JP5379625B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、電動工具、殊に、電動工具の可搬時の保持手段に関するものである。
従来から、電動ドリルやインパクトドライバー等の可搬式の携帯用電動工具において、特許文献1や特許文献2等のように、フック等の係止部材を使用者の腰ベルトに係止し電動工具を保持して、作業先への移動や回転駆動を出力する対象部材の載置等の作業準備が行われている。
例えば、特許文献1は、把持部の上方部に駆動部(胴体部)を設け、下方台部に蓄電室部(バッテリ)を設けた電動工具であり、下方台部の側壁に腰ベルト用のフックの脚部が取り付けられている。そして、フックを腰ベルトと腰の間に差し込み、フックと下方台部の間に腰ベルトを挟むことで、把持部の軸を鉛直方向に沿うと共に駆動部の先端を使用者の背中側に向けた使用時と上下逆様の姿勢で電動工具を腰ベルトに保持させるものである。
また、特許文献2は、モータを収容した胴体部と、胴体部から垂下するハンドル部(把持部)と、を備えた電動工具であり、垂下したハンドル部の下端部の側面に着脱自在でフック状の係止部材が取り付けられている。そして、上記係止部材を腰ベルトと腰の間の差し込み、腰ベルトと腰で係止部材を挟持させて、電動工具を腰ベルトに保持させるものである。特に、係止部材は上記下端部の側面に回転自在であるため、腰ベルト保持時に電動工具の姿勢を変更できて、把持部をベルトに沿って横向きにして、把持する手の手首を捻る必要の無い姿勢に電動工具を保持することができる。
特開2004−255503号公報 特開2005−313322号公報
しかし、特許文献1のように上下逆様の姿勢でベルトに保持されているものでは、腰ベルトからの着脱時に、把持部を把持する手の手首を大きく捻る必要があるため、着脱時の手首の負担が大きく、使い勝手が悪いものである。そして、特許文献2のように保持した際の電動工具の姿勢を変更できるものでは、手首の負担を小さくしているが、肥満体型の使用者では腹部の脂肪により把持部とベルトの間に隙間が生じず、把持する手の親指を上記間に差し込めないことがある。更に、係止部材及びベルトの上方が腹部に隠れて、係止部材の腰ベルトからの着脱が困難になることもある。ましてや、無理に手を入れたり、腰ベルトから離脱させたりすると係止部材が電動工具から外れたり係止部材が変形したりしてしまい、故障や破損の原因となっている。
つまり、従来の電動工具では、腰ベルトに直接係止部材を差し込み取り付けるため、使用者の体型によっては腹部が邪魔になり、電動工具の着脱が困難になるという問題がある。そして、保持状態では電動工具の姿勢が腰ベルトに略固定されているため、使用者の脚に接触して腰ベルトから外れて電動工具が落下することがあり、腰ベルトに保持した状態での作業準備時に使用者の行動を制限してしまうことがある。
また、把持部の下方に係止部材を配置したため、腰ベルトに係止する際に、把持部を把持した手や腕に係止部材が隠れて係止部材の先端部位の位置が判らなくなり、係止部材を腰ベルトに取り付け難いという問題もある。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて発明したものであり、把持する手の着脱時の負担を軽減すると共に、作業準備時の使用者の行動制限を無くして、使い勝手を向上した電動工具を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明の電動工具は以下の構成を特徴としている。請求項1に係る発明は、一端から回転駆動を出力する胴体部2と、上記胴体部2に交差して延設された把持部3と、を備えると共に、上記胴体部2の他端に上記胴体部2を吊り下げる吊具14を有している。そして、上記吊具14を支点に上記胴体部2を吊り下げると、重量バランスにより上記把持部3の延設方向Hが鉛直方向Gに対して横向きまたは上記把持部3の上記胴体部2との接続部位を上にして斜め横向きに位置し、上記胴体部2が内外を貫く貫通孔を二つ有しており、上記吊具14が連続したループ形状で且つ該ループの一部が二つの上記貫通孔を介して上記胴体部2を貫通したものである。
このような構成としたことで、非使用時に電動工具を吊具14で吊り下げて保持することができると共に、吊具14により吊下げた電動工具の把持部3を手首を略捻らずに把持することができる。
