JP2017222477A - 乗客コンベアの欄干装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客コンベアの移動中に、欄干パネルと欄干フレームベースとの間に物体が引っ掛かることを防止するとともに、欄干パネルの変形を抑制する構造を備えた乗客コンベアの欄干装置を得る。【解決手段】踏段側の縁部が下方に屈折されることで乗客に対向するベース対向部(61)が形成された欄干フレームベース(6)と、乗客に対向する第1のパネル対向部(51)を有し、高さ方向において第1のパネル対向部がベース対向部の下側に配置される欄干パネル(5)とを備え、欄干パネルは、2箇所の曲げ部により曲げられることで第2のパネル対向部と第1のパネル対向部による段差構造を有し、第2のパネル対向部が欄干フレームベースの踏段側の縁部と対向配置されることで、ベース対向部(61)と第1のパネル対向部(51)は、踏み段の幅方向の段差が許容範囲内となる位置関係を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、乗客が乗る踏段の両側にそれぞれ設置されるパネルタイプの乗客コンベアの欄干装置に関する。
欄干フレームベースに立設して取り付けられた手摺レールにより、移動手摺の移動を案内する従来の乗客コンベアの欄干装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る欄干装置は、踏み台の端部に立設して設けられた欄干パネルと欄干フレームベースを、支持金具により固定している。
さらに、特許文献1に係る欄干装置は、1枚の平板で構成された欄干パネルの上部において、下方に屈折されたコ字状の欄干フレームベースの端部が、踏段側に突出する形となっている。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
上記のような従来の乗客コンベアの欄干装置において、乗客コンベアの移動中に、乗客の衣服、手荷物、身体の一部などの物体が欄干パネルの上方に押し付けられる場合が考えられる。
上記のような従来の乗客コンベアの欄干装置において、乗客コンベアの移動中に、乗客の衣服、手荷物、身体の一部などの物体が欄干パネルの上方に押し付けられる場合が考えられる。
このような場合、従来の乗客コンベアの欄干装置では、欄干パネルが外側に押される状態となる結果、欄干フレームベースと欄干パネルの間に、上述した物体が引っかかる、または欄干パネルを変形させてしまうおそれがあった。従って、このような引っかかりや欄干パネルの変形といった不具合を防止することが望まれている。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客コンベアの移動中に、欄干パネルと欄干フレームベースとの間に物体が引っ掛かることを防止するとともに、欄干パネルの変形を抑制する構造を備えた乗客コンベアの欄干装置を得ることを目的とする。
本発明に係る乗客コンベアの欄干装置は、乗客が乗る踏段の両側にそれぞれ設置される乗客コンベアの欄干装置であって、踏段側の縁部が下方に屈折されることで乗客に対向するベース対向部が形成された欄干フレームベースと、乗客に対向する第1のパネル対向部を有し、高さ方向において第1のパネル対向部が欄干フレームベースのベース対向部の下側に配置される欄干パネルとを備え、欄干パネルは、2箇所の曲げ部により曲げられることで、乗客に対向する面が高さ方向において上側の第2のパネル対向部と、下側の第1のパネル対向部による段差構造を有し、第2のパネル対向部が欄干フレームベースの踏段側の縁部と対向配置されることで、ベース対向部と第1のパネル対向部は、踏段の幅方向の段差があらかじめ決められた許容範囲内となる位置関係を有するものである。
本発明によれば、段差構造を有する欄干パネルを採用することで、踏段の幅方向において、欄干フレームベースにおける乗客と対向する面と欄干パネルにおける乗客と対応する面との段差を所望の範囲内の値にすることができる。この結果、乗客コンベアの移動中に、欄干パネルと欄干フレームベースとの間に物体が引っ掛かることを防止するとともに、欄干パネルの変形を抑制する構造を備えた乗客コンベアの欄干装置を得ることができる。
