JP5373550B2 - 温度制御装置および異常判定方法 - Google Patents

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本発明は、制御対象の温度を制御する温度制御装置に係り、特にセンサ剥れなどの装置の異常や温度計測値の異常を検出する技術に関するものである。
温調計などの汎用の温度制御装置は、原則として不特定の加熱・冷却系を制御対象とすることが前提になっている。このような汎用の温度制御装置では、センサ(熱電対)によって制御対象の温度を計測することが行なわれている。また、計測される温度の正常な制御範囲を規定するために計測値に対する上下限値が予め設定されており、上下限値から外れたレンジオーバーの際に温度制御装置からアラームが出力される。
このとき、レンジオーバーに至る際の温度計測値の変化率に閾値を設定し、変化率が閾値を超えてレンジオーバーに至った場合には、センサ断線が発生したものと判定し、レンジオーバーのアラームではなく、センサ断線のアラームを出力する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−325334号公報
温度を計測するセンサとして使用される熱電対は寿命により断線することがあるが、熱電対を温度計測対象物の表面(計測面)に貼り付けて使用する場合には、センサ剥れと言うべき現象も発生し得る。この現象は、計測面への貼り付け方にミスがあるなどの原因により、計測面から熱電対が剥れて、正しい温度計測ができなくなるものである。この場合、センサが完全に剥れてしまえば、センサ断線の場合と同様に温度計測値がレンジオーバーになるのでアラームも出力されるが、中途半端な剥れ方の場合、温度計測値が不連続に急変したり戻ったりという現象になり、レンジオーバーに至らないことも多い。
したがって、従来のレンジオーバーを判断指標として利用する検出方法では、センサ剥れを検出することはできない。センサ剥れは、センサが中途半端に剥れたままであれば、温度計測値のズレとしてオペレータが異常を認識することも可能かも知れないが、計測面に伝わる振動などにより接触不良の状態が瞬間的に起こる程度であれば、一時的に温度計測値が急変するだけなので、オペレータが異常を認識するのは難しくなる。また、温度計測値の急変による問題は、その計測値に基づいて温度制御が行なわれているのであれば、加熱状態の一時的な異常に繋がる。しかし、例えば熱処理プロセスであれば、熱処理対象物の温度履歴に影響する程度になるので、すぐには悪影響が及んでいるか否かを判別し難い。また、温度制御のアクチュエータがバルブなどのメカニカルなものであれば、温度計測値の急変による急激な動作がアクチュエータの寿命に影響を与えることになるが、このようなアクチュエータの寿命への悪影響も早期に把握できるものではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、センサ剥れなどの装置の異常や温度計測値の異常を検出することができる温度制御装置および異常判定方法を提供することを目的とする。
本発明の温度制御装置は、通常の制御動作時にヒータに電力を供給する電力調整器に操作量MVを出力して制御対象の温度PVを制御するPID演算手段と、前記電力調整器に一定振幅の操作量MVを繰り返し出力するリミットサイクルを発生させて前記PID演算手段のPIDパラメータを設定するリミットサイクル方式のオートチューニング(AT)を実行するAT実行手段と、AT実行時の温度PVの最大昇温変化率を検出する最大昇温変化率検出手段と、AT実行時の温度PVの最大降温変化率を検出する最大降温変化率検出手段と、前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを利用して異常判定用の閾値を決定する閾値算出手段と、通常の制御動作時に計測される温度PVの変化率ΔPVを検出する変化率検出手段と、通常の制御動作時に前記変化率ΔPVが前記閾値よりも大きな値になった場合に異常と判定する異常判定手段と、この異常判定手段の判定結果をオペレータに通知する判定出力手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の温度制御装置の1構成例において、前記閾値算出手段は、前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを加算した結果に予め規定された係数α(α≧1.0)を乗算して前記閾値を算出することを特徴とするものである。
