JP4419987B2 - 工具吊り下げ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、工具吊り下げ構造に係り、特に、電動工具およびエアー工具を腰につけるベルトに吊り下げる工具吊り下げ構造に関するものである。
従来、電動工具やコンプレッサに接続されたエアー工具等の工具を腰ベルトに装着して持ち運ぶには、電動工具側に設けられたフックをベルトと身体側との間に差し込んで運ぶようにしている。しかしながら、このような従来の吊り下げ構造では、単にベルトに上から差し込むだけなので前後方向の揺れや下からの外力によりフックがベルトから外れ、工具が落下する虞がある。このため、工具をより確実に保持する目的で、ベルトに工具頭部の外径より大きく設定され周方向寸法の異なる両C字状フックを、工具首部の寸法より大きい間隔を隔てて設けた工具ホルダが提案されている(特許文献1参照。)。
特開平7−299772号公報(第3頁、図1)
しかしながら、上記従来の工具ホルダでは、工具頭部が比較的小さい金槌等の工具では、ベルトに吊り下げても作業の邪魔になりにくいものの、頭部の嵩が大きい携帯用の充電式電動工具(電動ドリルや電動ドライバ)では、ベルトに頭部があると作業の邪魔になるという問題がある。また、このような電動工具では握り部の下側に嵩張る充電部が設けられており、装着するには、一旦充電部を上方に持ち上げて頭部を周方向寸法の長いC字状フックに挿通させ、充電部を下方に押し下げる必要があり、装着および取り外しに難渋するという問題がある。また、電動工具を吊り下げた状態で外力が加わると、電動工具からベルトを介して直接身体に伝わるので、作業がしにくいという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、着脱が容易で、落下しにくく、しかも、外力を受けても直接身体に衝撃を与えることのない工具吊り下げ構造を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る工具吊り下げ構造は、身に付けるベルトに装着される吊り下げ保持具と、工具側に取り付けられ、吊り下げ保持具に着脱自在に掛止される係合具とを備えた工具吊り下げ構造であって、吊り下げ保持具を、ベルトに装着される差し込み部と、差し込み部上端から外側に向かって延びる延長部と、この延長部に連続し下方に延びるとともに次第に狭まり係合具を下方に導く案内部と、この案内部下端に形成された開口部と、この開口部に連続し湾曲して形成された掛止部とを備えて構成するとともに、係合具を、開口部を通過可能な短い寸法を有する短寸幅部とこの短寸幅部より長い寸法を有し開口部を通過できない長寸幅部とを有し、上記掛止部に上方から差し入れられて揺動自在に支持される断面非円形状係止部材と、掛止部の湾曲面より大きく形成されて係止部材に取り付けられ、掛止部に横方向で当接し係止部材が掛止部から脱落するのを阻止する鍔部とを備えて構成したものである。
本発明の請求項1に係る工具吊り下げ構造では、身に付けるベルトに装着される吊り下げ保持具と、工具側に取り付けられ、吊り下げ保持具に着脱自在に掛止される係合具とを備えた工具吊り下げ構造であって、吊り下げ保持具を、ベルトに装着される差し込み部と、差し込み部上端から外側に向かって延びる延長部と、この延長部に連続し下方に延びるとともに次第に狭まり係合具を下方に導く案内部と、この案内部下端に形成された開口部と、この開口部に連続し湾曲して形成された掛止部とを備えて構成するとともに、係合具を、開口部を通過可能な短い寸法を有する短寸幅部とこの短寸幅部より長い寸法を有し開口部を通過できない長寸幅部とを有し、上記掛止部に上方から差し入れられて揺動自在に支持される断面非円形状係止部材と、掛止部の湾曲面より大きく形成されて係止部材に取り付けられ、掛止部に横方向で当接し係止部材が掛止部から脱落するのを阻止する鍔部とを備えて構成したことにより、工具側の係合具を案内部から開口部を通じて掛止部に差し入れると、揺動自在に支持され、湾曲面より大きい鍔部が掛止部に当接するので脱落することがない。