JP5387142B2 - 成形部材の取付構造 - Google Patents

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本発明は、成形部材の取付構造に関する。
従来、係止爪と係止突部とを係止させることによって取り付けられる成形部材の取付構造として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
例示する取付構造は、アームレストの上面に開口された取付孔にスイッチパネルを嵌合することにより、スイッチパネルをアームレストに取り付ける構成である。スイッチパネルの端部には、係止爪がアームレストのベース部から下方に突出して設けられている。一方、アームレストの取付孔の開口縁部には、係止爪と係止可能な係止突部が形成されている。
特開平11−208276号公報
ところで、係止爪のベース部からの突出高さ(以下、係止爪の長手寸法とする)は、係止爪を成形するためのスライド型の配置など金型構造に起因して決定されることがある。従って、係止爪を成形するためのスライド型構造によっては、係止爪の長手寸法が、係止爪のスイッチパネル上の配置箇所によって異なる場合があり、係止爪の長手寸法を長くした場合には、これに対応して係止突部の高さも高くする必要がある。しかしながら係止突部の高さを高くすると、係止突部が肉厚になるため、成形時に肉だまりができて外面にヒケが生じ、成形不良が生じやすくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、第1成形部材の取付爪と係止され、第2成形部材に一体成形される係止突部にヒケ等が発生することを回避し、意匠面の外観を損ねることのない成形部材の取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、第1成形部材と第2成形部材の取付構造であって、前記第1成形部材は、第1部材本体部と、前記第1部材本体部の端部に位置する係止爪と、を備え、前記第2成形部材は、第2部材本体部と、前記係止爪に係止される係止突部と、を備え、前記係止突部は、前記第2部材本体部から突出する形態で前記第2部材本体部と一体形成され、且つ複数の係止片部で構成されているところに特徴を有する。
このような構造によれば、係止突部が、複数の係止片部によって形成されることにより、各係止片部の肉厚が薄くなるから、肉だまりが起こりにくくなる。さらに、係止片部の外面にヒケやスキの発生などといった成形不良を抑えることができるから、係止突部と係止爪との取付誤差を少なくし、且つ意匠面の外観の見栄えを維持することができる。また、複数の係止片部により、係止爪の係止強度を確保できる。
前記係止爪は、前記係止片部の前記第2部材本体部からの突出端面に係止可能とされ、前記突出端面は、前記係止片部の並び方向に対して、交差する方向に延びる形態とされていることが望ましい。1つの係止突部を形成する複数の係止片部がすべて平行に配列されている必要はなく、例えば、八の字状に配置されていてもよい。
本発明によれば、第1成形部材の取付爪と係止され、第2成形部材に一体成形される係止突部にヒケ等が発生することを回避し、意匠面の外観を損ねることのない成形部材の取付構造を提供することができる。
本実施形態1のドアトリムの正面図 本実施形態1のドアトリムとスイッチパネルの取付前の状態を裏面側から見た後方斜視図 本実施形態1のドアトリムとスイッチパネルの取付後の状態を裏面側から見た後方斜視図 図1のA−A断面図 本実施形態1に係る取付構造の部分斜視図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
本実施形態は、図1に示すように、自動車等の車両ドア10において、ドアトリム11の一部であるオーナメント20(第2成形部材)に対するスイッチパネル(第1成形部材)30の取付構造であって、以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方とし、車室内側(図1における紙面手前側)を前方、車室外側(図1における紙面奥側)を後方として説明する。
図1の車両ドア10のドアトリム11は、ミドルボード12と、ミドルボード12の上方側に取り付けられるアッパーボード13と、ミドルボード12の下方側に取り付けられるロアボード14と、ミドルボード12の中段部に取り付けられるオーナメント20とを備えている。さらに、ドアトリム11は、その車室内側に、アームレスト15、スピーカグリル16、ドアポケット17等を備えている。
オーナメント20は、図2に示すように、オーナメント本体部21と、オーナメント本体部21に嵌合されるスイッチパネル30などを有している。
スイッチパネル30は、図示しない操作部と、その操作部を取り付けるためのベース部32と、ベース部32の外周縁部33から裏面側に立ち上がる複数の係止爪31などを備えている。ベース部32のうち、係止爪31は、後述する外周縁部23(図4参照)に接近し又は離れる方向に、撓み可能に形成されている。係止爪31の立ち上がり方向の長さは、スイッチパネル30の位置によって異なっており、図3においては、上下両側の係止爪31が短く、中央の係止爪31が長くなっている。
オーナメント本体部21のアームレスト15の車両前方側(図1の左側)には、スイッチパネル30を嵌め込むための開口22が形成されている。この開口22の外周縁部23の背面には、図2に示すように、後述する係止爪31と係止可能とされる係止突部24が設けられている。係止突部24は、外周縁部23から突出して一体形成された複数の係止片部25によって構成されている。係止片部25は、互いに対向する配置で並んで設けられている。係止突部25の並び方向は、係止爪31の撓み方向と略直交するように設定されている。なお、図4に示すように、係止突部24は、係止片部25の外周縁部23からの突出端面を支持部26として後述する係止爪31を係止させている。支持部26は、係止片部25の並び方向に対して交差する方向に延びている。
