JP5377727B1 - クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】バックストップ本体が前ストラットの格納状態で上方に突出しないようにする。
【解決手段】クレーン本体に、ブームと、ジブと、前ストラット8と後ストラットを有するジブ起伏装置と、ジブバックストップ20を備えたフロントアタッチメントを取り付けてクレーンを構成する。ジブバックストップ20は、ジブに前ストラット8の基端部を回動自在に取り付けるための支持フレーム6に、バックストップ本体21の基端部を回動可能に取り付け、その外面に、前ストラット8に設けたカム板25に揺動従節させるための展開用と格納用の従節レバー26と27を設ける。前ストラット8の後方と前方への回動に伴って、カム板25と各従節レバー26と27を介して、バックストップ本体21を前ストラット8の回動方向とは逆方向に回動させて、ブーム側に向くクレーン作業状態の姿勢から、下向きの格納姿勢まで回動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ブームの先端側にジブを備え、且つ該ジブの基部にジブバックストップを備えたクレーンに関するものである。
ラフィングジブクレーンは、下部走行体と上部旋回体とからなるクレーン本体に、上記上部旋回体に基端部を起伏自在に取り付けたブームと、該ブームの先端部(ブームトップ)に、基端部を上下方向に回動可能に取り付けたラフィングジブ(以下、単にジブと云う)と、ジブ起伏装置とを備えたフロントアタッチメントを取り付けた構成としてある。
上記ジブ起伏装置は、上記ブームに対し上記ジブが屈曲する方向の外側となる個所におけるジブの基部とブームトップに、ジブに近い側より順に配置した前ストラット(前ポストとも称す)と、後ストラット(後ポストとも称す)の各基端部を、それぞれ前後方向に回動自在に取り付けて備えている。なお、本明細書では、便宜上、上記ジブの先端に向く方向を前、ブームの基端側に向く方向を後と云うものとする。
上記前ストラットは、その先端部が、上記ジブの先端部に或る長さ寸法のジブ支持用の先端側ペンダントを介して連結されている。又、上記後ストラットは、その先端部が、上記ブームの基端部に或る長さ寸法のジブ支持用の基端側ペンダントを介して連結されている。
更に、上記前ストラットの先端部と、後ストラットの先端部にそれぞれ設けてある複数の滑車同士の間に、クレーン本体やアタッチメントに搭載されたジブドラムより繰り出されたワイヤロープを複数条掛けとなるように掛け回すことにより、ジブ起伏ワイヤを形成するようにしてある。
これにより、上記ラフィングジブクレーンのジブ起伏装置では、上記ジブの重量を、該ジブの先端部と上記前ストラットの先端部との間で緊張させられる先端側ペンダントと、該前ストラットと上記後ストラットの先端部の滑車同士の間に掛け回したジブ起伏ワイヤと、該後ストラットの先端部とブームの基端部との間で緊張させられる基端側ペンダントにより支持できるようにしてある。
更に、上記ジブ起伏装置では、上記ジブ起伏ワイヤにより、前後のストラットの先端部同士の距離を拡大させると、上記ジブをブームに対して屈曲する方向に動作させることができ、一方、前後のストラットの先端部同士の距離を縮小させると、上記ジブをブームに対して伸展する方向に動作させることができるようにしてある。
又、上記フロントアタッチメントは、ジブバックストップ(ジブ煽り止め)を備えてなる構成として、該クレーン作業中は、ジブがブームに対して常に前傾した姿勢になるようにして、許容以上のジブの後傾を防止できるようにしてある。
ところで、上記ラフィングジブクレーンは、通常、フロントアタッチメントを分解した状態で現場に搬入し、現場でフロントアタッチメントを組み立ててクレーン本体に取り付けるようにしてある。又、上記フロントアタッチメントの組み立ての際には、上記ブームとジブは、地上でほぼ直線状に並べた姿勢で接続するようにしてある。
そのために、上記ジブバックストップは、上記ブームとジブをほぼ直線状に並べて接続する際には、ジブをブームに対して前傾姿勢に保持するというバックストップ機能を解除できるようにする必要がある。
この種のラフィングジブクレーンのジブバックストップとしては、たとえば、ブームとジブにおける屈曲方向内側となる面部同士の間に、該ブームとジブを180度に配置可能な長さ寸法のバックストップペンダントを接続し、クレーン作業時には、上記バックストップペンダントの一部をテレスコピックストラットの伸長動作によりブーム及びジブから離れた位置に保持させる形式のものが従来提案されている。かかるジブバックストップによれば、上記バックストップペンダントの張力により、上記ジブの後傾を防止させることで、ジブがブームに対して前傾姿勢に保持されるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
又、ジブバックストップの別の例としては、以下のような構成のものも考えられている。
すなわち、ジブをブームトップに回動自在に連結しているジブの基端部におけるジブ回動軸の近傍に、シリンダ状あるいはロッド状のバックストップ本体の基端部(一端部)が回動可能に取り付けてある。
