JP5375356B2 - 自動組立システム及び機械製品の製造方法 - Google Patents

自動組立システム及び機械製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5375356B2
JP5375356B2 JP2009144966A JP2009144966A JP5375356B2 JP 5375356 B2 JP5375356 B2 JP 5375356B2 JP 2009144966 A JP2009144966 A JP 2009144966A JP 2009144966 A JP2009144966 A JP 2009144966A JP 5375356 B2 JP5375356 B2 JP 5375356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
work
general
robot
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009144966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011000668A (ja
Inventor
祐輔 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2009144966A priority Critical patent/JP5375356B2/ja
Publication of JP2011000668A publication Critical patent/JP2011000668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5375356B2 publication Critical patent/JP5375356B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ロボットにより製品を自動で組み立てる自動組立システム及び機械製品の製造方法に関する。
従来、人によってなされていた機械製品等の組立作業を、ロボット等を用いて自動化する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2009−000799
上述のように、従来人手によって行なわれている機械製品等の組立作業をロボットにより自動化することが求められているが、かかる作業の自動化にあたっては、人手による作業のための既存の作業スペースや作業設備をできるだけ有効に利用することで、作業の自動化にかかる設備の拡張等のコストや作業用のスペースを抑制することが求められる。
また、作業用のスペースでロボットにより組立を行なう場合でも部品の脱落等の組立不良が発生する。
人手による作業を自動化するためには、かかる組立不良を限られた作業スペース内で、且つ、不良発生後できるだけ早く検出することで、不良製品の処理にかかる時間を低減して製品の製造効率を向上させることも必要とされている。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、人手による作業のための既存の作業スペースや作業設備をできるだけ用いながら、組立不良を精度良く検知して製造効率を向上することができるようにした自動組立システム及び機械製品の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成した。
本願発明(請求項1)にかかる自動組立システムは、組立ロボットと、前記組立ロボットを制御する制御装置と、組立前のワーク部品が予め配置されたトレイと、前記組立前のワーク部品を載置した前記トレイを前記組立ロボット側に搬入する搬入路と、前記組立ロボットにより組立作業を行なう組立ステージと、前記組立ステージの下部に設けられ、前記組立ステージからの落下物を検知する落下物センサと、を有し、前記制御装置は、予め教示された組立手順に従って、前記組立ステージ上で、前記搬入された前記トレイ上の前記ワーク部品に対して、組立動作を行う組立制御手段と、前記落下物センサにより前記落下物が検知されると、前記組立動作を中断する組立中断手段とを有していることを特徴としている。
また、前記組立ロボットは、基台と、複数の関節部を有する第1アームと、前記第1のアームと別体に複数の関節部を有する第2アームと、前記基台に旋回可能に設置され前記第1アーム及び前記第2アームを支持する胴体部と、を有して構成されることが好ましい(請求項2)。
また、前記制御装置は、前記組立手順のうち、前記落下物センサにより前記落下物が検知された時点において実行された作業工程に基づいて、前記落下物の種類を推定する落下物推定手段を有していることが好ましい(請求項3)。
また、前記組立ロボット近傍に前記組立作業に用いる汎用部品を供給する汎用部品供給装置を有し、前記組立手順には、前記組立前のワーク部品と前記汎用部品とを組み立てる作業工程が含まれていることが好ましい(請求項4)。
