JPH07300157A - 棒状工具の吊り具 - Google Patents

棒状工具の吊り具

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JPH07300157A
JPH07300157A JP9494094A JP9494094A JPH07300157A JP H07300157 A JPH07300157 A JP H07300157A JP 9494094 A JP9494094 A JP 9494094A JP 9494094 A JP9494094 A JP 9494094A JP H07300157 A JPH07300157 A JP H07300157A
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JP
Japan
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rod
retaining plate
shaped tool
holding base
tool
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JP9494094A
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Inventor
Yoshiichi Miyamoto
芳一 宮本
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RUBIKON KK
SHINEI TSUSHIN KOGYO KK
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RUBIKON KK
SHINEI TSUSHIN KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D73/00Packages comprising articles attached to cards, sheets or webs
    • B65D73/0064Packages comprising articles attached to cards, sheets or webs the articles being supported by or suspended from a tag-like element

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作コストの低減化を図るとともに、先端に
径大部を有する棒状工具であっても、簡単な操作により
不測の脱落や抜き取りのないように確実に保持すること
ができ、また、吊り下げ状態で握り具合などを触って確
かめることができるようにする。 【構成】 吊り下げ用フック部2の下端部に連設された
保持台部4の前面4aに、その先端に径大部Nを有する
ボックスドライバーなどの棒状工具Tのシャンク部Sを
径方向から挿入可能とする縦断溝8を形成しているとと
もに、この縦断溝8の前方開放部を閉塞する抜止め板部
5を保持台部4の前面4aに装着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばボックスドライ
バーなどのように先端側に径大部を有する棒状工具の陳
列に利用される吊り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドライバーなどの棒状工具を、
同一種類ごとに集めて吊り棚などに陳列する場合、従来
では、図11に示すように、その一端部に吊り孔101
が形成された台紙102に棒状工具Tをシュリンクパッ
ク103にして保持させたものを吊り棚などに吊り下げ
ていた。同図において、104は台紙102に切れ目を
入れることにより形成された舌片で、上記シュリンクパ
ック103を台紙102に保持する役目を果たしてい
る。
【0003】このようなシュリンクパック方式の吊り具
は、吊り孔101や舌片104を有する矩形の台紙10
2を製作する工程、加熱により収縮する合成樹脂フィル
ムのチューブの作成工程、そのチューブに棒状工具Tを
挿入するとともに、そのチューブを上記舌片104に保
持させる工程、上記チューブを加熱して収縮させること
によりシュリンクパック103を形成する工程などの多
くの工程を経て製作されている。
【0004】このような吊り具は、上述のように多くの
工程を経て製作されているため、製作コストが比較的高
くつくにもかかわらず、それ自体は使い捨てされるため
に不経済であり、ひいては製品コストの高騰を招く。ま
た、棒状工具Tの太さなどが大きくなると、台紙102
の横幅もそれに応じて幅広にする必要があるので、横に
並べて陳列するときに全体的なスペースが棒状工具の数
の割に非常に広くなってしまう。とくに、上記棒状工具
Tのグリップ部G側がシュリンクパック103に被われ
