JP2016175740A - 乗客コンベア - Google Patents

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JP2016175740A
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洋逸 狩野
Yoichi Karino
洋逸 狩野
宣孝 堀江
Nobutaka Horie
宣孝 堀江
健太郎 関口
kentaro Sekiguchi
健太郎 関口
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Abstract

【課題】乗客コンベアのトラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力がトラスに作用した場合、トラスの特定の箇所を座屈させること。【解決手段】建築物の下階床と上階床との間に配置されて、下階床と上階床とを連結するための枠体と、枠体の長手方向一端に固定されて、下階床の一部に支持される下階枠体支持アングルと、枠体の長手方向他端に固定されて、上階床の一部に支持される上階枠体支持アングルと、枠体の長手方向に沿って移動可能に配置される複数の踏板とを含み、枠体を構成する複数の部材のうち少なくとも下階床と水平な下部側水平部又は上階床と水平な上部側水平部の領域に存在する補強部材は、下部側水平部と上部側水平部との間の領域に存在する補強部材よりも、枠体の長手方向に作用する圧縮力に対する強度が低い部材で構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、乗客を輸送するエスカレーターや電動道路等の乗客コンベアに関する。
本技術の背景技術として、特開2008−195470号公報(特許文献1)がある。この公報には、耐震性を向上するために、上屈曲部及び下屈曲部を含む上水平区間及び下水平区間に夫々側枠の高さ方向に延材して設けられた上補強板及び下補強板を備えた乗客コンベアの案が記載されている。
特開2008−195470号公報
上記特許文献1には、乗客コンベアの上水平区間及び下水平区間に上補強板及び下補強板を設けることで、圧縮力や引張力に強い乗客コンベアが得られることが記載されている。しかし、乗客コンベアを補強するにも限界があり、特に、既に建築物に設置している乗客コンベアでは、乗客コンベアと建築物の隙間が不足しているケースがある。この際、乗客コンベアを構成する部材の許容強度を超える圧縮力が生じるような大規模地震が発生することを考慮して、乗客コンベアを補強することは困難である。
本発明の目的は、乗客コンベアのトラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力がトラスに作用した場合、トラスの特定の箇所を座屈させることにある。
前記課題を解決するために、本発明は、建築物の下階床と上階床との間に配置されて、前記下階床と前記上階床とを連結するための枠体と、前記枠体の長手方向一端に固定されて、前記下階床の一部に支持される下階枠体支持アングルと、前記枠体の長手方向他端に固定されて、前記上階床の一部に支持される上階枠体支持アングルと、前記枠体の長手方向に沿って移動可能に配置される複数の踏板とを含む乗客コンベアであって、前記枠体を構成する複数の部材のうち少なくとも前記下階床と水平な下部側水平部又は前記上階床と水平な上部側水平部の領域に存在する補強部材は、前記下部側水平部と前記上部側水平部との間の領域に存在する補強部材よりも、前記枠体の長手方向に作用する圧縮力に対する強度が低い部材で構成されることを特徴とする。
本発明によれば、乗客コンベアのトラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力がトラスに作用した場合、トラスの特定の箇所を座屈させることができる。
乗客コンベアの一実施例を示す要部断面側面図である。 枠体支持アングルとアングル受部との関係を示す要部断面図である。 枠体の要部拡大図である。 斜め材の断面図である。 切込みを有する斜め材の断面図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
図1は、乗客コンベアの一実施例を示す要部断面側面図である。図1において、乗客コンベア1は、建屋(建築物)の一方の床(下階床)2と他方の床(上階床)3との間に配置されて、下階床2と上階床3とを連結するための枠体4と、枠体4の長手方向一端に固定されて、下階床2の一部に支持される枠体支持アングル5と、枠体4の長手方向他端に固定されて、上階床3の一部に支持される上階枠体支持アングル6と、下階床2に、凹部として形成されて、下階枠体支持アングル5を支持する下階アングル受部7と、上階床3に、凹部として形成されて、上階枠体支持アングル6を支持する上階アングル受部8と、枠体4内に収納され、無端状に連結されて乗降口間を循環する(枠体4の長手方向に沿って移動する)複数の踏板9と、各踏板9と同一方向に移動する手摺10を支持する複数の欄干11と、を備えて構成される。各欄干11は、枠体4に取り付けられて、踏板9の進行方向両側方に立設される。
図2は、枠体支持アングルとアングル受部との関係を示す要部断面図である。図2において、下階枠体支持アングル5と、下階アングル受部7との間には、枠体4の鉛直方向の高さを調整するために、高さ調整プレート12が設置されている。なお、上階枠体支持アングル6と、上階アングル受部8との間にも高さ調整プレート12を設置することができる。
図3は、枠体の要部拡大図である。図3において、枠体4は、下階床2から上階床3に亘って配置される上弦材13と、上弦材13と相対向して配置される下弦材14と、上弦材13と下弦材14に対して直交(交差)する方向に配置されて、上弦材13と下弦材14とを連結する縦材15と、上弦材13と下弦材14に対して斜め方向に配置されて、上弦材13と下弦材14とを連結する斜め材16とから構成される。上弦材13と下弦材14は、主弦材として構成される。縦材15と斜め材16は、上弦材13と下弦材14とを連結する連結材を構成すると共に、補強部材として構成される。枠体4を構成する複数の部材のうち、枠体4の上部側水平部4A又は下部側水平部4Bの領域に存在する補強部材は、他の領域に存在する補強部材よりも強度の低い部材で構成される。
図4は、斜め材の断面図である。図4において、斜め材16は、片16Aと片16Bとが一体となって構成され、全体として、その断面形状がL型となるL鋼で構成される。
図5は、切込みを有する斜め材の断面図である。図5において、片16Aと片16Bとが一体となって構成され斜め材16のうち、片16Bには、少なくともその一部に切込み16Cが形成されている。この際、片16Aの一部が、上弦材13又は下弦材14に溶接で固定される。この場合、枠体4を構成する部材として、切込み16Cを有する斜め材16を用いると、切込み16Cが無い斜め材16を用いたときよりも、枠体4の強度が低下することになる。即ち、枠体4に、その長手方向の圧縮力が作用した場合、枠体4のうち切込み16Cを有する斜め材16の箇所が、他の箇所よりも座屈し易くなる。なお、縦材15の一方の片の少なくともその一部に切込みを形成することもできる。この場合、枠体4のうち切込み16Cを有する斜め材16又は切込みを有する縦材15の箇所が、他の箇所よりも座屈し易くなる。
本実施例において、乗客コンベア1のトラスを構成する枠体4には、補強部材として、例えば、縦材15、斜め材16が取り付けられており、枠体4にその長手方向から許容強度以下の圧縮力が作用しても枠体4が座屈することはない。しかし、大規模地震によって、枠体4を構成する部材の許容強度を超える圧縮力(枠体4の長手方向に作用する圧縮力)が枠体4に作用した場合、枠体4が座屈することが想定される。特に、既に建築物に設置している乗客コンベア1であって、乗客コンベア1と建築物の隙間が不足している場合、トラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力が枠体4に作用し、枠体4が座屈することが想定される。
この際、枠体4のうち、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4Bとの間の領域(傾斜部)に存在する部材が座屈して壊れると、修復が困難である。そこで、本実施例では、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4Bとの間の領域(傾斜部)に存在する補強部材には、強度の高い部材として、切込みが無い縦材15と斜め材16を用い、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域に存在する補強部材には、強度の低い部材として、切込み16Cを有する斜め材16や切込みを有する縦材15を用い、トラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力が枠体4に作用した場合、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域に存在する補強部材を座屈させ、修復を容易にする構成が採用されている。
このため、トラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力が枠体4に作用した場合、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域に存在する補強部材(切込み16Cを有する斜め材16や切込みを有する縦材15)が座屈して変形しても、乗客の安全を確保することができる。この際、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域に存在する補強材が座屈して変形しても、主弦材(上弦材13や下弦材14)が座屈することなく、補強部材としての縦材15又は斜め材16が座屈して変形するので、補強部材のみを修復することで、修復作業を容易に行うことができる。
本実施例によれば、大規模地震が発生し、トラスを構成する部材の許容強度を超える圧縮力が枠体4に作用した場合でも、乗客の安全に支障の無い箇所(トラスの特定の箇所)から座屈することを促すことができ、結果として、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域(トラスの特定の箇所)に存在する補強材(切込みを有する縦材15又は斜め材16のうち少なくとも一方)が座屈して変形しても、これら補強材の修復を容易に行うことができる。
なお、既に建築物に設置している乗客コンベア1に対しては、枠体4の上部側水平部4Aと下部側水平部4のうち少なくとも一方の領域に存在する補強材を、切込みを有する縦材15又は斜め材16と交換することで、本発明を適用することができる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、縦材15や斜め材16として、少なくともその一部に切込みを有するU字鋼やH型鋼や平鋼を用いることができる。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 乗客コンベア、2 下階床、3 上階床、4 枠体、5 下階枠体支持アングル、6 上階枠体支持アングル、7 下階アングル受部、8 上階アングル受部、9 踏板、10 手摺、11 欄干、12 高さ調整プレート、13 上弦材、14 下弦材、15 縦材、16 斜め材、16A、16B 片、16C 切込み。