このため、工具は外力を受けると、係止部材を中心に揺動して力が分散されるので、外力が直接身体に伝わることがない。係合具は開口部を通じて掛止部に着脱されるので、容易に装着および取り外しを行うことができる。また、係合具は、係止部材の短寸幅部を通じて開口部に出し入れするようになっているので、一旦、係止部材が掛止部に入ると、抜けにくい。さらに、案内部は上部が下部に対して広がっているので、係合具の係止部材を掛止部に装着しやすい。
また、請求項2に係る工具吊り下げ構造は、係合具の鍔部を、掛止部の湾曲径より大径に形成して係止部材の両端に取り付け、一方の鍔部には、工具に取付具を介して取り付けられる取り付け部を形成したものである。
請求項2に係る工具吊り下げ構造では、係合具の鍔部を、掛止部の湾曲径より大径に形成して係止部材の両端に取り付け、一方の鍔部には、工具に取付具を介して取り付けられる取り付け部を形成したことにより、係止部材を掛止部に差し入れると、鍔部が内外側から掛止部に向き合うので、係止部材の脱落が確実に防止される。また、係合具は、工具の所望の位置に取り付けることができるので、持ち運びし易い場所に取り付けることができ、工具の嵩張る部位をベルトから遠ざけることができ、持ち運びやすくなる。
請求項3に係る工具吊り下げ構造は、係止部材を、短軸部が掛止部の上部開口部を通過可能な短軸寸法を有し、長軸部が開口部より長寸の長軸寸法を有するとともに、長軸部両端が湾曲部に沿って変位する断面楕円状に形成したものである。
請求項3に係る工具吊り下げ構造では、係止部材を、短軸部が掛止部の上部開口部を通過可能な短軸寸法を有し、長軸部が開口部より長寸の長軸寸法を有するとともに、長軸部両端が湾曲部に沿って変位する断面楕円状に形成したことにより、係合具の係止部材の長軸部両端が曲面状に形成され、湾曲部に沿って変位するので、工具をがたつきなく滑らかに揺動させることができる。
請求項4に係る工具吊り下げ構造は、係止部材は、工具が自重により吊り下がった状態で長寸方向が掛止部の開口部から逸れた位置に配置されるようにしたものである。
請求項4に係る工具吊り下げ構造では、係止部材は、工具が自重により吊り下がった状態で長寸方向が掛止部の開口部から逸れた位置に配置されるようにしたことにより、静止状態で吊り下げられた工具に下方から外力がかかっても、係合具は吊り下げ保持具から外れることがない。
本発明に係る工具吊り下げ構造は、身に付けるベルトに装着される吊り下げ保持具と、工具側に取り付けられ、吊り下げ保持具に着脱自在に掛止される係合具とを備えた工具吊り下げ構造であって、吊り下げ保持具を、ベルトに装着される差し込み部と、差し込み部上端から外側に向かって延びる延長部と、この延長部に連続し下方に延びるとともに次第に狭まり係合具を下方に導く案内部と、この案内部下端に形成された開口部と、この開口部に連続し湾曲して形成された掛止部とを備えて構成するとともに、係合具を、開口部を通過可能な短い寸法を有する短寸幅部とこの短寸幅部より長い寸法を有し開口部を通過できない長寸幅部とを有し、上記掛止部に上方から差し入れられて揺動自在に支持される断面非円形状係止部材と、掛止部の湾曲面より大きく形成されて係止部材に取り付けられ、掛止部に横方向で当接し係止部材が掛止部から脱落するのを阻止する鍔部とを備えて構成しているので、工具をベルトに装着したり取り外したりしやすく、工具を装着した際、外力を受けても落下しにくい。このため、持ち運びしやすく安全性を向上させることができる。
