JP5214321B2 - 排水設備 - Google Patents
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Description
この排水設備100は、図7、図8に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手110を備えている。排水管継手110は、上階の排水立て管102及び排水横枝管103により導かれた排水を合流させて下階の排水立て管102に流入させる継手であり、その胴部111がコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通された状態で埋め戻しモルタル等により固定されている。
排水立て管102は継手用受け口102uを備えており、その継手用受け口102uに上階の排水管継手110の下端直管部115が挿入接続される。また、排水立て管102の挿し口が下階の排水管継手110の上受け口112に挿入接続される。
上記した排水設備100において、例えば、途中階の排水立て管102で詰まりや破損が発生し、その部分の排水立て管102のみを更新したい場合には、図8に示すように、排水立て管102を切断して撤去する必要があり、手間が掛かる。
さらに、排水立て管102を更新する場合、上階と下階の排水管継手110が共にコンクリートスラブCSに固定されているため、一本物の排水立て管102を取付けることはできない。このため、新たな排水立て管102は、中間部分にやり取り継手を備える二本物の排水立て管102を使用する必要がある。即ち、やり取り継手の部分で排水立て管102の一部を収納し、その排水立て管102の全長を短くした状態で上階と下階の排水管継手110の間にセットし、次に、前記排水立て管102の一部を前記やり取り継手から引き出して上階と下階の排水管継手110に接続することが必要になる。
しかし、二本物の排水立て管102、及びやり取り継手を使用する方法では配管コストがアップする。
請求項1の発明は、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブを貫通して各階に設置されている排水管継手と、上階の排水管継手と下階の排水管継手との間に配管されている排水立て管とを備える排水設備であって、前記排水立て管は、上端部に形成された継手用受け口と、下端部に形成された挿し口とを備え、前記排水管継手は、上受け口部と管継手本体部とから構成されており、前記上受け口部は、円筒状の受け口胴部と、その受け口胴部に同軸に収納されたシール材とを備え、前記受け口胴部の内周面には、下方で拡開するようなテーパが設けられ、その内周面上部には、円周方向に延びるリング状のシール溝が形成されており、さらに、前記シール溝の下方には内フランジ状にシール材受け部が形成されており、前記シール材は、円筒部と、その円筒部の上端に形成された断面円形のシール本体部と、前記円筒部の下端に内フランジ状に形成された立て管受け部とを備え、前記シール本体部が前記受け口胴部のシール溝に収納され、前記立て管受け部が前記受け口胴部のシール材受け部により下方から支持されるように構成されており、前記上階の排水管継手における管継手本体部に形成された下端直管部が前記排水立て管の継手用受け口に挿入接続され、その排水立て管の挿し口が前記下階の排水管継手の上受け口部に挿入接続される構成であり、前記継手用受け口の呑込み深さ寸法は、前記上階の排水管継手の下端直管部がその継手用受け口に挿入接続されている状態からさらに前記排水立て管を所定寸法だけ上方に移動可能なように設定されており、前記下階の排水管継手における上受け口部の呑込み深さ寸法は、前記所定寸法よりも小さな値に設定されていることを特徴とする。
また、上階と下階の排水管継手から外された排水立て管を、上記と逆の手順で復旧することができる。即ち、上階の排水管継手と下階の排水管継手間で、排水立て管をいわゆるやり取りにより更新することが可能になる。
したがって、旧排水立て管を撤去する際に切断する必要がない。また、新たな排水立て管として旧排水立て管と長さ寸法が等しい一本物の排水立て管を使用できるようになる。このため、排水立て管を低コストで更新できるようになる。
また、シール材の立て管受け部が受け口胴部のシール材受け部により下方から支持されているため、排水立て管の挿し口の先端(下端)が立て管受け部に当接するまで、排水立て管を排水管継手の上受け口部に挿入することができる。したがって、排水立て管の挿し口の挿入寸法を常に一定にできる。