Claims (3)

  1. 建築物の下階床と上階床との間に配置されて、前記下階床と前記上階床とを連結するための枠体と、前記枠体の長手方向一端に固定されて、前記下階床の一部に支持される下階枠体支持アングルと、前記枠体の長手方向他端に固定されて、前記上階床の一部に支持される上階枠体支持アングルと、前記枠体の長手方向に沿って移動可能に配置される複数の踏板とを含む乗客コンベアであって、
    前記枠体を構成する複数の部材のうち少なくとも前記下階床と水平な下部側水平部又は前記上階床と水平な上部側水平部の領域に存在する補強部材は、前記下部側水平部と前記上部側水平部との間の領域に存在する補強部材よりも、前記枠体の長手方向に作用する圧縮力に対する強度が低い部材で構成されてなることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記枠体は、
    前記下階床から前記上階床に亘って配置される上弦材と、前記上弦材と相対向して配置される下弦材と、前記上弦材と前記下弦材に対して交差する方向に配置されて、前記上弦材と前記下弦材とを連結する縦材と、前記上弦材と前記下弦材に対して斜め方向に配置されて、前記上弦材と前記下弦材とを連結する斜め材とから構成され、
    前記下部側水平部又は前記上部側水平部の領域に存在する縦材又は斜め材のうち少なくとも一方は、切込みを有する補強部材として構成されてなることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記切込みを有する補強部材は、
    L鋼又は平鋼あるいはU字鋼あるいはH型鋼で構成されてなることを特徴とする乗客コンベア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6367408B1 (ja) * 2017-03-10 2018-08-01 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN110088031A (zh) * 2016-12-27 2019-08-02 三菱电机株式会社 乘客输送带的安全诊断系统

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