ているため、顧客などが上記棒状工具Tのグリップ部G
の握り具合などを確かめることができないといった欠点
がある。
【0005】このような問題を解決するものとして、本
出願人は、すでに図12に示すような棒状工具の吊り具
を提案している(以下、これを先提案品と称する)。こ
れは、陳列用の吊り棚などに引っ掛けられる合成樹脂製
のフック部110の下端側に、弾性変形可能な偏平筒形
の保持部111を一体形成し、この保持部111をその
弾性に抗して変形させながら棒状工具Tのシャンク部S
を上記保持部111に軸方向から挿入し保持させるよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
先提案品は、保持部111に対して棒状工具Tを軸方向
から挿入し弾性的に挟着保持させるようにしたものであ
るから、ボックスドライバーのように、その先端側に径
大部を有する棒状工具の吊り具としてはそのまま利用す
ることができない。即ち、上記保持部111を、工具先
端の径大部が通過し得るほどに大きく弾性変形可能なも
のにすると、径大部に続く径小部の保持力が弱くなっ
て、陳列状態でガタツキなどを生じやすくなり、また、
径大部が通過し得るほどに大きく弾性変形可能なもので
ある故に、吊り下げ時に振動などが繰り返し作用する
と、保持部111に大きな弾性変形力が加わって、径大
部がその保持部111を下方に向かって通過し、棒状工
具自体が吊り具から脱落したり、あるいは陳列状態での
悪戯などによって意図的に抜き取られてしまうという難
点があった。
【0007】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、先端側に径大部を有する棒状工具の吊り下げ陳列用
として安価に製作できるとともに、工具の着脱を容易に
して繰り返し使用を可能とでき、しかも、吊り下げ状態
でグリップ部の感触なども確かめることができながら、
不測の脱落や抜き取りのないように確実に保持すること
ができる棒状工具の吊り具を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る棒状工具の吊り具は、吊り下げ用フッ
ク部と、このフック部の下端側に一体形成され、その前
面には先端側に径大部を有する棒状工具を径方向から挿
入させて該径大部を首吊り状に保持するように前方に向
けて開放する溝を縦断形成している保持台部と、この保
持台部の前面に装着されて、上記縦断溝の前方開放部を
閉塞して棒状工具を径方向で抜け止めする抜止め板部と
からなるものである。
【0009】上記構成の棒状工具の吊り具において、上
記抜止め板部と保持台部との装着構造としては、請求項
2のように、抜止め板部を保持台部に対して別体とし、
両者の対向面に相互に係合・離脱自在な係合突起および
被係合部を形成した係脱式や、請求項3のように、上記
抜止め板部を上記縦断溝の一側部を支点として保持台部
の前面に回転自在に取り付けるとともに、該抜止め板部
を上記縦断溝の前方開放部を閉塞するように上記支点周
りに回転させたときに、上記縦断溝の他側部において対
向する抜止め板部と保持台部の前面に相互に係合・離脱
自在な係合突起および被係合部を形成した回転開閉式、
あるいは請求項4のように、上記抜止め板部を保持台部
に対して別体とし、その裏面両側に係合突起を設ける一
方、上記保持台部の前面両側に上記抜止め板部の係合突
起を嵌入させて該抜止め板部を保持台部の前面に沿わせ
て上記縦断溝の前方開放部を閉塞する位置まで移動案内
する摺動案内溝を形成し、かつ、これら摺動案内溝の終
端部に上記抜止め板部による上記縦断溝の閉塞状態にお
いて上記係合突起を弾性的に係止させる係止部を形成し
た摺動式のいずれであってもよい。
【0010】特に、上記棒状工具の吊り具において、請
求項5のように、上記縦断溝を、その上部ほど漸次幅狭
となるテーパ状に形成することが好ましい。
【0011】
【作用】本発明によれば、上記保持台部や抜止め板部を
合成樹脂などを用いて容易、かつ比較的安価に製作する
ことができる。そして、上記ボックスドライバーのよう
に先端側に径大部を有する棒状工具を保持させるにあた
っては、保持台部の前面に形成している縦断溝に棒状工
具の先端径大部に続く径小部分を径方向から挿入して径
大部を首吊り状に保持させた上で、保持台部の前面に抜
止め板部を装着して上記縦断溝の前方開放部を閉塞する
ことにより、吊り下げ状態で多少の振動などが加わって
も、棒状工具の前方および下方への抜け落ちを確実に防
止することが可能であり、このようなしっかりとした保
持状態でフック部を介して吊り棚などに吊り下げること
ができる。また、陳列状態では上記棒状工具のグリップ
部が露出しており、このグリップ部を手で触って握り具
合などを確かめることも容易である。さらに、上記抜止
め板部を動かせて縦断溝の前方開放部を開放させるだけ
で、一部を破断したり、切り裂かなくても棒状工具を簡
単に外せるので、この吊り具の繰り返し使用も図れる。
