JP5376191B2 - 移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スライダを所定方向に案内して所定距離だけ移動させる移動装置に関する。
従来から、この種の移動装置には、スライダを低摩擦で且つ超高精度に移動させる要求(以下、超高精度化要求と言う)がされている。これに応えるために、例えば特許文献1には、摺動面間にエアによる気体膜を形成することで、スライダを低摩擦で移動させるエアスライド装置が提案されている。しかしながら、エアスライド装置は、非常に高価であるため、既存の転動体をそのまま用いて超高精度化要求を図ることが可能な移動装置の開発が要望されている。
ところで、かかる移動装置では、転動体の通過に伴うスライダの姿勢変化が生じる場合があり、その姿勢変化の大きさによっては、超高精度化要求を達成することが困難になってしまう。そこで、これを解消するために、例えばスライダの端部にクラウニング処理を施したり、或いは、移動方向に沿ってスライダを延長させるなどの対策が講じられているが、近年の超高精度化要求を充分に満足するものでは無い。
特許公開2006−161898号公報
本発明は、超高精度化要求に応えるために成されており、その目的は、姿勢変化を生じること無くスライダを所定方向に案内して所定距離だけ移動させる移動装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、所定方向に延出したガイドレールと、ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体と、複数の転動体を保持しつつガイドレールに沿って、スライダとは別に移動可能な保持器とを備えており、ガイドレールとスライダとの間には、互いに並列した複数の転走列が配置されていると共に、転走列相互の個々の転動体は、その位置が等間隔で、且つ、互いに同位相となるように位置決めされており、保持器は、ガイドレールの外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つ各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数のポケットが一体的に設けられていると共に、保持器は、複数のポケットが配置された領域全体に亘って且つガイドレールの延出方向に沿って一体的に連続して構成され、保持器は、転動体の回転中心よりもスライダ側にオフセットされていると共に、各ポケットの寸法は、当該ポケットに保持された各転動体のスライダ側への抜け落ちを防止するために、転動体の回転方向に沿った外径寸法よりも小さく設定されている
また、本発明は、所定方向に延出したガイドレールと、ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体と、複数の転動体を保持しつつガイドレールに沿って、スライダとは別に移動可能な保持器とを備えており、ガイドレールとスライダとの間には、互いに並列した複数の転走列が配置されていると共に、転走列相互の個々の転動体は、その位置が等間隔で、且つ、互いに同位相となるように位置決めされており、保持器は、ガイドレールの外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つ各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数のポケットが一体的に設けられていると共に、保持器は、複数のポケットが配置された領域全体に亘って且つガイドレールの延出方向に沿って一体的に連続して構成され、保持器は、転動体の回転中心よりもスライダ側にオフセットされていると共に、各ポケットの寸法は、当該ポケットに保持された各転動体のスライダ側への抜け落ちを防止するために、転動体の回転方向に沿った外径寸法よりも小さく設定されており、保持器には、各ポケットに保持された複数の転動体をスライダ側へ向けて押えることにより、当該転動体の保持器からの脱落を防止する押え部材が設けられている。
本発明の移動装置によれば、複数列の転動体の位相を互いに一致させたことにより、姿勢変化を生じること無くスライダを所定方向に案内して所定距離だけ移動させることができる。
以下、本発明の移動装置の原理について説明した上で、当該原理を適用した本発明の一実施の形態に係る移動装置について説明する。
