JPH07299772A - 工具ホルダー - Google Patents

工具ホルダー

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JPH07299772A
JPH07299772A JP8865494A JP8865494A JPH07299772A JP H07299772 A JPH07299772 A JP H07299772A JP 8865494 A JP8865494 A JP 8865494A JP 8865494 A JP8865494 A JP 8865494A JP H07299772 A JPH07299772 A JP H07299772A
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tool
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tool holder
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neck
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Norio Kijima
則夫 来島
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Daisan Co Ltd
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Daisan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具の吊り下げ状態を確実に保持し、かつ工
具の収納、抜脱操作の容易な工具ホルダーを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 両端にベルト挿通部(4)(5)を備えた装
着部(1)の平板部(6)の前面に第1工具保持部
(2)の一対の保持部材(2a)(2b)を、互いに工
具(K)の首部(33)の外径より大なる間隔をおいて水
平方向に対向状に突設する。一方の保持部材(2a)を
工具頭部(31)を周方向に保持しうる環状に形成する一
方、他方の保持部材(2b)を工具頭部(31)が挿通し
うる開口部を備えたフック状に形成する。平板部(6)
の一端に突設した突出平板部(7)に第1工具保持部
(2)と同様の第2工具保持部(3)を突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工具ホルダー、例え
ば工事現場において仮設足場を設置、解体する際に作業
者が使用するハンマー等の工具を作業者の腰に吊り下げ
るために用いられる工具ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、この種の工具ホルダーとし
て、図5に示すように安全ベルト(S)に装着される装
着部(21)の前面に工具保持用リング(22)(23)(2
3)を水平状に突設し、該リング(22)(23)(23)に
より工具(K)のハンマー等の頭部(31)を下方から支
持して、工具(K)を吊り下げ状態に保持するものとな
された工具ホルダー(B)が公知である。
【0003】ところが、例えば金属製ハンマーのほとん
どは、柄(32)を握りやすくするために柄(32)の握部
(34)が、ゴム製の滑り止めで被覆されて柄の首部(3
3)ないし中間部(35)よりも径大となされているの
で、前記工具保持用リング(22)の内径は少なくとも握
部(34)が挿通しうる大きさの径に設定されていなけれ
ばならない。そうすると、工具(K)の吊り下げ保持状
態においては、工具(K)の首部(33)とリング内縁と
の間に首部(33)が自在に回動するに余りある隙間が生
じてしまい、作業者の身体の動きに合わせて工具(K)
が回動していかにも安定性が悪い。
【0004】また、例えば、作業者が工具(K)を腰に
吊り下げたまましゃがんだり、姿勢を変えたりした際
に、吊り下げ状態の工具(K)の下端部に何かが当たっ
て下方から圧力が加えられることにより、工具頭部(3
1)が上方に移動して工具(K)がリング(22)から抜
け出してしまうことがあった。
【0005】さらに、工具(K)を使用する場合には、
工具の吊り下げ状態から工具頭部(31)を掴んで柄(3
2)をリング(22)から抜いた後、柄(32)に持ち替え
る操作を必要とするものである。このような持ち替え
