JP5630481B2 - 直動案内装置 - Google Patents
直動案内装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5630481B2 JP5630481B2 JP2012186380A JP2012186380A JP5630481B2 JP 5630481 B2 JP5630481 B2 JP 5630481B2 JP 2012186380 A JP2012186380 A JP 2012186380A JP 2012186380 A JP2012186380 A JP 2012186380A JP 5630481 B2 JP5630481 B2 JP 5630481B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling element
- rolling
- guide rail
- rack
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
また、スライダは、スライダ本体と、その軸方向の両端部に取り付けられたエンドキャップと、で構成されている。このスライダ本体は、その両袖部の内側面に案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するとともに、袖部の肉厚部分を軸方向に貫通する直線路を有している。そして、対向する両転動体軌道面で転動体転動路が形成されている。
案内レールに取り付けられたスライダは、転動体転動路内の転動体の転動を介して案内レールに沿って滑らかに移動し、その移動中、転動体はスライダ内の前記転動体循環路内を転動しつつ無限循環する。
転動体通過振動を考慮すると、スライダの個数は1個にして軸方向長さを長くした方が有利だが、スライダが長いと加工が困難となったり、スライダの転動体軌道面の形状精度(例えば真直度)をスライダの全長にわたって高精度とすることが困難となったりするので、テーブルが大きい場合は必ずしも得策とは言えない。
そこで、本発明は、上記のような従来技術が有する問題点を解決し、複数のスライダを備える転動体非循環式の直動案内装置において、スライダ間の軸方向距離に対してストロークが長い場合であっても、転動体保持器がスライダから外れて荷重を受けることができなくなるおそれのない直動案内装置を提供することを課題とする。
このような構成であれば、転動体保持器が案内レールに案内されて移動することとなるので、移動誤差防止手段により発生する力を転動体保持器が受けても、その力を案内レールとの滑りで受けることができる。
このような転動体保持器は、転動体を包み込んで保持する構造を有しており、転動体によって案内されて移動することとなる。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明に係る直動案内装置の第一実施形態を示す側面図である。また、図2は、図1の直動案内装置を軸方向から見た正面図である。
軸方向に延びる横断面略角形の案内レール1上に、スライダ2が軸方向に相対移動可能に組み付けられている。スライダ2の横断面形状は略コ字状で、その内面の横断面形状は、案内レール1の外面の横断面形状に沿う形状とされている。この案内レール1の両側面1a,1aには、軸方向に延びる2条の転動体軌道面10,10がそれぞれ形成されている。
さらに、案内レール1の各転動体軌道面10上には、軸方向に沿って並べられた複数の転動体3が転動自在に配されていて、これら転動体3により転動体列が形成されている。なお、図1,2においては、転動体3は玉とされているが、ころを用いてもよい。
このような直動案内装置においては、案内レール1に組みつけられたスライダ2は、転動体転動路内の転動体3の転動を介して、案内レール1に沿って軸方向に滑らかに移動することができる。このとき、転動体保持器4は、スライダ2の移動に伴ってスライダ2と同方向に移動する。スライダ2が移動しても、移動した所には転動体保持器4に保持された転動体3が存在するので、その転動体3の転動を介して移動を続けることができる。よって、本実施形態の直動案内装置は、転動体通過振動が抑制され、且つ、スライダ2の長いストロークが確保される。
このような構成であれば、ピニオン23は第一のラック21及び第二のラック22に常に噛み合うことができるので、スライダ2及び転動体保持器4が移動した際に、第一のラック21及び第二のラック22からピニオン23が外れて噛み合わなくなってしまうおそれがない。よって、設けるピニオン23の個数は1個で十分となり、部品点数の削減が達成されるとともに、直動案内装置の組み立ての手間や時間を低減することができるので、直動案内装置の製造コストを低減することができる。
第二実施形態の直動案内装置の構成及び作用は、第一実施形態とほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。
第一実施形態においては、転動体保持器と案内レールとが滑り接触することにより、転動体保持器が案内レールに案内されて移動するようになっていたが、第二実施形態においては、転動体保持器と案内レールとは接触せず、転動体保持器は転動体によって案内されて移動するようになっている。そのためには、転動体保持器は、転動体を包み込んで保持する構造を有している必要がある。
この例では、3つの型51,52,53で金型が構成されている。型51と型52との間、及び、型51と型53との間に転動体を介装しておき、樹脂を射出後に型51を右方に引き抜き、型52を上方に移動させて型53と合わせ、転動体保持器を構成する2つの部材を繋ぐことにより、転動体保持器を製造することができる。
なお、転動体保持器が転動体によって案内されて移動する際に、案内レールとの滑りが問題となる場合には、例えば案内レールの側面を転動するローラフォロア等を転動体保持器に取り付けてもよい。
2 スライダ
3 転動体
4 転動体保持器
4A 小保持器
5 ラックアンドピニオン
10 転動体軌道面
11 転動体軌道面
21 第一のラック
22 第二のラック
23 ピニオン
23a 第一の歯車
23b 第二の歯車
42b 摺接部
Claims (4)
- 軸方向に延びる転動体軌道面を外面に有する案内レールと、該案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するとともに軸方向に相対移動可能に前記案内レールに取り付けられたスライダと、前記案内レールの転動体軌道面上に軸方向に沿って並べられた複数の転動体からなりその一部が前記両転動体軌道面間に配された転動体列と、前記案内レールの転動体軌道面上に前記転動体列を転動自在に保持するとともに前記スライダの相対移動に伴って前記スライダと同方向に移動する転動体保持器と、前記転動体保持器の移動量を前記スライダの移動量の1/2とし、前記転動体保持器の移動量に誤差が生じることを防止する移動誤差防止手段と、を備えた直動案内装置において、
前記転動体保持器は前記案内レールに接触しており、
前記移動誤差防止手段は、軸方向に沿うように前記転動体保持器に取り付けられた第一のラックと、軸方向に沿うように前記案内レールに取り付けられた第二のラックと、前記スライダに回転自在に取り付けられ前記両ラックに噛み合うピニオンと、からなるラックアンドピニオンで構成されており、