図1(a)には、移動装置の概略構成が示されており、当該移動装置は、所定方向に延出したガイドレール2と、ガイドレール2に沿って移動可能なスライダ4と、ガイドレール2の延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダ4の移動に伴ってガイドレール2とスライダ4との間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体6とを備えている。
ガイドレール2には、その上部両側に当該ガイドレール2の延出方向に沿って互いに並列して形成された上部ガイド転動面2a,2bと、その両側面に上部ガイド転動面2a,2bと平行に形成された側部ガイド転動面2c,2dとが設けられている。一方、スライダ4には、上部ガイド転動面2a,2b及び側部ガイド転動面2c,2dのそれぞれに対向して延出した上部スライダ転動面4a,4b及び側部スライダ転動面4c,4dが設けられている。
また、転動体6としては、例えば玉やコロを適用することができるが、ここでは一例として玉6を想定し、当該転動体(玉)6は、上部ガイド転動面2a,2bと上部スライダ転動面4a,4bとの間、及び、側部ガイド転動面2c,2dと側部スライダ転動面4c,4dとの間にそれぞれ複数個組み込まれている。これにより、ガイドレール2とスライダ4との間には、互いに並列した4本の転走列La,Lb,Lc,Ldが配置される。なお、転動体(玉)6の大きさ(直径)や組込個数については、例えば移動装置(ガイドレール2、スライダ4など)の大きさや形状、或いは、使用目的や使用環境に応じて任意に設定されるため、ここでは特に数値限定しない。
図1(b)〜(d)には、4本の転走列La,Lb,Lc,Ldにおける複数の転動体(玉)6の配置構成を変えた場合のモデルが示されている。なお、各転走列La,Lb,Lc,Ldにおいて、複数の転動体(玉)6は、所定の転動体間隔Sで配列されることになるが、図面では簡略化のため、各転動体(玉)6を転走方向で相互に隣接させて位置決めしている。この場合、所定の転動体間隔Sとは、隣接する転動体(玉)6の回転中心Rの相互間距離として規定され、これにより、各転走列La,Lb,Lc,Ldにおける複数の転動体(玉)6は、等間隔に配列される。
まず、同図(b)において、各転走列La,Lb,Lc,Ld相互の個々の転動体(玉)6は、その回転中心Rが全て同一位置に整列している。即ち、各転走列La,Lb,Lc,Ld相互の個々の転動体(玉)6は、その位置が互いに同位相(全列同位相)となるように位置決めされている。
次に、同図(c)において、上側の転走列La,Lbと下側の転走列Lc,Ldの転動体(玉)6は、その回転中心Rが転動体間隔Sの1/2ずれて整列している。即ち、上下の転走列の転動体(玉)6は、その位置が互いに1/2ずれた位相(上下1/2ずれ位相)となるように位置決めされている。
また、同図(d)において、左側の転走列Lb,Ldと右側の転走列La,Lcの転動体(玉)6は、その回転中心Rが転動体間隔Sの1/2ずれて整列している。即ち、左右の転走列の転動体(玉)6は、その位置が互いに1/2ずれた位相(左右1/2ずれ位相)となるように位置決めされている。
ここで、ガイドレール2に沿ってスライダ4を移動させた際に、ガイドレール2とスライダ4との間を複数の転動体(玉)6が転走することで生じるスライダ4の姿勢の変化状態について考察する。
まず、上下1/2ずれ位相(図1(c))の各転走列La,Lb,Lc,Ldでは、図3に示すように、スライダ4の姿勢変化が上下(垂直)方向(図3(a))とピッチング方向(図3(c))にそれぞれ現れ、左右(水平)方向(図3(b))とヨーイング方向(図3(d))の姿勢変化は略ゼロとなっている。
次に、左右1/2ずれ位相(図1(d))の各転走列La,Lb,Lc,Ldでは、図4に示すように、スライダ4の姿勢変化が左右(水平)方向(図4(b))とヨーイング方向(図4(d))にそれぞれ現れ、上下(垂直)方向(図4(a))とピッチング方向(図4(c))の姿勢変化は略ゼロとなっている。
そして、全列同位相(図1(b))の各転走列La,Lb,Lc,Ldでは、図2に示すように、上下(垂直)方向(図2(a))、左右(水平)方向(図2(b))、ピッチング方向(図2(c))、ヨーイング方向(図2(d))の全てにおいて、スライダ4の姿勢変化は略ゼロとなっている。
従って、各転走列La,Lb,Lc,Ld相互の個々の転動体(玉)6の位置を互いに同位相(全列同位相)となるように、等間隔に位置決めすることにより、姿勢変化を生じること無くスライダ4を所定方向に案内して所定距離だけ低摩擦で且つ超高精度に移動させることができることが判明した。かかる効果は、転動体(玉)6を等間隔且つ同位相に位置決めすることで、移動装置の各転走列La,Lb,Lc,Ldの内部荷重と、それに伴う個々の転動体(玉)6の弾性変形量とが列間相互で均一化されることが要因となっている。
