JP4368178B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道を含む乗客コンベアに関し、より詳しくは、ステップの走行を確実に案内することができるばかりでなく、ガイドレールの左右方向の位置決めを容易に行うことが可能な乗客コンベアに関する。
エスカレータや動く歩道を含む乗客コンベアは、乗客が乗る多数のステップをステップチェーンによって連結するとともに、各ステップに設けたガイドローラがガイドレール上を転動することにより走行する構造となっている。
ここで乗客コンベアの一例を示している図13および図14を参照すると、ステップ1に設けた第1のガイドローラ2および第2のガイドローラ3は、左右一対の第1のガイドレール4および左右一対の第2のガイドレール5上をそれぞれ転動する。
第1のガイドローラ2は、第1のガイドレール4の転動面に立設されている縦壁4aには接触しないように構成されており、したがってその側面にはガイドシューは設けられていない。
第1および第2のガイドレール4,5を支持している左右一対の支持部材6L,6Rは、左右方向に水平に延びる接続部材7によって接続された状態で主枠8L,8Rに固定されている。
左右一対の支持部材6L,6Rは、第1のガイドレール4を取り付けるための取付位置を1つしか有していない。
また、左右一対の支持部材6L,6Rを組み立てる際には、左右一対の主枠8L,8Rが完成した後、センターラインからの左右振り分けによって左右方向の位置決めをし、ボルトによって主枠8L,8Rに固定している。
多数のステップ1を連結するステップチェーン9は、その外側リンクプレート9aおよび内側リンクプレート9bを接続する部分にそれぞれ嵌装される回転ローラのうち、ステップ1の水平支軸1aによって支持されるものが第1ガイドローラ2となる、いわゆるコンベアチェーンとなっている。
各ステップ1の左右両側面1bには、左右一対のスカートガード10L,10Rの内壁面にそれぞれ摺接するガイドシュー11が設けられており、それによってステップ1の左右方向の位置決めを行うようになっている。
また、乗客コンベアの他の例を示している図15および図16を参照すると、ステップ1に設けた第1のガイドローラ12および第2のガイドローラ13は、左右一対のガイドレール14,15,16上をそれぞれ転動する。
このとき、第1のガイドローラ12の外側面に設けられたガイドシュー12aが、ガイドレール14の縦壁14aおよびガイドレール16の縦壁16aにそれぞれ摺接するようになっており、それによってステップ1の左右方向の位置決めを行うようになっている。
多数のステップ1を連結するステップチェーンは、そのリンクプレート22aがステップ1の水平支軸1aに接続されるとともに第1のガイドローラ12のようにガイドレール14,16を転動する回転ローラを持たず、ステップ1の水平支軸1aにはガイドローラ12が別個に取り付けられている、いわゆるローラチェーン22となっている。
また、左右一対のガイドレール14,15,16を支持している左右一対の支持部材17L,17Rは、主枠18の縦部材19および水平梁20にそれぞれ固定されているが、各ガイドレール14,15,16を取り付けるための取付位置はそれぞれ1つずつしか設けられていない。
図13および図14に示した乗客コンベアは、各ステップ1の左右両側面1bに設けたガイドシュー11と左右一対のスカートガード10L,10Rの内壁面との摺動によってステップ1の左右方向の位置決めを行う構造である。
ところが、左右一対のスカートガード10L,10Rは連続した一枚の帯板状に構成することができないため、継目が存在する。そして、この継目に生じた段差にガイドシュー11が衝突する毎に衝突音が発生する。
また、ガイドローラ2とガイドレール4の縦壁4aとが接触しないようにするために、左右一対のガイドレール4の左右方向の位置決めには非常に厳しい寸法精度が要求され、この乗客コンベアの製作に要する時間が長くなる。
一方、図15および図16に示した乗客コンベアは、ガイドローラ12の外側面に設けたガイドシュー12aとガイドレール14の縦壁14aおよびガイドレール16の縦壁16aとの摺動によってステップ1の左右方向の位置決めを行う構造である。
このため、左右一対のガイドレール12の左右方向の位置決めには非常に厳しい寸法精度が要求され、この乗客コンベアの製作に要する時間が長くなる。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、ステップの走行を確実に案内することができるばかりでなく、ガイドレールの左右方向の位置決めを容易に行うことが可能な乗客コンベアを提供することにある。
上記の課題を解決する請求項1に記載した乗客コンベアは、
乗客が乗降可能な複数のステップを連結しつつ無端状に延びるステップチェーンと、
前記ステップチェーンが接続される、前記ステップに固設されて左右方向に延びる水平支軸と、
前記水平支軸により回転自在に支持されたステップ支持ローラと、
前記ステップ支持ローラが転動する左右一対のガイドレールと、を備え、
前記左右一対のガイドレールの一方は、前記ステップ支持ローラをその回転軸線方向に挟むように立設された左右一対の縦壁を有しており、
前記左右一対のガイドレールの他方は、前記ステップ支持ローラの左右方向の変位を許容しつつ断面形状L字形に形成され、
前記断面形状L字形のガイドレールを支持する支持部材は、前記ステップチェーンがコンベアチェーンであるときに前記断面形状L字形のガイドレールを取り付ける第1取付位置と、前記ステップチェーンがローラチェーンであるときに前記断面形状L字形のガイドレールを取り付ける第2取付位置とを有しており、
前記第1取付位置には、前記断面形状L字形のガイドレールの縦壁部分が入り込む下方に延びる縦溝が設けられ、かつ前記第2取付位置には、前記断面形状L字形のガイドレールが、その縦壁部分が上方に延びるように取り付けられることを特徴とする乗客コンベア
このとき、前記コンベアチェーンは、前記左右一対のガイドレール上を転動する回転ローラがそのリンクプレート同士を接続する軸に回転自在に嵌装されており、かつ前記回転ローラのうち前記水平支軸によって支持される回転ローラが前記ステップ支持ローラとなることを特徴とする。
また、前記回転ローラのうち前記水平支軸に支持されていない回転ローラは前記ガイドシューを有していないことを特徴とする。
さらに、前記ローラチェーンは、そのリンクプレートによって前記水平支軸同士を接続するとともに、前記左右一対のガイドレール上を転動する回転ローラを有していないことを特徴とする。
本発明の乗客コンベアは、左右一対のガイドレールのうち左右いずれか一方のガイドレールに設けた縦壁によってガイドローラを左右方向に位置決めする構造であるから、左右いずれか一方のガイドレールにのみ左右方向の高い位置決め精度が要求され、左右いずれか他方のガイドレールには左右方向の高い位置決め精度が要求されないから、製作に要する時間を短縮することが可能となる。
また、左右いずれか一方のガイドレールによってステップの走行を確実に案内することができるから、スカートガードとの衝突による異音が発生することもない。
また、ガイドレールに設けた左右一対の縦壁によってガイドローラを挟むことにより、ガイドローラの案内精度をさらに高めることができるばかりでなく、ガイドローラ案内時の左右方向の強度を高めることができる。
また、ガイドローラの両側面にガイドシューを設けることによりガイドローラの側面の摩耗を確実に防止し、高い案内精度を長期間にわたって維持することができる。
また、ステップの水平支軸によって支持されるローラにのみガイドシューを設けるから、製造コストを低減することができる。
さらに、左右一対のガイドレールを支持する支持部材に、縦壁を有したガイドレールをそれぞれ取付可能な第1および第2の取付位置を設けるから、ステップチェーンがコンベアチェーンである場合とローラチェーンである場合の両方の場合において支持部材を共用することが可能となり、製造コストを低減することができる。
以下、図1乃至図12を参照し、本発明に係る乗客コンベアの一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の部分には同一の符号を用いて重複した説明を省略する。
まず、最初に図1乃至図5を参照し、本実施形態の乗客コンベアにおけるステップチェーンが、いわゆるコンベアチェーンである場合について説明する。