また、請求項2に係る発明は、前記吊具14が前記把持部3の延設方向H及び前記胴体部2の吊下げ時の鉛直方向Gの両方に直交した開口を有するものであることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、前記吊具14が剛体で形成されたものであることを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、前記胴体部2が前記吊具14を収容する収容部を備えており、上記吊具14が、上記収容部に収容される収容位置と、上記胴体部2を吊り下げる吊下げ位置と、に位置を変更するものであることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、前記吊具14が剛体で形成されると共に、収容部に収容される収容位置と、前記胴体部2を吊り下げる吊下げ位置と、に位置を変更するものであり、上記胴体部2が上記収容部と、上記吊下げ位置で上記吊具14の切換動作を規制する動作規制部と、を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項6に係る発明は、前記収容部が前記吊具14の一部を前記胴体部2から突出させた状態で収容するものであり、上記吊具14の突出した部位が上記収容部から上記吊具14を取り出すための指掛け部20であることを特徴としている。
また、請求項に係る発明は、前記吊具14の前記胴体部2を貫通した部位に当接して収容位置と吊下げ位置で夫々吊具14を弾性保持する弾性体を上記胴体部2の内部に備えたものであることを特徴としている。
上記のように、本発明の電動工具は、重量バランスにより把持部の延設方向が横向きあるいは斜め横向きに位置する姿勢になるため、フックや突起等の掛け具に取り付ける際に工具の姿勢を気にせずに吊下げることができる。そのため、吊下げる際に把持部を把持した手の手首を捻ることなく、容易に掛け具に取り付けることができる。そして、吊下げた本電動工具は把持部が略横向きや斜め横向きに位置しているため、手首を略捻ること無く把持部を把持して掛け具から取り外すことができる。このように、吊具で吊下げ時の使用者の負担を軽減して、吊下げ時の着脱を容易に行える使い勝手の向上した電動工具となっている。
また、吊具が把持部の延設方向及び吊下げ時の鉛直方向の両方に直交した開口を有したことで、上記開口に掛け具を通して吊具を引っ掛けることで、掛け具を備えた使用者の身体の側面や構造体の壁面に沿って本電動工具を吊り下げることができる。そのため、吊具を有した胴体部に交差する把持部が身体の側面や壁面からの突出量を抑えられて、作業準備の際に吊下げた本電動工具が邪魔になることを抑制できる。
また、吊具を剛体で形成することで、吊具が容易に形状変形しないため、吊下げ時に吊具の形状を使用者が手で維持しなくても掛け具に掛けられて、電動工具を容易に吊具で吊り下げることができる。
また、吊具を胴体部に収容可能としたことで、吊下げ時以外では収容部に収容できて、吊具が電動工具の使用時に邪魔にならずにすみ、電動工具の使い勝手をより向上することができる。
また、収容部に収容可能で且つ剛体で形成された吊具を、吊り下げ位置で動作規制部により切換動作を規制したことで、吊下げ時に吊具が吊下げ位置から動くことを防止できると共に、掛け具へ引っ掛ける際に使用者による吊具の形状維持が不要であるため、電動工具を容易に吊具で吊り下げることができる。
また、収容部に収容した吊具を取り出す際に指を引っ掛けられる指掛け部を設けたことで、容易に収容部から吊具を取り出せて、吊具の吊下げ位置への切換動作が容易に行えて、使い勝手をより向上することができる。
また、吊具が一部に軸部を有したループ形状としたことで、軸部が胴体部から抜けることがないため、吊具が吊下げ時の電動工具の自重や取落し持の衝撃等で導体部から外れることを防止できて、安全性を向上することができる。そして、前記切換動作部を有したものでは、胴体部に内蔵した弾性体により収容位置と吊下げ位置で夫々吊具を弾性保持したことで、容易に吊具を上記位置に位置決め及び保持できて、使い勝手をより向上することができる。
本発明の電動工具の(a)吊具収容状態の左側面図、(b)吊具突出状態の左側面図、(c)吊具突出状態の右側面図である。 同上の収容状態の吊具周辺の(a)正面図、(b)左側面図、(c)右ハウジングを省略した右側面図である。 同上の突出状態の吊具周辺の(a)正面図、(b)左側面図、(c)右ハウジングを省略した右側面図である。 同上の吊具の回動動作説明図であり、(a)収容位置であり、(b)突出位置であり、(c)位置切換途中である。 同上の吊具による吊り下げ姿勢の説明図であり、(a)工具姿勢横向き時の右側面図であり、(b)工具姿勢横向き時の背面図であり、(c)工具姿勢斜め横向き時の右側面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