【0012】また、請求項3のように、抜止め板部を保
持台部の前面に回転自在に取り付ける構成とする場合
は、棒状工具の保持前の段階において、二つの部材を一
体物として取り扱うことが可能で、いずれか一方を紛失
するなどの不都合を回避することが可能であるととも
に、棒状工具の保持時における縦断溝の前方開放部の閉
塞作業も容易なものとできる。
【0013】さらに、請求項5のように、上記縦断溝を
テーパ状に形成する場合は、棒状工具のシャンク部の径
が多少違っていても、径大部を首吊り状にして確実に保
持させることが可能で、多種類の棒状工具の吊り具とし
て利用することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は本発明の一実施例による棒状工具の吊
り具を示す分解斜視図であり、同図において、1は合成
樹脂などからなる吊り具本体であり、この吊り具本体1
は、略方形の薄肉状の吊り下げ用フック部2と、このフ
ック部2の下端に直接もしくはこの例のように幅狭部3
を介して前方に張り出し状に一体形成された略四角箱形
の保持台部4とから構成されている。5は同様に合成樹
脂などから形成されて上記保持台部4の前面4aに装着
される抜止め板部である。上記合成樹脂としては、例え
ばポリ塩化ビニール(PVC)系樹脂とポリプロピレン
(PP)樹脂とを3:7程度の割合に配合したものが使
用され、吊り具本体1および抜止め板部5を弾性変形可
能なものとしている。勿論、吊り具本体1や抜止め板部
5は、合成樹脂以外にゴムなどで構成することも可能で
ある。
【0015】上記フック部2の上端に近い個所には、こ
の吊り具を図示しない吊り棚の棒状フックに引っ掛ける
ための円形の係合孔6が形成されている。この係合孔6
は、吊り棚のフック形状に合わせて長孔などに任意に変
更可能であり、要するに、このフック部2は上記吊り棚
側のフックに引っ掛けられる構成であれば、どのような
構造であってもよい。
【0016】上記フック部2における係合孔6の下側に
は比較的広いスペース7が確保されており、このスペー
ス7は、先端側に径大部を有する棒状工具、例えばボッ
クスドライバーTの名称や仕様、メーカー名などの陳列
情報を、印刷で表示したり、あるいは表示ラベルを貼着
するために利用されるようになっている。
【0017】上記保持台部4における前面4aには、ボ
ックスドライバーTのシャンク部Sをその径方向から挿
入させて、先端の径大部であるボックス部Nを上面4b
により首吊り状に保持するように前方に向けて開放する
溝8が縦断して形成されており、この縦断溝8は上記ボ
ックスドライバーTのシャンク部Sの径が多少異なる場
合でも、柔軟に対応できるようにその上部ほど漸次幅狭
となるテーパ状に形成されている。また、上記保持台部
4の前面4aで、上記縦断溝8をはさんだ左右両側部に
は、被係合部としての一対の被係合孔9,9が形成され
ている。
【0018】上記抜止め板部5の裏面5aには、上記一
対の被係合孔9,9と同一の間隔を隔てて一対の円柱形
係合突起10,10がそれぞれ形成されており、これら
両係合突起10,10には、上記被係合孔9,9に係入
させて抜止め板部5により上記縦断溝8の前方開放部を
閉塞した際、上記被係合孔9,9の後側開口端に係止さ
れるつば部11,11がそれぞれ形成されている。
【0019】上記のような構成の吊り具において、ボッ
クスドライバーTのボックス部N側を上向きにして該ボ
ックスドライバーTのシャンク部Sを径方向から保持台
部4側の縦断溝8内に挿入すると、図3に示すように、
上記ボックス部Nが保持台部4の上面4bにより首吊り
状に保持される。この時、上記縦断溝8がその上部ほど
幅狭なテーパ状に形成されているので、上記シャンク部
Sはその幅狭部分で径方向の両側から弾性的に圧接され
る。このため、上記ボックスドライバーTのシャンク部
Sの径が多少異なっても、ガタツキなく安定的に保持さ
れる。
【0020】この状態で、抜止め板部5の係合突起1
0,10を上記保持台部4側の被係合孔9,9に係入す
ると、上記係合突起10,10の各つば部11,11が
図2のように、被係合孔9,9の後側開口端側に係止さ
れて、抜止め板部5が保持台部4の前面4aに密着し、
上記縦断溝8の前方開放部が抜止め板部5により閉塞さ
れる。その結果、上記ボックスドライバーTは図4に示
すように、上記保持台部4にしっかりと抜止め保持され
ることになる。なお、上記つば部11,11を図2のよ
うに、係入方向の前方に先細り状に形成しておけば、係
合突起10,10の挿入が容易であるとともに、振動な
どによって不測に係合離脱するおそれがなくなる。
【0021】上記保持台部4からボックスドライバーT
を離脱させるときは、保持台部4から上記抜止め板部5
を前方に引き抜き操作すれば、上記つば部11,11の
被係合孔9,9側に対する係合が解除されて上記抜止め
板部5が外れ、縦断溝8からボックスドライバーTを容
