JP5377053B2 - テンプレート及びその製造方法、並びにパターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インプリント用テンプレート及びその製造方法、並びに前記テンプレートを用いたパターン形成方法に関する。
半導体装置の製造工程において、例えば100nm以下の微細パターンの加工性と量産性とを両立させる技術として、パターニングされたテンプレート(モールド又はスタンパーとも呼ばれる。)とウェーハ等の被加工基板上に塗布されたインプリントレジストとを接触させてパターン転写を行う、インプリントリソグラフィー技術が注目されている。
このインプリントリソグラフィーは、転写すべき所定のパターンが片側の表面に形成された原版の型であるテンプレートを、被加工基板上に塗布されている有機材料(以下、インプリントレジストという。)に接触させ、このインプリントレジストを硬化させることによりパターンを転写する技術である。
このインプリントリソグラフィーを行う方法には、インプリントレジストとして熱可塑性レジストを用いる熱インプリント法(例えば特許文献1、特許文献2)や、インプリントレジストとして光硬化性レジストを用いる光インプリント法(例えば特許文献3、特許分権4)などが知られている。このうち、光インプリント法によるパターン転写の概略フローについて述べる。
この光インプリント法は以下の工程を備えている。
(1)被加工基板上に光硬化性レジストを塗布する(塗布工程)。
(2)被加工基板とテンプレートとの位置合わせをする(アライメント工程)。
(3)テンプレートを光硬化性レジストに接触させる(プレス工程)。
(4)UV光を照射することにより光硬化性レジストを硬化させる(転写工程)。
(5)硬化した光硬化性レジストからテンプレートを離す(離型工程)。
被加工基板に塗布されたインプリントレジストを、テンプレートで一度プレスすることを1ショットという。上記一連の工程により、1ショットで形成されたレジストパターン(以下、インプリントレジストパターンという。)が得られる。この一連の工程をステップアンドリピートすることにより、被加工基板上に規則的に並んだインプリントレジストパターンが形成される。その後、光硬化性レジストの残膜を除去する残膜除去工程を行った後、このインプリントレジストパターンをマスクにして被加工基板をエッチングする。
上記のような光インプリント法はSFIL(Step and Flash Imprint Lithography)法と呼ばれ、半導体装置の微細パターンを形成する方法として注目されている。このSFIL法では、インプリントレジストはショットごとに被加工基板上に塗布される。
インプリントレジストの塗布方法には、スピンコート方式とインクジェット方式とがある。インクジェット方式の場合、液滴状のインプリントレジストが被加工基板上に散布される。この際、インプリントするパターンの密度なども考慮して、被加工基板と対向するテンプレートの表面に形成された所定のパターン(以下、インプリント用パターンという。)の内部にインプリントレジストが行き渡るように、散布量が制御される。それゆえ、従来、隣接するインプリントレジストパターン間の領域(以下、隙間領域という。)は、インプリントレジストにより覆われていない状態となっていた。
この隙間領域の幅は、数十μm程度(例えば30μm)である。この隙間領域には、素子のパターンは形成されず、通常、ダイシングラインが配置され、下地パターンが形成される。この下地パターンとしては、アライメント工程で使用する位置合わせ用のマークのほか、各種モニタパターンなどがある。このモニタパターンには様々なものがあるが、例えば、寸法を計測するためのモニタパターンや、多層構造の半導体装置を製造する際に用いられる、重ね合わせ(オーバーレイ)の精度を計測するためのモニタパターンがある。
前述のように隙間領域はインプリントレジストで覆われないため、被加工基板をエッチングする際、プラズマ等により下地パターンが損傷する。その結果、その後の位置合わせ等の作業に支障をきたし、歩留まりの低下を招くという問題があった。
さらに、次のような問題があった。即ち、多層構造を有する半導体装置を製造する際、インプリント法を行うたびに隙間領域の被加工基板がエッチングされていき、隙間領域に深い溝が形成される。このような溝が形成されると、レジストをムラ無く均一に被加工基板上に塗布することができなくなるため、スピンコート法を用いることができないという問題があった。このため、例えば層間絶縁膜を形成できない場合があった。
米国特許第5772905号明細書 特開2003−77807号公報 特開2001−68411号公報 特開2000−194142号公報
本発明は、被加工基板の隙間領域を、インプリントレジストで覆うことが可能なテンプレート及びその製造方法、並びにパターン形成方法を提供する。