ここで、オーナメント20の係止突部24の成形について説明する。
オーナメント20は、金型構造上の都合により、図4に示すように、型の抜き方向に対して、開口22の外周縁部23がある一定の傾斜角度をなして、成形されている。その外周縁部23に対して、係止片部25は、垂直に突出されている。さらに、支持部26の開口22とは反対側の側面である内側側面27は、型の抜き方向に対して平行になるように、成形されている。これは、支持部26に対して垂直な内側側面27を形成しようとすると、2方向に抜く金型構造では、抜くことのできないアンダーカット部が出来てしまうからである。
アンダーカット部をなくす手段としては、スライドコアを使う方法が考えられる。しかしながらこの方法によると、金型構造が複雑になり、型費が高くなる。よって、上記のように、内側側面27に抜き角をつけて成形することで、スライドコアを使わなくてもアンダーカット部をなくすことを可能にしている。
ところで、スライドコアを使わずに、係止突部26を一つの塊状に成形しようとすると、アンダーカット部をなくすために抜き角をつけた分だけ肉厚となる。この場合、成形時に肉だまりができて外面にヒケが生じ、成形不良が生じやすくなる。
これに対して、本発明のように、係止突部24を複数の係止片部25によって形成すると、アンダーカット部を埋めても肉だまりにならず、外面のヒケやスキの発生による成形不良を抑えることができる。また、スライドコアを使わなくても2方向に抜く簡易な金型構造で成形することが出来るから、成形時間を短縮し、金型費用を削減することができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。また、スライドコアの移動範囲を考える必要がないから、その部位における意匠設計の自由度を上げることができる。なお、スライドコアを使えないような部分の突部の成形にも本発明は応用できる。
次に、スイッチパネル30のオーナメント20への取付手順について説明する。
オーナメント20の前方から、開口22に、スイッチパネル30を嵌め込む。具体的には、図2に示すように、スイッチパネル30の係止爪31をスイッチパネル30の内側方向に撓ませながら、開口22に挿通させる。オーナメント20にスイッチパネル30が嵌め込まれて、係止爪31が弾性復帰すると、係止突部24に、係止爪31が係止することで、図3に示すように、スイッチパネル30はオーナメント20に嵌合締結される。
本実施形態によれば、オーナメント20の係止突部26を複数の肉厚の薄い係止片部25によって形成したから、肉だまりの発生を抑えることができる。これに伴い、ヒケやスキの発生を抑えることもできるから、係止突部26とスイッチパネル30の係止爪31との取付誤差を少なくし、且つ意匠面の外観の見栄えを維持することができる。
また、係止突部24を複数の係止片部25で形成し、内側側面27に抜き角を設けることで、オーナメント20を成形する金型の抜き方向とは異なる立ち上がり方向の係止片部25をオーナメント20に一体成形することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、1つの係止突部24を形成する複数の係止片部25は互いに交わらないように、平行に配列されていたが、これに限らず、支持部26の延びる方向が、係止片部25の並び方向に対して交差する方向であればよい。例えば、係止爪31の撓み方向と、支持部26の延びる方向とが、45度の角度をなして形成されていてもよい。
ただし、支持部26の延びる方向が、係止爪31の撓み方向に対して、垂直になるような係止片部25の配置は避けた方が望ましい。この場合、係止爪31が係止突部24に係止された際、係止片部25が倒れやすくなる。すなわち、係止爪31から係止突部24を形成する係止片部25にかかる力の方向が、係止片部25の最も強度の低い方向と一致するからである。
20…オーナメント
21…オーナメント本体部
24…係止突部
25…係止片部
30…スイッチパネル
31…係止爪
33…外周縁部

Claims (2)

  1. 第1成形部材と第2成形部材の取付構造であって、
    前記第1成形部材は、第1部材本体部と、前記第1部材本体部の端部に位置する係止爪と、を備え、
    前記第2成形部材は、第2部材本体部と、該第2部材本体部に開口形成され、前記第1成形部材が取り付けられる開口部と、前記開口部の外周縁部の背面から突出する形態であって前記係止爪に係止される係止突部と、を備え、
    前記開口部の前記外周縁部は、前記第2部材本体部から背面側に所定角度傾斜して形成されており、
    前記係止突部は、前記第2部材本体部と一体成形され、且つ複数の係止片部で構成されており、
    前記係止片部は、前記外周縁部の背面から突出し、前記係止爪に係止される面であって前記外周縁部の背面と略平行な突出端面と、前記突出端面における前記開口部側とは反対側の側面であって、前記第2部材本体部の背面と略直交する方向に延びる内側側面と、を有していることを特徴とする成形部材の取付構造。
  2. 前記突出端面は、前記係止片部の並び方向に対して、交差する方向に延びる形態とされていることを特徴とする請求項1に記載の成形部材の取付構造。
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