さらに、前記上受け口部の受け口胴部の内周面には、下方で拡開するようなテーパが設けられているため、排水管継手の上受け口部に対して排水立て管の挿し口が挿入接続された状態で、前記排水立て管の傾斜角度を比較的大きくとれるようになり、地震等の揺れに対して有効である。
即ち、排水立て管を35mmから55mm に、くぐり代を加えた寸法だけ上方に移動させれば、その排水立て管を排水管継手の上受け口部から引き抜くことが可能になる。このため、従来一般的に使用されていた例えば呑込み深さ寸法65mmの上受け口と比較して排水立て管をやり取りにより更新し易くなる。
請求項3の発明によると、上受け口部の受け口胴部には、シール材受け部の下側に流下する排水を旋回させながら減速させる減速ガイドが設けられていることを特徴とする。
このため、前記上受け口部を使用することで、超高層の集合住宅における排水管継手の排水性能が向上する。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施形態1に係る排水設備の説明を行なう。本実施形態に係る排水設備はマンション等の集合住宅やオフィスビル等における排水設備であり、図1、図2にその排水設備で使用される排水管継手の一部破断側面図、及び上受け口部の縦断面図が示されている。図3は本実施形態に係る排水設備の側面図、図4は排水立て管の更新時の様子を表す側面図、図5は排水立て管の受け口ソケットを表す縦断面図である。また、図6は変更例に係る排水設備で使用される排水管継手の一部破断側面図である。
本実施形態に係る排水設備10は、図3に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手20と排水立て管30及び排水横枝管40とから構成される。排水設備20は、下階の排水管継手20に排水立て管30の下端部が接続され、さらにその排水立て管30の上端部に上階の排水管継手20の下端部が接続されるように、下から上に順番に積み上げられるように施工される。
排水管継手20は、上階の排水立て管30及び排水横枝管40により導かれた排水を合流させて下階の排水立て管30に流入させる鋳鉄製の継手である。排水管継手20は上下分割式であり、上受け口部200と管継手本体部21とから構成されている。そして、管継手本体部21の胴部22がコンクリートスラブCSの貫通孔CHに通された状態で、上受け口部200が支持架台50により支持される。
ここで、コンクリートスラブCSの貫通孔CHには、管継手本体部21の胴部22が通された後、ロックウールWが充填され、そのロックウールWの上にモルタルMrが積層される。このように、前記貫通孔CHにロックウールWが充填されているため、排水音がコンクリートスラブCSに伝播し難くなる。
排水管継手20の上受け口部200は、図3に示すように、排水立て管30の下端に形成された挿し口31sが挿入接続される部分である。上受け口部200は、図1、図2に示すように、円筒状の受け口胴部210と、その受け口胴部210に同軸に収納されるゴム製のシール材230とを備えている。受け口胴部210は、下側に向けて拡開するように構成された円筒状の胴部本体211と、その胴部本体211の上端に同軸に形成された環状部213と、前記胴部本体211の下端に同じく同軸に形成されたフランジ部215とから構成されている。さらに、受け口胴部210の内周面には、環状部213の位置に円周方向に延びるシール溝212がリング状に形成されている。
また、受け口胴部210の内周面の下端位置には、半径方向内側に突出する内フランジ状のシール材受け部216が形成されている。ここで、シール材受け部216の下面は、フランジ部215の下面と連続するように形成されている。
シール材230の円筒部231は、下側に向けて拡開するように構成された受け口胴部210の内周面を非接触状態で覆うように構成されており、その円筒部231の上端がシール溝212の開口から突出しているシール本体部233の突出下端位置に接続されている。そして、前記円筒部231の下端に形成された立て管受け部235が受け口胴部210のシール材受け部216の上面216uによって支持されている。
シール材230の立て管受け部235は、上端面235uによって排水立て管30の挿し口31sの下端面を受けられるように構成されている。そして、立て管受け部235の上端面235uから受け口胴部210の上端面210uまでの軸長寸法が50mmに設定されている。
即ち、上受け口部200の呑込み深さ寸法Dは、50mmに設定されている。