安全で持ち運びしやすくするという目的を、ベルト側に装着自在な吊り下げ保持具と、工具側に取り付けられる係合具とにより工具吊り下げ構造を構成し、吊り下げ保持具を、ベルトに装着される差し込み部と、差し込み部上端から外側に向かって延びる延長部と、この延長部に連続し下方に延びるとともに次第に狭まり係合具を下方に導く案内部と、この案内部下端に形成された開口部と、この開口部に連続し湾曲して形成された掛止部とを備えて構成するとともに、係合具を、開口部を通過可能な短い寸法を有する短寸幅部とこの短寸幅部より長い寸法を有し開口部を通過できない長寸幅部とを有し、上記掛止部に上方から差し入れられて揺動自在に支持される断面非円形状係止部材と、掛止部の湾曲面より大きく形成されて係止部材に取り付けられ、掛止部に横方向で当接し係止部材が掛止部から脱落するのを阻止する鍔部とを備えて構成したことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1および図2はそれぞれ、本発明の第1の実施例に係る工具吊り下げ構造を示す正面図および側面図である。本実施例に係る工具吊り下げ構造2は、図1に示すように、身につけるベルト3(図3参照)と身体側との間に差し込んで装着される吊り下げ保持具4と、充電式電動工具(電動ドリルや電動ドライバ、以下工具と称す。)6側に取り付けられ、吊り下げ保持具4に吊り下げられる係合具5とを備えて構成される。
吊り下げ保持具4は、図4の(A)、(B)に示すように、折曲された棒材又はプレートにより構成される。吊り下げ保持具4は、上方が開いたV字状に形成され、ベルト3と身体側のズボンとの間に差し入れられる差し込み部4Aと、この差し込み部4A上端から外側に向かって傾斜して延びる延長部4Bと、この延長部4Bに連続し下方に延びるとともに次第に狭まる案内部4Cと、案内部4C下端に形成された開口部4Dと、この開口部4Dに連続して下方で閉じられ、開口幅より長寸の湾曲径で湾曲して形成される湾曲部(掛止部)4Eとを備えている。案内部4Cは係合具5が上方から導かれると、係合具5を開口部4Dに導くようになっている。係合具5は、開口部4Dを通って湾曲部4Eに差し入れられると、湾曲部4Eにより揺動自在に支持されるようになっている。吊り下げ保持具4は、差し込み部4Aがベルト3と身体側のズボンとの間に挟み入れられると、ベルト3と身体側とで挟持され、湾曲部4Eが延長部4B分外側に飛び出た状態で保持されるようになっている。差し込み部4Aには、ベルトストッパ9が設けられ、差し込み部4Aがベルト3と身体側のズボンとの間に挟み入れられた後、吊り下げ保持具4が外力により上方に持ち上げられると、ベルトストッパ9がベルト3の下面に当接するようになっている。このため、吊り下げ保持具4は不意に下方から外力が加えられても、ベルト3から脱落しにくくなっている。吊り下げ保持具4を取り外す際には、差し込み部4Aを手で押さえ、ベルトストッパ9がベルト3に干渉しないようにして取り外すようになっている。吊り下げ保持具4は、上方に引き抜く際、ベルトストッパ9とベルト3との干渉を解くと容易にベルト3から外れるようになっている。
係合具5は、図5の(A)、(B)に示すように、断面楕円状に形成された軸(係止部材)10とこの軸10の両端面に取り付けられた円形状鍔部11、12とを備えている。この軸10は、短軸部10Aが開口部4Dを通過可能な短軸寸法L1を有し、長軸部10Bが開口部4Dの開口幅より長寸の長軸寸法L2を有するとともに、長軸部両端10B、10Bが湾曲部4E内周に沿って変位するようになっている。鍔部11、12は、湾曲部4Eの湾曲径より大径に形成される。鍔部11、12の、軸10側の面11A、12Aは球面状に形成される。軸10とこの軸10を挟む鍔部11、12とは、固定具13により連結される。一方の鍔部11には、工具6のバッテリ部7に取り付けられる取付部14が形成される。取付部14は一対のストリップ14A、14Bとこのストリップ14A、14Bの端部に形成された取付穴14C、14Dとを有している。係合具5はこれら取付穴14C、14Dを通じて取付具15(図6参照)により工具6のバッテリ部7に取り付けられるようになっている。