本発明の電動工具は、図1に示すように、一端から回転駆動を出力する筒形状の胴体部2と、筒の中心軸に交差する向きで胴体部2から延設された把持部3と、把持部3の延設方向Hの先端に着脱自在で装着されたバッテリ4と、からなるものである。そして、胴体部2と把持部3の外装を形成するハウジング1は把持部3の延設方向Hに胴体部2の中心軸を通って二つに分割されている。
なお、以下の説明において、胴体部2と把持部3の外装の左半身を有した一方のハウジング1を左ハウジング1aとし、右半身を有した他方のハウジング1を右ハウジング1bとして、二つのハウジング1を区別する。そして、上記胴体部2の中心軸に沿った方向を軸方向Fとし、上記中心軸に略一致する直線を軸線Eとする。
また、上記胴体部2は内部に、モータ等の駆動源6と、駆動源6の回転駆動を変速する変速部(特に図示しない)と、を備えている。そして、胴体部2の軸方向Fの一端には上記変速部で変速された回転駆動を出力する出力部7が設けられており、本電動工具は上記出力部7のチャックに先端工具を取り付けてねじやナット等の固定具の締付や穴開口等を行うものである。
更に、上記胴体部2の他端は、図2〜図4に示すように、同心で異なる直径の二つの半円を合わせた略円形状の端面8となっており、大径側が胴体部2の直径と略同じで右ハウジング1bにより形成されており、小径側が胴体部2の直径より小さく且つ左ハウジング1aにより形成されている。そのため、他端は筒の半周に亘って内周側に凹んだ円弧形状の凹所10を有したものとなっており、凹所10内に本電動工具を吊り下げる際に支点となる吊具14が回動自在で設けられている。
詳しくは、左ハウジング1aが胴体部2の他端を形成する部位に他より外径が小さい小径部9を有しており、上記小径部9と他の胴体部2との外径差による段差が凹所10である。そのため、小径部9と上記他の胴体部2を繋ぐ間の平面が凹所10の扇状の底部11であり、小径部9の外周面が凹所10の湾曲した内壁であり、上記内壁の円弧の両端には夫々端部の外方に開口した切り欠きを有している。
そして、上記両端は上記左ハウジング1aの合わせ目に位置しており、凹所10の円弧の両端に位置し延設方向Hに沿って面を有する端壁12は右ハウジング1bに設けられている。更に、二つのハウジング1を合わせることで、上記切り欠きの開口が上記端壁12で封止されるため、上記切り欠きは胴体部2の内外を貫通し軸線Eに直交し且つ延設方向Hに沿った直線上で連通した軸孔となっており、上記軸孔には吊具14の回動時の軸芯である軸部17が挿通されている。
上記軸部17は、直交する側面を有し断面略正方形状の角柱部19と、角柱部19の両端に位置しハウジング1の軸孔に周面が滑り接触する円柱部18と、からなる棒状のものである。そして、角柱部19は側面の一つを胴体部2の内周に配置された板ばね13等の弾性体の板面に当接して、上記板ばね13により胴体部2の一端側へ付勢されており、軸部17の回転が規制されている。
詳しくは、上記板ばね13が軸方向F及び軸部17の軸芯の両方に直交する向きに長い板面を有すると共に、上記板面の長手方向の一端が胴体部2の内部で左ハウジング1aの内面に固定されており、上記板ばね13の板面には角柱部19の一つの側面が当接している。そして、板ばね13の付勢に抗して軸部17を回転させると、角柱部19は上記側面に直交して接続された他の側面を板ばね13の板面に当接させて回転を停止するものとなっている。
つまり、軸部17が約90度回転する毎に角柱部19の側面が板ばね13に当接するため、上記軸部17が約90度回転して上記板ばね13に弾性保持される各位置でクリック感が得られるものとなっている。そのため、吊具14は回動時に90度毎に板ばね13により位置決めされると共に、板ばね13の板面に角柱部19の側面が当接した上記位置では板ばね13の付勢により回動が規制されるものとなっている。
また、上記軸部17の両端は湾曲部15を介して軸部17と軸線Eの交点を中心とした円弧形状の弧部16に繋がっており、吊具14は弧部16の内周の空間Sを吊下げ用の貫通孔としたD字型のリングとなっている。つまり、吊具14は上記湾曲部15により弧部16や軸部17の端部で途切れることなく連続した一体のループ形状となっており、弧部16が軸部17を介して胴体部2に保持されると共に、胴体部2から軸部17が抜けて吊具14が外れることが無いものとなっている。