また、上記したように、シール本体部233が断面円形に成形されているため、従来一般的に使用されている襞状のシール本体部と比較して、排水立て管30の挿し口31sを引き抜き易くなる。
排水管継手20の管継手本体部21は、図1に示すように、コンクリートスラブCSの貫通孔CHに通される胴部22を備えている。胴部22は上から順番に胴本体221、テーパ縮径部223及び下端直管部225を備えており、その胴本体221の上端に上部フランジ220が同軸に設けられている。そして、上部フランジ220がパッキンPを介した状態で上受け口部200のフランジ部215とボルト&ナットNにより水密な状態で連結されている。
胴部22の胴本体221の上部側面には、図1に示すように、上部フランジ220の下側に各階の衛生器具(台所流し台、トイレ等)からの排水横枝管40(図3等参照)が接続される三個の横枝管受け口25が90°間隔で形成されている。なお、横枝管受け口25にも上受け口部200と同様にゴム製のシール材(図示省略)が装着されている。
さらに、胴部22の胴本体221の上部側面には、隣の横枝管受け口25から90°回転した位置に蓋付の掃除口26が設けられている。
ここで、前記係止部24の下端面から下端直管部225の先端(下端)までの寸法Tは約130mmに設定されている。また、係止部24の位置は一般的にコンクリートスラブCSの貫通孔CHから下方に約30mm突出する位置に設けられている。
排水立て管30は、図3に示すように、鋳鉄製の受け口ソケット35と、硬質塩ビライニング鋼管製の直管31とから構成されている。
受け口ソケット35は、排水立て管30の継手用受け口を構成するソケットであり、図5に示すように、高さ方向(軸方向)の中央部が最も大径化した樽状に形成されている。受け口ソケット35は、上から順番に上端リング部34、下向き拡開部36、大径筒部37、上向き拡開部38、下部接続機構39を備えている。
上端リング部34は、大径筒部37とほぼ等しい外径寸法を有しており、内周側に断面角形のシール溝34mが円周方向に延びるように形成されている。そして、前記シール溝34mに断面円形に成形されたゴム製の環状シール材33が嵌め込まれている。
上端リング部34の下側に位置する下向き拡開部36は、大径筒部37とほぼ等しい外径寸法を有しており、肉厚寸法が下側の大径筒部37に近づくにつれて一定比率で減少し、大径筒部37の近傍でその大径筒部37の肉厚寸法とほぼ等しくなる。これにより、下向き拡開部36の内周面は下側で拡開するテーパ面36tとなる。
下向き拡開部36の下側に位置する大径筒部37は円筒状に形成されている。そして、前記大径筒部37の下側に位置する上向き拡開部38がその大径筒部37と等しい肉厚寸法で形成されている。上向き拡開部38の内周面38eは、軸心に対して約15°の傾斜角度で上方に拡開している。
受け口ソケット35は、排水管継手20の下端直管部225を上向き拡開部38の軸方向中央位置まで挿入できるように構成されている。ここで、排水管継手20の下端直管部225を受け口ソケット35に挿入可能な最大寸法、即ち、受け口ソケット35の最大呑込み可能寸法をNmaxとすると、Nmax=約130mmに設定されている。また、受け口ソケット35の必要最小呑込み深さ寸法をNminとすると、Nmin=50mmに設定されている。通常は、必要最小呑込み深さ寸法Nminに対して20mm程度余裕を見た値を受け口ソケット35の標準呑込み深さ寸法Nst(Nst=70mm)としている。
集合住宅の特定階において、図3に示す排水設備10の排水立て管30を更新する場合の手順について説明する。
図3において上階と下階のコンクリートスラブCSの上面間の距離H0(階高H0)は、排水管継手20の有効長H1と排水立て管30の有効長H2とを加算した値に等しくなる。ここで、排水管継手20の有効長H1とは、排水管継手20の全長から上受け口部200の呑込み深さ寸法D(=50mm)を減じた値である。また、排水立て管30の有効長H2とは、排水立て管30の全長から受け口ソケット35の標準呑込み深さ寸法Nst(=70mm)を減じた値である。
排水立て管30を更新する際には、先ず、その排水立て管30を上方に移動させる。前述のように、排水立て管30の受け口ソケット35には、図5に示すように、標準呑込み深さ寸法Nst(=70mm)だけ上階の排水管継手20の下端直管部225が挿入されている。このため、排水立て管30を図5に示す位置から寸法K(最大呑込み可能寸法Nmax(130mm)−標準呑込み深さ寸法Nst(70mm)=60mm)だけ上方に移動させることができる。