易に取り出すことができる。この吊り具は、フック部付
の保持台部4や抜止め板5を合成樹脂などから比較的容
易に製作でき、さらに、シュリンクパックのように使い
捨てすることなく、再使用できるので、コストの低減が
図れる。
【0022】また、上記ボックスドライバーTのシャン
ク部Sが太いものの場合は、縦断溝8の幅を変更するだ
けで対応できるので、多数のボックスドライバーTを横
に並べて吊り棚に陳列する場合、陳列スペースが必要最
小限に抑えられる。
【0023】さらに、上記吊り具に吊持されたボックス
ドライバーTは保持台部4からグリップ部Gが垂下され
た状態となるので、顧客などがグリップ部Gの握り具合
を触って確かめることができる。
【0024】図5および図6は上記抜止め板部5の保持
台部4に対する装着構造の変形例を示し、上記抜止め板
部5の幅方向の一端側、例えば左端側のコーナ部位を上
記保持台部4の前面4aに支点を構成するピン21を介
して回転自在に枢支させるとともに、上記抜止め板部5
の右端側の裏面5bにのみ係合突起22を形成させて、
上記抜止め板部5が縦断溝8の前方開放部を閉塞する位
置まで回転されたときに上記保持台部4側に形成された
単一の被係合孔9に係合突起22を係入させるように構
成したものである。その他の構成は上記実施例と同一の
ため、該当部分に同一の符号を付して、それらの説明は
省略する。
【0025】上記図5および図6に示すような構成の場
合は、上記保持台部4側の縦断溝8にボックスドライバ
ーTのシャンク部Sを挿入した後、上記抜止め板5をピ
ン21の周りで矢印a方向に回転させる。そして、この
抜止め板5が保持台部4の前面4aと対向する位置まで
回転させられた状態で、その右端側を一旦、図6の鎖線
で示すように、手前に僅かに弾性変形させて、上記係合
突起22を上記被係合孔9に係入させることによって、
該抜止め板部5で縦断溝8の前方開放部が閉塞されて、
上記ボックスドライバーTの脱落が阻止される。また、
この構成では、上記抜止め板部5がピン21を介して保
持台部4側に一体化されているので、抜止め板部5を脱
落したり、紛失するおそれがない。
【0026】上記抜止め板部5をピン21を介して保持
台部4に枢支させる代わりに、図7および図8に示すよ
うに、抜止め板部5の一端縁、例えば左端縁を上記保持
台部4側に対して屈曲可能な薄肉状のヒンジ部31を介
して回転可能に一体連設して、この抜止め板部5を水平
面内に沿って回転可能に構成してもよく、この場合も、
上記抜止め板部5と吊り具本体1とが一体化されるの
で、抜止め板部5の紛失などのおそれがなくなる上、製
作コストもより低減化することができる。
【0027】図9および図10は上記抜止め板部5の保
持台部4に対する装着構造のもう一つの変形例を示し、
上記保持台部4の前面4aにおける上記縦断溝8をはさ
んだ左右両側に、上記抜止め板部5の裏面の左右両側に
設けた係合突起10,10を保持台部4の下方から嵌入
させて該抜止め板部5を保持台部4の前面4aに沿わせ
て縦断溝8の前方開放部を閉塞する位置まで移動案内す
る摺動ガイド溝41,41をそれぞれ縦設し、これら摺
接ガイド溝41,41の上端側内壁にそれぞれ係止用凹
部42,42を形成する一方、抜止め板部5側の係合突
起10,10の各外周面にそれぞれ係止用凹部42,4
2に弾性的に係止される爪片43,43を形成したもの
である。その他の構成は図1および図2に示す実施例と
同一のため、該当部分に同一の符号を付して、それらの
説明は省略する。
【0028】上記図9および図10に示すような構成の
場合は、上記抜止め板部5を保持台部4の下方からその
前面4aに沿って上方へスライド操作させると、上記係
合突起10,10が摺動ガイド溝41,41に案内され
て上方に移動し、摺動ガイド溝41,41の各上端側ま
で挿入ガイドされた位置で、上記係合突起10,10の
爪片43,43がそれぞれ図10に示すように、係止用
凹部42,42に弾性的に係止され、かつ、つば部1
1,11がガイド溝41,41の後側に係合することに
なるので、抜止め板部5は縦断溝8の前方開放部を閉塞
する状態で確実に上記保持台部4に装着されることにな
る。
【0029】なお、上記実施例では、ボックスドライバ
ーTを吊持するものを例にして説明したが、ボックスド
ライバーTに限らず、先端側に径大部を有する棒状工具
であれば、適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、合成樹
脂などを用いて容易、かつ比較的安価に製作することが
できるとともに、ボックスドライバーのように先端側に
径大部を有する棒状工具の先端径大部に続く径小部分を
保持台部前面の縦断溝に径方向から挿入して径大部を首
吊り状に保持させた上、保持台部の前面に抜止め板部を
装着して上記縦断溝の前方開放部を閉塞することによ
り、吊り下げ状態で多少の振動などが加わっても、棒状
工具の前方および下方への抜け落ちを確実に防止するこ