なお、図面では、上下方向に2列で左右方向に2列の合計4本の転走列La,Lb,Lc,Ldを例示したが、これに限定されることは無く、例えば、上下方向に2列のみ、或いは、左右方向に2列のみ、また、上下方向に3列以上、或いは、左右方向に3列以上としても同様の効果を実現することができる。要するに、転走列相互が互いに並列し且つ各転走列相互の個々の転動体(玉)6の位置が等間隔で且つ互いに同位相であれば、上述した効果を有する移動装置を実現することができる。
次に、上述した原理を適用した本発明の一実施の形態に係る移動装置について説明する。
図5に示された移動装置は、所定方向に延出したガイドレール2と、ガイドレール2に沿って移動可能なスライダ4と、ガイドレール2の延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダ4の移動に伴ってガイドレール2とスライダ4との間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体6とを備えており、転動体6は、ガイドレール2に沿って移動可能な保持器8に保持されている。なお、転動体6としては、例えば玉やコロを適用することができるが、ここでは一例としてコロ6を想定する。
ガイドレール2には、その上部に平坦状の上部ガイド面2mが形成されていると共に、上部ガイド面2mの両側には、先細り状に内向きに傾斜した内向きガイド面2uと、内向きガイド面2uとは反対に末広がり状に外向に傾斜した外向きガイド面2gとが形成されている。なお、内向きガイド面2uと外向きガイド面2gとの間には、上部ガイド面2mに対して略直交する方向に延在した移行面2kが双方のガイド面2u,2gに連続して形成されている。
保持器8は、上述したガイドレール2の外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、内向きガイド面2uに沿って対向配置された内向き保持部8uと、外向きガイド面2gに沿って対向配置された外向き保持部8gとを備えている。また、内向き保持部8uと外向き保持部8gとは、移行面2kに沿って対向配置された接続部8kを介して相互に一体的に接続されている。なお、図面には、保持器8の片側の構成のみが示されているが、反対側も同様の構成となっている。
また、内向き保持部8u及び外向き保持部8gには、それぞれ複数の転動体(コロ)6を1つずつ回転可能に保持する複数のポケット8pが一体的に設けられている。この場合、各ポケット8pは、ガイドレール2の延出方向に沿って(内向きガイド面2u及び外向きガイド面2gに沿って)互いに並列し且つ等間隔で4列が互いに同位相となるように配置されている。更に、双方の内向き保持部8uは、上部ガイド面2mに沿って対向配置された連結部8mを介して相互に連結されている。かかる構成によれば、保持器8は、複数のポケット8pが配置された領域全体に亘って且つガイドレール2の延出方向に沿って一体的に連続した構造体となる。
一方、スライダ4は、上述した保持器8に比べて短長にガイドレール2の延出方向に沿って延在しており、その内側は、保持器8の外形輪郭に沿った形状を成している。具体的には、スライダ4の内側には、内向き保持部8uに沿って対向配置された内向きスライダ面4uと、外向き保持部8gに沿って対向して対向配置された外向きスライダ面4gとが形成されている。なお、スライダ4の全長と保持器8の全長との割合は、ガイドレール2に沿ってスライダ4を移動させる距離に応じて設定されるため、ここでは特に数値限定しない。
このような構成によれば、ガイドレール2とスライダ4との間に保持器8(各ポケット8p)に保持された複数の転動体(コロ)6を組み込んだ状態において、各転動体(コロ)6は、その転動面6s(図6(b))が内向きガイド面2uと内向きスライダ面4uとの間、及び、外向きガイド面2gと外向きスライダ面4gとの間を回転しながら転走自在に構成される。この場合、スライダ4をガイドレール2に沿って移動させると、その直線運動は、各転動体(コロ)6を介して保持器8に伝達され、当該保持器8をガイドレール2に沿って同一方向に移動させる。これにより、スライダ4を所定方向に案内して所定距離だけ移動させることができる。なお、このときのスライダ4の移動距離は、保持器8の移動距離の2倍となる。