図1に示した乗客コンベアはエスカレータ100であって、図示上側のステップ1が往路側であり図示下側のステップ1が復路側である。
ステップ1には、左右一対の第1ガイドローラ(ステップ支持ローラ)30L,30Rおよび左右一対の第2ガイドローラ3,3が、それぞれ左右方向に延びる水平支軸1a,3aによって回転自在に支持されている。
図示右側の第1ガイドローラ30Rが図示右側の第1ガイドレール41上を転動し、かつ図示左側の第1ガイドローラ30Lが図示左側の第1ガイドレール42上を転動している。
同様に、左右一対の第2ガイドローラ3,3は、それぞれ左右一対の第2ガイドレール43上を転動している。
そして、第1ガイドレール41,42および第2ガイドレール43は、それぞれ左右一対のガイドレール支持部材50L,50Rによって支持されている。
右側の第1ガイドレール41は、図2に拡大して示したように、第1ガイドローラ30Rが転動する転動面41aに連設された左右一対の縦壁41bを有している。第1ガイドレール41の転動面41a近傍の断面形状は略U字形である。
また、この第1ガイドレール41は、ガイドレール支持部材50Rの支持部51のうち左右方向の左側にある第1取付位置のボルト孔51aに対し、スペーサ44およびボルトナット45によって固定されている。
なお、復路側の第1ガイドレール41はガイドレール支持部材50Rの支持部55に固定されているが、その取付位置および固定構造は往路側と同一である。
左側の第1ガイドレール42は、図3に拡大して示したように、断面形状略L字形のアングル材を用いたものであるが、ガイドレール支持部材50Lの支持部52に設けられている縦溝52aにその縦壁部分42aが入り込むようにして、この支持部52の左右方向に右側の第1取付位置に固定されている。
これにより、左側の第1ガイドローラ30Lは、左側の第1ガイドレール42の横壁部分42bの表面上を転動している。
なお、左側の第1ガイドレール42のうち復路側についてはガイドレール支持部材50Lの支持部56に固定されているが、その取付位置および固定構造は往路側のそれと同一である。
図4および図5に示したように、多数のステップ1を連結しているステップチェーン9はいわゆるコンベアチェーンであり、その外側リンクプレート9aおよび内側リンクプレート9bを接続する部分にそれぞれ嵌装された回転ローラ35を有しているが、これらの回転ローラ35もまた第1ガイドレール41の転動面41a上を転動している。
そして、多数の回転ローラ35のうち、ステップ1の水平支軸1aによって支持されているものが第1ガイドローラ30L、30Rとなっている。
図2に示したように、右側の第1ガイドローラ30Rの両側面にはガイドシュー31がそれぞれ設けられており、これらのガイドシュー31が図示右側の第1ガイドレール41の縦壁41bの内壁面と摺接することによってステップ1を左右方向に位置決めするようになっている。
これに対して、左側の第1ガイドレール41には縦壁が存在しないので、左側の第1ガイドローラ30Lが左右方向に位置決めされることはなく、したがってその側面にはガイドシューは設けられていない。
また、図2および図3に示したように、左右一対の第2ガイドローラ3,3は第2ガイドレール43の縦壁43aとは左右方向に離間しており、左右方向に位置決めされない。
左右一対のガイドレール支持部材50L,50Rは、厚い鋼板をプレス加工したものであり、右側の第1ガイドレール41を支持するための支持部51,55と、左側の第1ガイドレールを支持するための支持部52,56と、左右一対の第2ガイドレール43,43を支持するための支持部53,54を有している。
そのうち、右側の第1ガイドレール41を支持する部分51,55は左右方向に幅広に形成され、上述したようにステップチェーンがコンベアチェーン9であるときに右側の第1ガイドレール41を取り付けるための左右方向に左側の第1取付位置と、後述するようにステップチェーンがローラチェーンであるときに右側の第1ガイドレール41を取り付ける左右方向に右側の第2取付位置とを有している。