とができ、このようなしっかりとした保持状態でフック
部を介して吊り棚などに吊り下げることができる。ま
た、陳列状態では上記棒状工具のグリップ部が露出して
おり、このグリップ部を手で触って握り具合などを確か
めることも容易である。しかも、上記抜止め板部を動か
せて縦断溝の前方開放部を開放させるだけで、一部を破
断したり、切り裂かなくても棒状工具を簡単に外せるの
で、この吊り具の繰り返し使用も図れて、経済的であ
る。
【0031】また、請求項3のように、抜止め板部を保
持台部の前面に回転自在に取り付ける構成とする場合
は、棒状工具の保持前の段階において、二つの部材を一
体物として取り扱うことが可能で、いずれか一方を紛失
するなどの不都合を回避することが可能であるととも
に、棒状工具の保持時における縦断溝の前方開放部の閉
塞作業も容易なものとできる。
【0032】さらに、請求項5のように、上記縦断溝を
テーパ状に形成する場合は、棒状工具のシャンク部の径
が多少違っていても、径大部を首吊り状にして確実に保
持させることが可能で、多種類の棒状工具の吊り具とし
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による棒状工具の吊り具を示
す分解斜視図である。
【図2】同上実施例による棒状工具の吊り具において、
抜止め板部の装着状態を示す一部破断平面図である。
【図3】同上吊り具における保持台部の溝に棒状工具を
挿入した状態を示す正面図である。
【図4】同上棒状工具を保持した吊り具の側面図であ
る。
【図5】抜止め板部の保持台部に対する装着構造の変形
例を採用した棒状工具の吊り具の斜視図である。
【図6】図5において、抜止め板部が装着された状態を
示す平面図である。
【図7】抜止め板部の保持台部に対する装着構造の他の
変形例を採用した棒状工具の吊り具の斜視図である。
【図8】図7において、抜止め板部が装着された状態を
示す平面図である。
【図9】抜止め板部の保持台部に対する装着構造のさら
に別の変形例を採用した棒状工具の吊り具の分解斜視図
である。
【図10】図9において、抜止め板部が装着された状態
を示す一部破断平面図である。
【図11】従来の棒状工具の吊り具を示す斜視図であ
る。
【図12】従来の他の棒状工具の吊り具を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2:吊り下げ用フック部 4:保持台部 4a:保持台部の前面 5:抜止め板部 8:縦断溝 9:被係合孔 10:係合突起 21:ピン(支点) N:ボックス部(径大部) T:ボックスドライバー(棒状工具)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り下げ用フック部と、このフック部の
    下端側に一体形成され、その前面には先端側に径大部を
    有する棒状工具を径方向から挿入させて該径大部を首吊
    り状に保持するように前方に向けて開放する溝を縦断形
    成している保持台部と、この保持台部の前面に装着され
    て、上記縦断溝の前方開放部を閉塞して棒状工具を径方
    向で抜け止めする抜止め板部とからなる棒状工具の吊り
    具。
  2. 【請求項2】 上記抜止め板部は、保持台部に対して別
    体であり、両者の対向面には相互に係合・離脱自在な係
    合突起および被係合部が形成されている請求項1の棒状
    工具の吊り具。
  3. 【請求項3】 上記抜止め板部が、上記縦断溝の一側部
    を支点として保持台部の前面に回転自在に取り付けられ
    ているとともに、該抜止め板部を上記縦断溝の前方開放
    部を閉塞するように上記支点周りに回転させたときに、
    上記縦断溝の他側部において対向する抜止め板部と保持
    台部の前面には相互に係合・離脱自在な係合突起および
    被係合部が形成されている請求項1の棒状工具の吊り
    具。
  4. 【請求項4】 上記抜止め板部は、保持台部に対して別
    体であるとともに、その裏面両側には係合突起が設けら
    れており、上記保持台部の前面両側には上記抜止め板部
    の係合突起を嵌入させて該抜止め板部を保持台部の前面
    に沿わせて上記縦断溝の前方開放部を閉塞する位置まで
    移動案内する摺動案内溝が形成され、かつ、これら摺動
    案内溝の終端部には上記抜止め板部による上記縦断溝の
    閉塞状態において上記係合突起を弾性的に係止させる係
    止部が形成されている請求項1の棒状工具の吊り具。
  5. 【請求項5】 上記縦断溝は、その上部ほど漸次幅狭と
    なるテーパ状に形成されている請求項1〜4のいずれか
    の棒状工具の吊り具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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