JP5376146B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、踏段間に段差が生じるエスカレータや踏段間に段差が生じない電動道路等の乗客コンベアに関する。
一般に、乗客コンベアは、上階床と下階床とに跨って設置されるトラスと、このトラスに取り付けられる複数のガイドレールと、複数のガイドレールに案内されて循環移動する複数の踏段を備えている。このような乗客コンベアでは、踏段の振動を防止するために、複数のガイドレールをトラスに高精度に取り付ける必要がある。
従来の乗客コンベアとしては、それぞれレール支持部を有する2つのトラス部材を、踏段の移動方向と直交する方向に対向させて連結部材で連結し、各レール支持部にガイドレールを取り付けるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の乗客コンベアのその他の例としては、左右のガイドレールを支持する部材を一体化したガイドレール支持ユニットをトラスに取り付けるものがある(例えば、特許文献2参照)。このガイドレール支持ユニットは、左右のレール支持部材と、これら左右のレール支持部材を連結する連結部材から構成されている。
特開昭50−78082号公報 特開2005−298075号公報
しかしながら、特許文献1に記載された乗客コンベアでは、一般的に大きな寸法となるトラスを形成するときに、各レール支持部の相対的な位置関係が規定される。したがって、各レール支持部の相対的な位置を高精度に規定するためには、大掛かりな設備が必要であった。
一方、特許文献2に記載された乗客コンベアでは、ガイドレール支持ユニットを形成するときに各レール支持部材の相対的な位置関係が規定される。そのため、大掛かりな設備を用いなくても各レール支持部材の相対的な位置を高精度に調整することができる。ところが、特許文献2に記載された乗客コンベアでは、輸送中および稼動中における振動や衝撃力により、左右のレール支持部材と連結部材との固定力が不足して固定部が外れ、連結部材が落下して踏段などの部品に接触してしまう可能性があった。
本発明は、このような従来技術における実状からなされたものであり、万一、レール支持部材と連結部材との固定部が外れる場合があっても、連結部材が落下して踏段などの部品に接触することを防ぎ、乗客の安全を確保することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の乗客コンベアは、トラスと、レール支持ユニットと、第1のガイドレール及び第2のガイドレールと、複数の踏段とを備えている。トラスは、建築構造物に設置されており、このトラスにレール支持ユニットが取り付けられる。レール支持ユニットは、第1のガイドレールを支持する第1のレール支持部材と、第2のガイドレールを支持する第2のレール支持部材と、第1のレール支持部材と第2のレール支持部材を連結する連結部材とを有する。このレール支持ユニットの連結部材は、トラスに係合して重力による移動が係止される。複数の踏段は、無端状に連結されており、第1のガイドレール及び第2のガイドレールに案内されて往路側と復路側を循環移動する。
トラスは、複数の踏段を挟んで対向する左側枠体及び右側枠体と、左側枠体と右側枠体を連結する横部材とを有し、左側枠体及び右側枠体は、複数の踏段の移動方向に延びる上部材及び下部材と、上部材と下部材を連結する縦部材とを有する。
前記横部材は、左側枠体及び右側枠体の下部材に固定される下側横部材と、左側枠体及び右側枠体の縦部材に固定される中間横部材から構成されている。第1のレール支持部材及び第2のレール支持部材は、縦部材に固定されており、連結部材は、中間横部材に締結されることなく中間横部材に係合する。
このように構成した本発明の乗客コンベアでは、万一、第1及び第2のレール支持部材と連結部材との固定部が外れても、連結部材がトラスに係合して重力による移動(落下)が係止される。そのため、第1及び第2のレール支持部材から外れた連結部材が踏段などの部品と接触するのを防止することができる。また、レール支持ユニットとトラスとの固定部が外れても、レール支持ユニットが重力によって移動するので、第1及び第2のガイドレールが落下しないようにすることができる。
本発明の乗客コンベアによれば、万一、レール支持部材と連結部材との固定力が低下して固定部が外れる場合があっても、連結部材が落下して踏段などの部品に接触することを防ぎ、乗客の安全を確保することができる。
本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態を示す概略構成図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態に係るレール支持ユニットの平面図である。 本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態に係るレール支持ユニットをトラスに取り付ける方法を示す説明図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 図2のD−D線に沿う断面図である。 本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態に係る連結部材の変形例を示す断面図である。 本発明の乗客コンベアの第2の実施の形態を示す断面図である。 図9のE−E線に沿う断面図である。
以下、本発明の乗客コンベアを実施するための形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.第1の実施の形態
まず、本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の乗客コンベアの第1の実施の形態を示す概略構成図である。図2は、図1のA−Aに沿う断面図である。
乗客コンベア1は、建築構造物の下階床100Aと上階床100Bとに設置される傾斜型の乗客コンベア、いわゆるエスカレータである。この乗客コンベア1は、トラス2と、欄干部3と、レール支持ユニット4と、第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6と、複数の踏段7とを備えている。
トラス2は、下階床100Aと上階床100Bにまたがって設置されている。以下、下階床100Aからトラス2を見た状態でトラス2の幅方向を左右方向とする。このトラス2は、欄干部3を支持している。図2に示すように、トラス2は、複数の踏段7を挟んで左右方向に対向する左側枠体11及び右側枠体12と、左側枠体11と右側枠体12を連結する複数の下側横部材13及び複数の中間横部材14を有している。
左側枠体11と右側枠体12は、左右対称に形成されている。これら左側枠体11及び右側枠体12は、上下方向に対向する上部材17及び下部材18と、これら上部材17と下部材18とを連結する複数の縦部材19から構成されている。上部材17、下部材18及び複数の縦部材19は、適当な強度を有する鋼材からなっている。
上部材17及び下部材18の一端は、下階床100Aに配置され、他端は上階床100Bに配置される。つまり、上部材17及び下部材18は、複数の踏段7の移動方向に延びている。複数の縦部材19は、上部材17及び下部材18が延びる方向(トラス2の長手方向)に適当な間隔をあけて配置されており、それぞれの両端が溶接等の固定方法によって上部材17及び下部材18に強固に固定されている。
複数の下側横部材13及び複数の中間横部材14は、上部材17、下部材18及び縦部材19と同様に、適当な強度を有する鋼材からなっている。複数の下側横部材13は、トラス2の長手方向に適当な間隔をあけて配置され、それぞれの両端が左側枠体11及び右側枠体12の下部材18に溶接等の固定方法によって強固に固定されている。これら複数の下側横部材13の上部には、油受け20が取り付けられている。
中間横部材14は、略C字状に形成されており、長方形のベース片14aと、このベース片14aの長辺にそれぞれ連続して略垂直に突出する側片14b,14cからなっている(図6参照)。ベース片14aの両端は、左右方向に対向する縦部材19の中間部に溶接等の固定方法によって強固に固定されている。
レール支持ユニット4は、トラス2に取り付けられている。このレール支持ユニット4については、後で詳しく説明する。第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6は、レール支持ユニット4に支持されており、上部材17及び下部材18に沿って延びている。
第1のガイドレール5は、トラス2内の左側に配置されている。この第1のガイドレール5は、複数の踏段7の往路側の移動を案内する往路用レール21と、複数の踏段7の復路側の移動を案内する復路用レール22a,22bを有している。第2のガイドレール6は、トラス2内の右側に配置されている。この第2のガイドレール6は、複数の踏段7の往路側の移動を案内する往路用レール23と、複数の踏段7の復路側の移動を案内する復路用レール24a,24bを有している。
複数の踏段7は、無端状に連結されており、第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6に案内されて往路側と復路側を循環移動する。乗客は、往路側を移動する踏段7Aに載って輸送される。乗客を輸送した後の踏段7Aは、トラス2の一端に設けられたスプロケット(不図示)により復路側へ送られる。一方、復路側を移動する踏段7Bは、トラス2の他端に設けられたスプロケット(不図示)により往路側へ送られる。
各踏段7には、左右方向に延びる回転軸を中心に回転する第1ローラ26A,26Bと、第2ローラ27A,27Bが設けられている。往路側を移動する踏段7Aの第1ローラ26A,26B及び第2ローラ27A,27Bは、第1のガイドレール5の往路用レール21及び第2のガイドレール6の往路用レール23に案内される。
一方、復路側を移動する踏段7Bの第1ローラ26A,26Bは、第1のガイドレール5の復路用レール22a及び第2のガイドレール6の復路用レール24aに案内される。そして、第2ローラ27A,27Bは、第1のガイドレール5の復路用レール22b及び第2のガイドレール6の復路用レール24bに案内される。