本発明の一態様によれば、光インプリント法に用いるテンプレートの製造方法であって、基板上のインプリント用パターンの形成されるパターン形成領域に第1のレジスト膜を形成し、前記第1のレジスト膜をマスクにして、異方性エッチングにより前記基板を所定の深さまで除去することにより、前記パターン形成領域の外側に配置され、前記パターン形成領域より下方の第1の段部と、前記パターン形成領域と前記第1の段部を繋ぐ第1の側面部とを形成し、前記パターン形成領域および前記パターン形成領域を囲う外周部に第2のレジスト膜を形成し、前記第2のレジスト膜をマスクにして、ウェットエッチングにより前記基板を所定の深さまで除去することにより、前記第1の段部の外側に配置され、前記第1の段部より下方の第2の段部と、前記第1の段部と前記第2の段部を繋ぎ、前記第1の側面部よりも大きな表面ラフネスを有する第2の側面部とを形成する、ことを特徴とするテンプレートの製造方法が提供される。
本発明の別態様によれば、光インプリント法に用いるテンプレートであって、基板と、前記基板上の領域であって、インプリント用パターンを有する、パターン形成領域と、前記パターン形成領域の外側に配置され、前記パターン形成領域より下方の第1の段部と、前記パターン形成領域と前記第1の段部を繋ぐ、第1の側面部と、前記第1の段部の外側に配置され、前記第1の段部より下方の第2の段部と、前記第1の段部と前記第2の段部を繋ぎ、前記第1の側面部よりも大きな表面ラフネスを有する、第2の側面部と、を備えることを特徴とするテンプレートが提供される。
本発明によれば、被加工基板の隙間領域を、インプリントレジストで覆うことができる。
第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図1Aに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図1Bに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図1Cに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図1Dに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図1Eに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 第1の実施形態に係るテンプレートの下面図である。 第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 図3Aに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 図3Bに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 図3Cに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 図3Dに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 図3Eに続く、第1の実施形態に係るテンプレートの製造工程の変形例を示す断面図である。 第1の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための図である。 図4Aに続く、第1の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための図である。 図4Bに続く、第1の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための図である。 図4Cに続く、第1の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための図である。 図4Dに続く、第1の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための図である。 第1の実施形態に係るテンプレートを用いて形成されたインプリントレジストパターンを示す図である。 第1の実施形態に係るテンプレートの変形例の断面図である。 第1の実施形態に係るテンプレートの別の変形例の下面図である。 第2の実施形態に係るテンプレートの断面図である。 第2の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための断面図である。 図8Aに続く、第2の実施形態に係るテンプレートを用いた光インプリント法を説明するための断面図である。 比較例に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図9Aに続く、比較例に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図9Bに続く、比較例に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 図9Cに続く、比較例に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。 比較例に係るテンプレートの下面図である。 比較例に係るテンプレートを用いて形成されたインプリントレジストパターンを示す図である。