前記ピニオンは、前記第一のラックに噛み合う第一の歯車と前記第二のラックに噛み合う第二の歯車とが同心軸に固定された二段歯車であり、前記第二の歯車のピッチ円直径が前記第一の歯車のピッチ円直径の2倍となっており、
前記転動体保持器は、軸方向長さの短い小保持器を軸方向に複数連結して構成されており、
前記小保持器は、軸方向に沿って等間隔に並べられ互いに平行をなす複数の板状部材と、これら板状部材を連結して固定する天板及び側板と、で構成される略直方体形状の部材であり、前記板状部材として、前記小保持器の軸方向両端に配された端板と、前記両端板の間に配され隣り合う前記転動体同士を隔てて各列の前記転動体の軸方向位置を揃える複数の中間板と、があり、前記天板は前記板状部材の上部、前記側板は前記板状部材の両側部に配されており、前記天板及び前記側板はいずれも軸方向に延びて全ての前記板状部材を連結しており、前記各小保持器の前記両端板間を連結するように、前記第一のラックを取り付けるためのラック取付部が設けられていることを特徴とする直動案内装置。 - 前記転動体保持器は、前記転動体をインサートとしたインサート成形によって製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
- 前記第一のラックは継ぎ目の無い構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の直動案内装置。
- 前記転動体保持器は、前記転動体を包み込んで保持する構造を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の直動案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012186380A JP5630481B2 (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | 直動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012186380A JP5630481B2 (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | 直動案内装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008329788A Division JP5169803B2 (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 直動案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012255556A JP2012255556A (ja) | 2012-12-27 |
JP5630481B2 true JP5630481B2 (ja) | 2014-11-26 |
Family
ID=47527279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012186380A Active JP5630481B2 (ja) | 2012-08-27 | 2012-08-27 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5630481B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798295B2 (ja) * | 1989-05-11 | 1995-10-25 | 日本トムソン株式会社 | 保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内ユニット |
JP2000110831A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-18 | Hiroshi Teramachi | クロスローラ連結体を組み込んだローラガイドベアリング |
JP4958221B2 (ja) * | 2007-03-16 | 2012-06-20 | アイセル株式会社 | 直動軸受装置 |
JP4867785B2 (ja) * | 2007-05-18 | 2012-02-01 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置 |
-
2012
- 2012-08-27 JP JP2012186380A patent/JP5630481B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012255556A (ja) | 2012-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8696204B2 (en) | Side seal for linear guide apparatus, and linear guide apparatus | |
JP4867785B2 (ja) | 直動案内装置 | |
JP2013253694A (ja) | 運動案内装置 | |
JP5767561B2 (ja) | 直動案内ユニット | |
US9394940B2 (en) | Motion guide device | |
JP5630481B2 (ja) | 直動案内装置 | |
JP6329364B2 (ja) | 転動体間にセパレータを配設した直動案内ユニット | |
JP6320772B2 (ja) | 直動案内ユニット | |
JP5785570B2 (ja) | 運動案内装置 | |
JP2010151230A (ja) | 直動案内装置 | |
JP5695248B2 (ja) | 運動案内装置 | |
US20130223770A1 (en) | Seal Device and Linear Guide Device | |
TW201600744A (zh) | 轉動裝置 | |
JP4340547B2 (ja) | ローラチェーンを組み込んだ案内ユニット | |
JP2014029174A (ja) | 分割型保持器 | |
CN107448473B (zh) | 滚动引导装置 | |
JP6364157B2 (ja) | 運動案内装置 | |
JP5376191B2 (ja) | 移動装置 | |
JP2009030772A (ja) | 直動案内装置 | |
JP2009030718A (ja) | 直動案内装置 | |
JP2010175033A (ja) | 直動案内装置 | |
JP5803238B2 (ja) | リニアガイド装置用案内レール | |
JP2014105810A (ja) | リニアガイド装置 | |
JP2023087831A (ja) | 直動案内ユニット | |
JP2009047252A (ja) | 直動案内装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140909 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140922 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5630481 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |