JPH0798295B2 - 保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内ユニット - Google Patents

保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内ユニット

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JPH0798295B2
JPH0798295B2 JP1116060A JP11606089A JPH0798295B2 JP H0798295 B2 JPH0798295 B2 JP H0798295B2 JP 1116060 A JP1116060 A JP 1116060A JP 11606089 A JP11606089 A JP 11606089A JP H0798295 B2 JPH0798295 B2 JP H0798295B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄肉形有限直動案内ユニットに関し、ユニット
全体を小形化できしかも軸受ボール保持器の位置ずれを
防止する機構を組み込むことにより高い直動精度を長期
に意地できるユニットを提供する。
〔従来技術〕
例えば、従来のラックとピニオンを使用した保持器の位
置ずれ防止装置は、例えば、米国特許第3857618号明細
書特にその第1図に明示されているように、テーブルの
取付け面に対してピニオン軸は平行に取付けられてい
る。
この技術ではユニットにラジアル荷重が負荷された場合
の上下の変位は、ラックとピニオンの噛合い条件に影響
し、ピニオンの回転抵抗を増加させるという欠点があ
り、その用途範囲はキャビネットの引き出し部や、高い
精度を必要としない直動案内装置に限られていた。
更に上記米国特許明細書第10図には、テーブルの上下の
変位に対して噛合い条件が変化しない様に、テーブルの
取付け面とピニオンの軸とが直角に位置する技術が示さ
れているが、この場合の構成では中間部材(第1図の構
成では保持器に相当)にピニオンの軸部を保持しなけれ
ならない。よって、中間部材は、ある程度の強度を求め
られると共に形状が複雑となるため作成が困難であり加
工が高価となってしまった。
また、ユニットを駆動する装置を設けることができない
ため、別に駆動装置が必要であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように公知の構成では数多の問題点が未解決であ
ったが、本発明は、これらの従来の欠点を解決するた
め、ラックとピニオンと組み合わせ機構を利用し、ピニ
オン軸をテーブル部材の取付け面に対して直角に配置し
てユニットへ負荷されるラジアル荷重の変位に対しても
噛合い条件が変化しないように、ピニオン軸をベッド部
材に固定することによって保持器の形状を単純化すると
共に薄肉に形成することができることが提案された。
更にピニオン軸自体をテーブル移動の駆動軸にできるこ
とから、ユニット全体を小形化することができることが
判った。
このように薄肉形の直動案内ユニットの長所を生かしな
がら、高い精度の直動案内が可能となる保持器位置ずれ
防止装置付き薄肉形直動案内ユニットを提供することを
目的としている。
〔問題を解決するための手段〕
従って本発明は、保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動
案内ユニットにおいて、平板状をなしこれを垂直方向に
回転自在に貫通延長するピニオンロッド(11)を有する
取付け部材(1)、該取付け部材(1)上面に固着さ
れ、断面U字形を有しその内腔壁対向面(20)にボール
用内側水平軌道溝(21)を有する長尺ベッド部材
(2)、断面逆U字形を有しその両側壁外面に前記内側
水平軌道溝(21)に対向位置するボール用外側水平軌道
溝(31)を有し、該ベッド部材(2)の内腔内に離隔的
に長手方向摺動自在に挿入される長尺テーブル部材
(3)、上記ベッド部材(2)内腔壁面(20)と、上記
テーブル部材対向壁間に間置され、断面U字形の長尺ボ
ール保持器(4)であって、その両対向壁には多数のボ
ール(5)それぞれを適当間隔で水平一列に回転自在に
上記両対向軌道溝間に保持する多数のボール保持孔(4
1)を設け、更に保持器底壁には長手方向に延び、その
片側縁に第1ラック(43)を延在させる中心長孔(42)
を設けた保持器(42)、該長孔(42)に前記ピニオンロ
ッド(11)の上部をベッド部材(2)の底壁さらに該長
孔(42)を貫通して突出し、該突出部には上記第1ラッ
ク(43)と噛合う第1ピニオン(12)とその上に第2ピ
ニオン(14)を隣接して同心的に嵌合固着させ、前記テ
ーブル部材頂壁内面にはその長手方向に延長する断面L
字形の第2ラック部材(32)を、そのラック面(33)を
内壁面に延在させかつ、該ラック面(33)と上記第2ピ
ニオン(14)の歯列とを噛合関係をなすように取り付
け、該第2ピニオンの歯(14)形と該第1ピニオンの歯
形は同形であるが第2ピニオンの歯数が第1ピニオンの
歯数の2倍であることを特徴とする上記ユニットおよ
び、 保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内ユニットにお
いて、平板状をなしこれを垂直方向に貫通延長するピニ
オンボルト(16)を有する取付け部材(1)、該取付け
部材(1)上面に固着され、断面U字形を有しその内腔
壁面(20)にボール用内側水平軌道溝(21)を有する長
尺ベッド部材(2)、断面逆U字形を有しその両側壁外
面に前記内側水平軌道溝(21)に対向位置するボール用
外側水平軌道溝(31)を有し、該ベッド部材(2)の内
腔内に離隔的に長手方向摺動自在に挿入される長尺テー
ブル部材(3)、上記ベッド部材(2)内腔壁面(20)
と、上記テーブル部材対向壁間に間置され、断面U字形
長尺のボール保持器(4)であって、その両対向壁には
多数のボール(5)それぞれを適当間隔で水平一列に回
転自在に上記両対向軌道溝間に保持する多数のボール保
持孔(41)を設け、更に保持器底壁には長手方向に延
び、その片側縁に第1ラック(43)を延在させる中心長
孔(42)を設けた保持器(4)、該長孔(42)に前記ピ
ニオンボルト(16)の上部をベッド部材(2)の底壁さ
らに該長孔(42)を貫通して突出し、該突出部には上記
第1ラック(43)と噛合う第1ピニオン(12′)を構成
する下部およびこれと同心的に配置された第2ピニオン
(14′)を構成する上部と一体化されたピニオン組立体
(10)をピニオンボルト(16)に関し回転自在に枢着さ
せ、前記テーブル部材頂壁内面にはその長手方向に延長
する断面L字形の第2ラック部材(32)を、そのラック
面(33)を内壁面に延在させかつ、該ラック面(33)と
上記第2ピニオン(14′)の歯列とを噛合関係をなすよ
うに取り付け、該第2ピニオン(14′)の歯形と該第1
ピニオン(12′)の歯形は同形であるが第2ピニオンの
歯数が第1ピニオン(12′)の歯数の2倍であることを
特徴とする上記ユニットを提供する。
〔実 施 例〕
第1図は本発明の第1の実施例を示す投影図であり、こ
こに示すものは軸受ボール5、ベッド部材2、テーブル
部材3等は通常ステンレス鋼で製造し、その他部材はプ
ラスチック特に耐摩性プラスチックで製造し、全体寸法
は小形でその多くは手の平に載せることができる程のも
のである。
第1図に明示されるように、ベッド部材2は断面U字形
を有する長手方向に延びる長尺ベッド部材2として構成
され、長手方向に延びる樋形状の内腔部20を形成する両
対向壁内面の適当な高さにボール転動用の水平軌道溝21
が対向位置に設けられる。
本発明の第1実施例(第2図)の構成では、長尺ベッド
部材2は平板状取付け部材1の上面に取付け孔6(第1
図)を介して固着具により上面に固着され、適当な回転
駆動機構に一端が連結されるピニオンロッド11が上下に
固着された取付部材1とベッド部材2を回転自在に垂直
に貫通延長する。即ち取付部材1の下方に設けた回転駆
動手段(図示せず)によりピニオンロッド11は自由に回
転できる。
上記ベッド部材2の内腔20内には第1図及び第2図に示
すテーブル部材3が、該内腔壁面と離隔関係かつ長手方
向摺動自在に収納され、該テーブル部材3は断面逆U字
形を有し長手軸方向に延長し、その両対向壁の外側面
に、前記ベッド部材のボール用水平軌道溝21の対向位置
にボール用水平軌道溝31を有する。
上記ベッド部材2とテーブル部材3間の離隔部分には断
面U字形のボール保持器4がその内腔部40内に該テーブ
ル部材3をくわえこむように保持し、他方ベッド部材2
とボール保持器4とはそれぞれの底壁を向き合わせて位
置し、該保持器の両対向壁には多数のボール保持孔41が