また、本発明の異常判定方法は、ヒータに電力を供給する電力調整器に一定振幅の操作量MVを繰り返し出力するリミットサイクルを発生させてPID演算手段のPIDパラメータを設定するリミットサイクル方式のオートチューニング(AT)を実行するAT実行手順と、AT実行時の制御対象の温度PVの最大昇温変化率を検出する最大昇温変化率検出手順と、AT実行時の制御対象の温度PVの最大降温変化率を検出する最大降温変化率検出手順と、前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを利用して異常判定用の閾値を決定する閾値算出手順と、前記PID演算手段が前記電力調整器に操作量MVを出力して温度PVを制御する通常の制御動作時に、温度PVの変化率ΔPVを検出する変化率検出手順と、通常の制御動作時に前記変化率ΔPVが前記閾値よりも大きな値になった場合に異常と判定する異常判定手順と、この異常判定手順の判定結果をオペレータに通知する判定出力手順とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、リミットサイクル方式のオートチューニングを実行することにより、温度PVの正常な最大変化率である最大昇温変化率と最大降温変化率とを取得し、この最大昇温変化率と最大降温変化率に基づいて異常判定用の閾値を決定するようにしたので、実用レベルの信頼性のある閾値を決定することができる。その結果、本発明では、温度PVが急変する異常だけでなく、センサ剥れなどの装置の異常も検出することができる。
半導体製造装置のテープボンダの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る温度制御装置の構成を示すブロック図である。 リミットサイクル方式のオートチューニングの実行中における制御対象の温度の波形の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る温度制御装置のオートチューニング実行時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る温度制御装置の異常判定動作を示すフローチャートである。
[発明の原理]
計測面に貼り付けて使用する温度センサでは、センサ剥れが発生すると、温度センサで計測する温度PVの不安定ぶりは温度PVの異常な急変現象として現れる。しかし、異常と判定するための閾値を決めるための知識と作業が要求される。センサ寿命による断線を検出する場合であれば、通常は断線に至るまでに正常な状態での計測が十分に行なわれることになるので、十分な計測データを参照しながらオペレータが適宜決定することが可能である。
しかし、センサ剥れは、多くの場合、計測面に伝わる振動などにより発生するので、熱処理プロセス装置が稼動状態に入ったらすぐに発生する可能性も高い。このような事情により、正常な計測状態を特定するのに十分なデータが得られる以前にセンサ剥れが発生することもあり、極端な場合には、センサ剥れによる温度PVの急変現象も、その熱処理プロセスの正常な現象の範囲のように誤解されることもある。
つまり、熱処理プロセスが稼動状態に入る前に、正常な計測状態の目処を立てることが、センサ剥れの自動検出を実用水準に近づけるための重要な要素であることに、発明者は着眼した。そして、温度計測に基づきPID制御により温度が制御される場合には、リミットサイクル方式のオートチューニング(AT)を行なえば、温度PVの正常な最大変化率の目処が得られることに想到した。すなわち、AT実行時の温度計測値に基づき異常と判定するための閾値を自動決定すれば、実用レベルの信頼性のある閾値が得られることになる。
また、ATは装置が稼動状態に入る前に実施するものなので、搬送機構などの稼動装置が停止しており、計測面に振動が伝わるようなことは少ないので、汎用的な方法として利用できるケースが多いことも重要な特徴である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について説明する。半導体製造装置のテープボンダなどでは、上下のヒータを用いて被加熱物を挟み込んで熱を与えることにより、被加熱物に対する加熱処理を高速で実施する。図1(A)は半導体製造装置のテープボンダの構成を示す図であり、図1(B)は上下のヒータを用いて被加熱物を挟み込んだときの様子を示す図である。図1(A)、図1(B)において、100は電子部品実装基板などの被加熱物、101は上部ヒータ、102は下部ヒータ、103は上部ヒータ101に貼り付けられた温度センサ、104は上部ヒータ101を移動させるヒータヘッド、105は温度センサ103によって計測された温度PVが温度設定値SPと一致するように操作量MVを算出する温調計、106は操作量MVに応じてヒータ101,102に電力を供給する電力調整器である。
ヒータヘッド104は、図1(B)に示すように上部ヒータ101を下降させて、被加熱物100を上部ヒータ101と下部ヒータ102で挟み込んで熱を与える。この工程は、被加熱物100を交換しながら繰り返し行われる。上部ヒータ101と下部ヒータ102を特定の高温状態に維持することで、加熱処理を効率よく進めることができるが、この加熱処理が例えばテープを被加熱物100に溶着する処理である場合は、必要以上に高温になることは避けなければならないので、上部ヒータ101と下部ヒータ102は温調計105によって必要かつ適度な温度に制御される。図1(A)、図1(B)に示したテープボンダの場合、上部ヒータ101が下降して被加熱物100と接触したときに、微小な振動が温度センサ103に伝わることになり、この振動がセンサ剥れの原因になり得る。