本発明に係る実施形態を説明する前に、本発明者らが本発明をなすに至った経緯について説明する。
前述のように、従来のインプリント法を用いた場合、隙間領域にインプリントレジストが塗布されず、そのため、被加工基板をエッチングする際、隙間領域の下地パターンが損傷する問題や隙間領域に溝が形成される問題があった。
そこで、本発明者らはまず、インプリントレジストの散布方法を変更することにより、プレス工程時のインプリントレジストのはみ出しを利用して隙間領域をインプリントレジストで覆う方法を考えた。
即ち、塗布工程においてインプリントレジストの散布量を増加させ、さらに、アライメント工程において隙間領域の幅が数十nm程度になるように位置合わせを行う。
インプリントレジストの散布量を増加させることで、プレス工程においてインプリントレジストは、本来インプリントレジストパターンが形成されることになる被加工基板上の領域(以下、インプリントレジストパターン形成領域という。)から、インプリントレジストパターン形成領域間の隙間領域にはみ出る。このはみ出たインプリントレジストは、隣接するインプリントレジストパターンの端部と接触し、表面張力により自己整合的に隙間領域を覆う。インプリントレジストのはみ出し量については、例えば、インプリントレジストがインプリントレジストパターン形成領域から隙間領域の幅の半分程度はみ出すようにする。このようにすることで、隙間領域を覆うことができる。
しかし、上記の方法では次のような問題があることを本発明者らは独自に見いだした。後述のように従来のテンプレートでは、パターン形成領域のエッジ部のラフネスは数μm程度である。ここでいうパターン形成領域は、テンプレートの基板上の領域であってインプリント用パターンを形成するための領域である。
このため、このテンプレートを用いて形成されたインプリントレジストパターンのラインエッジラフネス(LER)は、パターン形成領域のエッジ部のラフネスの大きさを反映して、隙間領域の幅(数十nm)に比べて非常に大きくなる。ここでいうラインエッジラフネスは、インプリントレジストパターンのエッジの直線からの揺らぎ(凹凸の大きさ)である。その結果、従来のテンプレートを使用した上記の方法では、隙間領域をムラ無く、すき間無く、インプリントレジストで覆うことが困難という問題があった。
以下、上記についてさらに詳細に説明する。
まず、比較例に係る従来のテンプレートの製造方法を述べ、パターン形成領域のエッジ部のラフネスが大きくなる理由を説明する。
以下、比較例に係るテンプレートの製造方法を示す工程断面図である図9A〜図9Dに沿って説明する。
(1)まず、図9Aからわかるように、石英からなる基板100の表面における所定の領域(パターン形成領域104)にインプリント用パターンを形成する。なお、このインプリント用パターンの溝の深さは、例えば60nm〜70nmである。パターン形成領域104の大きさは、例えば33mm×26mmである。
(2)次に、図9Bからわかるように、フォトリソグラフィを用いてパターン形成領域104にレジスト膜101を形成する。
(3)次に、図9Cからわかるように、レジスト膜101をマスクにしてエッチング速度の速いウェットエッチングを行うことにより、基板100を所定の深さまで除去する。このエッチングにより、図9Cに示すように、側面部103a及び段部103bが形成される。この側面部103aは、段部103bとパターン形成領域104を繋いでおり、基板100がサイドエッチングされて形成されたために湾曲している。
なお、エッチングの深さは、プレス工程の際にテンプレートと被加工基板(ウェーハ)が干渉しないように決められる。基板100は、例えば15μm〜30μm程度エッチングされる。
(4)次に、レジスト膜101を除去する。
上記の工程により、図9Dに示す比較例に係るテンプレート103が得られる。図10は、このテンプレート103の下面図を示している。この図10からわかるように、パターン形成領域104のエッジ部105を拡大すると、数μm程度のラフネスが見られる。このラフネスは、基板100をウェットエッチングする工程で形成されたものである。
次に、比較例に係るテンプレート103を用いて、光インプリント法を行った場合について説明する。この中で、塗布工程においてインプリントレジストの散布量を増やし、アライメント工程において隙間領域の幅が数十nm程度になるように位置調整を行った。
図11は、被加工基板107上に形成されたインプリントレジストパターン108,108,・・・を示している。
テンプレート103のエッジ部105のラフネスを反映して、インプリントレジストパターン108のラインエッジラフネスは数μm程度であり、隙間領域109の幅に比べてはるかに大きい。このため、図11の隙間領域109付近の拡大図からわかるように、隙間領域109には、図中上側のインプリントレジストパターン108と下側のインプリントレジストパターン108とで二重に覆われている領域や、逆にどちらのインプリントレジストパターンにも覆われていない領域が存在する。
