JP2644406B2 - 車両用内装パネル - Google Patents

車両用内装パネル

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JP2644406B2
JP2644406B2 JP3324526A JP32452691A JP2644406B2 JP 2644406 B2 JP2644406 B2 JP 2644406B2 JP 3324526 A JP3324526 A JP 3324526A JP 32452691 A JP32452691 A JP 32452691A JP 2644406 B2 JP2644406 B2 JP 2644406B2
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JP
Japan
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adhesive
panel
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crash pad
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JP3324526A
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哲次 武田
豪心 三保
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Daikyo Nishikawa Corp
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Nishikawa Kasei Co Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用内装パネルに関
し、特に2つのパネル部材を組み付けてなるものにおい
てその組付け対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用内装パネルとして、イ
ンストルメントパネル本体にクラッシュパッドをねじ止
めによって組み付けるようにしたインストルメントパネ
ルが知られている。
【0003】ところが、このようなインストルメントパ
ネル等の内装パネルのようにねじ止めする場合には、ね
じやねじを締結するためのブラケット等が必要があり、
このため部品点数が多くなり、コスト高になっていた。
【0004】そこで、例えば実開昭60―183649
号公報に開示されているように、クラッシュパッドの裏
面に接着剤層を設け、クラッシュパッドをインストルメ
ントパネル本体に上記接着剤層を介して接着して組み付
けることにより、部品点数を少なくして構造の簡素化を
図るようにしたインストルメントパネルが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の後者の
公報例では、接着剤層をインストルメントパネル本体と
クラッシュパッドとの間にサンドイッチ状に介装して面
接着させているだけであるため、インストルメントパネ
ル本体の材質によっては十分な接着力を得ることができ
ず、組付け強度が低下することがあり、また、接着剤が
硬化するまでの間、インストルメントパネル本体にクラ
ッシュパッドを仮止めする仮止め手段が必要で、その分
部品点数が増えていた。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記の公報例のように
ねじ止めの替わりに接着剤によってパネル部材同士を組
み付けることとし、かつ接着のやり方を工夫することに
より、仮止め手段を不要となしてその分だけ構造の簡素
化を図るとともに、パネル部材同士を強固にかつ短時間
に組み付けんとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、インストルメントパネル本体
等の第1パネル部材にクラッシュパッド等の第2パネル
部材が組み付けられてなる車両用内装パネルにおいて、
上記第1パネル部材に上記第2パネル部材の端末部が嵌
合する溝を形成するとともに、該溝に複数の貫通孔を所
定間隔をあけて形成する。さらに、上記第2パネル部材
の端末部を第1パネル部材の溝に嵌合させた状態で、第
1パネル部材裏側から上記各貫通孔を経て注入された接
着剤によって第1パネル部材に接着するとともに、上記
接着剤の一部を各貫通孔から第1パネル部材裏側に膨出
させる構成としたことである。
【0008】
【作用】上記の構成により、本発明では、第2パネル部
材はその端末部がパネル本体の溝に嵌合せしめられた状
態で、第1パネル部材裏側から上記溝に形成された複数
の貫通孔を経て注入された接着剤によって第1パネル部
材に接着されることから、第2パネル部材の端末部が接
着剤の注入圧力によってパネル本体の溝の壁に押し付け
られて仮止めされるので、仮止め手段としての特別な部
品が不要となってその分だけ構造が簡素になる。
【0009】また、上記接着剤の一部が各貫通孔から第
1パネル部材裏側に膨出せしめられていることから、こ
の膨出部が各貫通孔周りに係合して抜け止め作用をな
し、よって第1パネル部材の材質によっては十分な接着
力を得ることができない場合であっても、上記膨出部の
係合(抜け止め)作用によって第2パネル部材が第1パ
ネル部材に強固に組み付けられる。
【0010】さらに、接着剤として速乾性のものが採用
でき、これを用いることにより第2パネル部材が第1パ
ネル部材に短時間に組み付けられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図6は本発明の実施例に係る車両用内装パ
ネルとしてのインストルメントパネルAを示す。該イン
ストルメントパネルAは、第1パネル部材としてインス
トルメントパネル本体1を備えてなり、該インストルメ
ントパネル本体1には第2パネル部材としてのクラッシ
ュパッド3が組み付けられている。
【0013】上記インストルメントパネル本体1には、
図1に示すように、上記クラッシュパッド3の上下の端
末部5,5が嵌合する車幅方向に延びる2条の溝7,7
が形成されているとともに、該各溝7には、図5に示す
ように、複数(図5に4つ表われる)の貫通孔9,9,
…が車幅方向に延びる長孔形状に所定間隔をあけて形成
されている。
【0014】一方、上記クラッシュパッド3は、表皮材
11と基材13との間に半硬質発泡体層15を一体に介
装せしめた3層構造に構成され、上記基材13とインス
トルメントパネル本体1との間にフェルト等の弾性を有
する介装材17を介装せしめた状態で、かつ上記両端末
部5,5を図2に示すようにインストルメントパネル本