上記弧部16は軸部17を軸芯として略90度回動させることにより、凹所10内に収容される収容位置と、弧部16の扇状の側面の一部が凹所10の端壁12に当接する突出位置と、を切り換えることができるものとなっている。そして、上記突出位置は弧部16の円弧の略中央が軸線Eに重なる位置であり、吊具14は上記弧部16の中央が胴体部2の他端から軸方向Fに最も突出すると共に、吊下げ用の貫通孔が軸方向F及び延設方向Hの両方に直交するものとなっている。
つまり、上記突出位置で軸部17と弧部16の円周が軸方向Fに重なる位置であるため、該位置で弧部16に軸方向Fや延設方向Hに力を加えても軸部17を軸芯とした回動が行われることがなく、上記突出位置が吊具14により本電動工具を吊り下げることができる吊下げ位置である。
上記吊下げ位置では、図5に示すように、使用者30の腰ベルト31や構造体の壁面に設けたカラビナやフックや突起等の掛け具32をD字の内周の空間Sに挿通して弧部16の内周面に当接することで、吊具14が掛け具32に引っ掛かり、掛け具32に本電動工具を吊り下げることができる。そして、吊下げた電動工具は、掛け具32と吊具14の接点が支点となり、胴体部2とバッテリ4の重量バランスにより、把持部3の延設方向Hが鉛直方向Gに対して略直交する横向きになるあるいは胴体部2の把持部3の延設部位を鉛直方向Gの上方側に位置して斜め横向きになるものである。
なお、上記把持部3の延設方向Hが鉛直方向Gに横向きや斜め横向きとなるとは、工具自重及び胴体部2とバッテリ4の重量バランスにより、バッテリ4が掛け具32や把持部3より上方に位置することなく、且つ軸線Eが鉛直方向Gに直交しない姿勢を本電動工具がとることである。
つまり、把持部3の向きや傾きに関わらず掛け具32に吊具14の貫通孔を通して、弧部16の内周面を上記掛け具32に引っ掛ければ、重量バランスにより把持部3の延設方向Hが横向きあるいは斜め横向きに位置する姿勢に修正されて、吊り下がるものである。そのため、手首を捻らずに本電動工具を掛け具32に取り付けられると共に、手首を略捻ること無く把持部3を把持して掛け具32から取り外すことができて、吊下げ時の着脱を容易に行えて使い勝手が向上したものとなっている。
特に、上記掛け具32は一般的に腰ベルト31や壁面に直交する向きに突出しているため、本電動工具に対して軸方向F及び延設方向Hの両方に直交する向きで吊具14の内周の空間Sに挿通されて、吊具14が掛け具32に引っ掛かるものとなっている。このとき、上記挿通方向に内周の空間Sが開口しているため、吊具14が掛け具32に対して捩れずに引っ掛り、把持部3の延設方向Hや胴体部2の軸線Eが身体の側面や壁面に沿うものである。
つまり、吊具14を有した胴体部2に交差した把持部3の延設方向Hが身体の側面や壁面に平行した状態であり、本電動工具が身体の側面や壁面から直交して突出する量を抑えられると共に、出力部7が使用者30の脚に接触し難くいものである。そのため、吊下げた本電動工具が作業現場への移動やねじ等の締付具の配置等の作業準備の際に邪魔にならず、作業準備時の使用者30の行動に制限が生じることを抑制している。
また、吊具14が円弧形状の弧部16を有すると共に、掛け具32に点で引っ掛っているため、吊下げ時に吊具14を支点として把持部3を回動させることができる。詳しくは、吊具14の弧部16を支点として本電動工具の姿勢を変えずに、把持部3を吊具14と掛け具32の接点を通る鉛直方向Gに沿った垂線を軸芯とした回動と、上記接点を通り垂線に直交する水平線を軸芯とした回動と、を行うことができるものである。そして、上記回動及び上記二つの回動の組合せにより、把持部3のバッテリ4側が掛け具32を備えた使用者30の身体や構造体の壁面から離れて、上記身体や壁面と把持部3の間に隙間を形成することができる。
つまり、吊下げた本電動工具を把持する際に、把持部3が上記身体や壁面に密着していても親指を差し込む隙間が無くても、親指を無理に差し込むあるいは把持できる残りの指を引っ掛けることで把持部3を回動させることができるものである。そして、上記把持部3の回動により身体や壁面と把持部3の間に隙間が形成されるため、使用者30の手で把持部3を確実に把持でき、取落しによる破損や故障等を防止できて、安全性及び使い勝手が向上している。
また、板ばね13により吊具14の回動が規制されているため、吊具14を掛け具32に引っ掛ける際に、掛け具32や使用者30の腰ベルト31等に接触しても吊具14が吊下げ位置から収容位置側へ回動せずにすみ、吊具14の位置を手で保持することなく吊下げを容易に行えて、使い勝手が向上している。更に、吊具14がループしたリング形状で且つ点で掛け具32に引っ掛かっているため、吊り下げた状態を維持して本電動工具の姿勢を変更する自由度を有しており、作業準備時の動作制限を緩和すると共に、把持部3の把持をより容易に行うことができる。
