JPH0522453Y2 - - Google Patents

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JPH0522453Y2
JPH0522453Y2 JP18509987U JP18509987U JPH0522453Y2 JP H0522453 Y2 JPH0522453 Y2 JP H0522453Y2 JP 18509987 U JP18509987 U JP 18509987U JP 18509987 U JP18509987 U JP 18509987U JP H0522453 Y2 JPH0522453 Y2 JP H0522453Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案はリヤサイドトリム等の内装部品に取
り付けられるエスカツシヨンの取付構造の改良に
関する。
《従来技術とその問題点》 例えば、第6図に示すように車両の後席両側に
取り付けられるリヤサイドトリム1の上面には、
通常、シートベルト用のエスカツシヨン2が取り
付けられている。
このエスカツシヨン2の取付構造を第7図を用
いて詳細に説明すると、リヤサイドトリム1は、
所要形状に成形された芯材3と、この芯材3の表
面側を被覆する表皮材4とから構成され、この表
皮材4は外観意匠性ならびにクツシヨン性を付与
するためにクロス、樹脂シート等の表皮4a裏面
にウレタンフオーム等のパツド材4bがラミネー
トされた構成である。
そして、エスカツシヨン2の取付箇所に適宜寸
法の開口5が開設されており、この開口5の周縁
に沿つて、芯材3の裏面にブラケツト6が固定さ
れている。さらに、このブラケツト6の開口周縁
に沿つてフランジ7が所定寸法高さ折曲形成され
ており、エスカツシヨン2の係止片8をこのフラ
ンジ7に係合固定することにより、エスカツシヨ
ン2を開口5内に嵌込み固定するようにしてい
る。
しかしながら、従来のこのようなエスカツシヨ
ン2の取付構造にあつては、リヤサイドトリム1
の製品仕様により、表皮材4を任意な厚みに適宜
設定されているのが実情であるが、第7図中lで
示す係止片8の寸法が一定なため、同一のエスカ
ツシヨン2を共用した際、例えば、表皮材4が薄
い場合にはエスカツシヨン2と表皮材4との間に
隙間およびガタが発生し、確実なエスカツシヨン
2の取り付けができないという不具合があり、逆
に表皮材4が厚い場合には、エスカツシヨン2に
過度の力が加わり変形する欠点があつた。
このように製品仕様により、表皮材4の厚みに
対応してエスカツシヨン2においても係止片8の
寸法を相違させた個々のエスカツシヨン2が必要
となり、大幅なコストアツプを招いているのが実
情であつた。
《考案の目的》 この考案は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的とするところは、リヤサイドト
リム等の内装部品に取り付けられるエスカツシヨ
ンであつて、内装部品の表皮材の厚みを厚く、も
しくは、薄くどのように設定しても、同一のエス
カツシヨンを共用化でき、しかも、確実かつ堅固
に取り付けることを可能にしたエスカツシヨンの
取付構造を提供することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するため本考案は芯材を表皮材
により被覆してなる内装部品の開口に嵌込み固定
されるエスカツシヨンであつて、芯材裏面側の開
口周縁に固定されるブラケツトの係止用フランジ
にエスカツシヨンの係止片を係合固定するように
したエスカツシヨンの取付構造において、 前記係止用フランジを階段状もしくはテーパ状
に形成して、このフランジの高さ寸法を相違させ
るとともに、上記ブラケツトを芯材に対してオフ
セツト可能に固定して、係止片と係合する係止用
フランジの高さ寸法を可変させることにより、表
皮材の厚み変化に対応するようにしたことを特徴
とする。
すなわち、前記取付構造によれば、ブラケツト
の係止用フランジが階段状もしくはテーパ状に形
成されており、内装部品の芯材に対してこのブラ
ケツトをオフセツトすれば、エスカツシヨンの係
止片に係合するブラケツトの係止用フランジの寸
法高さを可変することができるものであるから、
例えば、表皮材の厚みを比較的薄く設定した場合
には、ブラケツトの係止用フランジの寸法高さを
高い部分に係止片を係合固定するようにすれば、
エスカツシヨンと内装部品との間に間隙、ガタが
発生することがなく、また、表皮材の厚みを厚く