図2は本発明の実施の形態に係る温度制御装置の構成を示すブロック図である。温度制御装置は、温度センサによって計測された温度PVを入力するPV入力部1と、通常の制御動作時に温度設定値SPと温度PVとの偏差に基づき操作量MVを算出するPID演算部2と、PID演算部2によって算出された操作量MVを制御対象に出力するMV出力部3と、リミットサイクル方式のATによりPIDパラメータを算出するAT実行部4と、AT実行部4が算出したPIDパラメータを記憶するPIDパラメータ記憶部5と、AT実行時の最大昇温変化率を検出する最大昇温変化率検出部6と、AT実行時の最大降温変化率を検出する最大降温変化率検出部7と、検出された最大昇温変化率と最大降温変化率とを利用して異常判定用の閾値を算出する閾値算出部8と、PID制御を実行中に計測される制御量PVの変化率ΔPVを検出する変化率検出部9と、変化率ΔPVが閾値よりも大きな値になった場合に異常と判定する異常判定部10と、異常判定部10の判定結果をオペレータに通知する判定出力部11とを備える。この温度制御装置は、例えば図1に示した温調計105の内部に設けられる。
図3は、操作量振幅が一定のリミットサイクルを発生させてPID演算部2のPIDパラメータを調整するリミットサイクル方式のATの実行中における制御対象の温度PV(制御量)の波形の例を示す図である。AT実行時の操作量上限値OH_ATは100%であり、操作量下限値OL_ATは0%に設定されている。
ヒータヘッド全体の熱保有状態(いわゆる温まり具合)の影響があまりないため、AT実行中の平均操作量MVが約50%になっている。このとき、温度PVの最大昇温変化率ATUは0.0753℃/sec.であり、最大降温変化率ATDは0.0777℃/sec.である。これらより、ATU+ATDの数値は0.153になり、温度PVの正常な最大変化率の目処がこの値になる。
以下、本実施の形態の温度制御装置の動作をより詳細に説明する。図4は温度制御装置のAT実行時の動作を示すフローチャートである。
温度設定値SPは、オペレータによって設定され、PID演算部2とAT実行部4とに入力される。温度PVは、温度センサによって計測され、PV入力部1を介してPID演算部2とAT実行部4と変化率検出部9とに入力される。
例えばオペレータの指示によりAT機能が起動すると(図4ステップS1)、AT実行部4は、リミットサイクルを発生させてATを実行する(ステップS2)。つまり、AT実行部4は、温度PVが温度設定値SPより大きい場合、予め定められた操作量下限値OL_ATを操作量MVとして制御対象に出力し、温度PVが温度設定値SP以下の場合、予め設定された操作量上限値OH_ATを操作量MVとして制御対象に出力することを、一定の動作周期毎に繰り返し行う。こうして、図3に示したような操作量MVの振幅が一定のリミットサイクルが発生する。なお、図1(A)の例の場合、操作量MVは電力調整器106に出力されることは言うまでもない。
そして、AT実行部4は、操作量MVの出力に応じた温度PVの応答に基づいてPIDパラメータを算出し、このPIDパラメータをPIDパラメータ記憶部5に記憶させる(ステップS2)。なお、リミットサイクル方式のATについては、例えば特開2003−330504号公報に開示されているので、PIDパラメータの算出方法については説明を省略する。
最大昇温変化率検出部6は、AT実行時の温度PVの時間当たりの最大昇温変化率ATU[℃/sec.]を検出し(ステップS3)、最大降温変化率検出部7は、AT実行時の温度PVの時間当たりの最大降温変化率ATD[℃/sec.]を検出する(ステップS4)。
閾値算出部8は、最大昇温変化率ATUと最大降温変化率ATDとから、次式により異常判定のための閾値Tを決定する(ステップS5)。
T=α(ATU+ATD) ・・・(1)
式(1)において、α(α≧1.0)は予め規定された係数である。なお、係数αを1以上とした理由は、異常通知の誤報を削減するためである。以上で、温度制御装置の本稼働前に行う処理が終了する。
次に、温度制御装置の通常の制御動作について説明する。PID演算部2は、温度設定値SPとPV入力部1から入力された温度PVに基づいて周知のPID制御演算を行い、温度設定値SPと温度PVとが一致するように操作量MVを算出してMV出力部3に出力する。図1(A)の例の場合、操作量MVはMV出力部3を介して電力調整器106に出力されることは言うまでもない。
このような制御動作中に、変化率検出部9と異常判定部10と判定出力部11とは、以下のような異常判定動作を行う。図5は温度制御装置の異常判定動作を示すフローチャートである。
変化率検出部9は、PID制御を実行中に計測される温度PVの変化率ΔPVを検出する(図5ステップS6)。