上記のように、比較例に係るテンプレート103を用いた場合、インプリントレジストの散布量を変更してインプリントレジストをはみ出させても、隙間領域109を均一に覆うことはできない。このため、上述の隙間領域109がエッチングされる問題は解決されない。また、隙間領域109にインプリントレジストパターンで二重に覆われた領域が存在する場合、インプリントレジストパターンを除去する工程(アッシング)の後も、インプリントレジストが残存するおそれがある。インプリントレジストが残存しないように長時間のアッシングを行った場合、酸素プラズマによってインプリント用パターンが損傷するおそれがある。
さらに、比較例に係るテンプレート103を用いた場合、パターン形成領域104からはみ出したインプリントレジストの一部がテンプレート103のエッジ部105に残存する。このため、インプリントを繰り返す際、インプリントレジストのはみ出し量を制御することが困難になるという問題もあった。
本発明は、上記の本発明者ら独自の技術的認識に基づきなされたものであり、下記の各実施形態において述べるように、被加工基板の隙間領域を、インプリントレジストで覆うことが可能なテンプレート及びその製造方法、並びにパターン形成方法を提供するものである。
以下、本発明に係る2つの実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態は、パターン形成領域のエッジ部のラフネスを大幅に低減したテンプレートの製造方法などについて説明する。第2の実施形態は、光触媒膜をパターン形成領域に形成したテンプレートの製造方法などについて説明する。
なお、同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。また、各図において、各構成要素の縮尺比率は、図面上で認識可能な程度の大きさとするため、適宜に変えている。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るテンプレートの製造方法を、図1A〜図1Fを用いて説明する。図1A〜図1Fは本実施形態に係るテンプレートの製造工程を示す断面図である。
(1)まず、図1Aからわかるように、露光光に対して透明な基板10の表面における所定の領域(パターン形成領域14)にインプリント用パターンを形成する。このインプリント用パターンは、例えばインプリント法もしくは電子ビーム(EB:Electron Beam)露光、及び反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)を用いて形成される。なお、このインプリント用パターンの溝の深さは、例えば60nm〜70nmである。基板10は例えば石英からなる。
(2)次に、図1Bからわかるように、パターン形成領域14にレジスト膜11を形成する。このレジスト膜11のラインエッジラフネスは、後述の隙間領域19の幅以下である。なお、このレジスト膜11の形成には、フォトリソグラフィのほか、電子ビーム露光又はEUV露光を用いてもよい。
(3)次に、図1Cからわかるように、レジスト膜11をマスクにして異方性エッチング(例えばRIE)を行うことにより、基板10を所定の深さまで除去する。このエッチングにより、図1Cに示すように、第1の側面部13a及び第1の段部13bが形成される。この第1の側面部13aは、第1の段部13bとパターン形成領域14を繋ぐものであり、パターン形成領域14の面に対してほぼ垂直である。
なお、このエッチングの深さは、プレス工程時にパターン形成領域14からはみ出したインプリントレジストが第1の段部13bに付着しないように決められる。例えば5μmであり、1μm以上であることが好ましい。
(4)次に、図1Dからわかるように、レジスト膜11を除去した後、例えばフォトリソグラフィを用いて、パターン形成領域14及びパターン形成領域14を囲う外周部14b(第1の段部13bの一部)にレジスト膜12を形成する。なお、このレジスト膜12により覆われる外周部14bの面積は後述のウェットエッチングの条件に依存する。
(5)次に、図1Eからわかるように、レジスト膜12をマスクにしてウェットエッチングを行うことにより、基板10を所定の深さまで除去する。このエッチングにより、図1Eに示すように、第2の側面部13c及び第2の段部13dが形成される。この第2の側面部13cは第2の段部13dと第1の段部13bを繋ぐものである。この第2の側面部13cはウェットエッチングにより形成されたため、第1の側面部13aに比べて表面ラフネスが大きい。また、図1Eに示すように、この第2の側面部13cは基板10がサイドエッチングされて形成されたために湾曲している。
なお、エッチングの深さは、プレス工程の際にテンプレートと被加工基板(ウェーハ)が干渉しないように決められる。前述の異方性エッチング工程によるエッチングの深さと、本ウェットエッチング工程によるエッチングの深さとの和が、例えば15μm〜30μmになるまでエッチングを行う。つまり、前述の異方性エッチング工程で基板10を5μmエッチングした場合、本工程では10μm〜25μmだけエッチングする。
(6)次に、レジスト膜12を除去する。
上記の工程により、図1Fに示す本実施形態に係るテンプレート13が得られる。図2は、このテンプレート13の下面図を示している。上記のように、第1の側面部13aは、ラインエッジラフネスの極めて小さいレジスト膜11をマスクにして、異方性エッチングを用いて形成された。このため、図2のエッジ部15付近の拡大図からもわかるように、パターン形成領域14のエッジ部15のラフネスは極めて小さく、隙間領域19の幅以下である。
本実施形態に係るテンプレートの製造方法では、ラフネスは大きいがエッチング速度の速いウェットエッチングと、ラフネスは小さいがエッチング速度の遅い異方性エッチングとを組み合わせることで、テンプレートの製造時間の短縮化も図られている。
なお、インプリント用パターンは、異方性エッチングをしてレジスト膜11を除去した後、又はウェットエッチングをしてレジスト膜12を除去した後に形成するようにしてもよい。
また、異方性エッチングのみを用いてテンプレートを製造してもよい。この場合、レジスト膜11をマスクにして基板10をエッチングする工程において、所望の深さ(例えば15μm〜30μm)が得られるまで異方性エッチングを行う。但し、異方性エッチングとしてRIEを用いる場合、ウェットエッチングに比べて格段に時間を要するので、テンプレートの製造時間は大幅に長くなる。
また、上記の説明では基板10を異方性エッチングした後にウェットエッチングを行ったが、これとは逆に、ウェットエッチングを行った後に異方性エッチングを行ってテンプレートを作製してもよい。この製造方法について図3A〜図3Fを用いて説明する。
(1)まず、図3Aからわかるように、基板10のパターン形成領域14にインプリント用パターンを形成する。
(2)次に、図3Bからわかるように、例えばフォトリソグラフィを用いてパターン形成領域14、及びパターン形成領域14を囲う外周部14bにレジスト膜12を形成する。
(3)次に、図3Cからわかるように、レジスト膜12をマスクにしてウェットエッチングを行うことにより、基板10を所定の深さまで除去する。
(4)次に、図3Dからわかるように、レジスト膜12を除去した後、パターン形成領域14にレジスト膜11を形成する。
(5)次に、図3Eからわかるように、レジスト膜11をマスクにして異方性エッチング(例えばRIE)を行うことにより、基板10を所定の深さまで除去する。このエッチングにより、図3Eに示すように、第1の側面部13a、第1の段部13b、第2の側面部13c及び第2の段部13dが形成される。
(6)次に、レジスト膜11を除去する。
これにより、図3Fに示す本実施形態に係るテンプレート13’が得られる。
次に、本実施形態に係るテンプレート13(13’)を用いて、光インプリント法を行った場合について、図4A〜図4Fを用いて説明する。図4A及び図4Cは、被加工基板17上のインプリントレジストパターン形成領域18aに光硬化性レジスト31が散布された状態を示す平面図である。図4B及び図4Dは、プレス工程における被加工基板17及びテンプレート13の断面図である。図4Eは、離型工程後の被加工基板17及びインプリントレジストパターン18の断面図である。図4Fは、被加工基板17上に形成された複数のインプリントレジストパターン18を示す上面図である。
(1)まず、被加工基板17上のインプリントレジストパターン形成領域18aに、液滴状の光硬化性レジスト31を散布する。この際、図4Aからわかるように、インプリントレジストパターン形成領域18aの内部に光硬化性レジスト31(図中の黒丸で示される)を散布する。それに加えて、インプリントレジストパターン形成領域18aの境界近傍にも光硬化性レジスト31(図中の白丸で示される)を散布する。
(2)次に、被加工基板17とテンプレート13との位置合わせを行う。この位置合わせは、被加工基板17上のアライメントマーク(図示せず)を用いて行う。ここでは、テンプレート13のパターン形成領域14がインプリントレジストパターン形成領域18aに合うように位置調整する。
(3)次に、テンプレート13を被加工基板17上の光硬化性レジスト31に接触させる。テンプレート13と被加工基板17間の距離は、例えば15nmに保たれる。本工程において、液滴状の光硬化性レジスト31,31,・・・は合体して一体の光硬化性レジストとなり、この一体化した光硬化性レジスト31はテンプレート13のエッジ部15の凹凸(LER)に沿ってパターン形成領域14からはみ出す。
これにより、一体化した光硬化性レジスト31は、図4Bに示すように、インプリントレジストパターン形成領域18aからはみ出し、隙間領域19の一部を覆う。
