(図示省略)が嵌め込まれている。また、上部継手20の胴部21の側面にはその胴部21の軸心に対してほぼ直角に汚水用の第1排水横枝管3の端部が挿入接続される第1横枝管受け口24が形成されている。なお、第1横枝管受け口24の内側にも前記シール材が嵌め込まれている。
さらに、上部継手20の胴部21の下端周縁には、略角形をした下部フランジ26が形成されており、その下部フランジ26の角部にボルト孔26hが設けられている(図2(B)、図1(A)参照)。
<下部継手30ついて>
下部継手30は、同じく筒状の胴部31を備えている。胴部31は、上側の胴部本体31mと、中央のテーパ部31t、及び下側の直管部31sとから構成されている。胴部本体31mの上端周縁には、上部継手20の下部フランジ26と連結される略角形の上部フランジ36が形成されている。また、胴部本体31mの上部側面には、雑排水用の第2排水横枝管4の端部が挿入接続される第2横枝管受け口34と、同じく雑排水用の第3排水横枝管35の端部が挿入接続される第3横枝管受け口35とが直角に形成されている。なお、第2横枝管受け口34及び第3横枝管受け口35の内側にも前記シール材が嵌め込まれている。
また、胴部31の直管部31sの下端には、下流側(下階B)の排水立て管2が挿入接続される下端接続部38が設けられている。
下部継手30の胴部31は、図2(A)に示すように、第2横枝管受け口34、第3横枝管受け口35より下側の部分がコンクリートスラブCSの貫通孔Chに通される構成であり、直管部31sの下側が下階B側に突出するようになっている。なお、コンクリートスラブCSの貫通孔Chには、下部継手30の胴部31が挿通された後、一般的にモルタルM等が埋め戻される。
下部継手30は、同じく筒状の胴部31を備えている。胴部31は、上側の胴部本体31mと、中央のテーパ部31t、及び下側の直管部31sとから構成されている。胴部本体31mの上端周縁には、上部継手20の下部フランジ26と連結される略角形の上部フランジ36が形成されている。また、胴部本体31mの上部側面には、雑排水用の第2排水横枝管4の端部が挿入接続される第2横枝管受け口34と、同じく雑排水用の第3排水横枝管35の端部が挿入接続される第3横枝管受け口35とが直角に形成されている。なお、第2横枝管受け口34及び第3横枝管受け口35の内側にも前記シール材が嵌め込まれている。
また、胴部31の直管部31sの下端には、下流側(下階B)の排水立て管2が挿入接続される下端接続部38が設けられている。
下部継手30の胴部31は、図2(A)に示すように、第2横枝管受け口34、第3横枝管受け口35より下側の部分がコンクリートスラブCSの貫通孔Chに通される構成であり、直管部31sの下側が下階B側に突出するようになっている。なお、コンクリートスラブCSの貫通孔Chには、下部継手30の胴部31が挿通された後、一般的にモルタルM等が埋め戻される。
<上部継手20と下部継手30との連結構造について>
次に、図1に基づいて、上部継手20の下部フランジ26と下部継手30の上部フランジ36との連結構造について説明する。
下部フランジ26のボルト孔26hと上部フランジ36のボルト孔36hとには、図1(A)に示すように、弾性体40が嵌め込まれている。弾性体40は、図1(B)に示すように、ボルト孔26h,36hに挿入される円筒部42と、それらのボルト孔26h,36hの開口周縁を覆う鍔部44とから構成されており、その円筒部42と鍔部44とが同軸に形成されている。弾性体40の円筒部42は、外径寸法がボルト孔26h,36hの内径寸法とほぼ等しい値に設定されており、長さ寸法がボルト孔26h,36hの軸方向における長さ寸法のほぼ半分の値に設定されている。なお、弾性体40の円筒部42の長さ寸法を、ボルト孔26h,36hの軸方向の長さ寸法にほぼ等しくすることも可能である。また、弾性体40の円筒部42の内径寸法は、ボルト51の軸部51jを通せるように、その軸部51jの外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。さらに、弾性体40の鍔部44の外径寸法は、丸座金53の外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。また、弾性体40の鍔部44の肉厚寸法は、円筒部42の肉厚寸法よりも十分大きな値に設定されている。
ここで、弾性体40の材料としては、例えば、エチレン・プロピレンを主成分とする合成ゴムが使用される。
次に、図1に基づいて、上部継手20の下部フランジ26と下部継手30の上部フランジ36との連結構造について説明する。
