JP5331612B2 - 金属クリップの取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、金属クリップを樹脂成形品の裏面に一体に突設されたクリップ取付座に取り付ける取付構造の改良に関し、特に、クリップ取付座に対応する樹脂成形品表面のヒケ対策に関するものである。
特許文献1には、金属クリップを自動車のピラートリムの裏面に一体に形成されたクリップ取付座に取り付け、ピラートリムを上記金属クリップを介してピラーパネルに取り付けるようにした技術が開示されている。
上記金属クリップをクリップ取付座に取り付ける取付構造は、以下のようになっている。すなわち、上記金属クリップは、薄板状のバネ鋼からなり、ピラーパネルに係止するように切り起こされた係止片部と、一対の対向壁部が隙間を有して対向するように略U字状に折り返された挟持部とを備え、上記両対向壁部には、抜止爪が上記隙間内方に向かってそれぞれ切り起こされている。一方、上記クリップ取付座は、ピラーパネルに向かって延びるクリップ取付板部を備えている。そして、上記金属クリップをクリップ取付座に取り付けた状態で、上記クリップ取付板部が挟持部の隙間に挿入されてクリップ取付板部の両面全体が両対向壁部に対面接近し、該クリップ取付板部の両面に上記抜止爪が食い込み係止している。
実開平7−31508号公報(段落0017欄〜段落0020欄、図2及び図3)
ところで、クリップ取付座のクリップ取付板部は、金属クリップの抜止爪が食い込み係止するところであり、かつピラートリム等の樹脂成形品をピラーパネル等の相手材に取り付ける際に、樹脂成形品の押付け力が金属クリップを介して作用するところであることから、板厚を厚くして金属クリップの取付強度を確保することが必要である。
しかし、クリップ取付板部の板厚を厚くすると、成形後の熱収縮差によりクリップ取付板部に対応する樹脂成形品表面にヒケが発生し、樹脂成形品の外観見栄えが低下する。
そこで、クリップ取付板部の基端を薄肉にして、いわゆる肉盗み部を形成することで、樹脂成形品表面にヒケが発生しないようにすることが従来より行われているが、肉盗み部はアンダーカット部を構成するため、スライド型が必要となる。
しかし、クリップ取付座の設置箇所の構造によっては、スライド型を用いることができない場合があり、この場合には、クリップ取付板部の基端に肉盗み部を形成できず、ヒケ対策ができない。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、金属クリップの取付強度を保ちつつ、クリップ取付座に対応する樹脂成形品表面にヒケが発生しないようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、板厚が薄いクリップ取付板部を段差形状にして金属クリップの取付強度を高めたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、金属クリップを樹脂成形品の裏面に一体に突設されたクリップ取付座に取り付ける取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、この発明は、上記金属クリップは、薄板状のバネ鋼からなり、上記樹脂成形品が取り付けられる相手材に係止するように切り起こされた係止片部と、一対の対向壁部が隙間を有して対向するように略U字状に折り返された挟持部とを備え、上記両対向壁部の少なくとも一方には、抜止爪が上記隙間内方に向かって切り起こされ、一方、上記クリップ取付座は、上記相手材に向かって延びるクリップ取付板部を備え、該クリップ取付板部は、板厚方向に交互に位置をずらせて段差形状に形成された第1板部と第2板部とからなり、上記金属クリップをクリップ取付座に取り付けた状態で、上記クリップ取付板部が挟持部の隙間に挿入されて上記第1板部が両対向壁部の一方に偏在して対面接近するとともに、上記第2板部が両対向壁部の他方に偏在して対面接近し、かつこれら対面接近する板部の少なくとも一方に上記抜止爪が食い込み係止していることを特徴とする。
この発明によれば、クリップ取付板部は板厚が挟持部の隙間幅(両対向壁部の間隔)に比べて大幅に薄いが、その段差形状により剛性が高まっていて、金属クリップの取付強度が確保される。
したがって、クリップ取付板部の板厚を必要以上に厚くせずに済むので、成形後の熱収縮差に起因するヒケがクリップ取付板部に対応する樹脂成形品表面に発生せず、樹脂成形品の外観見栄えが向上する。
インストルメントパネルの斜視図である。 インストルメントパネルのサイドパネルの斜視図である。 サイドベンチレータエア吹出口周りの裏面に突設されたクリップ取付座の斜視図である。 金属クリップをクリップ取付座に取り付けた状態の図3相当図である。 金属クリップをクリップ取付座に取り付けた状態の平面図である。 金属クリップ単体を図5の矢印A方向から見た矢視図である。 図6のVII −VII 線における断面図である。 金属クリップ単体を図5の矢印B方向から見た矢視図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は自動車の樹脂製インストルメントパネル1を示す。このインストルメントパネル1は、そのほぼ全体を占めるインストルメントパネル本体3と、車幅方向両端側のサイドパネル5とで構成されている。該サイドパネル5には、円形のサイドベンチレータエア吹出口7がそれぞれ開口形成され、該サイドベンチレータエア吹出口7周辺及びその上下の適数箇所裏面には、図2〜図4に示すように、クリップ取付座9が一体に突設されている。該クリップ取付座9には、金属クリップ11が取り付けられ、上記サイドパネル5はこの金属クリップ11を介して上記インストルメントパネル本体3に取り付けられている。ここで、上記サイドパネル5は請求項1でいう樹脂成形品のことを指し、上記インストルメントパネル本体3は請求項1でいう相手材のことを指す。