異常判定部10は、温度PVの変化率ΔPVと閾値算出部8によって決定された閾値Tとを比較し(ステップS7)、変化率ΔPVが閾値Tを超えたときに(ΔPV>T)、センサ剥れ等の異常が発生していると判定する(ステップS8)。
判定出力部11は、異常判定部10の判定結果をオペレータに通知する(ステップS9)。異常発生の通知方法としては、例えばランプの点灯や、警報音の出力、メッセージの表示等がある。
変化率検出部9と異常判定部10と判定出力部11とは、ステップS6〜S9の処理を例えばオペレータの指示により制御が終了するまで(ステップS10においてYES)、一定時間毎に行う。
以上のように、本実施の形態では、リミットサイクル方式のATを実行することにより、温度PVの正常な最大変化率である最大昇温変化率ATUと最大降温変化率ATDとを取得し、この最大昇温変化率ATUと最大降温変化率ATDに基づいて異常判定用の閾値を決定するようにしたので、実用レベルの信頼性のある閾値を決定することができる。その結果、本実施の形態では、温度PVが急変する異常だけでなく、センサ剥れなどの装置の異常も検出することができる。
また、AT実行中は図3に示したように温度PVが上下動するので、被加熱物を挟み込んで熱を与えるという稼動状態にするようなことは行なわれない。したがって、ヒータヘッドの移動・停止に伴う振動が発生することはなく、センサ剥れが発生する確率は極めて低い。この状態でのAT動作であるから、制御特性としての温度PVの正常な最大変化率を、効率よく、かつオペレータが特に意識することなく、計測することができる。
なお、本実施の形態で説明した温度制御装置は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、制御対象の温度を制御するプロセス制御技術に適用することができる。
1…PV入力部、2…PID演算部、3…MV出力部、4…AT実行部、5…PIDパラメータ記憶部、6…最大昇温変化率検出部、7…最大降温変化率検出部、8…閾値算出部、9…変化率検出部、10…異常判定部、11…判定出力部。

Claims (4)

  1. 通常の制御動作時にヒータに電力を供給する電力調整器に操作量MVを出力して制御対象の温度PVを制御するPID演算手段と、
    前記電力調整器に一定振幅の操作量MVを繰り返し出力するリミットサイクルを発生させて前記PID演算手段のPIDパラメータを設定するリミットサイクル方式のオートチューニング(AT)を実行するAT実行手段と、
    AT実行時の温度PVの最大昇温変化率を検出する最大昇温変化率検出手段と、
    AT実行時の温度PVの最大降温変化率を検出する最大降温変化率検出手段と、
    前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを利用して異常判定用の閾値を決定する閾値算出手段と、
    通常の制御動作時に計測される温度PVの変化率ΔPVを検出する変化率検出手段と、
    通常の制御動作時に前記変化率ΔPVが前記閾値よりも大きな値になった場合に異常と判定する異常判定手段と、
    この異常判定手段の判定結果をオペレータに通知する判定出力手段とを備えることを特徴とする温度制御装置。
  2. 請求項1記載の温度制御装置において、
    前記閾値算出手段は、前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを加算した結果に予め規定された係数α(α≧1.0)を乗算して前記閾値を算出することを特徴とする温度制御装置。
  3. ヒータに電力を供給する電力調整器に一定振幅の操作量MVを繰り返し出力するリミットサイクルを発生させてPID演算手段のPIDパラメータを設定するリミットサイクル方式のオートチューニング(AT)を実行するAT実行手順と、
    AT実行時の制御対象の温度PVの最大昇温変化率を検出する最大昇温変化率検出手順と、
    AT実行時の制御対象の温度PVの最大降温変化率を検出する最大降温変化率検出手順と、
    前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを利用して異常判定用の閾値を決定する閾値算出手順と、
    前記PID演算手段が前記電力調整器に操作量MVを出力して温度PVを制御する通常の制御動作時に、温度PVの変化率ΔPVを検出する変化率検出手順と、
    通常の制御動作時に前記変化率ΔPVが前記閾値よりも大きな値になった場合に異常と判定する異常判定手順と、
    この異常判定手順の判定結果をオペレータに通知する判定出力手順とを備えることを特徴とする異常判定方法。
  4. 請求項3記載の異常判定方法において、
    前記閾値算出手順は、前記最大昇温変化率と前記最大降温変化率とを加算した結果に予め規定された係数α(α≧1.0)を乗算して前記閾値を算出することを特徴とする異常判定方法。
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