JPH07172758A - 吊り具とその取り付け方法 - Google Patents

吊り具とその取り付け方法

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JPH07172758A
JPH07172758A JP32289493A JP32289493A JPH07172758A JP H07172758 A JPH07172758 A JP H07172758A JP 32289493 A JP32289493 A JP 32289493A JP 32289493 A JP32289493 A JP 32289493A JP H07172758 A JPH07172758 A JP H07172758A
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JP
Japan
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ring
spring
suspender
projection
plate
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Application number
JP32289493A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Aoki
勝夫 青木
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吊り具本体2と押さえ環3とスプリングバネ
4とからなる吊り具1であって、吊り具本体2には複数
の係止片24が設けられ、押さえ環3には複数の突起3
2が設けられている。係止片24と突起32とを重ね合
わせた状態で物体の板上部分に設けた異形の取付孔に吊
り具1を挿通した後、吊り具本体21を回転させて係止
片24を物体に係止させる。 【効果】 従来のアイボルトのような螺入作業を要せず
簡単に短時間に取り付けることができる。物体の板状部
分の裏に手が入らなくても取り付けることができる。吊
り上げ時に緩むことがなく安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に物体の板状部分に取
り付けて、物体を吊り上げるときに使用する吊り具に関
する。
【0002】
【従来の技術】物体の板状部分に取り付けて、物体を吊
り上げるときには、通常、アイボルトが使用される。こ
のアイボルトはJIS−B−1168に規定されている
ように、物体に取り付けるネジ部と、フックを引っ掛け
る吊り輪とからなる。このアイボルトには、ネジ部と吊
り輪とが一体になっているものと、ネジ部がボルトであ
り、吊り輪にネジ孔が設けられていて、ボルトが吊り輪
のネジ孔に螺入されているものとがある。
【0003】ネジ部と吊り輪とが一体になっているアイ
ボルトは吊り上げる物体の板状部分に取付孔を設け、こ
の取付孔にネジ部を挿入し、この取付孔の下方に突出し
たネジ部にナットを螺入して物体の板状部分に取り付け
る。そして、吊り輪にフック等を引っ掛けて物体を下げ
る。又、実開昭63−146016号公報に記載あるよ
うに、ナットを物体の板状部分に溶接していて、このナ
ットにネジ部を螺入することもある。
【0004】又、吊り輪にネジ孔が設けられているアイ
ボルトは吊り上げる物体の板状部分に取付孔を設け、こ
の取付孔にボルトを下方から挿入し、この取付孔の上方
に突出したボルトに吊り輪のネジ孔を螺入して物体の板
状部分に取り付ける。そして、吊り輪にフックを引っ掛
けて物体を吊り下げる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このアイボル
トを物体の板状部分に取り付けるには、この板状部分の
裏面に手を入れてボルトやナットを取り付けたり螺入す
る必要があるが、物体によっては板状部分の裏面に手が
入れられず、従って、アイボルトを取り付けることがで
きないという問題がある。この問題を解決するものとし
て、前記公報記載のように物体の板状部分にナットを溶
接する方法があるが、ナットを溶接するときにナットが
変形し易い等の問題があり加工が容易でない。
【0006】又、このアイボルトは物体の板状部分に取
り付けるときに、ネジ部にナットを螺入したり、ボルト