また、図6(a),(b)に示すように、保持器8は、転動体(コロ)6の回転中心Rよりもスライダ4側にオフセットされていると共に、各ポケット8pの寸法8aは、当該ポケット8pに保持された各転動体(コロ)6のスライダ4側への抜け落ちを防止するために、転動体(コロ)6の回転方向に沿った外径寸法6aよりも小さく設定されている。なお、転動体(コロ)6の回転方向に沿った外径寸法6aとは、転動体(コロ)6の回転中心R回りの外径寸法であって、当該転動体(コロ)6の転動面6sの直径を指す。また、ポケット8pの寸法8aとは、転動体(コロ)6の転動面6sが摺接する当該ポケット8pの摺接保持面8sのガイドレール2の延出方向に沿った方向の最小幅を指す。
ここで、図6(b)に示すように、保持器8のオフセット量が比較的小さい場合、ポケット8pの摺接保持面8sの幅径をスライダ4側に向うに従って先細り状に小さく設定し、最もスライダ4側の寸法8aが転動面6sの直径6aよりも小さくなることが好ましい。これにより、ポケット8pに保持された各転動体(コロ)6のスライダ4側への抜け落ちを防止しやすくすることができる。これに対して、図6(c)に示すように、保持器8のオフセット量が比較的大きい場合、転動体(コロ)6の転動面6sに摺接するポケット8pの摺接保持面8sの寸法8aは、必然的に小さくなるため、当該摺接保持面8sを小径化させずに互いに平行に対向させても良い。
なお、転動体(コロ)6の形状、大きさ(直径)や個数については、例えば移動装置(ガイドレール2、スライダ4、保持器8、ポケット8pなど)の大きさや形状、或いは、使用目的や使用環境に応じて任意に設定されるため、ここでは特に数値限定しない。
以上、本実施の形態によれば、保持器8の複数のポケット8pを、ガイドレール2の延出方向に沿って(内向きガイド面2u及び外向きガイド面2gに沿って)互いに並列し且つ等間隔で4列が互いに同位相となるように配置したことにより、各ポケット8pに保持される個々の転動体(コロ)6の位置を互いに略同位相(全列略同位相)に位置決めすることができる。すなわち、各転走列相互の個々の転動体6を、ポケット8pとのすきまの範囲内で列方向に関して互いに同位相に規制できる。これにより、内向きガイド面2uと内向きスライダ面4uとの間及び外向きガイド面2gと外向きスライダ面4gとの間にそれぞれ構成された移動装置の各転走列の内部荷重と、それに伴う個々の転動体(コロ)6の弾性変形量とを列間相互で均一化することができるため、姿勢変化を生じること無くスライダ4を所定方向に案内して所定距離だけ低摩擦で且つ超高精度に移動させることができる。
また、本実施の形態によれば、複数の転動体(コロ)6を保持器8(各ポケット8p)で保持したことで、スライダ4を移動させている間に各転動体(コロ)6の位置が相互にずれる位相ずれを確実に防止することができる。これにより、例えばガイドレール2やスライダ4の設計精度を特別に高くしなくても、超高精度化要求に充分に対応可能な移動装置を実現することが可能となる。
更に、本実施の形態によれば、保持器8の両側の内向き保持部8u及び外向き保持部8gの全体を連結部8mを介して相互に連結したことで、当該保持器8を一体的に連続した構造体とすることができる。この結果、保持器8の剛性(静剛性、動剛性)を飛躍的に高めることができる。これにより、保持器8に保持された各転動体(コロ)6の位相ずれを確実に防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されることは無く、以下のような変形例も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば図7(a)に示された移動装置において、保持器8には、各ポケット8pに保持された複数の転動体(コロ)6をスライダ4側へ向けて押えることにより、当該転動体(コロ)6の保持器8からの脱落を防止する押え部材10が設けられている。この場合、押え部材10は、保持器8のガイドレール2側に配され、この状態で、各転動体(コロ)6をスライダ4側へ向けて押えるようになっている。
押え部材10としては、例えば図7(b),(c)に示すように、当該押え部材10と保持器8とにより各ポケット8pに保持された各転動体(コロ)6を挟持することができれば、その形状や大きさなどに特に限定はされない。なお、図7(b)は、オフセット量が比較的小さい保持器8の各ポケット8p(図6(b))に押え部材10を設けた構成例が示されており、図7(c)は、オフセット量が比較的大きい保持器8の各ポケット8p(図6(c))に押え部材10を設けた構成例が示されている。