また、上記吊具14は樹脂製のハウジング1より硬い金属材料や複合材料等の剛体で形成されており、本電動工具の重量等の吊下げ時にかかる荷重や、本電動工具の取落しによる落下衝撃等で容易に変形しないものとなっている。そのため、吊下げ位置で工具に対する吊具14の姿勢が一定に保たれており、掛け具32との着脱時に吊具14の姿勢を把持して支える必要のない着脱操作が容易なものとなっている。つまり、吊具14の抜け防止手段を備えたカラビナ等の掛け具32から取外す際に、一方の手を上記抜け防止手段の解除に用いても、他方の手で把持部3を把持して本電動工具の重量を支えることができて、着脱時の取落しによる破損や変形等を防止している。
そして、本電動工具でねじ締め等の作業を行う際には吊具14を収容位置に収容できるため、上記作業時に吊具14が邪魔にならずにすみ、吊具14の増設によって作業時の使い勝手が低下することを防止している。更に、収容位置では弧部16の一部の外径が胴体部2の外径より大きくなっており、上記外径差Lの分だけ外周側に凹所10から突出して指掛け部20となっており、上記指掛け部20に指先を引っ掛けることで容易に収容位置から吊具14を取り出せるものとなっている。
特に、日本人は右利きが多く工具使用時に把持部3が右手で把持されることが多いため、本例では、使用時に凹所10が胴体部2の左側に位置するように形成されている。そのため、上記指掛け部20が使用者30側である左側に突出しており、作業現場の壁面等に接触し難く、且つ把持部3を把持していない空いている左手で吊具14を吊下げ位置に容易に操作可能となっている。なお、吊具14の形状は内周の空間Sが軸方向F及び延設方向Hに直交して開口して、掛け具32に吊下げた際に掛け具32を備えた使用者30の身体の側面や構造体の壁面に沿って本電動工具を吊下げ可能なものであれば、ロ字型等の矩形状や楕円形状であってもよい。
1 ハウジング
2 胴体部
3 把持部
4 バッテリ
6 駆動源
7 出力部
13 板ばね
14 吊具
30 使用者
31 腰ベルト
32 掛け具

Claims (7)

  1. 一端から回転駆動を出力する胴体部と、上記胴体部に交差して延設された把持部と、を備えると共に、上記胴体部の他端に上記胴体部を吊り下げる吊具を有しており、
    上記吊具を支点に上記胴体部を吊り下げると、重量バランスにより上記把持部の延設方向が鉛直方向に対して横向きまたは上記把持部の上記胴体部との接続部位を上にして斜め横向きに位置し、
    上記胴体部が内外を貫く貫通孔を二つ有しており、
    上記吊具が連続したループ形状で且つ該ループの一部が二つの上記貫通孔を介して上記胴体部を貫通したものであることを特徴とする電動工具。
  2. 前記吊具が前記把持部の延設方向及び前記胴体部の吊下げ時の鉛直方向の両方に直交した開口を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記吊具が剛体で形成されたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記胴体部が前記吊具を収容する収容部を備えており、上記吊具が、上記収容部に収容される収容位置と、上記胴体部を吊り下げる吊下げ位置と、に位置を変更するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記吊具が剛体で形成されると共に、収容部に収容される収容位置と、前記胴体部を吊り下げる吊下げ位置と、に位置を変更するものであり、上記胴体部が上記収容部と、上記吊下げ位置で上記吊具の切換動作を規制する動作規制部と、を備えたものであることを特徴とす請求項1または請求項2に記載の電動工具。
  6. 前記収容部が前記吊具の一部を前記胴体部から突出させた状態で収容するものであり、上記吊具の突出した部位が上記収容部から上記吊具を取り出すための指掛け部であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電動工具。
  7. 前記吊具の前記胴体部を貫通した部位に当接して収容位置と吊下げ位置で夫々吊具を弾性保持する弾性体を上記胴体部の内部に備えたものであることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の電動工具
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