更に、上記ジブの基端寄りに設けた支持フレームに基端部を回動可能に取り付けてある前ストラットと、上記バックストップ本体には、それぞれの回動中心から或る寸法分、離れた個所にブラケットをそれぞれ設け、該各ブラケット同士の間を、リンク棒を介し接続して、略四角形状の4節リンクを構成する。これにより、上記バックストップ本体は、該4節リンクを介して、上記前ストラットの前後方向の回動に伴って同方向に回動するようにしてある。なお、上記4節リンクを構成するためのリンク棒は、その長さ寸法が、上記前ストラットをクレーン作業時のように先端側ペンダントが張る(緊張する)まで後方に回動させた状態のときに、上記バックストップ本体がその先端をブーム側に向けた角度姿勢となるように設定してある。
かかる構成としてあるジブバックストップによれば、ブームとジブを直線状に並べて配置した状態で両者を接続するときには、上記ジブ側に設けてある前ストラットをジブの上方に沿うように前倒しした姿勢とすることで、上記リンク棒を介して上記バックストップ本体を、先端側を上に向けた姿勢とすることができるため、該バックストップ本体はブームに干渉することがない。
上記のようにしてブームにジブを接続した後は、上記ブームを少し起こすことにより上記ジブが該ブームに対して前傾した姿勢とさせ、この状態で、上記前ストラットをクレーン作業時の姿勢まで後方に回動させる。これにより、該前ストラットに上記4節リンクを介して接続されている上記バックストップ本体が、上記上向きの姿勢から、上記前ストラットと同方向に回動して、該バックストップ本体の先端を上記ブーム側に向けた角度姿勢になる。
したがって、この状態では、上記ジブを、ブームに対して伸展させる方向(ブームに対する屈曲角度が小さくなる方向)に動作させると、該ジブが或る所定のオフセット角度まで伸展された時点で、上記バックストップ本体の先端部が、上記ブームのトップにおける対応する個所に予め設けてある受け部材に突き当たるようになる。よって、上記ジブは、それ以上の伸展方向への動作が規制されるため、クレーン作業中は、該ジブがブームに対して少なくとも上記所定のオフセット角度で常に前傾姿勢に保持されるようにしてある。
特開平6−219688号公報
ところが、ジブの基端部に、前ストラットに略四角形状の4節リンクを介して接続されたバックストップ本体を備えた形式のジブバックストップでは、上記前ストラットをジブの上方に沿うように前倒しした姿勢では、上記バックストップ本体が、上向きの姿勢に格納されるようになる。この際、上記バックストップ本体は、上記前ストラットの上方に突出した状態となる。そのため、かかる構成のジブバックストップでは、フロントアタッチメントの分解時に、後ストラットを上記ジブや前ストラットの上方に重なるように前倒しした姿勢に格納しようとすると、上記バックストップ本体との干渉を回避する必要が生じるために、該後ストラットの取付位置や形状、構造に制限が生じてしまう。
更に、ジブを地上で横倒し姿勢としたときに、バックストップ本体の位置が高くなるため、メンテナンスが行いにくいという問題が生じる。
又、上記特許文献1に示されたジブバックストップは、ブームとジブの組み立てと分解の際には、該バックストップペンダントのブーム側とジブ側の一方又は双方との接続と分離の作業が必要になり、手間を要するという問題がある。又、上記ジブバックストップは、フロントアタッチメントの組み立て時は、ジブをブームに対して前傾するように屈曲させた状態としてからテレスコピックストラットを伸長動作させてバックストップペンダントを緊張させる必要がある。一方、フロントアタッチメントの分解時は、上記と同様にジブをブームに対して前傾するように屈曲させた状態のときに、上記テレスコピックストラットに設けてある伸長状態保持用のラッチを解除して、該テレスコピックストラットを収縮可能にさせる必要がある。よって、上記ジブバックストップは、上記テレスコピックストラットの伸長状態保持用のラッチをクレーン本体側から遠隔操作するための手段が必要になり、又、この遠隔操作手段は、ブームの長さの変化に対応できるようにする必要があるため、構成が複雑になってしまう。
そこで、本発明は、ジブの基端部付近に、該ジブをブームに対して前傾させた状態で且つ前ストラットを起立させるクレーン作業時の状態では、バックストップ本体の先端がブーム側に向く姿勢となり、一方、上記前ストラットをジブの上方に沿わせて前倒し姿勢とする状態では、該ジブをブームと直線状に並べる姿勢とすることに支障が生じないように上記バックストップ本体を格納することができ、しかも、格納状態の上記バックストップ本体が上記ジブや前ストラットの上方に突出する姿勢となることがなく、ジブを地上で横倒し姿勢としたときには、上記バックストップ本体のメンテナンス性を向上させることができ、更に、上記ブームとジブの組み立て、分解の際に上記バックストップ本体を別の部材と接続したり、分離したりする作業を必要とせず、バックストップペンダントを用いる形式のジブバックストップに比して構成を単純にすることができるジブバックストップを備えたクレーンを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して、