次に、レール支持ユニット4について図3を参照して説明する。
図3は、レール支持ユニット4の平面図である。
レール支持ユニット4は、第1のガイドレール5を支持する第1のレール支持部材31と、第2のガイドレール6を支持する第2のレール支持部材32と、第1のレール支持部材31と第2のレール支持部材32を連結する連結部材33から構成されている。
第1のレール支持部材31は、平板状に形成されており、平面がトラス2(図1参照)の長手方向と直交する。この第1のレール支持部材31は、トラス2に取り付けるためのボルト41(図5参照)が貫通する複数の取付用孔31aを有している。また、第1のレール支持部材31には、往路用レール支持部35aと、復路用レール支持部35b,35cと、連結部35dが設けられている。
往路用レール支持部35a及び復路用レール支持部35b,35cは、第1のレール支持部材31の周縁に段部を設けることにより形成されている。往路用レール支持部35aには、第1のガイドレール5の往路用レール21(図2参照)が固定され、復路用レール支持部35b,35cには、第1のガイドレール5の復路用レール22a,22bが固定される。連結部35dは、往路用レール支持部35aに近接した位置に設けられており、第2のレール支持部材32に対向している。
第2のレール支持部材32は、第1のレール支持部材31と左右対称に形成されており、トラス2に取り付けるためのボルト41(図5参照)が貫通する複数の取付用孔32aを有している。そして、第2のレール支持部材32には、往路用レール支持部36aと、復路用レール支持部36b,36cと、連結部36dが設けられている。往路用レール支持部36aには、第2のガイドレール6の往路用レール23(図2参照)が固定され、復路用レール支持部36b,36cには、第2のガイドレール6の復路用レール24a,24bが固定される。
連結部材33は、断面がL字状の折り曲げ部材からなっている(図7参照)。この連結部材33は、長方形の板状に形成された固定片33aと、この固定片33aの長辺に連続して略垂直に突出する板状の係合片33bからなっている。これら固定片33a及び係合片33bの厚みは、トラス2の縦部材19(図2参照)の厚みよりも薄くなっている。固定片33aの長手方向の両端部は、それぞれ第1のレール支持部材31の連結部35dと第2のレール支持部材32の連結部36dに溶接38によって固定される。
溶接38を施す箇所は、固定片33aの両端部にそれぞれ1箇所、合計で2箇所としてもよい。しかしながら、各支持部材31,32と連結部材33とが溶接38を中心に回転して破損することを防止するために、固定片33aの両端部にそれぞれ少なくとも2箇所、合計で4箇所以上とすることが好ましい。なお、第1及び第2のレール支持部材31,32と連結部材33との固定方法としては、カシメ締結、ボルトとナットによる固定、リベットなどを適用してもよい。
第1及び第2のレール支持部材31,32と連結部材33は、冶具(不図示)を用いることにより、少なくとも2箇所以上の幅方向の寸法と、左右の高さレベルを調整してユニット化される。幅方向の寸法としては、例えば、第1及び第2のレール支持部材31,32の往路用レール支持部35a,36a間の幅寸法nと、復路用レール支持部35b,36b間の幅寸法pを挙げることができる。このように、幅方向の寸法と、左右の高さレベルを冶具によって調整することにより、各レール支持部35a,35b,35c,36a,36b,36cの相対的な位置を高精度に規定することができる。
次に、レール支持ユニット4の取り付け方法について、図4を参照して説明する。
図4は、レール支持ユニット4をトラス2に取り付ける方法を示す説明図である。
レール支持ユニット4は、トラス2内で冶具(不図示)を用いて位置決め調整される。このレール支持ユニット4は、ユニット化されるときに、幅寸法n,p及び左右の高さレベルが調整されている(図3参照)。そのため、位置決めピン101A,101Bを用いて、トラス2の中心線に一致して左右方向に直交する基準面102に対する寸法q、r、及び上部材17からの寸法sを調整すれば、位置決めを行うことができる。つまり、寸法qが幅寸法nの半分の値になり、寸法rが幅寸法pの半分の値になるように調整する(q=n/2、r=p/2)。これにより、トラス2に対する各レール支持部35a,35b,35c,36a,36b,36cの位置を高精度に規定することができる。
第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6は、レール支持ユニット4の第1及び第2のレール支持部材31,32に固定するだけでよい。したがって、作業姿勢が不安定になりやすいトラス2内での作業が軽減され、作業時間の短縮を図ることができ、容易かつ高精度な組立が可能となる。
図5は、図2のB−B線に沿う断面図である。図6は、図2のC−C線に沿う断面図である。