係合具5の軸10は、図6に示すように、係合具5が吊り下げ保持具4の湾曲部4Eに差し入れられ、工具6が自重により吊り下がった状態で、長寸方向(長軸部両端10B−10Bを通過する方向)が開口部4Dから逸れた位置に配置されるようになっている。また、吊り下げられた工具6が、図7の(A)、(B)に示すように、持ち運び時に揺動しても、軸10は長寸方向が開口部4Dから逸れた範囲で変位するように保たれる。そして、工具6の頭部8が、図1に示すように、垂直方向になったときのみ、長寸方向が開口部4Dに合致するようになっている。すなわち、工具6に取り付けられた係合具5を上方から適当な姿勢で吊り下げ保持具4の案内部4Cに導き、軸10が案内部4Cに案内されて開口部4Dを通過する際に、工具6の頭部8を垂直にすると、軸10は長寸方向が開口部4Dに合致する。その状態で工具6を下げると、軸10は湾曲部4Eに差し入れられるようになっている。逆に工具6の頭部8を垂直にした状態で上方に引き上げられると、軸10は湾曲部4Eから離脱するようになっている。
次に、上記第1の実施例に係る工具吊り下げ構造2の作用について説明する。上記実施例に係る工具吊り下げ構造2は、まず、吊り下げ保持具4の差し込み部4Aを、ベルト3と身体側のズボンとの間に挟み入れ、吊り下げ保持具4をベルト3と身体側とにより保持する。このとき、吊り下げ保持具4の案内部4Cと湾曲部4Eは延長部4B分外側に飛び出た状態で保持されている。この状態の吊り下げ保持具4に、工具6を吊り下げる際には、係合具5を上方から適当な姿勢で吊り下げ保持具4の案内部4Cに導き、軸10が案内部4Cに案内されて開口部4Dを通過する際に、工具6の頭部8を垂直にすると、軸10は長寸方向が開口部4Dに合致するので、その状態で工具6を下げると、軸10は湾曲部4Eに差し入れられ、工具6は係合具5を介して吊り下げ保持具4に吊り下げられる。このとき、湾曲径より大径の鍔部11、12が内外側から湾曲部4Eに向き合っているので、工具6は軸10の軸線方向から脱落することがない。
工具6を吊り下げ保持具4に吊り下げた状態で運ぶ際、図7の(A)、(B)に示すように、工具6は軸10を中心に揺動する。このとき、軸10は、長寸方向が開口部4Dから逸れた範囲で変位するように保たれるので、軸10が湾曲部4Eから抜け出すことがなく、工具6が脱落することがない。また、このとき、工具6に外力が加わっても、工具6の揺動によりその衝撃が分散されるとともに、外力が直接身体に伝わることがない。また、軸10は、長軸部両端10B、10B間の寸法L2が開口部4Dの幅より長寸の長軸寸法を有するとともに、長軸部両端10B、10Bが湾曲部4E内周に沿って変位するようになっているので、工具6をがたつきなく滑らかに揺動させることができる。
さらに、工具6が、図8に示すように、吊り下げ保持具4に静止状態で吊り下げられている際、下方から外力を受けても、軸10が湾曲部4Eから抜け出すことがなく、工具6が外れる虞がない。また、係合具5は、工具6の所望の位置に取り付けることができるので、持ち運びし易い場所に取り付けることができ、工具6のバッテリ部など嵩張る部位をベルト3から遠ざけることができ、持ち運びしやすくなる。工具6を吊り下げ保持具4から外す際には、図8に示すような吊り下げ状態にある工具6を、軸10を中心に回し、工具6の頭部8を垂直にすると、軸10は長寸方向が開口部4Dに合致する。その状態で工具6を引き上げると、軸10の短軸部10Aが開口部4Dを通過し、軸10は湾曲部4Eから離脱する。こうして、係合具5と湾曲部4Eとの係合が解かれ、工具6は吊り下げ保持具4から外れるようになっている。吊り下げ保持具4は、上方に引き上げられると、ベルト3から外れるようになっている。このように、本実施例に係る工具吊り下げ構造2では、工具6の着脱を容易に行うことができるので作業性が向上する。また、工具6が落下しにくいので、安全性が向上する。さらに、外力を受けても直接身体に衝撃を与えることがないので、作業しやすい。