を吊り輪のネジ孔に螺入するというように螺入工程が必
要であり、この螺入工程に時間がかかり煩雑である。
又、このようなアイボルトで物体を吊っていると、物体
が回転する等してナットやボルトが回転し緩み易く、吊
り上げている物体が落下するという危険がある。そこ
で、本発明の目的は、簡単に且つ短時間に取り付けるこ
とができ、物体の板状部分の裏面に手を入れずに取り付
けることができ、また吊り上げ中に緩むことのない吊り
具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、本発明請求項1記載の吊
り具は、物体の板状部分に取り付けて使用する吊り具で
あって、吊り具本体と押さえ環とスプリングバネとから
なり、前記吊り具本体は吊り輪と、この吊り輪の下方に
突設された棒状体と、この棒状体の下部側方に突設され
た係止片とからなり、前記押さえ環は中央部に前記棒状
体が入る大きさの通孔が設けられ、通孔周縁部下面に物
体の板状部分の厚みより大きく下方に突出した突起が設
けられており、押さえ環の通孔の中には前記吊り具本体
の棒状体が回転でき且つ上下に移動可能とされて挿通さ
れ、前記スプリングバネは押さえ環と吊り輪との間に取
り付けられ、このスプリングバネによって押さえ環が下
方に押圧されるようになされており、吊り具本体の係止
片と押さえ環の突起とは、両者を上下に隔離しながら吊
り具本体と押さえ環とを相対的に回転させることによ
り、係止片と突起とが上下に接して重なり合う状態(以
下「重合状態」と称する)と、係止片と突起とが交差し
回転が制約される状態(以下「交差状態」と称する)と
に切り替え可能とされてなることを特徴としている。
【0008】また、本発明請求項2記載の吊り具は、請
求項1記載の吊り具であって、上記「重合状態」におい
ては吊り具本体と押さえ環とが相対的に回転しないよう
仮固定機構を有することを特徴としている。
【0009】本発明において、吊り輪と棒状体と係止片
とは一体になっていてもよいし、棒状体をネジ付棒状体
とし、吊り輪の下面から上方向にネジ孔を設けて、この
ネジ付棒状体をネジ孔に螺合することによって、吊り輪
の下面にほぼ断面円形の棒状体を立設させてもよい。
尚、この際、係止片をこのネジ棒の下端部側面に溶接し
て取り付けてもよいし、ネジ棒をボルトのネジ部分と
し、このボルトの頭を加工して係止片としてもよい。
【0010】尚、棒状体をネジ付棒状体とした場合、こ
の吊り具を物体の板状部分に取り付ける際に、吊り輪を
持って吊り具本体を下方向に押した後、回転させるが、
このとき、棒状体が吊り輪と一体で回転するようにする
ことが好ましい。このように棒状体が吊り輪に対して回
転しないようにするには、吊り輪のネジ孔の周縁部にピ
ンを打ち込んで吊り輪と棒状体を固定するとよい。
【0011】また、吊り具本体と押さえ環とが相対的に
回転しないような仮固定機構としては、吊り具本体の係
止片と押さえ環の突起との接触面にそれぞれ微小な凹
部、凸部を設けて嵌合させるなどするとよい。
【0012】
【作用】本発明吊り具の使用方法を説明しながら作用に
ついて説明する。先ず、吊り具本体と押さえ環との間の
距離をスプリングバネに抗して圧縮し、棒状体の先端に
設けられている係止片を、押さえ環の下面に突出してい
る突起より下方まで突出させる。その後、吊り具本体を
回転させて、押さえ環の下面に設けられている突起の下
方に吊り具本体の係止片が位置するようにし、押してい
る力を抜く。すると、スプリングバネの復元力によって
押さえ板が係止片の方向に移動し、突起と係止片とが重
合状態となる。
【0013】この時、請求項2に記載した如く仮固定機
構が設けられていると、この重合状態が保持されやすく
その後の作業がしやすい。
【0014】一方、吊り上げる物体の板状部分に取付孔
を設ける。この取付孔の形状は吊り具本体の棒状体が挿
入できる円形と、この円形の周辺部に重合状態で係止片
と突起が挿通可能な切欠部とからなる。次に、この取付
孔に吊り具本体の係止片と押さえ環の突起とを重合状態
のまま挿通する。このように挿通すると、突起は吊り上
げる物体の板状部分の厚みより大きいから、取付孔の下
方には係止片と突起の一部が突出した状態となる。
【0015】その後、吊り輪部分を持ってスプリングバ
ネに抗して吊り具本体を下方に押し込むと、吊り具本体
が下方に移動し、係止片と突起との間が離れる。次に、