所望間隙をもって水平一列に並び、これら孔41内にボー
ル5を保持した状態で上記ベッド部材2とテーブル部材
3を組み合わせ、保持器4に保持された各ボール5が、
ベッド部材内側ボール用水平軌道溝21とテーブル部材外
側ボール用水平軌道溝31間に転動自在に挟持されるよう
に組合わされる。
第2図は第1図を横断面で示し、本発明の第1実施例の
構成において、平板状の取付部材1上面断面U字形のベ
ッド部材2が密着載置され、該部材の内腔20内にU字形
断面を有する長尺の保持器4に保持された軸受ボール5
多数を介して、逆U字形断面のテーブル部材3が相対摺
動関係に嵌入し、また上記取付部材1を垂直に、回動自
在に貫通するピニオンロッド11が、その上部において、
ベッド部材2の横断方向中心部、更にその真上に開く保
持器4の中央長孔42を貫通して突出延長する。該ピニオ
ンロッド11の下端は図示してない回転駆動手段、例えば
電動モータ等に連結される。
前記ピニオンロッド11の上部は第5図に明示するよう
に、保持器4の中央長孔42の位置で拡径して第1ピニオ
ン12を、更にその隣接上方頂部は更に拡径した第2ピニ
オン14が形成され、上記第1ピニオン12は第3図に明示
する保持器4の中央長孔42の片側縁に沿って設けた第1
ラック43と噛み合い、上記第2ピニオン14は後記するよ
うに、テーブル部材3の内腔30に取り付けられる第2ラ
ック部材32のラック33と噛み合う。該ピニオンロッド11
は上記第1ピニオン下方にワッシャー溝13を設け、これ
に嵌合したワッシャー7により保持器4の外部底壁とベ
ッド部材2の内部底壁間の間隔およびピニオンロッドの
軸方向位置定めを適宜調整できる。かかるワッシャーの
代りに他の公知の均等手段を用いうること明らかであ
る。
第2図および第4図に明示するように、上記テーブル部
材3の内腔30には、その頂壁内面長手方向に断面L字形
の長尺第2ラック部材32を片持ち式に例えばビス9等の
固定具により固着し、該第2ラック部材32の内側面に亘
って設けた第2ラック33が、前記ピニオンロッド11の頂
部に形成された第2ピニオンの歯列と噛み合うように構
成する。
以上のように構成することにより、取付部材1を貫通す
るピニオンロッド11を回転駆動することにより、第1ピ
ニオン12および第2ピニオン14は共に回転し、第1ピニ
オン12は、それと噛み合う保持器4の長腔42に設けた第
1ラック43を長手方向に摺動させ、同時に第2ピニオン
14はそれと噛み合う第2ラック33を長手方向に摺動さ
せ、かくしてベッド部材2に対するテーブル部材3の有
限直動運動を行うと共に、両部材間に軸受ボール5を介
して間置されるボール保持器4は、第1ピニオン12と第
1ラック43との噛合せ係合により、上記両部材に対する
いかなるずれ移動も防止できる。
ここに本発明の更に重要な特徴は、第5図に示すように
第1ピニオン12と第2ピニオン14の直径が異なることで
あり、第2ピニオン14の径を大にすることにより第2ピ
ニオンの円周回転速度を第1ピニオンの円周回転速度に
対し変化させ、例えば第1実施例の場合は第2ピニオン
の歯数を第1ピニオンの歯数の2倍としてしかも歯形を
同一にすることにより、第2ピニオンと噛合う第2ラッ
クにより、ピニオンロッド11の回転による保持器4とテ
ーブル部材3の移動距離の日は1:2となり、テーブル部
材3の移動に伴なう保持器4の異常なずれが防止され
る。
第3図に詳細に示す保持器4の平面図において明らかな
ように、ボール保持器4は、テーブル部材3の長手軸長
に対応した軸方向寸法を有して、その巾方向で中心位置
に軸方向に延長した長孔42を有し、その片側縁に沿って
第2ラックの歯列43が設けられる。前に説明したように
取付部材1を回動的に貫通するピニオンロッド11の上部
に設けた第1ピニオン12がこの長孔42内を摺動可能か
つ、該ピニオンの歯が長孔縁部の第1ラック43と噛み合
う状態で係合して配置され(第2図)、かくしてピニオ
ンロッド11の回転に応じて保持器4は軸方向に往復移動
する。断面U字形のボール保持器4の両対向側壁には対
向位置に対称的に多数のボール保持孔41が水平等間隔で
設けられ、かくして保持された多数のボール5をベッド
部材2とテーブル部材3のそれぞれの軌道溝21,31に転
動可能に保持して(第2図)両部材の軸方向相対自由移
動を許容する。
第2図に明らかなようにボール保持器4の、ベッドおよ
びテーブル部材2,3に対する位置決めはこれら軸受ボー