は、例えば一方の手で工具頭部(31)を掴んだまま、他
方の手で柄(32)を掴めば工具(K)を落下させてしま
うことはないが、作業現場では、上記持ち替えを片手で
行わなければならないこともあり、その際に、工具
(K)が手から離れて工具(K)が落下してしまうこと
がある。
【0006】この発明は、このような従来の工具ホルダ
ーの課題を解決することを目的としてなされたもので、
工具の吊り下げ保持を安定良く行えると共に、不本意に
工具が抜脱することなく、しかも片手で工具の収納、抜
脱操作を容易に行うことのできる工具ホルダーを提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的において、請
求項1に記載の発明は、安全ベルト等に装着される装着
部に、柄の一端に頭部を有する略々T字状のハンマー、
ラチエットレンチ等の工具の前記頭部を下方から支持し
て工具を吊り下げ状態に保持する工具保持部が設けられ
てなる工具ホルダーにおいて、前記工具保持部が、工具
の首部の外径より大なる間隔をおいて水平方向に対向状
に配置された一対の保持部材からなり、一方の保持部材
はその上部に少なくとも工具首部の出入りを許容する開
口部を備え、他方の保持部材は工具頭部を周方向に抱持
しうる形状に形成されてなる構成を採用している。
【0008】請求項2及び請求項3に記載の発明は、い
ずれも2本の工具を保持しやすいようになされている。
すなわち、請求項2に記載の発明は、2組の工具保持部
を備え、一方の工具保持部が装着部に対して前方突出状
に突設される一方、他方の工具保持部が装着部に対して
前側方突出状に突設されてなる構成を採用している。ま
た、請求項3に記載の発明は、2組の工具保持部を備
え、両工具保持部が装着部に対して前側方突出状かつ左
右対称に突設されてなる構成を採用している。
【0009】請求項4に記載の発明は、工具保持部を構
成する一対の保持部材が一体的に形成されてなる構成を
採用し、装着部に対して工具保持部を取り付けやすくし
ている。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。
【0011】図1及び図4において、(A)はこの発明
に係る工具ホルダーで、両端部にベルト挿通部(4)
(5)を備えた装着部(1)の平板部(6)に、第1工
具保持部(2)が前方突出状に突設されると共に、第1
工具保持部(2)と平行状の突出平板部(7)に、第2
工具保持部(3)が突設されている。
【0012】前記装着部(1)は、平板部(6)の一端
に平板部(6)から連続して後方に曲折されベルト挿通
孔(4a)(5a)を有するベルト挿通部(4)(5)
が形成される一方、多端に平板部(6)から連続して前
方に曲折された突出平板部(7)が突設されると共に、
平板部(6)の裏面にベルト挿通孔(5a)を有するベ
ルト挿通部(5)が固着されている。
【0013】第1工具保持部(2)は、工具首部(33)
の外径(m)より僅かに大なる間隔(n)をおいて対向
状に配置された一対の保持部材(2a)(2b)からな
り、一方の保持部材(2a)は工具頭部(31)を周方向
に抱持する環状に形成される一方、他方の保持部材(2
b)は上部に工具頭部(31)の出入りを許容する開口部
(10)を備えたフック状に形成されている。前記一対の
保持部材(2a)(2b)は、図に示すように、直径5
mmの鉄棒が曲成されて一体的に形成されたものであ
る。
【0014】第2工具保持部(3)は、前記第1工具保
持部(2)より一回りほど小さめに作製され、前記第1
工具保持部(2)と同様に、この第2工具保持部(2)
に保持されるべき工具の首部の外形より大なる間隔をお
いて対向状に配置された一対の保持部材(3a)(3
b)からなり、前記突出平板部(7)の前記第1工具保
持部(2)との対向面の反対面に、環状保持部材(3
a)がベルト挿通部(5)に対向した態様で突設され、
この環状保持部材(3a)の前方にフック状保持部材
(3b)が突設されている。
【0015】而して、上記構成を有する工具ホルダー
(A)を使用するに際しては、まずベルト挿通孔(4
a)(5a)に安全ベルト(S)を挿通して工具ホルダ
ー(A)を装着させた安全ベルト(S)を腰に装着す
る。次に、工具(K)の柄(32)を把持して図4に示す
ように工具頭部(31)を第1工具保持部(2)のフック
状保持部材(2a)に載置しながら、工具頭部(31)を
矢印(イ)の方向に水平移動させて工具頭部(31)の一
端部を環状保持部材(2a)に貫通させ、さらに工具