同様に、左側の第1ガイドレール42を支持する部分52,56は左右方向に幅広に形成され、上述したようにステップチェーンがコンベアチェーン9であるときに左側の第1ガイドレール42を取り付けるための左右方向に右側の第1取付位置と、後述するようにステップチェーンがローラチェーンであるときに左側の第1ガイドレール42を取り付ける左右方向に左側の第2取付位置とを有している。
次に図6乃至図9を参照し、本実施形態の乗客コンベアのステップチェーンが、いわゆるローラチェーンである場合について説明する。
図6に示した乗客コンベアはエスカレータ110であって、図示上側のステップ1が往路側であり図示下側のステップ1が復路側である。
ステップ1には、左右一対の第1ガイドローラ(ステップ支持ローラ)60L,60Rおよび左右一対の第2ガイドローラ3,3が、それぞれ左右方向に延びる水平支軸1a,3aによって回転自在に支持されている。
図示右側の第1ガイドローラ60Rが図示右側の第1ガイドレール41上を転動し、かつ図示左側の第1ガイドローラ60Lが図示左側の第1ガイドレール42上を転動している。
同様に、左右一対の第2ガイドローラ3,3は、それぞれ左右一対の第2ガイドレール43上を転動している。
ステップチェーンがいわゆるローラチェーン22となっていることに伴い、左右一対の第1ガイドローラ60L,60Rは、図1に示したエスカレータ100の左右一対の第1ガイドローラ30L,30Rに比較すると、それぞれ外側に位置している。
これに伴い、右側の第1ガイドレール41は、図7に拡大して示したように、ガイドレール支持部材50Rの支持部51のうち左右方向右側(外側)にある第2取付位置のボルト孔51bに対し、スペーサ44およびボルトナット45によって固定されている。
復路側の第1ガイドレール41についても全く同様である。
左側の第1ガイドレール42もまた、図8に示したように支持部材50Lの支持部52のうち左右方向左側(外側)の第2取付位置に固定されている。
このとき、左側の第1ガイドレール42は、その縦壁部分42aが上方に向かって延びるように支持部52に固定されている。
復路側の第1ガイドレール42もまた全く同様である。
図9に示したように、多数のステップ1を連結しているステップチェーンはローラチェーン22であり、第1ガイドローラ60L,60Rを支持しているステップ1の水平支軸1aにそれぞれ係合するリンクプレート22aと、これらのリンクプレート22a間で延びるまゆ形の外側リンクプレート22bおよび内側リンクプレート22cを有しているが、これらのリンクプレートを相互に接続している軸に嵌装されたローラは第1ガイドレール41,42の転動面から上方に離間している。
言い換えると、左右一対の第1ガイドローラ60L,60Rは、ローラチェーン22の構成部品ではなく、専用のステップ支持ローラとなっている。
図7に拡大して示したように、右側の第1ガイドローラ60Rの両側面にはガイドシュー61,61がそれぞれ設けられており、これらのガイドシュー61が右側の第1ガイドレール41の縦壁41bの内壁面と摺接することによってステップ1を左右方向に位置決めするようになっている。
これに対して、図8に拡大して示したように、左側の第1ガイドローラ60Lは左側の第1ガイドレール42の縦壁42aから左右方向に離間しており、左右方向に位置決めされることはないから、その側面にはガイドシューは設けられていない。
一方、上述したように、本実施形態の乗客コンベアであるエスカレータ100,110においては、ステップチェーンがコンベアチェーン9である場合とローラチェーン22である場合の両方において、左右一対の第1ガイドレール41,42、左右一対のガイドローラ支持部材50L,50Rを共用することができる。
そこで、次に図10乃至図12を参照し、左右一対のガイドレール支持部材50L,50Rと各ガイドレール41,42,43の組立手順について説明する。
ステップチェーンがコンベアチェーン9である場合に左側の側面トラスユニット70Lを組み立てる際には、図10に示したように、前後一対の左側ガイドレール支持部材50L,50Lの各支持部52,53,54,56間に各ガイドレール42,43を掛け渡して溶接し固定する。