また、前記制御装置は、前記落下物推定手段により前記落下物が前記汎用部品であると推定された場合、推定された前記汎用部品を新たに前記汎用部品供給装置から取得して前記組立作業を再開し、前記落下物推定手段により前記落下物が前記ワーク部品であると推定された場合、前記組立動作を中止して、新たなトレイの前記ワーク部品に対して始めから前記組立作業を実行することが好ましい(請求項5)。
また、前記落下物センサは、前記組立ステージの寸法よりも大きい大開口部と、前記大開口部から徐々に開口面積が小さくなる案内部と、前記案内部の最下部に設けられたレーザセンサと、を有していることが好ましい(請求項6)。
また、前記制御装置は、前記落下物センサにより前記落下物が検知されると、前記組立動作を中止して、組立途中のワーク部品を搬出し、新たなトレイの前記ワーク部品に対して始めから前記組立作業を実行することが好ましい(請求項7)。
また、本願発明(請求項8)にかかる機械製品の製造方法は、トレイ上にワーク部品を載置して組立ロボット側に搬入する第1ステップと、予め設定された組立ステージ上で前記組立ロボットにより組立作業を行なう第2ステップと、前記第2ステップ実行時に、前記組立ステージの下部に設けられた落下物センサにより落下物を検知すると、前記第2ステップを中断させる第3ステップと、を有していることを特徴としている。
また、前記第3ステップ実行後、組立途中のワーク部品を搬出し、第1ステップにて搬入された新たなトレイの前記ワーク部品に対して再度前記第2ステップを実行することが好ましい(請求項9)。
本願発明によれば、組立ステージの下部に設けられた落下物センサにより、組立ステージからの落下物(即ち、ワーク部品)を検知することで、組立作業中にワーク部品が脱落した場合に即座に不良を検知して、組立作業を中断するため、不良なワーク組立作業をやか中断して次のワーク部品の組立を行なう等することで、ワークの組立作業全体の効率を向上させることができる。
また、組立作業は組立ステージ上で行なわれるので、落下物センサも組立ステージからの落下物を検知できる程度で大きなサイズなものが必要なく、センサにかかる費用を抑制することができる上、大きなスペースを必要としないため従来の人手による作業用のスペースであっても十分に作業を行なうことができる。
また、本願発明によれば、人間の上半身と同様に旋回可能胴体部と胴体部に2本のアームが固定される構成により、人手による作業用の既存のスペースを有効に利用するとともにより広い作業範囲を確保することができる。
また、本願発明によれば、例えば、落下物推定手段により推定された落下物の種類(どの部品であるか)を表示等することにより、復帰作業にかかる作業効率を向上することができる。
また、本願発明によれば、トレイには、完成品に必要な必須部品であるワーク部品のみを載置し、汎用性の高い部品は別途に設けた汎用部品供給装置から供給することにより、トレイに載置するワーク部品の部品点数を低減させることができ、トレイにワーク部品を載置する作業時間を短縮することができる。
また、本願発明によれば、落下物が汎用部品供給装置から新たに供給可能な汎用部品である場合には、新たな部品の供給を受けて、中断した組立作業を再開することで、不良ワークの発生を防止できるとともに、不良ワークの交換などの手間を省くことができるので組立作業の効率を向上させることができる。
また、落下物が必須部品であるワーク部品である場合には、組立作業の継続が不可能であるので速やかに、組立作業を中止して次のワーク部品の組立を行なうことで、ワークの組立作業全体の効率を向上させることができる。
また、本願発明によれば、例えば、落下物推定手段により推定された落下物の種類(どの部品であるか)を表示等することにより、復帰作業にかかる作業効率を向上することができる。
また、本願発明によれば、組立作業中にワーク部品が脱落した場合、即座に不良を検知して、組立作業を中断・中止して次のワーク部品の組立を行なうことで、ワークの組立作業全体の効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる自動組立システム及び組立ロボットの模式的な正面図 本発明の一実施形態にかかる落下物センサユニット近傍を模式的に示す斜視図 本発明の一実施形態にかかる落下物センサユニット近傍を模式的に示す斜視図 本発明の一実施形態にかかるコントローラの機能構成を説明するためのブロック図 本発明の一実施形態にかかる自動組立システムの動作を示すフローチャート
以下、実施形態について図を参照して説明する。
図2示すように、本実施形態にかかる自動組立システム100は、ロボット(組立ロボット)101,組立ステージユニット(組立ステージ)102,トレイ載置台103,落下物センサユニット(落下物センサ)104,搬入ベルト(搬入路)105,搬出ベルト106,ストック部107及びナットフィーダ(汎用部品供給装置)108及びコントローラ109を有して構成されており、複数の必須部品(ワーク部品W)と汎用部品(本実施形態ではナット)とを組み立てて機械製品であるワークW0を製造するようになっている。