クレーン本体に、ブームと、ジブと、前ストラット及び後ストラットを有するジブ起伏装置と、ジブバックストップを備えたフロントアタッチメントを取り付けた構成のクレーンにおいて、上記ジブバックストップは、上記前ストラットの基端部が回動可能に取り付けてある上記ジブの該前ストラット基端部の取付け位置付近に基端部を回動可能に取り付けたバックストップ本体と、上記ジブに回動可能に取り付けてある上記前ストラットを、該ジブの上方に沿って前倒しした状態のクレーン非作業時における姿勢から、クレーン作業時に起立させた姿勢までの後方へ回動させる動作に連動させて、上記バックストップ本体の先端が上記ジブのフート寄りに向いた格納姿勢から、該バックストップ本体の先端がブーム側に突き当たるように展開して該ブーム側に向いた姿勢まで、該バックストップ本体を上記前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構を、上記前ストラットの基端部と上記バックストップ本体の基端部との間に備えてなる構成を有するクレーンとする。
又、請求項2に対応して、上記構成において、バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構、又は、前ストラットの基端側に設けた歯車と、バックストップ本体の基端側に設けた歯車との噛み合い機構とした構成とする。
更に、請求項3に対応して、上記構成において、バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って、該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構を、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構とし、更に、上記カム板の突出端部に、上記前ストラットの回動中心を中心とする円弧面を備えるようにした構成とする。
更に又、請求項4に対応して、上記請求項1に対応する構成において、バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたブラケットと、バックストップ本体の基端側に設けたブラケットとを、前ストラットの回動中心とバックストップ本体の回動中心を結ぶ線に対して交差するよう配置したリンク棒を介して連結したリンク機構とした構成とする。
本発明のクレーンによれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)ジブバックストップは、ジブをブームに対して前傾させた状態で且つ前ストラットを展開させたクレーン作業時の状態では、バックストップ本体の先端をブーム側に向けた姿勢とすることができ、一方、上記前ストラットをジブの上方に沿わせて前倒し姿勢とするクレーン非作業時の状態では、上記バックストップ本体を下向きに格納することが可能になる。したがって、上記クレーン非作業時の状態では、上記ジブをブームと直線状に並べる姿勢とすることに何ら支障が生じることはない。
(2)更に、上記ジブバックストップは、格納状態のバックストップ本体が、上記ジブや前ストラットの上方に突出することはないため、フロントアタッチメントの分解時に、後ストラットを上記ジブや前ストラットの上方に重なるように前倒しした姿勢に格納しようとする場合であっても、該後ストラットが上記バックストップ本体と干渉する虞を回避できる。よって、上記後ストラットの取付位置や形状、構造の設計の自由度を高めることができる。
(3)ジブを地上で横倒し姿勢としたときには、上記バックストップ本体の位置を低くすることができるため、該バックストップ本体のメンテナンス性を向上させることができる。
(4)更に、上記ジブバックストップは、上記ブームとジブの組み立てや、分解の際に上記バックストップ本体を別の部材と接続したり、分離したりする作業は必要ない。又、上記バックストップは、バックストップペンダントを用いる形式の従来のジブバックストップに比して構成を単純にすることができる。
(5)バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構、又は、前ストラットの基端側に設けた歯車と、バックストップ本体の基端側に設けた歯車との噛み合い機構とした構成とすることにより、リンク機構により上記したような前ストラットの前後方向への回動にバックストップ本体の展開と格納を連動させる場合に比して、部材点数の削減化を図ることができる。
(6)バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って、該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構を、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構とし、更に、上記カム板の突出端部に、上記前ストラットの回動中心を中心とする円弧面を備えるようにした構成とすることにより、上記円弧面が上記バックストップ本体の従節レバーに対して接触を開始すると、該従節レバーに該円弧面が接触している間は、上記バックストップ本体の角度姿勢を変えることなく、上記前ストラットの角度姿勢は変化させることができる。これにより、上記前ストラットに接続する先端側ペンダントに製造誤差によって長さ寸法の誤差が生じていたり、上記前ストラットにおけるカム板の取付位置に製造誤差が生じていたりしても、上記バックストップ本体を、上記ブーム側に向いた角度姿勢まで確実に展開させることができる。
