JP4383312B2 - 照明装置のケース及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両用照明装置、家庭用照明装置、照明看板等の照明装置のケース及び照明装置に関するものである。
従来、蛍光管を用いて照明を行う照明装置が知られている。この照明装置は、例えば車両内の天井に備え付けられ、車両のドアが開いた場合や、ユーザがスイッチをオン操作した場合に蛍光管が点灯するようになっている。この照明装置は、ケースと、ケース内に収容された前記蛍光管とを備えている。図14は、このケースを図示したものである。ケース101は、車両の天井に固定されるハウジング102と、ハウジング102に対して着脱可能に構成されたグローブ103とを備えている。ハウジング102は、4つの側壁部102a(図14では一つのみ図示)及び底部102bを備えている。グローブ103は、4つの側壁部103a(図14では一つのみ図示)及び底部103bを備えている。グローブ103の側壁部103aの端面104には、先端に係止爪105aを有する係止体105が形成されている。ハウジング102の側壁部102aの内側面102cには、前記係止爪105aと係合可能な凹部106が形成されている。この係止爪105aと凹部106とを係合することにより、ハウジング102とグローブ103とが嵌め合わされ、ケース101を構成するようになっている。
ところが、上記ケース101では、係止体105をグローブ103の側壁部103aの端面104に形成していたため、必然的にケース101の厚みが厚くなり、この結果、照明装置の厚みが厚くなってしまうという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的はハウジングとグローブとを互いに移動不能に固定する係合機構を好適に設けることができ、かつ薄型化できる照明装置のケース及び照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内部に配置した発光体から発せられる光をその一部から透過して照明を行う照明装置のケースであって、側壁部及び底部を有し該底部とは反対側が開口した箱状のハウジングと、側壁部及び底部を有し該底部とは反対側が開口した箱状のグローブと、前記ハウジングの前記側壁部より内側でかつ該ハウジングの内面に設けられた第1係合部と、前記グローブの前記側壁部より内側でかつ該グローブの内面に設けられ前記第1係合部に係合する第2係合部とを備え、前記第1係合部及び前記第2係合部のうちの一方が係止体であり、もう一方が前記係止体を引っかける引掛部であり、前記係止体と前記引掛部とを互いに係合することにより、前記ハウジングと前記グローブとを互いに移動不能に固定した。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記係止体の基端部と該基端部に隣接した前記側壁部とを連結するリブを備え、前記引掛部には前記リブと係合する係合凹部を備えた。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ハウジングの内面に設けられた第3係合部と、前記グローブの内面に設けられ前記第3係合部に係合する第4係合部とを備え、前記第3係合部及び前記第4係合部のうちの一方が掛止体であり、もう一方が前記掛止体を引っかける掛止部であり、前記係止体及び前記引掛部は、前記ハウジングにおける一端側に設けられ、前記掛止体及び前記掛止部は、前記ハウジングにおける一端側とは反対側である他端側に設けられ、前記係止体と前記引掛部とを互いに係合することにより、前記ハウジングの一端側と前記グローブの一端側とを互いに移動不能に固定し、前記掛止体と前記掛止部とを互いに係合することにより、前記ハウジングの他端側と前記グローブの他端側とを互いに移動不能に固定した。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ハウジングの内面には、その一端側とその他端側との間に位置する第5係合部が設けられ、前記グローブの内面には、その一端側とその他端側との間に位置し前記第5係合部と係合する第6係合部が設けられ、前記第5係合部と前記第6係合部とを互いに係合することにより、前記ハウジングにおける前記第5係合部が設けられた部分と前記グローブにおける前記第6係合部が設けられた部分とを互いに移動不能に固定した。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の照明装置のケースと、該照明装置のケースの内部に配置された発光体とを備えた。