この場合、押え部材10の押え面10sは、転動体(コロ)6の転動面6sに摺接し且つ反スライダ4側(ガイドレール2)に向うに従って先細り状に傾斜させることが好ましい。かかる構成によれば、押え部材10と保持器8とにより各ポケット8pに保持された各転動体(コロ)6を堅牢に挟持することができる。
以上、本変形例によれば、オフセット量の如何によらず、押え部材10により各転動体(コロ)6のポケット8p内での位置を更に精密に位置決めすることができるため、各転動体(コロ)6の位相ずれをより確実に防止することができる。これにより、更に高い超高精度化要求にも充分に対応可能な移動装置を実現することが可能となる。
また、本変形例によれば、各ポケット8pに対して複数の転動体(コロ)6を予め保持させておくことが可能となり、その状態で各転動体(コロ)6が保持器8からバラける(脱落する)ことは無い。このため、ガイドレール2とスライダ4との間に保持器8を挿入する作業を行うだけで、位相ずれを生じること無く複数の転動体(コロ)6を内向きガイド面2uと内向きスライダ面4uとの間及び外向きガイド面2gと外向きスライダ面4gとの間に短時間に且つ確実に組み込むことができる。
なお、本変形例において、押え部材10の材質について特に言及しなかったが、転動体(コロ)6を確実に挟持でき、当該転動体6の挿入に支障をきたさない弾性を有するような材料であれば、例えば樹脂材料や金属材料などを使用目的や使用環境に応じて選択することができる。摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れたものがより好ましい。また、押え部材10としては、例えば図8(a)に示すように、複数の押え面10sが一体的に形成された単体の押え部材10を構成し、これにより、複数の転動体(コロ)6を同時に押えるようにしても良いし、或いは、例えば図8(b)に示すように、両側に押え面10sが一体的に形成された複数の押え部材10を構成し、これにより、複数の転動体(コロ)6を個別に押えるようにしても良い。更に、押え部材10の押え方法としては、保持器8に対して例えば射出成形、接着、溶着、嵌合、ネジ止めなどの方法を適用することができる。また、保持器8に押え部材10を設ける別の変形例として、保持器の両面に例えば図8(a),(b)に示した場合と同様の押え部材10を設けるようにしても良い。この場合、保持器8を転動体6の回転中心Rに対してオフセットさせないようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、転動体6としてコロを想定して説明したが、例えば図9(a),(b)に示すように、コロに代えて玉を転動体6に適用しても同様の作用効果を実現することができる。なお、本変形例の構成は、上述した移動装置の原理図(図1(a))と同一であり、ガイドレール2とスライダ4との間に保持器8を介在させ、これに複数の転動体(玉)6を保持させた点が相違する。従って、以下では相違する構成についての説明にとどめる。
かかる構成において、保持器8は、上述したガイドレール2の外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、それぞれ複数の転動体(玉)6を1つずつ回転可能に保持する複数のポケット8pが一体的に設けられている。この場合、各ポケット8pは、ガイドレール2の延出方向に沿って(上部ガイド転動面2a,2b及び側部ガイド転動面2c,2dに沿って)互いに並列し且つ等間隔で4列が互いに同位相となるように配置されている。更に、保持器8は、上述した実施の形態と同様に、各ポケット8pが形成された部分が連結部8mを介して相互に連結されている。
以上、本変形例によれば、保持器8の複数のポケット8pを、ガイドレール2の延出方向に沿って互いに並列し且つ等間隔で4列が互いに同位相となるように配置したことにより、各ポケット8pに保持される個々の転動体(玉)6の位置を互いに略同位相(全列略同位相)に位置決めすることができる。すなわち、各転走列相互の個々の転動体6を、ポケット8pとのすきまの範囲内で列方向に関して互いに同位相に規制できる。これにより、姿勢変化を生じること無くスライダ4を所定方向に案内して所定距離だけ低摩擦で且つ超高精度に移動させることができる。なお、他の効果については、上述した実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