下部フランジ26のボルト孔26hと上部フランジ36のボルト孔36hとには、図1(A)に示すように、弾性体40が嵌め込まれている。弾性体40は、図1(B)に示すように、ボルト孔26h,36hに挿入される円筒部42と、それらのボルト孔26h,36hの開口周縁を覆う鍔部44とから構成されており、その円筒部42と鍔部44とが同軸に形成されている。弾性体40の円筒部42は、外径寸法がボルト孔26h,36hの内径寸法とほぼ等しい値に設定されており、長さ寸法がボルト孔26h,36hの軸方向における長さ寸法のほぼ半分の値に設定されている。なお、弾性体40の円筒部42の長さ寸法を、ボルト孔26h,36hの軸方向の長さ寸法にほぼ等しくすることも可能である。また、弾性体40の円筒部42の内径寸法は、ボルト51の軸部51jを通せるように、その軸部51jの外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。さらに、弾性体40の鍔部44の外径寸法は、丸座金53の外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。また、弾性体40の鍔部44の肉厚寸法は、円筒部42の肉厚寸法よりも十分大きな値に設定されている。
ここで、弾性体40の材料としては、例えば、エチレン・プロピレンを主成分とする合成ゴムが使用される。
上部継手20の下部フランジ26と下部継手30の上部フランジ36とが連結される場合、先ず、下部フランジ26と上部フランジ36間にパッキン57が挟まれ、そのパッキン57の貫通孔57hが下部フランジ26、上部フランジ36のボルト孔26h,36hに合わせられる。次に、下部フランジ26、上部フランジ36のボルト孔26h,36hにそれぞれ弾性体40が装着される。この状態で、弾性体40の鍔部44に丸座金53が重ねられ、ボルト51の軸部51jが丸座金53、弾性体40の円筒部42を介して下部フランジ26、上部フランジ36のボルト孔26h,36hに挿通される。そして、ボルト51のネジ部51mにナット55が螺合され、締付けられることで、上部継手20と下部継手30との連結が終了する。
<本実施形態に係る排水管継手10の長所>
本実施形態に係る排水管継手10によると、上部継手20の下部フランジ26と下部継手30の上部フランジ36とはパッキン57により非接触状態に保持されている。さらに、ボルト51の頭部51h(丸座金53)、ボルト51の軸部51j、及びナット55(丸座金53)は、弾性体40の働きにより、下部フランジ26及び上部フランジ36に対して非接触状態に保持されている。このため、上部継手20の振動がパッキン57及び弾性体40で絶縁されるようになり、前記振動がボルト51等を介して下部継手30に伝わることがない。したがって、上部継手20の振動が下部継手30を介してコンクリートスラブCSに伝搬することがなく、排水音騒音の低減を図ることができる。
また、弾性体40は、ボルト孔26h,36hの内周面を覆う円筒部42と、ボルト孔26h,36hの開口周縁を覆う鍔部44とを有しているため、弾性体40を容易にボルト孔26h,36hに装着できるようになる。
本実施形態に係る排水管継手10によると、上部継手20の下部フランジ26と下部継手30の上部フランジ36とはパッキン57により非接触状態に保持されている。さらに、ボルト51の頭部51h(丸座金53)、ボルト51の軸部51j、及びナット55(丸座金53)は、弾性体40の働きにより、下部フランジ26及び上部フランジ36に対して非接触状態に保持されている。このため、上部継手20の振動がパッキン57及び弾性体40で絶縁されるようになり、前記振動がボルト51等を介して下部継手30に伝わることがない。したがって、上部継手20の振動が下部継手30を介してコンクリートスラブCSに伝搬することがなく、排水音騒音の低減を図ることができる。
また、弾性体40は、ボルト孔26h,36hの内周面を覆う円筒部42と、ボルト孔26h,36hの開口周縁を覆う鍔部44とを有しているため、弾性体40を容易にボルト孔26h,36hに装着できるようになる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、下部フランジ26のボルト孔26hと上部フランジ36のボルト孔36hとの双方に弾性体40を装着する例を示したが、いずれか一方のボルト孔26h,36hに弾性体40を装着するようにしても良い。また、下部フランジ26と上部フランジ36との双方にボルト孔26h,36hを形成する例を示したが、図3に示すように、下部フランジ26と上部フランジ36とのいずれか一方(例えば、下部フランジ26)にボルト孔26hを形成し、他方にボルト51のネジ部51mが螺合する雌ねじ孔31wを形成することも可能である。