以下、本発明の乗客コンベアの欄干装置の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による乗客コンベアを示す側面図である。図1において、乗客コンベアの長手方向に沿って配置されたトラス(主枠)1には、無端状に連結された複数の踏段2が支持されている。各踏段2は、トラス1内に設置された駆動機(図示せず)の駆動力によって循環移動される。
図1は、本発明の実施の形態1による乗客コンベアを示す側面図である。図1において、乗客コンベアの長手方向に沿って配置されたトラス(主枠)1には、無端状に連結された複数の踏段2が支持されている。各踏段2は、トラス1内に設置された駆動機(図示せず)の駆動力によって循環移動される。
トラス1上には、トラス1の幅方向について対向する一対の欄干装置3が設けられている。各欄干装置3には、各踏段2と同期して移動される移動手摺4がそれぞれ支持されている。移動手摺4は、欄干装置3の外周部に沿って移動される。欄干装置3は、トラス1の長手方向へ並べられた複数の欄干パネル5を有している。
図2は、本発明の実施の形態1による乗客コンベアの欄干装置の断面図である。具体的には、この図2に示した断面図は、先の図1のII−II線に沿った断面図に相当する。図2に示した本実施の形態1に係る乗客コンベアの欄干装置は、先の図1に示した移動手摺4および欄干パネル5に加えて、欄干フレームベース6、パッキング7、支持金具8、手摺レール9、締結部10、およびコーキング11を含んで構成されている。
欄干フレームベース6は、踏段2側の縁部が下方に屈折されたコ字状として形成されている。このような形状を有する欄干フレームベース6は、踏段2側に面し、踏段2上の乗客と対向するベース対向部61を備えている。パッキング7は、欄干フレームベース6の下側の屈折端に嵌合されている。
また、本実施の形態1における欄干パネル5は、従来技術のような1枚の平板と異なり、2箇所の曲げ部5a、5bによる段差構造を有していることを特徴としている。図3は、本発明の実施の形態1における欄干パネル5の形状に関する説明図である。曲げが施された欄干パネル5は、第1のパネル面51、第2のパネル面52、第3のパネル面53の3面を有している。
第1のパネル面51は、第2のパネル面52に対して曲げ部5aにおいて90度曲げられている。一方、第3のパネル面53は、第2のパネル面52に対して曲げ部5bにおいて90度、第1のパネル面51とは逆方向に曲げられている。なお、曲げ部5a、5bにおける曲げ角度は、90度に限定されるものではない。
このような形状を有する欄干パネル5の第1のパネル面51は、踏段2側に面し、踏段2上の乗客と対向する面であり、以下では、欄干フレームベース6のベース対向部61と対比するために、第1のパネル対向部51と称して説明する。また、第3のパネル面53は、第2のパネル対向部に相当する。
欄干パネル5の第2のパネル面52と第3のパネル面53は、パッキング7と接するように配置される。そして、支持金具8は、欄干フレームベース6の上面裏に、一側が装着されている。また、支持金具8は、一側に対して屈折された他側が、欄干パネル5の第3のパネル面53を間に挟んでパッキング7と対向している。
手摺レール9は、欄干フレームベース6の上面に立設されている。そして、手摺レール9、欄干フレームベース6、支持金具8が、締結部10により一体に固定されている。この結果、支持金具8の他側により、欄干パネル5の第3のパネル面53が固定されることとなる。
また、移動手摺4は、横断面C字状をなし、手摺レール9に案内されて移動する。
本発明の欄干パネル5の特徴をより明確化する目的で、参考までに、従来の乗客コンベアの欄干装置の構成について、図面を用いて説明する。図4は、従来の乗客コンベアの欄干装置の断面図である。図4に示した従来の欄干装置の構成は、本実施の形態1における図2に示した構成と比較すると、欄干パネル105の構造のみが異なっている。なお、本願発明と従来技術のそれぞれの構成を区別するために、図4においては、100番台の符号を付している。
図4に示した従来の欄干パネル105は、曲げ部を有さずに構成されている。従って、欄干フレームベース106のベース対向部161と、欄干パネル105のパネル対向部151は、乗客と対向する面において、踏段2の幅方向での段差ΔDを有している。
これに対して、本実施の形態1における欄干パネル5は、図3に示したように曲げ部5a、5bを有して構成されていることを特徴としている。この結果、段差ΔDを小さくすることができる。あるいは、段差がなくなるようにして、ベース対向部61と第1のパネル対向部51を、乗客と対向する面において同一面として形成することができる。