設定した場合には、同様にブラケツトを芯材に対
してオフセツト操作して、係止用フランジの寸法
高さの短い部分にエスカツシヨンの係止片を係合
固定すれば、エスカツシヨンに過度な応力が加わ
ることなく、変形は可及的に防止できる。
このように本願によればエスカツシヨンの係止
片と係合するブラケツトの係止用フランジの形状
を工夫するとともに、芯材に対してこのブラケツ
トをオフセツト可能に取り付けることにより、エ
スカツシヨンの共用化が図れ、大幅なコストダウ
ンを招来するという利点がある。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るエスカツシヨンの取付構造
の一実施例について添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図はエスカツシヨンをリヤサイドトリムに
取り付ける状態を説明する全体斜視図、第2図は
本考案に使用するブラケツトをリヤサイドトリム
の芯材に取り付ける状態を示す斜視図、第3図な
いし第4図は本考案の作用を示すもので、第3図
は薄手表皮材を使用したリヤサイドトリムに本願
を適用した状態を示す説明図、第4図は厚手表皮
材を使用したリヤサイドトリムに本願を適用した
状態を示す説明図、第5図は本考案に使用するブ
ラケツトの別実施例を示す斜視図である。
第1図は一部を破断して示すリヤサイドトリム
10と、このリヤサイドトリム10の上面所定箇
所に取り付けられるエスカツシヨン11が示され
ており、このリヤサイドトリム10は、木質繊維
板、複合樹脂板等を所要形状に成形してなる芯材
12と、この芯材12の表面側に被覆貼着される
表皮材13とから大略構成され、この表皮材13
は良好な表面外観を備えるようにクロス、樹脂シ
ート等の表皮13aと、この表皮13aの裏面側
にクツシヨン性を付与するウレタンフオーム等の
パツド材13bが通常ラミネートされている。
さらに、このリヤサイドトリム10のエスカツ
シヨン11取付箇所には、所定寸法の開口14が
開設されており、この開口14の周縁に沿つて、
芯材12の裏面側に金属板、樹脂板等からなるブ
ラケツト15が芯材12に対してビス、リベツト
等により機械止めされている。
そして、このブラケツト15は開口周縁に沿つ
て、この実施例では段部を有する係止用フランジ
16が4箇所に折曲形成されている。
一方、上記開口14に嵌込み固定されるエスカ
ツシヨン11は、シートベルトのウエビング(図
示せず)を挿通させるための挿通孔17が中央に
開設されており、上述したブラケツト15に設け
られた4箇所の係止用フランジ16に係合固定す
る係止片18が裏面側に4箇所形成されている。
通常このエスカツシヨン11はABS樹脂、ポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂を射出成形すること
により所要形状に成形される。
次に本願の特徴部分であるブラケツト15の構
成について第2図を基に説明する。
まず、ブラケツト15の開口周縁に沿つて折曲
形成された4箇所の係止用フランジ16が寸法の
長い長寸部16aと短寸部16bとなるように段
部を備えて形成するとともに、この長寸部16a
と短寸部16bとが選択的にエスカツシヨン11
の係止片18と係合固定できるようにこのブラケ
ツト15を第2図中矢印方向にオフセツト可能に
芯材12側に固定するようにしている。
すなわち、芯材12側に設けられたビス止め孔
19に対してブラケツト15側には2つのビス止
め孔20,21が設けられており、リヤサイドト
リム10の芯材12に設けられたビス止め孔19
に対してブラケツト15の一方側のビス止め孔2
0を一致させて、このブラケツト15を固定した
場合、係止用フランジ16の長寸部16aがエス
カツシヨン11の係止片18に対応することにな
り、同様に他方側のビス止め孔21と芯材12の
ビス止め孔19を一致させてブラケツト15を固
定した場合には、エスカツシヨン11の係止片1
8と対応するのは係止用フランジ16の短寸部1
6bとなる。
従つて、リヤサイドトリム10の表皮材13と
して薄手の表皮材を使用する場合には、芯材12
のビス止め孔19に対して一方側のビス止め孔2
0を一致させてブラケツト15を芯材12に固定
することにより、エスカツシヨン11の係止片1
8は係止用フランジ16の長寸部16aと係合す
ることになり、表皮材13が薄い場合でも表皮材
とエスカツシヨン11との間に間隙が何等生じる