(7)バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたブラケットと、バックストップ本体の基端側に設けたブラケットとを、前ストラットの回動中心とバックストップ本体の回動中心を結ぶ線に対して交差するよう配置したリンク棒を介して連結したリンク機構とした構成とすることによっても、上記前ストラットの後方と前方への回動動作に伴って、バックストップ本体の展開と格納を行わせることができる。
本発明のクレーンの実施の一形態を示す概略側面図である。 図1のクレーンにおけるジブ起伏装置の要部を拡大して示すもので、(a)はクレーンの作業状態を、(b)はクレーンの非作業状態を、それぞれ示す側面図である。 図1のクレーンにおけるクレーン作業状態でのジブバックストップを拡大して示す側面図である。 図3のジブバックストップにおけるバックストップ本体の動作を示すもので、(a)はクレーンの作業状態を、(b)はクレーンの非作業状態を、それぞれ示す側面図である。 (a)は図3のジブバックストップにおける前ストラットの回動ピンに取り付けられたカム板の詳細を示す側面図、(b)は上記カム板における円弧面がバックストップ本体の回動ピンに取り付けられた揺動従節レバーに接触を開始した時点での前ストラットの状態を示す側面図である。 本発明の実施の他の形態として、ジブバックストップの別の例を示すもので、(a)はクレーンの作業状態を、(b)はクレーンの非作業状態を、それぞれ示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5(a)(b)は本発明のクレーンの実施の一形態を示すものである。
すなわち、本発明のクレーンは、図1に示すように、下部走行体1aと上部旋回体1bとからなるクレーン本体1に、ブーム3とジブ4とジブ起伏装置5とを備えた構成のフロントアタッチメント2を取り付けた構成としてある。
上記ジブ起伏装置5は、図2(a)(b)及び図3に示すように、上記ジブ4の基部の上側に固定された支持フレーム6を備えて、該支持フレーム6に設けたピン孔7に、前ストラット8の基端部が、回動ピン9を介して前後方向に回動自在に取り付けてある。
又、上記ブーム3のトップには、上記ジブ4の支持フレーム6と対応する支持フレーム10が設けてあり、該支持フレーム10に設けたピン孔11に、後ストラット12の基端部が、回動ピン13を介して前後方向に回動可能に取り付けてある。
更に、図1に示すように、上記前ストラット8は、その先端部が、上記ジブ4の先端部に、長さ寸法が或る寸法に設定されたジブ支持用の先端側ペンダント14を介して連結されている。上記後ストラット12は、その先端部が、上記ブーム3の基端部に、長さ寸法が或る寸法に設定されたジブ支持用の基端側ペンダント15を介して連結されている。
上記前ストラット8の先端部に設けた滑車16と、後ストラット12の先端部に設けた滑車17同士の間には、図示しないジブドラムより繰り出されたワイヤロープ18を複数条掛けとなるように掛け回すことにより、ジブ起伏ワイヤ19が形成してある。なお、上記図示しないジブドラムは、クレーン本体1、フロントアタッチメント2、又は、クレーン本体に設置した図示しないマストのいずれに搭載してあってもよい。
これにより、上記本発明のクレーンは、作業時には、ブーム3のトップに取り付けてあるジブ4の先端側を、該ジブ4の先端部と上記前ストラット8との間で緊張する先端側ペンダント14と、前ストラット8と後ストラット12の先端部同士の間に形成した上記ジブ起伏ワイヤ19と、後ストラット12とブーム3の基端部との間で緊張する基端側ペンダント15によって支えるようにしてある。よって、この状態で、上記ジブ起伏ワイヤ19により前ストラット8と後ストラット12の間隔を縮小又は拡大させることで、上記ブーム3の先端側で上記ジブ4を上方向又は下方向に動作させることができるようにしてある。
一方、上記本発明のクレーンの非作業時であって、図2(b)に示すように、上記ジブ4とブーム3とを地上で直線状に配置させた状態では、上記前ストラット8は、上記回動ピン9を中心に前方へ回動させることで、上記先端側ペンダント14を弛ませた状態で該前ストラット8が上記ジブ4の上方に沿って前倒しした姿勢に畳むことができるようにしてある。
又、上記図2(b)に示した状態から、上記クレーン本体1側に装備してある図示しないブームの起伏手段によりブーム3を起こす方向に動作させると、上記ジブ4の先端部が地面についた状態で、該ジブ4の基端部が持ち上げられるようになるため、該ジブ4がブーム3に対し屈曲して前傾するようになる。この状態で、上記ジブ起伏ワイヤ19により前後のストラット8と12の間隔を狭くするよう操作するか、又は、上記ジブ起伏ワイヤ19により前後のストラット8と12の間隔を或る一定の寸法に保持した状態で上記ブーム3を更に起こす操作を行うと、上記前ストラット8の先端部が、上記ジブ起伏ワイヤ19により後方に引かれるようになる。よって、該前ストラット8が、図2(b)に示したように上記ジブ4の上方に沿うように畳まれた姿勢から、クレーン作業時のように上記先端側ペンダント14が緊張する姿勢まで後方に回動させられるようにしてある。