ル5によって行われしかも保持器4自体はボールを隔て
てベッド及びテーブル部材とは非接触に保たれ、従って
保持器による摩擦抵抗を減少させている。
第4図はテーブル部材3の内腔30内壁に片持ち式に長手
方向に延長して設ける断面L字形第2ラック部材32を投
影図で示し、このL字形内側面の一方に第2ラックが該
部材の全軸長に亘り設けられ、この取付け第2ラックが
第2ピニオン14と噛合い関係になるように位置決めさ
れ、このラックの各歯は前記第2ピニオン14の歯と同形
同ピッチで構成され従って第2ピニオン14の回転に応
じ、上記第2ラック部材32を介してテーブル部材3は、
ベッド部材2に関して長手軸方向往復運動を行う。
第1実施例の構成ではテーブル部材3と第2ラック部材
32は別体に構成されているが、これら両部材は一体化し
て構成できる。
第5図は第2図に断面で示すピニオンロッド11の構成を
第1および第2ピニオンに12,14と共に示した投影図で
あり、実際にはピニオンロッド11の上部を二段に拡径し
て第1および第2ピニオンを形成した一体化ピニオンロ
ッドとすることができる。
第5図に示す例ではピニオンロッド11の上部下段の小径
円筒状の第1ピニオン12の歯形とその上部にある大径円
筒状の第2ピニオン14の歯形とピッチは同一であるが、
第1ピニオンの歯数は第2ピニオンの歯数の半分で、従
ってピニオンロッド11の一回転によるテーブル部材3と
ボール保持器4の移動距離の比は常に2:1となり保持器
4の位置ずれを防止できる。
本発明の第2実施例を第6図に正面図で示し、前記の第
1実施例ではピニオンロッドを回転駆動させて、テーブ
ルを精密位置決めすることができる装置となっていた
が、第2実施例では駆動装置は他の部材にセットされた
形式となって、ピニオンロッド自体は駆動源ではない。
従ってこの例では取付部材1にはピニオンボルト16が直
角に固定的に打ち込み固定され、この上部に第7図に投
影図で示す第1ピニオン12′を下部とし、第2ピニオン
14′を上部とする一体化ピニオン組立体10が枢動可能に
装着され従って該組立体はピニオンボルト16の周囲を自
由回転的に取り付けられる。この場合でも第2実施例の
場合は第1ピニオンと第2ピニオンの各円周面に設けた
歯数の比は1:2に構成されており従ってテーブル部材3
とボール保持器4との相対移動の距離は2:1となりボー
ル保持器の位置ずれが防止される。
第7図に投影図で示す本発明第2実施例の一体化ピニオ
ン組立体10とピニオンボルト16との関係において、ピニ
オンボルトはそのほぼ中間部にワッシャー7を一体に構
成して第6図に示すようにベッド部材2の底壁とボール
保持器4底壁間に一定間隔を保ち、その上部は平滑円周
面を有する円筒形に形成し、これに異なる直径の2個の
円筒状ピニオン即ち第1ピニオン12′と第2ピニオン1
4′を上下に接着した形状を呈する一体のピニオン組立
体の中心孔10′を貫通させ、該組立体を上記ワッシャー
7上に、さらにピニオンボルト頂部の螺子穴に設けた固
定ボルト間に回転自在に挟持する。かかる組み立て構造
は単なる一例であって、ピニオン組立体がピニオンボル
トに回転自在に枢着される公知手段のいかなる方法も採
用できる。
かくしてピニオン組立体の上部第2ピニオンは、テーブ
ル部材下面に設けた第2ラックと噛合係合して、テーブ
ル部材3に取り付けた駆動源によるテーブル部材3のベ
ッド部材2に対する軸方向相対移動に対し、ボール保持
器は距離及び速度において1/2の移動を行ってそのずれ
を防止する作用は第1実椎例と同様である。
第8図は本発明の第3実施例を横断面で示し、この構成
は前記第2実施例と殆ど同じであるが、ピニオンボルト
16′を取付部材1でなく、ベッド部材2の底壁に垂直に
固着した構成においてのみ異なる。
この構成においては必ずしも取付部材も要せず本発明ユ
ニットを構成する総ての部材がユニット内にコンパクト
に納まり、従って取り扱いが容易かつ便利である。
〔発明の効果〕
本発明は以上詳説したように有限直動案内ユニットにお
いて、ピニオン歯車機構と、ラック機構とをコンパクト
にかつ合理的に組み合わせた構成により、ベッド部材に
対するテーブル部材の長手方向移動に際して、両部材間
に介在するボール保持器のずれを完全に防止し、従って
かかる特別な構成によってユニット自体内に駆動軸を設
けることも可能にし、従って小型で高い精度の直動転が
り案内ユニットを提供でき、たとえラック・ピニオン機