ことなく、また両者の間にガタツキ等が発生する
ことがない。
次に芯材12のビス止め孔19に対して他方側
のビス止め孔21を一致させてブラケツト15を
固定した場合には、エスカツシヨン11の係止片
18がブラケツト15の係止用フランジ16のう
ち短寸部16bと対応して係合固定するため、第
4図に示すように表皮材13が比較的厚い場合で
も、エスカツシヨン11は相対的に上方位置にく
るためエスカツシヨン11に適度な応力が加わる
ことなく、可及的に変形を防止することができ
る。
このように本願によればブラケツト15に設け
られる係止用フランジ16を階段状(本実施例で
は2段)に形成するとともに、このブラケツト1
5をリヤサイドトリム10の芯材12に対してオ
フセツト可能に固定することにより、エスカツシ
ヨン11の係止片18とブラケツト15の係止用
フランジ16との係合地点の上下位置を可変させ
るようにして、リヤサイドトリム10の表皮材1
3の厚みがどのように設定されても同一のエスカ
ツシヨン11で共用化できるようにしたものであ
るから、大幅なコストダウンが期待でき、かつ、
適切な取付強度が得られる利点がある。
次に第5図に示すものは本願の別実施例を示す
もので、基本的には前例と同一であるが、さらに
表皮材の厚みに忠実に対応できるように、ブラケ
ツト15にテーパ状の係止用フランジ22を形成
するとともに、かつ芯材側に取り付けるビス止め
孔23に対しても23a,23b,23c,23
dというように多数のビス止め孔を設け、芯材の
ビス止め孔に対してブラケツト15の取付孔23
a〜23dというように移行させることにより、
エスカツシヨン11の係止片18に対応するテー
パ状係止用フランジ22の係合箇所を可変させ
て、表皮材13の厚み変化により細かに対応でき
るようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、リヤ
サイドトリムにエスカツシヨンを取り付ける状態
を示す全体斜視図、第2図は本考案に使用するブ
ラケツトをリヤサイドトリムの芯材に取り付ける
状態を示す全体斜視図、第3図、第4図は本考案
の作用を示すもので、第3図は薄手表皮材を使用
したリヤサイドトリムに本願取付構造を適用した
状態を示す説明図、第4図は厚手表皮材を使用し
たリヤサイドトリムに本願を適用した状態を示す
説明図、第5図は本考案に使用するブラケツトの
別実施例を示す斜視図、第6図はエスカツシヨン
の取付箇所を説明する説明図、第7図は従来のエ
スカツシヨンの取付構造を説明するために一部を
破断して示す拡大図である。 10……リヤサイドトリム、11……エスカツ
シヨン、12……芯材、13……表皮材、15…
…ブラケツト、16,22……係止用フランジ、
18……係止片、19,20,21,23……ビ
ス止め孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 芯材を表皮材により被覆してなる内装部品の開
    口に嵌込み固定されるエスカツシヨンであつて、
    芯材裏面側の開口周縁に固定されるブラケツトの
    係止用フランジにエスカツシヨンの係止片を係合
    固定するようにしたエスカツシヨンの取付構造に
    おいて、 前記係止用フランジを階段状もしくはテーパ状
    に形成して、このフランジの高さ寸法を相違させ
    るとともに、上記ブラケツトを芯材に対してオフ
    セツト可能に固定して、係止片と係合する係止用
    フランジの高さ寸法を可変させることにより、表
    皮材の厚み変化に対応するようにしたことを特徴
    とするエスカツシヨンの取付構造。
JP18509987U 1987-12-04 1987-12-04 Expired - Lifetime JPH0522453Y2 (ja)

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JP2556480Y2 (ja) * 1991-06-05 1997-12-03 河西工業株式会社 ドアトリムにおけるエスカッションの取付構造
JP5387142B2 (ja) * 2009-05-29 2014-01-15 トヨタ紡織株式会社 成形部材の取付構造
JP6081521B2 (ja) * 2015-05-28 2017-02-15 株式会社東海理化電機製作所 ウェビングガイド及びシートベルト

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