吊り具本体を係止片が突起の下以外の位置まで回転させ
た後、吊り具本体を下方に押している力を抜く。する
と、スプリングバネの復元力によって吊り具本体が上方
に移動し係止片と突起とが交差して吊り具本体と押さえ
環の回転が制約される状態となる(嵌合状態)。この押
さえ環と係止片との間には吊り上げる物体に設けられた
取付孔の切欠部以外の周縁部があるから、スプリングバ
ネの弾性力により押さえ板と係止片とでこの切欠部以外
の周縁部を挟んで、吊り具が吊り上げる物体の板状部分
に取り付けられる。
【0016】このようにして、吊り上げる物体の板状部
分に吊り具を取り付けた後、吊り輪にフックを掛けて物
体を吊り上げる。このように使用すると、吊り上げた物
体に設けられている取付孔の切欠部に突起が挿入されて
いるから、吊り上げた物体と吊り具とは回転することが
なく、従って、緩むことがない。
【0017】この吊り具を物体から取り外すには、取り
付けたときと逆の手順を行えばよい。即ち、吊り具本体
の吊り輪を持ってスプリングバネに抗して下方に押し
て、棒状体の先端に設けられている複数の係止片を押さ
え板の突起の間から突出させ、その後、吊り輪を回転さ
せて、係止片を突起の下方に位置させて、力を抜くと、
係止片と突起が重合状態となる。その後、係止片と突起
とを取付孔から引きぬいて吊り具を物体の板状部分から
取り外せばよい。
【0018】このように本発明吊り具は、従来のアイボ
ルトのような螺入するという煩雑で時間がかかる工程を
行う必要がないから、簡単に短時間に着脱できる。又、
物体の板状部分の裏側に手を入れる必要がないから、裏
側に手が入らないような物体にも簡単に取り付けること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の吊り具の第1の実施例を示す
説明図である。図2は図1に示す吊り具の分解図であ
り、(イ)は吊り具本体の正面図、(ロ)は同底面図、
(ハ)は押さえ環の正面図、(ニ)は同底面図である。
【0020】図1〜図2において、1は吊り具であり、
この吊り具1は吊り具本体2と押さえ環3とスプリング
バネ4とからなる。吊り具本体2は、フックを掛けるこ
とができる吊り輪21と、吊り輪21の下面22に下方
向に突設されたの棒状体23と、この棒状体23の下部
側方に突出している3個の係止片24、24、24とか
らなる。吊り輪21の下面22はほぼ平面となってい
る。
【0021】押さえ環3は中央部に前記棒状体23が入
る大きさの通孔31が設けられている。そして、この通
孔31の周縁部下面に下方に突出した突起32が3個設
けられている。この3個の突起32、32、32は3個
の係止片24の間に嵌まり込む大きさで、後述する取り
付ける物体の板状部分である蓋板の厚みより大きく突出
している。そして、吊り輪21と係止片24との間の棒
状体23は押さえ環3の通孔31の中に回転でき、且
つ、上下に移動できるように挿入されている。
【0022】スプリングバネ4は押さえ環3の上面と吊
り輪21の下面との間に取り付けられていて、このスプ
リングバネ4によって押さえ板3が下方向に押し付けら
れている。吊り具本体の係止片24と押さえ環3の突起
32との接触面にはそれぞれ微小な凸部25と凹部33
が設けられ互いに嵌合し、吊り具本体2と押さえ環3の
相対的な回転を防止する仮固定機構とされている。
【0023】次に、この吊り具の取り付け方法につい
て、図3を参照しながら説明する。6は吊り具1を取り
付ける物体である建物ユニットに使用する四角筒状の柱
であり、この柱6の上端には、図3の(イ)に示すよう
に、取り付ける物体の板状部分である蓋板61が設けら
れている。この蓋板61には取付孔63が設けられてい
る。この取付孔63の形状は棒状体23が入る大きさの
円形と、この円形の周縁部に係止片24と突起32が重
合状態で挿通できる切欠部とからなる。
【0024】先ず、吊り具は図1に示すように、吊り具
本体の係止片24が押さえ環の突起32の下に重なり合
う状態(重合状態)としておく。
【0025】次に、図3の(ロ)に示すように、この重
合状態の突起32と係止片24とを柱の蓋板61に設け
られている取付孔63に挿入する。この時、蓋体61に
設けられている取付孔63は、係止片24と突起32と
が入る大きさであり、且つ、突起32が蓋体61の厚み