組立ステージユニット102は、図2にも示すように、支柱31の先端付近にはアクチュエータ32を介して組立ステージ33が取り付けられて構成されている。組立ステージ33はアクチュエータ32の駆動により回転し、コントローラ109の信号にしたがって位置決め可能となっている。
組立ステージ33には、外枠を形成する構造部材33Aと、構造部材33Aから構造部材33Aで規定される矩形の領域の中心側に突出した複数のワーク載置用の冶具33Bとが形成されている。なお、構造部材33A及びワーク載置用の冶具33Bは、組み立てられるワークの種類に応じて変形されるが、ワークをワーク載置用の冶具で最小限係止して作業可能な程度とし、組立作業にかかる落下物が落下物センサユニット104側に落下しやすく構成されている。これにより、組付不良等により生じた落下物が組立ステージ33上に留まることなくより確実に落下物センサユニット104側に落下する。
落下物センサユニット104は、図3にも示すように、組立ステージ33の下方(下部)に設置されており、落下物を案内するガイド部材35とガイド部材35の最下部に取り付けられたレーザセンサ36とを有して構成されている。
ガイド部材35は、金属等で形成され、ワーク部品Wをレーザセンサ36側へと案内する部材であり、組立ステージ33に臨む矩形の開口部(大開口部)35Aと、開口部35Aから下方に向かって延び徐々に開口面積が小さくなる案内部35Bと、ガイド部材35の最下端に位置し、開口部35Aよりも開口面積が小さい開口部35Cとが形成されている。
ガイド部材35の開口部35Cには、レーザセンサ36が配設されておりレーザセンサ36は、開口部35Cを物体が通過下か否か(検出用のレーザ光が遮蔽されたか否か)を検出し、検出結果をコントローラ109に入力するようになっている。
また、ガイド部材35の下部には、落下部品受けボックス37が配設されており、落下物センサユニット104を通過した落下物を貯留するようになっている。
トレイ載置台103は、ロボット101と落下物センサユニット104との間に配設されている。
トレイ載置台103は、トレイ20を載置する平らな載置部38と、載置部38の平らな面から上部に設けられトレイ20の適切な載置位置を規定するストッパ38Aとからなっている。また、載置部38は、ガイド部材35の開口部35Cの外側に沿って延びる一対の延設部38Bを有している。
搬入ベルト105は、ロボット1の側方(右側)に配設されており、搬入ベルト105には、前工程において、必要な部品(ワーク部品)Wがそれぞれ予め定められた位置に載置されたトレイ20が載置され、トレイ20を双腕ロボット100の近傍のストック部107まで次々と搬入するようになっている。
搬出ベルト106は、搬入ベルト105と並行して設けられており、ロボット101によって組立作業がなされたワークW0が載置されたトレイ20を次の工程に向けて搬出するようになっている。
ナットフィーダ108は、ロボット1の側方(左側)に配設された台40の上に載置されている。ナットフィーダ108は、図示省略のナットが積層して収納されたカセット41と、カセット41の最下部のナットを1個ずつ供給するプッシャ(図示省略)とを有しており、プッシャによりカセット41から取り出されたナットはナット供給部42に置かれるようになっている。なお、ナットは、ワークW0を組み立てる際に共通して使用される部品である。
コントローラ109は、記憶装置,電子演算装置,入力装置及び表示装置(いずれも図示省略)を有するコンピュータにより構成されており、ロボット101と相互通信可能に接続されている。なお、コントローラ109の機能構成等については後述する。
次に、ロボット101の構成について説明する。なお、ロボット101の各可動部(旋回部あるいは揺動部)には、それぞれサーボモータを有するアクチュエータ(図示省略)が内蔵されており、各可動部の回転位置は、サーボモータからの信号に基づいてコントローラ109によって制御されるようになっている。
図1に示すように、ロボット101は、基台1が図示しないアンカーボルトでフロアに固定され、この基台1上に旋回胴部2を鉛直面内で旋回自在に搭載している。
この旋回胴部2には、右腕部(第1アーム)3R及び左腕部(第2アーム)3Lがそれぞれ左右に設けられている。
右腕部3Rには、右肩部4Rが水平面(フロアと平行な面)に沿って旋回可能に設けてある。この右肩部4Rには右上腕A部5Rを揺動可能に設けている。この右上腕A部5R先端には右上腕B部6Rを設けている。なお、この右上腕B部6Rは旋回する捻り動作が付与されている。
さらに右上腕B部6R先端に右下腕部7Rを揺動可能に設けている。この右下腕部7R先端には右手首A部8R、その先端に右手首B部9Rを設けている。
なお、この右手首A部8Rは旋回する捻り動作、右手首B部9Rは曲げ動作を行う旋回動作が付与されている。
右手首B部9Rの先端には右フランジ10Rが設けてあり、右フランジ10Rには、右ハンドユニット11が取り付けられている。右ハンドユニット11は右フランジ10Rを可動させるサーボモータの駆動により、右ハンドユニット11を旋回させ、コントローラ109の指示する位置で停止(位置決め)することができるようになっている。