(4)次に、UV光を照射して光硬化性レジスト31を硬化させる転写工程、およびテンプレート13を硬化した光硬化性レジスト31から離す離型工程を行うことにより、インプリントレジストパターン18を形成する。
図4Cからわかるように、図中左側に形成されたインプリントレジストパターン18は、インプリントレジストパターン形成領域18aからはみ出しており、隙間領域19を半分ほど覆っている。
(5)次に、図4Cからわかるように、先程と同様にして、図中中央のインプリントレジストパターン形成領域18aに光硬化性レジスト31を散布する。なお、インプリントレジストパターン形成領域18a間の距離(隙間領域の幅)は数十nm程度である。
(6)次に、先程と同様にして、被加工基板17とテンプレート13との位置合わせを行う。
(7)次に、先程と同様にして、被加工基板17上に散布された光硬化性レジスト31にテンプレート13を接触させる。
これにより、光硬化性レジスト31は、図4Dに示すように、光硬化性レジスト31は、インプリントレジストパターン形成領域18aからはみ出し、表面張力により自己整合的に、隣接するインプリントレジストパターン18と接触する。その結果、隙間領域19は完全にインプリントレジストパターン18,18(インプリントレジスト)に覆われる。
(8)次に、転写工程及び離型工程を行うことにより、インプリントレジストパターン18を形成する。図4Eは、離型工程後の隙間領域19付近のインプリントレジストパターン18,18の断面図を示している。この図4Eからわかるように、隙間領域19はインプリントレジストパターン18,18(インプリントレジスト)により完全に覆われている。
図4Fは、被加工基板17上に形成された複数のインプリントレジストパターン18,18,・・・の上面図である。この図4Fに示すように、インプリントレジストパターン18,18,・・・は規則的に並んでおり、すき間無く接している。
また、図4Fのインプリントレジストパターンの境界付近の拡大図からわかるように、図中上下のインプリントレジストパターン18,18は隙間領域の幅のほぼ半分程度はみ出して互いに接しており、これにより、隙間領域19(図4Fの拡大図中の破線で挟まれた領域)はムラ無く、すき間無く、インプリントレジストパターン18(インプリントレジスト)で覆われる。
インプリントレジストパターン18のラインエッジラフネスは、テンプレート13(13’)のエッジ部15のラフネスを反映して決まる。上述したように、エッジ部15のラフネスは隙間領域19の幅以下に形成されているため、インプリントレジストパターン18のラインエッジラフネスを隙間領域19の幅以下にすることができる。このため、本実施形態に係るテンプレートを用いて上記のように光インプリント法を行うと、図4Fからわかるように、隙間領域19をムラ無く、すき間無く、インプリントレジストで覆うことができる。
次に、本実施形態に係るテンプレートの変形例として、テンプレート13(13’)に防汚処理を施したテンプレート23について図5を用いて説明する。図5はテンプレート23の断面図である。
図5からわかるように、このテンプレート23はテンプレート13(13’)の第1の側面部13aに防汚処理を施したものである。具体的には、撥水性又は撥油性を有する材料からなる被膜16を、第1の側面部13aに形成する。この被膜16は、基板10の材料よりも高い撥水性又は撥油性を有する材料である。例えば、石英からなる基板10に対してはフロロカーボンなどのフッ素系の材料が用いられる。
この防汚処理は、本実施形態で説明したテンプレートの製造方法において、例えば、テンプレート13(13’)が完成した後、又は異方性エッチングを行った後に行われる。
なお、この防汚処理は第1の側面部13aの全面にわたって施すことは必須ではなく、プレス工程時にはみ出したインプリントレジストが付着する領域に施されていればよい。
上記のテンプレート23を用いてインプリント法を行えば、パターン形成領域14の第1の側面部13aに防汚処理が施されているので、はみ出したインプリントレジストがこの第1の側面部13aに残存することがない。このため、インプリント(ショット)を繰り返しても、インプリントレジストのはみ出し量を高精度に制御することが可能である。その結果、隙間領域を再現性良くインプリントレジストで覆うことが可能となる。
なお、パターン形成領域14の少なくとも一端に防汚処理を施してもよい。これにより、防汚処理された辺からのインプリントレジストのはみ出しを抑制することができる。このことを図6に示すテンプレートの一例を用いて説明する。図6はテンプレート33の下面図である。図6からわかるように、このテンプレート33においては、パターン形成領域14の左辺および下辺に被膜16を形成している。これにより、パターン形成領域14の右辺及び上辺からのみインプリントレジストをはみ出させることができる。
また、塗布工程におけるインプリントレジストの塗布方法については、図4A及び図4Cに示したように、インプリントレジストパターン形成領域18aの四辺の境界近傍に散布してもよい。その他、インプリントレジストパターン18に隣接する側のインプリントレジストパターン形成領域18aの境界近傍にはインプリントレジストを多めに散布し、一方、インプリントレジストパターンに隣接しない側の境界近傍にはインプリントレジストを通常の量もしくは少なめに散布するようにしてもよい。つまり、図4Cを例にとると、図中中央のインプリントレジストパターン形成領域18aの内部および左辺の境界近傍に、光硬化性レジスト31を散布するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、パターン形成領域のエッジ部におけるラフネスが極めて小さいテンプレートが得られる。
このテンプレートを用いて光インプリント法を行うことで、隙間領域をインプリントレジストで均一に覆うことができる。これにより、隙間領域に形成された下地パターンの損傷や、隙間領域に溝が形成されることが防止される。このため、光インプリント法によるパターン形成の精度を高めることができ、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。また、層間絶縁膜の形成などのスピンコート法を用いるプロセスを用いることもできる。
さらに、本実施形態によれば、パターン形成領域の側面部に防汚処理が施されたテンプレートが得られる。この防汚処理により、インプリントを繰り返しても、インプリントレジストがパターン形成領域の側面部に残存せず、このため、インプリントレジストのはみ出し量を高精度に制御することができる。これにより、隙間領域を再現性良くインプリントレジストで覆うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態に係るテンプレートのパターン形成領域の少なくとも周辺部(インプリント用パターンの形成されていない余白部)に、光触媒性の物質からなる膜(光触媒膜)を形成する。さらに、インプリントレジストとして、フッ素を含有したものを用いる。
このようなテンプレート及びインプリントレジストを用いて第1の実施形態で説明した光インプリント法を行う。これにより、インプリントレジストパターンの所定の部分に撥水性又は撥油性を持たせ、インプリントレジストがはみ出し過ぎた場合でも隣接するインプリントレジスト同士が重ならないようにすることができる。
以下、本実施形態の詳細について説明する。
図7は、第2の実施形態に係るテンプレート43の断面図を示している。この図7からわかるように、パターン形成領域14の周辺部14aに例えば酸化チタン(TiO)からなる光触媒膜20が形成されている。
この光触媒膜20は、第1の実施形態で説明したテンプレートの製造方法において、例えば、インプリント用パターンの形成後、テンプレート13(13’)の完成後、又は被膜16の形成後に、パターン形成領域14の少なくとも周辺部14aに形成される。なお、パターン形成領域14の全面にわたって光触媒膜20を形成してもよい。
次に、この第2の実施形態に係るテンプレート43と、フッ素を含有したインプリントレジスト(フッ素含有インプリントレジスト21)とを用いた光インプリント法について説明する。
(1)第1の実施形態の場合と同様にして、塗布工程を行う。ここで、インプリントレジストとして、フッ素を含有するフッ素含有インプリントレジスト21を用いる。
(2)次に、第1の実施形態の場合と同様にして、アライメント工程およびプレス工程を行う。
(3)次に、UV光を照射して光硬化性レジストを硬化させる転写工程を行う。
図8Aは、この転写工程における、被加工基板17、フッ素含有インプリントレジスト21及びテンプレート43の断面図である。
この図8Aに示すように図中上方からUV光(λ)を照射すると、フッ素含有インプリントレジスト21は硬化する。さらに、このUV光の照射により、フッ素含有インプリントレジスト21中のフッ素含有組成物が光触媒膜20とフッ素含有インプリントレジスト21との界面に引き付けられてフッ素含有インプリントレジスト21の上面に析出し、少なくともフッ素を含むフッ素膜21aが形成される。
(4)次に、テンプレート43をインプリントレジストパターン18から離型する離型工程を行う。
図8Bは、テンプレート43を離型した後における、被加工基板17およびインプリントレジストパターン18の断面図である。この図8Bからわかるように、フッ素含有インプリントレジスト21のうち光触媒膜20と接していた部分に、撥水性又は撥油性を有するフッ素膜21aが形成されている。このようなフッ素膜21aが形成されることにより、既に形成されたインプリントレジストパターン18に隣接する領域に別のインプリントレジストパターンを形成する際、プレス工程においてインプリントレジストがはみ出し過ぎた場合でも、隣接するインプリントレジストパターン18の上に乗り上げることが防止される。
以上、本実施形態によれば、第1の実施形態に係るテンプレートのパターン形成領域の少なくとも周辺部に光触媒膜を形成したテンプレートが得られる。
この本実施形態に係るテンプレート、及びフッ素を含有するインプリントレジストを用いて光インプリント法を行うと、UV光照射によりインプリントレジストパターンの上面のうち光触媒膜に接する部分に撥水性又は撥油性を有するフッ素膜が形成される。これにより、プレス工程においてインプリントレジストがはみ出し過ぎたとしても、このはみ出したインプリントレジストが隣接するインプリントレジストパターンの上に乗り上げることを防止することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
10、100 基板
11、12、101 レジスト膜
13、13’、23、33、43、103 テンプレート
13a 第1の側面部
13b 第1の段部
13c 第2の側面部
13d 第2の段部
14、104 パターン形成領域
14a 周辺部
14b 外周部
15、105 エッジ部
16 被膜
17、107 被加工基板
18、108 インプリントレジストパターン
18a インプリントレジストパターン形成領域
19、109 隙間領域
20 光触媒膜
21 フッ素含有インプリントレジスト
21a フッ素膜
31 光硬化性レジスト
103a 側面部
103b 段部

Claims (5)

  1. 光インプリント法に用いるテンプレートの製造方法であって、
    基板上のインプリント用パターンの形成されるパターン形成領域に第1のレジスト膜を形成し、
    前記第1のレジスト膜をマスクにして、異方性エッチングにより前記基板を所定の深さまで除去することにより、前記パターン形成領域の外側に配置され、前記パターン形成領域より下方の第1の段部と、前記パターン形成領域と前記第1の段部を繋ぐ第1の側面部とを形成し、
    前記パターン形成領域および前記パターン形成領域を囲う外周部に第2のレジスト膜を形成し、
    前記第2のレジスト膜をマスクにして、ウェットエッチングにより前記基板を所定の深さまで除去することにより、前記第1の段部の外側に配置され、前記第1の段部より下方の第2の段部と、前記第1の段部と前記第2の段部を繋ぎ、前記第1の側面部よりも大きな表面ラフネスを有する第2の側面部とを形成する、
    ことを特徴とするテンプレートの製造方法。
  2. 光インプリント法に用いるテンプレートであって、
    基板と、
    前記基板上の領域であって、インプリント用パターンを有する、パターン形成領域と、
    前記パターン形成領域の外側に配置され、前記パターン形成領域より下方の第1の段部と、
    前記パターン形成領域と前記第1の段部を繋ぐ、第1の側面部と、
    前記第1の段部の外側に配置され、前記第1の段部より下方の第2の段部と、
    前記第1の段部と前記第2の段部を繋ぎ、前記第1の側面部よりも大きな表面ラフネスを有する、第2の側面部と、
    を備えることを特徴とするテンプレート。
  3. 請求項2に記載のテンプレートであって、
    前記第1の側面部に、前記基板よりも撥水性又は撥油性の高い材料からなる被膜を備えていることを特徴とするテンプレート。
  4. 請求項2又は3に記載のテンプレートを用いるパターン形成方法であって、
    被加工基板上のインプリントレジストパターン形成領域の内部及び境界近傍にインプリントレジストを散布し、
    前記被加工基板と前記テンプレートとの位置合わせを行い、
    前記テンプレートを前記インプリントレジストに接触させ、それにより、前記インプリントレジストを前記インプリントレジストパターン形成領域から隙間領域にはみ出させ、 前記インプリントレジストにUV光を照射して前記インプリントレジストを硬化させる、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  5. インプリントレジストとして、フッ素を含有するインプリントレジストを用い、
    テンプレートとして、請求項2又は3に記載のテンプレートであって、前記パターン形成領域の少なくとも周辺部に光触媒膜を備えたテンプレートを用いる、光インプリント法によるパターン形成方法であって、
    被加工基板上のインプリントレジストパターン形成領域の内部及び境界近傍にインプリントレジストを散布し、
    前記被加工基板と前記テンプレートとの位置合わせを行い、
    前記テンプレートを前記インプリントレジストに接触させ、それにより、前記インプリントレジストを前記インプリントレジストパターン形成領域から隙間領域にはみ出させ、 前記インプリントレジストにUV光を照射することにより、前記インプリントレジストを硬化させるとともに、前記インプリントレジストのうち前記光触媒膜と接する部分にフッ素膜を形成する、
    ことを特徴とするパターン形成方法。
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