ここで、例えば図10(a),(b)に示すように、各転動体(玉)6がその回転中心Rをポケット8p内に位置付けた状態で保持器8に保持されている場合、当該保持器8の両側にそれぞれ押え部材10を設けることで、上述した実施の形態と同様に、各転動体(玉)6の位相ずれをより確実に防止することができる。なお、それぞれの押え部材10は、例えば図10(c)に示すように、半円柱状を成し、その両側に転動体(玉)6の外径に沿った形状を成す押え面10sを構成すれば良い。
また、各押え部材10としては、当該押え部材10と保持器8とにより各ポケット8pに保持された各転動体(玉)6を挟持することができれば、その形状や大きさなどに特に限定はされない。また、押え部材10の材質としては、転動体(玉)6を確実に挟持でき、当該転動体6の挿入に支障をきたさない弾性を有するような材料であれば、例えば樹脂材料や金属材料などを使用目的や使用環境に応じて選択することができる。摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れたものがより好ましい。更に、押え部材10の押え方法としては、保持器8に対して例えば射出成形、接着、溶着、嵌合、ネジ止めなどの方法を適用することができる。
更に、本変形例において、例えば図10(d)に示すように、保持器8が転動体(玉)6の回転中心Rよりもスライダ4側にオフセットされている場合には、上述した実施の形態と同様に、各ポケット8pの内径をスライダ4側に向うに従って先細り状に小径化させることが好ましい。これにより、ポケット8pに保持された各転動体(玉)6のスライダ4側への抜け落ちを防止することができる。
この場合、保持器8のガイドレール2側に押え部材10を配置し、これにより、各転動体(玉)6をスライダ4側へ向けて押えるようにしても良い。このとき、押え部材10の押え面10sは、転動体(玉)6の転動面6sに摺接し且つ反スライダ4側(ガイドレール2)に向うに従って先細り状に傾斜させることで、押え部材10と保持器8とにより各ポケット8pに保持された各転動体(玉)6を堅牢に挟持することができる。これにより、各転動体(玉)6の位相ずれをより確実に防止することができる。
なお、図7及び図10の構成において、押え部材10を設ける代わりに、当該押え部材10と同様の機能を奏する部位(例えば、突起部)を、保持器8に対して例えばプレス加工などで一体成形するようにしても良い。これにより、移動装置の部品点数を削減することができるため、当該装置の製造コストを低減させることができる。
プレス加工などの場合、ガイドレール2やスライダ4と保持器8との接触があっても摩耗しないように、例えば樹脂をコーティングしても良い。
また、スライダ4をガイドレール2に沿って移動させ続けると、例えばミクロスリップ(転動体6がスライダ4の往復動に伴い転がる際、微小なすべりが伴うために生じる転動体6の位置ずれ)などの影響により、スライダ4を高精度に案内して所定位置まで正確に移動させることが困難になってしまう場合がある。そこで、かかる不具合を解消するために、例えばガイドレール2とスライダ4に沿ってそれぞれラック(図示しない)を組み込むと共に、当該各ラックに常時歯合しながら回転するピニオンギヤ(図示しない)を保持器8の中央内面(例えば、連結部8mの裏側)に設けるようにしても良い。これにより、位相ずれを生じること無くスライダ4を移動させることが可能となる。
(a)は、移動装置の概略構成を示す図、(b)〜(d)は、本発明の原理を説明するために転動体の配置構成を変えたモデルを示す図であって、(b)は、全列同位相に配列された転動体の構成例を示す図、(c)は、上下1/2ずれ位相に配列された転動体の構成例を示す図、(d)は、左右1/2ずれ位相に配列された転動体の構成例を示す図。 全列同位相に配列された転動体の構成例におけるスライダの姿勢変化状態を示す図であって、(a)は、上下変位を示す図、(b)は、左右変位を示す図、(c)は、ピッチングを示す図、(d)は、ヨーイングを示す図。 上下1/2ずれ位相に配列された転動体の構成例におけるスライダの姿勢変化状態を示す図であって、(a)は、上下変位を示す図、(b)は、左右変位を示す図、(c)は、ピッチングを示す図、(d)は、ヨーイングを示す図。 左右1/2ずれ位相に配列された転動体の構成例におけるスライダの姿勢変化状態を示す図であって、(a)は、上下変位を示す図、(b)は、左右変位を示す図、(c)は、ピッチングを示す図、(d)は、ヨーイングを示す図。 