構が破壊してもボール保持器は同保持器に設けた長孔42
によって運動を停止し、保持器のユニット外への飛び出
し事故が未然に防止できる。
本発明の効果を要約すれば次の通りである。
保持器とテーブルが常に2:1の移動比に設定でき従っ
て保持器のずれがない。
ベッド部材・テーブル部材・ボール以外は合成樹脂製
とすることができ、製造が簡単で安価である。
駆動軸をユニット内に取付けられるため、ユニット全
体の小型化が図られる。
単純な機構のため、組立てが簡単である。
ユニットの変形が歯車の噛合い条件に影響しないた
め、高い直動精度が得られる。
ピニオンロッドが保持器のストッパーとなるため、保
持器がユニットから飛出すことがく、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を一部破断して投影図で示
し、 第2図は第1図に示す第1実施例の横断面図、 第3図は本発明の第1実施例に使用されるボール保持器
の平面図、 第4図は前記第1実施例に使用する第2ラック部材の投
影図、 第5図は第2図に示すピニオンロッド11の投影図、 第6図は本発明の第2実施例の横断面図、 第7図は本発明の第2実施例に使用されるピニオン組立
体10とピニオンボルト16との関係を示す投影図であり、
そして 第8図は本発明の第3実施例の横断面図である。 図面に関し各部材は次の通りである。 1……板状取付部材、2……ベッド部材、 3……テーブル部材、4……ボール保持器、 5……ボール、6……取付孔、 7……ワッシャー、8……固定ボルト、 9……皿ビス、10……ピニオン組立体、 10′……ピニオン組立体中心孔、 11……ピニオンロッド、12,12′……第1ピニオン、 13……ワッシャー溝、14,14′……第2ピニオン、 16,16′……ピニオンボルト、 20……ベッド部材内腔部、 21……ベッド部材内側ボール用水平軌道溝、 30……テーブル部材内腔部、 31……テーブル部材外側ボール用水平軌道溝、 32……第2ラック部材、33……第2ラック、 40……保持器内腔部、41……ボール保持孔、 42……ボール保持器長孔、 43……第1ラック、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内
    ユニットにおいて、平板状をなしこれを垂直方向に回動
    自在に貫通延長するピニオンロッド(11)を有する取付
    け部材(1)、該取付け部材(1)上面に固着され、断
    面U字形を有しその内腔壁対向面(20)にボール用内側
    水平軌道溝(21)を有する長尺ベット部材(2)、断面
    逆U字形を有しその両側壁外面に前記内側水平軌道溝
    (21)に対向位置するボール用外側水平軌道溝(31)を
    有し、該ベッド部材(2)の内腔内に離隔的に長手方向
    摺動自在に挿入される長尺テーブル部材(3)、上記ベ
    ッド部材(2)内腔壁面(20)と、上記テーブル部材対
    向壁間に間置され、断面U字形の長尺ボール保持器
    (4)であって、その両対向壁には多数のボール(5)
    をそれぞれ適当間隔で水平一列に回転自在に上記両対向
    軌道溝間に保持する多数のボール保持穴(41)を設け、
    更に保持器底壁には長手方向に延び、その片側縁に第1
    ラック(43)を延在させる中心長孔(42)を設けた保持
    器(4)、該長孔(42)に前記ピニオンロッド(11)の
    上部をベッド部材(2)の底壁、さらに該長孔(42)を
    貫通して突出し、該突出部には上記第1ラック(43)と
    噛合う第1ピニオン(12)とその上に第2ピニオン(1
    4)を隣接して同心的に嵌合固着させ、前記テーブル部
    材頂壁内面にはその長手方向に延長する断面L字形の第
    2ラック部材(32)を、そのラック面(33)を内壁面に
    延在させかつ、該ラック面(33)と上記第2ピニオン
    (14)の歯列とを噛合関係をなすように取り付け、該第
    2ピニオンの歯形と該第1ピニオンの歯形は同形である
    が第2ピニオンの歯数が、第1ピニオンの歯数の2倍で
    あることを特徴とする上記ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載の直動案内ユニットにおい
    て、前記ピニオンロッド(11)の一端が回転駆動手段と