左腕部3Lは右腕部3Rと左右対称に構成される他は同様に構成されている。即ち、左腕部3Lには、左肩部4L、左上腕A部5L、左上腕B部6L、左下腕部7L、左手首A部8L、左手首B部9L、左フランジ10Lから構成されている。
左フランジ10Lには、左ハンドユニット(第2ハンド部)12が取り付けられている。左ハンドユニット12は右フランジ10Rを可動させるサーボモータの駆動により、右ハンドユニット11を旋回させ、コントローラ108の指示する位置で停止(位置決め)することができるようになっている。
右ハンドユニット11は、一対の指部材を有するグリッパ11Aを有しており、グリッパ11A図示しないアクチュエータの駆動により、一対の指部材を開閉させて組み立てられたワークW0やワーク部品Wあるいはトレイ20及びナットを掴み離しするように構成されている。
一方、左ハンドユニット12は、いずれもフランジ10Lの旋回軸と平行な方向に突出する一対の指部材からなるグリッパ12Aと、フランジ10Lに設置された略直角に屈曲したブラケットを介して取り付けられたグリッパ12Bとを有している。
グリッパ12Bは、フランジ10Lの旋回軸に対して略直交する方向に突出する一対の指部材を有しており、ワークW0やワーク部品Wあるいはトレイ20及びナットを掴み離しするように構成されている。
次にコントローラ109の機能構成について説明する。
図4に示すように、コントローラ109は、その機能構成として組立制御部(組立制御手段)51,組立中断部(組立中断手段)52及び落下物推定部(落下物推定手段)53を有している。
コントローラ109の記憶装置には、予め、動作手順(組立手順)が記憶(あるいは教示)されている。
組立手順には、組立て作業の対象となる部品(ワーク部品あるいはナット)の情報やロボット101及び組立てステージ33の動作がステップ(段階)毎に含まれており、組立制御部51は、記憶された組立手順に従って自動組立システム100の動作を制御するようになっている。
組立中断部52は、レーザセンサ36からの検知信号(落下物の検知)を受けると、組立制御部51の動作を一時停止させる機能となっている。このとき、組立制御部51は、現在の組立制御部51は、現在の指令(動作)が組立手順の中のどのステップ(段階)であるかを記憶するようになっている。
また、落下物推定部53は、レーザセンサ36からの検知信号が入力された時点での組立手順のステップにおいて作業対象となる部品(ワーク部品あるいはナット)を組立て手順データから抽出し、抽出した部品が落下物と推定する。
そして、推定された落下物がナットであれば、ロボット101を動作してナットフィーダ108から新たなナットを取り出して、組立制御部51は中断していたステップから組立動作を再開させるようになっている。
また、推定された落下物がナット(即ち、汎用部品)以外であると推定されると、ロボット101を動作して組立途中のワーク部品Wを全てトレイ20に載置して、組立不良品であるトレイ(不良トレイ)20を搬出ベルト106に載置する。
そして、搬出ベルト106にトレイ20を載置すると、組立制御部51は、中断していた組立手順をリセット(中止)し、組立手順の最初のステップから再度実行させるようになっている。なお、このとき図示しない次工程には不良トレイ(組立不良品)である信号が送信され、次工程で不良トレイがラインから除去されるようになっている。
本実施形態にかかる自動組立システムはこのように構成されており、以下のように動作する。
図5に示すように、まずステップS10として、コントローラ109の入力装置から作業開始が入力されると、コントローラ109は、記憶されている作業手順を読み込む。
ステップS20では、搬入コンベア105によりストック部107に搬入されたトレイ20を右ハンドユニット12で掴み、トレイ載置台103の載置部38に組立手順通りの方向で載置する(第1ステップ)。このとき、トレイ20の端部をストッパ38Aに押し付けてトレイ20を正確に位置決めして固定する。
ステップS30では、組立手順に従って、トレイ20のワーク部品W及びナットフィーだ108からのナットを組立ステージ33の冶具33Bに固定して、組立ステージ33とロボット101とが協業してワークW0の組立作業(当該段階の動作)が実行される(第2ステップ)。
落下物が検知されることなくステップS30の組立作業が終了すると、ステップS40のNルートを通ってステップS80に進み、組立手順に含まれる段階を進ませる(即ち、次ステップに進む)。
そして、ステップS90において組立作業が完了したか否かが判定され、残りのステップが有る場合には、ステップS30に戻って、該当するステップの動作を実行する。
ステップS90において、残りステップが無く、組立作業が完了したと判定されると、ステップS100に進み、組立完了したワークW0を載置部38のトレイ20上に載置して、組立完了したトレイ(完了トレイ)20を搬出ベルト106に載置して、再びステップS10に戻り新たなトレイ20に対して組立作業を行なう。