また、弾性体40の材料として合成ゴムを使用する例を示したが、合成ゴムの代わりに不織布等を使用することも可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、下部フランジ26のボルト孔26hと上部フランジ36のボルト孔36hとの双方に弾性体40を装着する例を示したが、いずれか一方のボルト孔26h,36hに弾性体40を装着するようにしても良い。また、下部フランジ26と上部フランジ36との双方にボルト孔26h,36hを形成する例を示したが、図3に示すように、下部フランジ26と上部フランジ36とのいずれか一方(例えば、下部フランジ26)にボルト孔26hを形成し、他方にボルト51のネジ部51mが螺合する雌ねじ孔31wを形成することも可能である。
また、弾性体40の材料として合成ゴムを使用する例を示したが、合成ゴムの代わりに不織布等を使用することも可能である。
20 上部継手
26 下部フランジ
26h ボルト孔
30 下部継手
36 上部フランジ
36h ボルト孔
40 弾性体
42 円筒部(筒部)
44 鍔部
51 ボルト
51h 頭部
51j 軸部
55 ナット
57 パッキン
26 下部フランジ
26h ボルト孔
30 下部継手
36 上部フランジ
36h ボルト孔
40 弾性体
42 円筒部(筒部)
44 鍔部
51 ボルト
51h 頭部
51j 軸部
55 ナット
57 パッキン
Claims (4)
- 上部継手の胴部の下端周縁に形成された下部フランジと、下部継手の胴部の上端周縁に形成された上部フランジとがパッキンを介して複数のボルトにより連結される構成で、その下部継手の胴部が集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブの貫通孔に通される排水管継手であって、
前記上部継手の下部フランジ、あるいは前記下部継手の上部フランジにおけるボルト孔には、そのボルト孔の内周面及び開口周縁を覆う弾性体が装着されており、
前記弾性体の働きにより、前記ボルトの頭部及び軸部は前記下部フランジ、あるいは前記上部フランジに対して非接触状態に保持されていることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1に記載の排水管継手であって、
弾性体は、
ボルト孔の内周面を覆う筒部と、
前記ボルト孔の開口周縁を覆う鍔部と、
を有していることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排水管継手であって、
上部継手の下部フランジ、及び下部継手の上部フランジの双方にボルト孔が形成されており、
前記下部フランジのボルト孔、及び上部フランジのボルト孔に、それぞれ弾性体が装着されており、
前記下部フランジ及び上部フランジのボルト孔に通されたボルトのネジ部には、ナットが螺合されていることを特徴とする排水管継手。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の排水管継手であって、
上部継手の下部フランジ、あるいは下部継手の上部フランジのいずれか一方にボルト孔が形成されており、他方にボルトのネジ部が螺合される雌ネジ孔が形成されていることを特徴とする排水管継手。
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JP2005253526A JP2007063908A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 排水管継手 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009174307A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Noriatsu Kojima | 排水設備 |
JP2016095029A (ja) * | 2015-12-22 | 2016-05-26 | 株式会社水道技術開発機構 | シールワッシャ及び流体管フランジ部の締結方法 |
KR101828004B1 (ko) * | 2014-10-28 | 2018-02-12 | 주식회사 수생 | 상수도용 또는 유체 이송용 이형관 연결구조 |
JP2020060308A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 株式会社デンソー | 膨張弁 |
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2005
- 2005-09-01 JP JP2005253526A patent/JP2007063908A/ja active Pending
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