    連結されている上記ユニット。
  3. 【請求項3】保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内
    ユニットにおいて、平板状をなしこれを垂直方向に貫通
    延長するピニオンボルト(16)を有する取付け部材
    (1)、該取付け部材(1)上面に固着され、断面U字
    形を有しその内腔壁対向面(20)にボール用内側水平軌
    道溝(21)を有する長尺ベッド部材(2)、断面逆U字
    形を有しその両側壁外面に前記内側水平軌道溝(21)に
    対向位置するボール用外側水平軌道溝(31)を有し、該
    ベッド部材(2)の内腔内に離隔的に長手方向摺動自在
    に挿入される長尺テーブル部材(3)、上記ベッド部材
    (2)内腔壁面(20)と、上記テーブル部材対向壁間に
    間置され、断面U字形の長尺ボール保持器(4)であっ
    て、その両対向壁には多数のボール(5)それぞれを適
    当間隔で水平一列に回転自在に上記両対向軌道溝間に保
    持する多数のボール保持孔(41)を設け、更に保持器底
    壁には長手方向に延び、その片側縁に第1ラック(43)
    を延在させる中心長孔(42)を設けた保持器(4)、該
    長孔(42)に前記ピニオンボルト(16)の上部をベッド
    部材(2)の底壁さらに該長孔(42)を貫通して突出
    し、該突出部には上記第1ラック(43)と噛合う第1ピ
    ニオン(12′)を構成する下部およびこれと同心的に配
    置された第2ピニオン(14′)を構成する上部とが一体
    化されたピニオン組立体(10)をピニオンボルト(16)
    に関し回転自在に枢着させ、前記テーブル部材頂壁内面
    にはその長手方向に延長する断面L字形の第2ラック部
    材(32)を、そのラック面(33)を内壁面に延在させか
    つ、該ラック面(33)と上記第2ピニオン(14′)の歯
    列とを噛合関係をなすように取り付け、該第2ピニオン
    (14′)の歯形と該第1ピニオン(12′)の歯形は同形
    であるが第2ピニオンの歯数が第1ピニオンの歯数の2
    倍であることを特徴とする上記ユニット。
  4. 【請求項4】保持器のずれ防止装置つき薄肉形直動案内
    ユニットにおいて、断面U字形を有しその内腔壁面(2
    0)のボール用内側水平軌道溝(21)を有する長尺ベッ
    ド部材(2)、該ベッド部材(2)底壁にその下端を固
    着され、該底壁から上方垂直方向に延長するピニオンボ
    ルト(16′)、断面逆U字形を有しその両側壁外面に前
    記内側水平軌道溝(21)に対向位置するボール用外側水
    平軌道溝(31)を有し、該ベッド部材(2)の内腔内に
    離隔的に長手方向摺動自在に挿入される長尺テーブル部
    材(3)、上記ベッド部材(2)内腔壁面(20)と、上
    記テーブル部材対向壁間に間置され、断面U字形の長尺
    ボール保持器(4)であって、その両対向壁には多数の
    ボール(5)それぞれ適当間隔で水平一列に回転自在に
    上記両対向軌道溝間に保持する多数のボール保持穴(4
    1)を設け、更に保持器底壁には長手方向に延び、その
    片側縁に第1ラック(43)を延在させる中心孔(42)を
    設けた保持器(4)、該長孔(42)に前記ピニオンボル
    ト(16′)の上方突出部には上記第1ラック(43)と噛
    合う第1ピニオン(12′)を構成する下部およびこれと
    同心的に配置された第2ピニオン(14′)を構成する上
    部とが一体化されたピニオン組立体(10)をピニオンボ
    ルト(16′)に関し回転自在に枢着させ、前記テーブル
    部材頂壁内面にはその長手方向に延長する断面L字形の
    第2ラック部材(32)を、そのラック面(33)を内壁面
    に延在させかつ、該ラック面(33)と上記第2ピニオン
    (14′)の歯列とを噛合関係をなすように取り付け、該
    第2ピニオン(14′)の歯形と該第1ピニオン(12′)
    の歯形は同形であるが第2ピニオンの歯数が第1ピニオ
    ンの歯数の2倍であることを特徴とする上記ユニット。
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