金属クリップ11をクリップ取付座9に取り付ける取付構造として、図3及び図4に示すサイドベンチレータエア吹出口7周りを挙げて説明する。本例では他の箇所の取付構造も同様に構成されているが、他の箇所は従来より周知の取付構造であってもよい。つまり、例えば、後述するクリップ取付板部17の板厚Tを厚くするとともに、その基端に肉盗み部を形成することで、サイドパネル5表面にヒケが発生しないようにしたもの等である。これに対し、図3及び図4では、サイドベンチレータエア吹出口7周りは他の箇所と異なり、内壁13と外壁15との2重壁構造になっていて、その間にクリップ取付座9が配設されているため、内壁13が邪魔をしてクリップ取付板部17の基端にスライド型を用いて肉盗み部を形成することができず、本願発明の取付構造に至ったものである。
すなわち、上記クリップ取付座9は、インストルメントパネル本体3に向かって延びるクリップ取付板部17を備え、該クリップ取付板部17は、その幅方向両端でインストルメントパネル本体3に向かって延びる一対の補強ブラケット19で安定支持されている。また、このクリップ取付板部17は、幅方向中央の第1板部17aと、その両側の一対の第2板部17bとが板厚方向に交互に位置をずらせて段差形状に形成されてなるものである。
一方、上記金属クリップ11は、薄板状のバネ鋼からなり、図5〜図8に示すように、上記インストルメントパネル本体3に係止するように切り起こされた係止片部21と、一対の対向壁部23,25が隙間Cを有して対向するように略U字状に折り返された挟持部27とを備え、上記係止片部21側の一方の対向壁部23には、1個の抜止爪23aが上記隙間C内方に向かって切り起こされ、上記係止片部21と反対側である他方の対向壁部25には、2個の抜止爪25aが上記隙間C内方に向かってそれぞれ切り起こされている。図6〜図8中、29aは上記係止片部21の切起こし用のU字状スリットであり、29bは抜止爪23a,25aの切起こし用の矩形孔である。
上記クリップ取付板部17は、板厚Tが上記挟持部27の隙間Cよりも薄く(隙間Cの約1/4の厚み)形成されていて、上記金属クリップ11をクリップ取付座9に取り付けた状態で、上記クリップ取付板部17が挟持部27の隙間Cに挿入されて上記第1板部17aが係止片部21側の一方の対向壁部23に偏在して対面接近するとともに、上記第2板部17bが係止片部21と反対側である他方の対向壁部25に偏在して対面接近し、かつこれら対面接近する板部17a,17bに上記抜止爪23a,25aがそれぞれ食い込み係止している(図5参照)。
このように、上記の実施形態では、クリップ取付板部17は板厚Tが挟持部27の隙間Cの幅(両対向壁部25の間隔)に比べて大幅に薄くても、その段差形状により剛性が高まっているので、サイドパネル5をインストルメントパネル本体3に取り付ける際に、サイドパネル5の押付け力が金属クリップ11を介してクリップ取付板部17に作用しても、クリップ取付板部17は安定していて、金属クリップ11の取付強度を確保することができる。
また、上述の如くクリップ取付板部17は板厚Tが薄くても、金属クリップ11の取付強度を確保できることから、クリップ取付板部17の板厚Tを必要以上に厚くせずに済み、成形後の熱収縮差に起因するヒケがクリップ取付板部17に対応するサイドパネル5表面に発生するのを防止して、サイドパネル5を外観見栄え良く成形することができる。
なお、上記の実施形態では、第1板部17aに抜止爪23aを1個形成するとともに、第2板部17bに抜止爪25aを2個形成したが、これに限らず、例えば、第2板部17bの2個の抜止爪25aをなくし、第1板部17aにのみ抜止爪23aを1個形成してもよい。また、逆に、第1板部17aの1個の抜止爪23aがなく、第2板部17bにのみ抜止爪25aを2個形成してもよい。
また、上記の実施形態では、金属クリップ11の取付構造をインストルメントパネル1に適用したが、樹脂成形品を金属クリップ11を介して相手材に取り付ける構造であれば、その適用箇所は問わない。
この発明は、金属クリップを樹脂成形品の裏面に一体に突設されたクリップ取付座に取り付ける取付構造について有用である。
3 インストルメントパネル本体(相手材)
5 サイドパネル(樹脂成形品)
9 クリップ取付座
11 金属クリップ
17 クリップ取付板部
17a 第1板部
17b 第2板部
21 係止片部
23,25 対向壁部
23a,25a 抜止爪
27 挟持部
C 挟持部の隙間
T クリップ取付板部の板厚

Claims (1)

  1. 金属クリップを樹脂成形品の裏面に一体に突設されたクリップ取付座に取り付ける取付構造であって、
    上記金属クリップは、薄板状のバネ鋼からなり、上記樹脂成形品が取り付けられる相手材に係止するように切り起こされた係止片部と、一対の対向壁部が隙間を有して対向するように略U字状に折り返された挟持部とを備え、上記両対向壁部の少なくとも一方には、抜止爪が上記隙間内方に向かって切り起こされ、
    一方、上記クリップ取付座は、上記相手材に向かって延びるクリップ取付板部を備え、該クリップ取付板部は、板厚方向に交互に位置をずらせて段差形状に形成された第1板部と第2板部とからなり、
    上記金属クリップをクリップ取付座に取り付けた状態で、上記クリップ取付板部が挟持部の隙間に挿入されて上記第1板部が両対向壁部の一方に偏在して対面接近するとともに、上記第2板部が両対向壁部の他方に偏在して対面接近し、かつこれら対面接近する板部の少なくとも一方に上記抜止爪が食い込み係止していることを特徴とする金属クリップの取付構造。
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