より大きいから、係止片24と押さえ環3の突起32の
一部までが蓋板61の裏側に突出した状態に挿入するこ
とができる。
【0026】次に、図3の(ハ)に示すように、吊り輪
21を持って、スプリングバネに抗して吊り具本体2を
下方に押し込むと、スプリングバネ4が圧縮されると同
時に棒状体23とともに係止片24が下方に突出して突
起32から離れ、仮固定機構も解除される。次に、図3
の(ニ)に示すように、吊り具本体2を下方に押し込ん
だまま吊り輪21を持って、3個の係止片24、24、
24が3個の突起32、32、32の間に位置するまで
回転させる。次に、回転を止め、吊り具本体2を下方に
押している力を放す。
【0027】すると、図3の(ホ)に示すように、吊り
具本体2がスプリングバネ4の復元力で上方に移動する
と同時に、3個の係止片24、24、24が、3個の突
起32、32、32の間に嵌まり込み、各係止片と各突
起が交差する(交差状態)。この状態を下面から見ると
図3の(へ)のようになる。この状態では、突起32の
間には蓋体61に設けられている取付孔63の切欠部以
外の周縁部があるから、押さえ環3と係止片24とでこ
の切欠部以外の周縁部を挟んで、吊り具1が柱6の蓋板
61に取り付けられる。このようにして吊り具1を柱6
の蓋板61に取り付けた後、吊り具1の吊り輪2にフッ
クを掛けて吊り下げて、柱6を移動させる。この際、柱
6が回転しても、押さえ環3の突起32が蓋板61の取
付孔63の切欠部に挿入されているから、吊り具1と柱
6とが同時に回転するので緩むことがない。
【0028】柱6を移動させた後、この吊り具1を取り
外す。この吊り具1を取り外す方法は吊り具1を取り付
けた順を逆にすればよい。即ち、先ず、吊り輪21を持
って下方に押す。すると、スプリングバネ4が圧縮し、
係止片24が突出し、押さえ板3の突起32の間から外
れる。その後、吊り輪21を回転させて係止片24を突
起32の下方に位置させた後、吊り輪2を押している力
を除く。すると係止片32と突起41とが重合状態とな
る。次に、この係止片24と突起32を取付孔63から
抜くと、吊り具1が蓋体61から外れる。
【0029】このように、従来、柱6の蓋板61の裏側
には手が入らないから、アイボルトを取り付けることは
困難だったが、この実施例に使用する吊り具では簡単に
取り付けることができる。
【0030】続いて本発明の吊り具の第2実施例を図
4、図5を用いて説明する。この第2実施例では、吊り
具10の棒状体としてボルトのネジ部分230が使用さ
れる。そして、このボルトの頭部分の一部を切り欠いて
係止片240を形成させている。又、吊り輪210の下
面220から上方向にネジ孔211が設けられている。
そして、このボルトのネジ部分230をネジ孔211に
螺入すると、吊り輪210の下面220にボルトのネジ
部分230からなる棒状体が立設される。
【0031】又、スプリングバネ40は吊り輪210の
下面220と押さえ環30との間に取り付けられてい
る。押さえ板30の下面には突起320が設けられてい
る。本実施例では、図5に示すように、それぞれの部品
を製造し、ボルトのネジ部分230を押さえ環30の通
孔310に通してから吊り輪210の下面に設けられた
ネジ孔211に螺入することにより、簡単に、吊り具1
0が製造できる。本実施例の吊り具10においては、吊
り輪210とボルトのネジ部分230を一体化する(相
対的に回転しないようにする)ために両者にピン260
を打ちこんで固定している。この吊り具10の使用方法
は第1実施例と同じであるから説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明の
吊り具とその取り付け方法によれば、簡単に短時間に着
脱できるので便利である。又、物体の板状部分の下側に
手を入れることなく取り付けることができるので、従来
のアイボルトでは取り付けられなかった板状部分にも取
り付けることができる。更に、押さえ板の突起が取付孔
の切欠部に入った状態に取り付けられるから、この吊り
具は回転せず、従って、緩むことがなく、安心して物体
を吊り上げることができ安全である。このように、本発
明の吊り具とその取り付け方法は種々な効果があるか
ら、極めて価値のあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り具の第1の実施例を示すもので、