図11は、本発明の第2の実施例に係る工具吊り下げ構造22を示すもので、この第2の実施例に係る工具吊り下げ構造22では、上記第1の実施例が、吊り下げ保持具2を、棒材を折曲して構成しているのに対し、吊り下げ保持具24を、中央に細孔25が穿設されたプレート26を折曲して形成した点が異なっている。また、この工具吊り下げ構造22では、上記第1の実施例が、工具6に取り付けられる係合具5を、軸10の両端に鍔部11、12を設けて構成しているのに対し、係合具30を、1個の円皿状鍔部31の両端にそれぞれ平面楕円状軸(係止部材)32A、32Bを設けて構成し、一方の軸32Aの一端を工具6のバッテリ部7に取り付けている点が異なっている。
吊り下げ保持具24は、図11および図12に示すように、プレート26をV字状に上部を開いて形成し、平坦に形成された両上端部27A、27Bと、これら上端部27A、27Bの内側の辺から下方に延び、ベルト3と身体側のズボンとの間に差し入れられる差し込み部28A、28Bと、上端部27A、27Bに連続し、下方が次第に狭まるよう傾斜して形成された案内部29A、29Bと、案内部29A、29B下端に形成された開口部35と、この開口部35に連続して下方で閉じられ湾曲して形成された湾曲部(掛止部)36とを備えている。案内部29A、29Bは係合具30が上方から導かれると、係合具30の軸32A、32Bを開口部35に導くようになっている。軸32A、32Bは、開口部35を通って湾曲部36に差し入れられると、湾曲部36により揺動自在に支持されるようになっている。吊り下げ保持具24は、細孔25とプレート26の内側端部との間に所定の幅寸法が確保され、係合具30が円滑に導き入れられるようになっている。吊り下げ保持具24は、差し込み部28A、28Bがベルト3と身体側のズボンとの間に挟み入れられると、ベルト3と身体側とで挟持され、上方に引き抜くと容易にベルト3から外れるようになっている。
上記第2の実施例に係る工具吊り下げ構造22では、上述のように構成されているので、まず、吊り下げ保持具24の差し込み部28A、28Bを、ベルト3と身体側のズボンとの間に挟み入れ、吊り下げ保持具24をベルト3と身体側とにより保持する。この状態の吊り下げ保持具24に工具6を吊り下げる際には、係合具30を上方から適当な姿勢で吊り下げ保持具24の案内部29A、29Bに導き、鍔部31を細孔25に差し入れ、軸32A、32Bが案内部29A、29Bに案内されて開口部35を通過する際に、工具6の頭部8を垂直にすると、軸32A、32Bは長寸方向が開口部35に合致するので、その状態で工具6を下げると、軸32A、32Bは湾曲部36に差し入れられ、工具6は係合具30を介して吊り下げ保持具24に吊り下げられる。このとき、湾曲径より大径の鍔部31が細孔25に落ち込んだ状態で、軸32A、32Bが湾曲部36内周面上を摺動するようになっているので、工具6は軸32A、32Bの軸線方向から脱落することがない。
工具6を吊り下げ保持具24に吊り下げた状態で運ぶ際、工具6は軸32A、32Bを中心に揺動する。このとき、軸32A、32B10は、長寸方向が開口部35から逸れた範囲で変位するように保たれるので、軸32A、32Bが湾曲部36から抜け出すことがなく、工具6が脱落することがない。また、このとき、工具6に外力が加わっても、工具6の揺動によりその衝撃が分散されるとともに、外力が直接身体に伝わることがない。また、軸32A、32Bは、長軸部両端間の寸法が開口部35の幅より長寸の長軸寸法を有するとともに、長軸部両端が湾曲部36内周に沿って変位するようになっているので、工具6をがたつきなく滑らかに揺動させることができる。
なお、上記各実施例に係る工具吊り下げ構造2、22では、鍔部11、12を、球面状の吸盤形状に形成したり、鍔部31を円皿状に形成しているが、これらに限られるものではなく、例えば、図9の(A)に示されるように、球体の一部を切り取った平面円形状や、図9の(B)、(C)に示されるように、平面三角状や四角状の多角形状に形成したり、図9の(D)、(E)に示されるように、曲面に形成してもよいことはいうまでもない。この場合、軸側の面を球面としてもよいし、平面としてもよい。また、上記各実施例に係る工具吊り下げ構造2、22では、軸10、32A、32Bを、図5および図11にそれぞれ示すように断面楕円状に形成しているが、これに限られるものではなく、例えば、図10の(A)〜(E)に示すように、断面長円状、断面三角形状、断面両端円弧の矩形状、断面五角形状及び断面六角形状とし、開口部4Dを通可能な部位と、開口部4Dを通過不能な部位とを有する形状であればよいことはいうまでもない。