上記フロントアタッチメント2は、更に、上記ジブ4の基端部とブーム3のトップとの間に、図3乃至図5(a)(b)に示す如きジブバックストップ20を備える。
上記ジブバックストップ20は、一方向に延びるバックストップ本体21として、たとえば、ダンパ21aの外周にコイルスプリング21bを取り付けた構成のバックストップ本体21を備える。
上記ジブ4側の支持フレーム6には、上記前ストラット8の取付個所の後方近傍位置にブラケット22が設けてあり、該ブラケット22のピン孔23に、上記バックストップ本体21の長手方向一端部としての基端部が、回動ピン24を介して上下方向に回動自在に取り付けてある。
更に、上記前ストラット8の基端部の回動ピン9に沿う方向の外面の所定個所には、図5(a)に示すような側面形状のカム板25が設けてある。一方、上記バックストップ本体21の基端部の回動ピン24に沿う方向の外面には、上記カム板25と干渉するように、該カム板25の外面に揺動従節させるための展開用従節レバー26と格納用従節レバー27が取り付けてある。
上記カム板25と上記展開用と格納用の各従節レバー26,27のそれぞれ対応する回動ピン9と24の周方向に対する配置は、前ストラット8がジブ4(図2(b)参照)の上方に沿って畳まれた図4(b)に二点鎖線で示す状態のときには、上記カム板25が、長手方向他端部としての先端側を下方に向けた格納姿勢の上記バックストップ本体21の展開用従節レバー26の上方に配置されるようにしてある。
又、上記前ストラット8の後方への回動を開始させて、図4(b)に実線で示すように、該前ストラット8がジブ4(図2(b)参照)に対して或る角度展開された角度姿勢になると、上記カム板25が、上記バックストップ本体21側の展開用従節レバー26に上方から接触を開始するようにしてある。
その後、図3及び図4(a)に示すように、上記前ストラット8が更に後方へ回動されると、該前ストラット8と一体に回動する上記カム板25により、上記展開用従節レバー26を押し下げるようにして前ストラット8の回動方向とは逆方向に回動させて、上記バックストップ本体21を、図4(b)に示した如き下向きの格納姿勢から、図4(a)に示す如くその先端側がブーム3側に向いたクレーン作業時の姿勢となるまで回動させることができるようにしてある。
更に、上記前ストラット8側のカム板25としては、図5(a)に示すように、その突出端に、前ストラット8の回動中心を中心とする円弧面25aを設けてなる構成とすることが望ましい。かかる構成としてある上記カム板25によれば、上記円弧面25aが上記バックストップ本体21の展開用従節レバー26に対して接触を開始すると、該展開用従節レバー26に該円弧面25aが接触している間は、該展開用従節レバー26と一体の上記バックストップ本体21の角度姿勢を変えることなく、該カム板25と一体の上記前ストラット8の角度姿勢は変化させることができるようになる。
したがって、上記カム板25の円弧面25aは、上記バックストップ本体21を展開してブーム3(図3参照)側に向けた角度姿勢となるように保持した状態で、上記前ストラット8を、ジブ4に対して、図5(b)に線Lで示す如きクレーン作業時に最も好ましい角度姿勢を中心に、図5(b)に実線で示す状態から二点鎖線で示す状態まで、前後方向に数度の角度範囲に亘り角度姿勢を変化させることができるように設定してある。これにより、上記先端側ペンダント14(図1参照)に製造誤差によって長さ寸法の誤差が生じていたり、上記前ストラット8の回動ピン9の周方向におけるカム板25の取付位置に製造誤差が生じていたりしても、上記先端側ペンダント14(図1参照)が緊張する状態となるまで上記前ストラット8を後方に回動させることに伴って、上記バックストップ本体21を、上記ブーム3側に向いた所定の角度姿勢まで確実に展開させることができるようにしてある。
更に、上記格納用従節レバー27は、上記展開用従節レバー26の取り付け個所と同じ軸心方向位置における該展開用従節レバー26から上記前ストラット8のカム板25を受け入れ可能な間隔を隔てた位置に、上記前ストラット8の前方への回動動作の際の上記カム板25の回動に揺動従節するように設けてある。これにより、上記前ストラット8を前方に倒すように回動させるときには、該前ストラット8と一体に回動する上記カム板25により、上記格納用従節レバー27を押し上げるようにして前ストラット8の回動方向とは逆方向に回動させることができるようにしてある。このように、上記前ストラット8の前方への回動動作では、上記カム板25による上記展開用従節レバーの26の押し下げが解除されるため、上記バックストップ本体21は、通常、該バックストップ本体21の自重により下方へ回動して下向きの格納姿勢に戻るようにしてある。しかし、該バックストップ本体21の基端側に干渉等による何等かの抵抗が生じている状態であっても、上記格納用従節レバー27が設けてあることにより、該格納用従節レバー27が上記したように上記カム板25に揺動従節することに伴い、上記バックストップ本体21を、先端側がジブ4のフート寄りとなる方向、すなわち、該ジブ4を横倒し姿勢としたときに下方に向いた格納姿勢まで強制的に回動させることができるようにしてある。