体1の両溝7,7に嵌合させた状態で、図3に示すよう
に、インストルメントパネル本体1裏側から上記各貫通
孔9を経て塗布機19によって注入されたホットメルト
等の接着剤21によってインストルメントパネル本体1
に接着されている。また、上記接着剤21の一部は、図
4に示すように、その注入圧によって各貫通孔9からイ
ンストルメントパネル本体1裏側に膨出せしめられて膨
出部23を形成し、各貫通孔9の周りに係合している。
【0015】このように、本実施例では、インストルメ
ントパネル本体1の両溝7,7に嵌合させたクラッシュ
パッド3の両端末部5,5を上記各貫通孔9より接着剤
21を注入することによって上記インストルメントパネ
ル本体1に接着することから、接着剤21の注入圧力に
よってクラッシュパッド3の両端末部5,5がインスト
ルメントパネル本体1の両溝7,7の壁に押し付けられ
て仮止めされ、これにより仮止め手段としての特別な部
品を必要とせず、その分だけ構造を簡素なものにするこ
とができる。
【0016】また、上記実施例では、接着剤21の一部
を各貫通孔9からインストルメントパネル本体1裏側に
膨出させ、この膨出部23を各貫通孔9周りに係合させ
ていることから、インストルメントパネル本体1の材質
によっては十分な接着力を得ることができない場合であ
っても、上記膨出部23の係合作用によってクラッシュ
パッド3の端末部5がインストルメントパネル本体1の
溝7から抜けるのを防止することができ、クラッシュパ
ッド3をインストルメントパネル本体1に強固に組み付
けることができる。
【0017】さらに、上記実施例において、接着剤21
は、塗布機19でインストルメントパネル本体1の各貫
通孔9より直接注入できるので、速乾性のものを用いる
ことが可能になり、これによってクラッシュパッド3を
インストルメントパネル本体1に短時間に組み付けるこ
とができる。
【0018】また、上記実施例では、各貫通孔9を車幅
方向に延びる長孔形状にしたので、接着剤21を注入す
る際に塗布機19の注入位置を小径孔の場合のようには
正確に定める必要がなく、塗布機19を貫通孔9の対応
させて横移動させるだけでよいことから、接着剤21の
塗布作業を速やかに行うことができる。
【0019】さらにまた、上記実施例では、クラッシュ
パッド3の基材13とインストルメントパネル本体1と
の間に介装材17を介装させたので、クラッシュパッド
3に押圧力が作用してもその凹み現象(いわゆるペコペ
コ感)をなくすことができるとともに、上記介装材17
によって振動を吸収することができるというメリットを
有する。
【0020】なお、上記実施例では、内装パネルがイン
ストルメントパネルAである場合を示したが、これに限
らず、例えばドアトリム等であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1パネル部材に溝を形成するとともに、該溝に複数の
貫通孔を所定間隔をあけて形成し、かつ第2パネル部材
の端末部を第1パネル部材の溝に嵌合させた状態で、第
1パネル部材裏側から上記各貫通孔を経て注入された接
着剤によって第1パネル部材に接着するとともに、上記
接着剤の一部を各貫通孔から第1パネル部材裏側に膨出
させたので、仮止め手段としての特別な部品を省略し得
てその分だけ構造を簡素にすることができる。また、上
記接着剤の膨出部を各貫通孔周りに係合させて抜け止め
としたので、第1パネル部材の材質によっては十分な接
着力を得ることができない場合であっても、膨出部の係
合(抜け止め)作用によって第2パネル部材を第1パネ
ル部材に強固に組み付けることができる。さらに、接着
剤として速乾性のものを用いれば、第2パネル部材を第
1パネル部材に短時間に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6のI−I線における断面図である。
【図2】接着剤塗布前におけるインストルメントパネル
本体とクラッシュパッドとの嵌合部分を示す縦断拡大側
面図である。
【図3】接着剤塗布時におけるインストルメントパネル
本体とクラッシュパッドとの嵌合部分を示す縦断拡大側
面図である。
【図4】接着剤塗布後におけるインストルメントパネル
本体とクラッシュパッドとの嵌合部分を示す縦断拡大側
面図である。
【図5】インストルメントパネル本体の貫通孔部分を示
す正面図である。
【図6】インストルメントパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1…インストルメントパネル本体(第1パネル部材) 3…クラッシュパッド(第2パネル部材) 5…端末部 7…溝 9…貫通孔 21…接着剤 A…インストルメントパネル(内装パネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1パネル部材に第2パネル部材が組み
    付けられてなる車両用内装パネルであって、上記第1パ
    ネル部材には上記第2パネル部材の端末部が嵌合する溝
    が形成されているとともに、該溝には複数の貫通孔が所
    定間隔をあけて形成され、かつ上記第2パネル部材の端
    末部は第1パネル部材の溝に嵌合せしめられた状態で、
    第1パネル部材裏側から上記各貫通孔を経て注入された
    接着剤によって第1パネル部材に接着されているととも
    に、上記接着剤の一部は各貫通孔から第1パネル部材裏
    側に膨出せしめられていることを特徴とする車両用内装
    パネル。
JP3324526A 1991-12-09 1991-12-09 車両用内装パネル Expired - Lifetime JP2644406B2 (ja)

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JPH05155271A JPH05155271A (ja) 1993-06-22
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DE60320332T2 (de) 2002-02-21 2009-07-09 Calsonic Kansei Corp. Armaturenbrett für Kraftfahrzeug
JP5096938B2 (ja) * 2008-01-18 2012-12-12 ダイキョーニシカワ株式会社 発泡シール材付き樹脂製パネル
JP2022036602A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 住友理工株式会社 加飾成形体およびその製造方法

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