本発明の第1の実施例に係る工具吊り下げ構造を示す正面図である。(実施例1) 図1の工具吊り下げ構造の側面図である。 図1の工具吊り下げ構造の使用状態を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図1の吊り下げ保持具を示す正面図および側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ、図1の係合具を示す側面図および正面図である。 (A)、(B)はそれぞれ、工具を吊り下げ保持具に装着した状態を示す説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ、工具を吊り下げ保持具に吊り下げた状態で揺動する状態を示す説明図である。 工具が吊り下げ保持具に静止状態で吊り下げられた状態で下方から外力を受ける状態を示す説明図である。 (A)ないし(C)はそれぞれ、鍔部の変形例を示す説明図である。 (A)ないし(E)はそれぞれ、軸の変形例を示す説明図である。 本発明の第2の実施例に係る工具吊り下げ構造を示す斜視図である。(実施例2) 図11の吊り下げ保持具と係合具とを示す平面図である。
符号の説明
2 工具吊り下げ構造
3 ベルト
4 吊り下げ保持具
4A 差し込み部
4B 延長部
4C 案内部
4D 開口部
4E 湾曲部(掛止部)
5 係合具
10A 短軸部(短寸幅部)
10B 長軸部(長寸幅部)
10 軸(係止部材)
11、12 鍔部

Claims (4)

  1. 身に付けるベルトに装着される吊り下げ保持具と、工具側に取り付けられ、吊り下げ保持具に着脱自在に掛止される係合具とを備えた工具吊り下げ構造であって、
    吊り下げ保持具を、ベルトに装着される差し込み部と、差し込み部上端から外側に向かって延びる延長部と、この延長部に連続し下方に延びるとともに次第に狭まり係合具を下方に導く案内部と、この案内部下端に形成された開口部と、この開口部に連続し湾曲して形成された掛止部とを備えて構成するとともに、
    係合具を、開口部を通過可能な短い寸法を有する短寸幅部とこの短寸幅部より長い寸法を有し開口部を通過できない長寸幅部とを有し、上記掛止部に上方から差し入れられて揺動自在に支持される断面非円形状係止部材と、掛止部の湾曲面より大きく形成されて係止部材に取り付けられ、掛止部に横方向で当接し係止部材が掛止部から脱落するのを阻止する鍔部とを備えて構成したことを特徴とする工具吊り下げ構造。
  2. 係合具の鍔部を、掛止部の湾曲径より大径に形成して係止部材の両端に取り付け、一方の鍔部には、工具に取付具を介して取り付けられる取り付け部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の工具吊り下げ構造。
  3. 係止部材を、短軸部が掛止部の上部開口部を通過可能な短軸寸法を有し、長軸部が開口部より長寸の長軸寸法を有するとともに、長軸部両端が湾曲部に沿って変位する断面楕円状に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の工具吊り下げ構造。
  4. 係止部材は、工具が自重により吊り下がった状態で長寸方向が掛止部の開口部から逸れた位置に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1に記載の工具吊り下げ構造。
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