上記ブーム3側には、たとえば、上記支持フレーム10における所定個所に、図3に示すように、上記ジブ4の基部にてブーム3側に向いた姿勢に展開された状態の上記バックストップ本体21の先端部を受けるための受け部材28が設けてある。該受け部材28は、上記バックストップ本体21の先端部が当たる側の面を、湾曲した凹面28aとしてある。これにより、上記ブーム3に対するジブ4の角度を伸展させることに伴って、上記受け部材28に、上記バックストップ本体21の先端部が突き当たるようになると、該バックストップ本体21の先端部を、該受け部材28の凹面28aにより確実に受けることができるようにしてある。
以上の構成としてあるジブバックストップ20を備えた本発明のクレーンは、ブーム3とジブ4を地上で直線状に並べた状態で該ブーム3の先端側にジブ4を接続しフロントアタッチメント2を組み立てる際には、予め、上記前ストラット8を、上記ジブ4の上方に沿うように前倒しさせて畳んだ姿勢としておく。これにより、上記バックストップ本体21は、下方に向いた格納姿勢となっているため、上記したようにブーム3とジブ4を地上で直線状に並べた状態とする際に、該バックストップ本体21が何ら支障を生じることはない。
次に、前述したように、ブーム3を起こすように動作させて、該ブーム3に対して上記ジブ4がクレーン使用時に必要とされるオフセット角度以上に前屈した姿勢となるようにした後、上記前ストラット8を、ジブ4の上方に沿って畳まれた姿勢から後方に回動させてクレーン作業時の角度姿勢まで展開させると、該前ストラット8の回動と一体に回動する上記カム板25に、上記展開用従節レバー26が揺動従節することで、上記バックストップ本体21が、上記のように下向きに格納された姿勢から、ブーム3側に向いた姿勢に設置されるようになる。
したがって、その後は、本発明のクレーンでは、クレーン作業を実施する間は、上記前ストラット8はジブ4の先端側を支える必要上、ジブ4に対して先端側ペンダント14が緊張する位置まで常時展開された角度姿勢となるため、上記バックストップ本体21は、ブーム3側に向いた姿勢に常時保持されるようになる。
よって、このクレーン作業状態では、上記ジブ起伏ワイヤ19の操作により上記ジブ4をブーム3に対して伸展する方向に動作させると、上記バックストップ本体21の先端部が、上記ブーム3側に設けてある受け部材28に突き当たる時点で、該ジブ4の伸展方向の動作が規制されるようになる。よって、上記ジブ4はブーム3に対して常に前傾した角度姿勢に保持される。
一方、本発明のクレーンは、作業が終了した後に、上記ブーム3に対しジブ4を屈曲させた状態で、上記ジブ4の先端側を地上に着けると、該ジブ4の先端側から上記先端側ペンダント14を介して上記前ストラット8に作用していた荷重が抜けるようになる。よって、その後、上記ブーム3を倒伏方向に動作させると、上記ジブ4が該ブーム3に対して伸展するようになるが、この際、上記荷重の抜けた先端側ペンダント14が弛むにしたがって、上記前ストラット8が前方へ回動させられて上記ジブ4の上方に沿う姿勢に畳まれるようになる。このため、このとき上記前ストラット8の前方への回動に伴われて回動するカム板25により、展開用従節レバー26の押し下げが解除されると共に、該カム板25により格納用従節レバー27が上方へ回動させられることから、上記バックストップ本体21が、自重により又は強制的に下向きに格納されるようになる。
よって、その後は、上記バックストップ本体21が何ら支障を来たすことなく、上記ブーム3を更に倒伏させることができて、該ブーム3とジブ4を地上で直線状に並ぶ配置とさせることができるようになるため、本発明のクレーンでは、上記ジブ4をブーム3より取り外す等のフロントアタッチメント2の分解作業を適宜行うようにすればよい。
このように、本発明のクレーンによれば、ジブバックストップ20を、ジブ4をブーム3に対して前傾させた状態で且つ前ストラット8を展開させたクレーン作業時の状態では、バックストップ本体21の先端をブーム側に向けた姿勢とすることができ、一方、上記前ストラット8をジブ4の上方に沿わせて前倒し姿勢とするクレーン非作業時の状態では、上記バックストップ本体21を下向きに格納することが可能なものとすることができる。したがって、上記クレーン非作業時の状態では、上記ジブ4をブーム3と直線状に並べる姿勢とすることに何ら支障が生じることはない。更に、上記ジブバックストップ20は、格納状態のバックストップ本体21が、上記ジブ4や前ストラット8の上方に突出することはないため、フロントアタッチメント2の分解時に、後ストラット12を上記ジブ4や前ストラット8の上方に重なるように前倒しした姿勢に格納しようとする場合であっても、該後ストラット12が上記バックストップ本体21と干渉する虞を回避できる。よって、上記後ストラット12の取付位置や形状、構造の設計の自由度を高めることができる。