ここで、排水立て管30の下端の挿し口31sは下階の排水管継手20の上受け口部200に呑込み深さ寸法D(=50mm)で挿入されているため、排水立て管30を寸法K(=60mm)だけ上方に移動させると、その排水立て管30の挿し口31sは排水管継手20の上受け口部200から引き抜かれる。そして、前記排水立て管30の挿し口31sの先端(下端)が排水管継手20の上受け口部200の上面から10mm離隔するようになる。
次に、排水立て管30を傾斜させた状態で下方に移動させることにより、その排水立て管30の受け口ソケット35から上階の排水管継手20の下端直管部225を引き抜くことができる。即ち、やり取りにより、上階と下階の排水管継手20の間に配管された旧排水立て管30を撤去することができる。
新たな排水立て管30を上階と下階の排水管継手20の間に配管する場合には、新たな排水立て管30を旧排水立て管30と同じ寸法で製作し、上記した手順と逆の手順で上階と下階の排水管継手20の間に配管する。即ち、やり取りにより、上階と下階の排水管継手20の間に新たな排水立て管30を配管することができる。
本実施形態に係る排水設備10によると、下階の排水管継手20の上受け口部200の呑込み深さ寸法D(=50mm)は、排水立て管30を上方に移動可能な所定寸法(K=60mm)よりも小さな値に設定されている。このため、上階の排水管継手20と下階の排水管継手20との間に配管されている排水立て管30を上方に所定寸法(K=60mm)だけ移動させることで、その排水立て管30の挿し口31sを下階の排水管継手20の上受け口部200から引き抜くことができる。さらに、この状態から排水立て管30を傾斜させて下端部の挿し口31sを横方向に移動させ、その排水立て管30を斜め下方に引っ張ることで、排水立て管30の受け口ソケット35から上階の排水管継手20の下端直管部225を引き抜くことができる。
また、上階と下階の排水管継手20から外された排水立て管30を、上記と逆の手順で復旧することができる。即ち、上階の排水管継手20と下階の排水管継手20間で、排水立て管30をいわゆるやり取りにより更新することが可能になる。
したがって、旧排水立て管30を撤去する際にその排水立て管30を切断する必要がない。また、新たな排水立て管30として旧排水立て管30と長さ寸法が等しい一本物の排水立て管30を使用できるようになる。このため、排水立て管30を低コストで更新できるようになる。
さらに、排水管継手20は、上受け口部200と管継手本体部21とから構成されて、その上受け口部200と管継手本体部21とが連結、連結解除可能に構成されている。このため、旧排水設備において排水立て管をやり取りにより更新することができない場合であっても、旧排水管継手が上下分割可能な型式であれば、本願発明の上受け口部200を旧排水管継手の管継手本体部に連結させることで、旧排水設備を排水立て管のやり取り更新が可能な排水設備に作り変えることができる。
このため、排水立て管30の挿し口31sの先端(下端)が立て管受け部235に当接するまで、排水立て管30を排水管継手20の上受け口部200に挿入することができる。したがって、排水立て管30の挿し口31sの挿入寸法を常に一定にできる。
また、上受け口部200の受け口胴部210における内壁面は、下方で拡開するようなテーパが設けられているため、その上受け口部200に対して排水立て管30の挿し口31sが挿入接続された状態で、排水立て管30の傾斜角度を比較的大きくとれるようになり、地震等の揺れに対して有効である。
また、上受け口部200における排水立て管30の呑込み深さ寸法Dは、50mmに設定されているため、従来一般的に使用されていた例えば呑込み深さ寸法65mmの上受け口と比較して排水立て管30をやり取りにより更新し易くなる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る排水設備10では、排水立て管30を受け口ソケット35と直管31とから構成する例を示したが、直管の先端部分を拡開させて受け口部を形成する方法も可能である。また、樹脂製あるいは、それを耐火材等で覆った別体の受け口ソケットを立て管上端部に接合して、一体化したものでも良い。
また、排水立て管30に硬質塩ビライニング鋼管を使用する例を示したが、鋳鉄管を使用することも可能であるし、樹脂管を使用することも可能である。さらに、耐火二層管を使用することも可能である。