(K)を鎖線で示す位置にまで移動させる。実際には工
具首部(33)を環状保持部材(2a)に当接させれば良
い。この状態から手を離すと、工具(K)は、首部(3
3)が環状保持部材(2a)とフック状保持部材(2
b)との間を擦り抜けるようにしながら、下方に回転
し、図3に示すように工具頭部(31)が工具保持部
(2)により下方から支持されて工具ホルダー(K)に
吊り下げられた状態となる。図2はこの吊り下げ状態を
正面視したものを示している。この吊り下げ状態では、
工具首部(33)が、環状保持部材(2a)とフック状保
持部材(2b)との間を揺れ動くことができるだけであ
るので、吊り下げ状態の安定性は良好である。
【0016】この吊り下げ保持状態から工具(K)を使
用するために工具ホルダー(A)から抜脱するに際して
は、前記吊り下げ状態における工具(K)の柄(32)を
手で掴んで、工具(K)を少なくとも図3において鎖線
で示すように工具(K)の首部(33)がフック状保持部
材(2b)の上方に位置する斜め立上がり状態のところ
まで回転させる。次に、工具頭部(31)を図3において
は手前側、すなわち図4においては矢印(イ)の反対方
向に移動させ、工具頭部(31)の一端部が環状保持部材
(2a)から脱出した時に、工具(K)を少し上に持ち
上げれば、工具(K)が工具ホルダー(A)からフリー
な状態となる。
【0017】第2工具保持部(3)に、工具(K)を吊
り下げ保持させかつ吊り下げ保持状態から抜脱する操作
は、上記操作と同じである。
【0018】なお、上記実施例においては、一対の保持
部材の一方(2a)(3a)が環状に形成されている
が、これを短い筒状のものとしても良いし、フック状保
持部材(2b)(3b)をチャンネル状としても良い。
また、フック状保持部材(2b)の開口部(10)(11)
は、実施例のように工具頭部(31)が上方から出入りで
きるものとなされているが、少なくとも工具首部(31)
が側方から出入りできる程度に開口していれば十分であ
る。その場合、実施例のように工具頭部(31)を上方か
らフック状保持部材(2b)(3b)に載置することは
できないが、工具頭部(31)を水平方向からフック状保
持部材(2b)(3b)に差し入れることにより、工具
首部(33)のみを開口部(10)(11)から出入れするこ
とは可能である。従って、若干、収納、抜脱の操作性は
劣るが、工具頭部(31)の開口部(10)(11)からの出
入りが不可能となり、工具ホルダー(A)からの工具
(K)の不本意な脱落をほぼ完全に防止できる。
【0019】また、実施例においては、第1工具保持部
(2)と第2工具保持部(3)とが向きを変えて突設さ
れているが、これを横並びにしても良いし、例えば、突
出板部(7)を挟んで背中合わせの状態としても良い。
【0020】
【発明の効果】上述の次第で、請求項1に記載の発明に
係る工具ホルダー(A)は、工具保持部(2)が工具の
首部(33)の外径(m)より大なる間隔(n)をおいて
水平方向に対向状に配置された一対の保持部材(2a)
(2b)からなり、一方の保持部材はその上部に工具首
部の出入りを許容する開口部を備え、他方の保持部材は
工具頭部を周方向に抱持しうる形状に形成されているか
ら、工具(K)を工具ホルダー(A)に収納保持する際
には、工具の柄(32)を掴んだまま、工具頭部(31)の
一端部を他方の保持部材(2a)(3a)に挿通して、
工具首部(33)をこの保持部材(2a)(3a)に当接
させると、自動的に工具首部(33)が一対の保持部材間
を通過しやすい所定位置に位置せしめられ、そのまま手
を離すと柄(32)が下方に回転して工具首部(32)が一
対の保持部材間に位置した工具(K)の吊り下げ保持状
態が自動的に得られる。また、工具(K)を使用する際
には、前記吊り下げ状態から柄(32)を掴んで、上方に
回転させ、工具首部(33)が少なくとも一方の保持部材
(2b)の遊端部より上方に位置したときに、柄(32)
を水平方向にずらしながらあるいはそのまま真っ直ぐ引
き上げれば工具(K)を工具ホルダー(A)から抜脱す
ることができる。すなわち、工具(K)を持ち替えるこ
となく工具ホルダー(A)への収納、抜脱を片手で行う
ことができ、工具(K)を落下させてしまう虞もなく、
工具(K)の収納、抜脱操作を安全、確実なものとす
る。また、一対の保持部材(2a)(2b)の間隔
(n)を工具首部(33)の外径(m)より僅かに大とす
ることにより、工具(K)の吊り下げ保持状態における
工具(K)の動きうる範囲を最小限のものとすることが