一方、ステップS40として、ステップS30の実行時にレーザセンサ36からの検知信号が入力されるとステップS30の作業が中断される(第3ステップ)。
その後、ステップS50として落下物推定部53により、検知された落下物がナットか否かが推定され、落下物がナットである場合には、ステップS60として組立手順中の同じ段階で複数回の検知であるか否かが判定される。即ち、ナットの脱落と推定したので1回目であるか否かが判定される。
即ち、同じ段階でも2回以上、落下物が検出される場合は、不良ワークであると判定することが妥当であるため、組立不良として判定しステップS100に進む。
ステップS60において、ナットの脱落が1回目であると判定されると、ステップS70として、ロボット1はナットフィーダ108から新たなナットを取り出した後、ステップS30に戻り、当該段階の動作を再度実行する。
一方、ステップS50において、落下物がナットでないと推定されるとステップS100に進み、ステップS100では、組立途中のワーク部品Wを全てトレイ20に載置して、組立不良品であるトレイ(不良トレイ)20を搬出ベルト106に載置したのち、再びステップS10戻り(即ち、組立動作を中止して)、新たなトレイ20に対して組立作業を実行する。
このように本実施形態にかかる自動組立システムによれば、組立作業が組立ステージ33上の限られた領域でのみ行なわれるので、組立ステージの下部に落下物センサユニット104を設けるという構成で精度良く組立作業時の部品の落下を検出することができる。
また、組立ステージ33の直下にガイド部材35が設けられ、ガイド部材35の大開口部35Aよりも開口面積の小さい小開口部35Cへ落下物を案内するので、安価で小型なレーザセンサ36でも精度良く落下物を検出することができる。また、落下物センサユニット104をコンパクトに構成することができる。
そして、組立作業実行中に落下物を検知した場合には即座に組立作業を中断して、取替えができない(即ち、汎用部品でない)部品が脱落したと推定される場合、組立途中のワーク部品を搬出して次のワークW0の組立作業を開始するので、組立作業全体の効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して適用可能である。
例えば、上述の実施形態では、落下物センサにより落下物を検出後、落下物の種類に応じて組立作業を自動で再開させるように構成しているが、最もシンプルには、組立作業時に落下物センサにより落下物を検出した時点で組立作業を中断させる構成のみを適用してもよい。このような場合でも、落下物を検知した後、速やかに作業を中断することができるので、オペレータ等による状況回復作業を速やかに行なうことができ、作業効率を向上させることができる。
また、落下物推定手段についても省略し、落下物が検知された場合には一様に組立途中のワーク部品を組立不良品として搬出し、新たなワークの組立作業を自動で実行させるように構成してもよい。
また、上述の実施形態では組立ロボットとして共通の胴体部に2本のアームを有する双腕ロボットを例に説明したが、組立ロボットはこれに限らず、単腕ロボットでもよく、また、単腕ロボットを複数並列したものでもよい。
落下物センサについても実施形態のごとくレーザセンサに限定するものではなく、衝撃センサやカメラ等で代用可能である。
また、実施形態では落下物推定手段として、落下物を検知した時点において実行されている組立手順に基づいて落下物を推定しているが、例えば、落下物センサとしてカメラを用いる場合には、取得した画像と予めコントローラに記憶させた部品とを照合して落下物を検知するなどしてもよい。
また、実施形態では汎用部品はナットのみとしているが、ボルトや種類の異なるナット等、汎用部品供給装置から連続して供給可能な部品であれば、汎用部品として何を設定してもよい。
1 基台
2 旋回胴部(胴体部)
3R 右腕部(第1アーム)
3L 左腕部(第2アーム)
4R 右肩部
4L 左肩部
5R 右上腕A部
5L 左上腕A部
6R 右上腕B部
6L 左上腕B部
7R 右下腕A部
7L 左下腕A部
8R 右手首A部
8L 左手首A部
9R 右手首B部
9L 左手首B部
10R 右フランジ部
10L 左フランジ部
11 右ハンドユニット(第1ハンド部)
11A,12A,12B グリッパ
12 左ハンドユニット(第2ハンド部)
31 支柱
32 アクチュエータ
33 組立ステージ
33A 構造部材
33B 冶具
35 ガイド部材
35A 開口部(大開口部)
35B 案内部
35C 開口部(小開口部)
36 レーザセンサ
37 落下部品受けボックス
38 載置部
38A ストッパ
38B 延設部
40 台
41 カセット
42 ナット供給部
51 組立制御部(組立制御手段)
52 組立中断部(組立中断手段)
53 落下物推定部(落下物推定手段)
100 自動組立システム
101 ロボット
102 組立ステージユニット
103 トレイ載置台
104 落下物センサユニット(落下物センサ)
105 搬入ベルト(搬入路)
106 搬出ベルト
107 ストック部
108 ナットフィーダ(汎用部品供給装置)
109 コントローラ

Claims (8)