このとき、左側の第1ガイドレール42は、図10(c)に示したようにその縦壁部分42aが支持部52の溝52aに入り込むようにして第1取付位置に固定する。
なお、ステップチェーンがローラチェーン22である場合には、図8に拡大して示したように、左側の第1ガイドレール42の縦壁部分42aが上方に延びるようにして、左側ガイドレール支持部材50Lの隅角部に沿わせて固定する。
次いで、図11に示したように、トラスを構成する左側の主梁51,51を設置した後、これらの主梁51,51を基準にして左側の側面トラスユニット70Lを位置決めしつつ主梁51,51に固定する。
その後、図12に示したように、全く同様に製造した右側の側面トラスユニット70Rと水平梁71を介して接続し、トラスを完成させる。
そして最後に、右側の第1ガイドレール41を左右方向に位置決めしつつ、右側ガイドレール支持部材50Rの支持部51,55の第1取付位置に固定する。
すなわち、本実施形態の乗客コンベアであるエスカレータ100,110は、いずれも右側の第1ガイドレール41に設けた一対の縦壁41b,41bによって右側の第1ガイドローラ30R,60Rを左右方向に位置決めする構造であり、左側の第1ガイドローラ30L,60Lは左右方向に位置決めされない。
これにより、右側の第1ガイドレール41にのみ左右方向の高い位置決め精度が要求され、左側の第1ガイドレール42には左右方向の高い位置決め精度が要求されないから、これらのエスカレータ100,110の製作に要する時間を短縮することができる。
また、右側の第1ガイドレール41に設けた左右一対の縦壁41b,41bによって右側の第1ガイドローラ30R,60Rをその回転軸線方向に挟む構造であるから、ステップ1の案内精度を高めることができるばかりでなく、左右方向の案内強度をも高めることができる。
また、右側のガイドローラ30R,60Rの両側面に設けたガイドシュー31,61が第1ガイドレール41の一対の縦壁41b,41bにそれぞれ摺接する構造であるから、図13に示した従来のエスカレータのようにステップ1に設けたガイドシュー11と左右一対のスカートガード10L,10Rとの間に衝突音が発生することがないばかりでなく、右側の第1ガイドローラ30R,60Rの両側面の摩耗を防止して高い案内精度を長期間にわたって維持することができる。
また、ステップ1の水平支軸1aによって支持されるローラ30R,60Rにのみガイドシュー31,61を設けるから、製造コストを低減することもできる。
また、左右一対の第1ガイドレール41,42を支持するガイドレール支持部材50L、50Rの支持部51,52,55,56にそれぞれ第1取付位置と第2取付位置を設けるから、ステップチェーンがコンベアチェーン9である場合とローラチェーン22である場合の両方の場合においてガイドレール支持部材50L,50Rを共用することが可能となり、製造コストを低減することができる。
また、左右一対のガイドレール支持部材50L,50Rと各ガイドレール41,42,43とを一体に固定して組み立てた左右一対の側面トラスユニット70L,70Rを組み合わせる構造であるから、各ガイドレール41,42,43の位置決め精度を高めつつ、エスカレータ100,110の製作に要する時間を大幅に低減することができる。
以上、本発明に係る乗客コンベアの一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においてはいずれもエスカレータ100,110を例にとって説明したが、動く歩道にも本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明による乗客コンベアのステップチェーンがコンベアチェーンである場合を模式的に示す正面断面図。 図1における図示右側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。 図1における図示左側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。 コンベアチェーンの回転ローラを示す正面断面図。 図示右側の第1ガイドローラおよびコンベアチェーンを示す側面図。 本発明による乗客コンベアのステップチェーンがローラチェーンである場合を模式的に示す正面断面図。 