でき、吊り下げ状態の安定化に寄与する。しかも、吊り
下げ状態において工具頭部(31)の一端部が他方の保持
部材(2a)により周方向に抱持されているから、工具
下端部に工具(K)を上方に押し上げる力が加えられて
も、工具(K)の上方への移動は確実に阻止され、吊り
下げ状態が保持される。
【0021】請求項2に記載の発明に係る工具ホルダー
(A)は、2組の工具保持部(2)(3)を備え、一方
の工具保持部(2)が装着部に対して前方突出状に突設
される一方、他方の工具保持部(3)が装着部(1)に
対して前側方突出状に突設されているから、工具の収
納、抜脱操作の際に2組の工具保持部(2)(3)に保
持される工具どうしが干渉しあうことなく、前記操作も
行いやすい。
【0022】請求項3に記載の発明に係る工具ホルダー
(A)は、2組の工具保持部を備え、両工具保持部が装
着部に対して前側方突出状かつ左右対称に突設されてい
るから、工具の収納、抜脱操作の際に2組の工具保持部
に保持される工具どうしが干渉しあうことなく、前記操
作も行いやすい。
【0023】請求項4に記載の発明に係る工具ホルダー
(A)は、工具保持部(2)(3)を構成する一対の保
持部材(2a)と(2b)及び(3a)と(3b)とが
一体的に形成されているから、工具保持部(2)(3)
を装着部(1)に取り付けるに際して、保持部材どうし
の間隔を一定にするための位置決めを不要とし、取り付
け作業を行いやすくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る工具ホルダーの斜視図である。
【図2】同工具吊り下げ状態の正面図である。
【図3】同工具吊り下げ状態の側面図である。
【図4】同工具収納操作途上の正面図である。
【図5】従来の工具ホルダーの斜視図である。
【符号の説明】
A…工具ホルダー K…工具 S…安全ベルト 1…装着部 2…第1工具保持部 3…第2工具保持部 2a、3a…保持部材 2b、3b…保持部材 31…工具頭部 32…柄 33…工具首部 m…工具首部の外径 n…一対の保持部材間の間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全ベルト等に装着される装着部に、柄
    の一端に頭部を有する略々T字状のハンマー、ラチエッ
    トレンチ等の工具の前記頭部を下方から支持して工具を
    吊り下げ状態に保持する工具保持部が設けられてなる工
    具ホルダーにおいて、前記工具保持部が、工具の首部の
    外径より大なる間隔をおいて水平方向に対向状に配置さ
    れた一対の保持部材からなり、一方の保持部材はその上
    部に少なくとも工具首部の出入りを許容する開口部を備
    え、他方の保持部材は工具頭部を周方向に抱持しうる形
    状に形成されてなることを特徴とする工具ホルダー。
  2. 【請求項2】 2組の工具保持部を備え、一方の工具保
    持部が装着部に対して前方突出状に突設される一方、他
    方の工具保持部が装着部に対して前側方突出状に突設さ
    れてなる請求項1に記載の工具ホルダー。
  3. 【請求項3】 2組の工具保持部を備え、両工具保持部
    が装着部に対して前側方突出状かつ左右対称に突設され
    てなる請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の工具
    ホルダー。
  4. 【請求項4】 工具保持部を構成する一対の保持部材が
    一体的に形成されてなる請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の工具ホルダー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284406A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Yoshinao Shimada 衣服用ハンガー及び衣服掛け
JP2011218555A (ja) * 2009-12-11 2011-11-04 Susumu Nakatani T字形部材ホルダ
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646881U (ja) * 1992-12-02 1994-06-28 外栄金物株式会社 電動ドリル装着具

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