  1. 組立ロボットと、
    前記組立ロボットを制御する制御装置と、
    組立前のワーク部品が予め配置されたトレイと、
    前記組立前のワーク部品を載置した前記トレイを前記組立ロボット側に搬入する搬入路と、
    前記組立ロボットにより組立作業を行なう組立ステージと、
    前記組立ステージの下部に設けられ、前記組立ステージからの落下物を検知する落下物センサと、を有し、
    前記制御装置は、
    予め教示された組立手順に従って、前記組立ステージ上で、前記搬入された前記トレイ上の前記ワーク部品に対して、組立動作を行う組立制御手段と、
    前記落下物センサにより前記落下物が検知されると、前記組立動作を中断する組立中断手段とを有し
    前記落下物センサにより前記落下物が検知されると、前記組立動作を中止して、組立途中のワーク部品を搬出し、
    新たなトレイの前記ワーク部品に対して始めから前記組立作業を実行する
    ことを特徴とする、自動組立システム。
  2. 前記組立ロボットは、
    基台と、
    複数の関節部を有する第1アームと、
    前記第1のアームと別体に複数の関節部を有する第2アームと、
    前記基台に旋回可能に設置され前記第1アーム及び前記第2アームを支持する胴体部と、を有している
    ことを特徴とする、請求項1記載の自動組立システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記組立手順のうち、前記落下物センサにより前記落下物が検知された時点において実行された作業工程に基づいて、前記落下物の種類を推定する落下物推定手段を有している
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の自動組立システム。
  4. 前記組立ロボット近傍に前記組立作業に用いる汎用部品を供給する汎用部品供給装置を有し、
    前記組立手順には、前記組立前のワーク部品と前記汎用部品とを組み立てる作業工程が含まれている
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動組立システム。
  5. 前記組立ロボット近傍に前記組立作業に用いる汎用部品を供給する汎用部品供給装置を有し、
    前記組立手順には、前記組立前のワーク部品と前記汎用部品とを組み立てる作業工程が含まれ、
    前記制御装置は、
    前記落下物推定手段により前記落下物が前記汎用部品であると推定された場合、推定された前記汎用部品を新たに前記汎用部品供給装置から取得して前記組立作業を再開し、
    前記落下物推定手段により前記落下物が前記ワーク部品であると推定された場合、前記組立動作を中止して、新たなトレイの前記ワーク部品に対して始めから前記組立作業を実行する
    ことを特徴とする、請求項記載の自動組立システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記汎用部品を新たに前記汎用部品供給装置から取得して前記組立作業を再開した後、前記落下物推定手段により前記落下物が前記汎用部品であると再度推定された場合、前記組立動作を中止して、新たなトレイの前記ワーク部品に対して始めから前記組立作業を実行する
    ことを特徴とする請求項5記載の自動組立システム。
  7. 前記落下物センサは、
    前記組立ステージの寸法よりも大きい大開口部と、
    前記大開口部から徐々に開口面積が小さくなる案内部と、
    前記案内部の最下部に設けられたレーザセンサと、を有している
    ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の自動組立システム。
  8. トレイ上にワーク部品を載置して組立ロボット側に搬入する第1ステップと、
    予め設定された組立ステージ上で前記組立ロボットにより組立作業を行なう第2ステップと、
    前記第2ステップ実行時に、前記組立ステージの下部に設けられた落下物センサにより落下物を検知すると、前記第2ステップを中断させる第3ステップと、を有し
    前記第3ステップ実行後、組立途中のワーク部品を搬出し、第1ステップにて搬入された新たなトレイの前記ワーク部品に対して再度前記第2ステップを実行する
    ことを特徴とする、機械製品の製造方法。
JP2009144966A 2009-06-18 2009-06-18 自動組立システム及び機械製品の製造方法 Expired - Fee Related JP5375356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009144966A JP5375356B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 自動組立システム及び機械製品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009144966A JP5375356B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 自動組立システム及び機械製品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011000668A JP2011000668A (ja) 2011-01-06