本発明の一実施の形態に係る移動装置の構成を一部拡大して示す斜視図。 (a)は、保持器に転動体が保持された状態を一部拡大して示す断面図、(b)は、オフセット量が比較的小さい保持器の構成を一部拡大して示す断面図、(c)は、オフセット量が比較的大きい保持器の構成を一部拡大して示す断面図。 (a)は、保持器に押え部材が設けられた状態を一部拡大して示す断面図、(b)は、オフセット量が比較的小さい保持器に押え部材が設けられた状態を一部拡大して示す断面図、(c)は、オフセット量が比較的大きい保持器に押え部材が設けられた状態を一部拡大して示す断面図。 (a)は、押え部材の一構成例を一部拡大して示す平面図、(b)は、押え部材の他の構成例を一部拡大して示す平面図。 (a)は、本発明の変形例に係る移動装置の構成を一部拡大して示す斜視図、(b)は、同図(a)の矢印Y方向から見た図。 (a)は、両側に押え部材が設けられた保持器を一部拡大して示す図、(b)は、同図(a)の側面図、(c)は、押え部材を拡大して示す断面図、(d)は、オフセットされた保持器に押え部材が設けられた状態を一部拡大して示す断面図。
符号の説明
2 ガイドレール
4 スライダ
6 転動体
8 保持器
10 押え部材
La,Lb,Lc,Ld 転走列
R 回転中心

Claims (2)

  1. 所定方向に延出したガイドレールと、
    ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体と、
    複数の転動体を保持しつつガイドレールに沿って、スライダとは別に移動可能な保持器とを備えており、
    ガイドレールとスライダとの間には、互いに並列した複数の転走列が配置されていると共に、
    転走列相互の個々の転動体は、その位置が等間隔で、且つ、互いに同位相となるように位置決めされており、
    保持器は、ガイドレールの外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、
    ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つ各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数のポケットが一体的に設けられていると共に、
    保持器は、複数のポケットが配置された領域全体に亘って且つガイドレールの延出方向に沿って一体的に連続して構成され
    保持器は、転動体の回転中心よりもスライダ側にオフセットされていると共に、各ポケットの寸法は、当該ポケットに保持された各転動体のスライダ側への抜け落ちを防止するために、転動体の回転方向に沿った外径寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする移動装置。
  2. 所定方向に延出したガイドレールと、
    ガイドレールに沿って移動可能なスライダと、
    ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つスライダの移動に伴ってガイドレールとスライダとの間を回転しながら転走自在に構成された複数の転動体と、
    複数の転動体を保持しつつガイドレールに沿って、スライダとは別に移動可能な保持器とを備えており、
    ガイドレールとスライダとの間には、互いに並列した複数の転走列が配置されていると共に、
    転走列相互の個々の転動体は、その位置が等間隔で、且つ、互いに同位相となるように位置決めされており、
    保持器は、ガイドレールの外形輪郭に沿った形状を成して延出しており、その両側に、
    ガイドレールの延出方向に沿って互いに並列して配置され、且つ各転動体を1つずつ回転可能に保持する複数のポケットが一体的に設けられていると共に、
    保持器は、複数のポケットが配置された領域全体に亘って且つガイドレールの延出方向に沿って一体的に連続して構成され、
    保持器は、転動体の回転中心よりもスライダ側にオフセットされていると共に、各ポケットの寸法は、当該ポケットに保持された各転動体のスライダ側への抜け落ちを防止するために、転動体の回転方向に沿った外径寸法よりも小さく設定されており、
    保持器には、各ポケットに保持された複数の転動体をスライダ側へ向けて押えることにより、当該転動体の保持器からの脱落を防止する押え部材が設けられていることを特徴とする移動装置。
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