図5に示すように、レール支持ユニット4の第1のレール支持部材31は、ボルト41及びナット42を用いて、左側枠体11の縦部材19と中間横部材14とに固定される。また、第2のレール支持部材32は、ボルト41及びナット42を用いて、右側枠体12の縦部材19と中間横部材14とに固定される。
このとき、第1及び第2のレール支持部材31,32と中間横部材14との間には、縦部材19の厚みに相当する間隙mが生じる(図5及び図6参照)。この間隙mには、ボルト41が貫通するスペーサ39が介在される。なお、間隙mには、スペーサ39を介在させずに、第1及び第2のレール支持部材31,32の取付用孔31a,32aの周囲に絞り加工を施して、その絞り加工部を介在させてもよい。
図7は、図2のD−D線に沿う断面図である。
図7に示すように、レール支持ユニット4をトラス2に取り付けると、連結部材33の固定片33aが第1及び第2のレール支持部材31,32と中間横部材14との間の間隙mに挿入される。そして、係合片33bが中間横部材14の側片14bに当接することにより、連結部材33は、中間横部材14に係合し、重力による移動が係止される。
乗客コンベア1は、その組み立て時、輸送中及び稼動中に、外部から振動や衝撃力を受けることがある。そのような振動や衝撃力により、万一、第1及び第2のレール支持部材31,32と連結部材33との溶接38が外れても、連結部材33が中間横部材14に係合しているため、連結部材33の重力による移動(落下)を防止することができる。したがって、連結部材33と踏段7が接触することはなく、乗客コンベア1を構成する部材の破損を防ぐことができる。
また、万一、トラス2に対するレール支持ユニット4の固定が外れる、或いは固定力が低下しても、連結部材33が中間横部材14に係合しているため、レール支持ユニット4の落下を防止することができる。したがって、第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6が落下することが無い。これにより、乗客コンベア1を構成する部材の破損を防ぐと共に、乗客の安全を確保することができる。
なお、トラス2の側枠体11,12には、下側横部材13及び中間横部材14は溶接で強固に固定されている。そのため、連結部材33は、トラス2の補強としての役割を担う必要が無い。したがって、連結部材33は、レール支持ユニット4の落下を防止するために必要な強度を確保しながら薄型化を図ることができる。言い換えれば、連結部材33は、レール支持ユニット4全体の荷重が加わっても変形しない厚みまで薄型化することができる。
次に、本発明に係る連結部材の変形例について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明に係る連結部材の変形例を示す断面図である。
連結部材43は、略C字状の折り曲げ部材からなっている。この連結部材43は、長方形の固定片43aと、この固定片43aの長辺にそれぞれ連続して略垂直に突出する側片43b,43cからなっている。固定片43aの長手方向の両端部は、第1及び第2のレール支持部材31,32の連結部35d,36d(図3参照)に溶接によって固定される。
連結部材43における側片43b,43cの内面間の距離は、中間横部材14における側片14b,14cの外面間の距離よりも少し長くなっている。これにより、連結部材43は、中間横部材14に嵌合可能に形成されている。このような連結部材43を用いてレール支持ユニットを構成した場合も、連結部材43が中間横部材14に係合するため、レール支持ユニットの落下を防止することができる。
2.第2の実施の形態
次に、本発明の乗客コンベアの第2の実施の形態について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は、本発明の乗客コンベアの第2の実施の形態を示す断面図である。図10は、図9のE−Eに沿う断面図である。
第2の実施の形態の乗客コンベア51は、上述した第1の実施の形態の乗客コンベア1と同様の構成を有している。この乗客コンベア51が乗客コンベア1と異なるところは、レール支持ユニット54のみである。そのため、ここでは、レール支持ユニット54について説明し、乗客コンベア1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
レール支持ユニット54は、第1のガイドレール5を支持する第1のレール支持部材31と、第2のガイドレール6を支持する第2のレール支持部材32と、第1のレール支持部材31と第2のレール支持部材32を連結する連結部材63から構成されている。第1のレール支持部材31及び第2のレール支持部材32は、第1の実施の形態と同一である。但し、連結部35d,36dは、それぞれ第1のレール支持部材31及び第2のレール支持部材32の下部に設けられており、互いに左右方向で対向する。