さらに、欄干パネル5および欄干フレームベース6の曲げ形状を工夫することで、第1のパネル対向部51を、ベース対向部61よりも踏段2側に出っ張るような位置関係で配置することもできる。
従って、本発明に係る乗客コンベアの欄干装置は、図3に示した形状を有する欄干パネル5を用いることで、乗客の衣服、手荷物、身体の一部などが欄干フレームベースと欄干パネルの間に引っかかるおそれを減らすことができる。
また、欄干パネル5に曲げ部5a、5bが追加されることで、剛性が上がる。このため、欄干パネル5を従来構造よりもたわみにくくすることができ、変形を抑制することができる。
また、欄干パネル5と欄干フレームベース6との間をより滑らかにつなぐために、図1に示したように、コーキング11を両者の隙間に施してもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、段差構造を有する欄干パネルを採用することで、踏段の幅方向における欄干フレームベースにおける乗客と対向する面と欄干パネルにおける乗客と対応する面との段差を、所望の範囲内の値にすることができる。
この結果、乗客コンベアの移動中に、乗客の衣服、手荷物、身体の一部などの物体が、欄干パネルと欄干フレームベースとの間に引っ掛かることを防止するとともに、欄干パネルの変形を抑制する構造を備えた乗客コンベアの欄干装置を実現できる。
1 トラス(主枠)、2 踏段、3 欄干装置、4 移動手摺、5 欄干パネル、5a、5b 曲げ部、51 第1のパネル面(第1のパネル対向部)、52 第2のパネル面、53 第3のパネル面(第2のパネル対向部)、6 欄干フレームベース、61 ベース対向部、7 パッキング、8 支持金具、9 手摺レール、10 締結部、11 コーキング。
Claims (2)
- 乗客が乗る踏段の両側にそれぞれ設置される乗客コンベアの欄干装置であって、
踏段側の縁部が下方に屈折されることで前記乗客に対向するベース対向部が形成された欄干フレームベースと、
前記乗客に対向する第1のパネル対向部を有し、高さ方向において前記第1のパネル対向部が前記欄干フレームベースの前記ベース対向部の下側に配置される欄干パネルと
を備え、
前記欄干パネルは、2箇所の曲げ部により曲げられることで、前記乗客に対向する面が前記高さ方向において上側の第2のパネル対向部と、下側の前記第1のパネル対向部による段差構造を有し、
前記第2のパネル対向部が前記欄干フレームベースの前記踏段側の縁部と対向配置されることで、前記ベース対向部と前記第1のパネル対向部は、前記踏段の幅方向の段差があらかじめ決められた許容範囲内となる位置関係を有する
乗客コンベアの欄干装置。 - 前記第1のパネル対向部は、前記踏段の幅方向において、前記ベース対向部と同一面に配置されるか、または、前記ベース対向部よりも踏段側に配置される
請求項1に記載の乗客コンベアの欄干装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016119633A JP2017222477A (ja) | 2016-06-16 | 2016-06-16 | 乗客コンベアの欄干装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016119633A JP2017222477A (ja) | 2016-06-16 | 2016-06-16 | 乗客コンベアの欄干装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017222477A true JP2017222477A (ja) | 2017-12-21 |
Family
ID=60685928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016119633A Pending JP2017222477A (ja) | 2016-06-16 | 2016-06-16 | 乗客コンベアの欄干装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017222477A (ja) |
-
2016
- 2016-06-16 JP JP2016119633A patent/JP2017222477A/ja active Pending
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