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。この照明装置のケース(以下、本発明のケースという)は、係止体(以下、本発明の係止体という)をハウジング(又はグローブ)の側壁部の内側に設け、引掛部をグローブ(又はハウジング)の側壁部の内側に設けた。そのため、本発明のケースは、例えば、ハウジングの側壁部の端面に係止体(以下、従来の係止体という)を形成し、グローブの側壁部の内側面に従来の係止体と係合可能な凹部を形成した照明装置のケース(以下、従来のケースという)に比して以下の作用を得ることができる。本発明のケースは、本発明の係止体と、従来の係止体との長さが同じであっても、従来のケースに比して薄型に構成することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。リブと係合凹部とが係合することによりハウジングとグローブとの位置決めが行われる。よって、ハウジングとグローブとを好適に互いに移動不能に固定することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。照明装置のケースは、係止体と引掛部とを互いに係合することにより、ハウジングの一端側とグローブの一端側とが互いに移動不能に固定されている。照明装置のケースは、掛止体と掛止部とを互いに係合することにより、ハウジングの他端側とグローブの他端側とが互いに移動不能に固定されている。即ち、ハウジングとグローブとにおいて、一端側と他端側とが互いに固定されている。よって、照明装置のケースは、ハウジングとグローブとが互いに離れにくく、剛性を好適に維持することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。第5係合部と第6係合部とを互いに係合することにより、ハウジングにおける第5係合部が設けられた部分とグローブにおける第6係合部が設けられた部分とが互いに移動不能に固定される。即ち、ハウジングとグローブとにおいて、一端側、他端側、さらには一端側と他端側との間が互いに固定されているため、この結果、照明装置のケースは剛性をよりいっそう好適に維持することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の作用を有する照明装置を構成することが可能となる。
本発明によれば、ハウジングとグローブとを互いに移動不能に固定する係合機構を好適に設けることができ、かつ薄型化できる。
以下、本発明を車両用の照明装置に具体化した一実施形態を図1〜図12に従って説明する。
図1(a)は、本実施形態の照明装置11の正面図であり、図1(b)は、照明装置11の側面図である。
図2に示すように、照明装置11は、ケース12、板状をなす平面型放電管13、押さえ具14、回路ユニット15、操作ツマミ16を備えている。平面型放電管13は、発光体に相当する。ケース12は、厚さが薄い略長方形箱状に形成されている。ケース12は、ハウジング17と、該ハウジング17に凹凸の関係で取り付けられるグローブ18とを備えている。
図4に示すように、ハウジング17は、合成樹脂にて形成され、かつ光を通さない材質とされている。ハウジング17は、平面視略長方形状の底部21と、その底部21の四辺に一体に形成された側壁部22,23,24,25を備えている。底部21は、一対の長辺H1と一対の短辺H2とを備えている。言い換えると、ハウジング17は、底部21を有し、底部21とは反対側が開口した箱状に形成されている。
図2に示すように、グローブ18は、長方形枠状をなす枠体26と、その枠体26の枠内に凹凸の関係で取り付けられた平面視略長方形状のレンズ27とを備えている。枠体26は、合成樹脂にて形成され、かつ光を通さない材質とされている。レンズ27は透光性を備えた合成樹脂にて形成されている。
図5に示すように、枠体26は、略長方形枠状の底部31と、その底部31の四辺に一体に形成された側壁部32,33,34,35を備えている。即ち、グローブ18の底部は、枠体26の底部31とレンズ27とにより構成されている。また、枠体26の側壁部32〜35は、グローブ18の各側壁部にも相当する。言い換えると、グローブ18は、底部31を有し、底部31とは反対側が開口した箱状に形成されている。図2に示すように、枠体26の底部31は、その外縁部31aが斜状に形成されている。外縁部31aは、外端へ向かうほどハウジング17に近づくような斜状に形成されている。
図3(b)に示すように、レンズ27の内底面には、複数の四角錐状の窪部27aが互いに隙間無く形成されている。この窪部27aは、レンズ27において、平面型放電管13と対向する部分全体に亘って形成されている。この複数の窪部27aが形成されたレンズ27は、照明装置11内から照明装置11外へ向けて透過する光を散乱させる光散乱性を備えている。
図3(a)に示すように、ハウジング17は、グローブ18に対して凹凸の関係で取り付けられており、この結果、側壁部22〜25と側壁部32〜35とがそれぞれ対応するように突き合わされている。なお、図3(a)では、側壁部22と側壁部32との突き合わせ状態、側壁部24と側壁部34との突き合わせ状態のみ示している。ハウジング17とグローブ18とがなす空間内には、平面型放電管13、押さえ具14、回路ユニット15、操作ツマミ16が配置されている。平面型放電管13と回路ユニット15は、図3(a)において左右方向に隣り合うようにして配置されている。即ち、回路ユニット15は、平面型放電管13を基準としてケース12の厚さ方向Tと直交する方向側に配置されている。
図2に示すように、回路ユニット15は、回路基板40、トランス41、コネクタ42、スライドスイッチ43を備えている。トランス41、コネクタ42、及びスライドスイッチ43は、回路基板40のグローブ18側の面(以下、載置面40aという)に搭載されている。詳しく図示はしないが、コネクタ42は、電線44(図2及び図3(c)参照)を介して平面型放電管13と電気的に接続されている。
スライドスイッチ43は、回路基板40に固定された本体部43aと、本体部43aに対してスライド移動可能な可動部43bとを備えている。可動部43bには、操作ツマミ16が固定されている。操作ツマミ16は、操作部16aを備えている。操作部16aは、枠体26に形成された透孔26aを介して照明装置11外へ露出されており、ユーザによってスライド操作可能とされている。
この回路ユニット15は、照明装置11外から供給された電力を、平面型放電管13へ供給制御するためのものである。照明装置11は、操作部16aの位置(スライド位置)に応じて、平面型放電管13を点灯させたり消灯させたりするようになっている。また、照明装置11は、操作部16aの位置によっては、車両のドアが開いた際に平面型放電管13を点灯させ、そのドアが閉じた際に該平面型放電管13を消灯するようになっている。
平面型放電管13は、公知の平面型放電管である。その構造を簡単に説明すると、図3(c)に示すように、平面型放電管13は、第1ガラス基板50、第2ガラス基板51、両ガラス基板50,51の周縁部に固定されると共に両ガラス基板50,51の離間距離を保つためのガラス材52を備えている。両ガラス基板50,51及びガラス材52にて密閉された空間である放電空間Kには、キセノンまたはネオン等の不活性ガスが封入されている。両ガラス基板50,51は互いに対向する面に蛍光体膜53,54がそれぞれ形成されている。両ガラス基板50,51は蛍光体膜53,54が形成された面とは反対側の面に透明電極55,56がそれぞれ形成されている。透明電極55,56の外面には、導電体57,58がそれぞれ取り付けられており、その導電体57,58の外面には、前記電線44がそれぞれハンダ付けにより固定されている。また、透明電極55及び導電体57の外面には、反射膜59が形成されている。
このように構成された平面型放電管13は、回路ユニット15によって両透明電極55,56間に高電圧が印加されると、両透明電極55,56間の放電により放電空間K内にて紫外線を発生する。この紫外線は蛍光体膜54を透過することにより可視光に変換され、その可視光は第2ガラス基板51及び透明電極56を透過することにより照明光となる。また、蛍光体膜53を透過した紫外線は可視光に変換され、その可視光は第1ガラス基板50及び透明電極55を透過する。そして、その可視光は、反射膜59にて反射され、透明電極55、第1ガラス基板50、蛍光体膜53、放電空間K、蛍光体膜54、第2ガラス基板51、透明電極56を透過して照明光となる。
即ち、平面型放電管13は、そのグローブ18側の面(以下、表面13aという)が発光し、その底部21側の面(以下、裏面13bという)が発光しないように構成されている。
次に、ハウジング17とグローブ18との凹凸の関係での取付構造について詳述する。
ケース12は、一対の第1係合機構61(図7(a)参照)、一対の第2係合機構62(図8(a)参照)、一対の第3係合機構63(図11参照)を備えている。
図1に示すように、第1係合機構61は、ケース12における長手方向Lの一端側に形成され、第2係合機構62は、ケース12における長手方向Lのもう一端側に形成されている。第3係合機構63、ケース12における長手方向Lの中央に形成されている。
以下、ケース12における第1係合機構61が形成されている側を一端側E1といい、ケース12における第2係合機構62が形成されている側を他端側E2という。
一対の第1係合機構61は、ケース12における短手方向Sにおいて互いに離間するように形成されている。一対の第2係合機構62における互いの関係においても同様である。一対の第3係合機構63は、側壁部33,35に隣接した外縁部31aの長手方向Lの中央部に対応するようにそれぞれ形成されている。ハウジング17とグローブ18とが、この第1〜第3係合機構61〜63により凹凸の関係で取り付けられている。
次に、第1係合機構61について詳述する。
図6(a)〜(f)及び図7(a),(b)に示すように、第1係合機構61は、ハウジング17の底部21の内底面(内面)21aから突出するように形成された引掛部65と、枠体26の外縁部31aの内底面(内面)31bから突出するように形成された4つの係止体66とにより構成されている。引掛部65は第1係合部に相当し、係止体66は第2係合部に相当する。
各係止体66は、板状でかつ鉤形にそれぞれ形成されている。各係止体66の先端には、係止爪66aがそれぞれ形成されている。引掛部65の係止爪66a側の側面には凹部65aが形成されている。ケース12の一端側E1では、前記4つの係止爪66aが凹部65aに係合し、かつ側壁部22と側壁部32とが当接していることにより、ハウジング17とグローブ18との厚さ方向Tにおける相対移動を不能としている。
枠体26には、各係止体66の基端部と側壁部32とを一体に連結する板状をなすリブ67がそれぞれ形成されている。図6(e)に示すように、リブ67の板厚は、係止体66の板厚と同じになるように形成されている。また、枠体26には、隣り合う係止体66の基端部同士を一体に連結する連結リブ68が形成されている。外縁部31a、側壁部32、4つのリブ67、3つの連結リブ68により、凹状をなす3つのヒケ防止凹部69が形成されている。
一方、図6(a),(b)に示すように、引掛部65のグローブ18側の面には、4つのリブ67とそれぞれ係合する係合凹部70が形成されている。前記4つの係合凹部70のうち短手方向Sにおける両端に位置する係合凹部70(以下、係合凹部70aという)は、一つの底面と一つの側面とを備えている。
また、4つの係合凹部70のうち係合凹部70a以外の係合凹部70(以下、係合凹部70bという)は、一つの底面と互いに向かい合う一対の側面とを備えている。係合凹部70a,70bの側面とリブ67とが当接していることにより、短手方向Sにおけるハウジング17とグローブ18との相対移動を不能としている。
次に、第2係合機構62について詳述する。
図5及び図8(a)に示すように、第2係合機構62は、ハウジング17の側壁部24の内側面(内面)24aに形成された凹状をなす掛止部75と、外縁部31aの内底面(内面)31bから突出するように形成された4つの掛止体76とにより構成されている。掛止部75は第3係合部に相当し、掛止体76は第4係合部に相当する。
各掛止体76は、板状でかつ鉤形にそれぞれ形成されている。各掛止体76の先端には、掛止爪76aがそれぞれ形成されている。各掛止体76の基端側は側壁部34に一体に連結されている。ケース12の他端側E2では、前記4つの掛止爪76aが掛止部75に係合し、かつ図8(b)に示すように、側壁部24と側壁部34とが当接していることにより、ハウジング17とグローブ18との厚さ方向Tにおける相対移動を不能としている。
次に、第3係合機構63について詳述する。
第3係合機構63は、図9及び図10に示すハウジング17に形成された係合部77と、図5及び図10に示す枠体26の内底面(内面)31cから突出するように形成された係合体78とにより構成されている。係合部77は第5係合部に相当し、係合体78は第6係合部に相当する。
図9に示すように、ハウジング17の底部21には、内底面21aから突出する内壁部79が形成されている。係合部77は、L字状をなしており、その一端がハウジング17の底部21に一体に連結され、そのもう一端が内壁部79に一体に連結されている。
図10に示すように、係合体78の先端には、係合爪78aが形成されている。図11に示すように、ケース12の長手方向Lの中央では、係合爪78aが係合部77に係合し、かつ側壁部23と側壁部33とが(側壁部25と側壁部35とが)当接していることにより、ハウジング17とグローブ18との厚さ方向Tにおける相対移動を不能としている。
従って、本実施形態によれば、以下の効果・効果を得ることができる。