JP5375356B2 true JP5375356B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=43559070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009144966A Expired - Fee Related JP5375356B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 自動組立システム及び機械製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5375356B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103978363A (zh) * 2014-04-02 2014-08-13 今日机械设备(大连)有限公司 Led插座适配器机器人自动组装机及其工作方法
CN104729583A (zh) * 2015-03-12 2015-06-24 昆山三多乐电子有限公司 车灯调光马达总成自动化组装及检测设备
CN105643251A (zh) * 2016-02-29 2016-06-08 台州联方机电科技有限公司 密封圈自动组装机的套圈装置
CN105666130A (zh) * 2016-03-18 2016-06-15 临海市中创自动化设备有限公司 绳扣全自动组装机
CN106181369A (zh) * 2016-08-29 2016-12-07 袁建华 一种打火机机头组装机

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102267051B (zh) * 2011-07-18 2013-03-20 湖北唯思凌科装备制造有限公司 一种用于汽车拉杆外球节总成的自动装配台
JP5748707B2 (ja) * 2012-06-01 2015-07-15 株式会社ニューギン 遊技機製造ラインの脱落部品検出装置
CN102862050B (zh) * 2012-09-28 2014-09-24 上海电气机床成套工程有限公司 八工位门铰链总成自动装配机
CN102990355B (zh) * 2012-11-17 2015-02-11 中山市美捷时包装制品有限公司 一种阀门组装机
CN103128546B (zh) * 2013-02-02 2015-07-01 佛山市顺德区奔宇脚轮制造有限公司 智能化脚轮自动装配机
CN104227400A (zh) * 2013-06-10 2014-12-24 镇江跃进机械厂有限公司 打火机组装设备
CN103737296B (zh) * 2013-12-10 2016-06-01 周俊雄 过渡件穿弹子弹簧组装机
CN103737313B (zh) * 2013-12-10 2016-01-27 周俊雄 电池盖帽自动组装机
CN103722376B (zh) * 2014-01-07 2015-12-16 深圳雷柏科技股份有限公司 遥控器组装设备
CN103962837B (zh) * 2014-04-28 2016-08-17 佛山市中格威电子有限公司 一种保险管自动装配机
CN104384922B (zh) * 2014-09-23 2016-09-28 德清工业智能制造技术研究院 自动组装机的杆体与铰接套连接装置
CN104723098B (zh) * 2015-03-09 2017-02-01 东莞市新亮点自动化设备科技有限公司 玩具回力波箱自动组装机
CN105127737A (zh) * 2015-06-29 2015-12-09 安徽省旌德县星豪电子科技有限公司 一种微型电机机壳自动组装装置
CN104999258B (zh) * 2015-07-13 2017-10-13 绍兴文理学院 全自动钥匙环成型装配机
CN105269314B (zh) * 2015-09-01 2018-01-05 宁波隆威婴儿用品有限公司 安抚奶嘴自动装配机
CN105563112A (zh) * 2016-02-05 2016-05-11 北京大工简筑科技有限公司 墙体龙骨自动化组装系统
CN106002207B (zh) * 2016-07-16 2018-01-09 深圳市兴禾自动化有限公司 一种连接座自动对中锁紧生产线及其对中锁紧工艺
CN106064303B (zh) * 2016-08-23 2018-05-29 深圳市泽宇智能工业科技有限公司 一种线簧孔自动组装机
CN108673111A (zh) * 2016-12-26 2018-10-19 东莞市蓉工自动化科技有限公司 一种保温瓶的组装检测一体机