連結部材63は、第1の実施の形態に係る連結部材33と同様に、L字状の折り曲げ部材からなり、固定片63aと、係合片63bを有している(図10参照)。これら固定片63a及び係合片63bの厚みは、トラス2の縦部材19の厚みmよりも薄くなっている。固定片63aの長手方向の両端部は、それぞれ第1のレール支持部材31の連結部35dと第2のレール支持部材32の連結部36dに溶接38によって固定される。
図10に示すように、レール支持ユニット54をトラス2に取り付けると、連結部材63の固定片63aが第1及び第2のレール支持部材31,32と下側横部材13との間の間隙mに挿入される。そして、係合片63bが下側横部材13に当接することにより、連結部材63は、下側横部材13に係合し、重力による移動が係止される。したがって、万一、第1及び第2のレール支持部材31,32と連結部材63との溶接38が外れても、連結部材63と踏段7が接触することはなく、乗客コンベア51を構成する部材の破損を防ぐことができる。
また、万一、トラス2に対するレール支持ユニット54の固定が外れる、或いは固定力が低下しても、連結部材63が下側横部材13に係合しているため、レール支持ユニット54の落下を防止することができる。その結果、第1のガイドレール5及び第2のガイドレール6が落下することが無い。これにより、乗客コンベア51を構成する部材の破損を防ぐと共に、乗客の安全を確保することができる。
なお、トラス2の下部材18には、油受け60が固定されている。この油受け60は、下側横部材13の下方に配置される。
以上、本発明の乗客コンベアの実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の乗客コンベアは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態では、傾斜型の乗客コンベアとして、踏段間に段差が生じるエスカレータを例に挙げて説明したが、本発明の乗客コンベアとしては、踏段間に段差が生じない複数の踏段を有する電動道路にも適用できる。
1,51…乗客コンベア
2…トラス
3…欄干部
4,54…レール支持ユニット
5…第1のガイドレール
6…第2のガイドレール
7…踏段
11…左側枠体
12…右側枠体
13…下側横部材
14…中間横部材
17…上部材
18…下部材
19…縦部材
21,23…往路用レール
22a,22b,24a,24b…復路用レール
31…第1のレール支持部材
32…第2のレール支持部材
33,43,63…連結部材
100A…下階床
100B…上階床
101A…位置決めピン
102…基準面

Claims (3)

  1. 建築構造物に設置されるトラスと、
    前記トラスに取り付けられるレール支持ユニットと、
    前記レール支持ユニットに支持される第1のガイドレール及び第2のガイドレールと、
    無端状に連結され、前記第1のガイドレール及び前記第2のガイドレールに案内されて往路側と復路側を循環移動する複数の踏段と、を備え、
    前記レール支持ユニットは、
    前記第1のガイドレールを支持する第1のレール支持部材と、
    前記第2のガイドレールを支持する第2のレール支持部材と、
    前記第1のレール支持部材と前記第2のレール支持部材を連結すると共に、前記トラスに係合して重力による移動が係止される連結部材とを有し、
    前記トラスは、前記複数の踏段を挟んで対向する左側枠体及び右側枠体と、前記左側枠体と前記右側枠体を連結する横部材とを有し、
    前記左側枠体及び右側枠体は、前記複数の踏段の移動方向に延びる上部材及び下部材と、前記上部材と前記下部材を連結する縦部材とを有し、
    前記横部材は、前記左側枠体及び右側枠体の下部材に固定される下側横部材と、前記左側枠体及び右側枠体の縦部材に固定される中間横部材からなり、
    前記第1のレール支持部材及び前記第2のレール支持部材は、前記縦部材に固定されており、
    前記連結部材は、前記中間横部材に締結されることなく前記中間横部材に係合する
    ことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 前記第1のガイドレール及び前記第2のガイドレールは、前記複数の踏段の前記往路側の移動を案内する往路用レールと、前記復路側の移動を案内する復路用レールを有し、
    前記連結部材は、前記第1のレール支持部材及び前記第2のレール支持部材の前記往路用レールを支持するレール支持部に近接した部分に固定される
    ことを特徴とする請求項に記載の乗客コンベア。
  3. 前記連結部材は、係合片と前記係合片よりも下方に延在する固定片とを有する断面がL字状の折り曲げ部材であって、前記固定片が前記第1のレール支持部材及び前記第2のレール支持部材に固定されているとともに、前記縦部材の厚みより薄い固定片が前記第1のレール支持部材及び前記第2のレール支持部材と前記中間横部材との間の間隙に挿入され、前記係合片が前記中間横部材に係合する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の乗客コンベア。
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