(1)照明装置11のケース12は、係止体66をグローブ18の側壁部32の内側に形成し、引掛部65をハウジング17の側壁部22の内側に形成した。このハウジング17、グローブ18、側壁部22、側壁部32、引掛部65、係止体66を備えたケース12を模式的に示すと、図12(a)に示すようになる。さらに詳しく述べると、グローブ18には、斜状の外縁部31aを備えているため、この外縁部31aをも備えたケース12を模式的に示すと、図12(b)に示すようになる。
図12(a),(b)に示すように、本実施形態におけるケース12の係止体66の撓み可能部分の長さ(厚さ方向Tの長さ)を長さNとし、図14に示すように、従来におけるケース101の係止体105の撓み可能部分の長さ(厚さ方向Tの長さ)を同様に長さNとすると、ケース12はケース101よりも薄型に構成することができる。ちなみに、係止体66,105の撓み可能部分の長さNを、長く構成するほどハウジング17とグローブ18と嵌め合わせを容易に行うことができるが、その分、ケース12,101の厚みが厚くなってしまう。
よって、本実施形態のケース12は、ハウジング17とグローブ18とを互いに移動不能に固定する係合機構(係止体66及び引掛部65)を好適に形成することができ、かつ薄型化できる。
(2)各係止体66の基端部と側壁部32とを一体に連結するリブ67を形成した。ハウジング17の引掛部65には、リブ67と係合する係合凹部70を形成した。よって、リブ67と係合凹部70とが係合することにより、ハウジング17とグローブ18とを、短手方向Sにおいて好適に互いに移動不能に固定することができる。
(3)ケース12は、係止体66と引掛部65とを互いに係合することにより、ハウジング17の一端側E1とグローブ18の一端側E1とを互いに移動不能に固定した。ケース12は、掛止体76と掛止部75とを互いに係合することにより、ハウジング17の他端側E2とグローブ18の他端側E2とを互いに移動不能に固定した。即ち、ハウジング17とグローブ18とにおいて、一端側E1と他端側E2とが互いに固定されている。よって、ケース12は、ハウジング17とグローブ18とが互いに離れにくく、剛性を好適に維持することができる。
(4)ハウジング17の内底面21aには、その一端側E1とその他端側E2との間に位置する係合部77を形成した。グローブ18の内底面31cには、その一端側E1とその他端側E2との間に位置する係合体78を形成した。この係合部77と係合体78とを係合することにより、ハウジング17の長手方向Lの中央部と、グローブ18の長手方向Lの中央部とを互いに互いに移動不能に固定した。即ち、ハウジング17とグローブ18とにおいて、一端側E1、他端側E2、さらには一端側E1と他端側E2と中間である中央部が互いに固定されているため、この結果、照明装置11は剛性をよりいっそう好適に維持することができる。
(5)枠体26(グローブ18)の底部31の外縁部31aは斜状に形成されており、該外縁部31aの外縁を側壁部32〜35と一体に連結した。外縁部31aの内底面31bに各係止体66を形成した。枠体26(グローブ18)の底部31の外縁部31aが面取りされた状態となっているため、見た目の厚さを実際より薄く見せることができる。また、枠体26(グローブ18)の底部31の外縁部31aが斜状に形成されていることにより、それが斜状で無い場合に比してグローブ18の側壁部32〜35の高さが低くなってしまう。しかしながら、本実施形態のケース12においては、側壁部32の端面に係止体66を形成するのではなく、外縁部31aの内底面31bに係止体66を形成したため、枠体26(グローブ18)の底部31の外縁部31aが斜状であっても、係止体66を好適に形成することができる。
(6)外縁部31a、側壁部32、4つのリブ67、3つの連結リブ68により、凹状をなす3つのヒケ防止凹部69を形成した。このため、枠体26には、肉厚部分がないため、この枠体26を樹脂成形により成形する場合に、ヒケ防止凹部69に対応した枠体26の外面にヒケが発生することを抑制することができる。
(7)照明装置11は、上記(1)〜(6)の作用・効果を有するケース12に、平面型放電管13及び回路ユニット15を収容したため、その装置自体を薄型化できる。
なお、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・前記実施形態では、平面型放電管13を用いて照明装置11を構成していた。これに限らず、公知の円柱状をなす蛍光管を用いて照明装置11を構成してもよい。蛍光管は発光体に相当する。また、有機EL(electro-luminescence)製の板状の発光体を用いて照明装置11を構成してもよい。