又、上記ジブ4を地上で横倒し姿勢としたときには、上記バックストップ本体21の位置を低くすることができるため、該バックストップ本体21のメンテナンス性を向上させることができる。
更に、上記ジブバックストップ20は、上記ブーム3とジブ4の組み立てや、分解の際に上記バックストップ本体21を別の部材と接続したり、分離したりする作業は必要ない。又、バックストップペンダントを用いる形式の従来のジブバックストップに比して構成を単純にすることができる。
しかも、上記ジブバックストップ20では、バックストップ本体21を前ストラット8の前後方向への回動に伴って、該前ストラット8の回動方向とは逆方向へ回動させる機構として、前ストラット8の基端側に設けたカム板25と、バックストップ本体21の基端側に設けた展開用及び格納用の各従節レバー26及び27との噛み合い機構を用いるようにしてあることから、リンク機構により上記したような前ストラット8の前後方向への回動にバックストップ本体21の展開と格納を連動させる場合に比して、部材点数の削減化を図ることができる。
次に、図6(a)(b)は本発明の実施の他の形態として、図1乃至図5(a)(b)の実施の形態と同様の構成のクレーンにおけるジブバックストップの応用例を示すものである。
すなわち、図6(a)(b)に示すジブバックストップ20aは、図3乃至図5(a)(b)に示したと同様の構成において、前ストラット8の前後方向への回動動作に伴うバックストップ本体21の該前ストラット8の回動方向とは逆方向への回動動作を、カム板25に対する展開用及び格納用の各従節レバー26,27の揺動従節により行わせる構成に代えて、リンク機構29を介して行わせるようにしたものである。
上記リンク機構29は、図6(a)(b)に示すように、上記前ストラット8の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン9の外周面に取り付けたブラケット30と、上記バックストップ本体21の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン24の外周面に取り付けたブラケット31に、上記前ストラット8の回動中心とバックストップ本体21の回動中心とを結ぶ線に対して交差するように配置したリンク棒32の両端部を、それぞれピン33,34を介して回動自在に連結した構成としてある。
その他の構成は図3乃至図5(a)(b)に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
上記構成としてある本実施の形態のジブバックストップ20aは、前ストラット8を後方に回動させてクレーン作業状態の角度姿勢とするときには、上記リンク機構29を介して上記バックストップ本体21を上記前ストラット8とは逆方向に回動させて、ブーム3側に向いた姿勢とさせることができる。
一方、上記前ストラット8を上記クレーン作業時の角度姿勢から前方へ回動させてジブ4の上方に沿うように前倒しした姿勢とさせるときには、上記リンク機構29を介して上記バックストップ本体21を上記前ストラット8とは逆方向に回動させて、下向きに格納することができるようになる。
したがって、本実施の形態のジブバックストップ20aを備えたクレーンによっても、図1乃至図5(a)(b)の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明のクレーンは、クレーン非作業時には、ジブ4の上方に沿うように畳んだ姿勢とし、クレーン作業時には上記畳んだ姿勢からジブ4に対して展開した姿勢とする前ストラット8を備えた構成を備えていれば、ラフィングジブ形式又はタワージブ形式のいずれの形式のクレーンであってもよい。
バックストップ本体21は、ダンパ21aの外周にコイルスプリング21bを設けたものとして示したが、ジブ4のブーム3に対する前傾姿勢を保持する構成としてあれば、単なるシリンダや棒材等、図示した以外のいかなる形式のバックストップ本体21を採用してもよい。
図1乃至図5(a)(b)の実施の形態では、カム板25を前ストラット8の基端部の外面に設け、又、展開用と格納用の各従節レバー26と27をバックストップ本体21の基端部の外面に設けた構成を示したが、上記カム板25は、前ストラット8の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン9の外周に設けるようにしてもよい。又、上記展開用と格納用の各従節レバー26と27は、バックストップ本体21の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン24の外周に設けるようにしてもよい。
又、上記カム板25のサイズや前ストラット8に対する取付角度と、上記各従節レバー26と27のサイズやバックストップ本体21に対する取付角度は、上記前ストラット8の基端部とバックストップ本体21の基端部との間隔、前ストラット8の回動範囲、及び、バックストップ本体21の回動範囲等に応じて適宜変更してもよい。
図1乃至図5(a)(b)の実施の形態では、前ストラット8の前後方向への回動と、バックストップ本体21の上記前ストラット8の回動方向とは逆方向への回動を連動させる手段として、カム板25と、該カム板25に揺動従節する各従節レバー26,27による噛み合い機構を用いる構成を示したが、前ストラット8の基端部又は回動ピン9に該前ストラット8と一体に回転するよう設けた歯車と、バックストップ本体21の基端部又は回動ピン24に該バックストップ本体21と一体に回転するよう設けた歯車との噛み合い機構により、上記前ストラット8の前後方向への回動と、上記バックストップ本体21の上記前ストラット8の回動方向とは逆方向への回動の連動を実現させるようにしてもよい。かかる構成によっても、リンク機構により上記したような前ストラット8の後方と前方への回動にバックストップ本体21の展開と格納を連動させる場合に比して、部材点数の削減化を図ることができる。
図1乃至図5(a)(b)の実施の形態では、バックストップ本体21が、図4(a)に示した如き展開状態から、自重によって確実に図4(b)に示したと同様の下向きの格納姿勢となるよう付勢されている場合、たとえば、干渉等によってバックストップ本体21の上下方向の回動が阻害される虞がない場合は、バックストップ本体21側の格納用従節レバー27を省略した構成としてもよい。
図6(a)(b)の実施の形態では、リンク機構29におけるブラケット30を前ストラット8の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン9の外周に設け、又、ブラケット31をバックストップ本体21の基端部に一体に回動するよう取り付けた回動ピン24の外周に設けた構成を示したが、上記ブラケット30は、前ストラット8の基端部の外面に設ける構成としてもよく、又、ブラケット31は、バックストップ本体21の基端部の外面に設けた構成としてもよい。
又、上記ブラケット30のサイズや前ストラット8に対する取付角度、上記ブラケット31のサイズやバックストップ本体21に対する取付角度、及び、リンク棒32の長さ寸法は、上記前ストラット8の基端部とバックストップ本体21の基端部との間隔、前ストラット8の回動範囲、及び、バックストップ本体21の回動範囲等に応じて適宜変更してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 クレーン本体
2 フロントアタッチメント
3ブーム
4 ジブ
5 ジブ起伏装置
8 前ストラット
12 後ストラット
20,20a ジブバックストップ
21 バックストップ本体
25 カム板
25a 円弧面
26 展開用従節レバー(従節レバー)
27 格納用従節レバー(従節レバー)
29 リンク機構
30 ブラケット
31 ブラケット
32 リンク棒

Claims (4)

  1. クレーン本体に、ブームと、ジブと、前ストラット及び後ストラットを有するジブ起伏装置と、ジブバックストップを備えたフロントアタッチメントを取り付けた構成のクレーンにおいて、
    上記ジブバックストップは、上記前ストラットの基端部が回動可能に取り付けてある上記ジブの該前ストラット基端部の取付け位置付近に基端部を回動可能に取り付けたバックストップ本体と、
    上記ジブに回動可能に取り付けてある上記前ストラットを、該ジブの上方に沿って前倒しした状態のクレーン非作業時における姿勢から、クレーン作業時に起立させた姿勢までの後方へ回動させる動作に連動させて、上記バックストップ本体の先端が上記ジブのフート寄りに向いた格納姿勢から、該バックストップ本体の先端がブーム側に突き当たるように展開して該ブーム側に向いた姿勢まで、該バックストップ本体を上記前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構を、上記前ストラットの基端部と上記バックストップ本体の基端部との間に備えてなる構成を有すること
    を特徴とするクレーン。
  2. バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構、又は、前ストラットの基端側に設けた歯車と、バックストップ本体の基端側に設けた歯車との噛み合い機構とした請求項1記載のクレーン。
  3. バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って、該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構を、前ストラットの基端側に設けたカム板と、バックストップ本体の基端側に設けた従節レバーとの噛み合い機構とし、更に、上記カム板の突出端部に、上記前ストラットの回動中心を中心とする円弧面を備えるようにした請求項2記載のクレーン。
  4. バックストップ本体を前ストラットの回動に伴って該前ストラットの回動方向とは逆方向へ回動させる機構は、前ストラットの基端側に設けたブラケットと、バックストップ本体の基端側に設けたブラケットとを、前ストラットの回動中心とバックストップ本体の回動中心を結ぶ線に対して交差するよう配置したリンク棒を介して連結したリンク機構とした請求項1記載のクレーン。
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