また、排水管継手20の上受け口部200として受け口のみの機能を有する上受け口部を例示したが、図6(A)に示すように、上受け口Uの下側(シール材受け部216の下側)に減速ガイド243が形成された受け口胴部241を備える上受け口部240を使用することも可能である。これにより、上受け口部240の位置で流下する排水を旋回させながら減速することが可能になり、超高層の集合住宅における排水管継手20の排水性能が向上する。
また、排水管継手20を上下分割式とする例を示したが、図6(B)に示すように、上受け口部200と管継手本体部21とを一体化することも可能である。さらに、管継手本体部21に横枝管受け口25を三個備える排水管継手20を例示したが、横枝管受け口25の個数は適宜変更可能である。また、管継手本体部21に蓋付の掃除口26を備える例を示したが、前記掃除口26を省略することも可能である。
また、排水管継手20の上受け口部200の呑込み深さ寸法、及び排水立て管30の受け口ソケット35の呑込み深さ寸法は適宜変更可能である。
さらに、本実施形態に係る排水管継手20及び排水立て管30を新築の際に使用することも可能である。
また、本実施形態では、上階の排水管継手20の下端直管部225を一本物の排水立て管30の受け口ソケット35に挿入接続する例を示した。しかし、前記排水立て管30を上階の排水管継手におけるフランジ状の下端接続部に接続される上部排水立て管(図示省略)と、受け口ソケットを備える下部排水立て管(図示省略)とから構成することも可能である。この場合、上部排水立て管の下端挿し口が下部排水立て管の受け口ソケットに挿入接続されるようになる。このとき、下部排水立て管の受け口ソケットに対する上部排水立て管の下端挿し口の呑込み深さ寸法を一定にするため、その下端挿し口の周囲に規制バンド等が使用されるが、本願は規制バンドを使用しない。
21・・・・管継手本体部
30・・・・排水立て管
31s・・・挿し口
31・・・・直管
35・・・・受け口ソケット(継手用受け口)
200・・・上受け口部
210・・・受け口胴部
211・・・胴部本体
212・・・シール溝
216・・・・シール材受け部216
230・・・・シール材
231・・・・円筒部
233・・・・シール本体部
235・・・・立て管受け部
CS・・・・・コンクリートスラブ
D・・・・・・呑込み深さ寸法(=50mm)
Claims (3)
- 集合住宅の上階と下階とを仕切るコンクリートスラブを貫通して各階に設置されている排水管継手と、上階の排水管継手と下階の排水管継手との間に配管されている排水立て管とを備える排水設備であって、
前記排水立て管は、上端部に形成された継手用受け口と、下端部に形成された挿し口とを備え、
前記排水管継手は、上受け口部と管継手本体部とから構成されており、
前記上受け口部は、円筒状の受け口胴部と、その受け口胴部に同軸に収納されたシール材とを備え、
前記受け口胴部の内周面には、下方で拡開するようなテーパが設けられ、その内周面上部には、円周方向に延びるリング状のシール溝が形成されており、さらに、前記シール溝の下方には内フランジ状にシール材受け部が形成されており、
前記シール材は、円筒部と、その円筒部の上端に形成された断面円形のシール本体部と、前記円筒部の下端に内フランジ状に形成された立て管受け部とを備え、前記シール本体部が前記受け口胴部のシール溝に収納され、前記立て管受け部が前記受け口胴部のシール材受け部により下方から支持されるように構成されており、
前記上階の排水管継手における管継手本体部に形成された下端直管部が前記排水立て管の継手用受け口に挿入接続され、その排水立て管の挿し口が前記下階の排水管継手の上受け口部に挿入接続される構成であり、
前記継手用受け口の呑込み深さ寸法は、前記上階の排水管継手の下端直管部がその継手用受け口に挿入接続されている状態からさらに前記排水立て管を所定寸法だけ上方に移動可能なように設定されており、
前記下階の排水管継手における上受け口部の呑込み深さ寸法は、前記所定寸法よりも小さな値に設定されていることを特徴とする排水設備。 - 請求項1に記載された排水設備であって、
前記上受け口部における排水立て管の呑込み深さ寸法は、35mmから55mmの間に設定されていることを特徴とする排水設備。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された排水設備であって、
前記上受け口部の受け口胴部には、シール材受け部の下側に流下する排水を旋回させながら減速させる減速ガイドが設けられていることを特徴とする排水設備。
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