・前記実施形態では、外縁部31a、側壁部32、リブ67、連結リブ68により、凹状をなすヒケ防止凹部69を形成していた。これに限らず、このヒケ防止凹部69内を埋めるように枠体26を樹脂成形により成形してもよい。この場合、引掛部65の上端を少し低く構成する。
・前記実施形態では、隣り合う係止体66の基端部同士を一体に連結する連結リブ68を形成していたが、これを省略してもよい。
・前記実施形態では、枠体26(グローブ18)の底部31の外縁部31aは斜状に形成していたが、図13の模式図に示すように底部31を平面状に形成してもよい。ちなみに、底部31を平面状に形成する場合には、側壁部32〜35を前記実施形態に比して長く構成する。
・前記実施形態では、ハウジング17の内底面21aに第5係合部としての係合部77を形成し、グローブ18の内底面31cに第6係合部としての係合体78を形成していた。これに限らず、ハウジング17の内底面21aに第5係合部としての係合体78を形成し、グローブ18の内底面31cに第6係合部としての係合部77を形成してもよい。また、ケース12から第3係合機構63を省略してもよい。
・前記実施形態では、ハウジング17の側壁部24に第3係合部としての掛止部75を形成し、枠体26(グローブ18)の外縁部31aの内底面31bに第4係合部としての掛止体76を形成していた。これに限らず、ハウジング17の内底面21aに第3係合部としての掛止体76を形成し、枠体26(グローブ18)の側壁部34に第4係合部としての掛止部75を形成してもよい。また、ケース12から第2係合機構62を省略してもよい。
・前記実施形態では、係止体66の基端部と側壁部32とを一体に連結するリブ67を形成していたが、これを省略してもよい。
・前記実施形態では、第2係合機構62は、4つの掛止体76を備えていたが、1個又は4個以外の複数個の掛止体76を備えるようにしてもよい。
・前記実施形態では、第1係合機構61は、4つの係止体66を備えていたが、1個又は4個以外の複数個の係止体66を備えるようにしてもよい。
・前記実施形態では、照明装置11を、車両用の照明装置として具体化していたが、これに限らず、建物の屋内用照明装置または屋外用照明装置、街路用照明装置、卓上照明装置、照明看板等に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及びその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記グローブの前記底部の外縁部は斜状に形成されており、該外縁部の外縁が前記側壁部と一体に連結されており、前記外縁部の内底面に前記第2係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の照明装置のケース。このように構成すると、グローブの底部の外縁部が面取りされた状態となっているため、見た目の厚さを実際より薄く見せることができる。また、グローブの底部の外縁部が斜状に形成されていることにより、それが斜状で無い場合に比してグローブの側壁部の高さが低くなってしまう。しかしながら、本発明においては、側壁部の端面に係止体を設ける(側壁部に引掛部を設ける)のではなく、グローブの側壁部より内側に係止体(引掛部)を設けるため、グローブの底部の外縁部が斜状であっても、係止体(引掛部)を好適に設けることができる。
(ロ)前記係止体は複数あり、前記各係止体の根本同士を繋ぐ連結リブを備え、前記各リブ、連結リブ、及び底部とにより一つ又は複数のヒケ防止凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置のケース。このように構成すると、ケースには、肉厚部分がないため、例えば、このケースを樹脂成形により成形する場合に、ヒケ防止凹部に対応したケースの外面にヒケが発生することを抑制することが可能となる。