図6における図示右側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。 図6における図示左側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。 図示右側の第1ガイドローラおよびコンベアチェーンを示す側面図。 ガイドレール支持部材とガイドレールの組立手順を示す(a)正面図、(b)側面図および(c)要部拡大正面図。 ガイドレール支持部材と主枠の組立手順を示す(a)正面図および(b)側面図。 トラスが完成した状態を示す正面図。 従来の乗客コンベアのステップチェーンがコンベアチェーンである場合を模式的に示す正面断面図。 図13における図示右側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。 従来の乗客コンベアのステップチェーンがローラチェーンである場合を模式的に示す正面断面図。 図15における図示右側のガイドローラを拡大して示す正面断面図。
符号の説明
1 ステップ
1a 水平支軸
2 ガイドローラ
3 ガイドローラ
4,5 ガイドレール
6 支持部材
7 接続部材
8 主枠
9 ステップチェーン
10L,10R スカートガード
1 ガイドシュー
12 ガイドローラ
12a ガイドシュー
13 ガイドローラ
14,15,16 ガイドレール
17 支持部材
18 主枠
19 縦部材
20 水平梁
22 ローラチェーン
30L,30R 第1ガイドローラ
31 ガイドシュー
35 回転ローラ
41 右側の第1ガイドレール
42 左側の第1ガイドレール
43 第2ガイドレール
44 スペーサ
45 ボルトナット
50 ガイドレール支持部材
51,52,53,54,55,56 支持部
60L,60R 第1ガイドローラ
61 ガイドシュー
70 トラスユニット
71 水平梁
100,110 本発明による乗客コンベアの一実施形態であるエスカレータ

Claims (4)

  1. 乗客が乗降可能な複数のステップを連結しつつ無端状に延びるステップチェーンと、
    前記ステップチェーンが接続される、前記ステップに固設されて左右方向に延びる水平支軸と、
    前記水平支軸により回転自在に支持されたステップ支持ローラと、
    前記ステップ支持ローラが転動する左右一対のガイドレールと、を備え、
    前記左右一対のガイドレールの一方は、前記ステップ支持ローラをその回転軸線方向に挟むように立設された左右一対の縦壁を有しており、
    前記左右一対のガイドレールの他方は、前記ステップ支持ローラの左右方向の変位を許容しつつ断面形状L字形に形成され、
    前記断面形状L字形のガイドレールを支持する支持部材は、前記ステップチェーンがコンベアチェーンであるときに前記断面形状L字形のガイドレールを取り付ける第1取付位置と、前記ステップチェーンがローラチェーンであるときに前記断面形状L字形のガイドレールを取り付ける第2取付位置とを有しており、
    前記第1取付位置には、前記断面形状L字形のガイドレールの縦壁部分が入り込む下方に延びる縦溝が設けられ、かつ前記第2取付位置には、前記断面形状L字形のガイドレールが、その縦壁部分が上方に延びるように取り付けられることを特徴とする乗客コンベア
  2. 前記コンベアチェーンは、前記左右一対のガイドレール上を転動する回転ローラがそのリンクプレート同士を接続する軸に回転自在に嵌装されており、かつ前記回転ローラのうち前記水平支軸によって支持される回転ローラが前記ステップ支持ローラとなることを特徴とする請求項1に記載した乗客コンベア。
  3. 前記回転ローラのうち前記水平支軸に支持されていない回転ローラは前記ガイドシューを有していないことを特徴とする請求項に記載した乗客コンベア。
  4. 前記ローラチェーンは、そのリンクプレートによって前記水平支軸同士を接続するとともに、前記左右一対のガイドレール上を転動する回転ローラを有していないことを特徴とする請求項1に記載した乗客コンベア。
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