吊り具の正面図である。
【図2】図1に示す吊り具の分解図であり、(イ)は吊
り具本体の正面図、(ロ)は同底面図、(ハ)は押さえ
環の正面図、(ニ)は同底面図である。
【図3】本発明の吊り具の取り付け方法の手順を示すも
ので、(イ)は柱の上部の斜視図、(ロ)は吊り具本体
の係止片と押さえ環の突起とを蓋板に設けた通孔の中に
挿入した状態を示す説明図、(ハ)は吊り具本体を押し
込んでいる状態を示す説明図、(ニ)は吊り具本体を回
転させている状態を示す説明図、(ホ)は柱に吊り具を
取り付けた状態を示す説明図、(ヘ)は(ホ)を下面か
ら見た状態を示す説明図である。
【図4】本発明の吊り具の第2の実施例を示すもので、
吊り具の正面図である。
【図5】図4に示す吊り具の分解図であり、(イ)は吊
り輪とスプリングバネと押さえ環とを示す正面図、
(ロ)は同底面図、(ハ)は棒状体と係止片の正面図、
(ニ)は(ハ)の同底面図である。
【符号の説明】
1、10 吊り具 2 吊り具本体 21、210 吊り輪 22、220 下面 211 ネジ孔 23、230 棒状体 24、240 係止片 25、250 凸部 3、30 押さえ環 31、310 通孔 32、320 突起 33、330 凹部 4、40 スプリングバネ 6 建物ユニットに使用する柱 61 蓋板 63 取付孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の板状部分に取り付けて使用する吊
    り具であって、吊り具本体と押さえ環とスプリングバネ
    とからなり、 前記吊り具本体は吊り輪と、この吊り輪の下方に突設さ
    れた棒状体と、この棒状体の下部側方に突設された係止
    片とからなり、 前記押さえ環は中央部に前記棒状体が入る大きさの通孔
    が設けられ、通孔周縁部下面に物体の板状部分の厚みよ
    り大きく下方に突出した突起が設けられており、押さえ
    環の通孔の中には前記吊り具本体の棒状体が回転でき且
    つ上下に移動可能とされて挿通され、 前記スプリングバネは押さえ環と吊り輪との間に取り付
    けられ、このスプリングバネによって押さえ環が下方に
    押圧されるようになされており、 吊り具本体の係止片と押さえ環の突起とは、両者を上下
    に隔離しながら吊り具本体と押さえ環とを相対的に回転
    させることにより、係止片と突起とが上下に接して重な
    り合う状態(以下「重合状態」と称する)と、係止片と
    突起とが交差し回転が制約される状態(以下「交差状
    態」と称する)とに切り替え可能とされてなることを特
    徴とする吊り具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の吊り具であって、上記
    「重合状態」においては吊り具本体と押さえ環とが相対
    的に回転しないよう仮固定機構を有することを特徴とす
    る吊り具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の吊り具の取り付
    け方法であって、 吊り具を取り付ける物体の板状部分に、吊り具の重合状
    態においては吊り具の吊り輪より下の部分が挿通され、
    吊り具の交差状態においては係止片が板状部分に係止可
    能となる異形の取付孔を設け、 吊り具を重合状態として吊り輪より下の部分を取付孔に
    挿通し、その後、吊り具本体を回転させて交差状態と
    し、係止片を板状部分に係止させることを特徴とする吊
    り具の取り付け方法。
JP32289493A 1993-12-21 1993-12-21 吊り具とその取り付け方法 Pending JPH07172758A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2950617A1 (fr) * 2009-09-30 2011-04-01 Applic Electr Et Mecaniques Sapem Soc D Dispositif de manutention et d'arrimage, notamment pour conteneur iso.
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