(a)は、本実施形態の照明装置の正面図。(b)は、本実施形態の照明装置の側面図。 本実施形態の照明装置の分解斜視図。 (a)は、図1(a)のA−A線矢視断面図。(b)は、レンズの内底面に形成された複数の四角錐状の窪部を示す部分拡大図。(c)は、本実施形態の平面型放電管の原理を示す概略説明図。 本実施形態のハウジングの内底面側を示す斜視図。 本実施形態の枠体の内底面側を示す斜視図。 (a)は、引掛部を有するハウジングの部分斜視図。(b)は、引掛部を有するハウジングの部分平面図。(c)は、図6(b)のB−B線矢視断面図。(d)は、係止体を有する枠体の部分斜視図。(e)は、係止体を有する枠体の部分平面図。(f)は、図6(e)のC−C線矢視断面図。 (a)は、引掛部と係止体との係合状態を示すケースの部分断面図。(b)は、図7(a)のD−D線矢視断面図。 (a)は、図1(a)のE−E線矢視に対応し、掛止部と掛止体との係合状態を示すケースの部分断面図。(b)は、図1(a)のA−A線矢視に対応し、ハウジングの側壁部と枠体の側壁部との当接状態を示すケースの部分断面図。 係合部の形状を示すためのハウジングの部分断面図。 互いに離間したハウジングと枠体とを示す部分断面図。 係合部と係合体との係合状態を示すケースの部分断面図。 (a)は、枠体の底部が平面状の場合におけるケースの模式図。(b)は、本実施形態のケースの模式図。 態様の変更におけるケースの模式図。 従来技術におけるケースの模式図。
符号の説明
11…照明装置、13…発光体としての平面型放電管、12…ケース、17…ハウジング、18…グローブ、21…ハウジングの底部、21a…ハウジングの内面としての内底面、31…枠体の底部(グローブの底部)、31c…グローブの内面としての内底面、22,23,24,25…ハウジングの側壁部、24a…ハウジングの内面としての内側面、32,33,34,35…枠体の側壁部(グローブの側壁部)、65…第1係合部としての引掛部、66…第2係合部としての係止体、67…リブ、70,70a,70b…係合凹部、75…第3係合部としての掛止部、76…第4係合部としての掛止体、77…第5係合部としての係合部、78…第6係合部としての係合体、E1…一端側、E2…他端側。

Claims (5)

  1. 内部に配置した発光体から発せられる光をその一部から透過して照明を行う照明装置のケースであって、
    側壁部及び底部を有し該底部とは反対側が開口した箱状のハウジングと、
    側壁部及び底部を有し該底部とは反対側が開口した箱状のグローブと、
    前記ハウジングの前記側壁部より内側でかつ該ハウジングの内面に設けられた第1係合部と、
    前記グローブの前記側壁部より内側でかつ該グローブの内面に設けられ前記第1係合部に係合する第2係合部とを備え、
    前記第1係合部及び前記第2係合部のうちの一方が係止体であり、もう一方が前記係止体を引っかける引掛部であり、
    前記係止体と前記引掛部とを互いに係合することにより、前記ハウジングと前記グローブとを互いに移動不能に固定したことを特徴とする照明装置のケース。
  2. 前記係止体の基端部と該基端部に隣接した前記側壁部とを連結するリブを備え、
    前記引掛部には前記リブと係合する係合凹部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置のケース。
  3. 前記ハウジングの内面に設けられた第3係合部と、
    前記グローブの内面に設けられ前記第3係合部に係合する第4係合部とを備え、
    前記第3係合部及び前記第4係合部のうちの一方が掛止体であり、もう一方が前記掛止体を引っかける掛止部であり、
    前記係止体及び前記引掛部は、前記ハウジングにおける一端側に設けられ、
    前記掛止体及び前記掛止部は、前記ハウジングにおける一端側とは反対側である他端側に設けられ、
    前記係止体と前記引掛部とを互いに係合することにより、前記ハウジングの一端側と前記グローブの一端側とを互いに移動不能に固定し、
    前記掛止体と前記掛止部とを互いに係合することにより、前記ハウジングの他端側と前記グローブの他端側とを互いに移動不能に固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置のケース。
  4. 前記ハウジングの内面には、その一端側とその他端側との間に位置する第5係合部が設けられ、
    前記グローブの内面には、その一端側とその他端側との間に位置し前記第5係合部と係合する第6係合部が設けられ、
    前記第5係合部と前記第6係合部とを互いに係合することにより、前記ハウジングにおける前記第5係合部が設けられた部分と前記グローブにおける前記第6係合部が設けられた部分とを互いに移動不能に固定したことを特徴とする請求項3に記載の照明装置のケース。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の照明装置のケースと、
    該照明装置のケースの内部に配置された発光体とを備えたことを特徴とする照明装置。
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