CN106736458B (zh) * 2016-12-30 2018-10-09 中山市川上智能设备有限公司 一种水泥电阻装配系统及其工作方法
CN106685155B (zh) * 2017-01-18 2018-11-30 周胡琴 保护产品的马达转子轴多级部件自动装配机
JP6794890B2 (ja) * 2017-03-21 2020-12-02 富士通株式会社 作業ナビゲーションプログラム、作業ナビゲーション方法、及び作業ナビゲーション装置
JP6926906B2 (ja) 2017-09-29 2021-08-25 セイコーエプソン株式会社 ロボットシステム、制御装置及びロボット制御方法
CN108213938A (zh) * 2018-03-05 2018-06-29 菲尼克斯(南京)智能制造技术工程有限公司 用于螺钉打入的设备和方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241920Y2 (ja) * 1985-02-04 1990-11-08
JPH05274017A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Shin Meiwa Ind Co Ltd 部分的自動運転システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103978363A (zh) * 2014-04-02 2014-08-13 今日机械设备(大连)有限公司 Led插座适配器机器人自动组装机及其工作方法
CN104729583A (zh) * 2015-03-12 2015-06-24 昆山三多乐电子有限公司 车灯调光马达总成自动化组装及检测设备
CN104729583B (zh) * 2015-03-12 2017-07-04 昆山三多乐电子有限公司 车灯调光马达总成自动化组装及检测设备
CN105643251A (zh) * 2016-02-29 2016-06-08 台州联方机电科技有限公司 密封圈自动组装机的套圈装置
CN105666130A (zh) * 2016-03-18 2016-06-15 临海市中创自动化设备有限公司 绳扣全自动组装机
CN106181369A (zh) * 2016-08-29 2016-12-07 袁建华 一种打火机机头组装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011000668A (ja) 2011-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5375356B2 (ja) 自動組立システム及び機械製品の製造方法
JP3805317B2 (ja) 教示位置修正方法及び教示位置修正装置
CA2863444C (en) Drilling apparatus and method
US20170326701A1 (en) Machine tool
JP6617474B2 (ja) 数値制御装置と制御方法
JP6456051B2 (ja) ロボットシステムの制御方法、ロボットシステム、ロボットシステムの制御プログラム、及び記録媒体
EP2014405A1 (en) Positioning method of spot welding robot
US10289095B2 (en) Wire electric discharge machining system
JP6649348B2 (ja) 工具寿命判定装置
JP6464115B2 (ja) ワイヤ放電加工システム
JP6291750B2 (ja) 工作機械及び工具交換方法
US11161239B2 (en) Work robot system and work robot
JP2015096280A (ja) 工作機械
JP4761886B2 (ja) ロボットによる曲げ加工システム及び曲げ加工方法
JP5494617B2 (ja) ロボットシステムおよび加工品の製造方法
KR101276592B1 (ko) 스터드볼트의 용접불량 및 용접누락 검사장치
WO2019111413A1 (ja) 制御装置、ワーク作業装置、ワーク作業システム及び制御方法
JP5466987B2 (ja) 加工システム及び加工方法
JP7259645B2 (ja) 数値制御装置及び制御方法
JP2020138315A (ja) 生産システム
JP2020097101A (ja) ロボット装置、ロボットシステム、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体
JP5094435B2 (ja) 自動教示システム
JP2002082710A (ja) 曲げ加工方法及び曲げ加工システム
JPS5841995B2 (ja) ロボツト制御方式
JP3366248B2 (ja) ロボットの制御方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120113

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees